JP2005124376A - 移動体の位置検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストが安価で、メンテナンスが容易であり、しかも高精度の位置検出の可能な車両位置検知システムを構成し得る移動体の位置検知装置を提供する。
【解決手段】コイル装置1を構成する第1及び第2のコイル11、12は閉じられた1つのループを構成し、移動体走行路3の両側に配置されている。移動体2は送信装置21と受信装置22とを含んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体の位置検知装置に関する。本発明に係る移動体の位置検知装置は、磁気浮上式鉄道における車両位置検知、浮上推進用コイルの断線検知などに、広く適用できる。
従来、磁気浮上式鉄道においては、例えば、特許文献1に記載されているように、一般鉄道ではレールに相当するガイドウェイに沿って交差誘導線を敷設し、車両に搭載したアンテナから交差誘導線に対して信号を照射し、交差誘導線に接続された中継装置で信号の受信レベルを監視することにより、連続的に車両位置を検出していた。
しかしながら、交差誘導線自体の敷設コストや、交差誘導線の張力調整などのメンテナンスがかかるという問題を抱えている。
そこで、交差誘導線を用いずに、車輪の回転検知や、車両が走行することにより推進コイルに生じる逆起電力を検出することを原理とする車両位置検出システムが考えられている。
ところが、車輪はゴムタイヤであり一般鉄道の鉄車輪に比較して弾性度が高い。すなわち車両重量や、外的環境(気温等)や、ゴムタイヤの累積走行距離などにより車輪径が変動することが考えられる。
また、逆起電力についても、低速域においては電力が微弱で、位置検知精度がそれ以外の速度域に比較して劣る。
次に、磁気浮上式鉄道は、ガイドウェイの両側壁に浮上・案内コイルを埋設しておき、車両が走行することによって、車両に搭載された超電導磁石によって、当該コイルに起電力を発生させ、磁力を生じさせ、車両を浮上させようとする力(浮上力)と、車両を左右方向に案内しようとする力(案内力)によって、円滑な浮上走行をさせる仕組みとなっている。
両側壁の浮上・案内コイルは、ヌルフラックスケーブルと称されるガイドウェイ底面を貫通するケーブルによって、電気的に接続される構造である。このヌルフラックスケーブルが断線すると案内力が得られなくなる。
浮上・案内コイルは、車両の進行方向に、たとえば90cmの等間隔で敷設されるため、車両を運転する区間長に比例して数が多くなる。したがって、多数のヌルフラックスケーブルそれぞれに対して断線しているかどうかを検出する手段が必要となるが、現状においてはそれを検出する手段がない。
特開平6−270814号公報
本発明の課題は、磁気浮上式鉄道への適用において、コストが安価で、メンテナンスが容易であり、しかも高精度の位置検出の可能な車両位置検知システムを構成し得る移動体の位置検知装置を提供することである。
本発明のもう1つの課題は、磁気浮上式鉄道への適用において、コストが安価で、メンテナンスが容易であり、しかも、ヌルフラックスケーブルの断線を個別的に確実に検知することの可能な断線検知システムを構成し得る移動体の位置検知装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る移動体の位置検知装置は、コイル装置と、移動体とを含む。
前記コイル装置は、移動体走行路に沿って所定間隔で多数配置されており、それぞれは、第1のコイルと、第2のコイルとを含み、前記第1のコイル及び前記第2のコイルは閉じられた1つのループを構成し、移動体走行路の両側に配置されている。
前記移動体は、前記移動体走行路にそって移動するものであって、送信装置と、受信装置とを含んでいる。前記送信装置は、送信アンテナと、送信回路とを含んでいる。前記送信アンテナは、前記第1のコイルと結合し得るように配置されている。前記送信回路は、前記送信アンテナを励振する。
前記受信装置は、第1の受信アンテナと、第2の受信アンテナと、受信回路とを含む。前記第1の受信アンテナ及び前記第2の受信アンテナは、互いにずれをもって前記第2のコイルと結合し、前記送信装置及び前記送信アンテナから送信された信号を受信する。
前記受信回路は、前記第1の受信アンテナ及び前記第2の受信アンテナから供給される受信信号を解読する。
本発明に係る移動体の位置検知装置は、コイル装置を含んでおり、このコイル装置は、移動体走行路に沿って所定間隔で多数配置されており、それぞれは、第1のコイルと、第2のコイルとを含み、第1のコイル及び第2のコイルは移動体走行路の両側に配置されている。
移動体は、移動体走行路にそって移動するものであって、送信装置を含んでいる。送信装置は、送信アンテナと、送信回路とを含んでおり、送信アンテナは、第1のコイルと結合し得るように配置されている。送信回路は送信アンテナを励振する。
したがって、移動体が移動体走行路にそって移動すると、送信アンテナが第1のコイルと結合し、送信アンテナから送信された信号、一般的には交流信号が、コイル装置の第1のコイルによって受信される。コイル装置は、第1のコイルとともに、第2のコイルを含んでおり、第1のコイル及び第2のコイルは閉じられた1つのループを構成しているから、第1のコイルで受信された送信信号が、第2のコイルにも流れる。
移動体は、受信装置を含んでおり、受信装置は、第1の受信アンテナと、第2の受信アンテナとを含む。第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナは、第2のコイルと結合し、送信装置及び送信アンテナから送信された送信信号を受信する。
受信装置は受信回路を含んでおり、受信回路は、第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナから供給される受信信号を解読する。受信信号の解読手法によって、移動体位置検知装置を構成することもできるし、断線検知装置を構成することもできる。
移動体位置検知装置を構成する場合は、受信装置は、次のような原理、手法に従って受信信号を解読する。第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナは、互いにずれをもって第2のコイルと結合するから、第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナに流れる受信信号は、ずれに対応して、平行移動させた波形になる。したがって、第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナの受信信号波形が、互いに交差するタイミングがある。受信装置は、そのタイミングから、第2のコイルに対する移動体の位置を検知することができる。
移動体の位置を知るには、第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナが現に結合している第2のコイルを特定する必要であるが、所定の走行路において、第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナが最初に結合すべき第2のコイルの位置は予め判っているから、それを基準にして結合回数を数えることにより、第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナが現に結合している第2のコイルを特定することができる。
第2のコイルをループ状にした場合、第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナの受信信号波形が、ループの面内で互いに交差するように、設定することができる。この構成によれば、高精度の位置検出を行うことができる。
次に断線検知装置を構成する場合は、第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナが、第2のコイルからの送信信号を受信すべきタイミングなのに、受信信号がないことを、受信装置で判定することにより、コイル装置の断線を検知することができる。第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナが、第2のコイルからの送信信号を受信すべきタイミングであるかどうかは、送信装置による送信信号の送出、移動体の走行に追従したそれまでの受信信号の状態などを参照して、容易に判断することができる。
第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナが最初に結合すべき第2のコイルの位置は予め判っているから、それを基準にして結合回数を数えることにより、第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナが現に結合すべきであって、断線している第2のコイルを特定することができる。
本発明に係る移動体の位置検知装置の重要な適用例は、磁気浮上式鉄道への適用である。この場合、移動体は、磁気浮上車両であり、第1のコイル及び第2のコイルは、磁気浮上車両に浮上力及び案内力を与えるコイル(以下、浮上.案内コイルと称する)である。これらのコイルは、ガイドウェイの両側壁に埋設され、ヌルフラックスケーブルによって接続されている。磁気浮上式鉄道では、車両の走行に伴い、車両に搭載された超電導磁石によって、当該コイルに起電力を発生させ、磁力を生じさせ、車両を浮上させようとする力(浮上力)と、車両を左右方向に案内しようとする力(案内力)によって、円滑に浮上走行をさせる。
本発明に係る移動体の位置検知装置を、磁気浮上式鉄道へ適用した場合、浮上.案内コイルに対する第1のコイル及び第2のコイルの結合から、車両の位置を高精度で検知できる。その検知原理は上に述べたとおりである。浮上・案内コイルは、車両の進行方向に、たとえば90cmの等間隔で敷設される。これらの多数のヌルフラックスケーブルから、車両位置を検知するので、車両位置検知精度が極めて高くなる。
しかも、磁気浮上式鉄道において当然に備えられる浮上・案内コイルを車両位置検知に利用するので、コストが安価で、メンテナンスも容易である。
本発明に係る移動体の位置検知装置を、磁気浮上式鉄道へ適用した場合、浮上.案内コイルに対する第1のコイル及び第2のコイルの結合から、ヌルフラックスケーブルの断線を検知することができることは明らかである。浮上・案内コイルは、既に述べたように、車両の進行方向に、たとえば90cmの等間隔で敷設される。これらの多数のヌルフラックスケーブルの断線を、車両の走行に合わせて個別的に確実に検知することができる。しかも、磁気浮上式鉄道において当然に備えられる浮上・案内コイルを車両位置検知に利用するので、コストが安価で、メンテナンスも容易である。
発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。図は単なる例示に過ぎない。
図1は本発明に係る移動体の位置検知装置の構成を示す電気回路図である。図示された移動体の位置検知装置は、コイル装置1と、移動体2とを含む。コイル装置1は、移動体走行路3に沿って所定間隔Gでn個(n=1、2、3...)が配置されている。コイル装置1のそれぞれは、第1のコイル11と、第2のコイル12とを含む。第1のコイル11及び第2のコイル12は閉じられた1つのループを構成し、移動体走行路3の両側に配置されている。第1のコイル11及び第2のコイル12は、長方形ループなどの形状を有することができる。
移動体2は、移動体走行路3にそって移動するものであって、送信装置21と、受信装置22とを含んでいる。送信装置21は、送信アンテナ211と、送信回路212とを含んでいる。送信アンテナ211は、第1のコイル11と結合し得るように、移動体2の側面などに配置されている。送信回路212は、送信アンテナ211に、例えば交流電流を供給し、これを励振する。
受信装置22は、第1の受信アンテナ221と、第2の受信アンテナ222と、受信回路223とを含む。第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222は、互いにずれをもって、第2のコイル12と結合し、送信装置21及び送信アンテナ211から送信された信号を受信する。
図2は第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222の相対関係を示す図である。図において、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222は、長方形状に形成され、互いにずれΔXをもって第2のコイル12と結合するようになっている。
受信回路223は、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222から供給される受信信号を解読する。受信回路223は、受信信号を解読し、位置検知及び断線検知などに対応した信号処理を行う。
上述したように、本発明に係る移動体の位置検知装置は、コイル装置1を含んでおり、このコイル装置1は、移動体走行路3に沿って所定間隔Gで多数配置されており、それぞれは、第1のコイル11と、第2のコイル12とを含み、第1のコイル11及び第2のコイル12は移動体走行路3の両側に配置されている。
移動体2は、移動体走行路3にそって移動するものであって、送信装置21を含んでいる。送信装置21は、送信アンテナ211と、送信回路212とを含んでおり、送信アンテナ211は、第1のコイル11と結合し得るように配置されている。送信回路212は送信アンテナ211を励振する。
したがって、移動体2が移動体走行路3にそって、矢印Aで示す方向に移動した場合、送信アンテナ211が第1のコイル11と結合し、送信アンテナ211から送信された交流信号が、コイル装置1の第1のコイル11によって受信される。コイル装置1は、第1のコイル11とともに、第2のコイル12を含んでおり、第1のコイル11及び第2のコイル12は閉じられた1つのループを構成しているから、第1のコイル11で受信された送信信号が、第2のコイル12にも流れる。
移動体2は、受信装置22を含んでおり、受信装置22は、第1の受信アンテナ221と、第2の受信アンテナ222とを含む。第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222は、第2のコイル12と結合し、送信装置21及び送信アンテナ211から送信された送信信号を受信する。
受信装置22は受信回路223を含んでいる。受信回路223は、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222から供給される受信信号を解読する。受信信号の解読手法によって、移動体位置検知装置を構成することもできるし、断線検知装置を構成することもできる。
移動体位置検知装置を構成する場合は、受信装置22は、次のような原理及び手法に従って受信信号を解読する。第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222は、互いにずれΔXをもって第2のコイル12と結合するから、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222に流れる受信信号は、ずれΔXに対応して、平行移動させた波形になる。したがって、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222の受信信号波形が、互いに交差するタイミングがある。受信装置22は、そのタイミングから、第2のコイル12に対する移動体2の位置を検知することができる。
移動体2の位置を知るには、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222が現に結合している第2のコイル12を特定する必要であるが、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222が最初に結合すべき第2のコイル12の位置は予め判っているから、それを基準にして結合回数を数えることにより、その累積値から第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222が現に結合している第2のコイル12を特定することができる。
第2のコイル12をループ状にした場合、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222の受信信号波形が、ループの面内で互いに交差するように、設定し得る。この構成によれば、高精度の位置検出を行うことができる。
次に断線検知装置を構成する場合は、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222が、第2のコイル12からの送信信号を受信すべきタイミングなのに、受信信号がないことを、受信装置22で判定することにより、コイル装置1の断線を検知することができる。第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222が、第2のコイル12からの送信信号を受信すべきタイミングであるかどうかは、送信装置21による送信信号の送出、移動体2の走行に追従したそれまでの受信信号の状態などを参照して、容易に判断することができる。
第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222が最初に結合すべき第2のコイル12の位置は予め判っているから、それを基準にして結合回数を数えることにより、その累積値から第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222が現に結合すべきであって、断線している第2のコイル12を特定することができる。
本発明に係る移動体の位置検知装置の重要な適用例は、磁気浮上式鉄道への適用である。図3は磁気浮上式鉄道への適用例を示す図である。移動体2は、磁気浮上の車両(以下参照符号2を付与する)であり、第1のコイル11及び第2のコイル12は、車両2に浮上力及び案内力を与える浮上.案内コイルである。第1のコイル11及び第2のコイル12は、ガイドウェイ4の両側壁41、42に埋設され、ヌルフラックスケーブル5によって接続されている。磁気浮上式鉄道では、車両2の走行に伴い、車両2に搭載された超電導磁石によって、第1のコイル11及び第2のコイル12に起電力を発生させ、磁力を生じさせ、車両2を浮上させようとする力(浮上力)と、車両2を左右方向に案内しようとする力(案内力)によって、円滑に浮上走行をさせる。
第1のコイル11及び第2のコイル12を利用して、浮上力と案内力とを生じさせる一般的な手段として、第1のコイル11及び第2のコイル12のそれぞれは、2つのコイル(111、112)、(121、122)によって構成される。コイル111及びコイル112は互いに上下方向に配置した上で、互いに逆方向の起磁力が生じるように結線される。第2のコイル12を構成するコイル121及びコイル122も同様の構成になる。
本発明に係る移動体の位置検知装置を、磁気浮上式鉄道へ適用した場合、浮上.案内コイルで構成された第1のコイル11及び第2のコイル12に対する第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222の結合から、車両2の位置を高精度で検知できる。その原理は上に述べたとおりであるが、受信回路223の具体例を参照して、更に詳細に説明する。
図4は受信回路223の一例を示すブロック図である。図4に図示された受信回路223は、第1の受信アンテナ221から供給された受信信号を処理する回路部分と、第2の受信アンテナ222から供給された受信信号を処理する回路部分とを有する。これらの回路部分は、互いに同じ回路構成をもつ。
第1の受信アンテナ221から供給された受信信号を処理する回路部分は、トランスなどによって構成された受信信号入力部MTと、バンドパスフィルタBPFと、増幅回路AMPと、整流回路Rfとを有する。第1の受信アンテナ221から出力された受信信号は、受信信号入力部MTを介して、バンドパスフィルタBPFに供給され、所定の周波数帯域に属する信号を抽出する。バンドパスフィルタBPFによって抽出された周波数信号は、増幅回路AMPで所定のレベルまで増幅される。増幅信号は整流回路Rfによって整流され整流信号S21が得られる。
第2の受信アンテナ222から供給された受信信号を処理する回路部分も、第1の受信アンテナ221のための回路部分と同様に、受信信号入力部MTと、バンドパスフィルタBPFと、増幅回路AMPと、整流回路Rfとを有し、同様の回路作用により、整流回路Rfから整流信号S22が得られる。
図示された受信回路223は、更に、シュミット回路SHと、比較回路CMPと、アンドゲートANDとを有する。
整流信号S21は、比較回路CMP及びシュミット回路SHに供給され、整流信号S22は、比較回路CMPに供給される。比較回路CMPでは、整流信号S21の電圧レベルと、整流信号S22の電圧レベルとを比較し、両電圧レベルが等しいとき、高レベルの比較信号S31、S32を出力する。
シュミット回路SHでは、供給された整流信号S21の電圧が、シュミット回路SHで予め設定されたスレッショールドレベル以上であるとき、高レベルのレベル検定信号S4を生じる。
アンドゲートANDは、比較信号S31、S32及びレベル検定信号S4がともに高レベルのとき、高レベルの位置検知信号S0を出力する。本実施例の場合、後で説明するように、比較信号S31、S32のうち、レベル検定信号S4が高レベルのときに高レベルになるのは、比較信号S31である。これにより、第2のコイル12のほぼ中間位置で、位置検知信号S0が得られる。
図5は図4に示した受信回路223の動作を説明する波形図である。次に、図5を参照して図4に示した受信回路223の動作を具体的に説明する。図5(a)は第1のコイル11に対する送信アンテナ211の相対関係、及び、第2のコイル12に対する第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222の相対関係を示す。送信アンテナ211、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222を有する移動体2は、矢印Aで示す方向に走行する。
図5(b)は整流信号S21、S22の波形図、図5(c)は比較信号S31、S32の波形図、図5(d)はシュミット回路SHから出力されるレベル検定信号S4の波形図、図5(e)はアンドゲートANDから出力される位置検知信号S0の波形図である。
図5(a)に示すように、移動体2が矢印Aで示す方向に走行すると、送信アンテナ211から出力された交流信号が、第1のコイル11によって受信され、第1のコイル11に起電力が発生する。第1のコイル11は、ヌルフラックスケーブル5を介して、第2のコイルに1つの回路ループを構成するように接続されているから、第2のコイル12に、第1のコイル11と同じ交流電流が流れる。
送信アンテナ211が第1のコイル11と結合するタイミングと同じタイミングで、第2のコイル12に第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222が結合し、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222によって受信される。この受信信号は、受信信号入力部MT、バンドパスフィルタBPF及び増幅回路AMPを経て、整流回路Rfに供給され、整流回路Rfから整流信号S21、S22が得られる。
ここで、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222は、互いにずれΔXをもって第2のコイル12と結合するから、第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222に流れる受信信号は、ずれΔXに対応して、平行移動させた波形になる。第1の受信アンテナ221及び第2の受信アンテナ222に流れる受信信号に対応する整流信号S21、S22も、図5(b)に示すように、ずれΔXに対応して、平行移動させた波形になる。
したがって、整流信号S21、S22が、互いに交差するタイミングがある。このタイミングでは、整流信号S21、S22の電圧値は互いに等しくなる。そこで、そのタイミングを検出する手段として、比較回路CMPを備える。比較回路CMPでは、整流信号S21、S22の電圧レベルを比較し、電圧レベルが等しいとき、図5(c)に示すように、高レベルの比較信号S31、S32を出力する。比較信号S31、S32は、車両の速度に関連した時間間隔を持つパルス信号である。
一方、整流信号S21はシュミット回路SHにも供給されている。シュミット回路SHでは、整流信号S21の電圧が、シュミット回路SHで予め設定されたスレッショールドレベル以上であるとき、図5(d)に示すように、高レベルのレベル検定信号S4を生じる。
比較回路CMPから出力された比較信号S31、S32及びレベル検定信号S4はアンドゲートANDに供給される。アンドゲートANDは、比較信号S31、S32及びレベル検定信号S4がともに高レベルのとき、高レベルの位置検知信号S0を出力する。本実施例の場合、図5(c)、(d)を合わせてみると明らかなように、比較信号S31、S32のうち、レベル検定信号S4が高レベルのときに高レベルになるのは、比較信号S31である。これにより、図5(e)に示すように、第2のコイル12のほぼ中間位置で、位置検知信号S0が得られる。位置検知信号S0は車両2の速度に関連した時間間隔を持つパルス信号である。
浮上・案内コイルは、車両2の進行方向に、たとえば90cmの等間隔で敷設される。これらの多数のヌルフラックスケーブルから、車両位置を検知するので、車両位置検知精度が極めて高くなる。
しかも、磁気浮上式鉄道において当然に備えられる浮上・案内コイルを車両位置検知に利用するので、コストが安価で、メンテナンスも容易である。
本発明に係る移動体の位置検知装置を、磁気浮上式鉄道へ適用した場合、浮上.案内コイルに対する第1のコイル11及び第2のコイル12の結合から、ヌルフラックスケーブル5の断線を検知することができることは明らかである。
浮上・案内コイルは、既に述べたように、車両2の進行方向に、たとえば90cmの等間隔で敷設される。これらの多数のヌルフラックスケーブル5の断線を、車両2の走行に合わせて個別的に確実に検知することができる。しかも、磁気浮上式鉄道において当然に備えられる浮上・案内コイルを車両位置検知に利用するので、コストが安価で、メンテナンスも容易である。
図6は本発明に係る移動体の位置検知装置の更に別の実施例を示すブロック図である。図は、磁気浮上式鉄道におけるヌルフラックスケーブル断線検知装置として好適な例を示している。車両2は、送信装置21及び受信装置22とともに、検出部23を備える。送信装置21及び受信装置22は、図1〜図5を参照して説明した構成及び作用をなす。再度、簡単に説明すると、送信装置21は送信アンテナ211より交流信号を、浮上・案内コイル11に照射し、照射された信号はヌルフラックスケーブル5を伝わってガイドウェイ反対側の浮上・案内コイル12に誘導される。
受信装置22は、浮上・案内コイル12に誘導された信号を、第1及び第2の受信アンテナ221、222で受信し、受信信号が一定電圧以上である場合に、検出部23に、断線検知信号S0を、パルス信号として出力する。
検出部23は、受信装置22が出力したパルス信号S0と別に設ける車両の速度情報Svの供給を受け、検知したパルス波形の間隔が、所定の設置間隔であるかどうかを判断する。
検出部23では、車両の移動開始前に試験開始位置を設定し、断線検知箇所を記録紙、磁気ディスクまたは光磁気ディスクなどの各種の記録媒体24に記録する。
記録媒体24は、別途準備されたコンピュ−タなどの解析装置61においてチェックされ、その結果が、解析装置61に接続されたディスプレイ62または印刷機63などに記録され、断線発生箇所のメンテナンス作業の手配等に利用される。
上述したヌルフラックスケーブル断線検知装置によれば、車両2の走行にあわせて、通過した浮上・案内コイル11、12の数を監視しながら、信号欠落を監視・記録することができる。
本発明に係る移動体の位置検知装置の構成を示す電気回路図である。 第1の受信アンテナ及び第2の受信アンテナの相対関係を示す図である。 本発明に係る移動体の位置検知装置を磁気浮上式鉄道へ適用した例を示す図である。 受信回路の一例を示すブロック図である。 図4に示した受信回路の動作を説明する波形図である。 本発明に係る移動体の位置検知装置の更に別の実施例を示すブロック図である。
符号の説明
1 コイル装置
2 移動体
11 第1のコイル
12 第2のコイル
21 送信装置
22 受信装置
211 送信アンテナ
212 送信回路
221 第1の受信アンテナ
222 第2の受信アンテナ
223 受信回路

Claims (5)

  1. コイル装置と、移動体とを含む移動体の位置検知装置であって、
    前記コイル装置は、移動体走行路に沿って所定間隔で多数配置されており、それぞれは、第1のコイルと、第2のコイルとを含み、前記第1のコイル及び前記第2のコイルは閉じられた1つのループを構成し、移動体走行路の両側に配置されており、
    前記移動体は、前記移動体走行路にそって移動するものであって、送信装置と、受信装置とを含んでおり、
    前記送信装置は、送信アンテナと、送信回路とを含んでおり、
    前記送信アンテナは、前記第1のコイルと結合し得るように配置されており、
    前記送信回路は、前記送信アンテナを励振するものであり、
    前記受信装置は、第1の受信アンテナと、第2の受信アンテナと、受信回路とを含んでおり、
    前記第1の受信アンテナ及び前記第2の受信アンテナは、互いにずれをもって前記第2のコイルと結合し、前記送信装置及び前記送信アンテナから送信された信号を受信するものであり、
    前記受信回路は、前記第1の受信アンテナ及び前記第2の受信アンテナから供給される受信信号を解読する
    移動体の位置検知装置。
  2. 請求項1に記載された移動体の位置検知装置であって、
    前記移動体は、磁気浮上車両であり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、前記磁気浮上車両に浮上力及び案内力を与えるコイルであり、ヌルフラックスケーブルによって接続されている
    移動体の位置検知装置。
  3. 請求項2に記載された移動体の位置検知装置であって、
    前記受信回路は、前記コイル装置から選択され特定された1つのコイル装置を基準として、前記移動体の走行に伴う前記第1の受信アンテナ及び前記第2の受信アンテナと、前記コイル装置との結合回数を計数し、その計数値から、前記移動体の位置を検知する
    移動体の位置検知装置。
  4. 請求項2に記載された移動体の位置検知装置であって、
    前記受信回路は、前記第1のコイル、前記第2のコイル及びヌルフラックスケーブルの断線及び接続を検知する
    移動体の位置検知装置。
  5. 請求項4に記載された移動体の位置検知装置であって、
    更に、検出部を備え、前記検出部は、前記受信装置から検知信号が供給されるとともに、移動体の速度情報の供給を受け、検知したパルス波形の間隔が、所定の間隔であるかどうかを判断し、記録媒体に記録する
    移動体の位置検知装置。
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