JP2005123677A - 半導体集積回路 - Google Patents

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徹郎 松井
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Abstract

【課題】 半導体集積回路において、論理スレッショルド依存性の低減を図る。
【解決手段】 電流源(MP3)から供給される電流によって充電可能なキャパシタ(Cd)と、入力されたクロック信号に応じて上記キャパシタを放電可能な放電回路(MN3)と、基準電圧を発生するための基準電圧発生回路(11)と、A級増幅動作により上記キャパシタの端子電圧の論理判定を行うA級論理回路(MP4,MN2)と、上記基準電圧発生回路からの基準電圧に基づいて上記電流源に流れる電流量を制御することで、上記A級論理回路の論理スレッショルド電圧のばらつきを補償するための論理スレッショルド電圧補償回路(13)とを設け、上記基準電圧発生回路からの基準電圧に基づいて上記電流源に流れる電流量を制御することで、上記A級論理回路の論理スレッショルド電圧のばらつきを補償することで、上記論理スレッショルド依存性の低減を達成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源電圧や論理スレッショルドに依存しない半導体集積回路技術に関し、例えばクロック信号の周波数を検出可能な周波数検出回路に適用して有効な技術に関する。
一般に、半導体集積回路、例えば中央処理装置(CPU)や、電気的に書き込みおよび消去が可能な不揮発性記憶装置(EEPROM)等では、外部から印加されるクロック信号の周波数が大きく変動すると、誤動作したり暴走したりするため、誤動作防止やEEPROMのデータ保護のために、周波数が規格内かどうかを検出する必要がある。周波数検出回路としては、例えばCR時定数を利用して入力信号を鈍らせて周波数を検出する方式が知られている(特許文献1参照)。
また、基準電流源を利用して基準電流を発生するための基準電流源と、この基準電流源の出力電流によって充電されるキャパシタと、キャパシタの端子電圧が参照電圧を越えたか否かを検出可能なコンパレータとを含み、上記コンパレータの出力に基づいて周波数を検出することが考えられる。
特開平10−288635号公報(図1)
上記特許文献1によれば、CR時定数を用いて電源電圧等に依存しないようにしたディレイ回路については開示されているが、バッファ回路の論理スレッショルド依存性が考慮されていないことが本願発明者によって見いだされた。例えば、CR時定数回路の充放電によって決定される端子電圧が後段のバッファ回路で受け、このバッファ回路の論理スレッショルド電圧を基準に上記CR時定数回路の端子電圧が論理レベルに変換されるため、バッファ回路の論理スレッショルド電圧が変動は、クロック周波数の検出結果に大きく影響する。従って、クロック信号の周波数の検出精度を向上させるには、バッファ回路の論理スレッショルド依存性を低減する必要がある。
また、基準電圧を発生させる回路では、抵抗分割による電圧、又はバンドギャップ電圧が利用される。前者は消費電流を減らすために抵抗分割の抵抗値が大きくなり、チップ占有面積の増大を招く。後者の場合、バンドギャップ電圧を形成するための回路が必要となる。さらに、参照電圧が任意の電圧の場合、コンパレータが必要になり、オフセットが小さくて高速のコンパレータを設計すると、回路規模が大きくなってしまう。
本発明の目的は、半導体集積回路において、論理スレッショルド依存性の低減を図ることにある。また、本発明の別の目的は、半導体集積回路において、論理スレッショルド依存性、電源電圧依存性の低減、及び回路の規模の縮小化を図ることにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、電流を供給可能な電流源と、上記電流源から供給される電流によって充電可能なキャパシタと、入力されたクロック信号に応じて上記キャパシタを放電可能な放電回路と、基準電圧を発生するための基準電圧発生回路と、A級増幅動作により上記キャパシタの端子電圧の論理判定を行うA級論理回路と、上記基準電圧発生回路からの基準電圧に基づいて上記電流源に流れる電流量を制御することで、上記A級論理回路の論理スレッショルド電圧のばらつきを補償するための論理スレッショルド電圧補償回路とを設ける。
上記の手段によれば、上記論理スレッショルド電圧補償回路は、上記基準電圧発生回路からの基準電圧に基づいて上記電流源に流れる電流量を制御することで、上記A級論理回路の論理スレッショルド電圧のばらつきを補償する。このことが、上記A級論理回路の論理スレッショルド依存性の低減を達成する。
このとき、回路規模の縮小化を図るため、上記基準電圧発生回路は、ダイオード接続されたトランジスタを含み、このトランジスタに生ずる電圧を上記基準電圧として出力するように構成すると良い。また、上記基準電圧発生回路は、高電位側電源に結合された第1トランジスタと、上記第1トランジスタに直列接続された定電流源と、上記第1トランジスタにカレントミラー結合された第2トランジスタと、ダイオード接続され、上記第2トランジスタとグランドラインとの間に結合された第3トランジスタとを含み、上記第3トランジスタに生じた電圧を上記基準電圧として出力するように構成することができる。
そして回路の電源電圧依存性の低減を図るため、上記A級論理回路は、上記第1トランジスタにカレントミラー結合された第4トランジスタと、上記第4トランジスタに直列接続され、上記キャパシタの端子電圧によって駆動される第5トランジスタと、を含み、上記第5トランジスタは上記第4トランジスタによってA級動作するようにバイアスされるように構成すると良い。
さらに、入力されたクロック信号を遅延可能な遅延回路と、上記遅延回路の出力信号に基づいて上記クロック信号の周波数を判定する可能な判定回路とを含んで半導体集積回路が構成されるとき、上記遅延回路は、電流を供給可能な電流源と、上記電流源から供給される電流によって充電可能なキャパシタと、入力されたクロック信号に応じて上記キャパシタを放電可能な放電回路と、基準電圧を発生するための基準電圧発生回路と、A級増幅動作により上記キャパシタの端子電圧の論理判定を行うA級論理回路と、上記基準電圧発生回路からの基準電圧に基づいて上記電流源に流れる電流量を制御することで、上記A級論理回路の論理スレッショルド電圧のばらつきを補償するための論理スレッショルド電圧補償回路とを含んで構成することができる。その場合において、上記基準電圧発生回路は、回路規模の縮小化を図るため、ダイオード接続されたトランジスタを含み、このトランジスタに生ずる電圧を上記基準電圧として出力するように構成すると良い。また、上記基準電圧発生回路は、高電位側電源に結合された第1トランジスタと、上記第1トランジスタに直列接続された定電流源と、上記第1トランジスタにカレントミラー結合された第2トランジスタと、ダイオード接続され、上記第2トランジスタとグランドラインとの間に結合された第3トランジスタとを含み、上記第3トランジスタに生じた電圧を上記基準電圧として出力するように構成することができる。そして回路の電源電圧依存性の低減を図るため、上記A級論理回路は、上記第1トランジスタにカレントミラー結合された第4トランジスタと、上記第4トランジスタに直列接続され、上記キャパシタの端子電圧によって駆動される第5トランジスタと、を含み、上記第5トランジスタは上記第4トランジスタによってA級動作するようにバイアスされるように構成すると良い。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、基準電圧発生回路からの基準電圧に基づいて上記電流源に流れる電流量を制御してA級論理回路の論理スレッショルド電圧のばらつきを補償することにより、上記A級論理回路の論理スレッショルド依存性の低減を達成することができる。
また、基準電圧発生回路は、ダイオード接続されたトランジスタに生ずる電圧を基準電圧として出力するように構成することにより、回路規模の縮小化を図ることができる。
さらに、カレントミラー回路を用いることで電源電圧依存性の低減を図ることができる。
図3には本発明にかかる半導体集積回路の一例である周波数検出回路が示される。図1に示される周波数検出回路30は、特に制限されないが、公知の半導体集積回路製造技術により単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板に形成され、入力されたクロック信号CLKを遅延するためのディレイ回路31と、このディレイ回路31の出力信号に基づいて上記クロック信号CLKの周波数が所定の周波数より高いか低いかを判定するための判定回路32とを含んで成る。ディレイ回路31では、後に詳述するように、入力されるクロック信号のパルス幅が所定の遅延時間ΔTより長いか短いかが判別され、判定回路32では、その判別結果に基づいて、クロック信号の周波数が基準周波数(検出閾値)よりも低いか、あるいは高いかの判定が行われる。このようにして、入力クロック信号の周波数検出が行われる。
図1には上記ディレイ回路31の構成例が示される。
図1に示されるディレイ回路31は、特に制限されないが、基準電圧を発生するための基準電圧発生回路11と、入力端子INを介して入力されたクロック信号の周波数を検出可能な周波数検出部14と、この周波数検出部14の検出結果を後段回路に出力するための出力バッファ12と、上記周波数検出部14に含まれるA級論理回路の論理スレッショルド電圧を補償するための論理スレッショルド電圧補償回路13とを含む。
上記基準電圧発生回路11は、特に制限されないが、高電位側電源Vccに結合されたpチャネル型MOSトランジスタMP0と、このpチャネル型MOSトランジスタMP0に直列接続された定電流源15と、上記pチャネル型MOSトランジスタMP0にカレントミラー結合されたpチャネル型MOSトランジスタMP1と、このpチャネル型MOSトランジスタMP1に直列接続されたnチャネル型MOSトランジスタMN1とを含む。上記MOSトランジスタMP0,MP1のカレントミラー比は、1:Nとされ、MOSトランジスタMP1,MN1には、MOSトランジスタMP0や定電流源15に流れる電流I0に対してN倍の電流NI0が流れる。また、MOSトランジスタMN1は、ダイオード接続され、ドレイン電極とゲート電極とが結合されている。このようなMOSトランジスタMN1のドレイン電極及びゲート電極と、グランドGNDラインとの間に生じた電圧が基準電圧Vrefとして、後段の論理スレッショルド電圧補償回路13に伝達される。
上記周波数検出部14は、特に制限されないが、pチャネル型MOSトランジスタMP3,MP4、nチャネル型MOSトランジスタMN2,MN3、キャパシタCd、及び出力バッファ12とを含む。上記キャパシタCdは、上記pチャネル型MOSトランジスタMP3とグランドGNDラインとの間に接続され、上記nチャネル型MOSトランジスタMP3を介して流れる電流によって充電される。また、上記キャパシタCdにはnチャネル型MOSトランジスタが並列接続される。このnチャネル型MOSトランジスタMN3は、入力端子INを介して入力されたクロック信号に応じて上記キャパシタCdの蓄積電荷を放出(放電)する。上記pチャネル型MOSトランジスタMP3と上記キャパシタCdとの直列接続ノードの電圧をV1とする。この電圧V1はnチャネル型MOSトランジスタMN2のゲート電極に伝達される。nチャネル型MOSトランジスタMN2は、pチャネル型MOSトランジスタMP4に直列接続される。このpチャネル型MOSトランジスタMP4は上記基準電圧発生回路11におけるpチャネル型MOSトランジスタMP0にカレントミラー結合される。MOSトランジスタMP0,MP4のカレントミラー比は1:Kとされ、pチャネル型MOSトランジスタMP4及びnチャネル型MOSトランジスタMN2には、上記pチャネル型MOSトランジスタMP0に流れる電流I0のK倍の電流KI0が流れる。この電流KI0が流れることでnチャネル型MOSトランジスタMN2はA級増幅可能にバイアスされる。上記pチャネル型MOSトランジスタと上記nチャネル型MOSトランジスタMN2との直列接続ノードの電圧はV2とされる。この電圧V2は後段の出力バッファ12に伝達される。この出力バッファ12は、出力端子OUTを介して信号出力を行う。
上記論理スレッショルド電圧補償回路13は、演算増幅器AMP1、pチャネル型MOSトランジスタMP2、及び抵抗Rrefが結合されて成る。上記演算増幅器AMP1は、反転入力端子(−)と非反転出力端子(+)とを有し、上記反転端子には、上記基準電圧発生回路11からの基準電圧Vrefが伝達される。上記pチャネル型MOSトランジスタMP2は高電位側電源Vccに結合され、このpチャネル型MOSトランジスタMP2に抵抗Rrefが直列接続される。pチャネル型MOSトランジスタMP2と抵抗Rrefとの直列接続ノードは演算増幅器AMP1の非反転入力端子に結合される。また、演算増幅器AMP1の出力端子は、上記pチャネル型MOSトランジスタMP2のゲート電極に結合される。演算増幅器AMP1は、pチャネル型MOSトランジスタMP2と抵抗Rrefとの直列接続ノードの電圧と、上記基準電圧発生回路11からの基準電圧Vrefとを比較し、その比較結果に応じて上記pチャネル型MOSトランジスタMP2に流れる電流Irefが制御されることにより、pチャネル型MOSトランジスタMP2と抵抗Rrefとの直列接続ノードの電圧が上記基準電圧Vrefに等しくされる。
上記周波数検出部14におけるpチャネル型MOSトランジスタMP3は、上記pチャネル型MOSトランジスタMP2にカレントミラー結合される。MOSトランジスタMP2,MP3のカレントミラー比は1:Mとされ、MOSトランジスタMP3には、MOSトランジスタMP2に流れる電流IrefのM倍の電流MIrefが流れる。この電流MIrefによってキャパシタCdの充電が行われる。
上記の構成の動作について説明する。
演算増幅器AMP1の反転入力端子に印加される基準電圧Vrefは、次式で示される。ここで、LMN1はnチャネル型MOSトランジスタMN1のゲート長、βMN1はnチャネル型MOSトランジスタMN1のμCox(μは移動度、Coxは酸化膜容量)、WMN1はnチャネル型MOSトランジスタMN1のゲート幅、Vthはnチャネル型MOSトランジスタMN1のしきい値である。
Figure 2005123677
pチャネル型MOSトランジスタMP2に流れる電流Irefは、Iref=Vref/Rrefとされるから、これに数1を代入すると、次式が得られる。
Figure 2005123677
pチャネル型MOSトランジスタMP3に流れる電流MIrefによってキャパシタCdが充電され、入力端子INを介して入力されるクロック信号に応じてnチャネル型MOSトランジスタMN3が動作されることで、キャパシタCdの放電が行われる。この動作によって、ディレイ回路31におけるディレイ時間ΔTが決定される。このディレイ時間ΔTは、ΔT=Cd・Vlt/(MIref)によって示される。ここで、Vltは、pチャネル型MOSトランジスタMP4に、nチャネル型MOSトランジスタMN2が直列接続されることで形成されるA級インバータ(A級論理回路)の論理スレッショルド電圧とされる。このA級インバータ(MP4,MN2)の論理スレッショルド電圧Vltは、次式によって示される。ここで、ここで、LMN2はnチャネル型MOSトランジスタMN2のゲート長、βMN2はnチャネル型MOSトランジスタMN2のμCox(μは移動度、Coxは酸化膜容量)、WMN2はnチャネル型MOSトランジスタMN2のゲート幅、Vthはnチャネル型MOSトランジスタMN2のしきい値である。
Figure 2005123677
ディレイ回路31におけるカレントミラー比N=K、MOSトランジスタMN1とMN2とのチャネル幅W,Lが等しいものとする。この条件下で、入力端子INからの入力クロック信号がH(論理値“1”を意味する)レベルからLレベルに下げられたとき、電流MIrefによってキャパシタCdの充電が行われ、電圧V1が上昇する。そしてこの電圧V1がA級インバータ(MP4,MN2)の論理スレッショルド電圧Vltを越えると、このA級インバータ(MP4,MN2)の出力電圧V2がHレベルからLレベルに遷移し、それに応じて出力バッファ12の出力信号もHレベルからLレベルに遷移する。
電圧V1がA級インバータ(MP4,MN2)の論理スレッショルド電圧Vltに達する前に、入力端子INからの入力クロック信号がLレベルからHレベル上げられたとき、電圧V1はLレベルであり、出力バッファ12の出力信号はHレベルから変化しない。つまり、周波数検出部14では、入力端子INを介して入力されるクロック信号のパルス幅がΔTより長いか短いかが判別され、出力端子OUTがHレベルからLレベルに反転された場合には、クロック信号の周波数は基準周波数(検出閾値)よりも低いことを示し(図2(A)参照)、出力端子OUTがHレベルのままの場合には基準周波数より高いことを示している(図2(B)参照)。このようにして、入力クロック信号の周波数検出が行われる。このとき、検出周波数Fdetは、入力デューティ比50%−50%の場合、Fdet=2M/(Cd・Rref)となり、CR時定数とカレントミラー比とで一義的に決定される。
上記ディレイ回路31での遅延時間ΔTは、上記数2,数3との関係で、次式のように示される。ここで、CdはキャパシタCdの容量値を示している。
Figure 2005123677
そしてこの数4は、数5に示される条件下で、数6に示されるように変形される。
Figure 2005123677
ここで、遅延時間ΔTの式では、A級インバータ(MP4,MN2)の論理しきい値Vltが無くなってしまう。これにより、遅延時間ΔTが、A級インバータ(MP4,MN2)の論理しきい値Vltに依存しないことは明らかである。
上記の例によれば、以下の作用効果を得ることができる。
(1)上記論理スレッショルド電圧補償回路13は、上記基準電圧発生回路11からの基準電圧Vrefに基づいてpチャネル型MOSトランジスタMP3(電流源)に流れる電流量を制御することで、A級論理回路(MP4,MN2)の論理スレッショルド電圧のばらつきを補償する。それにより、A級論理回路(MP4,MN2)の論理スレッショルド依存性が低減される。
(2)トランジスタの結合にカレントミラー結合が利用されているため、電源電圧Vccの変動に依存されない。
(3)基準電圧発生回路11は、ダイオード接続されたトランジスタMN1を含み、このトランジスタMN1に生ずる電圧を上記基準電圧として出力するように構成することで基準電圧Vrefを得ることができる。かかる構成によれば、抵抗分割による電圧、又はバンドギャップ電圧が利用される場合に比べて、基準電圧発生回路11の回路規模が小さくて済む。
図5には、上記ディレイ回路31の別の構成例が示される。
図5に示される構成では、図1に示される周波数検出部14や出力バッファ12とは別に、当該周波数検出部14や出力バッファ12に相当する回路がもう一組追加されている。すなわち、pチャネル型MOSトランジスタMP5,MP6、nチャネル型MOSトランジスタMN4,MN5、キャパシタCd2が結合されて成る周波数検出部24と、その後段に配置された出力部22とが新たに設けられている。そして、上記入力端子INを介して入力されたクロック信号の論理を反転するためのインバータ51が設けられ、このインバータ51の出力信号が上記周波数検出部24に伝達されるようになっている。かかる構成によれば、周波数検出部24においては、インバータ51で論理が反転された信号に基づいて周波数検出が行われ、この周波数検出結果が後段の出力バッファ22を介して後段回路へ伝達される。つまり、周波数検出部14では、上記入力端子INを介して入力されたクロック信号のLレベルのパルス幅に基づいて周波数検出が行われるのに対して、周波数検出部24では、上記入力端子INを介して入力されたクロック信号のHレベルのパルス幅に基づいて周波数検出が行われる。このように上記入力端子INを介して入力されたクロック信号のLレベルのパルス幅、及びHレベルのパルス幅の双方に基づいて周波数検出が行われることから、周波数検出の精度向上を図ることができる。
図6には、上記ディレイ回路31の別の構成例が示される。
図6に示される構成では、pチャネル型MOSトランジスタMP4のバイアスを演算増幅器AMP1の出力電圧によって行われるようになっている。本回路では、I0=Irefの条件下で、pチャネル型MOSトランジスタMP4には、電流KI0が流れるようになっている。したがって、図6に示される構成においても、図1に示されるのと同様の作用効果を得ることができる他、図1におけるpチャネル型MOSトランジスタMP0や定電流源15が不要になるという利点がある。
また、上記遅延回路は、発振回路に適用することができる。例えば図4に示されるように、二つのディレイ回路41,42と、ディレイ回路41の出力信号の論理を反転するインバータ43と、ディレイ回路42の出力信号の論理を反転するインバータ44と、上記インバータ43の出力信号によってセットされ、上記インバータ44の出力信号によってリセットされるフリップフロップ回路45とを含んで発振回路を構成することができる。上記フリップフロップ回路41の非反転出力Qはディレイ回路41に入力され、上記フリップフロップ回路41の反転出力Q*はディレイ回路42に入力される。上記ディレイ回路41,42には、図1、図5、図6に示される回路を適用することができる。
以上本発明者によってなされた発明を具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野である周波数検出回路や発振回路に適用した場合について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、半導体集積回路に広く適用することができる。
本発明は、少なくとも電流源から供給される電流によって充電可能なキャパシタや、入力されたクロック信号に応じて上記キャパシタを放電可能な放電回路を含むことを条件に提供することができる。
本発明にかかる半導体集積回路の一例である周波数検出回路に含まれるディレイ回路の構成例回路図である。 図1に示されるディレイ回路における主要部の動作波形図である。 上記周波数検出回路の構成例ブロック図である。 上記ディレイ回路が適用された発振回路の構成例ブロック図である。 上記ディレイ回路の別の構成例回路図である。 上記ディレイ回路の別の構成例回路図である。
符号の説明
31 ディレイ回路
32 判定回路
11 基準電圧発生回路
12 出力バッファ
13 論理スレッショルド電圧補償回路
14 周波数検出部
AMP1 演算増幅回路
MP0〜MP6 pチャネル型MOSトランジスタ
MN0〜MN5 nチャネル型MOSトランジスタ

Claims (5)

  1. 電流を供給可能な電流源と、
    上記電流源から供給される電流によって充電可能なキャパシタと、
    入力されたクロック信号に応じて上記キャパシタを放電可能な放電回路と、
    基準電圧を発生するための基準電圧発生回路と、
    A級増幅動作により上記キャパシタの端子電圧の論理判定を行うA級論理回路と、
    上記基準電圧発生回路からの基準電圧に基づいて上記電流源に流れる電流量を制御することで、上記A級論理回路の論理スレッショルド電圧のばらつきを補償するための論理スレッショルド電圧補償回路と、を有することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 上記基準電圧発生回路は、ダイオード接続されたトランジスタを含み、このトランジスタに生ずる電圧を上記基準電圧として出力する請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 上記基準電圧発生回路は、高電位側電源に結合された第1トランジスタと、
    上記第1トランジスタに直列接続された定電流源と、
    上記第1トランジスタにカレントミラー結合された第2トランジスタと、
    ダイオード接続され、上記第2トランジスタとグランドラインとの間に結合された第3トランジスタと、を含み、上記第3トランジスタに生じた電圧を上記基準電圧として出力する請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 上記A級論理回路は、上記第1トランジスタにカレントミラー結合された第4トランジスタと、
    上記第4トランジスタに直列接続され、上記キャパシタの端子電圧によって駆動される第5トランジスタとを含む請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 入力されたクロック信号を遅延可能な遅延回路と、上記遅延回路の出力信号に基づいて上記クロック信号の周波数を判定する可能な判定回路と、を含む半導体集積回路であって、
    上記遅延回路は、電流を供給可能な電流源と、
    上記電流源から供給される電流によって充電可能なキャパシタと、
    入力されたクロック信号に応じて上記キャパシタを放電可能な放電回路と、
    基準電圧を発生するための基準電圧発生回路と、
    A級増幅動作により上記キャパシタの端子電圧の論理判定を行うA級論理回路と、
    上記基準電圧発生回路からの基準電圧に基づいて上記電流源に流れる電流量を制御することで、上記A級論理回路の論理スレッショルド電圧のばらつきを補償するための論理スレッショルド電圧補償回路と、を含んで成ることを特徴とする半導体集積回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010082239A1 (ja) * 2009-01-13 2010-07-22 パナソニック株式会社 比較器およびa/d変換器

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WO2010082239A1 (ja) * 2009-01-13 2010-07-22 パナソニック株式会社 比較器およびa/d変換器

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