JP2005121896A - 写真シール作成装置および写真シール作成方法、並びにプログラム - Google Patents

写真シール作成装置および写真シール作成方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの満足度を維持しつつ、ユーザの回転率を上げることができるようにする。
【解決手段】ある利用者が装置の利用を終えてから、次の利用者が装置の利用を開始するまでの時間に基づいて混雑時であると判定された場合、写真シール作成装置1のモードとして早退優遇モードが設定される。早退優遇モードが設定されている場合、撮影処理と、撮影処理に続けて行われる編集処理を予め設定されている制限時間内に終了させたユーザに対して特典が提供される。特典の内容は、より早いタイミングでそれらの処理を終了させたユーザに対して、より程度の高いものとされ、より早いタイミングで処理を終了させることが促される。本発明は、撮影処理と、その撮影処理により得られた画像の編集を行う編集処理を含む一連の処理を、代金を支払ったユーザに提供する写真シール作成装置に適用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は写真シール作成装置および写真シール作成方法、並びにプログラムに関し、特に、ユーザの満足度を維持しつつ、ユーザの回転率を上げることができるようにした写真シール作成装置および写真シール作成方法、並びにプログラムに関する。
従来、被写体を撮影し、これを予め用意されたフレーム画像と合成してシール紙などに印刷して提供する画像プリント作成装置(例えば、プリント倶楽部(登録商標))が知られている。この画像プリント作成装置では、ユーザが画像編集を行なうことができる。
一般的には、画像プリント作成装置には、装置の接客回転率を維持するために、1回のゲーム(撮影および編集)毎に制限時間が設けられており、ユーザは、画像プリント作成装置に設けられる撮影用の1台のカメラで撮影した後、選択した画像に対して落書きをする。
この制限時間を管理するものとして、例えば、特許文献1には、撮影空間と編集空間を分離して、撮影空間に次のユーザがいない場合、編集時間を延長または制限する画像プリント作成装置が提案されている。
特許第3324038号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような画像プリント作成装置においては、閑散時間帯(待っているユーザがいない時間帯)には、編集時間が延長されることからユーザの満足度を向上させることはできるが、繁忙時間帯(混雑時)には、装置の稼動率(ユーザの回転率)が頭打ちになってしまうという課題があった。
これは、制限時間に余裕を残してゲーム(撮影および編集)を終了可能な場合であっても、長時間並んだため、制限時間ぎりぎりまで時間を使い切ろうとするユーザ心理からくるものである。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、画像プリント作成装置の混雑時においても、ユーザの満足度を維持しつつ、ユーザの回転率を向上させることができるようにするものである。
本発明の写真シール作成装置は、撮影処理、および、その撮影処理により得られた画像の編集を行う編集処理を含む一連の処理を、代金を支払ったユーザに提供する写真シール作成装置であって、撮影処理を行っているユーザ、および、編集処理を行っているユーザのうちの少なくともいずれかのユーザに対して、予め設定されている制限時間内に残余時間を残してその処理を終えることを提案する提案手段と、提案手段による提案に応じて、制限時間内に撮影処理または編集処理を終えたユーザに対して特典を提供する提供手段とを備えることを特徴とする。
ここで、「撮影処理を行っているユーザ」と「編集処理を行っているユーザ」は、複数人からなるグループのユーザであってもよいし、個人のユーザであってもよい。また、「撮影処理を行っているユーザ」と「編集処理を行っているユーザ」は、同一のユーザであってもよいし、異なるユーザであってもよい。
「特典」は、例えば、各種のクーポン券や、撮影し、編集を施して得られる編集済みの画像を、ユーザの携帯電話機などに配信するサービス、或いは、シール紙に特殊なコーティングが施されるサービスなど、ユーザが、制限時間内に残余時間を残して撮影処理や編集処理を終えることに価値を見い出すことができるようなものであればどのような特典が用意されるようにしてもよい。
提案手段は、残余時間が所定時間以上あれば利用者に特典を提供するするようにすることができる。
提供手段は、撮影処理の終了時における残余時間、および、編集処理の終了時における残余時間に応じて、特典の内容を変えて提供するようにすることができる。
例えば、より長い残余時間を残して撮影処理や編集処理を終えたユーザに対しては、より程度の高い内容の特典が提供される。
提案手段による提案、および、提供手段による特典の提供は、単位時間あたりの利用されていない時間が所定の時間より少ない場合に行われるようにすることができる。
本発明の写真シール作成装置は、写真シール作成装置の利用を開始することにより、特典を受けることができることを提示する提示手段をさらに備えるようにすることができる。
編集処理により編集が施された画像とともに、特典を受けるためにユーザが用いる上方をシール紙に印刷する印刷手段をさらに備え、提供手段は、印刷手段により印刷されたシール紙を提供するようにすることができる。
編集処理を行う編集空間と、撮影処理を行う撮影空間とが異なる空間として形成され、編集処理を第1のユーザが行なうとともに撮影処理を第2のユーザが行なっている場合、提案手段は、制限時間内に撮影処理を終了させた第2のユーザからの要求に応じて、第1の特典を受ける代わりに、編集処理を終えることを編集処理を継続している編集空間にいる第1のユーザに対して提案するようにすることができる。
提案手段は、第2のユーザからの1度目の提案に対して第1のユーザが編集処理を終えなかった場合において、第2のユーザから再度の提案が要求されたとき、第1の特典とは異なる第2の特典を受ける代わりに、制限時間内に編集処理を終えることを第1のユーザに対して再度提案するようにすることができる。この場合、本発明の写真シール作成装置は、再度の提案に応じて第1のユーザが編集処理を終えた場合、第2のユーザが編集空間で行う編集処理に、予め設定された制限を設定する設定手段をさらに備えるようにすることができる。
本発明の写真シール作成方法は、撮影処理、および、その撮影処理により得られた画像の編集を行う編集処理を含む一連の処理を、代金を支払ったユーザに提供する写真シール作成装置の写真シール作成方法であって、所定の制限時間を設定し、ユーザを撮影する撮影ステップと、所定の制限時間を設定し、撮影ステップの処理により撮影されたユーザの画像を編集する編集ステップと、撮影ステップの処理で提供される撮影処理を行っているユーザ、および、編集ステップの処理で提供される編集処理を行っているユーザのうちの少なくともいずれかのユーザに対して、予め設定されている制限時間内にその処理を終えることを提案する提案ステップと、提案ステップの処理による提案に応じて、制限時間内に編集処理または編集処理を終えたユーザに対して特典を提供する提供ステップとを含むことを特徴とする。
編集処理を行う編集空間と、撮影処理を行う撮影空間とが異なる空間として形成され、編集処理を第1のユーザが行なうとともに撮影処理を第2のユーザが行なっている場合、提案ステップの処理は、制限時間内に撮影処理を終了させた撮影空間にいる第2のユーザからの要求に応じて、第1の特典を受ける代わりに、編集処理を終えることを編集空間にいる第1のユーザに対して提案するようにすることができる。
本発明のプログラムは、撮影処理、および、その撮影処理により得られた画像の編集を行う編集処理を含む一連の処理を、代金を支払ったユーザに提供する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、所定の制限時間を設定し、ユーザを撮影する撮影ステップと、所定の制限時間を設定し、撮影ステップの処理により撮影されたユーザの画像を編集する編集ステップと、撮影ステップの処理で提供される撮影処理を行っているユーザ、および、編集ステップの処理で提供される編集処理を行っているユーザのうちの少なくともいずれかのユーザに対して、予め設定されている制限時間内にその処理を終えることを提案する提案ステップと、提案ステップの処理による提案に応じて、制限時間内に編集処理または編集処理を終えたユーザに対して特典を提供する提供ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の写真シール作成装置および写真シール作成方法、並びにプログラムにおいては、撮影処理を行っているユーザ、および、編集処理を行っているユーザのうちの少なくともいずれかのユーザに対して、予め設定されている制限時間内に残余時間を残してその処理を終えることが提案され、その提案に応じて、制限時間内に撮影処理または編集処理を終えたユーザに対して特典が提供される。
本発明によれば、撮影や編集を短い時間で終了させることができる。また、写真シール作成装置の利用を早い時間で終えることをユーザに促すことができる。さらに、混雑時においてもユーザの満足度を維持しつつ、ユーザの回転率を向上させることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明を適用した写真シール作成装置1の外観の構成例を示している。
写真シール作成装置1には、主に筐体11、天井パネル12、側面パネル13−1、側面パネル13−2および背景パネル14が設けられている。筐体11の対向する面には背景パネル14が設けられ、その背景パネル14の左右に接するように、側面パネル13−1と側面パネル13−2が配置されている。天井パネル12は、筐体11、側面パネル13−1、側面パネル13−2、および背景パネル14に支持されている。なお以下において、側面パネル13−1と側面パネル13−2のそれぞれを個別に区別する必要がない場合、側面パネル13と称する。
撮影編集空間15は、筐体11、天井パネル12、側面パネル13、背景パネル14により囲われて形成されている。また、撮影編集空間15の内部が外側から見えないように、撮影編集空間15の出入口部分には、図示せぬカーテンが取り付けられる。
写真シール作成装置1の筐体11上方の、床に対して垂直な面11Aには、照明装置64−1および照明装置64−2が配置されている。また、面11Aのほぼ中央には、ユーザを撮影するためのカメラ61が設けられている。照明装置64−1および照明装置64−2(以下、個々に区別する必要が無い場合、照明装置64と称する)は、通常時にはユーザを照らす照明として機能すると共に、撮影時にはフラッシュとしても機能する。
筐体11の面11Bには、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などよりなる撮影編集用モニタ62が設置されている。撮影編集用モニタ62には、透明なタッチパネル152(図4を参照して後述する)が積層されている。撮影編集用モニタ62は、撮影の案内、カメラ61により撮影された被写体の画像、および、編集操作の案内などを表示する。
ユーザは、表示される各種の選択要求に対して、タッチペン63−1およびタッチペン63−2(以下、個々に区別する必要が無い場合、タッチペン63と称する)で撮影編集用モニタ62を軽く触れることにより、各種の指示を入力することができる。また、ユーザは、撮影編集用モニタ62に表示される画像に対して、タッチペン63で撮影編集用モニタ62の表面に触れることにより落書きなどを行うことができる。このように使用されるタッチペン63は、使用時以外のときは面11Bに形成される差込口(図示せず)に差し込まれる。
筐体11の面11Cには、コインの投入を受け付けるコイン投入口31が設けられている。
筐体11の側面11Dには、シール取り出し口32および残時間表示モニタ33が設置されている。シール取り出し口32は、編集済みの画像が印刷されたシール紙を排出し、ユーザに提供する。残時間表示モニタ33は、CRTやLCDなどより構成され、主に、ゲーム(撮影および編集)を待っているユーザ(まだコインを投入していないユーザ)が、撮影編集空間15に入場可能となるまでの最大待ち時間を表示する。
残時間表示モニタ33は、例えば図2に示されるような画面を表示する。図2において、残時間表示モニタ33には、「あと88秒待ってね!!」というコメント91と「混雑時、早退優遇モード実施中!!」というコメント92が表示されている。
コメント91の「88」はデジタル表示とされており、1秒毎に表示が切り替えられる。この最大待ち時間は、例えば、そのとき撮影編集空間15で撮影と編集を行っているユーザに与えられているゲームの残時間(前のユーザに与えられている撮影残時間と編集残時間を加算した時間、すなわち、前のユーザが撮影編集空間15から退出するまでの時間)である。また、図2の例の場合、混雑しているため早退優遇モードが実施されていることがコメント92により表されている。早退優遇モードの詳細については後述する。
残時間表示モニタ33は、図2の例の他、図3に示されるような画面を表示するようにしてもよい。図3においては、残時間表示モニタ33に、最大待ち時間(前のユーザが撮影編集空間15から退出するまでの時間)を示すインジゲータ101とともに、「B子もびっくり ホラーモード絶叫中(時短コース選択)」というコメント102が表示されている。
図3の例の場合、インジゲータ101は残時間が30秒であることを示している(点線で示される「75」秒、「60」秒、「45」秒は、その残時間を既に経過していることを示している)。このインジゲータ101は、通常、「75秒→60秒→45秒→30秒→15秒」と遷移表示されるが、前のユーザがゲームのプレイ中(撮影および編集中)に、早期終了を行なった場合には、例えば「75秒→15秒」(75秒から15秒へと)スキップして表示が切り替えられる。なおこのとき、次のユーザの入場可能時間が近づいていることを強調するために、ブザーなどを設置して、残時間が15秒未満になったらそれを鳴らすようにしてもよい。
コメント102は、前のユーザ(撮影編集空間15で撮影および編集を行なっているユーザ)のゲームモードを示している。これにより、撮影編集空間15の外で待っているユーザ(次に撮影および編集を行なうユーザ)に、ゲームモードを選択する際の参考としてもらうことができる。また、待っているユーザは、それにより暇つぶしをすることができる。
図4は、写真シール作成装置1の内部構成例を示すブロック図である。図中、図1と対応する部分には同一の符号を付してある。
写真シール作成装置1の制御装置150には、残時間表示モニタ33、カメラ61および照明装置64の他、コイン投入部151、表示プロセッサ153、記憶装置155、プリンタ156、およびID(Identification)タグリーダ/ライタ157が接続されている。
制御装置150は、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。具体的には、制御装置150は、内部のCPU(Central Processing Unit)(図示せず)により、記憶装置155に記憶されているプログラム、または、記憶装置155から内部のメモリ(図示せず)にロードされたプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御装置150は、例えば、パーソナルコンピュータなどにより構成される。
コイン投入部151は、ユーザにより所定の代金がコイン投入口31に投入されたとき、それを検出し、制御装置150に通知する。
カメラ61は、ユーザ(被写体)を撮影するためのCCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の小型のデジタルカメラである。カメラ61が撮影している取り込み画像は、撮影編集用モニタ62に表示される。以下、カメラ61により撮影された画像を撮影画像と適宜称する。
照明装置64は、制御装置150からの指示に基づいて、カメラ61により撮影が行われるタイミングに合わせてフラッシュ光を出射する。
残時間表示モニタ33は、制御装置150からの制御に基づいて各種の画像を表示する。具体的には、残時間表示モニタ33には、上述した図2または図3に示されるような、前のユーザのゲーム残時間を示すような画像が表示される。
表示プロセッサ153には、タッチパネル152および撮影編集用モニタ62が接続される。表示プロセッサ153は、タッチペン63を用いて行われるタッチパネル152に対する入力を取得するとともに、その入力等に応じて撮影編集用モニタ62の表示を制御する。
表示プロセッサ153は、内部にカメラ61の撮影画像を記憶するためのフレームバッファを有する。フレームバッファは、デュアルポートメモリにより構成され、それぞれの領域が1枚分の撮影画像を記憶できる2つの領域に分けて使用される。2つの領域のうちの第1の領域には、カメラ61からの取り込み画像が入力され、撮影後は、撮影した画像(ユーザがフレーム画像を選択した場合には、撮影画像とフレーム画像)が記憶される。
一方、第2の領域は、落書き等を行なう編集処理において使用される記憶領域であり、撮影が終了した時点では、第1の領域と同一の撮影画像が記憶される。すなわち、編集処理において、ユーザがタッチペン63を利用して落書きを入力すると、その入力データは、第2の領域内に書き込まれる。
なお、ユーザは、消しゴム処理を指定することにより、1度加えた落書きを消去し、元の画像に戻すことができる。その場合、表示プロセッサ153は、消しゴムで指定された部分の画像データを第1の領域から読み出し、第2の領域に書き込むことにより、ユーザが消しゴムで指定した部分を落書きを行う前の撮影画像に戻す。
撮影編集用モニタ62には、表示プロセッサ153のフレームバッファの第2の領域に記憶されたデータが表示される。従って、ユーザが編集処理を実行している最中は、落書きが施された撮影画像が撮影編集用モニタ62に表示される。
撮影編集用モニタ62には、透明なタッチパネル152が積層されている。タッチパネル152はタッチペン63からの入力を検出する。すなわち、ユーザは、撮影編集用モニタ62に表示された選択ボタンをタッチペン63を用いて選択したり、撮影編集用モニタ62に表示された撮影画像に対して、その上に落書きなどを行なう。タッチペン63による入力データは、タッチパネル152により検出され、入力データとして表示プロセッサ153のフレームバッファの第2の領域に書き込まれる。
記憶装置155は、写真シール作成装置1における設定情報を記憶したり、記憶している設定情報の読み出しを行う。例えば、記憶装置155は、シールを印刷するときの枚数の種類等に関する設定情報を記憶する。
記憶装置155には、ドライブ200も接続される。ドライブ200には、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスクを含む)、光ディスク(CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、および、半導体メモリなどのリムーバブルメディア201が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが必要に応じて記憶装置155にインストールされる。
シール紙ユニット158には、その所定の位置にIDタグ159が貼り付けられるとともに、その中にはシール紙160が収納される。プリンタ156は、シール紙ユニット158から1枚のシール紙160を引き込み、そこに、複数のシールが所定の位置、および大きさに配置されるように編集済みの(落書きがなされた)画像を印刷する。ユーザは、1枚のシール紙160上に数種類の画像を選択して印刷させることができる。プリンタ156により画像が印刷されたシール紙160は、シール取り出し口32に排出され、ユーザに提供される。
IDタグリーダ/ライタ157は、シール紙ユニット158のIDタグ159に記憶されている識別情報を接触または非接触により読み出し、制御装置150に出力する。制御装置150は、IDタグリーダ/ライタ157から供給された識別情報に基づいて、装着されているシール紙ユニット158が、写真シール作成装置1において利用可能なユニットであるか否かを判定し、利用可能なユニットであると判定したときのみ、プリンタ156を動作可能にする。すなわち、制御装置150により、写真シール作成装置1において利用可能とされるシール紙ユニットの識別情報が管理されている。
これにより、写真シール作成装置1に対応していない(純正のものでない)シール紙が利用されるのを抑制することができる。また、IDタグ159によりシール紙160の残量等も管理される。なお、シール紙ユニット158が純正のものであるか否かを、シール紙ユニット158にプリントされているバーコードにより確認させるようにしてもよいし、あるいは、シール紙ユニットの寸法、形状などにより、機械的に装填不可とすることで確認させるようにしてもよい。
シール紙ユニット158に付されているIDタグ159には、個々のシール紙ユニット158を識別する識別情報等を管理するIDが書き込まれている。なお、IDタグ159をシール紙160と一体にし、分離不可とするようにしてもよい。
次に、図5のフローチャートを参照して、写真シール作成装置1の写真シール作成処理について説明する。
ステップS1において、制御装置150は混雑度判定処理を実行する。具体的には、制御装置150は、いずれのユーザにもゲームが行われていない時間の平均である平均アイドル時間に基づいて混雑度を判定し、写真シール作成装置1のモードとして通常モードまたは早退優遇モードを設定する。なお、混雑度判定処理の詳細は図8を参照して後述する。
ステップS2において、撮影編集用モニタ62は、表示プロセッサ153を介して行われる制御装置150からの制御に基づいてデモ画面を表示する。例えば、図6または図7に示されるようなデモ画面が表示される。
図6は、ステップS1の混雑度判定処理で通常モードが設定された場合のデモ画面の例である。撮影編集用モニタ62には、ゲームに必要なコインの枚数やゲームの開始を促す画像等よりなるデモ画像250と、設定されているモードや早退優遇モードが設定されるための条件の説明を含むサブ画像251が表示される。
図6の例の場合、サブ画像251は、「通常モード」が設定されていること、並びに、通常モードが設定されている場合には、「キラキラ加刷」、「画像配信」および「クーポン券」のいずれの特典も受けることができないことを示している(点線で囲われる特典は、その特典を受けることができないことを表し、後述するように、実線で囲われる特典は、その特典を受けることができることを表している)。
なお「特典」については後述する。また、サブ画像251は、「3グループ続けてプレイすると、「早退優遇モード」になるよ」といった早退優遇モードが設定される条件を示している。
図7は、ステップS1の混雑度判定処理で早退優遇モードが設定された場合のデモ画面の例である。撮影編集用モニタ62には、ゲームに必要なコインの枚数やゲームの開始を促す画像等よりなるデモ画像260と、設定されているモードや早退優遇モードが設定されるための条件の説明を含むサブ画像261が表示される。
図7の例の場合、サブ画像261は、「早退優遇モード」が設定されていること、並びに「キラキラ加刷」の特典を受けることはできないが、「画像配信」と「クーポン券」の特典のうち、いずれか一方の特典を受けることができることを示している。また、サブ画像261は「チャンス! 60秒以内にコインを入れると「早退優遇モード」になるよ!」といった早退優遇モードが設定される条件を示している。
ユーザはこのようなデモ画面を見ることにより、設定されているモードやそのときの状態を知ることができる。なお、実際には早退優遇モードに対応するサブ画像(図7の例の場合、サブ画像261)の表示は時間とともに変化する。この詳細は図9を参照して後述する。
図5の説明に戻り、ステップS3において制御装置150は、コイン投入部151からの出力に基づいて、コイン投入口31にコイン(所定の代金)が投入されたか否かを判定し、コイン(所定の代金)がコイン投入口31に投入されていないと判定した場合、ステップS1に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。
一方、ステップS3においてコイン(所定の代金)が投入されたと判定した場合、制御装置150は、ステップS4に進み、図10および図11を用いて後述する撮影処理を実行する。
撮影処理を終了させた後、ステップS5において、制御装置150は、図15を用いて後述する編集処理を実行する。
編集処理を終了させた後、ステップS6において、制御装置150は、図18および図19を用いて後述する分割選択および印刷処理を実行し、その後、一連の処理を終了させる。
なお図5のフローチャートでは、ステップS6の処理の後、処理が終了されるように記載したが、ステップS6の処理の後、ステップS1に再び戻り、同様の処理が繰り返されるようにしてもよい。
次に、図8のフローチャートを参照して、図5のステップS1において実行される混雑度判定処理について説明する。なお、図8の処理では、判定に使用される基準時間Ta,Tb,Tc,Tdの長さの関係は、Ta>Td>Tc>Tbであり、制御装置150に予め設定されている。
ステップS51において、制御装置150は平均アイドル時間を算出する。具体的には、今回のユーザがコインを投入した時刻T2(図5のステップS3)から前のユーザが撮影編集空間15を退出した時刻(前回の図5のステップS6の処理が終了した時刻)T1を減算した時間(T2−T1)がアイドル時間とされる。制御装置150は、このアイドル時間(T2−T1)をゲーム処理毎に算出し、過去2回(最近の過去2回)のアイドル時間の和に現在時刻T2´からT1を減算した時間を足して、3で割算したものを、平均アイドル時間Tmとして算出する。
ステップS52において、制御装置150は、平均アイドル時間が基準時間Ta以上であるか否かを判定する。例えば基準時間Taを100秒とすると、制御装置150は、平均アイドル時間Tmが100秒以上であるか否かを判定する。ステップS52において、平均アイドル時間Tmが基準時間Ta以上(例えば100秒以上)であると判定した場合、ステップS53において制御装置150は、通常モードを設定する。
一方、ステップS52において、平均アイドル時間Tmが基準時間Ta以上ではない、すなわち平均アイドル時間Tmが基準時間Taより短いと判定した場合、ステップS54において制御装置150は、早退優遇モードを設定する。
このように、いずれのユーザにも利用されていない時間が比較的短い場合、撮影や編集を早く終了させたユーザが優遇され、所定の特典が利用可能とされる早退優遇モードが設定される。
ステップS55において、制御装置150は、平均アイドル時間Tmが基準時間Tb未満であるか否かを判定する。例えば基準時間Tbを70秒とすると、制御装置150は、平均アイドル時間Tmが70秒未満であるか否かを判定する。ステップS55において、平均アイドル時間Tmが基準時間Tb未満であると判定した場合、ステップS56において制御装置150は、特典3−1を設定する。この特典の詳細は後述する。
ステップS55において、平均アイドル時間Tmが基準時間Tb未満ではない、すなわち平均アイドル時間Tmが基準時間Tb以上であると判定した場合、ステップS57において制御装置150は、平均アイドル時間Tmが基準時間Tc未満であるか否かを判定する。例えば、基準時間Tcを80秒とすると、制御装置150は、平均アイドル時間Tmが80秒未満であるか否かを判定する。
この処理は、ステップS55においてNOと判定された後に実行されるので、ここでは、実際には平均アイドル時間Tmが基準時間Tb(70秒)以上、かつ、基準時間Tc(80秒)未満であるか否かが判定される。ステップS57において、平均アイドル時間Tmが基準時間Tc未満であると判定した場合、ステップS58において制御装置150は、特典3−2を設定する。この特典の詳細は後述する。
ステップS57において、平均アイドル時間Tmが基準時間Tc未満ではない、すなわち平均アイドル時間Tmが基準時間Tc以上であると判定した場合、ステップS59において制御装置150は、平均アイドル時間Tmが基準時間Td未満であるか否かを判定する。例えば、基準時間Tdを90秒とすると、制御装置150は、平均アイドル時間Tmが90秒未満であるか否かを判定する。
この処理は、ステップS57においてNOと判定された後に実行されるので、ここでは、実際には、平均アイドル時間Tmが基準時間Tc(80秒)以上、かつ、基準時間Td(90秒)未満であるか否かが判定される。ステップS59において、平均アイドル時間Tmが基準時間Td未満であると判定した場合、ステップS60において制御装置150は、特典2を設定する。この特典の詳細は後述する。
一方、ステップS59において、平均アイドル時間Tmが基準時間Td未満ではない、すなわち平均アイドル時間Tmが基準時間Td以上であると判定した場合、ステップS61において制御装置150は、特典1を設定する。この特典の詳細は後述する。
ステップS53の処理の後、ステップS56の処理の後、ステップS58の処理の後、ステップS60の処理の後、およびステップS61の処理の後、処理は図5のステップS2に進む。
図8の処理により、平均アイドル時間により求められる混雑度に基づいて、通常モードと早退優遇モードのうちのいずれか一方が設定される。また、早退優遇モードが設定された場合には、平均アイドル時間に基づいて利用可能な特典の種類がさらに設定される。
利用可能な特典の種類が設定されることに対応して、図5のステップS2で表示されるデモ画面(デモ画面のサブ画像)の例を図6、図7、および図9を参照して説明する。
例えば、図5のステップS1(図8のステップS53)で通常モードが設定された場合、図5のステップS2では、上述した図6に示されるようなデモ画面が表示される。
また、例えば、図5のステップS1(図8のステップS54およびステップS60)で早退優遇モードが設定されるとともに、利用可能な特典として特典2が設定された場合、図5のステップS2では、上述した図7に示されるようなデモ画面が表示される。
さらに、例えば、図5のステップS1(図8のステップS54およびステップS56)で早退優遇モードが設定されるとともに、利用可能な特典として特典3−1が設定された場合、図5のステップS2では、上述した図7に示されるサブ画像261が、図9Aに示されるサブ画像301に置き換えられたデモ画面が表示される。
図9Aの例の場合、サブ画像301は、「早退優遇モード」が設定されていること、並びに「キラキラ加刷」、「画像配信」および「クーポン券」のうち、いずれか1つの特典を受けることができることを示している。またサブ画像301は、「現在、「早退優遇モード」実施中!!」のコメントにより早退優遇モードの実施中であることを示している。
また、例えば、図5のステップS1(図8のステップS54およびステップS58)で早退優遇モードが設定されるとともに、利用可能な特典として特典3−2が設定された場合、図5のステップS2では、上述した図7に示されるサブ画像261が、図9Bに示されるサブ画像311に置き換えられたデモ画面が表示される。
図9Bの例の場合、サブ画像311は、「早退優遇モード」が設定されていること、並びに「キラキラ加刷」、「画像配信」および「クーポン券」のうち、いずれか1つの特典をユーザが受けることができることを示している(この点は、特典3−1と同様である)。また、サブ画像311は、「チャンス! 90秒以内にコインを入れると「早退優遇モード」になるよ!」のコメントにより、早退優遇モードが設定される条件を示している。すなわち、図9Aと図9Bでは、ユーザが受けることができる特典は同じ(3つのうちのいずれか)であるが、早退優遇モードに関するコメントの内容が異なっている。図9Aのデモ画面が表示されるタイミングより時間が経過したタイミングで表示される図9Bのデモ画面は、よりユーザに早退優遇モードでのゲームを促す説明を表示している。
さらに、例えば、図5のステップS1(図8のステップS54およびステップS61)で早退優遇モードが設定されるとともに、利用可能な特典として特典1が設定された場合、図5のステップS2では、上述した図7に示されるサブ画像261が、図9Cに示されるサブ画像321に置き換えられたデモ画面が表示される。
図9Cの例の場合、サブ画像321は、「早退優遇モード」が設定されていること、並びに「キラキラ加刷」および「画像配信」の特典を受けることはできないが、「クーポン券」の特典を受けることができることを示している。またサブ画像321は、「チャンス! 30秒以内にコインを入れると「早退優遇モード」になるよ!」といった早退優遇モードが設定される条件を示している。
ユーザは、このようなデモ画面を見ることにより、設定されているモードやそのときの状態を知ることができる。画像プリント作成装置1においては、このようなデモ画面を表示することによって、ゲームに特典があることをユーザにアピールすることができる。
図5のステップS2において表示されるデモ画面の切り替えについて具体的に説明すると、以下の通りとなる。
例えば、写真シール作成装置1を、複数のユーザからなるグループAが利用した後、100秒間のアイドル時間をあけて、次にグループBが利用し、グループBが利用した後、さらに100秒間のアイドル時間をあけて、最後にグループCが利用し、グループCによるゲームが終了した場合について説明する。
グループCによりゲーム(例えば、図5のステップS6の処理)が終了したタイミング(グループCのゲーム終了からの経過時間0秒)では、平均アイドル時間Tmは(100秒+100秒+0秒)/3=66.67秒である。この場合、上述した例においては(基準時間Taを100秒、基準時間Tbを70秒とした場合においては)、図8のステップS54で早退優遇モードが設定されるとともに、ステップS56で利用可能な特典として特典3−1が設定される。また、図5のステップS2では、図9Aに示されるサブ画像301がデモ画面に表示される。
グループCによるゲーム(例えば、図5のステップS6の処理)終了後、10秒経過したタイミング(グループCのゲーム終了からの経過時間10秒)では、平均アイドル時間Tmは(100秒+100秒+10秒)/3=70秒である。この場合、上述した例においては(基準時間Taを100秒、基準時間Tbを70秒、基準時間Tcを80秒とした場合においては)、図8のステップS54で早退優遇モードが設定されるとともに、ステップS58で利用可能な特典として特典3−2が設定される。また、図5のステップS2では、図9Bに示されるサブ画像311がデモ画面に表示される。
グループCによるゲーム(例えば、図5のステップS6の処理)終了後、40秒経過したタイミング(グループCのゲーム終了からの経過時間40秒)では、平均アイドル時間Tmは(100秒+100秒+40秒)/3=80秒である。この場合、上述した例においては(基準時間Taを100秒、基準時間Tbを70秒、基準時間Tcを80秒、基準時間Tdを90秒とした場合においては)、図8のステップS54で早退優遇モードが設定されるとともに、ステップS60で利用可能な特典として特典2が設定される。また、図5のステップS2では、図7のサブ画像261がデモ画面に表示される。
グループCによるゲーム(例えば、図5のステップS6の処理)終了後、70秒経過したタイミング(グループCのゲーム終了からの経過時間70秒)では、平均アイドル時間Tmは(100秒+100秒+70秒)/3=90秒である。この場合、上述した例においては(基準時間Taを100秒、基準時間Tbを70秒、基準時間Tcを80秒、基準時間Tdを90秒とした場合においては)、図8のステップS54で早退優遇モードが設定されるとともに、ステップS61で利用可能な特典として特典1が設定される。また図5のステップS2では、図9Cに示されるサブ画像321がデモ画面に表示される。さらに、30秒以内となった場合、ブザーを鳴らして注意を引くよう(コイン投入を勧誘するよう)にしても良い。
このように、平均アイドル時間によってデモ画面の表示を遷移させることで、ユーザの注目を集めることができる。また、特典の有無をアピールすることができる。
次に、図10および図11のフローチャートを参照して、図5のステップS4において実行される撮影処理について説明する。
ステップS101において、制御装置150は、設定されているモードが早退優遇モードであるか否かを判定する。具体的には、上述した図8のステップS52において、平均アイドル時間Tmが基準時間Ta以上であると判定された場合には、通常モード(ステップS53)が設定されており、一方、平均アイドル時間Tmが基準時間Ta以上でないと判定された場合には、早退優遇モード(ステップS54)が設定されているので、制御装置150は、これに基づいて、設定されているモードが早退優遇モードであるか否かを判定する。なお、図5のステップS3でコインが投入されていないと判定され、ステップS1の処理が繰り返し実行されていた場合には、最新のステップS1の混雑度判定処理による判定結果が用いられる。
ステップS101において早退優遇モードでないと判定された場合、ステップS102において撮影編集用モニタ62は、表示プロセッサ153を介して行われる制御装置150からの制御に基づいて、通常コースのみをユーザが選択することができる撮影コース選択画面を表示する。例えば、図12に示されるような撮影コース選択画面が表示される。
図12の例の場合、撮影編集用モニタ62には、「撮影モードを選択してね!」のコメントとともに、通常コースの選択ツール360が表示されている。通常コースの選択ツール360は、「連写撮影モード」と記載されたツール361、「ホラーモード」と記載されたツール362および「単写撮影モード」と記載されたツール363により構成されている。各モードのツールの右枠には、各モードについて説明するコメントが表示されている。
具体的には、「連写撮影モード」と記載されたツール361の右枠には「連続して3枚ずつ2回撮影できるよ!」といった連写撮影モードについて説明するコメント364が表示され、「ホラーモード」と記載されたツール362の右枠には「ホラーモードで撮影できるよ!」といったホラーモードについて説明するコメント365が表示され、「単写モード」と記載されたツール363の右枠には「1枚ずつ6枚撮影できるよ!」といった単写モードについて説明するコメント366が表示されている。
ユーザは、このコメント364乃至366を参照して、ツール361乃至363(通常コースの選択ツール360)の中から、所望のツールをタッチペン63を用いて選択する。制御装置150は、タッチパネル152および表示プロセッサ153を介して、ユーザによるコースの選択を受け付ける。
ステップS103において、制御装置150は、撮影制限時間を3分、編集制限時間を3分に設定し、ステップS104において、早退申出時間を0分とする。
一方、ステップS101において早退優遇モードであると判定された場合、ステップS105において撮影編集用モニタ62は、制御装置150による制御に基づいて、通常コースと時短コースの中から撮影コースを選択することができる撮影コース選択画面を表示する。例えば、図13に示されるような撮影コース選択画面が表示される。
図13の例の場合、撮影編集用モニタ62には、「撮影モードを選択してね!」というコメントとともに、通常コースの選択ツール360および時短コースの選択ツール390が表示されている。通常コースの選択ツール360については、図12と同様であるので、その説明は省略する。
時短コースの選択ツール390は、「連写撮影モード」と記載されたツール391および「ホラーモード」と記載されたツール392により構成されている。各モードのツールの右枠には、各モードについて説明するコメントが表示されている。具体的には、「連写撮影モード」と記載されたツール391の右枠には「連続して2枚ずつ2回撮影できるよ!」といった連写撮影モードについて説明するコメント393が表示されており、「ホラーモード」と記載されたツール392の右枠には「ホラーモードで撮影できるよ!」といったホラーモードについて説明するコメント394が表示されている。
ユーザは、これらのコメント364乃至366、コメント393、コメント394を参照して、ツール361乃至ツール363(通常コースの選択ツール360)、並びにツール391およびツール392(時短コースの選択ツール390)の中から、所望のツールをタッチペン63を用いて選択する。制御装置150は、ユーザからのコースの選択を受け付ける。
ステップS106において、制御装置150は、ユーザにより時短コースが選択されたか否かを判定する。具体的には、図13のツール391またはツール392のいずれか一方が選択されたか否かを判定する。ステップS106において、ユーザにより時短コースが選択されていない、すなわちユーザにより通常コース(ツール361乃至ツール363のうちいずれか1つ)が選択されたと判定された場合、処理はステップS103に進む。
ステップS106において、ユーザにより時短コースが選択されたと判定した場合、ステップS107において制御装置150は、撮影制限時間を2分、編集制限時間を2分に設定する。時短コースの場合、通常コースが選択された場合の制限時間と較べて、撮影制限時間、編集制限時間ともに短くなっている。また、制御装置150は、ステップS108において、早退申出時間を2分とする。後述するように、早退申出時間の長短に応じて、ユーザに提供される特典が異なるものになる。
ステップS104の処理の後、またはステップS108の処理の後、ステップS109において、制御装置150は、撮影処理の実行時間(図10の撮影処理開始からの時間である撮影処理時間)が撮影制限時間を超えたか否かを判定する。ステップS109の処理がステップS104の処理の後に行われる場合、撮影制限時間は3分とされ、一方、ステップS109の処理がステップS108の処理の後に行われる場合、撮影制限時間は2分とされているので、制御装置150は、それぞれの撮影制限時間に基づいて、これを判定する。
ステップS109において、撮影処理時間が撮影制限時間を超えていないと判定された場合、ステップS110においてカメラ61は、制御装置150からの制御に基づいてユーザ(被写体)を撮影する。このとき、撮影編集用モニタ62には、例えば図14に示されるような撮影画面が表示される。図14は、撮影制限時間が2分であり、撮影処理時間が既に90秒経過していると仮定した場合の撮影画面の例である。
図14の例の場合、撮影編集用モニタ62には、カメラ61による取り込み画像である取り込み画像421、「OK」と記載されたアイコン422、「やりなおし」と記載されたアイコン423、「撮影終了」と記載されたアイコン424、早退優遇インジケータ431、および「残り30秒」と記載された撮影残り時間を示すコメント432が表示されている。早退優遇インジケータ431によって、現時点で撮影を終了すると、早退申出時間が「150秒(ステップS108で設定された早退申出時間2分に、撮影処理の残り時間(制限時間から撮影処理時間を減算した残余時間)である30秒を加算した時間)」となり、その早退申出時間では、「キラキラ加刷」の優遇を受けることはできないが、「画像配信」と「クーポン券」のうち、いずれか一方の優遇を受けることができることが示されている。
撮影を早いタイミングで終了させることにより、撮影処理に設定されている制限時間の残り時間(残余時間)を示すコメント432が早退申出時間に加算され、加算結果の時間が長いほど、より程度の高い特典を利用することが可能とされるため、結果として、この早退優遇インジケータ431の表示は、撮影処理を早く終了させることをユーザに促している(提案している)。
ユーザは、アイコン422を選択する(タッチペン63を利用して選択する)ことにより撮影を行なうことができ、アイコン423を選択することにより撮影をやりなおすことができる。また、ユーザは、アイコン424を選択することにより撮影を終了させることができる。図14の状態で撮影処理を終了させた場合、ユーザは、後の分割数選択および印刷処理(図5のステップS6)において、早退優遇インジケータ431に表示されている特典、すなわち「画像配信」と「クーポン券」のうちいずれか一方の特典を選択することができる。
なお図14の例では、ユーザが「OK」と記載されたアイコン422を選択することで撮影が行なわれるとしたが、撮影処理時間が撮影制限時間に近づいているとき等には、強制的に撮影が行なわれるようにしてもよい。もちろん、毎回強制的に所定のタイミングで撮影が行われるようにしてもよい。
図11の説明に戻り、ステップS111において制御装置150は、ユーザにより撮影終了(図14のアイコン424)がタッチペン63により選択されたか否かを判定する。ステップS111において、ユーザにより撮影終了が選択されていないと判定された場合、ステップS109に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS111において撮影終了が選択されたと判定した場合、ステップS112において制御装置150は、早退優遇モードであるか否かを判定する。この処理は上述した図10のステップS101の判定と同様である。すなわち、図8の混雑度判定処理の結果に基づいて判定される。
ステップS112において早退優遇モードであると判定した場合、ステップS113において制御装置150は、早退申出時間に、撮影の終了が選択された時点の残りの撮影制限時間である撮影残時間(残余時間)を加算する。具体的には、ステップS113の処理がステップS108の処理を経て行なわれる場合、早退申出時間の2分に撮影残時間が加算され、ステップS113の処理がステップS104の処理を経て行なわれる場合、早退申出時間の0分に撮影残時間が加算される。その後、処理は図5のステップS5に進む。
また、ステップS112において早退優遇モードでないと判定された場合、またはステップS109において撮影処理時間が撮影制限時間を超えたと判定された場合も、処理は図5のステップS5に進む。
次に、図15のフローチャートを参照して、図5のステップS5において実行される編集処理について説明する。
ステップS151において制御装置150は、早退優遇モードであるか否かを判定する。ここでの判定結果は、上述した図10のステップS101の判定結果と同一となる。
ステップS151において早退優遇モードでないと判定した場合、ステップS152において制御装置150は、編集処理の実行時間(図15の編集処理開始からの時間である編集処理時間)が編集制限時間を超えたか否かを判定する。編集制限時間は上述した図10のステップS103またはステップS107で設定されているので、制御装置150は、そこで設定されている編集制限時間に基づいて、編集処理時間が編集制限時間を超えたか否かを判定する。
ステップS152において、編集処理時間が編集制限時間を超えていないと判定した場合、ステップS153において制御装置150は、通常コンテンツメニューの編集処理を実行する。この通常コンテンツメニューの編集処理においては、ユーザは、後述する特典コンテンツメニューの編集処理の場合とは異なり、特殊なコンテンツ(編集ツール)を利用することはできない。ステップS153において、撮影編集用モニタ62には図16に示されるような編集画面が表示される。
図16の例の場合、撮影編集用モニタ62には、編集対象の画像である撮影画像460、「ペン」と記載されたアイコン461、「背景ブラシ」と記載されたアイコン462、「スタンプ」と記載されたアイコン463、「名前スタンプ」と記載されたアイコン464、「OK」と記載されたアイコン471、「クリア」と記載されたアイコン472および「編集終了」と記載されたアイコン481が表示されている。
ユーザは、これらのアイコン461乃至464をタッチペン63を利用して選択し、撮影画像460に対して編集(落書き)を行なうことができる。具体的には、アイコン461が選択されると、「ペン」のツール(図示せず)が表示され、ユーザはこのペンツールを使って文字を書き込む等の編集を行なうことができる。また、アイコン462が選択されると、「背景ブラシ」のツール(図示せず)が表示され、ユーザはこの背景ブラシツールを使って背景を描き込む等の編集を行なうことができる。また、アイコン463が選択されると、「スタンプ」のツール(図示せず)が表示され、ユーザはこのスタンプツールを使ってスタンプを加える等の編集を行なうことができる。さらに、アイコン464が選択されると、「名前スタンプ」のツール(図示せず)が表示され、ユーザはこの名前スタンプツールを使って、名前スタンプを加える等の編集を行なうことができる。またユーザは、アイコン471を選択することにより撮影画像460の編集を終了し、他の撮影画像の編集を行なうことができ、アイコン472を選択することにより、直前に行なった落書きを消去することができる。また、ユーザは、アイコン481を選択することにより編集を終了することができる。
なお、ステップS153の編集処理の前に、編集する画像を複数の撮影画像の中から所定の枚数(例えば、6枚の撮影画像の中から4枚)だけ選択するための選択処理が行なわれるようにしてもよい。
ステップS154において、制御装置150は、ユーザにより編集終了(図16のアイコン481)が選択されたか否かを判定する。ステップS154において、ユーザにより編集終了が選択されていないと判定された場合、処理はステップS152に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS151において早退優遇モードであると判定した場合、ステップS155において制御装置150は、早退申出時間が1分以上であるか否かを判定する。この早退申出時間は、上述した図10のステップS104、ステップS108、および図11のステップS113の処理によって設定された時間である。ここで、早退申出時間が1分以上であるか否かの判定を行なっている理由について以下に説明する。
上述した図10のステップS106の処理で、時短コースが選択されなかった場合(通常コースが選択された場合)に、撮影制限時間と編集制限時間はそれぞれ3分ずつ、早退申出時間は0分とされる。その後、ユーザが撮影残余時間を1分以上(例えば、70秒)残して撮影を終了した場合、図11のステップS113の処理においては、早退申出時間に撮影残時間(例えば、70秒)が加算される。そのため、図15のステップS155において、早退申出時間が1分以上であるか否かを判定することで、早退申出時間によって編集処理のときに特典コンテンツメニューを提供するか否かを判定しているのである。
ステップS155において早退申出時間が1分以上でないと判定された場合、処理はステップS152に進み、それ以降の処理が行われる。
ステップS155において早退申出時間が1分以上であると判定した場合、ステップS156において制御装置150は、編集処理の実行時間(図15の編集処理開始からの時間である編集処理時間)が編集制限時間を超えたか否かを判定する。編集制限時間は上述した図10のステップS103またはステップS107で設定されているので、制御装置150は、そこで設定した編集制限時間に基づいて編集処理時間が編集制限時間を経過したか否かを判定する。
ステップS156において、編集処理時間が編集制限時間を超えていないと判定した場合、ステップS157において制御装置150は、特別コンテンツメニューの編集処理を実行する。このとき、撮影編集用モニタ62には図17に示されるような編集画面が表示される。なお、図17中、図16と対応する部分については同一の符号を付してある。図17は、撮影終了時点での早退申出時間が150秒(図14)であって、現在の編集残時間(編集処理の残余時間)が20秒になったと仮定した場合の編集画面例である。
図17の例の場合、撮影編集用モニタ62には、撮影画像460、アイコン461乃至464、アイコン471、アイコン472、アイコン481の他に、早退優遇インジケータ491、「残り20秒」と記載された編集の残り時間を示すコメント492、「金銀ペン」と記載されたアイコン511、「特殊文字」と記載されたアイコン512、「連続スタンプ」と記載されたアイコン513が表示されている。
早退優遇インジケータ491には、現時点で編集を終了すると早退申出時間が「170秒」となることと、「キラキラ加刷」の特典を受けることはできないが、「画像配信」または「クーポン券」の特典を受けることができることが示されている。なお、「クーポン券」の特典内容は時間と共に変化するようにしても良い。
編集を早いタイミングで終了させることにより、編集処理に設定されている制限時間の残り時間が早退申出時間に加算され、加算結果の時間が長いほど、より程度の高い特典を利用することが可能とされるため、結果として、この早退優遇インジケータ491の表示は、編集処理を早く終了させることをユーザに促している(提案している)。
図17においては、ユーザは、図16の通常コンテンツメニューに表示される編集ツールに加えて、「金銀ペン」、「特殊文字」および「連続スタンプ」といった特典ツールを使用することができる。ユーザは、これらのアイコン461乃至464、アイコン511乃至513をタッチペン63を利用して選択し、撮影画像460に対して編集を行なうことができる。またユーザは、アイコン481を選択することにより編集を終了させることができる。
なお、ステップS157の編集処理の前に、編集する画像を複数の撮影画像の中から所定の枚数(例えば、6枚の撮影画像の中から4枚)だけ選択するための選択処理が行われるようにしてもよい。
ステップS158において、制御装置150は、ユーザにより編集終了(図17のアイコン481)が選択されたか否かを判定する。ステップS158において、ユーザにより編集終了が選択されていないと判定された場合、処理はステップS156に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS158において、編集終了が選択されたと判定した場合、ステップS159において、制御装置150は、早退申出時間に、編集終了が選択された時点の残りの編集制限時間である編集残時間を加算する。なお、早退申出時間は、上述したステップS155での判定に利用された早退申出時間、すなわち、図10のステップS104、ステップS108、図11のステップS113の処理によって設定された時間である。
ステップS152またはステップS156において編集処理時間が編集制限時間を超えたと判定された後、ステップS154において編集終了が選択されたと判定された後、またはステップS159の処理の後、処理は図5のステップS6に進む。
次に、図18および図19のフローチャートを参照して、図5のステップS6において実行される分割選択および印刷処理について説明する。
ステップS201において制御装置150は、早退優遇モードであるか否かを判定する。ここでの判定結果は、図10のステップS101および図15のステップS151の判定結果と同一となる。
ステップS201において早退優遇モードでないと判定した場合、制御装置150は、ステップS202に進み、ユーザによる、シール紙の分割数の選択を受け付ける。例えば、撮影編集用モニタ62には、シール紙の分割パターン(4分割、8分割、16分割等)が表示され、ユーザは、その画面から所望の分割数を選択する。
ユーザにより分割数が選択されたとき、制御装置150は、ステップS203において、プリンタ156を制御し、ユーザにより選択された分割数に従って編集済みの画像をシール紙160に印刷させ、画像が印刷されたシール紙160をシール取り出し口32に排出させる。すなわち、早退優遇モードが設定されていない場合、ユーザは、シール紙の表面に施される特殊なコーティングや、各種の割引クーポン券などの特典を受けることができない。
一方、ステップS201において、早退優遇モードであると判定した場合、制御装置150は、ステップS204に進み、早退申出時間が3分以上であるか否かを判定する。ここで参照される早退申出時間は、撮影処理におけるステップS108(図10)等や、編集処理におけるステップS159(図15)で設定された時間である。
ステップS204において、早退申出時間が3分以上ではないと判定した場合、制御装置150は、ステップS205に進み、次に、早退申出時間が2分以上であるか否かを判定する。また、ステップS205において、早退申出時間が2分以上ではないと判定した場合、制御装置150は、ステップS206に進み、次に、早退申出時間が1分以上であるか否かを判定する。このように、早退申出時間の長短に応じて、ユーザが受けることができる特典の内容がそれぞれ異なる。
ステップS206において、制御装置150は、早退申出時間が1分以上ではないと判定した場合、ステップS202以降の処理を実行し、一方、1分以上(2分未満、1分以上)であると判定した場合、このユーザは、「キラキラ加刷」、「画像配信」、「クーポン券」の特典のうちの「クーポン券」のみを受けることができ、後述する、ステップS209以降の処理を行う。
ステップS205において、早退申出時間が2分以上(3分未満、2分以上)であると判定した場合、制御装置150は、ステップS207に進み、図20に示されるような特典選択画面を撮影編集用モニタ62に表示させる。
図20の例においては、「特典をえらんでね!」のコメントの下に、「キラキラ加刷」の特典を受けるときに選択されるアイコン511、「画像配信」の特典を受けるときに選択されるアイコン512、および「クーポン券」の特典を受けるときに選択されるアイコン513が表示されている。ユーザは、アイコン511乃至513のいずれかを選択することで、所望する特典を受けることができる。
ここで、「キラキラ加刷」とは、編集済みの画像が印刷されるシール紙160の表面に、見る角度によって輝きが異なる特殊なコーティングが施される特典をいい、「画像配信」とは、例えば、その特典を受けたユーザの携帯電話機に、編集済みの画像をメールに添付して配信する特典をいう。また、「クーポン券」とは、次回の写真シール作成装置1の利用時に、料金の割引を受けることができるクーポンや、所定の店舗で商品を購入する際に、その代金の割引を受けたりすることができるクーポンが発行される特典をいう。
当然、特典の内容はこの3つに限られず、撮影時間や編集時間を短縮したユーザの満足度を得ることができるようなものであれば、どのようなものが特典として提供されるようにしてもよい。
なお、「キラキラ加刷」の特典を受けるためには、例えば、早退申出時間が3分以上あることが条件とされ、「画像配信」の特典を受けるためには、例えば、早退申出時間が2分以上あることが条件とされる。また、「クーポン券」の特典を受けるためには、例えば、早退申出時間が1分以上あることが条件とされる。従って、早退申出時間が3分未満、2分以上である場合には、「画像配信」と「クーポン券」の中からのみ、ユーザが特典を選択することができるように特典選択画面が表示される。例えば、この場合「キラキラ加刷」の特典を受けるときに選択されるアイコン511が半透明に表示されるなど、選択不可能とされる。
このように、特典の内容に段階を設け、より長い早退申出時間を確保しているユーザには、より程度の高い内容の特典(主観的なものではあるが、一般的に、よりユーザに好まれそうな特典)を選択することができるようにすることにより、撮影処理や編集処理を短い時間で終了させることを促すことができる。
図20に示されるような画面を表示した後、ステップS208において、制御装置150は、「クーポン券」の特典を受けることがユーザにより選択されたか否か、すなわち、図20のアイコン513が操作されたか否かを判定する。
ステップS208において、制御装置150は、「クーポン券」の特典を受けることがユーザにより選択されていないと判定した場合、このユーザが選択可能な「クーポン券」と「画像配信」のうちの「画像配信」の特典を受けることが選択されたと判定し、後述する、ステップS217以降の処理を行う。
制御装置150は、ステップS208において、「クーポン券」の特典を受けることがユーザにより選択されたと判定した場合、ステップS209に進み、発行するクーポン券をユーザに選択させるクーポン券選択画面を撮影編集用モニタ62に表示させる。
図21は、クーポン券選択画面の表示例を示す図である。画面の左上には「クーポン券選択モード」の文字が表示されている。
図21の例においては、「クーポン券をえらんでね!」のコメントの下に、それを利用することで、携帯電話機の着信音のデータ(いわゆる着メロ)をダウンロードすることができるサービス券、写真シール作成装置1を優待利用することができる優待券、クレーンゲームを無料で利用することができるプレイ券、ポテトフライのサービスを受けることができるサービス券の発行を受けるときに選択されるアイコン611乃至614が表示されている。
また、アイコン614の下には、これらのクーポン券の中から、ランダムに選択されたクーポン券の発行を受けるときに選択されるアイコン615が表示されている。ユーザは、アイコン611乃至615のいずれかを選択することで、クーポン券の発行を受けることができる。
図21の画面から所定のアイコンが選択されたとき、制御装置150は、ステップS210において、ユーザにより選択されたクーポン券が発行されるように設定し、ステップS211に進み、シール紙160の分割数の選択を受け付ける。
このとき、撮影編集用モニタ62には、例えば、図22に示されるような分割数選択画面が表示される。図22の例においては、「分割サイズをえらんでね!」のコメントが表示され、その下には、シール紙160の分割パターンを選択するときに操作される分割数選択画像631乃至634が表示されている。
分割数選択画像631乃至634は、それぞれ1枚のシール紙を表しており、そのうちの分割数選択画像631は、1枚のシール紙を4分割にして編集済みの画像を印刷するときに選択され、分割数選択画像632は、1枚のシール紙を6分割にして編集済みの画像を印刷するときに選択される。また、分割数選択画像633は、1枚のシール紙を8分割にして編集済みの画像を印刷するときに選択され、分割数選択画像634は、1枚のシール紙を様々な形の12分割にして編集済みの画像を印刷するときに選択される。なお、分割数選択画像631乃至634により表されるもの以外のパターンも用意される(図示せず)。
また、分割数選択画像631乃至634のそれぞれに「クーポン券印刷部」と記載されている領域631A乃至634Aは、1枚のシール紙のその部分に、図21の画面からユーザにより選択されたクーポン券が印刷されることを表している。すなわち、写真シール作成装置1においては、クーポン券の特典は、編集済みの画像とともにシール紙に印刷されて、ユーザに提供される。ユーザは、図22に示されるような画面から、シール紙160の分割数を選択することができる。
ユーザにより分割数が選択されたとき、ステップS212に進み、制御装置150は、プリンタ156を制御し、ユーザにより選択された分割数に従って編集済みの画像とクーポン券をシール紙160に印刷させ、画像が印刷されたシール紙160をシール取り出し口32に排出させる。
シール紙160を排出した後、制御装置150は、ステップS213に進み、撮影編集空間15からシール取り出し口32の前方に移動することをユーザに案内する移動案内画面を撮影編集用モニタ62に表示させる。
図23は、移動案内画面の表示例を示す図である。図に示されるように、例えば、移動案内画面には「シールは、右から出るよ。シール出口で待っててね!!」のコメントが表示される。ユーザは、この案内に従って撮影編集空間15からシール取り出し口32の前方に移動し、画像が印刷されたシール紙160がシール取り出し口32に排出されるのを待機する。シール紙160を受け取ることにより、ユーザは、一連の写真シール作成装置1の利用を終える(図5の処理を終える)。
図24は、編集済みの画像とともに、クーポン券が印刷されたシール紙650の例を示す図である。
画像651は、編集が施され、ユーザにより選択された分割数で印刷された画像(図22には示されていないパターンで印刷された画像)である。それぞれの画像に付加されている星形や黒丸は、ユーザにより施された「落書き」である。
図24のシール紙650の画像651の下には、クレーンゲームの優待券であるクーポン券652−1およびクーポン券652−2が印刷されている。すなわち、図24は、図21のクーポン券選択画面からアイコン613が選択された場合の例を示している。ユーザは、このクーポン券652−1およびクーポン券652−2をシール紙651から切り取って、所定のゲームセンタなどで利用することができる。
また、クーポン券652−1およびクーポン券652−2に替えて、例えば、図25A乃至Cに示されるようなクーポン券も、ユーザによる選択に応じてシール紙に印刷される。
図25Aは、図21のクーポン券選択画面からアイコン612が選択された場合にシール紙に印刷されるクーポン券661の例を示す図である。クーポン券661には、例えば「写真シール1枚作成優待券」の文字が印刷され、その右側に、このクーポン券661を用いて優待利用することができる写真シール作成装置が、そのことを確認するための2次元バーコード661Aが印刷されている。例えば、写真シール作成装置1の所定の位置に2次元バーコードの検出部が設けられている場合、ユーザは、クーポン券661をシール紙から切り取り、2次元バーコード661Aをその検出部により検出させることで、写真シール作成装置1を優待利用することができる。
図25Bは、図21のクーポン券選択画面からアイコン614が選択された場合にシール紙に印刷されるクーポン券662の例を示す図である。クーポン券662には、例えば「ポテトフライ Sサイズ」の文字が印刷され、その右側には、このクーポン券612が正規に発行されたものであることを表すコード662Aが印刷されている。ユーザは、クーポン券662をシール紙から切り取り、それを所定のファーストフード店などで利用することができる。
図25Cは、図21のクーポン券選択画面からアイコン611が選択された場合にシール紙に印刷されるクーポン券663の例を示す図である。クーポン券663には、例えば「着信メロディ・プレゼント券」の文字が印刷され、その下には、着信メロディのデータをダウンロードすることができるサイトのURL(Uniform Resource Locator)と、ユーザの認証を行うためのIDとパスワード(Pass)が印刷されている。ユーザは、このURLで指定されるサイトに自分の携帯電話機を利用してアクセスし、クーポン券633に印刷されるIDとパスワードを入力することで、着信メロディのデータを携帯電話機にダウンロードし、利用することができる。
図18の説明に戻り、ステップS204において、早退申出時間が3分以上であると判定した場合、制御装置150は、ステップS214に進み、図20に示される特典選択画面を撮影編集用モニタ62に表示させる。ここでは、早退申出時間が3分以上あることから、「キラキラ加刷」の特典を受けるときに選択されるアイコン511、「画像配信」の特典を受けるときに選択されるアイコン512、および「クーポン券」の特典を受けるときに選択されるアイコン513の全てが選択可能とされる。
ステップS215において、制御装置150は、「クーポン券」の特典が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合、ステップS209に進み、それ以降の処理を行う。すなわち、クーポン券の内容を図21のクーポン券選択画面から選択させた後、選択されたクーポン券が印刷されたシール紙をユーザに提供する。
一方、ステップS215において、制御装置150は、「クーポン券」の特典が選択されていないと判定した場合、ステップS216に進み、次に「画像配信」の特典が図20の特典選択画面から選択されたか否かを判定する。
ステップS216において、「画像配信」の特典が選択されたと判定した場合、ステップS217に進み、ユーザによる分割数の選択を受け付ける。このとき、撮影編集用モニタ62には、例えば図26に示されるような画面が表示される。
図26に示される分割数選択画面は、基本的には、図22の選択画面と同様である。すなわち、「分割サイズをえらんでね!」のコメントが表示され、その下に、1枚のシール紙を4分割にして編集済みの画像を印刷するときに選択される分割数選択画像671、6分割にして印刷するときに選択される分割数選択画像672、8分割にして印刷するときに選択される分割数選択画像673、様々な形の12分割にして印刷するときに選択される分割数選択画像674が選択画面に表示される。なお、図26の例においては、画面の左上に「画像配信モード」の文字が表示されている。
シール紙の分割数が選択されたとき、ステップS218において、制御装置150は、次に、配信する画像の選択を受け付けるとともに、図27に示されるような入力画面を撮影編集用モニタ62に表示させ、選択した画像の配信先のメールアドレス(ユーザの携帯電話機等のメールアドレス)の入力を受け付ける。
図27の例においては、「画像配信モード」の文字が画面の上方に表示されるとともに、画面のほぼ中央には、メールアドレスの入力欄681が表示される。ユーザは、例えば、撮影編集用モニタ62の近傍に設けられるキーボードを操作することで、或いは、撮影編集用モニタ62に表示されるキーボードをタッチペン63で操作することで、既に選択した画像の配信先のメールアドレスを入力欄681に入力する。図27の例においては、配信画像の選択等をやり直すときに操作されるボタン682、入力欄681に入力したメールアドレス宛に画像の配信を行うときに操作されるボタン683が表示されている。
画像の配信を行うことが指示されたとき、制御装置150は、ステップS219において画像の配信を実行する。具体的には、制御装置150には、図示せぬ有線や無線の通信部が設けられており、制御装置150は、ユーザにより選択された画像を、その通信部からインターネットを介して指定された配信先に配信する。
制御装置150は、ステップS220において、プリンタ156を制御し、ユーザにより選択された分割数に従って編集済みの画像をシール紙160に印刷させ、シール紙160をシール取り出し口32に排出させる。なお、ここで排出されるシール紙160には、図24を参照して説明したようなクーポン券は印刷されず、編集済みの画像のみが印刷される。なお、ステップS218の処理とステップS220(シール印刷)の処理を同時に開始し、ステップS219の処理の終了時には、ステップS220が終了している(シール紙が排出されている)ようにすればさらに良い(スループットを向上させることができる)。
シール紙160を排出した後、制御装置150は、ステップS221に進み、撮影編集空間15からシール取り出し口32の前方に移動することをユーザに案内する、図23に示されるような移動案内画面を撮影編集用モニタ62に表示させる。
一方、ステップS216において、図20の選択画面から「画像配信」が選択されていない、すなわち「キラキラ加刷」、「画像配信」、「クーポン券」の特典の中から「キラキラ加刷」が選択されたと判定した場合、制御装置150は、ステップS222に進み、ユーザによるキラキラ加刷版のシール紙の分割数の選択を受け付ける。
図28は、ステップS222において撮影編集用モニタ62表示される、キラキラ加刷版のシール紙の分割数選択画面の表示例を示す図である。
図28の例においては、「分割サイズをえらんでね!」のコメントが画面の上方に表示され、その下に1枚のシール紙を4分割にして画像を印刷するときに選択される分割数選択画像691、6分割にして印刷するときに選択される分割数選択画像692、8分割にして印刷するときに選択される分割数選択画像693が表示されている。
また、その下には、「表面コーティングをえらんでね!」のコメントが表示され、シール紙の表面に施されるコーティングの例を示すコーティング選択画像694乃至697が表示されている。ユーザは、コーティング選択画像694乃至697から好みのコーティングを選択することができる。
また、図28の例においては、ユーザは、ボタン698を選択することでコーティングが施されない、通常のシール紙を受け取ることができるとされている。ボタン698の右隣には、選択した分割数とコーティングの種類を決定するときに操作される、「OK」が記載されたボタン699が表示されている。なお、図28の例においては、画面の左上に「キラキラ加刷モード」の文字が表示されている。
図28のボタン699が操作され、シール紙の分割数とコーティングの種類が決定された場合、制御装置150はプリンタ156を制御し、ステップS223において、1枚のシール紙に編集済みの画像を印刷するとともに、ユーザにより選択された種類のキラキラ加工のコーティングをシール紙160の表面に施し、シール取り出し口32から排出させる。
その後、ステップS221において、撮影編集空間15からシール取り出し口32の前方に移動することをユーザに案内する移動案内画面が表示され、一連の処理が終了される。
以上のように、早い時間で撮影処理や編集処理を終えたユーザに対して各種の特典が提供されるようにすることにより、写真シール作成装置1の利用を早い時間で終えることをユーザに促すことができる。また、特典を受けるためにそれぞれのユーザが早い時間で利用を終えることにより、写真シール作成装置1を管理する店舗側は、写真シール作成装置1のユーザ回転率(稼働率)を向上させることができ、収益をあげることができる。また、ユーザ側としても、早く終えればそれだけより程度の高い特典を受けることができるため、利用時間が短い場合でも満足感を得ることができる。よって、ユーザの満足度を維持しつつ、ユーザ回転率の向上を図ることができる。
以上においては、写真シール作成装置1を利用するユーザは、撮影編集空間15内で撮影と編集の両方を行うとしたが、撮影編集空間15内では撮影のみを行い、撮影を終えたユーザが、例えば、筐体11を挟んで撮影編集空間15の反対側に設けられる別の空間で編集を行う場合の写真シール作成装置においても、利用時間に応じて特典を提供することができる。この場合、あるユーザが撮影を終えてから、次のユーザが撮影を開始するまでの時間(代金を投入するまでの時間)がアイドル時間とされ、そのアイドル時間に応じてモードの設定が行われる。
[第2の実施の形態]
図29は、本発明を適用した写真シール作成装置801の外観の構成例を示す図である。
写真シール作成装置801においては、図1の写真シール作成装置1の場合とは異なり、ユーザは写真シール作成装置801の前方に設けられる撮影空間814では撮影のみを行い、撮影を終えた後、背景パネル811を挟んで撮影空間814の反対側にある編集空間815に移動し、そこで編集を行う。これにより、図1の写真シール作成装置1のように1つの撮影編集空間15で撮影と編集を行わせる場合に較べて、撮影と編集をそれぞれ異なるユーザに並行して行わせることができるため、ユーザの回転率を向上させることができる。
写真シール作成装置801の撮影空間814に臨む面801Aには、カメラ861、撮影用モニタ862、タッチペン863、照明装置864−1および照明装置864−2が設けられている。これらは、図1のカメラ61、撮影編集用モニタ62、タッチペン63(63−1,63−2)、照明装置64(64−1,64−2)とそれぞれ同様であり、重複する説明は省略する。すなわち、カメラ861は、内部の制御装置950(図30)による制御に従って撮影を行い、撮影用モニタ862は、撮影手順についての案内画面やカメラ861により撮影された画像を表示する。タッチペン863は、ユーザが撮影用モニタ862に表示される各種のボタンを選択する際に利用される。
写真シール作成装置801の側面である面801Bには、ユーザがゲームの開始時にコインを投入するコイン投入口831と、画像が印刷されたシール紙が排出されるシール取り出し口832が設けられている。
写真シール作成装置801と背景パネル811により天井パネル812が支持され、その天井パネル812には、撮影空間814の中が外側から覗かれるのを防止するためのカーテン813が取り付けられている。
背景パネル811の編集空間815に臨む面には、LCDなどよりなる編集用モニタ871−1および編集用モニタ871−2が設けられ、その近傍には、それぞれタッチペン872−1およびタッチペン872−2が用意される。以下、編集用モニタ871−1と編集用モニタ871−2を、適宜、編集用モニタ871とまとめて称し、タッチペン872−1とタッチペン872−2を、適宜、タッチペン872とまとめて称する。
撮影空間814で撮影が終了したときには、撮影により得られた画像を編集する編集画面が編集用モニタ871に表示されることから、ユーザは、タッチペン872を利用して、表示される編集画面で撮影画像の編集を行うことができる。編集が施された画像は、図1の写真シール作成装置1の場合と同様に、所定の分割数でシール紙に印刷され、シール取り出し口832から排出される。
このような構成を有する写真シール作成装置801においては、編集空間815で第1のユーザが編集を行い、第1のユーザの後に写真シール作成装置801の利用を開始した第2のユーザが撮影空間814で撮影を行っている場合、その第2のユーザは、自分が撮影を終えたにもかかわらず第1のユーザが編集を続けているとき、第1のユーザに対して編集を早く終えることを交渉することができる。この交渉は、第1のユーザと第2のユーザが直接会話することで行われるのではなく、撮影用モニタ862の表示と、編集用モニタ871の表示を介して行われる。
また、その交渉によって第1のユーザが早く編集を終了するとした場合、第1のユーザに対しては、図1の写真シール作成装置1の場合と同様に各種の特典が提供される。
撮影を終えた場合、第2のユーザは、直後に続けて編集を行うためには第1のユーザが編集を終え、編集空間815が空くまで撮影空間814で待機する必要があるが、このように交渉ができるようにすることにより、編集を迅速に開始することができることがある。
また、そのような交渉を経て、第2のユーザが編集空間815に移動し、編集を迅速に開始させた場合、その直後に第2のユーザに続く第3のユーザが撮影空間814に入って撮影を開始させることができることから、ユーザの回転率を向上させることができ、収益をあげることができる。
また、交渉に応じて編集を早く終えた第1ユーザに対しては特典が提供されることから、編集時間が短縮されたことにより第1のユーザが不満を抱くといったことを最小限に防止することが可能となる。
第1のユーザと第2のユーザによる交渉を含め、写真シール作成装置801の処理についてはフローチャートを参照して後述する。
図30は、写真シール作成装置801の内部構成例を示すブロック図である。図中、図29と対応する部分については同一の符号を付してある。
写真シール作成装置801の内部構成は、基本的には図4の写真シール作成装置1の内部構成と同様である。すなわち、制御装置950は写真シール作成装置801の全体を制御し、カメラ861は被写体を撮影する。照明装置864−1および照明装置864−2は撮影空間814内の照明としての機能と、カメラ861による撮影時のフラッシュとしての機能を有する。コイン投入部951は、図29のコイン投入口831に投入されたコインを検出し、表示プロセッサ953は、図4の表示プロセッサ153と同様にタッチペン863を用いて行われる、タッチパネル952に対するユーザの入力を検出するとともに、撮影用モニタ862の表示を制御する。この撮影用モニタ862とタッチパネル952は積層して設けられている。
プリンタ956、IDタグリーダ/ライタ957、シール紙ユニット958は、図4のプリンタ156、IDタグリーダ/ライタ157、シール紙ユニット158とそれぞれ同様である。また、記憶装置955、ドライブ1000、リムーバブルメディア1001は、図4の記憶装置155、ドライブ200、リムーバブルメディア201とそれぞれ同様である。
表示プロセッサ991は、表示プロセッサ953と同様にタッチペン872−1を用いて行なわれる、タッチパネル992に対するユーザの入力を検出するとともに、制御装置950による制御に基づいて編集用モニタ871−1に編集画面等を表示させる。表示プロセッサ993も表示プロセッサ991と同様に、タッチペン872−2を用いて行なわれる、タッチパネル994に対するユーザの入力を検出するとともに、制御装置950による制御に基づいて編集用モニタ871−2に編集画面等を表示させる。
ここで、図31のフローチャートを参照して、写真シール作成装置801の写真シール作成処理について説明する。
制御装置950は、ステップS251において、撮影空間814にいる第2のユーザからの指示に応じて撮影処理を実行し、ステップS252において、編集空間815にいる第1のユーザからの指示に応じて編集処理を実行する。この撮影処理と編集処理は、そのときの状況に応じて並行して実行されることもある。撮影処理の詳細については図32を参照して、編集処理の詳細については図37を参照してそれぞれ後述する。
次に、図32のフローチャートを参照して、図31のステップS251において実行される撮影処理について説明する。
ステップS301において、制御装置950は表示プロセッサ953を制御し、撮影用モニタ862にデモ画面を表示させ、ステップS302において、コイン投入部951から出力に基づいてコインが投入されたか否かを判定する。制御装置950は、ステップS302において、コインが投入されたと判定するまで待機し、投入されたと判定した場合、ステップS303に進む。
ステップS303において、制御装置950は、撮影および交渉処理を実行する。例えば、撮影が終了されたときに編集空間815で編集が継続されている場合、編集を早く終了させることについての交渉が行われる。ステップS303において実行される処理の詳細については図33および図34を参照して後述する。
ステップS304において、制御装置950は、撮影により得られた画像を撮影部971から編集部972−1および編集部972−1に送信する。すなわち、撮影により得られた画像は、表示プロセッサ953のバッファに記憶されているため、制御装置950はそれを読み出し、表示プロセッサ991および表示プロセッサ993のバッファに保存させる。これにより、編集用モニタ871に編集対象の画像が表示可能となる。
制御装置950は、ステップS305において、撮影空間814から編集空間815に移動し、そこで編集を行うことを案内する移動案内画面を撮影用モニタ862に表示させる。ステップS303の処理によって、このときには編集空間815には他のユーザがいないため、撮影を終えた第2のユーザは、編集空間815に移動し、そこで編集を行うことができる。その後、図31のステップS252の編集処理が実行される。
ここで、図33および図34のフローチャートを参照して、図32のステップS303において実行される撮影および交渉処理について説明する。
ステップS351において、制御装置950は、図33の処理が開始されてからの時間が撮影制限時間を超えたか否かを判定し、超えていないと判定した場合、ステップS352に進み、ユーザからの指示に応じてカメラ861を制御して撮影を行う。撮影画像は、上述したように表示プロセッサ953のバッファに保存されるとともに、撮影用モニタ862に表示される撮影画面に表示される。撮影画面には、撮影の残り時間や、撮影を終了させるときにユーザにより操作される終了ボタン等も表示される。
ステップS353において、制御装置950は、撮影画面に表示される終了ボタンが押下されたか否かを判定し、押下されていないと判定した場合、ステップS351に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。一方、制御装置950は、ステップS353において、終了ボタンが押下されたと判定した場合、ステップS354に進む。すなわち、ユーザは、撮影の残り時間がある場合でも、撮影画面に表示される終了ボタンを押下することで、撮影を終了させ、続いて編集処理を行うことができる。
ステップS354において、制御装置950は、交渉フラグに1を設定する。この交渉フラグが「1」である場合、それは、編集空間815で編集処理を行っている第2のユーザには、編集処理を早く終了させることについて交渉する意思があることを表し、交渉フラグが「0」である場合、それは、交渉する意思がないことを表す。第2のユーザが撮影を終えた直後にはデフォルトの値として「1」が設定され、後述するように、例えば、第2のユーザからの交渉に応じて第1のユーザがその打ち切りを指示したときに、交渉フラグに「0」が設定される。
ステップS355において、制御装置950は、自分自身で管理する編集空間フラグが1であるか否かを判定する。この編集空間フラグが「1」である場合、それは、編集空間815で編集処理を行っている第1のユーザがいることを表し、編集空間フラグが「0」である場合、それは、編集空間815で編集処理を行っている第1のユーザがいないことを表す。
制御装置950は、ステップS355において、編集空間フラグが0である、すなわち編集空間815で編集処理を行っている第1のユーザがいないと判定した場合、図32のステップS304以降の処理を実行する。この場合、撮影を終えた第2のユーザは、案内(図32のステップS305で表示される案内)に従って編集空間815に移動し、撮影画像の編集を行う。
一方、ステップS355において、制御装置950は、編集空間フラグが1である、すなわち編集空間815で編集処理を行っている第1のユーザがいると判定した場合、ステップS356に進み、次に、交渉フラグが1であるか否かを判定する。
制御装置950は、ステップS356において、交渉フラグが0である、すなわち編集空間815で編集処理を行っている第1のユーザにより既に交渉の打ち切りが要求されており、第1のユーザには交渉を行う意思がないと判定した場合、ステップS357に進み、サブゲーム処理を実行する。ここでは、時間つぶしのための例えばモグラたたきゲームなどの画面が撮影用モニタ862に表示される。
撮影を終えた第2のユーザは、タッチペン863を用いるなどして、編集空間815で編集を継続する第1のユーザが編集を終えるまでゲームを行う。なお、編集空間815にいる第1のユーザが編集を終えるまでの間、撮影を再度行うことができるようにしてもよいし、簡易な編集を撮影用モニタ862で行うことができるようにしてもよい。その後、処理はステップS355に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS356において、交渉フラグが1である、すなわち編集空間815で編集処理を行っている第1のユーザには交渉を行う意思があると判定した場合、ステップS358に進み、制御装置950は、立ち退き交渉を行うか否かを判定する。このとき、撮影用モニタ862には例えば図35に示されるような選択画面が表示され、制御装置950は選択画面に対する入力に基づいてここでの判定を行う。
図35の例においては、「先客が編集中です。立ち退き交渉しますか?」のコメントが表示され、そのコメントの下に、立ち退き交渉を行うときに操作されるYESボタン1011、立ち退き交渉を行わないときに操作されるNOボタン1012が表示されている。撮影を終えた第2のユーザは、この選択画面から、立ち退き交渉を行うか否かをタッチペン863を用いて選択する。
ステップS358において、図35の選択画面から立ち退き交渉を行わないことが選択されたと判定した場合(NOボタン1012が操作された場合)、制御装置950は、ステップS359に進み、交渉フラグに0を設定し、ステップS357に進み、サブゲーム処理を実行する。立ち退き交渉を行わない場合、撮影を終えた第2のユーザは、編集編集空間815が空くまで撮影空間814で待機することになる。
制御装置950は、ステップS358において、立ち退き交渉を行うことが選択されたと判定した場合(YESボタン1011が操作された場合)、ステップS360に進み、編集処理を早く終了させることについて、編集空間815にいる第1のユーザに対して交渉を行う。
このとき、編集用モニタ871には、編集処理を終了させることにより、クーポン券などの特典を受けることができることを案内するコメント等が表示される(後述する図41)。それまで編集を行っていたユーザは、特典を受ける代わりに編集を終了させるか、特典を受けずに制限時間内で編集を継続することを選択することができる。なお、編集の継続のうちにも、再交渉の意思を残しつつ編集を継続することと、交渉を完全に打ち切って(再交渉の余地なく)編集を継続することとがある。編集用モニタ871に表示される画面については後に詳述する。
ステップS361において、制御装置950は、表示プロセッサ991および表示プロセッサ993からの出力に基づいて、交渉が成立したか否か、すなわち、特典を受ける代わりに編集を終了させることが第1のユーザにより選択されたか否かを判定する。
制御装置950は、ステップS361において、交渉が成立していないと判定した場合、ステップS362に進み、次に、交渉が打ち切られたか否かを判定する。ステップS362において、再交渉の余地なく交渉が打ち切られたと判定した場合、制御装置950は、ステップS359に進み、交渉フラグに0を設定した後、ステップS357以降の処理を行う。この場合、撮影を終えた第2のユーザは、第1のユーザが編集を終えるまで撮影空間814で待機する。
一方、ステップS362において、交渉が打ち切られていないと判定した場合、ステップS363に進み、制御装置950は、再交渉を行うことが第2のユーザから指示されたか否かを判定する。
図36は、再交渉を行うか否かを第2のユーザに選択させる選択画面の表示例を示す図である。例えば、再交渉の際には、自分(第2のユーザ)に与えられる編集時間を短縮する(例えば30秒短縮する)代わりに、1度目の交渉(ステップS360)で第1のユーザに提示された特典よりも、より程度の高い特典が第1のユーザに提示され、編集を終了させることが促される。従って、再交渉の選択画面には、そのことを表す「立ち退き交渉不成立。自分達の編集時間を短縮することを条件に、先客への特典条件をアップし、再交渉することができます。」のコメントが図36に示されるように表示される。
図36の例においては、再交渉を行うときに操作されるボタン1021、再交渉を行わないときに操作されるボタン1022がコメントの下に表示されている。
制御装置950は、ステップS363において、ユーザにより再交渉を行うことが選択されていないと判定した場合(ボタン1022が操作された場合)、ステップS359に進む。すなわち、この場合も、撮影を終えた第2のユーザは、第1のユーザが編集を終えるまで撮影空間814で待機することになる。
ステップS363において、ユーザにより再交渉を行うことが選択されたと判定した場合(ボタン1021が操作された場合)、ステップS364に進み、制御装置950は、編集空間815にいる第1のユーザに提示する特典(1度目の交渉における特典よりも、より程度の高い特典)の内容を撮影用モニタ862に表示させ、第2のユーザに確認させる。
再交渉において提示される特典の内容が撮影用モニタ862に表示された後、処理はステップS360に戻り、再交渉が行われる。編集空間815にいる第1のユーザは、この再交渉に応じて交渉に応じるのか、または編集を継続するのかを選択する。
ステップS361において、ステップS360で行われる1度目の交渉が成立したと判定した場合、または、再交渉が成立したと判定した場合、ステップS365に進み、再交渉が成立している場合には、例えば、編集時間を短縮するなどの、撮影空間814にいる第2のユーザの編集処理に制限を加える。例えば、第2のユーザの編集処理の制限時間は、30秒短縮される。その後、図32のステップS304以降の処理が実行される。交渉に応じた第1のユーザは、編集を直ちに終了させ、シール取り出し口832から排出されるシール紙を受け取るべく、編集空間815から移動する。
次に、図37のフローチャートを参照して、図31のステップS252において実行される編集処理について説明する。
制御装置950は、ステップS401において、編集用モニタ871にデモ画面を表示させる。例えば、撮影から開始することを表す画面や、編集手順を説明する画面などが表示される。
ステップS402において、制御装置950は、図32のステップS304で送信される画像の受信が完了したか否か(表示プロセッサ953のバッファに記憶されていた撮影画像が表示プロセッサ991および表示プロセッサ993のバッファに転送されたか否か)を判定し、受信が完了したと判定するまで待機する。
制御装置950は、ステップS402において、画像の受信が完了したと判定した場合、編集フラグに1を設定する。上述したように、編集空間フラグに1が設定されていることは、編集空間815で編集処理を行っている第1のユーザがいることを表す。
ステップS404において、制御装置950は、編集および交渉処理を行う。ここでは、編集用モニタ871に表示される編集画面での画像の編集の他、撮影空間814にいる第2のユーザとの間で、編集を早く終了させることについての交渉が行われる。ステップS404において実行される処理の詳細については図38および図39を参照して後述する。
編集および交渉処理を終了させた後、制御装置950は、ステップS405において、分割数の選択および印刷処理を実行する。例えば、図26に示されるような、複数の分割パターンを表す画像が編集用モニタ871に表示され、ユーザは、その表示から分割数を選択する。分割数が選択された後、制御装置950は、プリンタ956を制御し、選択された分割数に従って編集が施された画像をシール紙960に印刷させる。
ステップS406において、制御装置950は、編集フラグに0を設定する。上述したように、編集空間フラグに0が設定されていることは、編集空間815で編集処理を行っている第1のユーザがいないことを表す。その後、画像が印刷されたシール紙がシール取り出し口832に排出され、写真シール作成装置801の一連の処理が終了される。
ここで、図38および図39のフローチャートを参照して、図37のステップS404において実行される編集および交渉処理について説明する。
ステップS451において、制御装置950は、図38の処理が開始されてからの時間が編集制限時間を超えたか否かを判定し、超えていないと判定した場合、ステップS452に進み、ユーザからの指示に応じて画像の編集を行う。
編集制限時間は、例えば、そのとき編集を行っているユーザが、自分の編集処理に制限が加えられる代わりに編集を早く開始させていた場合(再交渉を経て編集を開始させていた場合)、デフォルトの編集制限時間が若干短縮された時間となる。なお、編集を行うために、編集用モニタ871には、図16に示されるような、編集対象の画像と各種の編集ツールを選択するときに操作されるボタン、および、編集の終了を指示するときに操作される終了ボタンを含む編集画面が表示される。
ステップS453において、制御装置950は、撮影空間814にいる第2のユーザから立ち退き交渉がされた否かを判定し、立ち退き交渉がされていないと判定した場合、ステップS454に進み、編集画面に表示される終了ボタンが第1のユーザにより押下されたか否かを判定する。
制御装置950は、ステップS454において終了ボタンが押下されていないと判定した場合、ステップS451に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行し、一方、終了ボタンが押下されたと判定した場合、図37のステップS405以降の処理を実行する。
制御装置950は、ステップS453において、第2のユーザから立ち退き交渉がされたと判定した場合、ステップS455に進み、図40に示されるように、「お知らせ」と記載されたお知らせボタン1031を編集用モニタ871に点滅表示させる。このお知らせボタン1031が選択された場合、立ち退き交渉を行なうことができ、お知らせボタン1031が選択されなかった場合、立ち退き交渉は打ち切りとされる。
ステップS456において、制御装置950は、図40の編集画面871に表示されているお知らせボタン1031が一定時間(例えば20秒)内に選択されたか否かを判定し、お知らせボタン1031が一定時間内に選択されていないと判定された場合、処理はステップS459に進む。
ステップS456において、お知らせボタン1031が一定時間内に選択されたと判定された場合、ステップS457において制御装置950は、例えば、図41に示されるように立ち退き条件(特典)を編集用モニタ871に表示させる。
図41は、立ち退き条件の表示例を示す図である。図41の例においては、「今、早期終了すると、下記の特典をGETできます!」のコメントが画面上方に表示され、画面のほぼ中央には、そのときの交渉に応じて編集を早期終了させた場合に、第1のユーザが受けることができる特典である特典1041の内容が表示されている。特典1041は、残り時間を90秒以上残して編集処理を終了させることにより、例えば、写真シール作成装置801の次回の利用料金が150円分ディスカウントされるクーポン券が提供されることを表している。
また、図41の例においては、交渉を成立させ、提示される特典を受ける代わりに編集を終了させるときに操作されるボタン1042、再交渉の余地を残しつつ、そのときの交渉は不成立とし、編集を継続させるときに操作されるボタン1043が特典1041の下に表示されている。さらに、特典1041の下には、再交渉の余地を残さずに交渉を打ち切り、交渉を不成立とするときに操作されるボタン1044が表示されている。
例えば、図41の画面からボタン1042を操作し、編集を終了させた場合、ユーザは、特典1041により提示される150円分のクーポン券を特典として受けることができる。あるいは、ボタン1042が操作された場合、直ちに編集を終了させるのではなく、若干残余時間(例えば20秒)を残しておき、その残余時間が経過したとき(ボタン1042が操作されてから20秒経過したとき)に編集を終了させるようにしても良い。これにより、落書き途中や落書き不完全で、編集処理が突然終了するのを回避することができる。
なお、編集の残り時間に応じて、クーポン券によりディスカウントされる金額は異なるものとされる。
例えば、第1のユーザに与えられた編集処理の制限時間のうち、残り時間が90秒以上あるタイミングで第2のユーザから交渉が行われた場合、上述したように150円分ディスカウントされるクーポン券が発行されることが表示され、第1のユーザに与えられた編集処理の制限時間のうち、残り時間が60秒以上(60秒以上、90秒未満)あるタイミングで第2のユーザから交渉が行われた場合、100円分ディスカウントされるクーポン券が発行されることが表示される。
また、第1のユーザに与えられた編集処理の制限時間のうち、残り時間が30秒以上(30秒以上、60秒未満)あるタイミングで第2のユーザから交渉が行われた場合、50円分ディスカウントされるクーポン券が発行されることが表示され、第1のユーザに与えられた編集処理の制限時間のうち、残り時間が1秒以上(1秒以上、30秒未満)あるタイミングで第2のユーザから交渉が行われた場合、30円分ディスカウントされるクーポン券が発行されることが表示される。
従って、第1のユーザは、編集処理を開始してから早いタイミングで行われた交渉に応じることにより、その分だけよりディスカウント幅が大きいクーポン券の発行を受けること、換言すればより程度の高い特典を得ることができる。すなわち、編集を早く終えることを促すことができ、写真シール作成装置801を設定する店舗側とすれば回転率を向上させ、収益をあげることができる。
図38の説明に戻り、ステップS458において、制御装置950は、図41の画面から第1のユーザにより交渉の打ち切りが選択されたか否か(ボタン1044が押下されたか否か)を判定する。制御装置950は、ステップS458において交渉の打ち切りが選択されたと判定した場合、またはステップS456においてお知らせボタン1031が一定時間内に選択されなかったと判定した場合、ステップS459に進み、撮影空間814にいる第2のユーザに交渉が打ち切られたことを通知する。例えば、撮影空間814内の撮影用モニタ862には、交渉が打ち切られたことを通知する画面が表示される。
交渉を打ち切り、編集を継続することが選択されたことから、処理はステップS451に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS458において、交渉の打ち切りが選択されなかったと判定した場合、ステップS460に進む。ステップS460において、制御装置950は、交渉の継続が選択されたか否か(ボタン1043が押下されたか否か)を判定し、交渉の継続が選択されたと判定した場合、ステップS461に進み、撮影空間814にいる第2のユーザに交渉の継続、すなわち再交渉の余地があることを通知する。例えば、撮影空間814内の撮影用モニタ862には図36の画面が表示される。
その後、処理はステップS451に戻り、それ以降の処理が繰り返される。例えば、図36の画面から第2のユーザにより再交渉を行うことが要求された場合、ステップS451乃至ステップS453、ステップS455およびステップS456の処理を経て(実際には、ステップS456においてお知らせボタン1031が一定時間内に選択されたとき)、制御装置950は、ステップS457において、例えば図42に示される画面を編集用モニタ871に表示させる。
上述したように、再交渉の際には、第2のユーザに与えられる編集時間を短縮する代わりに、1度目の交渉で提示された特典よりも、より程度の高い特典が第1のユーザに提示され、編集を終了させることが促される。従って、再交渉が要求されたときに表示される画面には、例えば、図41の特典1041と較べてディスカウント幅の大きい、200円のクーポン券が提供されることを案内する特典1061が編集用モニタ871に表示される。図42においては、特典1061として、「クーポン券 (200円相当!!) 条件50円アップしたよ」のコメントが表示される。また、図中、特典1061の上方には、「再交渉(1回目)」というコメントが表示されている。これにより第1のユーザは、1回目の再交渉であることを知ることができる。
なお、再交渉の場合にも、編集の残り時間に応じてクーポン券によるディスカウント幅が異なるものとされる。
例えば、第1のユーザに与えられた編集処理の制限時間のうち、残り時間が90秒以上あるタイミングで第2のユーザから再交渉が行われた場合、再交渉1回につき条件を50円アップするとすれば、上述したように200円分ディスカウントされるクーポン券が発行されることが表示され、第1のユーザに与えられた編集処理の制限時間のうち、残り時間が60秒以上(60秒以上、90秒未満)あるタイミングで第2のユーザから交渉が行われた場合、150円分ディスカウントされるクーポン券が発行されることが表示される。
また、第1のユーザに与えられた編集処理の制限時間のうち、残り時間が30秒以上(30秒以上、60秒未満)あるタイミングで第2のユーザから交渉が行われた場合、100円分ディスカウントされるクーポン券が発行されることが表示され、第1のユーザに与えられた編集処理の制限時間のうち、残り時間が1秒以上(1秒以上、30秒未満)あるタイミングで第2のユーザから交渉が行われた場合、80円分ディスカウントされるクーポン券が発行されることが表示される。
このように、再交渉の際に提示されるクーポン券によるディスカウントの金額は、1度目の交渉の際に提示されるクーポン券によるディスカウントの金額と較べて、同じタイミングで交渉が行われた場合でもその額が大きいものとなる。従って、1度目の交渉に較べて、再交渉の方が編集処理を早く終了させることを強く促すことができる。
図39の説明に戻り、ステップS460において、交渉継続が選択されていないと判定した場合、制御装置950は、図41または図42の画面から、編集を終了し、交渉を成立させることが指示されたと判定し(ボタン1042が操作されたと判定し)、ステップS462に進む。なお、図42の画面において、再交渉が成立した場合、第1のユーザは、早期退出の見返り(特典)としてクーポン券(200円相当)の提供を受けることができる。また、第2のユーザは、早期に編集を開始できるが、編集処理の制限時間は30秒短縮されることになる。
ステップS462において、制御装置950は、撮影空間814にいる第2のユーザに交渉が成立したことを通知する。このとき、撮影空間814内の撮影用モニタ862には、交渉が成立したことを通知する画面が表示される。
その後、制御装置950は、ステップS463において、第1のユーザに特典が提供されるように設定し、図37のステップS405以降の処理を実行する。交渉を成立させた第1のユーザに提供されるシール紙には、編集済みの画像とともに、図24に示されるようなクーポン券が印刷される。
このように、交渉のその時点での編集処理の残り時間(編集処理の残時間)と交渉回数の組み合わせにより、ディスカウントの金額が決定されるので、ある程度の交渉テクニックおよびスキルが必要となり、よって、ゲーム性を大きくすることができる。
なお、再交渉の回数や交渉間隔に制限を設けたり、第1のユーザに提示する条件のアップ額や第2のユーザに対する制限条件(編集時間の短縮)を交渉ごとに増減させるようにしてもよい。
以上のように、撮影を終えた第2のユーザが、編集を続けている第1のユーザに対して編集を早く終了させるように交渉することができるようにすることにより、第2のユーザは、編集を迅速に開始させることができることがある。また、ユーザの回転率を向上させることができる。さらに、交渉に応じて早く編集を終えることにより特典を受けることができるため、第2のユーザが、編集時間が短縮されたことによる不満を感じることを抑制することができる。
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明を適用した写真シール作成装置の外観の構成例を示す図である。 残時間表示モニタに表示される画面の例を示す図である。 残時間表示モニタに表示される画面の他の例を示す図である。 写真シール作成装置の内部構成例を示すブロック図である。 写真シール作成装置の写真シール作成処理について説明するフローチャートである。 デモ画面の例を示す図である。 デモ画面の他の例を示す図である。 図5のステップS1において実行される混雑度判定処理について説明するフローチャートである。 デモ画面に表示されるサブ画像の例を示す図である。 図5のステップS4において実行される撮影処理について説明するフローチャートである。 図5のステップS4において実行される撮影処理について説明する、図10に続くフローチャートである。 撮影コース選択画面の表示例を示す図である。 撮影コース選択画面の他の表示例を示す図である。 撮影画面の表示例を示す図である。 図5のステップS5において実行される編集処理について説明するフローチャートである。 編集画面の表示例を示す図である。 編集画面の他の表示例を示す図である。 図5のステップS6において実行される分割選択および印刷処理について説明するフローチャートである。 図5のステップS6において実行される分割選択および印刷処理について説明する、図18に続くフローチャートである。 特典選択画面の表示例を示す図である。 クーポン券選択画面の表示例を示す図である。 分割数選択画面の表示例を示す図である。 移動案内画面の表示例を示す図である。 シール紙の例を示す図である。 クーポン券の例を示す図である。 分割数選択画面の他の表示例を示す図である。 メールアドレス入力画面の表示例を示す図である。 分割数選択画面のさらに他の表示例を示す図である。 本発明を適用した他の写真シール作成装置の外観の構成例を示す図である。 図29の写真シール作成装置の内部構成例を示すブロック図である。 図29の写真シール作成装置により行われる写真シール作成処理について説明するフローチャートである。 図31のステップS251において実行される撮影処理について説明するフローチャートである。 図32のステップS303において実行される撮影および交渉処理について説明するフローチャートである。 図32のステップS303において実行される撮影および交渉処理について説明する、図33に続くフローチャートである。 交渉の選択画面の表示例を示す図である。 再交渉の選択画面の表示例を示す図である。 図31のステップS252において実行される編集処理について説明するフローチャートである。 図37のステップS404において実行される編集および交渉処理について説明するフローチャートである。 図37のステップS404において実行される編集および交渉処理について説明する、図38に続くフローチャートである。 お知らせボタンが表示された編集画面の表示例を示す図である。 立ち退き条件の表示例を示す図である。 立ち退き条件の他の表示例を示す図である。
符号の説明
1 写真シール作成装置
15 撮影編集空間
33 残時間表示モニタ
61 カメラ
62 撮影編集用モニタ
150 制御装置
801 写真シール作成装置
814 撮影空間
815 編集空間
861 カメラ
862 撮影用モニタ
871−1,871−2 編集用モニタ
950 制御装置

Claims (11)

  1. 撮影処理、および、その撮影処理により得られた画像の編集を行う編集処理を含む一連の処理を、代金を支払ったユーザに提供する写真シール作成装置において、
    前記撮影処理を行っているユーザ、および、前記編集処理を行っているユーザのうちの少なくともいずれかのユーザに対して、予め設定されている制限時間内に残余時間を残してその処理を終えることを提案する提案手段と、
    前記提案手段による提案に応じて、前記制限時間内に前記撮影処理または前記編集処理を終えたユーザに対して特典を提供する提供手段と
    を備えることを特徴とする写真シール作成装置。
  2. 前記提案手段は、前記残余時間が所定時間以上あれば利用者に特典を提供する
    ことを特徴とする請求項1に記載の写真シール作成装置。
  3. 前記提供手段は、前記撮影処理の終了時における残余時間、および、前記編集処理の終了時における残余時間に応じて、前記特典の内容を変えて提供する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の写真シール作成装置。
  4. 前記提案手段による提案、および、前記提供手段による前記特典の提供は、単位時間あたりの利用されていない時間が所定の時間より少ない場合に行われる
    ことを特徴とする請求項1,2または3に記載の写真シール作成装置。
  5. 前記写真シール作成装置の利用を開始することにより、前記特典を受けることができることを提示する提示手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の写真シール作成装置。
  6. 前記編集処理により編集が施された画像とともに、前記特典を受けるためにユーザが用いる情報をシール紙に印刷する印刷手段をさらに備え、
    前記提供手段は、前記印刷手段により印刷された前記シール紙を提供する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の写真シール作成装置。
  7. 前記編集処理を行う編集空間と、前記撮影処理を行う撮影空間とが異なる空間として形成され、前記編集処理を第1のユーザが行なうとともに前記撮影処理を第2のユーザが行なっている場合、
    前記提案手段は、前記制限時間内に前記撮影処理を終了させた前記撮影空間にいる前記第2のユーザからの要求に応じて、第1の特典を受ける代わりに、前記編集処理を終えることを前記編集処理を継続している前記編集空間にいる前記第1のユーザに対して提案する
    ことを特徴とする請求項1に記載の写真シール作成装置。
  8. 前記提案手段は、前記第2のユーザからの1度目の提案に対して前記第1のユーザが前記編集処理を終えなかった場合において、前記第2のユーザから再度の提案が要求されたとき、前記第1の特典とは異なる第2の特典を受ける代わりに、前記制限時間内に前記編集処理を終えることを前記第1のユーザに対して再度提案し、
    再度の提案に応じて前記第1のユーザが前記編集処理を終えた場合、前記第2のユーザが前記編集空間で行う前記編集処理に、予め設定された制限を設定する設定手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の写真シール作成装置。
  9. 撮影処理、および、その撮影処理により得られた画像の編集を行う編集処理を含む一連の処理を、代金を支払ったユーザに提供する写真シール作成装置の写真シール作成方法において、
    所定の制限時間を設定し、ユーザを撮影する撮影ステップと、
    所定の制限時間を設定し、前記撮影ステップの処理により撮影されたユーザの画像を編集する編集ステップと、
    前記撮影ステップの処理で提供される前記撮影処理を行っているユーザ、および、前記編集ステップの処理で提供される前記編集処理を行っているユーザのうちの少なくともいずれかのユーザに対して、予め設定されている制限時間内にその処理を終えることを提案する提案ステップと、
    前記提案ステップの処理による提案に応じて、前記制限時間内に前記撮影処理または前記編集処理を終えたユーザに対して特典を提供する提供ステップと
    を含むことを特徴とする写真シール作成方法。
  10. 前記編集処理を行う編集空間と、前記撮影処理を行う撮影空間とが異なる空間として形成され、前記編集処理を第1のユーザが行なうとともに前記撮影処理を第2のユーザが行なっている場合、
    前記提案ステップの処理は、前記制限時間内に前記撮影処理を終了させた前記撮影空間にいる前記第2のユーザからの要求に応じて、第1の特典を受ける代わりに、前記編集処理を終えることを前記編集空間にいる前記第1のユーザに対して提案する
    ことを特徴とする請求項9に記載の写真シール作成方法。
  11. 撮影処理、および、その撮影処理により得られた画像の編集を行う編集処理を含む一連の処理を、代金を支払ったユーザに提供する処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    所定の制限時間を設定し、ユーザを撮影する撮影ステップと、
    所定の制限時間を設定し、前記撮影ステップの処理により撮影されたユーザの画像を編集する編集ステップと、
    前記撮影ステップの処理で提供される前記撮影処理を行っているユーザ、および、前記編集ステップの処理で提供される前記編集処理を行っているユーザのうちの少なくともいずれかのユーザに対して、予め設定されている制限時間内にその処理を終えることを提案する提案ステップと、
    前記提案ステップの処理による提案に応じて、前記制限時間内に前記撮影処理または前記編集処理を終えたユーザに対して特典を提供する提供ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008270998A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Tatsumi Denshi Kogyo Kk 自動写真作成装置、自動写真作成システムおよび自動写真作成方法
JP2010277470A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Kyocera Mita Corp 課金装置及び課金方法
JP2017208730A (ja) * 2016-05-19 2017-11-24 大日本印刷株式会社 証明写真撮影装置及び証明写真撮影方法

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