JP2005121284A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】応答性と安定性を両立した給湯ができるヒートポンプ給湯装置を提供することを目的とする。
【解決手段】冷媒循環回路7により水を加熱する熱交換器10からの水と貯湯槽22からの水を混合する混合手段20を備えたヒートポンプ給湯装置であって、少なくとも給湯運転時に、熱交換器10からの出湯温度が所定温度より低い場合に混合手段20によって貯湯槽22からの湯を出湯させるものである。これによって、給湯運転時の熱交換器10からの出湯温度に応じて貯湯槽22からの出湯量を調整することにより混合手段20からの混合温度を設定温度に近付けるなどの制御を行うので、出湯温度の安定性がよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプ給湯装置に関するものである。
従来、この種のヒートポンプ給湯装置は、給湯温度が設定温度になるように圧縮機の回転数を制御するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
図2は、特許文献1に記載された従来のヒートポンプ給湯装置を示すものである。図2に示すように、閉回路に構成される冷媒流路1で圧縮機2、放熱器3、減圧手段4、吸熱器5が接続された冷媒循環回路7と、放熱器3の冷媒流路a8と熱交換を行う水流路9を備えた熱交換器10と、この水流路9に水道水を供給する給水管11と、前記水流路9とシャワーや蛇口等の給湯端末12とを接続する給湯回路13と、給湯回路13に設け給湯温度を検出する温度センサ14と、圧縮機2の回転数を制御するインバータ15を備え、圧縮機2を温度センサ14の検出温度と設定温度との差に応じてインバータ15の出力周波数を変換するようにしていた。すなわち従来の給湯装置では設定温度に対して給湯温度が低い場合は圧縮機2の回転数を上げ、給湯温度が高い場合は回転数を下げるように制御するようにしていた。
特開平2−223767号公報
しかしながら、前記従来の構成では、冷媒循環回路の熱容量が大きいため、給湯開始時に給湯温度が設定温度に達するのに長い時間を要したり、給湯流量が大幅に変更された場合に給湯温度変化に制御の応答性が間に合わず、給湯温度が大きく変化してしまうなどの課題を有していた。また、給湯負荷が大きく冷媒循環回路の給湯能力が不足するような場合に所定の給湯温度が得られないなどの課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、給湯温度が安定なヒートポンプ給湯装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のヒートポンプ給湯装置は、冷媒循環回路の放熱器により水を加熱する熱交換器と、貯湯槽を備え、前記熱交換器からの水と前記貯湯槽からの水を混合する混合手段を備えたヒートポンプ給湯装置であって、少なくとも給湯運転時に、前記熱交換器からの出湯温度が所定温度より低い場合に前記混合手段によって前記貯湯槽からの湯を出湯させるものである。
これによって、給湯運転時の熱交換器からの出湯温度に応じて貯湯槽からの出湯量を調整することにより混合手段からの混合温度を設定温度に近付けるなどの制御を行う。
本発明のヒートポンプ給湯装置は、給湯温度を安定にすることができる。
第1の発明は、圧縮機と放熱器と減圧手段と吸熱器とを含む冷媒循環回路と、前記放熱器と熱交換を行う水流路を備えた熱交換器と、貯湯槽と、前記熱交換器からの水と前記貯湯槽からの水を混合する混合手段とを備え、少なくとも給湯運転時に、前記熱交換器からの出湯温度が所定温度より低い場合には前記混合手段によって前記貯湯槽からの湯を出湯させることにより、混合手段の混合温度を安定にすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の貯湯槽の貯湯温度を、混合手段の設定温度より高くすることにより、例えば熱交換器からの出湯温度が設定温度より低い場合は、混合手段の貯湯槽からの水の割合を増加することにより、混合手段の混合温度を設定温度に近付けることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の貯湯槽の貯湯温度が、混合手段の設定温度より低い場合に、前記貯湯槽からの混合手段への流量を閉止もしくは減少させることにより、貯湯槽の湯がなくなる、いわゆる湯切れが発生した場合でも、熱交換器からの出湯を主体にすることで、混合温度が低下するのを防止できる。
第4の発明は、特に、第1〜3の発明の熱交換器からの出湯温度を、混合手段の設定温度と同等もしくは低くすることにより、例えば前記出湯温度と設定温度を同等にすると混合手段は混合割合を熱交換器からだけで出湯ができるので、貯湯槽の湯切れを無くすことができる。また設定温度より低くすることで熱交換器からの出湯温度が変動しても貯湯槽からの湯の割合を調整することで安定した混合温度が得られる。
第5の発明は、特に、第1の発明の貯湯槽の貯湯温度が、混合手段の設定温度より低い場合に、熱交換器からの出湯温度を設定温度より高くすることにより、貯湯槽が湯切れしても熱交換器からの湯の割合を調整することで略設定温度の混合温度が得られる。
第6の発明は、特に、第1の発明の熱交換器からの出湯温度が、混合手段の設定温度より高い場合に、貯湯槽からの混合手段への流量を閉止もしくは減少させることにより、無駄な貯湯槽の湯の消費を抑えることができ、湯切れを防止できる。
第7の発明は、特に、第1の発明の混合手段を、給湯停止時に、混合手段の上流側の温度に応じて制御することにより、給湯再開時の混合温度を予測した混合手段を制御することができる。
第8の発明は、特に、第7の発明の混合手段の制御量が、給湯が再開した場合に前記混合手段の混合温度が略設定温度になるように設定することにより、給湯開始時から略設定温度の混合温度が得られる。
第9の発明は、特に、第1または第5の発明の制御手段を、貯湯温度が混合手段の設定温度より低い場合に、前記貯湯槽からの混合手段への流量割合を混合温度に比例的に制御することにより、貯湯温度が設定温度より低下して湯切れが発生しても、混合温度が略設定温度に安定して制御される。また貯湯槽の水を使い続けることにより、貯湯槽の残留熱量を有効に使いきることができる。
第10の発明は、特に、第1〜9の発明の冷媒循環回路を、冷媒の圧力が臨界圧力以上となる超臨界ヒートポンプサイクルであり、前記臨界圧力以上に昇圧された冷媒により熱交換器の水流路の流水を加熱することにより、熱交換器の放熱器を流れる冷媒は、圧縮機で臨界圧力以上に加圧されているので、熱交換器の水流路の流水により熱を奪われて温度低下しても凝縮することがない。したがって熱交換器全域で放熱器と水流路とに温度差を形成しやすくなり、高温の湯が得られ、かつ熱交換効率を高くできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、従来例および各実施の形態において、同じ構成、同じ動作をする部分については同一符号を付与し、詳細な説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるヒートポンプ給湯装置の構成図を示すものである。
図1において、冷媒循環回路7は、圧縮機2、放熱器3、減圧手段4、吸熱器5が冷媒流路1により閉回路に接続されている。この冷媒循環回路7は、例えば炭酸ガスを冷媒として使用し、高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧以上となる超臨界冷媒循環回路を使用している。そして圧縮機2は、内蔵する電動モーター(図示しない)によって駆動され、吸引した冷媒を臨界圧力まで圧縮して吐出する。また、熱交換器10には放熱器3の冷媒流路a8と熱交換を行う水流路9により構成される。この水流路9に水道水を直接供給する給水管11と、水流路9から出湯される湯を混合手段a20に通水する出湯管21が接続されている。
なお、熱交換器10は、冷媒流路a8の流れ方向と水流路9の流れ方向を対向流とし、各流路間を熱移動が容易になるように密着して構成している。この構成により冷媒流路a8と水流路9の伝熱が均一化し、熱交換効率がよくなる。また、高温の出湯も可能になる。
貯湯槽22は、底部に給水管11から分岐した入口管23が接続され、給湯時に水道水が貯湯槽22底部に流入するように構成されている。また、貯湯槽22上部には貯湯槽22から出湯される湯を混合手段a20に通水する出口管24が接続されている。さらに、貯湯槽22底部には貯湯槽22の水を水流路9に通水するための入水管25が接続されており、この入水管25には、貯湯槽22の水を水流路9に送るためのポンプ26が備えられている。
なお、貯湯槽22の水を水流路9に循環して加熱する際は、混合手段a20により出湯管21と出口管23を連通させて、圧縮機2とポンプ26を駆動することにより、入水管25より水流路9に流れた水は、水流路9内で加熱されて出湯管21、混合手段a20、出口管24を経て貯湯槽22上部に戻る循環回路が構成される。
混合手段a20は水流路9(熱交換器10)からの水と貯湯槽22からの水を混合して混合出湯管27に出湯するもので、モーター(図示せず)駆動により混合割合を任意に設定できる。また、混合手段b28は混合出湯管27からの湯と、給水管11から分岐したバイパス管29からの水道水を混合して給湯管30に出湯するもので、モーター(図示せず)駆動により混合割合を任意に設定できる。
給湯管30は、シャワー16や蛇口17等より成る給湯端末12に通水させるための給湯回路13が接続されている。給水管11には、給湯回路13の流量を検出する流量検知手段31と、熱交換器10、貯湯槽22、混合手段b28への給水される水道水温度を検出する水温検知手段32が設けられている。そして出湯管21には水流路9からの出湯温度を検出する出湯温度検知手段33が設けられている。出口管24には貯湯槽22からの出湯温度を検出する出口温度検知手段34が設けられている。混合出湯管27には混合手段a20からの混合温度を検出する混合温度検知手段35が設けられている。給湯管30には混合手段b28からの混合温度を検出する給湯温度検知手段36が設けられている。入水管25には貯湯槽22から熱交換器10に流入する入水温度を検出する入水温度検知手段37が設けられている。貯湯槽22下部には貯湯槽22への給水を検知する給水検知手段38が設けられている。
冷媒循環回路7の吸熱器5には、大気熱を効率良く吸熱するためのファン39が設けられている。この吸熱器5の送風の上流側には大気温度を検出する気温検知手段40が設けられている。
制御手段41には、使用者が任意に給湯温度を設定する温度設定手段42からの信号(以降、給湯設定温度と呼ぶ)と上記の各検知手段の信号を受けて、給湯時に給湯管30からの出湯温度が設定温度に近づくように装置全体を制御する。
以上のように構成されたヒートポンプ給湯装置について、以下にその動作、作用を制御手段の動作を用いて説明する。
制御手段41は、流量検知手段31の信号により給湯中か給湯停止中かを判定し、給湯中であれば給湯モードとして運転制御する。また、給湯停止中と判定されてかつ、給水検知手段38により貯湯槽22への給水が検知された場合は貯湯沸上モードとして運転制御する。さらに、給湯モードでもなく貯湯沸上モードでもない場合を停止モードとする。給水検知手段38による給水検知は、例えば検知温度が50℃より低い場合に給水ありと判断する。なお、貯湯槽22の放熱により温度が低下しても同様に給水ありと判定して貯湯沸上モードになるので結果として保温運転にもなる。
貯湯沸上モードは、混合手段a20を出湯管21と出口管24が連通するように設定する。そして、気温検知手段40と入水温度検知手段37の検出温度に応じて所定の加熱能力が出るように圧縮機2の回転数と減圧手段4の開度とファン39の回転数を設定して冷媒循環回路7を運転する。また同時にポンプ26を起動して貯湯槽22底部の水を熱交換器10に通水して加熱された湯を出口管24から貯湯槽22上部に戻して沸上げる。
このとき目標となる貯湯温度を予め設定し、この貯湯温度と出湯温度検出手段33の検出温度との偏差が小さくなるようにポンプ26の流量制御を行う。貯湯温度は温度設定手段42で設定する給湯設定温度より高い温度とする。例えば温度設定手段42の設定範囲が35℃〜60℃とすると貯湯温度は60℃を超える温度ということで例えば80℃に設定する。なお、この貯湯温度は給湯負荷に連動させて外気温度が低い冬場の場合は高く、外気温度が高い夏場の場合は低くなるように設定してもよい。このことにより、貯湯槽22からの放熱ロスが少なできる。
給湯モードは、冷媒循環回路7の運転による熱交換器10での加熱制御と、混合手段a20と混合手段b28の混合制御が同時に行なわれる。
熱交換器10での加熱制御は、給湯負荷を算定して、この給湯負荷に基づいて圧縮機2の基準回転数と減圧手段4の基準開度を設定する。そして、出湯温度検知手段33の検出温度と給湯設定温度との偏差が小さくなるように圧縮機2の基準回転数を補正制御する。給湯負荷は、水温検知手段32と給湯設定温度との差に流量検知手段31の検出流量を乗じて求める。
混合手段a20の混合制御は、熱交換器10からの湯と、貯湯槽22からの湯と混合して、混合温度検知手段35の検出温度(以降、混合温度と呼ぶ)と給湯設定温度との偏差が小さくなるように混合手段a20の混合割合をフィードバック制御する。
このフィードバック制御は、出湯温度検知手段33の検出温度が給湯設定温度より低く、出口温度検知手段34の検出温度が給湯設定温度より高い場合で、給湯設定温度より混合温度が低くければ、貯湯槽22からの流量比率が大きくなるように制御し、給湯設定温度より混合温度が高くなれば、貯湯槽22からの流量比率が小さくなるように制御する。
また、混合手段a20の混合制御は、出口温度検知手段34の検出する出湯温度(貯湯槽の貯湯温度)が、給湯設定温度より低い場合に、貯湯槽22からの流量を閉止させるように制御する。これは貯湯温度が給湯設定温度より低くなったことで、湯切れが発生したと判断して、貯湯槽22からの出湯を停止し、熱交換器10のみの給湯に切換えることにより、混合弁制御における貯湯槽22からの湯温変動の影響がなくなるので、熱交換器10での加熱制御が安定する。
さらに、混合手段a20の混合制御は、出湯温度検知手段33の検出温度が給湯設定温度より高くなった場合にも、貯湯槽22からの流量を閉止させるように制御する。これは、熱交換器10からの出湯温度が給湯設定温度に到達した段階で、貯湯槽22からの出湯を停止し、熱交換器10のみの給湯に切換えることにより、貯湯槽22の湯の消費を抑制して湯切れを防止するとともに、熱交換器10での加熱制御を安定にする。
混合手段b28の混合制御は、混合手段a20からの湯と、バイパス管29からの水道水と混合して、給湯温度検知手段36の検出温度(以降、給湯温度と呼ぶ)と給湯設定温度との偏差が小さくなるように混合手段b28の混合割合をフィードバック制御する。この混合手段b28の混合制御は、混合手段a20から供給される湯温は略給湯設定温度になっているので、混合手段b28の混合割合は、略バイパス管29側が全閉で、混合手段a20側が全開の状態となる。ただし、熱交換器10からの出湯温度が給湯設定温度を超えた場合や、貯湯沸上モード運転直後では、出湯管21や出口管24に給湯設定温度以上の湯が滞留しているので、混合手段a20から給湯設定温度以上の混合温度の湯が出湯される。このような場合にはバイパス管29側を開いて給湯温度が給湯設定温度に設定される。
停止モードは、冷媒循環回路7の運転は全て停止し、ファン39、ポンプ26の運転も停止する。ただし、混合手段a20および混合手段b28は、待機制御を行ない給湯が再開した場合に混合温度及び給湯温度が略設定温度になるように混合割合を設定する。
この待機制御は、混合手段a20の場合は、出湯温度検知手段33の検出温度Thと出口温度検知手段34の検出温度Ttと給湯設定温度Tsから次式により貯湯層22側の混合割合Mxaを求め、この結果Mxaに合うように混合手段a20を駆動する。
Mxa=(Ts−Th)/(Tt−Th)
ただし、Mxaは0〜1とする。
混合手段b28の場合は、水温検知手段32の検出温度Twと混合温度検知手段35の検出温度Tmと給湯設定温度Tsから次式により貯湯層22側の混合割合Mxbを求め、この結果Mxbに合うように混合手段a20を駆動する。
Mxb=(Ts−Tw)/(Tm−Tw)
ただし、Mxbは0〜1とする。
この待機制御を行うことにより、給湯が開始されて給湯モードに以降した直後であっても混合手段a20および混合手段b28は最適な混合割合に設定されているので、給湯開始直後から給湯設定温度の給湯が可能となる。
なお、本実施の形態では貯湯槽22の貯湯温度が、給湯設定温度より低い場合に、混合手段a20により貯湯槽22からの混合手段a20への流量を閉止するように制御しているが、これを貯湯槽22側の流量割合を減少させるように制御することにより、貯湯槽22内の残留熱を使いきることが出来る。これにより、貯湯槽22からの放熱ロスが抑えられ、かつ貯湯沸上時の熱交換器10への入水温度が低温で安定するので沸上時の効率も向上する。
また、本実施の形態では熱交換器10からの出湯温度の目標値は給湯設定温度とし、混合手段a20の混合温度の目標値と同一としているが、これを熱交換器10からの出湯温度の目標値を給湯設定手段より低く設定することにより、混合手段a20に常に貯湯槽22からの湯が供給されるようになるので、熱交換器10からの出湯温度が変動しても混合手段a20により給湯設定温度に安定して出湯することができるようになる。
さらに、本実施の形態では貯湯槽22の貯湯温度が、給湯設定温度より低い場合に、混合手段a20により貯湯槽22からの混合手段a20への流量を閉止するように制御しているが、熱交換器10からの出湯温度を給湯設定温度より高くするとともに、混合手段a20により貯湯槽22からの混合手段a20への混合割合を混合温度に比例的に制御することにより、貯湯槽22からの混合を残しながら混合制御することにより、熱交換器10からの出湯温度が変動しても混合温度を略給湯設定温度に安定して出湯することができるようになる。
また、本実施の形態ではヒートポンプサイクルを、冷媒の圧力が臨界圧力以上となる超臨界ヒートポンプサイクルとしたが、もちろん一般の臨界圧力以下のヒートポンプサイクルでもよい。
さらに、本実施の形態では混合手段を混合手段a20と混合手段b28の2重の混合構成としているが、混合手段a20の混合出口管27を給湯回路13に直接接続して給湯する構成でもよい。
以上のように、本発明にかかるヒートポンプ給湯装置は、給湯温度の安定した出湯が可能となるので、電気、ガス、石油熱源の給湯機や電子制御のカラン等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯装置の構成図 従来のヒートポンプ給湯装置の構成図
符号の説明
1 冷媒流路
2 圧縮機
3 放熱器
4 減圧手段
5 吸熱器
7 冷媒循環回路
9 水流路
10 熱交換器
20 混合手段a
22 貯湯槽
28 混合手段b

Claims (10)

  1. 圧縮機と放熱器と減圧手段と吸熱器とを含む冷媒循環回路と、前記放熱器と熱交換を行う水流路を備えた熱交換器と、貯湯槽と、前記熱交換器からの水と前記貯湯槽からの水を混合する混合手段とを備え、少なくとも給湯運転時に、前記熱交換器からの出湯温度が所定温度より低い場合には前記混合手段によって前記貯湯槽からの湯を出湯させることを特徴とするヒートポンプ。
  2. 貯湯槽の貯湯温度は、混合手段の設定温度より高くした請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  3. 貯湯槽の貯湯温度が、混合手段の設定温度より低い場合に、前記貯湯槽からの混合手段への流量を閉止もしくは減少させる請求項1記載のヒートポンプ給湯装置。
  4. 熱交換器からの出湯温度は、混合手段の設定温度と同等もしくは低くした請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
  5. 貯湯槽の貯湯温度が、混合手段の設定温度より低い場合に、熱交換器からの出湯温度を設定温度より高くする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  6. 熱交換器からの出湯温度が、混合手段の設定温度より高い場合に、貯湯槽からの混合手段への流量を閉止もしくは減少させる請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  7. 給湯停止時に、混合手段の上流側の温度に応じて混合手段を制御する請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  8. 混合手段の制御量が、給湯が再開した場合に前記混合手段の混合温度が略設定温度になるように設定する請求項7に記載のヒートポンプ給湯装置。
  9. 貯湯温度が混合手段の設定温度より低い場合に、貯湯槽からの混合手段への流量割合を混合温度に比例的に制御する請求項1または5に記載のヒートポンプ給湯装置。
  10. 冷媒循環回路は、冷媒の圧力が臨界圧力以上となる超臨界ヒートポンプサイクルであり、前記臨界圧力以上に昇圧された冷媒により熱交換器の水流路の流水を加熱する請求項1〜9のいずれか1項に記載のヒートポンプ給湯装置。
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