JP2005121198A - 菅継ぎ装置 - Google Patents

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  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

【課題】 部品点数をできるだけ少なくし、小型化を図ることのできる管継ぎ装置を提供することを可能にする。
【解決手段】 管継ぎ装置10は、互いに平行に配置した上流側管11・・・の端部12・・・を第1ホルダ13で一括して支持すると共に、上流側管11・・・の出口14・・・に上流側口金15・・・を設け、互いに平行に配置した下流側管16・・・の端部17・・・を第2ホルダ18で一括して支持すると共に、下流側管16・・・の入口19・・・に下流側口金20・・・を設け、第1・第2ホルダ13、18を互いに接近させ、下流側口金20・・・に上流側口金15・・・を当接することで、上流側管11・・・を下流側管16・・・に接続させることが可能で、また、第1・第2ホルダ13、18に配置した複数の上流側口金15・・・及び下流側口金20・・・のうち、最も外側の口金に、上流側口金15・・・と下流側口金20・・・とを当接した状態に保つ結合手段30を備え、結合手段30で第2ホルダ18に第1ホルダ13を保持させる装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数個の管部材を簡易的な操作で接続させることができる管継ぎ装置に関するものである。
管継ぎ装置は、流体の単一流路と単一流路との結合、流体の複数流路と複数流路との結合、また、流体の単一流路と複数流路とを結合する装置である。管継ぎ装置によって結合した流路の中を通過する流体は、使用目的によって空気、不活性ガス、冷却水、温水、水道水など様々であり、例えば、金型の脱着時に使用する空気もその一つである。
従来、管継ぎ装置の一つとして、床暖房用温水の分岐に用いる管継ぎ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−332568号公報(第3頁、図1)
図6は従来の技術の基本構成を説明する図であり、管継ぎ手本体100は、背面に流体の流入出口101を設け、流路102と、分岐流路103・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)と、分岐流路103・・・に接続するソケット104・・・と、保持板105と、保持板105の両端のシャフト106、106と、シャフト106、106に備えた弾発バネ107、107と、プラグ108・・・と、プラグ108・・・上方の先端部109・・・と、先端部109・・・の近傍の溝に嵌合したOリング110・・・と、ニップル111・・・と、シャフト106、106に設けた係止溝112、112(向って左側は省略。)と、係合部材113、113とからなる構造物である。
次に、管継ぎ手の接続方法について説明するが、複数を示す・・・は省略する。
通常、保持板105は、プラグ108の先端部109がソケット104と接触しないようにソケット104と一定間隔を保ったプラグ108を支持する。
管継ぎ手の接続は、シャフト106の係止溝112に係合部材113を嵌合し、同時にソケット104にプラグ108の先端部109と先端部109近傍のOリング110を接続させることにより行う。
特許文献1の管継ぎ手の接続では、係合部材113を係止溝112に係止して、シャフト106、106を固定する必要があり、管継ぎを行うためにシャフト106、106が不可欠である。
また、管継ぎ作業では、同時にプラグ108とソケット104が接続されるが、流路を増加する場合は、シャフト106、106の間にプラグ108とソケット104のセットを追加するために、管継ぎ手本体100の横幅を広げる必要がある。
したがって、特許文献1の管継ぎ手では、部品点数が増え、大型になるという問題点がある。
本発明は、部品点数をできるだけ少なくし、小型化を図ることのできる管継ぎ装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、互いに平行に配置した上流側管の端部を第1ホルダで一括して支持すると共に、上流側管の出口に上流側口金を設け、互いに平行に配置した下流側管の端部を第2ホルダで一括して支持すると共に、下流側管の入口に下流側口金を設け、第1・第2ホルダを互いに接近させ、下流側口金に上流側口金を当接することで、上流側管を下流側管に接続させることのできる管継ぎ装置において、
第1・第2ホルダに配置した複数の上流側口金及び下流側口金のうち、最も外側の口金に、上流側口金と下流側口金とを当接した状態に保つ結合手段を備え、結合手段で第2ホルダに第1ホルダを保持させることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、第1ホルダを略平板状に構成すると共に第2ホルダをコ字形状に構成し、このコ字形状の第2ホルダに互いに平行な一対のグリップ部を形成すると共に、コ字形状と略平板とで囲った空間に上流側・下流側口金を配置するようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、第1・第2ホルダに配置した複数の上流側口金及び下流側口金のうち、最も外側の口金に、上流側口金と下流口金とを当接した状態に保つ結合手段を備え、結合手段で第2ホルダに第1ホルダを保持させた。
最も外側の口金の上流側口金と下流側口金とを当接した状態に保つことで、この最も外側の口金の内側にある第1及び第2ホルダに配置した各口金の接続は、この最も外側の上下の口金を接続するのと同時に実行される。
その結果、管継ぎ装置は部品点数を増やすことなく小型化を図れ、管継ぎ作業は容易に行うことができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、第1ホルダを略平板状に構成すると共に第2ホルダをコ字形状に構成し、このコ形状の第2ホルダに互いに平行な一対のグリップ部を形成すると共に、コ字形状と略平板とで囲った空間に上流側・下流側口金を配置するようにした。
口金の接続は、コ字形状と略平板とで囲った空間に上流側・下流側口金を配置することにより必要最小限の移動距離で容易に行うことができる。また、接続後は管継ぎ装置がコンパクトにまとまる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る管継ぎ装置の平面図であり、管継ぎ装置10は、互いに平行に配置した上流側管11・・・の端部12・・・を第1ホルダ13で一括して支持すると共に、上流側管11・・・の出口14・・・に上流側口金15・・・を設け、互いに平行に配置した下流側管16・・・の端部17・・・を第2ホルダ18で一括して支持すると共に、下流側管16・・・の入口19・・・に下流側口金20・・・を設け、第1・第2ホルダ13、18を互いに接近させ、下流側口金20・・・に上流側口金15・・・を当接することで、上流側管11・・・を下流側管16・・・に接続させることのできる構成体である。
また、管継ぎ装置10は、第1・第2ホルダ13、18に配置した複数の上流側口金15・・・及び下流側口金20・・・のうち、最も外側の口金に、上流側口金15・・・と下流側口金20・・・とを当接した状態に保つ結合手段30を備え、結合手段30で第2ホルダ18に第1ホルダ13を保持させる装置である。
さらに、管継ぎ装置10は、第1ホルダ13を略平板状に構成すると共に第2ホルダ18をコ字形状に構成し、このコ字形状の第2ホルダ18に互いに平行な一対のグリップ部21、21を形成すると共に、コ字形状と略平板とで囲った空間に上流側・下流側口金15、20を配置するようにした装置である。
22・・・は上流側口金15・・・に接続したホース、23、23はL字継ぎ手、24は固定板金、25・・・は固定板金24を固定するボルト、50・・・は内側の口金の結合手段である。
なお、第1ホルダの端部27と第2ホルダの端部28との間の距離をAとする。
図2は図1の2矢視図である。
(a)は管継ぎ装置を基台に固定した状態を示す図であり、管継ぎ装置10は、最も外側の口金で上流側口金15(図示せず。)及び下流側口金20(図示せず。)とを当接した状態に保つ結合手段30で第1ホルダ13に第2ホルダ18を保持させた。
これら第1ホルダ13及び第2ホルダ18は、固定板金24にボルト25、25を用いることにより固定される。固定板金24は基台26に結合する。
(b)は最も外側の口金の結合手段の詳細な構成を示す断面図であり、結合手段30は、上流側口金15において、本体31と、弁体弾性体32と、この弁体弾性体32に当接する弁体33と、この弁体33の外側に備えた弁体シール34、弁体ガイド35と、この弁体ガイド35の右側に備えたOリング36と、このOリング36の外側に離して備えたスリーブ弾性体37と、このスリーブ弾性体37の右側に備えたボール押え38と、このボール押え38の右側に備えたロックボール39・・・と、このロックボール39・・・の右側に備えたソケット本体40と、このソケット本体40の外側に備えたスリーブ41とからなる構造体である。
一方、下流側口金20は、本体42と、この本体42の先端寄りにある爪部43とからなる構造体である。
そして、図2(b)は、上流側口金15と下流側口金20が完全に接続された状態を示す。
(c)は最も外側の口金の内側にある口金の結合手段の構成を示す断面図であり、内側の口金の結合手段50は、上流側口金15において、本体51と、弁体弾性体52と、この弁体弾性体52に当接する弁体53と、この弁体53の外側に備えた弁体シール54、弁体ガイド55と、この弁体ガイド55の右側に備えたOリング56と、ソケット本体57とからなる構造体である。
一方、下流側口金20は、本体58の先端部59を弁体ガイド55、Oリング56、ソケット本体57に当接しながら上流側口金15に接続する。
図2(c)は、上流側口金15と下流側口金20が完全に接続された状態を示す。
以下に、結合手段30及び内側の口金の結合手段50の各構成部品の材料について記述する。
本体31及び51は、一般に黄銅にニッケルめっきを施したものからなるが、黄銅の種類やニッケルめっき方法については特に限定しない。弁体弾性体32、52及びスリーブ弾性体37は、主にバネ用ステンレス鋼からなるものである。弁体33、53、弁体ガイド35、55、ボール押え38、ソケット本体40、57、スリーブ41などは主に機械的性質に優れる樹脂からなるものである。弁体シール34、54及びOリング36、56はゴム系材料からなる。ロックボール39にはステンレス鋼を使用することが望ましい。
なお、これらの各構成部品の材料は一例であるので、結合手段30及び内側の口金の結合手段50が円滑に機能を発揮するものであれば、特に限定するものではない。
図3は第1ホルダ及び第2ホルダと上流側口金及び下流側口金との接続方法を示す斜視図であり、第1ホルダ13と上流側口金15・・・との結合は、第1ホルダ13に開けた上流側口金結合穴61・・・に上流側口金15・・・の端部12・・・を矢印Bの如く結合させることで行う。
一方、第2ホルダ18と下流側口金20・・・との結合は、第2ホルダ18に開けた下流側口金結合穴62・・・に下流側口金20・・・の端部17・・・を矢印Cの如く結合させることで行う。
また、第1ホルダ13は固定板金24の穴63を通したボルト64により、固定板金24に結合される。
なお、上流側口金15・・・及び下流側口金20・・・の各先端部65・・・及び66・・・がニップル形状であることから、図2(b)及び(c)に示すように上流側口金15と下流側口金20は完全に接続することができる。
さらに、上流側口金15・・・と下流側口金20・・・の接続は、第2ホルダ18のグリップ部21、21を左手73と右手74で握り、第2ホルダ18の下流側口金20・・・を固定されている第1ホルダ13側の上流側口金15・・・に差込んで行う。
取外す場合は、同様にグリップ部21、21を左手73と右手74で握り、下流側口金20・・・を上流側口金15・・・から引抜くように行う。
図4は本発明に係る管継ぎ装置の接続初期を示す図である。
(a)は管継ぎ装置10の結合手段30、30のみ当接した状態を示し、管継ぎ装置10は、両手67、67で第1ホルダ13及び第2ホルダ18を持ち、結合手段30、30の上流側口金15、15(図示せず。)の本体31、31の先端と下流側口金20、20(図示せず。)の本体42、42の先端とを合わせて当接することができる。
なお、この状態で第1ホルダの端部27と第2ホルダの端部28との間の距離をDとすると、距離Dは図1に示す距離Aより著しく大きい。
(b)は図4(a)の状態における結合手段30の詳細を示す断面図であり、結合手段30の構成は、図2(b)と同じで、上流側口金15において、本体31と、弁体弾性体32と、この弁体弾性体32に当接する弁体33と、この弁体33の外側に備えた弁体シール34、弁体ガイド35と、この弁体ガイド35の右側に備えたOリング36と、このOリング36の外側に離して備えたスリーブ弾性体37と、このスリーブ弾性体37の右側に備えたボール押え38と、このボール押え38の右側に備えたロックボール39・・・と、このロックボール39・・・の右側に備えたソケット本体40と、このソケット本体40の外側に備えたスリーブ41とからなる構造体である。
しかし、図2(b)と図4(b)の相違は、図2(b)では下流側口金20の本体42の爪部43とスリーブ41とソケット本体40とボール押え38でロックボール39・・・を取囲んだ状態であることに対して、図4(b)では下流側口金20の本体42の先端の当接部68がロックボール39・・・と当接した状態であることにある。
すなわち、図4(b)は下流側口金20の本体42の先端部68がロックボール39・・・にわずかに嵌合した状態を示す。
管継ぎ装置10の結合手段30、30のみを初期に当接して位置決めすることで、その後の内側の口金の結合手段50の接続は、円滑且つ短時間で行うことができる。
図5は本発明に係る管継ぎ装置の接続完了直前を示す図である。
(a)は管継ぎ装置10が見かけ上接続した状態(実際は接続完了せず。)を示し、管継ぎ装置10は、両手67、67で第1ホルダ13及び第2ホルダ18を持ち、矢印E、Fの如く両側から押すことにより、すでに当接状態にある結合手段30、30の上流側口金15、15(図示せず。)の本体31、31の先端と下流側口金20、20(図示せず。)の本体42の先端とをさらに深く接続することができる。
このとき、同時に内側の口金の結合手段50・・・の各先端(図示せず。)も上下から接続される。
なお、この状態で第1ホルダの端部27と第2ホルダの端部28との間の距離をGとすると、距離Gは図1に示す距離A(接続完了時)よりわずかに大きく、図4(a)に示す距離Dより小さい。
すなわち、この状態では管継ぎ装置10の接続は完了していない。
(b)は図5(a)の状態における結合手段30の詳細を示す断面図であり、結合手段30の構成は、図2(b)と同じで、上流側口金15において、本体31と、弁体弾性体32と、この弁体弾性体32に当接する弁体33と、この弁体33の外側に備えた弁体シール34、弁体ガイド35と、この弁体ガイド35の右側に備えたOリング36と、このOリング36の外側に離して備えたスリーブ弾性体37と、このスリーブ弾性体37の右側に備えたボール押え38と、このボール押え38の右側に備えたロックボール39・・・と、このロックボール39・・・の右側に備えたソケット本体40と、このソケット本体40の外側に備えたスリーブ41とからなる構造体である。
しかし、図2(b)と図5(b)の相違は、図2(b)では下流側口金20の本体42の爪部43とスリーブ41とソケット本体40とボール押え38でロックボール39・・・を取囲んだ状態であることに対して、図5(b)では下流側口金20の本体42の爪部43がロックボール39・・・と点接触して、ロックボール39・・・とソケット本体40の間にすきま69が開くことにある。
また、図5(b)では、下流側口金20の本体42の先端部68の前側にすきま71ができることも違いである。
完全な接続は、図5(b)の状態から、下流側口金20の本体42の爪部43がさらに前進し、ロックボール39・・・が爪部43の後部の溝72に嵌り図2(b)の状態となることにより完了する。
以上のように、管継ぎ装置10は、結合手段30、30を接続完了直前で止めて、その後さらに押し進めることで、接続状態を確認しながら容易で且つ確実に接続を完了することができる。
尚、本発明の菅継ぎ装置は、第1及び第2ホルダ13、18、最も外側の口金の結合手段30、30、内側の口金の結合手段50・・・を備えていれば、外観上の細かな形状は特に問わない。
また、第1及び第2ホルダ13、18の材料は、アルミニウム合金、銅合金、ステンレス鋼などの金属材料若しくは機械的性質に優れた樹脂材料を採用するが、加工性に優れた材料及び加工方法を選択することが望ましい。
本発明の菅継ぎ装置は、空気、不活性ガス、冷却水、温水、水道水などの流路の結合手段に好適である。
本発明に係る管継ぎ装置の平面図である。 図1の2矢視図である。 第1ホルダ及び第2ホルダと上流側口金及び下流側口金との接続方法を示す斜視図である。 本発明に係る管継ぎ装置の接続初期を示す図である。 本発明に係る管継ぎ装置の接続完了直前を示す図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…管継ぎ装置 、11…上流側管 、12…端部 、13…第1ホルダ 、14…出口 、15…上流側口金 、16…下流側管 、17…端部 、18…第2ホルダ 、19…入口 、20…下流側口金 、21…グリップ部 、30…結合手段 、50…内側の口金の結合手段。

Claims (2)

  1. 互いに平行に配置した上流側管の端部を第1ホルダで一括して支持すると共に、前記上流側管の出口に上流側口金を設け、互いに平行に配置した下流側管の端部を第2ホルダで一括して支持すると共に、前記下流側管の入口に下流側口金を設け、第1・第2ホルダを互いに接近させ、下流側口金に上流側口金を当接することで、上流側管を下流側管に接続させることのできる管継ぎ装置において、
    前記第1・第2ホルダに配置した複数の上流側口金及び下流側口金のうち、最も外側の口金に、上流側口金と下流側口金とを当接した状態に保つ結合手段を備え、前記結合手段で前記第2ホルダに前記第1ホルダを保持させることを特徴とする管継ぎ装置。
  2. 前記第1ホルダを略平板状に構成すると共に前記第2ホルダをコ字形状に構成し、このコ字形状の第2ホルダに互いに平行な一対のグリップ部を形成すると共に、コ字形状と略平板とで囲った空間に上流側・下流側口金を配置するようにしたことを特徴とする請求項1記載の管継ぎ装置。
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