JP2005119538A - 車両の乗員保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 衝突エネルギーの吸収量を変更可能であり、さらに衝突中においても衝突エネルギーの吸収量を変更可能な車両の乗員保護装置を提供すること。
【解決手段】 エネルギー吸収機構30は送りねじ33、ナット34、電気モータ35から構成されていて、モータ35は可変抵抗器67を有する電気回路に接続されている。そして、電気制御ユニット66は、プログラムを実行して車両衝突を検出すると各種センサ61,62,63,64,65により検出された検出値に基づいて、衝突が終了するまで逐次可変抵抗器67の抵抗値Rcを決定し続ける。これにより、モータ35により発電された電気(電流)が可変抵抗器67にて連続的に消費され、モータ35の回動が制動されてアッパーチューブ12の軸線方向への変位速度を減速する。これにより、衝突による衝突エネルギーを最適に吸収して運転者Hを保護する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両衝突時にステアリングコラムの変位に伴って衝突エネルギーを吸収するエネルギー吸収機構を備えた車両の乗員保護装置に関する。
従来から、例えば、下記特許文献1に示すように、衝撃吸収式ステアリングコラム装置は知られている。この衝撃吸収式ステアリングコラム装置は、衝突を予測して2次衝突(運転者とステアリングホイールとの衝突)エネルギーの吸収量を衝突前に予め変化させるようになっている。このため、車両に搭載された車速センサと、先行車両や障害物等と自車両との距離を常時計測する距離センサをと、2次衝突エネルギーの吸収量を可変可能な衝突エネルギー吸収機構とを備えている。そして、車速センサおよび距離センサからの検出信号に基づいて、ECUが自車両と障害物等との衝突を予測するとともに、2次衝突エネルギーの吸収量を設定するようになっている。
また、従来から、例えば、下記特許文献2に示すように、ステアリングホイールからステアリングシャフトに入力される2次衝突の衝撃を吸収する乗員保護装置は知られている。この乗員保護装置は、ドライバーからステアリングホイールに入力される2次衝突の荷重を吸収する衝撃吸収装置を備えている。衝撃吸収装置は、ステアリングシャフトに設けたピストンおよびシリンダを有し、シリンダ内に形成された油室から流出するオイルの流れを規制する可変絞り弁とから構成されている。そして、ドライバーの体格に応じて、可変絞り弁の開度を多段階に調整することにより、2次衝突の荷重に応じた衝撃吸収能力を発揮させるようになっている。
しかしながら、上記従来のステアリングコラム装置や乗員保護装置における衝突エネルギー吸収機構や衝撃吸収装置は、所定部材の機械的な変形やオイル流路の多段階の絞り変更によって、2次衝突に係る衝突エネルギーや衝突荷重の吸収量を設定する。このため、種々の要素(例えば、車速や減速度など)によって変化する衝突エネルギーや衝突荷重に適切に対応する吸収量を設定できない可能性がある。また、上記従来のステアリングコラム装置や乗員保護装置においては、自車両と障害物との衝突前または衝突直後に、衝突エネルギーや衝突荷重の吸収量を設定する。このため、衝突中においては、その吸収量の設定を変更することができない。
特開2002−114157号公報 特開2002−225727号公報
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、衝突エネルギーの吸収量が変更可能であり、さらに衝突中においても衝突エネルギーの吸収量を変更可能な車両の乗員保護装置を提供することにある。
本発明の特徴は、車両衝突時にステアリングコラムの変位に伴って衝突エネルギーを吸収するエネルギー吸収機構を備えた車両の乗員保護装置において、前記エネルギー吸収機構は、ステアリングコラムの変位運動を回転運動に変換する運動変換手段と、前記運動変換手段によって変換した回転運動によって発電する発電手段と、前記発電手段によって発電した電気の消費量を変更する電気消費手段とを備えたことにある。
これによれば、運動変換手段によってステアリングコラムの変位運動(直線運動)を回転運動に変換し、発電手段によって電気を発電する。そして、電気消費手段によって前記発電された電気を消費する。このとき、電気消費手段による電気の消費量を連続的にまたは段階的に変更して、発電手段の回転運動に負荷を与えることにより、同回転運動を制動することができる。これにより、ステアリングコラムの変位運動も、発電手段の回動運動の制動に伴って、連続的にまたは段階的にその変位速度が減速されることにより、効果的に衝突エネルギーを吸収することができる。したがって、乗員を確実に保護することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記電気消費手段は、車両の衝突状態を表す情報に応じて、前記発電手段によって発電した電気の消費量を決定することにもある。この場合、前記車両の衝突状態を表す情報は、車両の減速度または車両の車速のうちの少なくとも一方を含む情報であるとよい。
これによれば、電気消費手段による電気の消費量を車両の減速度または車両の車速に少なくとも基づいて決定することにより、車両の衝突中においても最適な衝突エネルギーの吸収効果を発揮することができる。すなわち、車両に衝突が発生すると、減速度は、大きな減速度から徐々に小さな減速度へと変化し、車速も、大きな車速から徐々に小さな車速へと変化する。このため、衝突中における衝突エネルギーも時々刻々と変化する。したがって、エネルギー吸収機構の衝突エネルギー吸収量を連続的にまたは段階的に変化させることにより、効率よく衝突エネルギーを吸収し、効果的に乗員を保護することができて、好適である。
また、本発明の他の特徴は、前記発電手段は、電気モータであり、前記電気消費手段は、抵抗値を変更可能な可変抵抗器であることにもある。また、本発明の他の特徴は、前記運動変換手段は、雄ねじまたは雌ねじのうちの一方が形成された第1ねじ部材と、前記雄ねじまたは雌ねじのうちの他方が形成された第2ねじ部材とから構成されており、前記第1ねじ部材と前記第2ねじ部材とが同軸的に嵌合して構成されることにもある。さらに、本発明の他の特徴は、前記運動変換手段は、ラックとピニオンギアとから構成されることにもある。
これらによれば、電気モータを発電手段とし、可変抵抗器を電気消費手段として採用することができる。また、運動変換手段を、同軸的に嵌合した第1部材(例えば、送りねじなど)と第2部材(例えば、ナットなど)から構成したり、ボールねじ機構によって構成したり、ラックとピニオンギアの組み合わせにより構成することができる。このため、特別な部材を採用する必要がなく、装置全体の製造コストを低減することができる。
以下に、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態に係る車両の乗員保護装置を示している。この車両の乗員保護装置は、ステアリングホイール11に装着したエアバック装置20と、円筒状のアッパーチューブ12およびロアーチューブ13から構成されるステアリングコラムKに組み付けられたエネルギー吸収機構30と、シート40と車体との間に装着したシートベルト装置50とを備えている。
ステアリングホイール11は、ステアリングコラムKに軸方向移動不能かつ回転自在に組み付けたステアリングシャフト14の後端部に一体回転可能に組み付けられていて、ステアリングホイール11の塑性変形により運転者Hの衝突エネルギーを吸収するように構成されている。
ステアリングコラムKは、図2(a),(b)に詳細に示すように、アッパーチューブ12がロアーチューブ13に対して軸方向移動可能に組み付けられて構成されている。アッパーチューブ12は、その内部にて、ベアリングを介して、ステアリングシャフト14を軸方向変位不能かつ回転自在に保持するとともに、外周面にて、アッパーサポートブラケット15を介して、車体BDに組み付けられている。ロアーチューブ13は、外周面の上方に設けられたロアーサポートブラケット13aを介して車体BDに組み付けられるとともに、外周面の下方に互いに対向して設けられてエネルギー吸収機構30を支持するための支持部13bを備えている。
ステアリングシャフト14は、図1に示すように、先端部にてステアリングリンク機構16に連結されている。アッパーサポートブラケット15は、車体BDに組み付けられてステアリングコラムK(詳しくは、アッパーチューブ12)を前方へブレイクアウェイ可能に支持するブラケットであり、ステアリングコラムK(詳しくは、アッパーチューブ12)に車両前方に向けて所定の衝突エネルギーが作用したとき、ステアリングコラムK(詳しくは、アッパーチューブ12)を離脱させて前方へ移動可能とするようになっている。
エアバック装置20は、ステアリングホイール11に折り畳んで収納されたエアバック本体(図示省略)と、このエアバック本体にガスを供給するためのインフレータを備えていて、車両の前面衝突時に、運転者Hとステアリングホイール11間にて膨張展開したエアバック本体が運転者Hを受け止めることにより、運転者Hの衝突エネルギーを吸収するようになっている。
エネルギー吸収機構30は、車両の前面衝突時にステアリングコラムK(詳しくは、アッパーチューブ12)が前方へストロークすることにより運転者Hの衝突エネルギーを吸収するものである。そして、エネルギー吸収機構30は、ベアリング31,32、第1ねじ部材としての送りねじ33、第2ねじ部材としてのナット34および電気モータ35を備えている。
ベアリング31,32は、互いに対向するように、ロアーチューブ13の支持部13bに組み付けられている。送りねじ33は、ベアリング31,32によって支持されていて、軸線回りにて自由に回動可能とされている。ナット34は、アッパーチューブ12の外周面に固着したブラケットを介して同チューブ12に一体的に組み付けられるとともに、送りねじ33に螺合している。電気モータ35は、図示しないシャフトが送りねじ33に連結されており、送りねじ33の回動に伴って、シャフトが回動するようになっている。また、電気モータ35は、後述する電気制御装置60に接続されている。
このように構成したエネルギー吸収機構30においては、図2(a)にて破線で示すように、アッパーチューブ12が前方へ変位すると、一体的に組み付けられたナット34も前方へ移動する。このとき、ナット34の軸線方向への変位に伴って、ナット34に螺合した送りねじ33が回動するすなわち直線運動が回転運動に変換されることにより、電気モータ35のシャフトも回動する。そして、電気モータ35のシャフトが回動することにより、電気(電流)が発生し、同発生した電気(電流)を後述するように消費することによって、電気モータ35のシャフトの回動が制動されて、送りねじ33の回動も制動される。これにより、ナット34の変位速度が減速されて、ステアリングホイール11を介してアッパーチューブ12に伝達された衝突エネルギーを吸収するようになっている。
シート40は、図1に示すように、図示しない電動モータにより、シートレールに沿って前後方向に変位可能になっている。シートベルト装置50は、シートベルト51、タングプレート52、バックル53、ショルダーベルトアンカ54を備えるとともに、プリテンショナ機構およびフォースリミッタ機構を内蔵したリトラクタ55を備えている。プリテンショナ機構は、車両の前面衝突時の初期にシートベルト51を瞬時に巻き取り、運転者Hの身体をしっかりと拘束する機構である。フォースリミッタ機構は、車両の前面衝突時に運転者Hが衝撃の反動で前方へ移動したときに、シートベルト51の拘束力を少し緩めて、運転者Hの胸部にかかる荷重を低減可能な機構である。
次に、エアバック装置20、エネルギー吸収機構30およびリトラクタ55を制御する電気制御装置60について説明する。電気制御装置60は、加速度センサ61、シートベルト着用センサ62、シート位置センサ63、荷重センサ64および車速センサ65に加え、これらの各センサ61〜65に接続された電気制御ユニット66を備えている。
加速度センサ61は、車体BDに組み付けられて、車両の衝突を検出するために車体BDの前後方向の加速度(減速度)Gを検出する。シートベルト着用センサ62は、バックル53内に組み込まれてタングプレート52の有無を検知するスイッチにより構成され、運転者Hのシートベルト着用・非着用を検出する。シート位置センサ63は、シート40の移動機構(図示しない)に組み込まれていて、シート40の最後部位置を基準に前方への移動量をシート位置SPとして検出する。荷重センサ64は、シート40内に組み込まれて運転者Hの体重WTを検出する。車速センサ65は、変速機(図示しない)の出力軸の回転に応じて車速Vを検出する。
電気制御ユニット66は、CPU、ROM、RAM、タイマなどからなるマイクロコンピュータを主要構成部品とするもので、図3のプログラムの実行により、エアバック装置20、エネルギー吸収機構30およびリトラクタ55を制御する。また、電気制御ユニット66は、電気モータ35、可変抵抗器67およびスイッチ68によって構成される電気回路の作動を制御するようになっている。
可変抵抗器67は、その抵抗値を連続的に変更することが可能であり、後述するプログラムの実行により決定された抵抗値Rcとなるように、電気制御ユニット66によって制御される。スイッチ68は、常時オフ状態とされているスイッチであり、電気制御ユニット66によってオン状態に切り替え制御される。そして、電気回路は、電気制御ユニット66によってスイッチ68がオン状態とされると閉回路を形成し、電気モータ35によって発電された電気(電流)が抵抗値Rcに設定された可変抵抗器67によって、例えば熱として、消費されるようになっている。
次に、上記のように構成した実施形態の動作を説明する。車両の走行に伴い、電気制御ユニット66は図3のプログラムをステップS10にて開始する。このプログラムの実行開始後、電気制御ユニット66は、ステップS11にて、加速度センサ61によって検出された減速度Gを入力して、同減速度Gが所定の減速度Go以上であるか否かを判定する。この場合、所定の減速度Goは、車両が前方物体に衝突したときに発生する大きな値に設定されており、車両が前方物体に衝突しない限り、ステップS11にて「No」と判定してステップS13に進む。
一方、車両が前方物体に衝突し、所定の減速度Go以上となる減速度Gが検出されると、電気制御ユニット66は「Yes」と判定してステップS12に進む。ステップS12においては、電気制御ユニット66は、車両に衝突が発生したことを表す衝突フラグFRGを“1”に設定して、ステップS13に進む。
ステップS13においては、衝突フラグFRGが“1”であるか否かを判定する。すなわち、電気制御ユニット66は、衝突フラグFRGが“1”でなければ、「No」と判定して、ステップS14以降の処理を実行する。一方、衝突フラグFRGが“1”であれば、「Yes」と判定して、ステップS22以降の処理を実行する。
ステップS14においては、シートベルト着用センサ62からの検出信号を入力して、運転者Hがシートベルト51を装着しているか否かを判定する。運転者Hがシートベルト51を装着していれば、ステップS14にて「Yes」と判定して、ステップS15にてEA(Energy Absorption)荷重Fを“0”に設定する。運転者Hがシートベルト51を装着していなければ、ステップS14にて「No」と判定して、ステップS16にてEA荷重Fを所定値F10に設定する。このEA荷重Fは、後述するEA荷重F,F,Fと共に、車両衝突後においてエネルギー吸収機構30が車両衝突による衝突エネルギーの吸収量を制御するための変数である。
前記ステップS15,S16の処理後、電気制御ユニット66は、ステップS17にて、シート位置センサ63からの検出信号を入力するとともに、シート位置−EA荷重マップを参照して、検出されたシート位置SPに対応したEA荷重Fを決定する。シート位置−EA荷重マップは、図4(a)に示すように、シート位置SPが大きくなるに従って(シート40が前方に位置するに従って)増加するEA荷重Fを記憶している。
次に、電気制御ユニット66は、ステップS18にて、荷重センサ64からの検出信号を入力するとともに、体重−EA荷重マップを参照して、検出された運転者Hの体重WTに対応したEA荷重Fを決定する。体重−EA荷重マップは、図4(b)に示すように、運転者Hの体重WTが大きくなるに従って増加するEA荷重Fを記憶している。
次に、電気制御ユニット66は、ステップS19にて、車速センサ65からの検出信号を入力するとともに、車速−EA荷重マップを参照して、検出された車速Vに対応したEA荷重Fを決定する。車速−EA荷重マップは、図4(c)に示すように、車速Vが大きくなるに従って増加するEA荷重Fを記憶している。そして、ステップS20にて、前記決定したEA荷重F,F,F,Fを合算して、合計EA荷重Fを計算する。
次に、ステップS21にて、抵抗値−EA荷重マップを参照して、前記合算EA荷重Fに対応した可変抵抗器67の抵抗値Rcを決定する。EA荷重−抵抗値マップは、図4(d)に示すように、合計EA荷重Fに対して反比例する抵抗値Rcを記憶している。これは、合計EA荷重Fに応じて、電気回路を構成する電気モータ35のシャフト(詳しくは、送りねじ33)の回動を適当に制動して、車両衝突に係る衝突エネルギーを効果的に吸収するためである。
すなわち、車両衝突による衝突エネルギーが大きい場合には、アッパーチューブ12の変位量および変位速度が大きくなる傾向にあり、これに伴ってナット34の変位量および変位速度も大きくなる。ナット34は、送りねじ33に螺合されていて、送りねじ33を回動させながら変位するため、送りねじ33に連結された電気モータ35のシャフトも回動する。
ところで、電気モータ35のシャフトが回動されると、その回動量に応じて電気モータ35は発電し、電気回路に所定の電気(電流)を供給する。このとき、電気回路の可変抵抗器67の抵抗値Rcを小さく設定すれば、可変抵抗器67によって例えば、熱として供給された電気が消費されても、電気モータ35のシャフトの回動は弱く制動される。これにより、アッパーチューブ12すなわちステアリングホイール11の変位速度をある程度大きく保つことができ、運転者Hは、ステアリングホイール11からの大きな抵抗力を抑制した状態で衝突エネルギーが吸収される。
一方、車両衝突による衝突エネルギーが小さい場合には、アッパーチューブ12の変位量および変位速度が小さくなる傾向にある。このため、可変抵抗器67の抵抗値Rcを大きく設定すれば、電気モータ35のシャフトの回動が強く制動される。これにより、アッパーチューブ12すなわちステアリングホイール11の変位速度をある程度小さく保つことができ、運転者Hは、膨張・展開したエアバックにより、効果的に衝突エネルギーが吸収される。
したがって、可変抵抗器67の抵抗値Rcを適当設定することにより、電気モータ35のシャフトすなわち送りねじ33の回動を適当に制動することができて、ナット34すなわちアッパーチューブ12の変位速度が適当に減速される。これにより、運転者Hとステアリングホイール11との2次衝突に係る衝突エネルギーを効果的に吸収して、運転者Hを効果的に保護することができる。
前記ステップS21の処理後、車両の衝突が検出されない限り、ステップS11における「No」との判定のもとに、ステップS11〜S21からなる循環処理が繰り返し実行される。
一方、車両が前方物体に衝突すると、電気制御ユニット66は、ステップS11にて「Yes」と判定し、ステップS12にて衝突フラグFRGを“1”に設定する。そして、ステップS13にて「Yes」と判定して、ステップS22以降の処理を実行する。ステップS22においては、リトラクタ55内のプリテンショナ機構およびフォースリミッタ機構を起動する。これにより、シートベルト51がリトラクタ55内に引き込まれて、運転者Hはシートベルト51によってシート40に固定されて、前方へ飛び出さないように保護される。次に、ステップS23にて、エアバック装置20内のインフレータを起動して、エアバックを展開・膨張させる。これにより、エアバックが運転者Hとステアリングホイール11との間に介在し、運転者Hの胸(または顔面)がステアリングホイール11に衝突することを回避できる。
これらステップS22,S23の処理後、電気制御ユニット66は、ステップS24にて、スイッチ68をオン状態とするとともに、可変抵抗器67の抵抗値を前記ステップS21にて決定した抵抗値Rcに設定制御する。すなわち、車両衝突による衝撃が大きく、アッパーサポートブラケット15と車体BDとの係合が解除されると、アッパーチューブ12の軸線方法への変位が許容される。このアッパーチューブ12の変位の許容により、アッパーチューブ12は車両衝突の衝撃によって前方へ移動する。
この場合、エネルギー吸収機構30においては、ナット34が送りねじ33を回動させながら前方へ移動することにより、電気モータ35のシャフトが回動する。この電気モータ35のシャフトの回動により、電気モータ35にて発電され、同発電された電気(電流)が閉回路とされた電気回路に供給される。このとき、可変抵抗器67の抵抗値が抵抗値Rcに設定されていることにより、供給された電気が可変抵抗器67にて消費されるとともに、電気モータ35のシャフトの回動が制動される。したがって、抵抗値Rcに設定された可変抵抗器67による電気消費によって、アッパーチューブ12が減速されて、運転者Hがステアリングホイール11に伝達する衝突エネルギーが吸収される。
ステップS25においては、電気制御ユニット66は、加速度センサ61によって検出された減速度Gを入力して、同減速度Gが“0”であるか否かを判定する。すなわち、減速度Gが“0”でなければ、未だ車両は衝突最中であるため、電気制御ユニット66は、「No」と判定し、前記ステップS14〜S21間の処理を実行して、現時点における可変抵抗器67の抵抗値Rcを決定する。そして、電気制御ユニット66は、再びステップS22〜S24の処理を実行する。
このとき、ステップS22,S23の処理は、衝突直後に一度実行すると、再び実行することが不可能である。このため、電気制御ユニット66は、2回目以降ステップS22〜S24の処理を実行する際には、ステップS22,S23の処理を省略し、ステップS24にて、抵抗値Rcの設定制御処理のみを実行する。これにより、現在の車両の衝突状態に応じた適切な抵抗値Rcを連続的に設定することができる。
一方、ステップS25にて、加速度Gが“0”であれば、車両の衝突が終了しているため、電気制御ユニット66は、「Yes」と判定して、ステップS26に進み、プログラムの実行を終了する。
以上の説明からも理解できるように、本実施形態によれば、送りねじ33とナット34から構成される運動変換手段によってステアリングコラムK(詳しくは、アッパーチューブ12)の変位運動(直線運動)を回転運動に変換し、発電手段としての電気モータ35によって電気を発電する。そして、電気消費手段としての可変抵抗器67によって、発電された電気を消費する。このとき、可変抵抗器67の抵抗値Rcを連続的に変更して電気の消費量を変更することにより、電気モータ35のシャフトの回転運動に所定の負荷を与えることができる。これにより、電気モータ35のシャフトの回転運動を連続的に制動することができる。このため、ステアリングコラムK(詳しくは、アッパーチューブ12)の変位速度も、電気モータ35のシャフトの回転運動の制動に伴って、減速されることにより、運転者Hの衝突による衝突エネルギーを効果的に吸収することができる。したがって、乗員を確実に保護することができる。
ここで、上記実施形態においては、可変抵抗器67の抵抗値Rcを連続的に変更するようにしたが、抵抗値Rcを段階的に変更しても、電気モータ35のシャフトの回転運動に所定に負荷を与えることができる。この場合であっても、時々刻々と変化する運転者Hの衝突による衝突エネルギーを効果的に吸収することができて、乗員を確実に保護することができる。
また、可変抵抗器67による電気の消費量すなわち抵抗値Rcを車両の加速度(減速度)Gおよび車両の車速Vに少なくとも基づいて決定することにより、車両の衝突中においても最適な衝突エネルギーの吸収効果を発揮することができる。すなわち、車両に衝突が発生すると、加速度(減速度)Gは大きな減速度から徐々に小さな減速度へと変化し、車速Vも大きな車速から徐々に小さな車速へと変化する。このため、衝突中における衝突エネルギーも時々刻々と変化する。したがって、エネルギー吸収機構30の衝突エネルギー吸収量を連続的に変化させることにより、効率よく衝突エネルギーを吸収し、効果的に乗員を保護することができる。
さらに、電気モータ35を発電手段とし、可変抵抗器67を電気消費手段として採用しまた、同軸的に嵌合した送りねじ33とナット34を運動変換手段として採用することができる。また、送りねじ33とナット34の組み合わせを変形したボールねじ機構を採用することもできる。このため、特別な部材を採用する必要がなく、装置全体の製造コストを低減することができる。
上記実施形態においては、エネルギー吸収機構30をベアリング31,32、送りねじ33、ナット34および電気モータ35から構成した。これに代えて、エネルギー吸収機構30を、ラックとピニオンギアとを利用するように、変形して構成することも可能である。以下、この変形実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
この変形実施形態においては、エネルギー吸収機構30が、図5(a),(b)に示すように、運動変換手段としてラックアンドピニオンを採用して変形される。すなわち、このエネルギー吸収機構30は、アッパーチューブ12の外周面上にて、軸線方向に沿って固着されたラック36と、ラック36に螺合するとともに電気モータ35のシャフトに取り付けられたピニオンギア37とを備えている。また、電気モータ35は、ロアーチューブ13の外周面上にて、外方に延出するブラケット13cに一体的に固着されている。
このように構成された変形実施形態においては、車両衝突による衝突エネルギーによって、アッパーチューブ12が軸線方向へ変位を開始すると、ラック36も同様に変位を開始する。このようにラック36がアッパーチューブ12の軸線方向へ変位すると、ピニオンギア37が回動することにより、電気モータ35のシャフトが回動する。これにより、電気モータ35は、発電して、同発電した電気(電流)を電気回路へ供給する。そして、供給された電気(電流)は、抵抗値Rcに設定された可変抵抗器67によって消費されることにより、電気モータ35のシャフトすなわちピニオンギア37の回動を制動する。このため、ラック36すなわちアッパーチューブ12の軸線方向への変位速度が減速される。
このように、この変形実施形態においても、アッパーチューブ12の軸線方向への直線運動を、ラック36とピニオンギア37を利用して、電気モータ35の回転運動に変換することができる。そして、電気モータ35の回転運動によって発電された電気(電流)を連続的に抵抗値Rcが変更される可変抵抗器67によって消費することができる。したがって、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ラック36とピニオンギア37の組み合わせを採用することにより、特別な部材を採用する必要がなく、装置全体の製造コストを低減することができる。
また、上記実施形態および変形実施形態においては、送りねじ33の全体にねじが形成され、またラック36のピニオンギア37に対向する面全体に歯が形成されて実施するようにした。しかしながら、図6および図7に示すように、送りねじ33およびラック36を変形して実施することも可能である。具体的に説明すると、送りねじ33は、図6に示すように、ねじが形成されたねじ部33aと、ねじが形成されていない棒部33bとから構成されている。また、ラック36は、図7に示すように、歯が形成された歯部36aと、歯が形成されていない平部36bとから構成されている。
このように構成された送りねじ33またはラック36が採用されたエネルギー吸収機構30においては、通常使用時には、送りねじ33のねじ部33aとナット34は螺合しておらず、また、ラック36の歯部36aとピニオンギア37は螺合していない。このため、例えば、車両に搭載されたテレスコピック機構を利用して、運転者Hがステアリングホイール11の軸線方向位置を調整する際には、極めて容易にステアリングホイール11の位置調整を行うことができる。
また、車両に衝突が発生した場合には、その衝突エネルギーによって、アッパーチューブ12が軸線方向への変位を開始すると、ナット34またはラック36も軸線方向へ変位する。そして、その変位途中にて、ナット34と送りねじ33のねじ部33a、または、ラック36の歯部36aとピニオンギア37とが螺合する。これにより、さらにナット34またはラック36が変位する場合には、送りねじ33またはピニオンギア37を回動させて変位することにより、電気モータ35のシャフトが回動される。そして、電気モータ35は、電気回路に対して発電した電気(電流)を供給し、可変抵抗器67は、供給された電気(電流)を消費することにより、アッパーチューブ12の変位速度を減速することができる。したがって、衝突による衝突エネルギーを効果的に吸収することができて、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態および変形実施形態においては、ベアリング31,32、送りねじ33、ナット34および電気モータ35をエネルギー吸収機構30としてステアリングコラムKに設けて実施した。しかしながら、車両に電動テレスコピック機構が採用される場合には、エネルギー吸収機構30を利用して、電動テレスコピック機構を構成することも可能である。この変形実施形態を、図8を利用して、具体的に説明すると、電気回路は、正逆転回路69を備えている。この正逆転回路69は、運転者Hによる図示しないスイッチ操作に応じて、電気モータ35の回転方向(正転方向または逆転方向)を制御するための回路である。そして、正逆転回路69によって回転方向が制御されると、図示しないバッテリに接続された電気モータ35は、同制御された方向に送りねじ33を回動させる。これにより、送りねじ33に螺合したナット34が軸線方向に変位し、同ナット34の変位に伴ってアッパーチューブ12が軸線方向へ変位する。これによって、運転者Hは、スイッチ操作のみで、ステアリングホイール11の軸線方向位置を極めて容易に設定することができる。
また、車両に衝突が発生した場合には、電気制御ユニット66は、正逆転回路69の制御を停止させる。これにより、電気モータ35の回転方向制御が解除される。そして、電気制御ユニット66が、電気回路のスイッチ68をオン状態とし、可変抵抗器67の抵抗値Rcを設定することにより、衝突による衝突エネルギーを効果的に吸収することができる。したがって、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、本発明の目的を逸脱しない限り、種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば、電気モータ35から電気回路に供給された電気(電流)は、可変抵抗器67によって消費するように実施した。この場合、これに加えてまたは代えて、供給された電気(電流)を利用して作動して、自車両に衝突が発生したことを車両外部に通報する通報器を電気回路内に設けたり、エアバック装置20の起動に伴って発生する臭いを脱臭する換気ファンを設けたりすることも可能である。
これにより、衝突荷重を効果的に吸収することができるとともに、通報器に対して、例えば、光や音の発生させたり、警察や消防署へ通報させることによって、衝突を車両外部に迅速に知らせることができる。このため、運転者や乗員の救援を迅速に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る車両の乗員保護装置の概略図である。 (a)は図1のエネルギー吸収機構をステアリングコラムの軸線方向にそって一部を破断して示す一部断面図であり、(b)は図1のエネルギー吸収機構をステアリングコラムの軸線と直交する方向に破断した断面図である。 図1の電気制御ユニットにより実行されるプログラムのフローチャートである。 (a)はシート位置とEA荷重との関係を示すグラフであり、(b)は体重とEA荷重との関係を示すグラフであり、(c)は車速とEA荷重との関係を示すグラフであり、(d)はEA荷重と抵抗値との関係を示すグラフである。 (a)は変形実施形態に係るエネルギー吸収機構をステアリングコラムの軸線方向にそって一部を破断して示す一部断面図であり、(b)は変形実施形態に係るエネルギー吸収機構をステアリングコラムの軸線と直交する方向に破断した断面図である。 変形実施形態に係るエネルギー吸収機構をステアリングコラムの軸線方向にそって一部を破断して示す一部断面図である。 変形実施形態に係るエネルギー吸収機構をステアリングコラムの軸線方向にそって一部を破断して示す一部断面図である。 変形実施形態に係るエネルギー吸収機構をステアリングコラムの軸線方向にそって一部を破断して示す一部断面図である。
符号の説明
BD…車体、11…ステアリングホイール、12…アッパーチューブ、13…ロアーチューブ、14…ステアリングシャフト、15…アッパーサポートブラケット、16…ステアリングリンク機構、20…エアバック装置、30…エネルギー吸収機構、33…送りねじ、34…ナット、35…電気モータ、40…シート、50…シートベルト装置、51…シートベルト、55…リトラクタ、60…電気制御装置、61…加速度センサ、62…シートベルト着用センサ、63…シート位置センサ、64…荷重センサ、65…車速センサ、66…電気制御ユニット、67…可変抵抗器、68…スイッチ

Claims (6)

  1. 車両衝突時にステアリングコラムの変位に伴って衝突エネルギーを吸収するエネルギー吸収機構を備えた車両の乗員保護装置において、
    前記エネルギー吸収機構は、
    ステアリングコラムの変位運動を回転運動に変換する運動変換手段と、
    前記運動変換手段によって変換した回転運動によって発電する発電手段と、
    前記発電手段によって発電した電気の消費量を変更する電気消費手段とを備えたことを特徴とする車両の乗員保護装置。
  2. 前記電気消費手段は、車両の衝突状態を表す情報に応じて、前記発電手段によって発電した電気の消費量を決定する請求項1に記載した車両の乗員保護装置。
  3. 前記車両の衝突状態を表す情報は、車両の減速度または車両の車速のうちの少なくとも一方を含む情報である請求項2に記載した車両の乗員保護装置。
  4. 前記発電手段は、電気モータであり、前記電気消費手段は、抵抗値を変更可能な可変抵抗器である請求項1ないし請求項3のうちのいずれか一つに記載した車両の乗員保護装置。
  5. 前記運動変換手段は、雄ねじまたは雌ねじのうちの一方が形成された第1ねじ部材と、前記雄ねじまたは雌ねじのうちの他方が形成された第2ねじ部材とから構成されており、前記第1ねじ部材と前記第2ねじ部材とが同軸的に嵌合して構成される請求項1ないし請求項4のうちのいずれか一つに記載した車両の乗員保護装置。
  6. 前記運動変換手段は、ラックとピニオンギアとから構成されるものである請求項1ないし請求項4のうちのいずれか一つに記載した車両の乗員保護装置。
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