JP2005119449A - 乳母車の幌 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遮光性および十分な通気性を有する乳母車の幌を提供する。
【解決手段】 乳母車の幌10は、座席2の一方側部に取付けられて少なくとも座席2の一方側部上を覆う第1幌要素4と、第1幌要素4とは分離して設けられ、座席2の他方側部に取付けられて少なくとも座席2の他方側部上を覆う第2幌要素5とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 乳母車の幌10は、座席2の一方側部に取付けられて少なくとも座席2の一方側部上を覆う第1幌要素4と、第1幌要素4とは分離して設けられ、座席2の他方側部に取付けられて少なくとも座席2の他方側部上を覆う第2幌要素5とを備える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、乳母車の幌に関し、特に遮光性および通気性に優れた幌に関するものである。
乳母車の幌の本来の目的は、座席に着座した子供を強い日差しから守ること(遮光性)である。この目的を果すために、幌は、座席の上部を覆うように設けられる。
いろいろな方向からの日差しを遮るために、例えば、特開2002−187554号公報(特許文献1)、特開2003−19961号公報(特許文献2)、特開2003−19962号公報(特許文献3)には、ドーム形状の幌が提案されている。これらの公報に開示されたようなドーム形状の幌であれば、良好な遮光性を発揮できる。
一方、十分な遮光性を発揮するために大きな面積で座席上部を覆ってしまうと、通気性が阻害される。特開2003−19961号公報(特許文献2)や特開2003−19962号公報(特許文献3)においては、幌の一部をメッシュ材とすることにより通気性を確保するようにしている。
特開2002−187554号公報
特開2003−19961号公報
特開2003−19962号公報
特開2003−19961号公報(特許文献2)や特開2003−19962号公報(特許文献3)に開示されたように幌の一部をメッシュ材とすれば、ある程度の通気性を確保することはできるが、不十分である。
この発明の目的は、遮光性および十分な通気性を有する乳母車の幌を提供することである。
この発明は、乳母車の座席の上部を覆う幌であって、第1幌要素と第2幌要素とを備える。第1幌要素は、座席の一方側部に取付けられ、少なくとも座席の一方側部上を覆う。第2幌要素は、第1幌要素とは分離して設けられ、座席の他方側部に取付けられて少なくとも座席の他方側部上を覆う。
上記構成の幌によれば、座席の一方側部を覆う第1幌要素と、座席の他方側部を覆う第2幌要素とが分離して設けられているので、両者の間に存在する隙間を通して十分な通気性を確保できる。
好ましくは、第1幌要素の先端部分と第2幌要素の先端部分とは、上下方向に離れて重なって位置している。このように第1幌要素と第2幌要素とを上下方向に重ならせることにより、上方からの日差しを十分に遮ることができる。この場合であっても、第1幌要素の先端部分と第2幌要素の先端部分とが離れて位置しているので、両者の間に十分な隙間があり、良好な通気性を確保できる。
一つの実施形態では、各幌要素は、乳母車本体に固定される固定部材と、この固定部材に前後方向に回動可能に支持された移動部材とを含む。幌要素が移動部材を備えることにより、太陽の位置に応じて幌要素の位置を変更することができるようになる。したがって、良好な遮光性が得られる。また、側方から太陽の日差しが座席に入り込むような場合には、座席の両側部にある2つの幌要素のうち、一方の幌要素のみを太陽を遮る位置にもたらし、他方の幌要素を視界を開く位置にもたらすようにすることができる。このような使い方をすれば、十分な通気性を確保できることに加えて、乳母車を移動操作する親から座席内の子供の安全を確認できるし、座席内の子供にとっても良好な視界を確保できる。
また、一つの実施形態では、各幌要素は、幅方向に見て内外に重なった内側幌要素と外側幌要素とを含む。この場合、好ましくは、内側幌要素および外側幌要素のうち、少なくともいずれか一方は、前後方向に回動可能に設けられている。このようにすれば、内外の幌要素による遮光面積を適宜調節できるので、良好な遮光性および通気性を確保できる。内外の幌要素の重なり部分を小さくすれば、広範囲にわたって遮光することが可能になる。一方、内外の幌要素の重なり部分を大きくすれば、通気性を良好にすることができる。
一つの実施形態では、各幌要素は、植物の葉または花びらの形状を有している。このような形状の幌要素であれば、乳母車のデザイン的価値が高まる。
図1〜図3はこの発明の一実施形態を示し、図4はその要部を図解的に示している。図示するように、乳母車1の座席2上に、幌10が設けられている。乳母車1は、移動操作のための押棒の一部を構成する一対の縦棒3を備えている。図示した実施形態では、幌10はこの縦棒3に取付けられる。
幌10は、全体的に植物の葉の形状をした第1幌要素4と、第2幌要素5とを備える。第1幌要素4の基部4aは一方の縦棒3に着脱可能に取付けられており、第2幌要素の基部5aは他方の縦棒3に着脱可能に取付けられている。
第1幌要素4と第2幌要素5とは分離して設けられており、第1幌要素4は座席2の一方側部上を覆い、第2幌要素5は座席2の他方側部上を覆っている。
図示するように、第1幌要素4および第2幌要素5は、それぞれ、座席の側部から中央上部に向かって湾曲して延びており、それらの先端部分は上下方向に離れて上下に重なって位置している。この位置関係は、図4の図解図で明瞭に示されている。
上記の実施形態によれば、第1幌要素4と第2幌要素5とが分離して設けられているので、両者の間に存在する隙間を通して十分な通気性を確保できる。第1幌要素4および第2幌要素5の形状および大きさは任意に決められるが、両者の先端部分を座席のほぼ中央上部で重なるようにしておけば、上方からの日差しを十分に遮ることができる。この場合であっても、両幌要素4,5の先端部間を上下に離しておけば、両者の間に十分な隙間ができるので良好な通気性を確保できる。
図1〜図3に示すように、第1幌要素4および第2幌要素5が植物の葉の形状を有するようにしておけば、乳母車のデザイン的価値が高まる。植物の葉の形状に代えて植物の花びらの形状にしても、乳母車のデザイン的価値は高められる。
図5は、この発明の他の実施形態に係る第1幌要素20を図解的に示している。図示していない第2幌要素は、第1幌要素20と実質的に同じ構造を有している。第1幌要素20は、乳母車本体に固定される固定部材22と、この固定部材22に前後方向に回動可能に支持された移動部材21とを含む。この実施形態によれば、図中想像線で示すように、太陽の位置に応じて移動部材21の位置を変更することにより、良好な遮光性を発揮できる。
図6および図7は、この発明のさらに他の実施形態に係る第1幌要素30を図解的に示している。図示していない第2幌要素は、第1幌要素30と実質的に同じ構造を有している。第1幌要素30は、幅方向に見て内外に重なった内側幌要素31と外側幌要素32とを含む。内外の幌要素31,32のうち少なくともいずれか一方は、前後方向に回動可能に設けられている。図示した実施形態では、内側幌要素31が前後方向に回動可能に設けられている。
図6および図7に示した実施形態の場合、内外の幌要素31,32による遮光面積を適宜調節できるので、良好な遮光性および通気性を確保できる。図6に示すように、内外の幌要素31,32の重なり部分を大きくすれば、通気性を良好にできる。一方、図7に示すように、内外の幌要素31、32の重なり部分を小さくすれば、広範囲にわたって遮光することが可能になる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、遮光性が要求される乳母車の幌に適用されるものであり、特に良好な通気性が要望される乳母車の幌に有利に適用され得る。
1 乳母車、2 座席、3 縦棒、4 第1幌要素、4a 基部、5 第2幌要素、5a 基部、10 幌、20 第1幌要素、21 移動部材、22 固定部材、30 第1幌要素、31 内側幌要素、32 外側幌要素。
Claims (5)
- 乳母車の座席の上部を覆う幌であって、
前記座席の一方側部に取付けられ、少なくとも座席の一方側部上を覆う第1幌要素と、
前記第1幌要素とは分離して設けられ、前記座席の他方側部に取付けられ、少なくとも座席の他方側部上を覆う第2幌要素とを備える、乳母車の幌。 - 前記第1幌要素の先端部分と前記第2幌要素の先端部分とは、上下方向に離れて重なって位置している、請求項1に記載の乳母車の幌。
- 前記各幌要素は、乳母車本体に固定される固定部材と、この固定部材に前後方向に回動可能に支持された移動部材とを含む、請求項1または2に記載の乳母車の幌。
- 前記各幌要素は、幅方向に見て内外に重なった内側幌要素と外側幌要素とを含み、
前記内側幌要素および外側幌要素のうち、少なくともいずれか一方は、前後方向に回動可能に設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の乳母車の幌。 - 前記各幌要素は、植物の葉または花びらの形状を有している、請求項1〜4のいずれかに記載の乳母車の幌。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003356140A JP2005119449A (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | 乳母車の幌 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003356140A JP2005119449A (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | 乳母車の幌 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005119449A true JP2005119449A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34613484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003356140A Withdrawn JP2005119449A (ja) | 2003-10-16 | 2003-10-16 | 乳母車の幌 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005119449A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2462075A (en) * | 2008-07-19 | 2010-01-27 | Wei Guan Products Co Ltd | Stroller having a top canopy to provide shading effect |
JP2017206253A (ja) * | 2017-07-20 | 2017-11-24 | 株式会社カーメイト | 日除け付きチャイルドシートの制御システム |
-
2003
- 2003-10-16 JP JP2003356140A patent/JP2005119449A/ja not_active Withdrawn
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