JP2017206253A - 日除け付きチャイルドシートの制御システム - Google Patents

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勝 徳田
Masaru Tokuda
勝 徳田
章浩 鈴木
Akihiro Suzuki
章浩 鈴木
太 関川
Futoshi Sekikawa
太 関川
俊一 蓮見
Shunichi Hasumi
俊一 蓮見
雅大 平野
Masahiro Hirano
雅大 平野
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Abstract

【課題】運転中又は停車中であっても、チャイルドシートの日除けカバーの展開及び折り畳み動作を自動で行うことができる日除け付きチャイルドシートの制御システムを提供する。
【解決手段】本発明の日除け付きチャイルドシートの制御システム100は、チャイルドシート本体12と、前記チャイルドシート本体12に取り付けられた日除けカバー20と、前記日除けカバー20の駆動手段30と、前記日除けカバー20の展開及び折り畳み動作の制御信号を前記駆動手段30に送信可能な制御手段50と、前記制御手段50へ実行信号を送信可能な操作手段110と、を備え、前記操作手段110は、前記制御手段50と無線又は有線を介して電気的に接続し、前記制御手段50へ前記日除けカバー20の展開及び折り畳み動作の実行信号を送信可能な操作端末であることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、特に車両の窓ガラスを通してチャイルドシートの前面に照射される日光、又は停車中の日光による過熱を防止する日除け付きチャイルドシートの制御システムに関する。
従来、乳幼児を車両に乗車させる場合に使用されるチャイルドシートに、車両の窓ガラスを通してチャイルドシートの前面に直接照射される日光、又は停車中に照射された日光による過熱を防止する日除けを備えたチャイルドシートが利用されている。
一例として特許文献1に開示のチャイルドシートは、シート本体と、シート本体を支持する基台とからなるチャイルドシートにおいて、シート本体に折り畳み及び展開可能に軸支された日除け兼遮光カバーを備えている。この日除け兼遮光カバーでチャイルドシートの背部頂部から座部先端までを覆えるようにしている。
このような日除け付きチャイルドシートによれば、乗車中に日光が窓ガラスなどを通してチャイルドシートの前面を照射するときは、日除けカバーを半分展開して日陰にすることができる。また停車して車両を離れるときには、遮光カバーで背部頂部から前面先端までを覆うことにより日光による過熱を防止することができる。
特開2002−104032号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の日除け付きチャイルドシートは、搭乗者が手動で日除けカバーの展開及び折り畳み動作を行う構成のため、搭乗者が乳幼児と運転手のみの場合、運転中にチャイルドシートに日光が照射されると、運転手が乳幼児に気を取られて運転に集中できず、安全性を確保できないおそれがあった。
また停車中に日除けカバーの展開動作を忘れて、車両を離れて再度乗車する際に、チャイルドシートが過熱されて乳幼児をすぐに着座させることができないことがあった。
上記従来技術の問題点に鑑み、本発明は、運転中又は停車中であっても、チャイルドシートの日除けカバーの展開及び折り畳み動作を自動で行うことができる日除け付きチャイルドシートの制御システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するための第1の手段として、本発明は、チャイルドシート本体と、
前記チャイルドシート本体に取り付けられた日除けカバーと、
前記日除けカバーの駆動手段と、
前記日除けカバーの展開及び折り畳み動作の制御信号を前記駆動手段に送信可能な制御手段と、
前記制御手段へ実行信号を送信可能な操作手段と、
を備え、
前記操作手段は、前記制御手段と無線又は有線を介して電気的に接続し、前記制御手段へ前記日除けカバーの展開及び折り畳み動作の実行信号を送信可能な操作端末であることを特徴とする日除け付きチャイルドシートの制御システムを提供することにある。
上記第1の手段によれば、運転手が運転中に、チャイルドシート内の乳幼児を見ることなく、手元で日除けカバーの展開又は折り畳み動作の操作を行える。また、チャイルドシート本体へ照射される日光の有無に係わらず、乳幼児の様子を知る際に運転手が容易に日除けカバーを折り畳む動作を自動で行うことができる。
上記課題を解決するための第2の手段として、本発明は、上記第1の手段において、前記操作手段は、表示部を備え、
前記表示部は、少なくとも前記日除けカバーの展開及び折り畳み状態もしくは前記チャイルドシート本体への日光の照射状態のいずれかを表示可能なことを特徴とする日除け付きチャイルドシートの制御システムを提供することにある。
上記第2の手段によれば、運転手が表示部を見ながら日除けカバーの展開又は折り畳み動作の操作を容易に行える。
上記課題を解決するための第3の手段として、本発明は、上記第1又は第2の手段において、前記操作手段は、ウェアラブルコンピュータ又は携帯端末であることを特徴とする日除け付きチャイルドシートの制御システムを提供することにある。
上記第3の手段によれば、運転手の運転を妨げることがない。
上記課題を解決するための第4の手段として、本発明は、上記第1ないし第3のいずれか1の手段において、前記日除けカバーは、前記チャイルドシート本体の左右で二分割させて個別に展開及び折り畳み可能なことを特徴とする日除け付きチャイルドシートの制御システムを提供することにある。
上記第4の手段によれば、チャイルドシート本体に日光が照射している部分のみ日除けを行うことができ、運転手側の日除けカバーを折り畳んで解放し、運転手がチャイルドシート内の乳幼児の様子を容易に確認することができる。
上記課題を解決するための第5の手段として、本発明は、上記第1ないし第4のいずれか1の手段において、前記日除けカバーを前記チャイルドシート本体から着脱可能としたことを特徴とする日除け付きチャイルドシートの制御システムを提供することにある。
上記第5の手段によれば、日除けカバーのメンテナンスなどを取り外して容易に行うことができる。
本発明によれば、運転中及び停車中であっても、日除けカバーの展開動作及び折り畳み動作を自動制御することができる。このため運転中の場合には、日差しが経時的に変化しても運転手がチャイルドシートの方を見る動作が必要なくなり、運転に集中して安全性を確保することができる。また、停車中に車両を離れた場合、チャイルドシートが日光によって過熱することがなくなり、再度の乗車時に乳幼児を直ちに着座させることができる。
本発明の日除け付きチャイルドシートの折り畳み時の構成概略図である。 本発明の日除け付きチャイルドシートの展開時の構成概略図である。 本発明の日除け付きチャイルドシートのブロック図である。 本発明の日除け付きチャイルドシートの制御システムの構成概略図である。 操作手段にウェアラブルコンピュータを用いた操作画面の説明図である。 操作手段に携帯端末を用いた操作画面の説明図である。 変形例の日除け付きチャイルドシートの構成概略図である。
本発明の日除け付きチャイルドシートの制御システムの実施形態を添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[日除け付きチャイルドシート10]
図1は本発明の日除け付きチャイルドシートの折り畳み時の構成概略図である。図2は本発明の日除け付きチャイルドシートの展開時の構成概略図である。図3は本発明の日除け付きチャイルドシートのブロック図である。図示のように本発明の日除け付きチャイルドシート10は、チャイルドシート本体12と、日除けカバー20と、駆動手段30と、検知手段40と、制御手段50を主な基本構成としている。
チャイルドシート本体12は、シート部13と基台14からなり、車両のシート上に取り付けることができる。
シート部13は、背部13aと座部13bからなる。背部13aは、乳幼児が着座した際に頭部を保護するヘッドレストと、肩ベルトを取り付けている。座部13bは乳幼児が着座した際に腰部を固定する腰ベルトを取り付けている。肩ベルト及び腰ベルトは着脱金具を用いて着座した乳幼児に着脱自在に固定することができる。
基台14は、シート部13を所定位置(例えば背部13aが座席側又はフロントガラス側など)で着脱自在に固定してシートベルトを介して座席に固定することができる。
日除けカバー20は、サポート部材22と、カバー部材24と、軸部から構成されている。
サポート部材22は、シート部13の両側面を間に挟むようなほぼU型の所定剛性を備えた部材である、サポート部材22は、材質に所定強度を備えた金属、プラスチック樹脂などを用いることができる。サポート部材22の両端は円形状に形成し開口を設けている。
カバー部材24は、複数のサポート部材22の間に跨って形成されている。カバー部材24は材質に布、合成樹脂などを用い、耐紫外線、遮光性などの機能を備えている。
軸部は、サポート部材22の両端の開口にシャフトを貫通させて、軸回りをサポート部材及びカバー部材が回転自在となるように構成している。そして軸部は、シート部13の側部(背部13aと座部13bの間付近)に設けた一対のソケット(雌部)に着脱自在に挿入可能なプラグ(雄部)を備えている。ソケット及びプラグは電気的に接続しており、さらにチャイルドシートの電源と電気的に接続している。
なお、日除けカバー20および後述する駆動手段30をシート部13の両側面に対して着脱自在に構成しても良く、その場合は駆動手段30から延在して形成された接続部をシート部13の両側面に形成されたプラグに接続する構成が考えられる。この接続部およびプラグに夫々電気端子を設けることによって、両者を互いに電気的に接続することができる。
このような構成の日除けカバー20は、サポート部材22及びカバー部材24が軸部の軸回りを回転自在に軸支されており、展開時にサポート部材22が背部13a頂部から座部13b前方へ移動するとカバー部材24が引き出されてチャイルドシート本体12を覆うことができる。また折り畳み時にサポート部材22が座部13b前方から背部13a頂部へ移動するとサポート部材22及びカバー部材24が背部13a頂部の後方へ折り畳まれる。また、チャイルドシート本体12から日除けカバー20を容易に着脱して、メンテナンスなどを行うことができる。なお、日除けカバーの形態はこの他にも、背部頂部からフレキシブルなケーブルを介してチィルドシート本体の前面を覆う平面状のシートであってもよい。
駆動手段30は、日除けカバー20の展開及び折り畳み動作を行う駆動モータである。本実施形態の駆動手段30は、日除けカバー20の軸部と接続して軸部を軸回りに正逆回転させることにより、日除けカバー20の展開及び折り畳みを行っている。また駆動手段30は、軸部のプラグと電気的に接続させることにより、チャイルドシートの電源と接続することができる。
検知手段40は、日除けカバー20の展開及び折り畳み動作の起点(トリガー)となる情報を取得可能なセンサーである。
本実施形態の検知手段40は、例えば、照度センサー401、日除けカバー位置センサー402、GPSセンサー403、方位センサー404、時計405、カメラ406、赤外線センサー407、音センサー408、インターネット409、OBD(On−Board Diagnostics)410などを適用することができる。
図1,2に示す検知手段40は照度センサー401を用いている。照度センサー401は、センサ素子の受光面に入射した光を電流に変換して明るさを検知可能なセンサーである。図示の検知手段40は、背部13aの頂部に1個(40a)と、チャイルドシート本体12に着座した乳幼児の顔とほぼ同じ高さとなる背部13aの側部の左右にそれぞれ2個(40b,40c)の合計3個取り付けている。そして検知手段40は、日除けカバー20を折り畳んだ状態で側部の検知手段40b,40cのセンサ素子がチャイルドシート本体12の正面を向く方向に取り付けられている。また、検知手段40は、日除けカバー20を展開状態で頂部の検知手段40aのセンサ素子がチャイルドシート本体12の正面を向く方向に取り付けられている。
このような構成の検知手段40(40a,40b,40c)によれば、日除けカバー20の折り畳み時において、側部の検知手段40b,40cのいずれかでチャイルドシート本体12に照射される日光を検知できる。また、日除けカバー20の展開時において、頂部の検知手段40aでチャイルドシート本体12に照射される日光を検知できる。なお、検知手段40の構成は、この構成に限定されず、この他にも頂部に取り付けた1つの検知手段の少なくとも2面(折り畳み時の平面及び背面)にセンサ素子を配置する構成を採用することができる。また、頂部に取り付ける1つの検知手段は、両端を回転自在に頂部に軸支されており、ウェイトを備えた構成を採用することもできる。このような検知手段によれば、日除けカバーの展開及び折り畳み時に重力によって検知手段のセンサ素子が常に正面を向く姿勢を維持することができる。
日除けカバー位置センサー402は、展開又は折り畳みの日除けカバーの位置を測定可能なセンサーである。日除けカバー位置センサー402の構成は、例えば、チャイルドシート本体12に設けたセンサー検出部と、日除けカバー20に設けたセンサー移動体からなり、センサー検出部に対するセンサー移動体の移動量から日除けカバー20の位置情報を検知することができる。
GPS(Global Positioning System)センサー403は、車両の現在位置情報、速度情報、進行方向情報、時刻情報等を検知可能なカーナビゲーションを適用することができる。
方位センサー404は、車両の方角、方位を測定可能なセンサーである。
時計405は標準電波を受信可能とし、自己修正機能を備えている。
カメラ406は、チャイルドシート本体12に着座している乳幼児の様子を撮影可能なCCD(Charge Coupled Devise)である。
赤外線センサー407はセンサ素子で赤外線を受光して熱による素子温度の上昇に伴う電気的性質の変化を検知可能なセンサーである。赤外線センサー407は日光が照射されることにより温度変化を検知することができる。
音センサー408は、音圧による振動を検出可能なセンサーである。乳幼児の鳴き声等を検知することができる。
この他にも検知手段40は、インターネット409に無線LANなどを通じて接続し、交通情報、気象情報などを入手することができる。
OBD(On−Board Diagnostics)410は、車両の自己故障診断を行う車載コンピュータである。
本実施形態の検知手段40は、上記センサーを1つ、あるいは2つ以上組み合わせた構成を採用し、日除けカバー20の展開及び折り畳み動作の起点(トリガー)となる情報を取得している。
また検知手段40は、少なくとも日除けカバー20の展開及び折り畳み状態(例えば、日除けカバー位置センサー402を適用)もしくはチャイルドシート本体12への日光の照射状態(例えば、照度センサー401を適用)のいずれかを検知可能とし、検知信号を状態信号として後述する操作手段110へ送信可能としている。
制御手段50は、日除けカバー20の展開及び折り畳み動作の制御処理を行うCPU(Central Processing Unit)である。制御手段50は検知手段40と駆動手段30と有線又は無線を介して電気的に接続している。また本実施形態の制御手段50はシート部12の背部13のクッション内部に取り付けている。
このような構成の制御手段50は、検知手段40からの検知信号に基づいて、日除けカバー20の展開又は折り畳み動作を行う制御信号を駆動手段30へ送信する。例えば、日除けカバー20が折り畳んだ状態で、検知手段40からチャイルドシート本体12に日光が照射されている検知信号が入力されると、駆動手段50へ日除けカバー20を展開する制御信号を送信する。また、日除けカバー20が展開した状態で、検知手段40からチャイルドシート本体12に日が陰っている検知信号が入力されると、駆動手段50へ日除けカバー20を折り畳む制御信号を送信する。
また日除け付きチャイルドシート10は、電源(バッテリー)を備えている。この他、電源供給用コードの端部に車両のシガーライターソケットに差し込み可能なプラグを設けて、車両から電源供給するように構成してもよい。
なお、座席の取付具にチャイルドシートのコネクタを接続して固定する国際標準規格ISOFIX方式によってチャイルドシートを座席に固定する場合には、チャイルドシートのコネクタを介して、座席の取付具から車両の電源供給を受けるように構成してもよい。
上記構成による日除け付きチャイルドシート10によれば、運転中及び停車中であっても、日除けカバー20の展開動作及び折り畳み動作を検知手段40の検知信号に基づいて自動制御することができる。このため運転中の場合には、日差しが経時的に変化しても運転手がチャイルドシートの方を見る動作が必要なくなり、運転に集中して安全性を確保することができる。また、停車中に車両を離れた場合、チャイルドシート本体12が日光によって過熱することがなくなり、再度の乗車時に乳幼児を直ちに着座させることができる。
また、日除けカバーに前述のシートを用いた場合には、このシートの表面に照度センサーを取り付け、裏面に乳幼児の顔を認識する顔認識センサーを取り付けた構成となる。このような構成の日除けカバーは、照度センサーで照射する日光を検知し、顔認識センサーで乳幼児の顔位置を認識して、日光を遮る位置にシートを移動させる駆動手段を取り付けると良い。
[日除け付きチャイルドシートの制御システム100]
次に日除け付きチャイルドシートの制御システム100について以下説明する。制御システム100は、前記日除け付きチャイルドシート10と、操作手段110を主な基本構成としている。
操作手段110は、制御手段50と無線又は有線を介して電気的に接続し、制御手段50へ実行信号を送信可能な操作端末である。操作手段110は、例えば運転手の運転を妨げることがないウェアラブルコンピュータ(スマートウォッチ)62、携帯端末64などを適用することができる。操作手段110から送信される実行信号は、例えば、日除けカバー20の展開及び折り畳み動作、検知手段40の検知信号に基づく自動制御などである。また操作手段110は、表示部62a,64aを備えている。表示部62a,64aは、少なくとも日除けカバー20の展開及び折り畳み状態もしくはチャイルドシート本体12への日光の照射状態(表示単位として例えばルクス)のいずれかを表示することができる。
[作用]
上記構成による本発明の日除け付きチャイルドシートの制御システムの作用について以下説明する。
日除け付きチャイルドシートの制御システムの自動制御は次のように行われる。
運転中、チャイルドシートに日光が照射されると、日除けカバー20が折り畳んだ状態で、検知手段40からチャイルドシート本体12に日光が照射されている検知信号が制御手段50へ入力される。制御手段50は、駆動手段50へ日除けカバー20を展開する制御信号を送信する。これにより、日除けカバー20が展開されてチャイルドシート本体12に照射される日光を遮ることができる。
日除けカバー20が展開した状態で、検知手段40からチャイルドシート本体12に日が陰っている検知信号が制御手段50へ入力される。制御手段50は、駆動手段30へ日除けカバー20を折り畳む制御信号を送信する。これにより、日除けカバー20が折り畳まれて、例えばチャイルドシート本体12に着座している乳幼児の様子を容易に確認することができる。
また、停車中にチャイルドシート本体12へ日光が照射されて日除けカバー20が折り畳んだ状態の場合、検知手段40からチャイルドシート本体12に日光が照射されている検知信号が制御手段50へ入力される。制御手段50は、駆動手段30へ日除けカバー20を展開する制御信号を送信する。これにより、日除けカバー20が展開されてチャイルドシート本体12に照射される日光を遮ることができる。
図5は操作手段にウェアラブルコンピュータを用いた操作画面の説明図である。図示のように操作手段にウェアラブルコンピュータ62を用いた場合の表示部62aには、自動制御を実行するAUTOボタン621と、日除けカバーの展開動作を実行するOPENボタン622、日除けカバーの折り畳み動作を実行するCLOSEボタン623が表示されている。運転手は任意にAUTOボタン621、OPENボタン622、CLOSEボタン623を選択して、制御手段50へ実行信号を送信できる。また表示部62aは、少なくとも日除けカバー20の展開(OPEN)及び折り畳み状態(CLOSE)もしくはチャイルドシート本体12への日光の照射状態(表示単位として例えばルクス)のいずれかを表示することができる。
図6は操作手段に携帯端末を用いた操作画面の説明図である。図示のように操作手段に携帯端末64を用いた場合の表示部64aには、自動制御を実行するAUTOボタン641、日除けカバーの展開動作を実行するOPENボタン642、日除けカバーの折り畳み動作を実行するCLOSEボタン643が表示されている。運転手は任意にAUTOボタン641、OPENボタン642、CLOSEボタン643を選択して、制御手段50へ実行信号を送信できる。また表示部64aは、少なくとも日除けカバー20の展開(OPEN)及び折り畳み状態(CLOSE)もしくはチャイルドシート本体12への日光の照射状態(表示単位として例えばルクス)のいずれかを表示することができる。
このような本発明の日除け付きチャイルドシートの制御システムによれば、運転手が運転中に、チャイルドシート内の乳幼児を見ることなく、手元で日除けカバーの展開又は折り畳み動作の操作を行える。また、チャイルドシート本体へ照射される日光の有無に係わらず、乳幼児の様子を知る際に運転手が容易に日除けカバーを折り畳む動作を自動で行うことができる。
[変形例]
図7は変形例の日除け付きチャイルドシートの構成概略図である。図示のように変形例の日除け付きチャイルドシート10Aは、チャイルドシート本体12の正面視で左右二分割した構造の日除けカバー200を採用している。具体的な構成は、チャイルドシート本体12の右側で展開及び折り畳み可能な第1日除けカバー210と、チャイルドシート本体12の左側で展開及び折り畳み可能な第2日除けカバー220と、第1及び第2日除けカバー210,220をそれぞれ展開及び折り畳み動作を行う第1及び第2駆動手段310,320と、第1及び第2日除けカバー210,220の展開及び折り畳み動作の起点(トリガー)となる情報を取得可能な第1検知手段40a1,40c、第2検知手段40a2,40bを備えている。
このような構成の変形例の日除け付きチャイルドシート10Aは、運転中及び停車中であっても、日光が照射する窓ガラス側の日除けカバー200のみの展開動作及び折り畳み動作を検知手段の検知信号に基づいて自動制御することができる。このため運転中の場合には、日差しが経時的に変化しても運転手がチャイルドシートの方を見る動作が必要なくなり、運転に集中して安全性を確保することができる。運転手側の日除けカバーは折り畳んだ状態であるため、運転手は容易にチャイルドシート本体12に着座している乳幼児の様子を確認することができる。
また、停車中に車両を離れた場合、チャイルドシート本体12が日光によって過熱することがなくなり、再度の乗車時に乳幼児を直ちに着座させることができる。
本発明の日除け付きチャイルドシートの制御システムは、チャイルドシートを座席に装着可能な車両の分野において特に産業上利用することができる。
10,10A………日除け付きチャイルドシート、12………チャイルドシート本体、13………シート本体、13a………背部、13b………座部、14………基台、20,200………日除けカバー、22………サポート部材、24………カバー部材、30………駆動手段、40,40a,40b,40c………検知手段、50………制御手段、62………ウェアラブルコンピュータ、64………携帯端末、100………制御システム、110………操作手段、210………第1日除けカバー、220………第2日除けカバー、310………第1駆動手段、320………第2駆動手段。

Claims (5)

  1. チャイルドシート本体と、
    前記チャイルドシート本体に取り付けられた日除けカバーと、
    前記日除けカバーの駆動手段と、
    前記日除けカバーの展開及び折り畳み動作の制御信号を前記駆動手段に送信可能な制御手段と、
    前記制御手段へ実行信号を送信可能な操作手段と、
    を備え、
    前記操作手段は、前記制御手段と無線又は有線を介して電気的に接続し、前記制御手段へ前記日除けカバーの展開及び折り畳み動作の実行信号を送信可能な操作端末であることを特徴とする日除け付きチャイルドシートの制御システム。
  2. 前記操作手段は、表示部を備え、
    前記表示部は、少なくとも前記日除けカバーの展開及び折り畳み状態もしくは前記チャイルドシート本体への日光の照射状態のいずれかを表示可能なことを特徴とする請求項1に記載の日除け付きチャイルドシートの制御システム。
  3. 前記操作手段は、ウェアラブルコンピュータ又は携帯端末であることを特徴とする請求項1又は2に記載の日除け付きチャイルドシートの制御システム。
  4. 前記日除けカバーは、前記チャイルドシート本体の左右で二分割させて個別に展開及び折り畳み可能なことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の日除け付きチャイルドシートの制御システム。
  5. 前記日除けカバーを前記チャイルドシート本体から着脱可能としたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の日除け付きチャイルドシートの制御システム。
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