JP2005119058A - 印刷装置のキャリブレーション実行方法 - Google Patents

印刷装置のキャリブレーション実行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 カラーLBPにおけるキャリブレーションを、できるだけユーザが印刷データを転送した時点で実行しない様にすることを目的とする。
【解決手段】 印刷した時刻と日付等を管理/記録出来る様にして、上記記録しておいたデータから、対象となるプリンタの一日の中の使用頻度を見てなるべくユーザが印刷を実行しない時間に合わせてキャリブレーションを実行する。また、印刷中にキャリブレーションを実行すべき状態になっても、暫くすればプリンタの使用頻度が下がる時間になるのなら、許される範囲でキャリブレーションの実行を遅らせる構成にする。
【選択図】 図1

Description

カラーLBP等、上位装置からの印刷情報を出力する印刷装置に好適なものである。
従来の印刷装置、特にカラーLBPではフルカラーの画像を継続的に同じ色合いで出力し続ける為に、様々な環境変化(部品の経年変化、トナーの使用量、印刷枚数など)に対応しなければならないので。一定周期または一定条件になると、印刷を実行する直前(印刷データを受信した後)や複数ページを印刷している最中に、キャリブレーションと呼ばれる(説明は後述する)色調整作業を実行するようにしていた。
特開平8-9158号公報
しかしながら、上記従来例の様な、色調整作業(キャリブレーション)はフルカラー画像の印刷にとって必要なものであるが、一定周期、一定条件のみでキャリブレーションを実行すると、そのタイミングが印刷データを印刷装置に転送した時や、印刷の途中(複数枚の印刷の途中)であってもキャリブレーションは実行されてしまうので、運悪くキャリブレーションに当たるタイミングで印刷を実行したユーザにとっては本来の印刷時間よりも待ち時間が非常に長くなり、効率が悪かった。
特に、印刷装置にスリープモードがあり、且つ、スリープモードから抜ける事がキャリブレーションを実行する条件であるならば、印刷装置がスリープ中に印刷データを転送したユーザは、必ずキャリブレーションに使う時間も印刷時間(印刷完了までの時間)に加わってしまい効率が悪かった。
本発明では上記問題点を解決するために、時間を管理する手段、日付を管理する手段、印刷された枚数等、印刷装置の状態を記憶する手段、キャリブレーションの実行を判断及び決定する手段を持ち、上記印刷装置の情報と、日付及び時間の情報を関連付けして記憶(学習)しておき、その学習情報に従って、印刷装置の使用頻度が低い時間や日付から、印刷が再度実行される時間や日付を見つけ出し、その再度印刷が実行される直前のタイミングを見計らってキャリブレーションを実行する工程と制御、または、一定条件になったのでキャリブレーションを実行しようとした時が、印刷頻度の低くなる時間の直前である場合は、キャリブレーションをあえて実行しない工程と制御を有する。
以上説明したように本発明によれば、印刷装置を使用する頻度が高くなる直前にキャリブレーションを行う。又は、キャリブレーションを実行すべきタイミングであっても印刷頻度の低くなる直前ならば、あえてキャリブレーションを実行しない様にすることによって、実際の印刷が起動された(上位装置等から印刷データが転送された)場合に、その印刷データの印刷時間にキャリブレーションの時間が含まれることが減り、印刷装置を使用するユーザにとって印刷終了までの待ち時間が必要以上に長くならないという効果が得られる。
図1は、本発明を適用した印刷装置であり、ホストコンピュータ1001とカラーレーザビームプリンタ1030、およびその両者を接続している通信線1002から構成されるシステム構成を示した図である。
カラーレーザビームプリンタ1030内の1031は、プリンタ全体の動作を司るカラーレーザビームプリンタ制御ユニットである(以下プリンタコントローラ)。制御ユニットには、ホストコンピュータとの入出力を司るホストI/F部1048を通じて、制御コード、各通信手段からデータの送受信を行うための入出力バッファ1032、制御ユニット全体の動作を制御するCPU1033、CPUの動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM1034、前記制御コード、データの解釈や印刷に必要な計算、印字データの処理のためのワークメモリ、及び一時保存に利用される揮発性および不揮発性のRAM1035、RAMと同様な目的に使用されるハードディスク1050、ホストコンピュータから受信したデータの設定より各種の画像オブジェクトを生成する画像情報生成部1041、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開し、展開されたビットマップ画像を印刷装置エンジンに転送するビットマップ画像転送部1040、実際に紙に印刷を行う印刷装置エンジン部1036と制御ユニットとエンジン部を繋ぐエンジンI/F部1046、設定された色の種類、解像度、転写材の種類、階調にしたがって、印字方式の設定を行う、印字方式設定部1045、色調整とその判断を行う色調整実行/判断部1044、片面、両面、および、ユーザの指定による給紙口・排紙口の設定を行う給排紙口設定部1042、印刷装置の主電源が落とされても図示しないバッテリー等の電源を利用して動作し続けるタイマー及びカレンダー機能を持った時刻/日付制御部1051、印刷装置の操作を行う操作パネル1037、制御ユニットと操作パネルを繋ぐパネルI/F部1047および、印字データや様々な印刷装置の情報等の保存に利用される外部メモリ1038と制御ユニットと外部メモリを繋ぐメモリI/F部1039、そして各ユニットをつなぐシステムバス1043からシステムは構成されている。
図2は本実施例のカラーカラーレーザビームプリンタのエンジン部1036である。カラーレーザビームプリンタ1030は、図2に示すように、筐体2001を備え、筐体2001には、エンジン1036を構成するための各機構と、その各機構による各印字プロセス処理(例えば、給紙処理など)に関する制御を行うエンジン制御部1049、及びプリンタコントローラ1031(図1に示す)を収納する制御ボード収納部2003とが内蔵されている。
エンジン部1036を構成するための各機構としては、レーザ光の操作による感光ドラム上への静電潜像形成、その静電潜像の顕像化、その顕像を中間転写体2010に多重転写し、多重転写されたカラー画像を転写材2027へ更に転写するための工学処理機構、転写材2027に転写されたトナー像を定着させるための定着処理機構、印刷用紙の給紙処理機構、印刷用紙の搬送処理機構が設けられている。
工学処理機構は、レーザスキャナ部2022において、半導体レーザ(図示せず)から発射されるレーザ光をプリンタコントローラ1031から供給されたイメージデータに応じてオン、オフ駆動するレーザドライバ2006を有し、半導体レーザから発射されたレーザ光は回転多面鏡2007により走査方向に振られる。その主走査方向振られたレーザ光は反射ミラー2008を介して感光ドラム2005に導かれ、感光ドラム2005上を主走査方向に露光する。
ドラムユニット2004の一次帯電器2023により帯電され、レーザ光による走査露光によって感光ドラム2005上には静電潜像が形成され、その潜像は供給されるトナーによってトナー像に顕像化される。トナー像は、トナー像とは逆特性の電圧を印加して感光ドラム2005上から中間転写体2010上に転写する。 カラー画像形成時には、中間転写体2010の1回転毎に現像ロータリ2011が回転し、イエロー現像器2012Y,マゼンタ現像器2012M,シアン現像器2012C,次いで黒現像器2012Kの順で現像工程がなされ、中間転写体2010が4回転してイエロー、マゼンタ、シアン、黒のそれぞれの可視像を順次形成し、その結果フルカラー可視像を形成する。また、モノクロ画像形成時は、黒現像器2012Kのみで現像工程がなされ、中間転写体2010が1回転して黒の可視像を形成し、モノクロ可視像を中間転写体2010上に形成する。
中間転写体2010上に形成されたトナー像は、レジストシャッタ2028で待機させておいた転写材2027を搬送し、転写ローラ2013にて転写材2027を中間転写体2010に圧接すると同時に、転写ローラ2013にトナーと逆特性のバイアスを印加することで、給紙処理機構によって副走査方向に同期して給紙される転写材2027に転写される。
感光ドラム2005およびイエロー現像器2012Y,マゼンタ現像器2012M,シアン現像器2012C,次いで黒現像器2012Kは着脱可能であり、黒以外の現像器は、現像ロータリ2011に入っている。反射ミラー2008は半透過型ミラーからなり、その裏面側にはビームディテクタ2009が配置されている。ビームディテクタ2009はレーザ光を検出し、その検出信号はプリンタコントローラ1031に与えられる。プリンタコントローラ1031はビームディテクタ2009の検出信号に基づき主走査方向への露光タイミングを決定する水平同期信号を生成し、その水平同期信号はプリンタコントローラ1031へ出力される。2022はクリーナで、感光ドラム2005上の残存トナーを取り除く。取り除かれたトナーは、2004内に廃トナーとして貯えられる。2021は前露光ランプで、感光ドラム2005を光除電する。
転写ローラ2013は、図示上下方向に移動可能で、かつ、駆動手段を有している。前記中間転写体2010に4色のトナー像を形成している間、すなわち、中間転写体2010が複数回回転している間は、その画像を乱さないように、図示実線で示すように、転写ローラ2013は下方に位置し、中間転写体2010とは離れている。中間転写体2010に4色のトナー像の形成が終わった後、転写材2027にカラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ローラ2013は不図示のカム部材により図示点線で示す上方の位置、すなわち転写材2027を介して中間転写体2010に所定の圧力で押し付けられる。この時、同時に転写ローラには、バイアスが印加され中間転写体2010上のトナー画像は転写材2027に転写される。
本カラーレーザビームプリンタは、2種類の解像度を切り替えることが可能であり、解像度が600DPIの場合と1200DPIの2通り解像度での印字を行うことが可能である。解像度が切り替わると1200DPIの印字の場合には、主走査方向の1ライン分走査速度は一定で1ライン当たりのドット数を倍にし、中間転写体の回転スピードを1/2にして副走査方向の速度を600DPIの1/2にすることによって、副走査方向の密度を倍にして印字を行う。
定着処理機構は、転写材2027に転写されたトナー像を熱圧によって定着させるための定着器2014を有し、定着器2014には、転写材2027に熱を加えるための定着ローラ2015と、転写材2027を定着ローラ2015に圧接させるための加圧ローラ2016とからなり、これらの各ローラは中空ローラであり内部にそれぞれヒータ2017,2018を有し、回転駆動されると同時に転写材2027を搬送するように構成されている。ヒータは、所定の定着温度が得られるようにエンジン制御部1049で制御される。 本カラーレーザビームプリンタは、普通紙、厚紙の用紙の種類に応じて定着器を通す時間を変更し、厚紙の場合には、材質の違いから、普通紙にトナーを定着させるよりもトナー像の加熱時間を長くする必要があり、用紙のタイプによって定着器の加熱温度、定着器を通す印字スピードを切り替えることが可能となっている。
印刷用紙の給紙機構は、転写材2027を収容するカセット2024と手差し用トレイ2025とを有し、カセット2024の印刷用紙または手差しトレイ2025の印刷用紙を選択的に給紙するように構成されている。カセット2024は筐体2001内に装着され、カセット2024には、仕切り板(図示せず)の移動位置に応じて印刷用紙のサイズを電気的に検知するサイズ検知機構が設けられている。カセット2024からはその最上の印刷用紙から1枚単位でカセット給紙クラッチ2026の回転駆動によって給紙ローラ2038まで搬送される。カセット給紙クラッチ2026は、給紙毎に駆動手段(図示せず)によって間欠的に回転駆動されるカムからなり、そのカムが1回転する毎に1枚の印刷用紙が給紙される。
給紙ローラ2038は印刷用紙をその先端部がレジストシャッタ2028に対応する位置まで搬送し、レジストシャッタ2028は、給紙された印刷用紙の押圧及びその解除によって、その印刷用紙の給紙停止及びその解除を行い、そのレジストシャッタ2028の動作はレーザ光の副走査に同期するように制御される。
これに対し、手差しトレイ2025は筐体2001に設けられ、ユーザによって手差しトレイ2025に搭載された印刷用紙は給紙ローラ2029でレジストシャッタ2028に向けて給紙される。
印刷用紙の搬送処理機構は、レジストシャッタ2028による押圧が解除された印刷用紙を中間転写体2010に向けて搬送する搬送ローラ2039と、定着器2014から排出された印刷用紙を筐体2001上部に形成された排紙トレイFDまで導くための各フラッパ2036、2037と各搬送ローラ2040,2041,2042と、各搬送ローラ2040,2041,2042を駆動するための駆動手段(図示せず)とを有する。フラッパ2037は、切り替えることによって、筐体2001上部に形成された排紙トレイFD、筐体2001側面に形成された排紙トレイFUの排紙先を切り替えることが可能である。
また、フラッパ2036を切り替えることによって、両面印字を行うことも可能となる。2030は、反転給紙ユニットであり、エンジン搬送ローラ2031,2032,2033、およびフラッパ2034を備える。両面印字を行いフェースダウンで印字する場合(排紙トレイFDに表面が図中下、裏面が図中上に来るように印字)は、転写材2027は、まず裏面の印字から行われ、カセット2024から給紙された場合(矢印1)、裏面が印字され、フラッパ2036により搬送ローラ2035,2031によって反転給紙ユニットへ導かれる(矢印2、3)。不図示のセンサが転写材2027の後端を検知すると、転写材2027は、搬送ローラ2031を逆回転させ、フラッパ2034を切り替えることにより搬送ローラ2032によって、反転給紙ユニット2030内に給紙カセット2024と平行に納められる(矢印4、5)。この時転写材に印字された面(裏面)は、上を向いている。次に給紙先を反転給紙ユニット2030を指定すると、搬送ローラ2033、給紙ローラ2038を経て(矢印8)、再度、中間転写体2010、定着器2014を通り表面が印字され(矢印6)、フラッパ2036,2037を切り替えることによって、排紙トレイFD(矢印7)、あるいは、排紙トレイFU(矢印8)へ排紙されることになる。また、 両面印字を行いフェースアップで印字する場合(排紙トレイFUに排紙する場合で表面が図中下、裏面が図中上に来るように印字)は、先に表面を印字して、反転給紙ユニット2030に排紙し、裏面を印字して、反転給紙ユニット2030から給紙することになる。
筐体2001には、パネル部1037を構成するための操作パネル2002が取り付けられている。操作パネル2002には、指示入力操作のためのスイッチ群、情報表示のためのLED表示器、LCD表示器が設けられている。また、プリンタコントローラ1031により印字データ等の記憶に利用される外部メモリ部1038を構成するための外部メモリユニット2043が取り付けられている。
次に、上述したシステム構成でのプリンタコントローラでの動作について以下に説明する。ホストコンピュータにおいて、ユーザからの指定により、印刷の実行が指定されると、ホストコンピュータから通信線1002を介して送信されてきた制御コード、データが送られ、ホストI/F部1048を介して入力バッファ1032を経由してRAM1035又はハードディスク1050に蓄えられる。CPU1033は、プログラムROM1034又はハードディクス1050等に記述されたプログラムに従い、画像情報生成部1041においてデータの処理を行い、図形や文字、イメージデータ等1つ1つ(画像オブジェクト)についての画像情報を生成する。1ページ内の全ての画像オブジェクトの画像情報を生成後、ビットマップ画像展開転送部1040において実際に印刷するビットマップ画像に展開し、展開されたビットマップ画像は、印刷装置エンジン部1036に送られ、用紙に印刷され、給排紙口設定部1042で指定された給紙口より給紙を行い、指定された排紙口より排紙されることになる。例えば、片面印字の場合には、カセットより給紙して、図2の排紙口FDより排紙される。また、両面印字の場合には、フェースダウンで印字を行う場合には、裏面の画像を先にビットマップ画像展開転送部1040において実際に印刷するビットマップ画像に展開し、展開された裏面のビットマップ画像が印刷装置エンジン部1036に送られカセットより給紙して、図2の反転給紙ユニット2030へ排紙する。続いて、表面の画像をビットマップ画像展開転送部1040において実際に印刷するビットマップ画像に展開し、展開された表面のビットマップ画像が印刷装置エンジン部1036に送られ、反転給紙ユニット2030より給紙して、図2の排紙口FDへ排紙する。
次に色調整実行/判断部1044の動作について説明する。カラーレーザプリンタの場合、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色のトナーを用いてフルカラー可視像を形成することは前に説明したが。このトナーや現像器、感光ドラム等の性能は、製造してからの時間、気温、使用頻度等、様々な原因で、微妙に変化してしまう。そこで一定間隔(時間や印刷枚数その他の要因)毎に、所望のフルカラー可視像を形成できる用に調整が必要になっている。色調整実行/判断部1044が何かの要因によって前記調整を必要であると判断した場合、中間転写体2010上に通常のフルカラー印刷と同様な手順を踏み、チェック用の画像を形成し、それを色センサ2044や濃度センサ2044Cを使い検査する。色調整実行/判断部1044はその検査結果の情報を、画像情報生成部1041等必要な部分にフィードバックし、いつまでも同じ色調のフルカラーが再現出来る様にしている(以下この一連の色調整作業をキャリブレーションと呼ぶ)。
次に図3のフローチャートを参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
印刷装置に電源が投入され、各種初期化が終了すると、ホストコンピュータ1001からの印刷データを待っている状態になる(ステップ301)、図示しないが印刷データはこの処理と非同期に動作する割り込み処理等の、別の処理を使用して受信される。このステップではその様な割り込み処理によって印刷データが受信されたかどうかを見ている。もし印刷データが受信されたならば、スリープを実行する為に起動しているかもしれないタイマーをオフしておく(ステップ302)、これから印刷を開始するのでスリープを実行する必要がないからである。次に印刷枚数等から見て、キャリブレーションの実行を必用とするかを確認する(ステップ303)。キャリブレーションが必要なければ印刷を実行する(ステップ307)、キャリブレーショを必用とする場合(ステップ304への分岐)の説明は後述する。印刷を実行した後、印刷した枚数や日付、時間を時刻/日付制御部1051から読み出す等して、ハードディスク1050や不揮発性RAM等に記憶(学習)しておく。次にキャリブレーションを印刷装置が自発的に実行すべきタイミング(時刻)を決定して保存しようとするが、そのタイミングの決定には上記ステップ308で記憶しているデータがある程度溜まっていることが必要なので、タイミングを決定できるだけの記憶があれば決定するが、そうでなければ(学習量が少なければ)決定しない(自発的に実行するタイミングを決めない)。同様にステップ310においても、上記ステップ308で記憶しているデータを基に、本印刷装置が印刷に使用される頻度が低くなるタイミング(時刻)を決定しようとするが、ここでもステップ308の記憶データが少なければ決定しない。では、ステップ308で記憶したデータに基づき印刷装置が自発的にキャリブレーションを実行するタイミングと、本印刷装置が印刷に使用される頻度が低くなるタイミングを決定する方法を図4を用いて以下に説明する。
図4はステップ308で記憶した本印刷装置のある時の使用状況の一部である。また、本印刷装置は印刷が実行されてから30分以上経つとスリープモードに移行し、且つその後印刷データを受信するとキャリブレーションを実行してからスリープモードを抜ける仕様で動作しているものとする。
図4には日付、印刷装置が使用された(印刷した)時刻、印刷枚数及び本印刷装置の合計印刷枚数(但しメンテナンスで、印刷品質に重大な影響を及ぼす部品、例えば感光ドラム2005や中間転写体2010が交換された場合は合計印刷枚数はリセットする)、キャリブレーションの実行やスリープ状態に入ったことを示す情報等がある。本発明では、その情報の中のキャリブレーションを実行した時刻、及びスリープに入った時刻に注目する。図4で言えば00/12/04の08:30、12:25、13:02、17:34、19:55、00/12/05の08:32の時刻である。図4には00/12/02から00/12/05までのデータしかないが、その他の日付についても図示しない同様の記録がある。
さらに本発明では、それら全ての記録を総合して平均する等、一定の理論に従って、概ね月曜日から金曜日までの08:30から印刷頻度が上がり、また、(スリープモードに移行する時刻が12:30前後なので)12:00から印刷の頻度が一旦低くなり、その後13:00から印刷頻度が上がる。同様に(スリープモードに移行する時刻が17:30前後なので)17:00からも再び印刷の頻度が低くなる、という結果を導き出し。本印刷装置が自発的にキャリブレーションを実行する時刻を月曜から金曜の08:30及び13:00。印刷頻度が低くなる時刻を同じく月曜から金曜の12:00及び17:00と決定する。これらの決定値は前記ステップ309及び310で、印刷が実行される度に決定され更新/記憶される。
次にステップ309及び310で本印刷装置が自発的にキャリブレーションを実行する時刻及び印刷頻度が低くなる時刻が決定した場合のステップ311からの動作を説明する。
ステップ301でホストコンピュータ1001から印刷データを受信していないことが分かると、ステップ311に進み、スリープを開始する為のタイマーが起動されているか(動作中であるか)を確認する。タイマーが動作中で無いならば、タイマーを起動する(本例では30分後にスリープ状態に移行する様にタイマーをセットする)(ステップ312)。次に前記起動されているタイマーがタイムアップしているか(30分経っているか)を確認する(ステップ313)、タイムアップしていなければステップ301に戻り印刷データが受信されているか再度調べる。タイムアップしているならば、起動していたタイマーを停止し(ステップ314)、本印刷装置を消費電力が低くなるスリープ状態に移行する(ステップ315)。但しスリープ状態に移行した後も以下のステップは実行している。まずステップ309で設定された印刷装置が自発的にキャリブレーションを実行する時刻になっているかを確認する(ステップ316)。本実施例でいえば上記キャリブレーションを実行する時刻は08:30又は13:00と設定されているはずなので、その時刻になったかどうかを調べる。その時刻になっていなければホストコンピュータ1001から印刷データを受信していないか確認する(ステップ317)、印刷データを受信しているならば、キャリブレーションを実行し(ステップ318)、その後スリープ状態を解除し(ステップ319)、印刷を実行する(ステップ307)。ステップ317で印刷データを受信していないと判断したならステップ316に戻り、印刷装置が自発的にキャリブレーションを実行する時刻になっているかを確認する。その結果キャリブレーショを実行する時刻になっている場合はキャリブレーションを実行し(ステップ320)、実行後スリープ状態を解除して(ステップ321)、ステップ301に戻る。
最後にステップ303においてキャリブレーションを実行するタイミングであると判断した場合の動作について説明する。
ホストコンピュータ1001から印刷データを受信して、印刷を実行しようとした時、印刷枚数の合計が一定の枚数に達していた場合は、感光ドラム2005や中間転写体2010の経年変化を考えてキャリブレーションを実行する必要がある、その判断を行うのがステップ303である。但し、そのステップでキャリブレーション実行が必要である判断されたとしても、マージンを持っていて、直ちにキャリブレーションを実行する必要がない(後何枚かは印刷を続行しても問題が無い)と判断すれば(ステップ304)、現在時刻及びステップ310で設定した印刷頻度が低くなる時刻(12:00及び17:00)に近いかを判断する(ステップ305)。もし、印刷頻度が低くなる時刻が近い(後数分または数十秒)なら、キャリブレーションを実行しないで、印刷を実行する(ステップ307に進む)。但し、ステップ304でマージンを超えてしまうと判断した場合は直ちにキャリブレーションを実行する(ステップ305)。
図4で例えれば、キャリブレーションを実行すべき合計枚数が1565枚目であったとすると。00/12/04の11:55の印刷は、合計1564枚から1569枚までの印刷なので、キャリブレーションを実行すべき合計枚数1565枚に到達してしまうが、同時にステップ310で設定した印刷頻度が低くなる時刻12:00まで後数分なので、この枚数ではキャリブレーションを実行しない。
(他の実施例1)
本発明は第1の実施例に限られるものではない。前記第1の実施例では印刷装置自身が印刷の時刻や日付及びその他の情報を記憶し、印刷頻度が高くなる時刻や印刷頻度が低くなる時刻の設定や決定も行っていたが、それらの情報や時刻の設定及び決定方法の指示を上位装置から行っても同様の効果が得られる。
(他の実施例2)
本発明は第1第2の実施例に限られるものではない。前記第1の実施例では印刷装置自身又は上位装置が印刷の時刻や日付及びその他の情報を記憶し、印刷頻度が高くなる時刻や印刷頻度が低くなる時刻の設定や決定も行っていたが、それらの情報や時刻の設定及び決定方法の指示を印刷装置の操作パネルから行っても同様の効果が得られる。
(他の実施例3)
本発明は前記3つの実施例に限られるものではない。前記実施例においては、印刷装置自身又は上位装置又は操作パネルから入力された値に従って、印刷の時刻や日付及びその他の情報を記憶し、印刷頻度が高くなる時刻や印刷頻度が低くなる時刻の設定や決定していたが、図示しないネットワーク接続部及びネットワーク制御部を持ち、本印刷装置に接続されたネットワークを経由して、それらの情報や時刻の設定及び決定方法の指示を行っても同様の効果が得られる。
(他の実施例4)
本発明は前記4つの実施例に限られるものではない。印刷装置に図示しないインターネットのサーバとなる為の手段を設け、インターネットを経由して、印刷の時刻や日付及びその他の情報を記憶し、印刷頻度が高くなる時刻や印刷頻度が低くなる時刻の設定や決定方法の指示を行っても同様の効果が得られる。
本発明に係る、印刷装置等のシステム構成を表したブロック図 本発明に係る、印刷装置の断面を表した図1 本発明に係る、第1の実施例の工程を表したフローを示す図 本発明に係る、印刷装置が記憶(学習)した印刷に関る各種情報を表した図
符号の説明
1001 ホストコンピュータ
1002 ホストコンピュータと印刷装置を接続する通信線
1030 カラーレーザビームプリンタ(印刷装置)
1031 プリンタコントローラ
1032 入出力バッファ
1033 CPU
1034 プログラムROM
1035 揮発性および不揮発性のRAM
1036 印刷装置エンジン部
1037 操作パネル
1038 外部メモリ
1039 メモリI/F部
1040 ビットマップ画像転送部
1041 画像情報生成部
1042 給排紙口設定部
1043 システムバス
1044 色調整実行/判断部
1045 印字方式設定部
1046 エンジンI/F部
1047 パネルI/F部
1048 ホストI/F部
1049 エンジン制御部
1050 ハードディスク
1051 時刻/日付制御部

Claims (5)

  1. 印刷装置の主電源が落とされても時刻及び日付(カレンダー)を管理することができる手段、印刷が実行された時刻や日付、及び印刷枚数等の印刷データ以外の情報を記憶する手段とそれらを学習する工程、上記記憶した各種学習情報から判断して印刷の頻度が高くなる時間帯の開始時刻(又は時刻及び日付)を決定し記憶しておく手段、同じく上記記憶した各種情報から印刷の頻度が低くなる時間帯の開始時刻(又は時刻及び日付)を決定して記憶しておく手段を持ち、上記記憶した印刷頻度が高くなる直前のタイミングでキャリブレーションを実行する、同じく上記記憶した印刷頻度が低くなる直前なら、キャリブレーションを実行すべきタイミングであってもキャリブレーションをあえて実行しないことを特徴とする印刷装置のキャリブレーション実行方法。
  2. 請求項1に加えて、各種学習情報(時刻や日付及び印刷枚数)及び、印刷の頻度が高くなる時間帯の開始時刻(又は時刻及び日付)の決定又は決定方法、及び、印刷の頻度が低くなる時間帯の開始時刻(又は時刻及び日付)の設定又は決定方法を、上位装置から入力/変更できることを特徴とするキャリブレーション実行方法。
  3. 請求項1または2に加えて、各種学習情報(時刻や日付及び印刷枚数)及び、印刷の頻度が高くなる時間帯の開始時刻(又は時刻及び日付)の設定又は決定方法、及び、印刷の頻度が低くなる時間帯の開始時刻(又は時刻及び日付)の設定又は決定方法を、印刷装置の操作パネルから入力/変更できることを特徴とするキャリブレーション実行方法。
  4. 請求項1、2又は3に加えて、各種学習情報(時刻や日付及び印刷枚数)及び、印刷の頻度が高くなる時間帯の開始時刻(又は時刻及び日付)の設定又は決定方法、及び、印刷の頻度が低くなる時間帯の開始時刻(又は時刻及び日付)の設定又は決定方法を、印刷装置に接続されているネットワークを経由して入力/変更できることを特徴とするキャリブレーション実行方法。
  5. 請求項1、2、3又は4に加えてインターネットに接続できるサーバの機能を持ち、インターネットを使用して各種学習情報(時刻や日付及び印刷枚数)及び、印刷の頻度が高くなる時間帯の開始時刻(又は時刻及び日付)の設定又は決定方法、及び、印刷の頻度が低くなる時間帯の開始時刻(又は時刻及び日付)の設定又は決定方法を、印刷装置に接続されているネットワークを経由して入力/変更できることを特徴とするキャリブレーション実行方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007193278A (ja) * 2006-01-23 2007-08-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置およびその画像形成方法
US8019242B2 (en) 2007-08-09 2011-09-13 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method for suppressing fluctuation of formed images

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