JP2005118711A - 排水処理装置 - Google Patents

排水処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005118711A
JP2005118711A JP2003357948A JP2003357948A JP2005118711A JP 2005118711 A JP2005118711 A JP 2005118711A JP 2003357948 A JP2003357948 A JP 2003357948A JP 2003357948 A JP2003357948 A JP 2003357948A JP 2005118711 A JP2005118711 A JP 2005118711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
metal electrodes
electrodes
distance
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003357948A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Tezuka
圭治 手塚
Shinichi Mizuno
真一 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujiclean Co Ltd
Original Assignee
Fujiclean Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujiclean Co Ltd filed Critical Fujiclean Co Ltd
Priority to JP2003357948A priority Critical patent/JP2005118711A/ja
Publication of JP2005118711A publication Critical patent/JP2005118711A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

【課題】 排水処理領域に滞留する被処理水に浸漬される一対の平板状金属電極と、前記排水処理領域を流動可能な担体とを有する排水処理装置において、一対の平板状金属電極の電極間距離の適正化を図るのに有効な技術を提供する。
【解決手段】 担体170が流動可能に充填された担体流動生物濾過槽150にリン除去装置300が装着された排水処理装置100において、リン除去装置300を構成する一対の平板状金属電極の電極間距離を少なくとも担体170の大きさに基づいて設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、排水処理領域に滞留する被処理水に浸漬される一対の金属電極と、前記排水処理領域を流動可能な担体とを有する排水処理装置の構築技術に関するものである。
従来、一対の平板状金属電極を用いて被処理水に対し電極処理を行う排水処理技術が公知である(例えば、特許文献1参照。)。この技術では、電解槽中に設置された鉄製の金属電極に通電して排水中に鉄イオンを溶出させ、鉄イオンを排水中のリン酸イオンと反応させることによって不溶性の塩を沈殿させる構成を有する。このような電極処理により、排水中のリン成分を除去することが可能となる。
ところで、上記従来の技術では、好気処理用の粒状の担体が流動可能に充填された好気処理槽に前記の一対の平板状金属電極が浸漬されており、流動化する当該担体を金属電極表面に衝突させることによってこの金属電極の洗浄を行うようになっている。このような技術は、金属電極の洗浄に関して有効であるものの、一対の平板状金属電極の電極間距離の設定に関しては今一歩検討の余地がある。すなわち、電極間距離を不用意に減らし過ぎると、金属電極間に担体が閉塞し易くなり金属電極の溶解量の低下が懸念される。反対に、電極間距離を不用意に増やし過ぎると、金属電極の溶解量を確保し電極処理性能を維持するために電圧が上昇することとなり、これにより電極装置のランニングコストが上昇することが懸念される。このように、担体を流動化させることによって金属電極の洗浄を行う構成の排水処理装置では、一対の平板状金属電極の電極間距離の適正化を図る要請がある。
特開2001−79580号公報
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、排水処理領域に滞留する被処理水に浸漬される一対の平板状金属電極と、前記排水処理領域を流動可能な担体とを有する排水処理装置において、一対の平板状金属電極の電極間距離の適正化を図るのに有効な技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明が構成される。なお、本発明は、一対の平板状金属電極の電極間距離を担体の大きさに基づいて設定することによって、当該一対の平板状金属電極の電極間距離を適正化する技術である。
(本発明の第1発明)
本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの排水処理装置である。
請求項1に記載の排水処理装置は、一対の平板状金属電極、担体、担体流動化手段等によって構成される。一対の平板状金属電極は、排水処理領域に滞留する被処理水に浸漬されるようになっており、被処理水に対しリン除去のような電極処理を行う電極装置を構成する。一対の平板状金属電極を用いる場合、平板状に形成されたこれら2片の金属電極を互いに平行に対向させた状態で配置するのが典型的な構成である。なお、平板状金属電極の側面視での形状に関しては、四角形、三角形、円形、楕円形等種々の形状を採り得る。
また、本発明の排水処理装置では、一対の平板状金属電極が浸漬される排水処理領域に担体が流動可能に充填されている。一対の平板状金属電極が浸漬されるともに担体が流動可能な排水処理領域としては、流動化する担体を用いて被処理水の好気処理を行う好気処理領域が典型的な領域である。担体としては、粒状の担体であって中空部を有する中空担体や、粒状の担体であって中空部を有していない中実担体などを適宜用いることができる。また、外形が円筒形、円柱形、角柱形、球形などの形状の担体を適宜用いることができる。この担体は、担体流動化手段が作動することによって流動化し、一対の平板状金属電極の浸漬部分に接触することとなる。本発明の担体流動化手段としては、担体の充填領域にエア等のガスや水などを供給可能な構成の装置を用いることができる。
本発明では、特に一対の平板状金属電極の電極間距離(電極の間隔)が少なくとも担体の大きさに基づいて設定されるようになっている。当該電極間距離を不用意に減らし過ぎると、金属電極間に流入した担体が当該金属電極間に閉塞し易くなり金属電極の溶解量の低下が懸念される。とりわけ、担体流動化手段の作動によって強制的に流動化された担体は、当該担体が流入可能なある程度の隙間があれば金属電極間に流入し、金属電極間に一旦流入すると電極間距離が小さいがために当該金属電極間に閉塞することとなる。そこで、本発明では、一対の平板状金属電極の電極間距離を少なくとも担体の大きさに基づいて設定している。
本発明の排水処理装置のこのような構成によれば、例えば金属電極間に担体が流入しても当該担体が金属電極間において閉塞し難い構成を実現することが可能となり、電極間距離の適正化が図られる。なお、ここでいう「担体の大きさ」とは、担体自体の大きさを表わす指標を広く含む主旨であるが、排水処理領域を自在に流動する担体にあっては、金属電極に対する当該担体の向き、すなわち電極間距離に対する当該担体の占有距離が時々刻々と変化することとなるため、電極間距離との関係において担体のそのときの占有距離が最も大きくなる部位の長さを本発明の「担体の大きさ」として用いるのが好ましい。典型的は担体の長軸方向に関する長軸長さを担体自体の大きさを表わす指標として用いることができる。この長軸方向は担体の長手方向を表わしており、担体の縦断面に沿った方向と合致する。その他、担体の大きさを表わす指標として、担体の所定の対角線に関する長さを用いることもできる。
(本発明の第2発明)
本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの排水処理装置である。
請求項2に記載の排水処理装置は、請求項1に記載の構成において、一対の平板状金属電極の電極間距離を、担体の長軸方向に関する長軸長さに対する当該電極間距離の比率が1.7以上となるように設定としている。
本発明者らは、担体の長軸長さに対する電極間距離の比率に関する実験を行い、当該比率について鋭意検討した結果、当該比率を1.7以上の値に設定することによって、金属電極間における担体の閉塞を極力阻止することが可能であることを見出すことに成功した。従って、本発明の排水処理装置のこのような構成によれば、一対の平板状金属電極の電極間距離の適正化が図られる。
(本発明の第3発明)
本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの排水処理装置である。
請求項3に記載の排水処理装置は、請求項1または2に記載の構成において、担体として担体内に中空部を有する筒状担体を用いている。典型的には、担体内に中空部を有する円筒状担体を本発明における「筒状担体」として用いる。このような筒状担体は、好気処理用の担体の構成においてその比表面積を増大させるのに好適に用いられる。このような筒状担体を用いる場合には、一例として筒状担体の端部が別の筒状担体の中空部に入り込み互いの動きを規制するような現象が発生する。そこで、本発明の如く電極間距離を筒状担体の大きさに基づいて設定することによって、好気処理に好適な筒状担体を用いる場合であっても、金属電極間における当該筒状担体の閉塞を確実に防止することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、排水処理領域に滞留する被処理水に浸漬される一対の平板状金属電極と、前記排水処理領域を流動可能な担体とを有する排水処理装置において、一対の平板状金属電極の電極間距離を担体の大きさに基づいて設定することによって当該電極間距離の適正化を図るのに有効な技術を実現することができる。
以下に、本発明における一実施の形態の排水処理装置の構成等を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態は、一般家庭等から排出される排水のリン除去処理を行う過程において用いる金属電極の構築技術について説明するものである。
本発明における一実施の形態の排水処理装置100の構成が図1に示される。
図1に示すように、本発明における「排水処理装置」としての排水処理装置(排水処理槽)100は、槽本体101の内部に各種の浄化処理機構を収容している。槽本体101は、流入管102および流出管103を備えており、流入管102から流入した被処理排水は槽内で連続的に浄化処理されたのち、流出管103を通じて槽外へ放流されるようになっている。
排水処理装置100の槽本体101には、処理工程の順に対応して上流(図1中の左側)から第1嫌気濾床槽110、第2嫌気濾床槽130、担体流動生物濾過槽150、処理水槽180、消毒槽190が収容されている。
嫌気濾床槽110,130には各々濾床112,132が形成され、これらの濾床112,132には、被処理水中の有機汚濁物質を嫌気分解する嫌気性微生物が付着する所定量の濾材C1,C2が充填されている。本実施の形態では、被処理水が濾床112,132を図1中の矢印方向へ降流することによって被処理水中の有機汚濁物質が嫌気分解されるように構成されている。第1嫌気濾床槽110で処理された水は、いわゆる押し出し流れの原理によって仕切壁の上部に形成された開口114を通じて第2嫌気濾床槽130へ移流する。同様に、第2嫌気濾床槽130で処理された水は、押し出し流れの原理によって仕切壁の上部に形成された開口134を通じて担体流動生物濾過槽150へ移流する。
担体流動生物濾過槽150には、担体充填領域152が形成されており、この担体充填領域152には有機汚濁物質を好気分解(好気処理)する好気性微生物が付着する所定量の担体170が、槽内を流動できる程度に充填されている。この担体170としては、粒状の中空円筒形に形成された担体を好適に用いる。担体170の流動領域の上下には、担体充填領域152を規定する上部担体移動防止用部材154および下部担体移動防止用部材156が設けられている。これら上部担体移動防止用部材154,下部担体移動防止用部材156は、被処理水の通過は許容するが担体170の通過は防止する多孔板によって構成されている。
ここで、上記担体170の構成が図2および図3に示される。図2は本実施の形態の担体170の側面図であり、図3は図2中のA−A線における担体170の断面構造を示す図である。
図2および図3に示すように、担体170は、中空円筒体171、および当該中空円筒体171の補強用としての複数(本実施の形態では8つ)の補強リブ173を主体に構成されている。中空円筒体171は、当該中空円筒体171の内外を連通する中空部172を有する円筒形状に形成されるとともに、その両端部171a,171bが長軸Lに対し幾分傾斜して形成される。また、中空円筒体171は、被処理水内での回転を促進し流動性を向上させるべく、縦横の寸法比が概ね1:1となるように形成されている。本実施の形態では、中空円筒体171の長軸L(本発明における「長軸」)方向に関する長軸長さd1が当該中空円筒体171の外径とほぼ同様の寸法となるように設定されている。この長軸長さd1が、本発明における「長軸長さ」に対応している。中空円筒体171の長軸Lが延在する方向は、担体170自体の縦断面に沿った方向と合致する。各補強リブ173は、中空円筒体171の中空部172において、当該中空円筒体171の内周面から当該中空円筒体171の中心に向かって突出状に延在する構成になっている。この担体170が、本発明における「担体」、および「中空部を有する筒状担体」に対応している。
図1に戻って、この担体流動生物濾過槽150には、後述するようにリン成分除去処理用の一対の金属電極304,304を備えたリン除去装置300が設けられている。このリン除去装置300が後述する態様2〜態様5における「排水処理用電極装置」に対応している。
また、この担体流動生物濾過槽150には、担体充填領域152内に散気装置160が設けられており、また担体充填領域152の下方、すなわち散気装置160よりも下方に逆洗装置162が設けられている。
散気装置160は、ブロワ200の吐出部に接続されたエア供給配管210に接続されており、散気運転において担体充填領域152の担体170に好気処理に用いるエア(空気)を供給する構成を有する。散気運転時にエア供給配管210を通じて散気装置160から所定量のエアが供給されると、散気装置160よりも上方に好気処理領域が形成され、散気装置160よりも下方に濾過処理領域が形成される。
一方、逆洗装置162は、ブロワ200の吐出部に接続されたエア供給配管220に接続されており、逆洗運転において担体充填領域152の担体170に逆洗処理を行う際に用いるエア(空気)を供給する構成を有する。逆洗運転時にエア供給配管220を通じて逆洗装置162から所定量のエアが供給されると、担体充填領域152の担体170全体が流動化し、散気運転において被濾過物を濾過した担体170の洗浄処理が行われる。
なお、逆洗装置162から供給されるエア量は、典型的には通常運転時に散気装置160から供給されるエア量よりも多くなるように設定される。
担体流動生物濾過槽150において好気分解(好気処理)された水は、一旦処理水槽180に貯留される。この処理水槽180には、エアリフト式の流体移送構造(ポンプ構造)を有する第1エアリフト164および第2エアリフト166が設置されている。
第1エアリフト164は、その吸入部が担体流動生物濾過槽150の底部に配置され、その吐出部が第1嫌気濾床槽110に配置されており、またこの第1エアリフト164にはブロワ200の吐出部に接続されたエア供給配管220が接続されている。逆洗運転時にエア供給配管220を通じて第1エアリフト164に所定量のエアが供給されると、担体流動生物濾過槽150の底部から抜き出された逆洗水が第1嫌気濾床槽110へと移送されるようになっている。
一方、第2エアリフト166は、その吸入部が処理水槽180の底部に配置され、その吐出部が第1嫌気濾床槽110に配置されており、またこの第2エアリフト166にはブロワ200の吐出部に接続されたエア供給配管210が接続されている。散気運転時にエア供給配管210を通じて第2エアリフト166に所定量のエアが供給されると、処理水槽180の底部から抜き出された水が循環水として第1嫌気濾床槽110へと移送されるようになっている。
処理水槽180に貯留された水は消毒槽190へと移流するようになっている。なお、必要に応じて、処理水槽180と消毒槽190との間に移流量を調節可能な計量装置を設けることもできる。消毒槽190は消毒剤注入装置192を備えており、槽外へ放流する前の水を消毒剤注入装置192から注入される消毒剤によって消毒処理するように構成されている。
ここで、担体流動生物濾過槽150に設けられているリン除去装置300の構成を詳細に説明する。
本実施の形態のリン除去装置300は、被処理水に含まれるリン成分を除去するための装置である。図1に示すように、このリン除去装置300は、給電用ケーブル310、槽内に配置される中継ボックス312、槽外に配置される制御ボックス314を介して電源プラグ316に接続されている。本実施の形態では、電源プラグ316から供給された直流電流が、給電用ケーブル310、制御ボックス314、中継ボックス312を通じてリン除去装置300に供給されるようになっている。
リン除去装置300の詳細な構成が図4〜図6に示される。図4は本実施の形態のリン除去装置300の着脱構造(装着および脱着を可能とする構造)を示す斜視図である。図5は本実施の形態のリン除去装置300の正面図であり、図6は本実施の形態のリン除去装置300の側面図である。
図4に示すように、本実施の形態のリン除去装置300(セル)は、電極保持部302(セルベース)、この電極保持部302に取り付け固定された一対の金属電極304,304等によって構成されている。電極保持部302は、一対の金属電極304,304を支持する(保持する)構成を有する。この電極保持部302は、更に、取っ手302cを有する保持部本体302a、この保持部本体302aに内蔵される端子類(図示省略)を密閉するための密閉蓋302b等によって構成されている。この保持部本体302aおよび密閉蓋302bはともに合成樹脂材料、例えば塩化ビニル樹脂などの電気絶縁性材料によって作製されており、取っ手302cへの漏電が遮断されている。
このリン除去装置300は、担体流動生物濾過槽150の上部担体移動防止用部材154に設けられた支持部材158に対し装着される構成になっている。この支持部材158には、その平板部分に一対のスリット部159,159が形成されている。各スリット部159のスリット幅は、各金属電極304の挿入を許容するように当該金属電極304の厚みよりも若干広く、しかも担体170の流出を阻止するように担体170の大きさよりも狭くなるように構成されている。
支持部材158のスリット部159に一対の金属電極304,304を図4中の矢印10方向に挿入することによって、リン除去装置300はスリット部159間を跨ぐように装着され、当該リン除去装置300は支持部材158によって支持されることとなる。なお、リン除去装置300の装着状態では、一対の金属電極304,304が担体流動生物濾過槽150(本発明における「排水処理領域」に対応している)に滞留する被処理水(本発明における「被処理水」に対応している)に浸漬されるようになっている。
また、一旦スリット部159に挿入した一対の金属電極304,304を図4中の矢印12方向へ移動させることによって、一対の金属電極304,304がスリット部159から抜き出される(脱着される)。金属電極304のこのような装着操作(スリット部159への挿入操作)、あるいは脱着操作(スリット部159からの抜き出し操作)は、種々の点検(定期点検など)を行う際に、作業者が取っ手302cを手で掴んで行うことができる。
一対の金属電極304,304の詳細な構成が図5および図6に示される。この一対の金属電極304,304が、本発明における「一対の平板状金属電極」に対応している。
図5および図6に示すように、各金属電極304は側面視が略四角形(略長方形)の平板状に形成され、基端部304aにおいて固定ボルト等によって電極保持具302側に固定され、基端部304aから先端部304bに向けて長尺状に延在する構成になっている。一対の金属電極304,304は、互いに概ね平行に配置された構成であり、一方の金属電極304と他方の金属電極304との間の距離、すなわち電極間距離d2(電極の間隔)が両金属電極の延在方向に関しほぼ一定となるように構成されている。この電極間距離d2が、本発明における「電極間距離」に対応している。各金属電極304は、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄−アルミニウム合金等によって作製される。
リン除去装置300の通電時において、一対の金属電極304,304によって陽極および陰極が形成され、陽極側の金属電極304から被排水中へ金属イオン(鉄イオン、アルミニウムイオン等)が供給される。すなわち、各金属電極304は、被排水中へ金属イオンを供給する供給源となる。被排水中へ供給されるこの金属イオンは、後述するようにリン酸イオンと反応することでリン成分の除去に用いられる。なお本実施の形態では、特に図示しないものの、制御ボックス314に極性反転回路が設けられており、一対の金属電極304,304の極性を所定時間毎、例えば24時間毎に切り換えることが可能となっている。これにより、各金属電極304が陽極あるいは陰極となり得る。
なお、排水処理装置100における一対の金属電極304,304の設置数、大きさ等は、処理する被処理水の量や性状などに応じて種々変更可能である。例えば、担体流動生物濾過槽150において、一対の金属電極304,304を必要に応じて複数組設置することもできる。
リン除去装置300に通電され一対の金属電極304,304に直流電流が供給されると、電気分解によって陽極側の金属電極304から担体流動生物濾過槽150の被処理水へ金属イオンが溶出する。鉄製の金属電極を用いる場合には2価の鉄イオン(Fe2+)が溶出する。溶出したこの金属イオンは、被処理水中のリン成分と反応する。リン成分は一般にリン酸イオンとして排水に溶解しているので、被処理水中に溶出した金属イオンはリン酸イオンと反応して水に難溶性の金属リン酸塩が生成される。鉄製の金属電極を用いる場合には、2価の鉄イオン(Fe2+)が溶出し、溶出したこの2価の鉄イオン(Fe2+)が水中の溶存酸素によって酸化されて3価の鉄イオン(Fe3+)となる。そして、この3価の鉄イオン(Fe3+)がリン酸イオン(PO 3−)と反応して水に難溶性のリン酸鉄(FePOなど)が生成される。また、アルミニウム製の金属電極を用いる場合には、溶出したアルミニウムイオンがリン酸イオンと反応して水に難溶性のリン酸アルミニウムが生成される。このように、リン除去装置300を用いてリン成分を含む排水を電気分解することによって、被処理水中のリン成分は水に難溶性の金属リン酸塩として析出し除去されることとなる。
本実施の形態では、前述の散気運転時および逆洗運転時において流動化する担体170が、担体流動生物濾過槽150の被処理水に浸漬された金属電極304の金属電極表面に衝突することによって当該金属電極304の洗浄が行われるようになっている。すなわち、本実施の形態の担体170は、被処理水の好気分解(好気処理)に用いられるほか、金属電極304の洗浄用として用いられている。なお、散気運転時に担体170を流動化させることが可能な前記の散気装置160や、逆洗運転時に担体170を流動化させることが可能な前記の逆洗装置162を用いて本発明の「担体流動化手段」が構成される。
上記構成のリン除去装置300に関し、本実施の形態では、一対の金属電極304,304の電極間距離d2を担体170の大きさに基づいて設定している。具体的には、担体170の長軸L方向に関する長軸長さd1に対する電極間距離d2の比率(d2/d1)を1.7〜3.0の間の値とする。すなわち、電極間距離d2は、担体170の長軸長さd1の1.7〜3.0倍の間の値を適宜選択可能である。この場合、使用する担体の大きさに対応させて電極間距離d2を設定してもよいし、あるいは使用する金属電極の電極間距離d2に対応させて担体の大きさを選定してもよい。
なお、担体170の長軸長さd1に対する電極間距離d2の比率(d2/d1)の上限値および下限値の設定に関し、当該比率(d2/d1)の上限値を3.0とすることによって一対の金属電極304,304に作用する電圧が管理上限値を超えるのを防止することが可能となる。すなわち、比率(d2/d1)が上限値である3.0を超えるように電極間距離d2を増やし過ぎると、金属電極304から担体流動生物濾過槽150の被処理水へ溶出する金属イオンの溶出量を確保し電極処理性能を維持するために電圧が管理上限値よりも上昇することとなる。これは、電極間距離d2に抵抗が比例するため、金属イオンの溶出量を確保するべく電流値を一定にする場合には電圧が上昇するという原理に基づくものである。また、一対の金属電極304,304に作用する電圧が上昇することによってリン除去装置300のランニングコストが上昇することとなる。
一方、担体170の長軸長さd1に対する電極間距離d2の比率(d2/d1)の下限値を1.7とすることによって得られる作用効果を図7〜図9を参照しつつ説明する。ここで、一対の金属電極304,304の電極間距離d2を担体170の長軸長さd1の1.7倍以上に設定した場合における電極間での担体170の様子が図7に示され、一対の金属電極304,304の電極間距離d2を担体170の長軸長さd1の1.7倍よりも小さくした場合における電極間での担体170の様子が図8に示される。また、図7に示す実施の形態である「実施例」の設定条件、および図8に示す実施の形態である「比較例」の設定条件が図9に示される。
本発明者らは、電極間での担体170の閉塞状況を確認するべく図9に示すような設定条件に基づいて実験を行った。図9に示すように、当該実験では、長軸長さd1が14[mm]となる担体170を用い、「実施例」では比率(d2/d1)が1.7以上となる電極間距離d2(=35mm、30mm、28mm、25mm)を設定し、「比較例」では比率(d2/d1)が1.7よりも小さくなる電極間距離d2(=23mm、20mm、18mm)を設定した。この実験の結果、「実施例」および「比較例」における電極間での担体170の閉塞状況に関し、図7および図8に示すような実験結果が得られた。
(実施例)
図7に示すように、図9中の実施例の如く電極間距離d2を担体170の長軸長さd1の1.7倍以上に設定した場合は、担体170の閉塞状況は発生しなかった。当該設定条件では、金属電極304の延在方向(図7中の上下方向)と交差する方向に担体170が2つ並んだ場合であっても、これら担体170は金属電極間に固定化されず下方に移動することとなり、電極間での担体170の閉塞が効果的に防止されることとなる。図7に示す電極間距離d2は、金属電極間に担体170が流入しても当該担体170が金属電極間において閉塞し難い距離であり、換言すれば金属電極間に担体170が閉塞するのを防止可能な距離ということができる。
(比較例)
これに対し、図8に示すように、図9中の比較例の如く電極間距離d2を担体170の長軸長さd1の1.7倍よりも小さくなるように設定した場合は、担体170の閉塞状況が見られた。当該設定条件では、図7に示す場合に比して金属電極間における担体170の移動の規制度合いが高まることとなり、金属電極間に流入した担体170の閉塞が発生し易くなる。特に、担体170のように中空円筒状の担体を用いる場合には、一例として担体170の端部が別の担体170の中空部に入り込み互いの動きを規制するような現象が発生し、金属電極間における担体170の閉塞傾向がより高まることとなる。これにより、金属電極304の溶解量の低下が懸念される。また、散気装置160や逆洗装置162の作動によって強制的に流動化された担体170は、当該担体170が流入可能なある程度の隙間があれば金属電極間に流入し、金属電極間に一旦流入すると電極間距離が小さいがために当該金属電極間に閉塞することとなる。
以上のように、本実施の形態の排水処理装置100を用いれば、担体170の長軸長さd1に対する電極間距離d2の比率(d2/d1)を1.7〜3.0に設定することによって、一対の金属電極304,304の金属電極間に担体170が閉塞するのを防止することが可能となり、且つ一対の金属電極304,304に作用する電圧が管理上限値よりも上昇しリン除去装置300のランニングコストが上昇するのを防止することが可能となる。上記のような比率(d2/d1)の設定による作用効果は、図7〜図9に示す通り、本発明者らが実施した実験をもとに鋭意検討した結果として確認することが可能となった。これにより、一対の金属電極304,304の電極間距離d2の適正化が図られる。
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、中空円筒体171の両端部171a,171bが長軸Lに対し幾分傾斜して形成され、中空円筒体171の縦横の寸法比が概ね1:1となるように形成された担体170を用いる場合について記載したが、本発明では種々の形状の担体を用いることができる。例えば、円筒形、円柱形、角柱形、球形、またこれら各形状において縦横の寸法比が異なる構成の担体や、中空部を有していない中実の構成の担体を用いたうえで、当該担体の大きさに基づいて一対の金属電極304,304の電極間距離を設定することができる。
また、上記実施の形態では、担体170の長軸長さd1に基づいて電極間距離d2を設定する場合について記載したが、予め確定された電極間距離d2に基づいて担体を選定することもできる。また、本発明では、電極間距離d2の設定に際し用いる担体の大きさを表わす指標(寸法)は、長軸長さd1に限定されるものではなく、担体の形状や流動過程において時々刻々と変化する担体の状態に対応して種々変更可能である。例えば、担体の大きさを表わす指標として、担体の所定の対角線に関する長さを用いることもできる。
また、上記実施の形態では、担体流動生物濾過槽150にリン除去装置300を設置する場合について記載したが、リン除去装置300の設置箇所はこれに限定されない。このリン除去装置300を、例えば、接触曝気槽、活性汚泥法における曝気槽、また好気処理等の生物処理を行わない嫌気処理槽や溶出槽などに設置することもできる。
なお、以上説明してきた実施の形態の説明や、種々の変更例の記載に鑑みた場合、本発明では、以下の態様1〜態様5に記載の構成を採り得る。
(態様1)
本発明では、「排水処理領域に滞留する被処理水に浸漬される一対の平板状金属電極と、前記排水処理領域を流動可能な担体と、前記担体を流動化させる担体流動化手段とを有する排水処理装置であって、
前記一対の平板状金属電極の電極間距離は、その金属電極間に前記担体が閉塞するのを防止可能な電極間距離に基づいて設定される構成であることを特徴とする排水処理装置。」という構成(態様1)を採り得る。
本態様1において、「金属電極間に担体が閉塞するのを防止可能な電極距離」とは、金属電極間における担体の閉塞を防止(阻止)することが可能な距離を広く含む主旨であり、この電極間距離には、一対の平板状金属電極の金属電極間に担体が流入しても当該担体が金属電極間において閉塞し難い距離のみならず、そもそも金属電極間に担体が流入し難い距離をも含まれる。従って、本態様1に記載の構成によれば、電極間距離を適宜設定することによって、一対の平板状金属電極の金属電極間に担体が流入しても当該担体が金属電極間において閉塞し難い排水処理装置の構成や、金属電極間に担体が流入し難い排水処理装置の構成を実現することが可能となる。
(態様2)
本発明では、「担体が流動可能に充填された被処理水に浸漬される一対の平板状金属電極を有する排水処理用電極装置であって、
前記一対の平板状金属電極の電極間距離は、その金属電極間に前記担体が閉塞するのを防止可能な電極間距離に基づいて設定される構成であることを特徴とする排水処理用電極装置。」という構成(態様2)を採り得る。
本態様2に記載の構成によれば、態様1に記載の構成から得られる作用効果と実質的に同様に、極間距離を適宜設定することによって、一対の平板状金属電極の金属電極間に担体が流入しても当該担体が金属電極間において閉塞し難い排水処理用電極装置の構成や、金属電極間に担体が流入し難い排水処理用電極装置の構成を実現することが可能となる。
(態様3)
また、本発明では、「担体が流動可能に充填された被処理水に浸漬される一対の平板状金属電極を有する排水処理用電極装置であって、
前記一対の平板状金属電極の電極間距離が前記担体の大きさに基づいて設定される構成であることを特徴とする排水処理用電極装置。」という構成(態様3)を採り得る。
本態様3に記載の構成によれば、本発明の請求項1に記載の構成から得られる作用効果と実質的に同様に、金属電極間に担体が流入しても当該担体が金属電極間において閉塞し難い排水処理装置の構成を実現することが可能となり、電極間距離の適正化が図られる。
(態様4)
また、本発明では、「態様3に記載の排水処理用電極装置であって、
前記電極間距離は、前記担体の長軸方向に関する長軸長さに対する当該電極間距離の比率が1.7以上となる設定であることを特徴とする排水処理用電極装置。」という構成(態様4)を採り得る。
本態様4に記載の構成によれば、本発明の請求項2に記載の構成から得られる作用効果と実質的に同様に、電極間距離の適正化が図られる。
(態様5)
また、本発明では、「態様3または態様4に記載の排水処理用電極装置であって、
前記担体が担体内に中空部を有する筒状担体であることを特徴とする排水処理用電極装置。」という構成(態様5)を採り得る。
本態様5に記載の構成によれば、本発明の請求項3に記載の構成から得られる作用効果と実質的に同様に、担体が好気処理に好適な筒状担体であっても、金属電極間における当該筒状担体の閉塞を確実に防止することが可能となる。
本発明における一実施の形態の排水処理装置100の構成を示す図である。 本実施の形態の担体170の側面図である。 図2中のA−A線における担体170の断面構造を示す図である。 本実施の形態のリン除去装置300の着脱構造を示す斜視図である。 本実施の形態のリン除去装置300の正面図である。 本実施の形態のリン除去装置300の側面図である。 一対の金属電極304,304の電極間距離d2を担体170の長軸長さd1の1.7倍以上に設定した場合における電極間での担体170の様子を示す図である。 一対の金属電極304,304の電極間距離d2を担体170の長軸長さd1の1.7倍よりも小さくした場合における電極間での担体170の様子を示す図である。 図7に示す実施の形態である実施例の設定条件、および図8に示す実施の形態である比較例の設定条件を示す図である。
符号の説明
100…排水処理装置
101…槽本体
110…第1嫌気濾床槽
130…第2嫌気濾床槽
150…担体流動生物濾過槽
152…担体充填領域
154…上部担体移動防止用部材
156…下部担体移動防止用部材
158…支持部材
159…スリット部
160…散気装置
162…逆洗装置
164…第1エアリフト
166…第2エアリフト
170…担体
171…中空円筒体
172…中空部
173…補強リブ
180…処理水槽
190…消毒槽
200…ブロワ
300…リン除去装置
302…電極保持部
302a…保持部本体
302b…密閉蓋
302c…取っ手
304…金属電極
304a…基端部
304b…先端部
310…給電用ケーブル
312…中継ボックス
314…制御ボックス
316…電源プラグ
d1…長軸長さ
d2…電極間距離

Claims (3)

  1. 排水処理領域に滞留する被処理水に浸漬される一対の平板状金属電極と、前記排水処理領域を流動可能な担体と、前記担体を流動化させる担体流動化手段とを有する排水処理装置であって、
    前記一対の平板状金属電極の電極間距離が前記担体の大きさに基づいて設定される構成であることを特徴とする排水処理装置。
  2. 請求項1に記載の排水処理装置であって、
    前記電極間距離は、前記担体の長軸方向に関する長軸長さに対する当該電極間距離の比率が1.7以上となる設定であることを特徴とする排水処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の排水処理装置であって、
    前記担体として担体内に中空部を有する筒状担体を用いることを特徴とする排水処理装置。
JP2003357948A 2003-10-17 2003-10-17 排水処理装置 Pending JP2005118711A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003357948A JP2005118711A (ja) 2003-10-17 2003-10-17 排水処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003357948A JP2005118711A (ja) 2003-10-17 2003-10-17 排水処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005118711A true JP2005118711A (ja) 2005-05-12

Family

ID=34614693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003357948A Pending JP2005118711A (ja) 2003-10-17 2003-10-17 排水処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005118711A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020238253A1 (zh) * 2019-05-28 2020-12-03 集美大学 一种循环水养殖暨尾水处理一体化水处理系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020238253A1 (zh) * 2019-05-28 2020-12-03 集美大学 一种循环水养殖暨尾水处理一体化水处理系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100303234B1 (ko) 오수처리장치
KR100421515B1 (ko) 오수처리장치
JP6001295B2 (ja) 水処理装置
JP2005118711A (ja) 排水処理装置
JP3948832B2 (ja) 汚水処理装置
JP2005087846A (ja) 排水処理装置
JP3796033B2 (ja) 汚水処理装置
JP3796032B2 (ja) 汚水処理装置
JP3895860B2 (ja) 汚水処理装置
JP3802186B2 (ja) 汚水処理装置
JP3948823B2 (ja) 汚水処理装置
JPH11128946A (ja) 汚水処理装置
JP2006136767A (ja) 汚水処理装置
JP2003181455A5 (ja)
JP2001179260A (ja) 水処理装置
KR100413130B1 (ko) 배수용 전극유지구 및 지지구
JP4026920B2 (ja) 汚水処理装置
JP3949537B2 (ja) 排水処理装置
JP2001252668A (ja) 汚水処理装置
JP2017042739A (ja) 水処理装置、水処理方法
JP2002159987A (ja) 汚水処理装置
JP3989059B2 (ja) リン酸イオン含有排水の処理装置
JP2002153880A (ja) リン除去装置
JPH10258283A (ja) 汚水処理装置
JP2000167560A (ja) リン酸イオン含有水の処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081014

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081211

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081219

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090306