JPH11128946A - 汚水処理装置 - Google Patents

汚水処理装置

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JPH11128946A
JPH11128946A JP29753197A JP29753197A JPH11128946A JP H11128946 A JPH11128946 A JP H11128946A JP 29753197 A JP29753197 A JP 29753197A JP 29753197 A JP29753197 A JP 29753197A JP H11128946 A JPH11128946 A JP H11128946A
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JP
Japan
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sewage
electrode
electrodes
tank
aeration
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JP29753197A
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Masaki Moriizumi
雅貴 森泉
Akihiro Fukumoto
明広 福本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/46Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
    • C02F1/461Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
    • C02F1/46104Devices therefor; Their operating or servicing
    • C02F1/46109Electrodes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極の点検や交換の作業を簡単かつ短時間に
行うことができ、さらに、仕切壁あるいは仕切板の洗浄
作業を容易かつ確実に行うことのできる汚水処理装置を
提供する。 【解決手段】 汚水処理装置D1 は、汚水収納槽1と電
極2・3と直流電源と電極保持体4とを備えてなる。電
極2・3はいずれも長方形板状の鉄製であり、汚水中の
リン酸を除去する鉄イオンを電気分解により溶出させ
る。電極保持体4はポリプロピレン樹脂製である。電極
保持体4の左右両側壁は、隣り合う電極保持体4どうし
を仕切る電気絶縁性仕切板4aにされている。電極保持
体4の前後両端は汚水流入口4b及び汚水流出口4cに
されている。電極保持体4の下面は曝気口4eにされて
いる。電極保持体4は、汚水収納槽1内に取出し可能に
配されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚水処理装置に関
し、さらに詳しくは、屎尿廃水や生活廃水などの汚水に
含まれるリン酸を電気分解により溶出した金属イオンと
反応させて除去するための汚水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の汚水処理装置としては、従来、
次のようなものが知られている。
【0003】すなわち、処理すべき汚水が収納される汚
水収納槽を設け、その槽内に不溶性リン酸塩形成金属か
らなる電極を一組以上配置しておき、これらの電極間に
電圧を印加して電気化学的に不溶性リン酸塩形成金属イ
オンを汚水中に溶出させることで、リン酸を不溶性塩に
して除去するようにした装置である。
【0004】このような汚水処理装置では、汚水収納槽
内の電極は、点検や交換の便宜を図るために、水平に張
り渡された支持部材にネジ止めされていることが多い。
また、一組の電極どうしの間には、電気的絶縁のために
仕切壁あるいは仕切板が垂直に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような汚水処理装
置にあっては、電極の点検や交換の作業の際に電極のネ
ジ外し及びネジ止めを行う必要があるため、作業が煩雑
であるうえに時間がかかるという問題点がある。また、
仕切壁あるいは仕切板は、汚水中に含まれる有機物や溶
出した不溶性リン酸塩あるいは汚水中に発生した藻など
が付着するため、これらを汚水収納槽から取り外したり
引き出したりして洗浄する必要があるが、その構造によ
っては取り外しなどの作業が不可能または困難であると
いう問題点がある。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、電極の点検や交換の作業を簡単かつ短時
間に行うことができ、さらに、仕切壁あるいは仕切板の
洗浄作業を容易かつ確実に行うことのできる汚水処理装
置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、汚水収
納槽と、汚水中のリン酸を除去する鉄イオンまたはアル
ミニウムイオンを電気分解により溶出させるための複数
組の電極と、各組の電極に電流を供給するための電源
と、汚水収納槽内に取出し可能に配された複数個の電極
保持体とを備えてなり、電極保持体が、電極を着脱可能
に一組ずつ保持するとともに、隣り合う電極保持体どう
しを仕切るための電気絶縁性仕切板を有することを特徴
とする汚水処理装置が提供される。
【0008】汚水処理槽は、電気分解処理に供される汚
水が収納される。電極は、例えば長方形板状のものが少
なくとも2組、配され、電気分解により鉄イオンまたは
アルミニウムイオンを汚水処理槽に溶出させる。電源
は、各組の電極に電気分解のための電流を供給する。
【0009】一組の電極は例えば、両方とも鉄及びアル
ミニウムのうちの1つから、または一方が鉄及びアルミ
ニウムのうちの1つから他方が不溶性金属から構成され
る。前者の場合は、所望により電極の極性反転を行うこ
とで、電極からのイオン溶出が起こらなくなる電極の不
動態化を防止することができる。また、後者の場合は、
鉄及びアルミニウムのうちの1つから構成された電極を
陽極とし、不溶性金属から構成された電極を陰極とす
る。ここで、不溶性金属から構成された電極としては、
例えば銀や白金などの電極がある。また、一組の電極は
例えば、把手部のある電気絶縁性スペーサなどにより、
それらの間隔が一定に保たれているのが好ましい。
【0010】汚水処理槽に溶出した鉄イオンまたはアル
ミニウムイオンは、汚水中のリン酸(オルトリン酸)と
反応して、難溶性リン化合物(Fe(OH)x (P
4 yまたはAl(OH)x (PO4 y )となって
凝集し、汚水処理槽に沈殿する。
【0011】複数個の電極保持体は、汚水収納槽内に取
出し可能に配されて(例えば、槽底に単に配置された
り、槽内に設けられた位置決め部材により定位置にゆる
やかに固定されたりして)、電極を一組ずつ(例えば前
記把手により)、着脱可能に保持する。これらの電極保
持体はまた、隣り合う電極保持体どうしを仕切るための
電気絶縁性仕切板を有する。すなわち、電極保持体は例
えば、ポリプロピレン樹脂、セラミック、ガラスなどの
電気絶縁性材料からなるものが用いられる。
【0012】電極の点検や交換の作業を簡単かつ短時間
に行うため、さらに、電極保持体の仕切板の洗浄作業を
容易かつ確実に行うために、電極は例えば、板状のもの
が用いられ、電極保持体は例えば、方形箱状のものが用
いられる。
【0013】電極保持体は、電気分解を促進させるため
には、単なる方形箱状のものであって汚水流入口及び汚
水流出口を有しないものよりは、汚水流入口及び汚水流
出口を有しているものが好ましい。
【0014】電極保持体が汚水流入口及び汚水流出口を
有している場合、電極及び仕切板は、電極保持体におけ
る汚水の流入から流出への流れの方向に対していずれも
ほぼ平行にされているのが好ましい。電極及び仕切板が
このようにされていることで、電極保持体内の汚水中の
浮遊物質(SS)は各電極の電極面に沿って汚水流入口
から汚水流出口の方へ滞りなく流れる。したがって、処
理すべき汚水に含まれるSSが電極間に進入して滞るお
それを防止することができる。
【0015】本発明に係る汚水処理装置は、さらに曝気
装置を備え、この曝気装置が、電極及び仕切板に曝気を
施すことでこれらの面を洗浄するように配管されている
のが好ましい。電気分解の効率化が図られるうえ、人手
による電極及び仕切板の洗浄作業を軽減することができ
るからである。
【0016】曝気装置は例えば、汚水収納槽外に設けら
れた給気用ブロアと、このブロアに接続されて槽内へ延
びる給気管と、この給気管に接続されて槽底部に配され
た曝気管とを備えてなる。そして、電極保持体は例え
ば、その底部に、曝気管の上方に位置する曝気口を有し
ている。電極保持体における曝気口を通して曝気を行う
ことにより、電極及び仕切板の洗浄の効果をいっそう上
げることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の2つの実施の形態
を図面に基づいて説明する。なお、これらによって本発
明が限定されるものではない。
【0018】実施の形態1 図1に示すように、本発明の1つの実施の形態に係る汚
水処理装置D1 は、1つの汚水収納槽1と、4組の電極
2・3と、各組の電極2・3に電流を供給するための直
流電源(図示略)と、4個の電極保持体4とを備えてな
る。
【0019】図2に示すように、汚水収納槽1は平面形
状がほぼ方形の箱からなり、屎尿廃水や生活廃水などの
処理すべき汚水が収納される。汚水収納槽1の対向側壁
の上部には、汚水流入口1a及び汚水流出口1bが形成
されている。また、汚水収納槽1の底には、左右方向に
延びる2本の底部位置決め棒5が設けられている。そし
て、これらの底部位置決め棒5の内側には、縦方向に延
びる合計6本の左右位置決め棒6が設けられている。
【0020】各組の電極2・3はいずれも長方形板状の
鉄製であり、汚水中のリン酸を除去する鉄イオンを電気
分解により溶出させる。図3及び図4に拡大して示すよ
うに、一組の電極2・3は、これらの上端に取り付けら
れた塩化ピニル樹脂製の電気絶縁性スペーサ7により、
それらの間隔が一定に保たれている。スペーサ7には把
手部7aが設けられている。
【0021】電極2・3の上端には接続用端子8が設け
られている。これらの端子8はリード線9を介してコネ
クタ10に接続されている。コネクタ10は前記電源に
接続される。なお、一組の電極2・3と、1つのスペー
サ7と、2つの端子8と、2つのリード線9と、1つの
コネクタ10とからなる集合体を説明の便宜上、電極体
11と称する。
【0022】図3及び図4に拡大して示すように、電極
保持体4は、平面形状が長方形の箱状のものであり、ポ
リプロピレン樹脂製である。電極保持体4の左右両側壁
は、隣り合う電極保持体4どうしを仕切るための電気絶
縁性仕切板4aにされている。電極保持体4の前後両端
は、ともに長方形の汚水流入口4b及び汚水流出口4c
にされている。
【0023】また、電極保持体4の上下両面は、周縁部
を残して中央が長方形に切り欠かれて、それぞれ電極着
脱口4d及び曝気口4eにされている。さらに、電極保
持体4の左右幅(2つの仕切板4aの外面どうしの間
隔)は、汚水収納槽1内における、隣り合う2つの左右
位置決め棒6どうしの間隔にほぼ等しくされている。な
お、電極保持体4の上面における2つの円形孔4fは、
スペーサ7を電極保持体4の上面にネジ止めするための
ものである。
【0024】このように構成された電極保持体4は、汚
水収納槽1内に取出し可能に配される。すなわち、槽内
に設けられた底部位置決め棒5及び左右位置決め棒6に
より定位置にゆるやかに固定される。
【0025】また、電極体11は、電極保持体4に電極
着脱口4dから嵌め込まれてスペーサ7が電極保持体4
にネジ止めされることで、電極保持体4に着脱可能に保
持される。したがって、電極2・3の点検や交換の作業
を簡単かつ短時間に行うことができる。また、一組の電
極2・3及び電極保持体4の2つの仕切板4aは、互い
に平行になっている。したがって、電極保持体4内の汚
水中のSSは各電極2・3の電極面に沿って汚水流入口
4bから汚水流出口4cの方へ滞りなく流れる。
【0026】図1及び図2に示すように、電極保持体4
の底面中央は、左右方向へ延びる凹溝部1cにされてい
る。そして、この凹溝部1cに1つの曝気管12が嵌め
られている。
【0027】曝気管12は、この汚水処理装置D1 が備
える曝気装置の一部である。すなわち、この曝気装置
は、汚水収納槽1外に設けられた給気用ブロア(図示
略)と、このブロアに接続されて槽内へ延びる給気管
(図示略)と、この給気管に接続されて槽底部に配され
た曝気管12とを備えてなる。
【0028】電極保持体4の曝気口4eを通して曝気管
12から曝気を行うことにより、電極2・3及び仕切板
4aの洗浄の効果をいっそう上げることができる。
【0029】実施の形態2 図5に示すように、本発明の他の1つの実施の形態に係
る汚水処理装置D2 は小型合併処理浄化槽101に組み
込まれている。
【0030】浄化槽101の内部は、屎尿廃水と生活廃
水との混合した汚水が流入する流入管102の側から、
汚水処理ずみの水を外部へ放流する放流管103の側に
かけて、汚水浄化処理の工程順に応じて複数の槽が区画
形成された槽構造にされている。
【0031】104は流入管102側の最前部に区画形
成された第1嫌気濾床槽である。この第1嫌気濾床槽1
04では、屎尿廃水や生活廃水の中に混入していて浄化
処理できない夾雑物を沈澱分離させて除去する。
【0032】第1嫌気濾床槽104には嫌気性微生物の
濾床である嫌気濾床105が設けられており、嫌気濾床
105に微生物を棲息させることで嫌気処理を行うよう
にされている。嫌気濾床105は、流入水や逆洗廃水が
一時的に流入した際の水流によって沈澱物が巻き上げら
れて浮遊物質となって次の槽へ流出するのを抑えて、次
の槽の負荷を下げることができる。
【0033】106は第1嫌気濾床槽104に隣接して
区画形成された次の第2嫌気濾床槽である。第2嫌気濾
床槽106では、嫌気濾床107に嫌気性微生物を棲息
させることで嫌気処理を行うようにされている。
【0034】108は第2嫌気濾床槽106に隣接して
区画形成された次の生物膜濾過槽である。
【0035】第1嫌気濾床槽104と第2嫌気濾床槽1
06とは垂直な隔壁109で仕切られている。隔壁10
9の上部には、隔壁109を貫通する移流口110が開
口形成されている。そして、移流口110に移流管11
1が嵌められている。移流管111は、下端が第1嫌気
濾床槽104の嫌気濾床105の下部に位置しており、
清掃口を兼ねている。
【0036】第2嫌気濾床槽106と次の生物膜濾過槽
108とは垂直な隔壁112で仕切られている。隔壁1
12の上部には、隔壁112を貫通する移流口113が
開口形成されている。そして、移流口113に移流管1
14が嵌められている。第1嫌気濾床槽104から移流
管111を通って第2嫌気濾床槽106へ移流してきた
汚水は、嫌気濾床107を下降流で通過した後、移流管
114を通って次の生物膜濾過槽108へ送り込まれ
る。
【0037】第2嫌気濾床槽106に設けられた嫌気濾
床107により、ある程度のSSが捕捉される。捕捉さ
れたSSは、徐々に嫌気分解されて溶解性のものになっ
ていったり、第2嫌気濾床槽106の底に汚泥として貯
留されたりする。また、嫌気濾床107では有機性の窒
素がアンモニア性の窒素に嫌気分解される。
【0038】生物膜濾過槽108には、好気性微生物の
濾床である好気濾床115が設けられており、好気濾床
115に好気性微生物を棲息させることで好気処理を行
うようにされている。生物膜濾過槽108の底部付近に
は、曝気装置の曝気管116が横設状態に配されてい
る。曝気装置は、曝気管116から空気を吹き出すこと
で、生物膜濾過槽108の好気濾床115に棲息する好
気性微生物に酸素を供給する。
【0039】117は生物膜濾過槽108に隣接して区
画形成された次の処理水槽である。処理水槽117で
は、生物膜濾過槽108で好気処理され、濾過されて移
流してきた処理水を静置貯蔵する。
【0040】118は処理水槽117の上部に区画形成
された消毒槽である。消毒槽118は、処理水槽117
で処理された後の上澄み水を消毒処理して、放流管10
3から外部へ排出するようにされている。
【0041】生物膜濾過槽108と次の処理水槽117
との間には垂直な隔壁119で仕切られている。隔壁1
19の上部には、隔壁119を貫通する移流口120が
開口形成されている。そして、移流口120に移流管1
21が嵌められている。第2嫌気濾床槽106から移流
管114を通って生物膜濾過槽108へ移流してきた汚
水は、好気濾床115を下降流で通過した後、移流管1
21を通って次の処理水槽117へ送り込まれる。
【0042】処理水槽117の上部から第1嫌気濾床槽
104の上部にかけて、処理水中の上澄み水を返送する
ための返送管122が配されている。そして、処理水槽
117からリフト管123により汲み上げられた上澄み
水は、分水計量装置124、返送管122を経て汚水処
理装置D2 に送られてリン除去処理に供された後に、第
1嫌気濾床槽104へ戻される。
【0043】汚水処理装置D2 の構成及び汚水処理装置
2 が奏する効果は、実施の形態1のそれと実質的に同
様であるので、詳細な説明は省略する。なお、125は
汚水収納槽を、126は電源をそれぞれ示している。電
源126は、汚水収納槽125の内部に配された電極に
電気分解のための電流を供給する。127は汚水収納槽
125の外部に設けられた給気用ブロアを示す。ブロア
127は、汚水収納槽125の内部の電極及び仕切板に
曝気を施すことでこれらの面を洗浄するための曝気装置
の一部である。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、汚水収納槽
と、汚水中のリン酸を除去する鉄イオンまたはアルミニ
ウムイオンを電気分解により溶出させるための複数組の
電極と、各組の電極に電流を供給するための電源と、汚
水収納槽内に取出し可能に配された複数個の電極保持体
とを備えてなり、電極保持体が、電極を着脱可能に一組
ずつ保持するとともに、隣り合う電極保持体どうしを仕
切るための電気絶縁性仕切板を有する。したがって、電
極の点検や交換の作業を簡単かつ短時間に行うことがで
きるとともに、仕切板の洗浄作業を容易かつ確実に行う
ことができる。
【0045】請求項2の発明によれば、電極が、板状の
ものであり、電極保持体が、方形箱状のものであるの
で、請求項1記載の発明が奏する前記効果を簡単な構成
により確実に確保することが可能になる。
【0046】請求項3の発明によれば、電極保持体が、
汚水流入口及び汚水流出口を有し、電極及び仕切板が、
保持体における汚水の流入から流出への流れの方向に対
していずれもほぼ平行にされている。したがって、請求
項1記載の発明が奏する前記効果に加えて、電極保持体
内の汚水中のSSは各電極の電極面に沿って汚水流入口
から汚水流出口の方へ滞りなく流れるという効果を奏す
る。
【0047】請求項4の発明によれば、さらに曝気装置
を備え、この曝気装置が、電極及び仕切板に曝気を施す
ことでこれらの面を洗浄するように配管されている。し
たがって、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明が
奏する前記効果に加えて、簡単な構成の曝気装置によ
り、電気分解の効率化が図られるうえ、人手による電極
及び仕切板の洗浄作業を軽減することができる。
【0048】請求項5の発明によれば、曝気装置が、汚
水収納槽外に設けられた給気用ブロアと、このブロアに
接続されて槽内へ延びる給気管と、この給気管に接続さ
れて槽底部に配された曝気管とを備えてなり、電極保持
体が、その底部に、曝気管の上方に位置する曝気口を有
している。したがって、請求項1記載の発明が奏する前
記効果に加えて、電極保持体における曝気口を通して曝
気を行うことにより、電極及び仕切板の洗浄の効果をい
っそう上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る汚水処理装置の分
解斜視図である。
【図2】図1の汚水処理装置の一部を上面から見た構成
説明図である。
【図3】図1の汚水処理装置の構成部材である電極体及
び電極保持体の斜視図である。
【図4】図3の電極体及び電極保持体の分解斜視図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態2に係る汚水処理装置が組
み込まれた合併処理浄化槽の内部を正面から見た拡大構
成説明図である。
【符号の説明】
1 汚水収納槽 2 電極 3 電極 4 電極保持体 4a 仕切板 4b 汚水流入口 4c 汚水流出口 4e 曝気口 11 電極体 12 曝気管 125 汚水収納槽 126 電源 127 給気用ブロア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水収納槽と、汚水中のリン酸を除去す
    る鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気分解により
    溶出させるための複数組の電極と、各組の電極に電流を
    供給するための電源と、汚水収納槽内に取出し可能に配
    された複数個の電極保持体とを備えてなり、 電極保持体が、電極を着脱可能に一組ずつ保持するとと
    もに、隣り合う電極保持体どうしを仕切るための電気絶
    縁性仕切板を有することを特徴とする汚水処理装置。
  2. 【請求項2】 電極が、板状のものであり、電極保持体
    が、方形箱状のものである請求項1記載の汚水処理装
    置。
  3. 【請求項3】 電極保持体が、汚水流入口及び汚水流出
    口を有し、電極及び仕切板が、保持体における汚水の流
    入から流出への流れの方向に対していずれもほぼ平行に
    されている請求項2記載の汚水処理装置。
  4. 【請求項4】 さらに曝気装置を備え、この曝気装置
    が、電極及び仕切板に曝気を施すことでこれらの面を洗
    浄するように配管されている請求項1〜3のいずれか1
    つに記載の汚水処理装置。
  5. 【請求項5】 曝気装置が、汚水収納槽外に設けられた
    給気用ブロアと、このブロアに接続されて槽内へ延びる
    給気管と、この給気管に接続されて槽底部に配された曝
    気管とを備えてなり、電極保持体が、その底部に、曝気
    管の上方に位置する曝気口を有している請求項4記載の
    汚水処理装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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