JP2000015265A - 汚水処理装置 - Google Patents

汚水処理装置

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JP2000015265A
JP2000015265A JP10191669A JP19166998A JP2000015265A JP 2000015265 A JP2000015265 A JP 2000015265A JP 10191669 A JP10191669 A JP 10191669A JP 19166998 A JP19166998 A JP 19166998A JP 2000015265 A JP2000015265 A JP 2000015265A
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cartridge
electrode
sewage
tank
holding
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Kenji Oda
謙治 小田
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極の交換を簡単にしかも短時間で確実に行
うことのできる汚水処理装置を提供する。 【解決手段】 汚水処理装置D1 は、汚水収納槽1と電
極用カートリッジ2と直流電源(図示略)とを備えてな
る。カートリッジ2は、二組の電極本体3・4と、電極
本体3・4を保持するための保持体12と、保持体12
を持つためのハンドル13とを有する。保持体12に
は、対向側部の外面に一対の係止部16が設けられてい
る。汚水収納槽1には、一組の対向側壁6・7の上部外
面にワンタッチ式固定用金具17が設けられている。こ
れらの金具17は汚水収納槽1に一部収納状に配された
カートリッジ2の係止部16に着脱可能に係止される。
そして、カートリッジ2が汚水収納槽1に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚水処理装置に関
し、さらに詳しくは、屎尿廃水や生活廃水などの汚水に
含まれるリン酸を電気分解により溶出した金属イオンと
反応させて除去するための汚水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の汚水処理装置としては、従来、
次のようなものが知られている。
【0003】すなわち、処理すべき汚水が収納される汚
水収納槽を設け、その槽内に水不溶性リン酸塩形成金属
からなる電極を一組以上配置しておき、これらの電極間
に電圧を印加して電気化学的に不溶性リン酸塩形成金属
イオンを汚水中に溶出させることで、リン酸を水不溶性
リン酸塩にして沈殿除去するようにした装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような汚水処理装
置においては、汚水処理の進行に伴って電極が消耗して
いくため、定期的に電極を交換する必要があるが、電極
は通常、電極保持板などにボルト及びナットなどのネジ
部材で固定されているため、ネジ部材の取り外し及び取
り付けの作業を行わなければならない。
【0005】このような作業は煩わしくまた時間もかか
るうえ、作業の際にネジ部材や電極を汚水収納槽内に落
とすおそれがあった。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、その課題は、電極の交換を簡単にしかも
短時間で確実に行うことのできる汚水処理装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、汚水収
納槽と、この汚水収納槽に一部収納状に配され、その汚
水中のリン酸を沈殿除去するための鉄イオンまたはアル
ミニウムイオンを電気分解により溶出する電極と、この
電極に電解用電流を供給するための電源とを備え、電極
が、少なくとも一組の電極本体と、電極本体の上方に設
けられ電極本体を保持するための保持体と、この保持体
の上部に設けられ保持体を持つためのハンドルとを有す
るカートリッジからなり、このカートリッジの保持体に
係止部が設けられており、汚水収納槽に、カートリッジ
の係止部に着脱可能に係止されてカートリッジを汚水収
納槽に固定するためのワンタッチ式固定用金具が設けら
れてなる汚水処理装置が提供される。
【0008】汚水収納槽には、電気分解処理に供される
汚水が収納される。電極は、電気分解により鉄イオンま
たはアルミニウムイオンを汚水収納槽に溶出する。電源
は電極に電気分解のための電流を供給する。
【0009】電極は、少なくとも一組の電極本体と、電
極本体の上方に設けられ電極本体を保持するための保持
体と、この保持体の上部に設けられ保持体を持つための
ハンドルとを有するカートリッジからなる。電極本体
は、例えば長方形板状のものが2枚一組で所定組、保持
体に吊り下げ状に保持される。保持体は、任意の形状や
構造をとることができるが、例えば、汚水収納槽の上方
開口の一部または全部を覆う蓋を兼ねるようなものであ
るのがより好ましい。ハンドルは電極の交換作業や点検
作業を容易にする。
【0010】電極の交換は、電極本体と保持体とハンド
ルとを有するカートリッジを新しいものに取り替えるこ
とにより行う。
【0011】一組の電極本体は例えば、両方とも鉄(も
しくはアルミニウム)板であり、または一方が鉄(もし
くはアルミニウム)であり他方が不溶性金属板である。
前者の場合は、所望により電極極性反転を行うことで電
極本体の不動態化を防止することができる。また、後者
の場合は、鉄(もしくはアルミニウム)電極本体をアノ
ードとし、不溶性金属電極本体をカソードとする。ここ
で、不溶性金属電極本体としては、例えば銀電極本体や
白金電極本体などがある。また、一組の電極本体は例え
ば、電気絶縁性スペーサなどに固定され、相互の間隔が
一定に保たれているのが好ましい。
【0012】電気分解により汚水収納槽に溶出した鉄イ
オンまたはアルミニウムイオンは、汚水中のリン酸(オ
ルトリン酸)と反応して、水不溶性リン化合物(Fe
(OH)x (PO4 y またはAl(OH)x (P
4 y )となって凝集し、汚水収納槽に沈殿して堆積
する。
【0013】カートリッジの保持体には、例えば対向側
部の外面に一対の係止部が設けられる。この係止部は、
汚水収納槽に設けられる固定用金具を係止する。すなわ
ち、汚水収納槽には、例えば対向側壁の上部外面にワン
タッチ式固定用金具が設けられる。この金具は汚水収納
槽に一部収納状に配されたカートリッジの係止部に着脱
可能に係止される。そして、カートリッジが汚水収納槽
に固定される。
【0014】本発明に係る汚水処理装置は、より好まし
くは、カートリッジのうちの電極本体を密閉状に収納し
てカートリッジの運搬に供するための通箱をさらに備
え、この通箱に、カートリッジの係止部に着脱可能に係
止されてカートリッジを通箱に固定するためのワンタッ
チ式固定用金具が設けられる。
【0015】通箱は、電極交換用の新しいカートリッジ
を収納して汚水処理槽まで運搬するとともに、交換され
た使用ずみの古いカートリッジを収納して回収するため
に繰り返し使用される。ここで、通箱に電極本体を密閉
状に収納する機能を持たせたのは、古いカートリッジに
おける電極本体が、腐食した状態でそれに付着した汚泥
などとともに汚水中から引き上げられるためである。
【0016】このような通箱には、例えば対向側壁の上
部外面にワンタッチ式固定用金具が設けられる。この金
具は、カートリッジの係止部に着脱可能に係止されて、
カートリッジが通箱に固定される。この金具は、汚水収
納槽に設けられるものと同一のものであるのが好まし
い。
【0017】本発明に係る汚水処理装置は、より好まし
くは、保持体に、電極本体を増設することのできる増設
部が設けられる。すなわち、保持体を例えば、汚水収納
槽の上方開口の全部を覆う板状の蓋を兼ねるようなもの
で構成したときに、その保持体の下面に増設部が設けら
れる。そして、汚水処理槽に流入する汚水の量が標準よ
りも多いときに、この増設部を用いて所定組の電極本体
を増設し、そのカートリッジを汚水処理槽に固定する。
【0018】保持体がこのように構成されている場合に
は、汚水処理槽に流入する汚水の量に応じた効率のよい
電解を行うことが可能になる。
【0019】本発明に係る汚水処理装置は、より好まし
くは、電極本体が板状のものであり、ハンドルは、その
長手方向が電極本体の板状面に対してほぼ平行になるよ
うに設けられる。
【0020】ハンドルがこのように構成されていると、
電極交換などの作業をする者がハンドルを持ったときに
電極本体の板状面が身体に対してほぼ平行になる。した
がって、電極本体の縁部によって作業をする者が怪我を
するおそれを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1つの実施の形態
を図面に基づいて説明する。なお、これによって本発明
が限定されるものではない。
【0022】図1〜図3に示すように、本発明の1つの
実施の形態に係る汚水処理装置D1は、汚水収納槽1
と、この汚水収納槽1に一部収納状に配された電極用カ
ートリッジ2と、このカートリッジ2に電流を供給する
ための直流電源(図示略)とを備えてなる。
【0023】汚水収納槽1は、1つの底壁5と、二組の
対向側壁6・7・8・9とを有し、平面形状がほぼ方形
の箱からなり、屎尿廃水や生活廃水などの処理すべき汚
水が収納される。汚水収納槽1の1つの側壁7の上方に
は、電解処理すべき汚水を汚水収納槽1へ流入させるた
めの汚水流入管10が配され、他の1つの側壁8の上部
には、電解処理後の汚水を汚水収納槽1から流出させる
ための汚水流出管11が設けられている。
【0024】カートリッジ2は、二組の電極本体3・4
と、これらの電極本体3・4の上方に設けられ電極本体
3・4を保持するための保持体12と、この保持体12
の上部に設けられ保持体12を持つためのハンドル13
とを有する。
【0025】各組の電極本体3・4はいずれも長方形板
状の鉄板であり、吊り下げ状に保持されており、汚水中
のリン酸を除去する鉄イオンを電気分解により溶出させ
る。一組の電極本体3・4は、これらの上端に取り付け
られた塩化ビニル樹脂製の電気絶縁性スペーサ14によ
り、それらの間隔が一定に保たれている。
【0026】保持体12は、汚水収納槽1の上方開口の
ほぼ全部を覆う板状の蓋を兼ねるようなものである。保
持体12とスペーサ14とは、保持体12の下面にネジ
止めされかつスペーサ14の上面にネジ止めされた保持
板15を介して、一体化されている。
【0027】保持体12には、対向側部の外面に一対の
係止部16が設けられている。一方、汚水収納槽1に
は、一組の対向側壁6・7の上部外面にワンタッチ式固
定用金具17が設けられている。これらの金具17は汚
水収納槽1に一部収納状に配されたカートリッジ2の係
止部16に着脱可能に係止される。そして、カートリッ
ジ2が汚水収納槽1に固定される。
【0028】図4に示すように、保持体12の保持板1
5には、電極本体3・4を二組増設することのできる増
設部としての2つのネジ孔18が設けられている。そし
て、汚水処理槽1が大容量型のときに、図5に示すよう
に、これらのネジ孔18にネジ部材19を嵌めることで
二組の電極本体3・4を増設する。これにより、汚水処
理槽1の大きさに応じた効率のよい電解を行うことが可
能になる。
【0029】この汚水処理装置D1 は、図6に示すよう
に、カートリッジ2のうちの電極本体3・4を密閉状に
収納してカートリッジ2の運搬に供するための通箱20
をさらに備えている。この通箱20には、一組の対向側
壁6・7の上部外面にワンタッチ式固定用金具17が設
けられている。これらの金具17は、汚水収納槽1に設
けられたものと同じであり、カートリッジ2の係止部1
6に着脱可能に係止されてカートリッジ2を通箱20に
固定する。
【0030】通箱20は、電極交換用の新しいカートリ
ッジ2を収納して汚水処理槽1まで運搬するとともに、
交換された使用ずみの古いカートリッジ2を収納して回
収するために繰り返し使用される。
【0031】ここで、通箱20に電極本体3・4を密閉
状に収納する機能を持たせたのは、古いカートリッジ2
における電極本体3・4が腐食した状態でそれに付着し
た汚泥などとともに汚水中から引き上げられるため、周
辺の環境の悪化を防ぐ必要があるからである。
【0032】カートリッジ2におけるハンドル13は、
その長手方向が電極本体3・4の板状面に対してほぼ平
行になるように設けられている。
【0033】これは、電極交換などの作業をする者がハ
ンドル13を用いて保持体12及び電極本体3・4を持
ったときに電極本体3・4の板状面が身体に対してほぼ
平行になり、したがって電極本体3・4の縁部によって
作業をする者が怪我をするおそれを防止するためであ
る。
【0034】図7及び図8に示すように、この汚水処理
装置D1 は小型合併処理浄化槽101に組み込まれてい
る。
【0035】浄化槽101の内部は、屎尿廃水と生活廃
水との混合した汚水が流入する流入管102の側から、
汚水処理ずみの水を外部へ放流する放流管103の側に
かけて、汚水浄化処理の工程順に応じて複数の槽が区画
形成された槽構造にされている。104は流入管102
側の最前部に区画形成された第1嫌気濾床槽である。こ
の第1嫌気濾床槽104では、屎尿廃水や生活廃水の中
に混入していて浄化処理できない夾雑物を沈澱分離させ
て除去する。
【0036】第1嫌気濾床槽104には嫌気性微生物の
濾床である第1嫌気濾床105が設けられており、第1
嫌気濾床105に微生物を棲息させることで嫌気処理を
行うようにされている。第1嫌気濾床105は、流入水
や逆洗廃水が一時的に流入した際の水流によって沈澱物
が巻き上げられて浮遊物質となって次の槽へ流出するの
を抑えて、次の槽の負荷を下げることができる。
【0037】106は第1嫌気濾床槽104に隣接して
区画形成された次の第2嫌気濾床槽である。第2嫌気濾
床槽106では、第2嫌気濾床107に嫌気性微生物を
棲息させることで嫌気処理を行うようにされている。
【0038】108は第2嫌気濾床槽106に隣接して
区画形成された次の好気濾床槽である。第1嫌気濾床槽
104と第2嫌気濾床槽106とは垂直な隔壁109で
仕切られている。隔壁109の上部には、隔壁109を
貫通する移流口110が開口形成されている。そして、
移流口110に移流管111が嵌められている。第2嫌
気濾床槽106と次の好気濾床槽108とは垂直な隔壁
112で仕切られている。隔壁112の上部には、隔壁
112を貫通する移流口113が開口形成されている。
そして、移流口113に移流管114が嵌められてい
る。
【0039】第1嫌気濾床槽104から移流管111を
通って第2嫌気濾床槽106へ移流してきた汚水は、第
2嫌気濾床107を下降流で通過した後、移流管114
を通って次の好気濾床槽108へ送り込まれる。
【0040】第2嫌気濾床槽106に設けられた第2嫌
気濾床107により、ある程度のSSが捕捉される。捕
捉されたSSは、徐々に嫌気分解されて溶解性のものに
なっ1いったり、第2嫌気濾床槽106の底に汚泥とし
て貯留されたりする。また、第2嫌気濾床107では有
機性の窒素がアンモニア性の窒素に嫌気分解される。
【0041】好気濾床槽108には、好気性微生物の濾
床である好気濾床115が設けられており、好気濾床1
15に好気性微生物を棲息させることで好気処理を行う
ようにされている。好気濾床槽108の底部付近には、
曝気装置の曝気管116が横設状態に配されている。曝
気装置は、曝気管116から空気を吹き出すことで、好
気濾床槽108の好気濾床115に棲息する好気性微生
物に酸素を供給する。
【0042】125は前記曝気装置に切換可能に接続さ
れ好気濾床115の下方に設けられた逆洗管であり、こ
の逆洗管125から空気を吹き出すことで、好気濾床1
15に付着した生物膜を剥離させる。117は好気濾床
槽108に隣接して区画形成された次の沈殿槽である。
沈殿槽117では、好気濾床槽108で好気処理され、
濾過されて移流してきた処理水を静置貯蔵する。
【0043】118は沈殿槽117の上部に区画形成さ
れた消毒槽である。消毒槽118は、沈殿槽117で処
理された後の上澄み水を消毒処理して、放流管103か
ら外部へ排出するようにされている。
【0044】好気濾床槽108と次の沈殿槽117との
間は、下部を残して垂直な隔壁119で仕切られてい
る。第2嫌気濾床槽106から移流管114を通って好
気濾床槽108へ移流してきた汚水は、好気濾床115
を下降流で通過した後、次の沈殿槽117へ送り込まれ
る。
【0045】好気濾床槽108の上部から第1嫌気濾床
槽104の上部にかけて、処理水中の上澄み水を返送す
るための返送管122が配されている。そして、好気濾
床槽108からリフト管123により汲み上げられた上
澄み水は、分水計量装置124、返送管122を経て汚
水処理装置D1 に送られてリン除去処理に供された後
に、第1嫌気濾床槽104へ戻される。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、汚水収納
槽と、この汚水収納槽に一部収納状に配され、その汚水
中のリン酸を沈殿除去するための鉄イオンまたはアルミ
ニウムイオンを電気分解により溶出する電極と、この電
極に電解用電流を供給するための電源とを備え、電極
が、少なくとも一組の電極本体と、電極本体の上方に設
けられ電極本体を保持するための保持体と、この保持体
の上部に設けられ保持体を持つためのハンドルとを有す
るカートリッジからなり、このカートリッジの保持体に
係止部が設けられており、汚水収納槽に、カートリッジ
の係止部に着脱可能に係止されてカートリッジを汚水収
納槽に固定するためのワンタッチ式固定用金具が設けら
れている。したがって、古くなったカートリッジをワン
タッチで新しいものに取り替えることで、電極の交換を
簡単にしかも短時間で確実に行うことができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、カートリッ
ジのうちの電極本体を密閉状に収納してカートリッジの
運搬に供するための通箱をさらに備え、この通箱に、カ
ートリッジの係止部に着脱可能に係止されてカートリッ
ジを通箱に固定するためのワンタッチ式固定用金具が設
けられている。したがって、通箱により、電極交換用の
新しいカートリッジを収納して汚水処理槽まで運搬する
とともに、交換された使用ずみの古いカートリッジを収
納して簡単に回収することができる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、保持体に、
電極本体を増設することのできる増設部が設けられてい
る。したがって、汚水処理槽の大きさに基づいて、この
増設部を用いて所定組の電極本体を増設すれば、汚水処
理槽に応じた効率のよい電解を行うことが可能になる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、電極本体が
板状のものであり、ハンドルは、その長手方向が電極本
体の板状面に対してほぼ平行になるように設けられてい
る。したがって、電極交換などの作業をする者がハンド
ルを用いて保持体及び電極本体を持ったときに電極本体
の板状面が身体に対してほぼ平行になり、電極本体の縁
部によって作業をする者が怪我をするおそれを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係る汚水処理装置
の正面断面図である。
【図2】図1の汚水処理装置の平面図である。
【図3】図1の汚水処理装置の側面図である。
【図4】図1の汚水処理装置を構成する電極用カートリ
ッジの正面断面図である。
【図5】図4のカートリッジに電極本体を増設したとき
の正面断面図である。
【図6】図4のカートリッジの運搬に供するための通箱
の正面断面図である。
【図7】図1の汚水処理装置が組み込まれた合併処理浄
化槽の内部を正面から見た構成説明図である。
【図8】図7の合併処理浄化槽の内部を上面から見た構
成説明図である。
【符号の説明】
1 汚水処理装置 1 汚水収納槽 2 電極用カートリッジ 3 電極本体 4 電極本体 12 保持体 13 ハンドル 14 スペーサ 15 保持板 16 係止部 17 固定用金具 18 ネジ孔(増設部) 19 ネジ部材 20 通箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 3/00 Fターム(参考) 4D027 AA01 AA12 AB01 AB12 BA04 BA05 4D038 AB46 AB47 BA01 BB19 4D061 AA08 AB09 AC13 BA02 BA03 BB01 BB04 BB27 BB28 BB30 BD06 CA15 4D062 BA19 BB01 CA01 CA03 FA12 FA25 FA26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水収納槽と、この汚水収納槽に一部収
    納状に配され、その汚水中のリン酸を沈殿除去するため
    の鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気分解により
    溶出する電極と、この電極に電解用電流を供給するため
    の電源とを備え、 電極が、少なくとも一組の電極本体と、電極本体の上方
    に設けられ電極本体を保持するための保持体と、この保
    持体の上部に設けられ保持体を持つためのハンドルとを
    有するカートリッジからなり、このカートリッジの保持
    体に係止部が設けられており、 汚水収納槽に、カートリッジの係止部に着脱可能に係止
    されてカートリッジを汚水収納槽に固定するためのワン
    タッチ式固定用金具が設けられてなる汚水処理装置。
  2. 【請求項2】 カートリッジのうちの電極本体を密閉状
    に収納してカートリッジの運搬に供するための通箱をさ
    らに備え、この通箱に、カートリッジの係止部に着脱可
    能に係止されてカートリッジを通箱に固定するためのワ
    ンタッチ式固定用金具が設けられている請求項1記載の
    汚水処理装置。
  3. 【請求項3】 保持体に、電極本体を増設することので
    きる増設部が設けられている請求項1または2記載の汚
    水処理装置。
  4. 【請求項4】 電極本体が板状のものであり、ハンドル
    は、その長手方向が電極本体の板状面に対してほぼ平行
    になるように設けられている請求項1〜3のいずれか1
    つに記載の汚水処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002273445A (ja) * 2001-03-19 2002-09-24 Sanyo Electric Co Ltd 汚水処理装置用電解処理槽

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