JP3796032B2 - 汚水処理装置 - Google Patents
汚水処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3796032B2 JP3796032B2 JP35787797A JP35787797A JP3796032B2 JP 3796032 B2 JP3796032 B2 JP 3796032B2 JP 35787797 A JP35787797 A JP 35787797A JP 35787797 A JP35787797 A JP 35787797A JP 3796032 B2 JP3796032 B2 JP 3796032B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewage
- electrolysis
- electrode
- treatment apparatus
- constant current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/46—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
- C02F1/461—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
- C02F1/463—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrocoagulation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/46—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
- C02F1/461—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
- C02F1/46104—Devices therefor; Their operating or servicing
- C02F1/46109—Electrodes
- C02F2001/46133—Electrodes characterised by the material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F2201/00—Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
- C02F2201/46—Apparatus for electrochemical processes
- C02F2201/461—Electrolysis apparatus
- C02F2201/46105—Details relating to the electrolytic devices
- C02F2201/4612—Controlling or monitoring
- C02F2201/46125—Electrical variables
- C02F2201/4613—Inversing polarity
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F2201/00—Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
- C02F2201/46—Apparatus for electrochemical processes
- C02F2201/461—Electrolysis apparatus
- C02F2201/46105—Details relating to the electrolytic devices
- C02F2201/4612—Controlling or monitoring
- C02F2201/46125—Electrical variables
- C02F2201/46135—Voltage
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F2201/00—Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
- C02F2201/46—Apparatus for electrochemical processes
- C02F2201/461—Electrolysis apparatus
- C02F2201/46105—Details relating to the electrolytic devices
- C02F2201/4612—Controlling or monitoring
- C02F2201/46125—Electrical variables
- C02F2201/4614—Current
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Hydrology & Water Resources (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
- Activated Sludge Processes (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は汚水処理装置に関し、さらに詳しくは、屎尿廃水や生活廃水などの汚水に含まれるリン酸を電気分解により溶出した金属イオンと反応させて除去するための汚水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の汚水処理装置としては、従来、次のようなものが知られている。
【0003】
すなわち、処理すべき汚水が収納される汚水収納槽を設け、その槽内に不溶性リン酸塩形成金属からなる電極を一組以上配置しておき、これらの電極間に電圧を印加して電気化学的に不溶性リン酸塩形成金属イオンを汚水中に溶出させることで、リン酸を不溶性塩にして除去するようにした装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような汚水処理装置においては、場合により、電極の表面に不動態皮膜とよばれる耐蝕性酸化皮膜が形成される結果、水不溶性リン酸塩形成金属イオンの溶出が減少したり停止したりするおそれがある(不動態化)。
【0005】
このような不動態化が起こると、汚水中のリン酸を水不溶性リン酸塩にして除去することが困難になったり不可能になったりする。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、汚水中に水不溶性リン酸塩形成金属イオンを電気化学的に溶出させる際の不動態化を防止して、汚水中のリン酸を安定的に除去することのできる汚水処理装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの観点によれば、汚水浄化処理の工程順に応じて複数の槽が区画形成された槽構造を有し流入した汚水を処理して外部に放流する浄化槽の汚水からリン除去処理を行うための汚水処理装置であって、汚水流入口及び汚水流出口が形成された汚水収納槽と、この汚水収納槽に配され、その汚水中のリン酸を除去する鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気分解により溶出させるための複数組の板状の電極と、この電極に電解用定電流を供給するための電源と、を備えた汚水処理装置において、電解中の電流密度を、前記鉄イオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.1〜5.0mA/cm2 の範囲内に維持し、前記アルミニウムイオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.2〜6.0mA/cm2 の範囲内に維持して定電流電解を行うように制御する制御部を備えてなることを特徴とする汚水処理装置が提供される。
また、汚水浄化処理の工程順に応じて複数の槽が区画形成された槽構造を有し流入した汚水を処理して外部に放流する浄化槽の汚水からリン除去処理を行うための汚水処理装置であって、汚水流入口及び汚水流出口が形成された汚水収納槽と、この汚水収納槽に配され、その汚水中のリン酸を除去する鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気分解により溶出させるための複数組の板状の電極と、この電極に電解用定電流を供給するための電源と、を備えた汚水処理装置において、電解中の電流密度は前記電極の汚水中への浸漬面積を変化させることで変更できるものであるとともに、この電流密度を、前記鉄イオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.1〜5.0mA/cm 2 の範囲内に維持し、前記アルミニウムイオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.2〜6.0mA/cm 2 の範囲内に維持して定電流電解を行うように制御する制御部を備えてなることを特徴とする汚水処理装置が提供される。
さらに、汚水浄化処理の工程順に応じて複数の槽が区画形成された槽構造を有し流入した汚水を処理して外部に放流する浄化槽の汚水からリン除去処理を行うための汚水処理装置であって、汚水流入口及び汚水流出口が形成された汚水収納槽と、この汚水収納槽に配され、その汚水中のリン酸を除去する鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気分解により溶出させるための複数組の板状の電極と、この電極に電解用定電流を供給するための電源と、を備えた汚水処理装置において、各組の電極は、電気絶縁性スペーサにより相互の間隔が一定に保たれるようにするとともに、電解中の電流密度を、前記鉄イオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.1〜5.0mA/cm 2 の範囲内に維持し、前記アルミニウムイオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.2〜6.0mA/cm 2 の範囲内に維持して定電流電解を行うように制御する制御部を備えてなることを特徴とする汚水処理装置が提供される。
【0008】
汚水収納槽は、電気分解処理に供される汚水が収納される。電極は、例えば長方形板状のものが2枚一組で所定組配され、電気分解により鉄イオンまたはアルミニウムイオンを汚水収納槽に溶出させる。電源は、各組の電極に電気分解のための電流を供給する。
【0009】
一組の電極は例えば、両方とも鉄及びアルミニウムのうちの1つから、または一方が鉄及びアルミニウムのうちの1つから他方が不溶性金属から構成される。前者の場合は、所望により電極の極性反転を行うことで電極の不動態化を防止することができる。また、後者の場合は、鉄及びアルミニウムのうちの1つから構成された電極をアノードとし、不溶性金属から構成された電極をカソードとする。ここで、不溶性金属から構成された電極としては、例えば銀や白金などの電極がある。また、一組の電極は例えば、把手部のある電気絶縁性スペーサなどに固定され、相互の間隔が一定に保たれているのが好ましい。
【0010】
汚水収納槽に溶出した鉄イオンまたはアルミニウムイオンは、汚水中のリン酸(オルトリン酸)と反応して水不溶性リン化合物(Fe(OH)x (PO4 )y またはAl(OH)x (PO4 )y )となって凝集し、汚水収納槽に沈殿する。
【0011】
制御部は、電解中の電流密度を一定範囲内に維持して定電流電解を行うように制御するものである。ここで、定電流電解の際に電流密度を常に一定範囲内に維持するのは、本発明者が研究の結果、▲1▼不動態化と電解時の電流密度との間にはなんらかの相関関係があること、▲2▼電流密度が小さすぎると不動態化が起こること、▲3▼電流密度が適切であると不動態化を防止できること、を突き止めたからである。
【0012】
すなわち、前記鉄イオンを溶出させるような定電流電解を行った場合の適切な電流密度は0.1〜5.0mA/cm2 であり、前記アルミニウムイオンを溶出させるような定電流電解を行った場合の適切な電流密度は0.2〜6.0mA/cm2 であることが実験から判明した。ここで、電流密度がそれぞれの下限値に満たないときは不動態化が起こり、それぞれの上限値を越えたときは電極間電圧が高くなりすぎて汚水処理装置の管理者などが感電するおそれがある。
【0013】
これらの電流密度は、前記鉄イオン溶出の場合、より好ましくは0.2〜4.0mA/cm2 、もっとも好ましくは0.4〜3.0mA/cm2 であり、前記アルミニウムイオン溶出の場合、より好ましくは0.3〜5.0mA/cm2 、もっとも好ましくは0.6〜4.0mA/cm2 であることも判明した。
【0014】
本発明に係る汚水処理装置は、すべての電極が、鉄及びアルミニウムのうちの一方から構成され、制御部が、電源に電極の極性反転を指示する機能を有し、前記定電流電解を行う際に制御部が30分間〜5日間ごとに1回の極性反転を指示するように構成されているのが好ましい。一定時間ごとに電極の極性反転を行うことで、電極の不動態化をよりいっそう確実に防止して、電気分解の効率化を図ることができるからである。
【0015】
この極性反転は、30分未満の一定時間ごとに1回行うと、前記鉄イオンまたは前記アルミニウムイオンの充分な溶出をさせることができず、一方、5日間を越える一定時間ごとに1回行うと、電極表面に不動態皮膜が形成されてしまったときにその皮膜が安定化するおそれがあり、極性反転を行っても不動態皮膜を完全に剥離させることができない。
【0016】
本発明の別の観点によれば、汚水収納槽と、汚水中のリン酸を除去する鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気分解により溶出させるための電極と、この電極に電解用電流を供給するための電源と、前記鉄イオン溶出のために0.1mA/cm2 に満たない電流密度で定電流電解を行う際に電流密度を定期的かつ一時的に0.1〜5.0mA/cm2 に上昇させるように、前記アルミニウムイオン溶出のために0.2mA/cm2 に満たない電流密度で定電流電解を行う際に電流密度を定期的かつ一時的に0.2〜6.0mA/cm2 に上昇させるように制御する制御部とを備えてなることを特徴とする汚水処理装置が提供される。
【0017】
制御部は、電解中の電流密度を定期的かつ一時的に上昇させて定電流電解を行うように制御するものである。すなわち、0.1mA/cm2 に満たない電流密度で前記鉄イオンを溶出させるような定電流電解を行った場合において、制御部が、電流密度を定期的かつ一時的に0.1〜5.0mA/cm2 に上昇させるように制御する。また、0.2mA/cm2 に満たない電流密度で前記アルミニウムイオンを溶出させるような定電流電解を行った場合において、制御部が、電流密度を定期的かつ一時的に0.2〜6.0mA/cm2 に上昇させるように制御する。
【0018】
ここで、「定期的かつ一時的に」電流密度を上昇させるとは、例えば数時間ごとに数分間だけ電流密度を上昇させることを意味する。このような電流密度の上昇によって、電極表面に不動態皮膜が形成されるのを防止し、あるいは形成された不動態皮膜を破壊除去しようとする。
【0019】
本発明に係る汚水処理装置は、すべての電極が、鉄及びアルミニウムのうちの一方から構成され、制御部が、電源に電極の極性反転を指示する機能を有し、前記定電流電解を行う際に制御部が6時間〜7日間ごとに1回の極性反転を指示するように構成されているのが好ましい。一定時間ごとに電極の極性反転を行うことで、電極の不動態化をよりいっそう確実に防止して、電気分解の効率化を図ることができるからである。
【0020】
この極性反転は、6時間未満の一定時間ごとに1回行うと、前記鉄イオンまたは前記アルミニウムイオンの充分な溶出をさせることができず、一方、7日間を越える一定時間ごとに1回行うと、電極表面に不動態皮膜が形成されてしまったときにその皮膜が安定化するおそれがあり、極性反転を行っても不動態皮膜を完全に剥離させることができない。
【0021】
前記の1つの観点または別の観点に係る汚水処理装置は、電解中の電極間電圧が25V以上になるとそれを外部へ報知する視覚的報知部(例えばLEDランプなど)及び/または聴覚的報知部(例えばブザーなど)をさらに備えているのが好ましい。
【0022】
電極間電圧が25V以上になると、汚水処理装置の管理者などが誤って感電するおそれがあるため、これらの報知部を設けておけば、感電の危険性を避けることができる。
【0023】
また、これらの汚水処理装置は、制御部がさらに、電解中の電極間電圧が25V以上になると電解を停止させる機能を有しているのが好ましい。このような制御部が設けられていれば、自動制御により前記の感電の危険性を避けることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の2つの実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、これらによって本発明が限定されるものではない。
【0025】
実施の形態1
図1に示すように、本発明の1つの実施の形態に係る汚水処理装置D1 は、1つの汚水収納槽1と、4組の電極2・3と、各組の電極2・3に電流を供給するための直流電源(図示略)と、4個の電極保持体4とを備えてなる。
【0026】
図2に示すように、汚水収納槽1は平面形状がほぼ方形の箱からなり、屎尿廃水や生活廃水などの処理すべき汚水が収納される。汚水収納槽1の対向側壁の上部には、汚水流入口1a及び汚水流出口1bが形成されている。また、汚水収納槽1の底には、左右方向に延びる2本の底部位置決め棒5が設けられている。そして、これらの底部位置決め棒5の内側には、縦方向に延びる合計6本の左右位置決め棒6が設けられている。
【0027】
各組の電極2・3はいずれも長方形板状の鉄製であり、汚水中のリン酸を除去する鉄イオンを電気分解により溶出させる。図3及び図4に拡大して示すように、一組の電極2・3は、これらの上端に取り付けられた塩化ピニル樹脂製の電気絶縁性スペーサ7により、それらの間隔が一定に保たれている。スペーサ7には把手部7aが設けられている。
【0028】
電極2・3の上端には接続用端子8が設けられている。これらの端子8はリード線9を介してコネクタ10に接続されている。コネクタ10は前記電源に接続される。なお、一組の電極2・3と、1つのスペーサ7と、2つの端子8と、2つのリード線9と、1つのコネクタ10とからなる集合体を説明の便宜上、電極体11と称する。
【0029】
図3及び図4に拡大して示すように、電極保持体4は、平面形状が長方形の箱状のものであり、ポリプロピレン樹脂製である。電極保持体4の左右両側壁は、隣り合う電極保持体4どうしを仕切るための電気絶縁性仕切板4aにされている。電極保持体4の前後両端は、ともに長方形の汚水流入口4b及び汚水流出口4cにされている。
【0030】
また、電極保持体4の上下両面は、周縁部を残して中央が長方形に切り欠かれて、それぞれ電極着脱口4d及び曝気口4eにされている。さらに、電極保持体4の左右幅(2つの仕切板4aの外面どうしの間隔)は、汚水収納槽1内における、隣り合う2つの左右位置決め棒6どうしの間隔にほぼ等しくされている。
なお、電極保持体4の上面における2つの円形孔4fは、スペーサ7を電極保持体4の上面にネジ止めするためのものである。
【0031】
このように構成された電極保持体4は、汚水収納槽1内に取出し可能に配される。すなわち、槽内に設けられた底部位置決め棒5及び左右位置決め棒6により定位置にゆるやかに固定される。
【0032】
また、電極体11は、電極保持体4に電極着脱口4dから嵌め込まれてスペーサ7が電極保持体4にネジ止めされることで、電極保持体4に着脱可能に保持される。したがって、電極2・3の点検や交換の作業を簡単かつ短時間に行うことができる。また、一組の電極2・3及び電極保持体4の2つの仕切板4aは、互いに平行になっている。したがって、電極保持体4内の汚水中のSSは各電極2・3の電極面に沿って汚水流入口4aから汚水流出口4bの方へ滞りなく流れる。
【0033】
図1及び図2に示すように、電極保持体4の底面中央は、左右方向へ延びる凹溝部1cにされている。そして、この凹溝部1cに1つの曝気管12が嵌められている。
【0034】
曝気管12は、この汚水処理装置D1 が備える曝気装置の一部である。すなわち、この曝気装置は、汚水収納槽1外に設けられた給気用ブロア(図示略)と、このブロアに接続されて槽内へ延びる給気管(図示略)と、この給気管に接続されて槽底部に配された曝気管12とを備えてなる。
【0035】
電極保持体4の曝気口4eを通して曝気管12から曝気を行うことにより、電極2・3及び仕切板4aの洗浄の効果をいっそう上げることができる。
【0036】
図5に示すように、この汚水処理装置D1 は小型合併処理浄化槽101に組み込まれている。
【0037】
浄化槽101の内部は、屎尿廃水と生活廃水との混合した汚水が流入する流入管102の側から、汚水処理ずみの水を外部へ放流する放流管103の側にかけて、汚水浄化処理の工程順に応じて複数の槽が区画形成された槽構造にされている。
【0038】
104は流入管102側の最前部に区画形成された第1嫌気濾床槽である。この第1嫌気濾床槽104では、屎尿廃水や生活廃水の中に混入していて浄化処理できない夾雑物を沈澱分離させて除去する。
【0039】
第1嫌気濾床槽104には嫌気性微生物の濾床である嫌気濾床105が設けられており、嫌気濾床105に微生物を棲息させることで嫌気処理を行うようにされている。嫌気濾床105は、流入水や逆洗廃水が一時的に流入した際の水流によって沈澱物が巻き上げられて浮遊物質となって次の槽へ流出するのを抑えて、次の槽の負荷を下げることができる。
【0040】
106は第1嫌気濾床槽104に隣接して区画形成された次の第2嫌気濾床槽である。第2嫌気濾床槽106では、嫌気濾床107に嫌気性微生物を棲息させることで嫌気処理を行うようにされている。
【0041】
108は第2嫌気濾床槽106に隣接して区画形成された次の生物膜濾過槽である。
【0042】
第1嫌気濾床槽104と第2嫌気濾床槽106とは垂直な隔壁109で仕切られている。隔壁109の上部には、隔壁109を貫通する移流口110が開口形成されている。そして、移流口110に移流管111が嵌められている。
【0043】
第2嫌気濾床槽106と次の生物膜濾過槽108とは垂直な隔壁112で仕切られている。隔壁112の上部には、隔壁112を貫通する移流口113が開口形成されている。そして、移流口113に移流管114が嵌められている。第1嫌気濾床槽104から移流管111を通って第2嫌気濾床槽106へ移流してきた汚水は、嫌気濾床107を下降流で通過した後、移流管114を通って次の生物膜濾過槽108へ送り込まれる。
【0044】
第2嫌気濾床槽106に設けられた嫌気濾床107により、ある程度のSSが捕捉される。捕捉されたSSは、徐々に嫌気分解されて溶解性のものになっていったり、第2嫌気濾床槽106の底に汚泥として貯留されたりする。また、嫌気濾床107では有機性の窒素がアンモニア性の窒素に嫌気分解される。
【0045】
生物膜濾過槽108には、好気性微生物の濾床である好気濾床115が設けられており、好気濾床115に好気性微生物を棲息させることで好気処理を行うようにされている。生物膜濾過槽108の底部付近には、曝気装置の曝気管116が横設状態に配されている。曝気装置は、曝気管116から空気を吹き出すことで、生物膜濾過槽108の好気濾床115に棲息する好気性微生物に酸素を供給する。
【0046】
117は生物膜濾過槽108に隣接して区画形成された次の処理水槽である。処理水槽117では、生物膜濾過槽108で好気処理され、濾過されて移流してきた処理水を静置貯蔵する。
【0047】
118は処理水槽117の上部に区画形成された消毒槽である。消毒槽118は、処理水槽117で処理された後の上澄み水を消毒処理して、放流管103から外部へ排出するようにされている。
【0048】
生物膜濾過槽108と次の処理水槽117との間には垂直な隔壁119で仕切られている。隔壁119の上部には、隔壁119を貫通する移流口120が開口形成されている。そして、移流口120に移流管121が嵌められている。第2嫌気濾床槽106から移流管114を通って生物膜濾過槽108へ移流してきた汚水は、好気濾床115を下降流で通過した後、移流管121を通って次の処理水槽117へ送り込まれる。
【0049】
処理水槽117の上部から第1嫌気濾床槽104の上部にかけて、処理水中の上澄み水を返送するための返送管122が配されている。そして、処理水槽117からリフト管123により汲み上げられた上澄み水は、分水計量装置124、返送管122を経て汚水処理装置D1 に送られてリン除去処理に供された後に、第1嫌気濾床槽104へ戻される。
【0050】
図5において、125は汚水処理装置D1 が備えている制御部を、126は電源をそれぞれ示している。電源126は、汚水収納槽1の内部に配された電極2・3に電気分解のための電流を供給する。127は汚水収納槽1の外部に設けられた給気用ブロアを示す。ブロア127は、汚水収納槽1の内部の電極2・3及び仕切板4aに曝気を施すことでこれらの面を洗浄するための曝気装置の一部である。
【0051】
浄化槽101に流入する汚水の量を1日1200リットルとし、浄化槽101内の循環流量は6000リットルとする。このとき、汚水収納槽1の内部に配された電極2・3には電流を約650mA流す(鉄イオンの溶出量はモル比Fe/P=1.5〜2.5になるように制御すればよい)。各電極体11の電極間距離は25mmとされ、電極間電圧は常にモニターできるようにされている。なお、電流密度は電極2・3の浸漬面積を変化させることで変更できる。
【0052】
制御部125は、前記鉄イオン溶出のために電解する際の電流密度を常に0.1〜5.0mA/cm2 に維持して定電流電解を行うように、また30分間〜5日間ごとに1回の極性反転を指示するように、制御する。
【0053】
ここでは、浄化槽101の運転開始から3ヶ月間、制御部125により電流密度を常に0.3mA/cm2 に維持して、また1時間ごとに1回の極性反転をしながら定電流電解が行われた。その結果を図6に示す。
【0054】
図6によれば、運転開始から3ヶ月目における電極間電圧は、運転開始時におけるそれよりも若干増えているが、安定している。このときのリン除去率は80〜90%であり、きわめて良好であった。
【0055】
なお、比較のために、浄化槽101の運転開始から3ヶ月間、制御部125により電流密度を常に0.05mA/cm2 に維持して、また1時間ごとに1回の極性反転をしながら定電流電解が行われた。その結果を図7に示す。
【0056】
図7によれば、運転開始から3ヶ月目における電極間電圧は運転開始時におけるそれよりも高くなっている。また、電極2・3のアノード側で酸素ガスの発生が認められた。これは、アノード側で溶出する前記鉄イオンの量が低下し、水の電解が起こっていることを示す。その原因としては、電極2・3の表面にFe3 O4 などの不動態皮膜が形成されたためであると思われる。この場合、鉄イオンの溶出量が低下する分、リン除去率が低下する。この電流密度でさらに浄化槽101の連続運転を行うと、電極間電圧が上昇して安全性が保てなくなると推定される。
【0057】
なお、電極2・3から溶出した鉄イオンは、汚水中に含まれるリン酸イオンと凝集反応してリン酸鉄塩や水酸化鉄を生成する。この反応はアノード側で起こると考えられる。カソード側では水素ガスが発生する。この水素ガスは、電極2・3の表面への不動態皮膜や有機性付着物の生成を防止したり除去したりする効果を有している。つまり、この水素ガス自身が電極2・3の洗浄効果をもたらす。電流密度が小さすぎる場合、この水素ガスの発生量が少なくなる分、不動態皮膜の生成が進行する。
【0058】
次に、電流密度を常に0.3〜5.0mA/cm2 の範囲内における種々の一定値に維持し、また30分間〜5日間ごとに1回の極性反転をして定電流電解を行った。それらの結果はいずれも、安定したリン除去効果の認められるものであった。
【0059】
実施の形態2
図8に示すように、本発明の他の1つの実施の形態に係る汚水処理装置D2 は、1つの汚水収納槽1と、4組の鉄製電極と、各組の電極に電流を供給するための直流電源126と、給気用ブロア127と、視覚的報知部であるLEDランプ128と、制御部129とを備えてなる。
【0060】
電極は汚水処理装置D1 におけるものと同じである。LEDランプ128は、電解中の電極間電圧が25V以上になると点灯することで、それを外部へ視覚的に報知する。この点灯は制御部129の指示により行われる。
【0061】
制御部129は、電流密度が0.1mA/cm2 を下回る定電流電解を行う場合には、電流密度を定期的かつ一時的に0.1〜5.0mA/cm2 に上昇させるように制御する。その1例を図9に示す。
【0062】
すなわち、図9の上側に示すように、電流密度を0.05mA/cm2 に維持して12時間ごとに1回の極性反転をして定電流電解を行った場合には、リン除去効果が悪かった。これは電極表面に不動態皮膜の生成が起きたためと思われる。図9の下側に示すように、0.05mA/cm2 の電流密度で10時間の定電流電解を行い、次いで0.2mA/cm2 の電流密度で2時間の定電流電解を行い、その後に極性反転をして、再び0.05mA/cm2 の電流密度で10時間の定電流電解を行った場合には、高いリン除去効果が認められた。これは、生成した不動態皮膜が電流密度の一時的上昇によって破壊除去されたためと考えられる。
【0063】
このような高いリン除去効果は、電流密度を一時的に上昇させることにより維持することができる。
【0064】
汚水処理装置D2 の他の部分の構成及び汚水処理装置D2 が奏する効果は、汚水処理装置D1 のそれと実質的に同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0065】
【発明の効果】
請求項1、請求項2及び請求項3に記載の発明によれば、電流密度を適切な値に維持して定電流電解を行うことで、汚水中に不溶性リン酸塩形成金属イオンを電気化学的に溶出させる際の不動態化を防止して、汚水中のリン酸を安定的に除去することができる。
【0066】
請求項4記載の発明によれば、すべての電極が、鉄及びアルミニウムのうちの一方から構成され、制御部が、電源に電極の極性反転を指示する機能を有し、前記定電流電解を行う際に制御部が30分間〜5日間ごとに1回の極性反転を指示する。したがって、一定時間ごとに電極の極性反転を行うことで、電極の不動態化をよりいっそう確実に防止して、電気分解の効率化を図ることができる。
【0067】
請求項5記載の発明によれば、汚水収納槽と、前記電極と、前記電源と、制御部とを備えてなり、制御部が、前記鉄イオン溶出のために0.1mA/cm2 に満たない電流密度で定電流電解を行う際に電流密度を定期的かつ一時的に0.1〜5.0mA/cm2 に上昇させるように、前記アルミニウムイオン溶出のために0.2mA/cm2 に満たない電流密度で定電流電解を行う際に電流密度を定期的かつ一時的に0.2〜6.0mA/cm2 に上昇させるように制御する。したがって、電流密度を前記の適切な値に維持することができないときでも、このような電流密度の上昇によって、電極表面に不動態皮膜が形成されるのを防止し、あるいは形成された不動態皮膜を破壊除去することができる。
【0068】
請求項6記載の発明によれば、すべての電極が、鉄及びアルミニウムのうちの一方から構成され、制御部が、電源に電極の極性反転を指示する機能を有し、前記定電流電解を行う際に制御部が6時間〜7日間ごとに1回の極性反転を指示する。したがって、一定時間ごとに電極の極性反転を行うことで、電極の不動態化をよりいっそう確実に防止して、電気分解の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る汚水処理装置の分解斜視図である。
【図2】図1の汚水処理装置の一部を上面から見た構成説明図である。
【図3】図1の汚水処理装置の構成部材である電極体及び電極保持体の斜視図である。
【図4】図3の電極体及び電極保持体の分解斜視図である。
【図5】図1の汚水処理装置が組み込まれた合併処理浄化槽の内部を正面から見た拡大構成説明図である。
【図6】図1の汚水処理装置により電流密度を常に0.3mA/cm2 に維持して、また1時間ごとに1回の極性反転をしながら定電流電解を行ったときの電極間電圧の変化を示すグラフである。
【図7】図1の汚水処理装置により電流密度を常に0.05mA/cm2 に維持して、また1時間ごとに1回の極性反転をしながら定電流電解を行ったときの電極間電圧の変化を示すグラフである。
【図8】本発明の実施の形態2に係る汚水処理装置が組み込まれた合併処理浄化槽の内部を正面から見た拡大構成説明図である。
【図9】図8の汚水処理装置により電流密度が0.1mA/cm2 を下回る定電流電解を行ったときの電極間電圧の変化と、電流密度を定期的かつ一時的に0.1〜5.0mA/cm2 に上昇させたときの電極間電圧の変化とを示すグラフである。
【符号の説明】
1 汚水収納槽
2 電極
3 電極
D1 汚水処理装置
D2 汚水処理装置
101 小型合併処理浄化槽
125 制御部
126 電源
128 LEDランプ(視覚的報知部)
125 制御部
Claims (6)
- 汚水浄化処理の工程順に応じて複数の槽が区画形成された槽構造を有し流入した汚水を処理して外部に放流する浄化槽の汚水からリン除去処理を行うための汚水処理装置であって、汚水流入口及び汚水流出口が形成された汚水収納槽と、この汚水収納槽に配され、その汚水中のリン酸を除去する鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気分解により溶出させるための複数組の板状の電極と、この電極に電解用定電流を供給するための電源と、を備えた汚水処理装置において、
電解中の電流密度を、前記鉄イオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.1〜5.0mA/cm2 の範囲内に維持し、前記アルミニウムイオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.2〜6.0mA/cm2 の範囲内に維持して定電流電解を行うように制御する制御部を備えてなることを特徴とする汚水処理装置。 - 汚水浄化処理の工程順に応じて複数の槽が区画形成された槽構造を有し流入した汚水を処理して外部に放流する浄化槽の汚水からリン除去処理を行うための汚水処理装置であって、汚水流入口及び汚水流出口が形成された汚水収納槽と、この汚水収納槽に配され、その汚水中のリン酸を除去する鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気分解により溶出させるための複数組の板状の電極と、この電極に電解用定電流を供給するための電源と、を備えた汚水処理装置において、
電解中の電流密度は前記電極の汚水中への浸漬面積を変化させることで変更できるものであるとともに、この電流密度を、前記鉄イオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.1〜5.0mA/cm2 の範囲内に維持し、前記アルミニウムイオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.2〜6.0mA/cm2 の範囲内に維持して定電流電解を行うように制御する制御部を備えてなることを特徴とする汚水処理装置。 - 汚水浄化処理の工程順に応じて複数の槽が区画形成された槽構造を有し流入した汚水を処理して外部に放流する浄化槽の汚水からリン除去処理を行うための汚水処理装置であって、汚水流入口及び汚水流出口が形成された汚水収納槽と、この汚水収納槽に配され、その汚水中のリン酸を除去する鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気分解により溶出させるための複数組の板状の電極と、この電極に電解用定電流を供給するための電源と、を備えた汚水処理装置において、
各組の電極は、電気絶縁性スペーサにより相互の間隔が一定に保たれるようにするとともに、電解中の電流密度を、前記鉄イオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.1〜5.0mA/cm2 の範囲内に維持し、前記アルミニウムイオン溶出のときは前記電極の不動態化を防止するために常に0.2〜6.0mA/cm2 の範囲内に維持して定電流電解を行うように制御する制御部を備えてなることを特徴とする汚水処理装置。 - すべての電極が、鉄及びアルミニウムのうちの一方から構成され、制御部が、電源に電極の極性反転を指示する機能を有し、
前記定電流電解を行う際に制御部が30分間〜5日間ごとに1回の極性反転を指示する請求項1から3のいずれか1つに記載の汚水処理装置。 - 汚水収納槽と、汚水中のリン酸を除去する鉄イオンまたはアルミニウムイオンを電気分解により溶出させるための電極と、この電極に電解用電流を供給するための電源と、前記鉄イオン溶出のために0.1mA/cm 2 に満たない電流密度で定電流電解を行う際に電流密度を定期的かつ一時的に0.1〜5.0mA/cm 2 に上昇させるように、前記アルミニウムイオン溶出のために0.2mA/cm 2 に満たない電流密度で定電流電解を行う際に電流密度を定期的かつ一時的に0.2〜6.0mA/cm 2 に上昇させるように制御する制御部とを備えてなることを特徴とする汚水処理装置。
- すべての電極が、鉄及びアルミニウムのうちの一方から構成され、制御部が、電源に電極の極性反転を指示する機能を有し、
前記定電流電解を行う際に制御部が6時間〜7日間ごとに1回の極性反転を指示する請 求項5記載の汚水処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35787797A JP3796032B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 汚水処理装置 |
TW87119086A TW438724B (en) | 1997-12-25 | 1998-11-18 | Treatment apparatus of wastewater |
KR1019980055178A KR100310159B1 (ko) | 1997-12-25 | 1998-12-15 | 오수처리장치 |
CNB981255396A CN1199881C (zh) | 1997-12-25 | 1998-12-21 | 污水处理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35787797A JP3796032B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 汚水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11179368A JPH11179368A (ja) | 1999-07-06 |
JP3796032B2 true JP3796032B2 (ja) | 2006-07-12 |
Family
ID=18456401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35787797A Expired - Lifetime JP3796032B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 汚水処理装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3796032B2 (ja) |
KR (1) | KR100310159B1 (ja) |
CN (1) | CN1199881C (ja) |
TW (1) | TW438724B (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101080385B1 (ko) * | 2008-12-26 | 2011-11-04 | 에이치플러스에코 주식회사 | 전기화학적 폐수처리 장치의 전류 제어 방법 |
JP2012161798A (ja) * | 2012-04-27 | 2012-08-30 | Fuji Clean Co Ltd | 排水処理装置 |
CN104828909B (zh) * | 2015-05-16 | 2016-10-05 | 山东毅康科技股份有限公司 | 一种废水处理系统 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP35787797A patent/JP3796032B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-11-18 TW TW87119086A patent/TW438724B/zh not_active IP Right Cessation
- 1998-12-15 KR KR1019980055178A patent/KR100310159B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-12-21 CN CNB981255396A patent/CN1199881C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW438724B (en) | 2001-06-07 |
KR19990063078A (ko) | 1999-07-26 |
CN1199881C (zh) | 2005-05-04 |
JPH11179368A (ja) | 1999-07-06 |
KR100310159B1 (ko) | 2001-12-17 |
CN1220974A (zh) | 1999-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100303234B1 (ko) | 오수처리장치 | |
KR101306980B1 (ko) | 철 전기분해를 이용한 수처리장치 및 방법 | |
JP3796032B2 (ja) | 汚水処理装置 | |
JP3796033B2 (ja) | 汚水処理装置 | |
JP3948823B2 (ja) | 汚水処理装置 | |
JP4026920B2 (ja) | 汚水処理装置 | |
JP4237582B2 (ja) | 余剰汚泥減量装置及び方法 | |
JPH11128946A (ja) | 汚水処理装置 | |
JP4520054B2 (ja) | 汚水処理装置の設置方法 | |
TW401379B (en) | The treatment for the phosphoric ion acid-containing waste water | |
JP2000015266A (ja) | 汚水処理装置 | |
JP3913580B2 (ja) | 電解式汚水処理装置及びこれを用いた汚水処理施設 | |
JP2001047051A (ja) | 水処理装置 | |
JP3895860B2 (ja) | 汚水処理装置 | |
JP3802186B2 (ja) | 汚水処理装置 | |
JP4270825B2 (ja) | 電解式汚水処理装置 | |
JP4520053B2 (ja) | 汚水処理装置 | |
JP3989059B2 (ja) | リン酸イオン含有排水の処理装置 | |
JP2002273448A (ja) | 汚水処理装置 | |
JP4424829B2 (ja) | 排水処理用電極および該電極を用いるリン酸イオン含有排水の処理方法 | |
JP2002159987A (ja) | 汚水処理装置 | |
CN100393631C (zh) | 排水处理装置及支撑体 | |
JPH1190466A (ja) | 汚水処理装置 | |
JP2005087846A (ja) | 排水処理装置 | |
JP2002153880A (ja) | リン除去装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060303 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060414 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140421 Year of fee payment: 8 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |