JP2000218284A - 汚水処理装置 - Google Patents

汚水処理装置

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JP2000218284A
JP2000218284A JP11022272A JP2227299A JP2000218284A JP 2000218284 A JP2000218284 A JP 2000218284A JP 11022272 A JP11022272 A JP 11022272A JP 2227299 A JP2227299 A JP 2227299A JP 2000218284 A JP2000218284 A JP 2000218284A
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sewage
storage tank
electrode
tank
sewage storage
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JP11022272A
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Akihiro Fukumoto
明広 福本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚水処理装置に流入する汚水に含まれるリン
酸を除去する脱リン処理装置における消耗部材の点検や
補充を容易に行うことができるとともに、槽内からの汚
泥引き抜きや槽内の点検・清掃などの保守管理作業をス
ムーズに行うことができる汚水処理装置を提供する。 【解決手段】 浄化槽101に組み込まれた脱リン処理
装置D1 は汚水収納槽1と電極用カートリッジ2と直流
電源とを備えてなる。カートリッジ2は、二組の電極本
体3・4とこれらを保持するための保持体12と把手部
13とを有する。汚水収納槽1には傾斜壁14が設けら
れ、傾斜壁14には斜め上方へ開口する電極着脱用開口
部15が設けられている。電極本体3・4は板状の鉄板
であり、汚水中のリン酸を除去する鉄イオンを電気分解
により溶出する。電極本体3・4は、汚水収納槽1の開
口部15から汚水収納槽1内へ傾斜状に(約45度の傾
斜角で)一部収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚水処理装置に関
し、さらに詳しくは、屎尿廃水や生活廃水などの汚水に
含まれるリン酸を除去することのできる汚水処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の汚水処理装置としては、従来、
特許第2697801号公報に記載された浄化槽が知ら
れている。
【0003】すなわち、汚水流入側から嫌気濾床槽と接
触ばっ気槽をこの順に装備し、前記接触ばっ気槽から前
記嫌気濾床槽に処理水を返送する返送路を設けた汚水処
理装置であって、前記返送路の途中のマンホール直下
に、リン酸除去のための鉄材を充填した鉄溶解槽を、上
方に開口自在に配設してある浄化槽が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような浄化槽にお
いては、汚水処理の進行に伴って鉄材が消耗していくた
め、鉄材を定期的に補充する必要があるが、鉄溶解槽が
マンホール直下に上方開口自在に配設してあるため、マ
ンホールを開けるだけで浄化槽の外部から鉄溶解槽を直
接目視することが可能である。したがって、鉄材の点検
や補充も上方開口から容易に行うことができる。
【0005】しかし、鉄溶解槽がマンホール直下にある
ため、嫌気濾床槽や接触ばっ気槽に溜まった汚泥をマン
ホールから引き抜いたり、これらの槽内を点検したり清
掃したりするときなどに、鉄溶解槽がじゃまになり、こ
れらの作業をスムーズに行うことができなくなるおそれ
がある。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、その課題は、汚水に含まれるリン酸を除
去する脱リン処理装置における消耗部材の点検や補充な
どを容易に行うことができるとともに、槽内からの汚泥
引き抜きや槽内の点検・清掃などの保守管理作業をスム
ーズに行うことができる汚水処理装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、汚水中
のリン酸を沈殿除去するための鉄イオンまたはアルミニ
ウムイオンを電気分解により溶出する脱リン処理装置
が、保守管理用マンホールを備えた汚水処理装置内にお
いてマンホール直下を避けたマンホールの斜め下方に設
けられていることを特徴とする汚水処理装置が提供され
る。
【0008】汚水処理装置は例えば、汚水流入管の側に
区画形成された第1嫌気濾床槽と、この槽に隣接して区
画形成された次の第2嫌気濾床槽と、この槽に隣接して
区画形成された次の好気濾床槽と、この槽の上部から第
1嫌気濾床槽の上部にかけて配された返送管と、複数個
の保守管理用マンホールとを備えてなる。
【0009】脱リン処理装置では、鉄イオンまたはアル
ミニウムイオンが電気分解により溶出し、溶出したイオ
ンと汚水中のリン酸との化学反応が起きる。すなわち、
電気分解により溶出した鉄イオンまたはアルミニウムイ
オンは、汚水中のリン酸(オルトリン酸)と反応して、
水不溶性リン化合物(Fe(OH)x (PO4 y また
はAl(OH)x (PO4 y )となって凝集し、同化
合物が沈殿する。
【0010】この脱リン処理装置は、汚水処理装置内に
おいて保守管理用マンホールの直下を避けた同マンホー
ルの斜め下方に設けられる。これにより、マンホールを
開けて槽内からの汚泥引き抜きや槽内の点検・清掃など
の保守管理作業を行う際に、脱リン処理装置が同作業の
じゃまになるおそれを回避することができる。
【0011】脱リン処理装置の一例としては、汚水収納
槽と、この汚水収納槽に着脱可能に配された電気分解用
電極と、この電極に電解用電流を供給するための電源と
を備えてなり、汚水収納槽に斜め上方へ開口する電極着
脱用開口部が設けられ、この開口部から電極が汚水収納
槽内へ傾斜状に収納されているものが用いられる。
【0012】汚水収納槽には、電気分解処理に供される
汚水が収納される。電極からは、電気分解により鉄イオ
ンまたはアルミニウムイオンが汚水収納槽に溶出する。
電源は電極に電気分解のための電流を供給する。
【0013】汚水収納槽に着脱可能に設けられる電極着
脱用開口部は、電極の着脱の容易性を考慮して、斜め上
方へ開口するように構成される。そして、電極がこの開
口部から汚水収納槽内へ傾斜状に収納される。
【0014】電極の傾斜角度−鉛直状態を0度とし水平
状態を90度としたときの傾斜の度合い−は、脱リン処
理装置の設置箇所や汚水収納槽における開口部の位置、
向き、大きさなどによって異なるが、一般に約30度〜
約60度が好ましく、約45度前後が特に好ましい。
【0015】このような脱リン処理装置にあっては、電
極が汚水収納槽内へ傾斜状に収納されるように構成され
ているので、電極の着脱を汚水収納槽の斜め上方から簡
単に行うことができるとともに、電極が上方から鉛直方
向に垂れ下がるように配置された脱リン処理装置と比較
すると汚水収納槽の高さをより低く形成することができ
る。
【0016】脱リン処理装置の別の一例としては、汚水
収納槽と、この汚水収納槽に着脱可能に配された電気分
解用電極と、この電極に電解用電流を供給するための電
源とを備えてなり、汚水収納槽に横方向へ開口する電極
着脱用開口部が設けられ、この開口部から電極が汚水収
納槽内へ水平状に収納されているものが用いられる。
【0017】この場合、汚水収納槽に設けられる開口部
が横方向へ開口し、電極が汚水収納槽内へ水平状に収納
されるので、他の構成に係る脱リン処理装置と比較する
と、汚水収納槽の高さより低くする形成することができ
る。
【0018】本発明に係る汚水処理装置における脱リン
処理装置の電極としては例えば、少なくとも一組の電極
本体と、電極本体を保持するとともに汚水収納槽の開口
部に密に嵌められる保持体とを有するカートリッジから
なるものが用いられる。電極本体は、例えば長方形板状
のものが2枚一組で所定組、保持体に保持される。保持
体は、汚水収納槽の開口部の形状や構造に対応した形状
や構造に形成される。保持体には把手部が設けられてい
るのがより好ましい。
【0019】一組の電極本体は例えば、両方とも鉄板
(もしくはアルミニウム板)であり、または一方が鉄板
(もしくはアルミニウム板)であり他方が不溶性金属板
である。前者の場合は、所望により電極極性反転を行う
ことで電極本体の不動態化を防止することができる。ま
た、後者の場合は、鉄(もしくはアルミニウム)電極本
体をアノードとし、不溶性金属電極本体をカソードとす
る。ここで、不溶性金属電極本体としては、例えば銀電
極本体や白金電極本体などがある。
【0020】脱リン処理装置の電極が、少なくとも一組
の電極本体と、電極本体を保持するとともに汚水収納槽
の開口部に密に嵌められる保持体とを有するカートリッ
ジからなるものである場合には、カートリッジを汚水収
納槽の開口部に簡単に着脱することで電極の点検や交換
などの作業を容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の2つの実施の形態
を図面に基づいて説明する。なお、これらによって本発
明が限定されるものではない。
【0022】実施の形態1 図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態1に係
る汚水処理装置としての浄化槽101は、第1〜第3の
保守管理用マンホール51・52・53と、それぞれの
マンホール51・52・53に嵌められた第1〜第3の
マンホール蓋54・55・56とを備えている。
【0023】浄化槽101の内部は、屎尿廃水と生活廃
水との混合した汚水が流入する流入管102の側から、
汚水処理ずみの水を外部へ放流する放流管103の側に
かけて、汚水浄化処理の工程順に応じて複数の槽が区画
形成された槽構造にされている。
【0024】104は流入管102側の最前部に区画形
成された第1嫌気濾床槽である。この第1嫌気濾床槽1
04では、屎尿廃水や生活廃水の中に混入していて浄化
処理できない夾雑物を沈澱分離させて除去する。
【0025】第1嫌気濾床槽104には嫌気性微生物の
濾床である第1嫌気濾床105が設けられており、第1
嫌気濾床105に微生物を棲息させることで嫌気処理を
行うようにされている。第1嫌気濾床105は、流入水
や逆洗廃水が一時的に流入した際の水流によって沈澱物
が巻き上げられて浮遊物質となって次の槽へ流出するの
を抑えて、次の槽の負荷を下げることができる。
【0026】106は第1嫌気濾床槽104に隣接して
区画形成された次の第2嫌気濾床槽である。第2嫌気濾
床槽106では、第2嫌気濾床槽106内に設けられた
第2嫌気濾床107に嫌気性微生物を棲息させることで
嫌気処理を行うようにされている。108は第2嫌気濾
床槽106に隣接して区画形成された次の好気濾床槽で
ある。
【0027】第1嫌気濾床槽104と第2嫌気濾床槽1
06とは垂直な隔壁109で仕切られている。隔壁10
9の上部には、隔壁109を貫通する移流口110が開
口形成されている。そして、移流口110に移流管11
1が嵌められている。第2嫌気濾床槽106と次の好気
濾床槽108とは垂直な隔壁112で仕切られている。
隔壁112の上部には、隔壁112を貫通する移流口1
13が開口形成されている。そして、移流口113に移
流管114が嵌められている。
【0028】第1嫌気濾床槽104から移流管111を
通って第2嫌気濾床槽106へ移流してきた汚水は、第
2嫌気濾床107を下降流で通過した後、移流管114
を通って次の好気濾床槽108へ送り込まれる。
【0029】第2嫌気濾床槽106に設けられた第2嫌
気濾床107により、ある程度のSS(浮遊物質)が捕
捉される。捕捉されたSSは、徐々に嫌気分解されて溶
解性のものになっていったり、第2嫌気濾床槽106の
底に汚泥として貯留されたりする。また、第2嫌気濾床
107では有機性の窒素がアンモニア性の窒素に嫌気分
解される。
【0030】好気濾床槽108には、好気性微生物の濾
床である好気濾床115が設けられており、好気濾床1
15に好気性微生物を棲息させることで好気処理を行う
ようにされている。好気濾床槽108の底部付近には、
曝気装置の曝気管116が横設状態に配されている。曝
気装置は、曝気管116から空気を吹き出すことで、好
気濾床槽108の好気濾床115に棲息する好気性微生
物に酸素を供給する。
【0031】125は前記曝気装置に切換可能に接続さ
れ好気濾床115の下方に設けられた逆洗管であり、こ
の逆洗管125から空気を吹き出すことで、好気濾床1
15に付着した生物膜を剥離させる。117は好気濾床
槽108に隣接して区画形成された次の沈殿槽である。
沈殿槽117では、好気濾床槽108で好気処理され、
濾過されて移流してきた処理水を静置貯蔵する。
【0032】118は沈殿槽117の上部に区画形成さ
れた消毒槽である。消毒槽118は、沈殿槽117で処
理された後の上澄み水を消毒処理して、放流管103か
ら外部へ排出するようにされている。
【0033】好気濾床槽108と次の沈殿槽117との
間は、下部を残して垂直な隔壁119で仕切られてい
る。第2嫌気濾床槽106から移流管114を通って好
気濾床槽108へ移流してきた汚水は、好気濾床115
を下降流で通過した後、次の沈殿槽117へ送り込まれ
る。
【0034】好気濾床槽108の上部から第1嫌気濾床
槽104の上部にかけて、処理水中の上澄み水を返送す
るための返送管122が配されている。
【0035】返送管122の途中には、汚水中のリン酸
を沈殿除去するための鉄イオンを電気分解により溶出す
る脱リン処理装置D1 が接続されている。この脱リン処
理装置D1 は、第1マンホール51と第2マンホール5
2との直下を避けて、第2嫌気濾床槽106の上方であ
って両マンホール51・52の斜め下方に設けられてい
る。
【0036】そして、好気濾床槽108からリフト管1
23により汲み上げられた上澄み水は、分水計量装置1
24から返送管122を経て脱リン処理装置D1 に送ら
れてリン除去処理に供された後に、第1嫌気濾床槽10
4へ戻される。
【0037】図3〜図5に示すように、脱リン処理装置
1 は、汚水収納槽1と、この汚水収納槽1に一部収納
状に配された電極用カートリッジ2と、このカートリッ
ジ2に電流を供給するための直流電源(図示略)とを備
えてなる。
【0038】汚水収納槽1は、底壁5と、二組の対向側
壁6・7・8・9とを有し、平面形状がほぼ方形の箱か
らなり、汚水−分水計量装置124から返送管122を
通った前記上澄み水−が収納される。汚水収納槽1の1
つの側壁8の上部には、電解処理すべき汚水を返送管1
22から流入させる流入管10が配され、他の1つの側
壁9の上部には、電解処理後の汚水を汚水収納槽1から
流出させるための流出管11が設けられている。
【0039】汚水収納槽1には、第2マンホール52に
対向する側壁7の上端に連なる傾斜壁14が設けられて
いる。傾斜壁14の傾斜角は約45度である。傾斜壁1
4には、斜め上方へ開口する方形の電極着脱用開口部1
5が設けられている。
【0040】図6〜図8に示すように、カートリッジ2
は、二組の電極本体3・4・3・4と、これらの電極本
体3・4・3・4の一端に設けられこれらを保持するた
めの保持体12と、この保持体12の上方に一体に設け
られ保持体12を持つための2つの把手部13とを有す
る。保持体12の一部は環状パッキン12aとされてい
る。
【0041】各組の電極本体3・4はいずれも長方形板
状の鉄板であり、吊り下げ状に保持されており、汚水中
のリン酸を除去する鉄イオンを電気分解により溶出す
る。
【0042】保持体12は、汚水収納槽1の開口部15
にパッキン12aが密に嵌まり、開口部15を覆う板状
の蓋を兼ねるようなものである。
【0043】電極本体3・4は、汚水収納槽1の開口部
15から汚水収納槽1内へ傾斜状に一部収納されてい
る。このとき3・4の傾斜角は約45度である。そし
て、カートリッジ2が、保持体12のパッキン12aで
汚水収納槽1の開口部15に固定されている。
【0044】なお、汚水収納槽1の底部には、2本の曝
気管16・16が配設されており、これらにより電極本
体3・4・3・4の表面に曝気を施して電極本体3・4
・3・4を洗浄するようにされている。
【0045】実施の形態2 本発明の実施の形態2に係る汚水処理装置としての浄化
槽(図示略)は図9〜図12に示すような脱リン処理装
置D2 を備えている。この浄化槽は、実施の形態1に係
る浄化槽101の脱リン処理装置D1 の代わりに脱リン
処理装置D2 が組み込まれたものである。
【0046】脱リン処理装置D2 は、汚水収納槽21
と、この汚水収納槽21に着脱可能に一部収納状に配さ
れた電極用カートリッジ22と、このカートリッジ22
に電流を供給するための直流電源(図示略)とを備えて
なる。
【0047】汚水収納槽21は、底壁35と、二組の対
向側壁36・37・38・39とを有し、平面形状が方
形の箱からなり、汚水−分水計量装置124から返送管
122を通った前記上澄み水−が収納される。汚水収納
槽21の1つの側壁38の上部には、電解処理すべき汚
水を返送管122から流入させる流入管10が配され、
他の1つの側壁39の上部には、電解処理後の汚水を汚
水収納槽21から流出させるための流出管11が設けら
れている。
【0048】汚水収納槽21の第2マンホール52に対
向する側壁37には、横方向へ開口する円形の電極着脱
用開口部45と、この開口部45の縁に沿った2つの係
止部46・46とが設けられている。
【0049】図13及び図14に示すように、カートリ
ッジ22は、一組の電極本体3・4と、この電極本体3
・4の一端に設けられこれらを保持するための保持体3
2と、この保持体32の一端に一体に設けられ保持体3
2を持つための把手部33とを有する。保持体32は、
その一部が環状パッキン32aとされており、他の一部
が側壁37における係止部46・46に係止する係止部
32b・32bとされている。また、それぞれの係止部
32b・32bの一端はストッパ32c・32cとされ
ている。
【0050】電極本体3・4は、汚水収納槽21の開口
部45から汚水収納槽1内へ水平状に一部収納されてい
る。そして、カートリッジ22が、保持体32の係止部
32b・32bを側壁37における係止部46・46に
嵌め入れて係止させることで、汚水収納槽21の開口部
45に固定されている。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、汚水中の
リン酸を沈殿除去するための鉄イオンまたはアルミニウ
ムイオンを電気分解により溶出する脱リン処理装置が、
保守管理用マンホールを備えた汚水処理装置内において
マンホール直下を避けたマンホールの斜め下方に設けら
れている。したがって、脱リン処理装置の保守点検が斜
め上方のマンホール直下から容易に行うことができると
ともに、マンホールを開けて槽内からの汚泥引き抜きや
槽内の点検・清掃などの保守管理作業を行う際に、脱リ
ン処理装置が同作業のじゃまになるおそれを回避するこ
とができる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、脱リン処理
装置が、汚水収納槽と、この汚水収納槽に着脱可能に配
された電気分解用電極と、この電極に電解用電流を供給
するための電源とを備えてなり、汚水収納槽にマンホー
ルに向かって斜め上方へ開口する電極着脱用開口部が設
けられ、この開口部から電極が汚水収納槽内へ傾斜状に
収納されている。したがって、電極の着脱を汚水収納槽
の斜め上方のマンホール直下から簡単に行うことができ
るとともに、電極が上方から鉛直方向に垂れ下がるよう
に配置された脱リン処理装置と比較すると汚水収納槽の
高さをより低く形成することができる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、脱リン処理
装置が、汚水収納槽と、この汚水収納槽に着脱可能に配
された電気分解用電極と、この電極に電解用電流を供給
するための電源とを備えてなり、汚水収納槽にマンホー
ル直下に向かって横方向へ開口する電極着脱用開口部が
設けられ、この開口部から電極が汚水収納槽内へ水平状
に収納されている。したがって、他の構成に係る脱リン
処理装置と比較すると、汚水収納槽の高さより低くする
形成することができる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、電極が、少
なくとも一組の電極本体と、電極本体を保持するととも
に汚水収納槽の開口部に密に嵌められる保持体とを有す
るカートリッジからなる。したがって、カートリッジを
汚水収納槽の開口部に簡単に着脱することで電極の点検
や交換などの作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る浄化槽の正面断面
図である。
【図2】図1の浄化槽の平面図である。
【図3】図1の浄化槽に組み込まれている脱リン処理装
置の正面図である。
【図4】図3の脱リン処理装置の正面断面図である。
【図5】図3の脱リン処理装置の一部を構成する汚水収
納槽の側面図である。
【図6】図3の脱リン処理装置の一部を構成する電極用
カートリッジの正面図である。
【図7】図6のカートリッジの側面図である。
【図8】図6のカートリッジの平面図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る浄化槽に組み込ま
れている脱リン処理装置の正面図である。
【図10】図9の脱リン処理装置の側面図である。
【図11】図9の脱リン処理装置の一部を構成する汚水
収納槽の正面断面図である。
【図12】図11の汚水収納槽の側面図である。
【図13】図11の脱リン処理装置の一部を構成する電
極用カートリッジの正面図である。
【図14】図11のカートリッジの側面図である。
【符号の説明】
1 脱リン処理装置 1 汚水収納槽 2 電極用カートリッジ 3 電極本体 4 電極本体 12 保持体 12a パッキン 13 把手部 15 開口部 D2 脱リン処理装置 21 汚水収納槽 22 電極用カートリッジ 32 保持体 32a パッキン 32b 係止部 32c ストッパ 33 把手部 45 開口部 46 係止部 51 マンホール 52 マンホール 53 マンホール 101 浄化槽

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水中のリン酸を沈殿除去するための鉄
    イオンまたはアルミニウムイオンを電気分解により溶出
    する脱リン処理装置が、保守管理用マンホールを備えた
    汚水処理装置内においてマンホール直下を避けたマンホ
    ールの斜め下方に設けられていることを特徴とする汚水
    処理装置。
  2. 【請求項2】 脱リン処理装置が、汚水収納槽と、この
    汚水収納槽に着脱可能に配された電気分解用電極と、こ
    の電極に電解用電流を供給するための電源とを備えてな
    り、汚水収納槽にマンホールに向かって斜め上方へ開口
    する電極着脱用開口部が設けられ、この開口部から電極
    が汚水収納槽内へ傾斜状に収納されている請求項1記載
    の汚水処理装置。
  3. 【請求項3】 脱リン処理装置が、汚水収納槽と、この
    汚水収納槽に着脱可能に配された電気分解用電極と、こ
    の電極に電解用電流を供給するための電源とを備えてな
    り、汚水収納槽にマンホール直下に向かって横方向へ開
    口する電極着脱用開口部が設けられ、この開口部から電
    極が汚水収納槽内へ水平状に収納されている請求項1記
    載の汚水処理装置。
  4. 【請求項4】 電極が、少なくとも一組の電極本体と、
    電極本体を保持するとともに汚水収納槽の開口部に密に
    嵌められる保持体とを有するカートリッジからなる請求
    項2または3記載の汚水処理装置。
JP11022272A 1999-01-29 1999-01-29 汚水処理装置 Pending JP2000218284A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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