JP2005116918A - チップ部品搭載配線基板及び配線基板へのチップ部品半田付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 チップ部品についてマンハッタン現象や位置ずれが生じることのないチップ部品搭載配線基板及び配線基板へのチップ部品半田付け方法を提供する。
【解決手段】 チップ部品5Aの電極51,52を半田付けする第1ランド1A,2Aの形状を、電極51,52に対してその縦幅方向Vに張り出すことなく電極51,52の横幅方向両側に張り出す形状とし、チップ部品5Aの電極51,52の横張出部12A,22Aの張出幅bの寸法を0.1〜0.2mmに定めた上で、リフロー処理時の配線基板100の移動方向F1を、チップ部品5Aの縦幅方向Vに一致させる。
【選択図】 図2
【解決手段】 チップ部品5Aの電極51,52を半田付けする第1ランド1A,2Aの形状を、電極51,52に対してその縦幅方向Vに張り出すことなく電極51,52の横幅方向両側に張り出す形状とし、チップ部品5Aの電極51,52の横張出部12A,22Aの張出幅bの寸法を0.1〜0.2mmに定めた上で、リフロー処理時の配線基板100の移動方向F1を、チップ部品5Aの縦幅方向Vに一致させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、リフロー処理によってチップ部品の電極を配線基板のランドに半田付けすることによって製作されたチップ部品搭載配線基板に関する。また、本発明は、リフロー処理による配線基板へのチップ部品半田付け方法に関する。
小形化された電子部品である抵抗、コンデンサー、インダクターといったチップ部品を搭載した配線基板では、配線基板100のチップ部品5の搭載箇所を平面図で示した図4(A)のように、配線基板100に間隔を隔てて配備された導体でなる一対のランド1,2のそれぞれに、平面視矩形で偏平なチップ部品5の縦幅方向Vの両側に備わっている電極51,52が各別に半田付けされており、その半田付けはリフロー処理によって同一工程で実行されている。そして、このリフロー処理は、チップ部品5の電極51,52を、配線基板100の半田印刷処理された一対のランド1,2に各別に重ね合わせた状態で、その配線基板100を一方向に移動させ、その移動中にランド1,2に印刷処理されている半田の溶融と凝固とを行わせることによって行われる。
ところで、従来の配線基板では、図4(A)のように、ランド1,2の大きさがチップ部品5の電極51,52よりも大きく、一方側のランド1とその相手方である一方側の電極51との関係では、図示のようにランド1と電極51との重なり箇所でランド1が電極51に対して縦幅方向V及び横幅方向Hにそれぞれ張り出していて、ランド1の縦張出部11の張出幅aと横張出部12の張出幅bの各寸法とがそれぞれ0.2mmより大きな寸法に定められていた。そして、チップ部品5の電極51がランド1に適正に半田付けされた状態では、電極51の下面とランド1とが半田で接合され、電極51の縦幅方向端面51aとランド1の縦張出部11、電極51の横幅方向端面51bとランド1の横張出部12とがそれぞれ半田で接合されていた。他方側のランド2と電極52との関係についても同様になっていた。
しかしながら、実際上、リフロー処理によってチップ部品5をランド1,2に半田付けした場合、チップ部品5の電極51,52がランド1,2に適正な状態で半田付けされるとは限らず、図4(B)に例示したようなマッハッタン現象、すなわち、チップ部品5の一方側の電極51だけがランド1に半田付けされ、他方側の電極52がランド2から浮き上がってチップ部品5が立ち上がり、他方側の電極52とランド2とが接合されなくなるという現象の起こることがあった。また、図示していないけれども、他方側の電極52が少し浮き上がってその電極52とランド2とを接合する半田がブリッジになってその箇所で半田接合の信頼性が低下するという現象の起こることがあった。なお、図4(B)において、9は半田を示している。
そこで、上記したリフロー処理によって配線基板にチップ部品を半田付けする場合に生じる上記のマンハッタン現象を抑制することについて従来より種々の研究がなされている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。
このうち、特許文献1に記載されたものは、半田印刷されたランドとしての電極パッドに、チップ部品の電極を電極の縦幅方向に張り出さない状態で重ね合わせる一方で、電極の横幅方向両側に電極パッドを張り出させた状態でリフロー処理するとマンハッタン現象が抑制され、その場合に、電極パッドの横張出部の長さを0.2mm以上の寸法に定めておくと、半田接続強度が満足されるものとされている。
また、特許文献2に記載されたものは、チップ部品の電極よりも大きなランドに空白部を形成することによって、リフロー処理時に発生する半田の表面張力の発生箇所を分散させてマンハッタン現象を防ぐというものである。
さらに、特許文献3に記載されたものは、チップ部品の一方側の電極と一方側のランドとの半田付け面積と、チップ部品の他方側電極と他方側のランドとの半田付け面積とが同一となるように片側のランドに延長部分を形成することによって、チップ部品の左右の半田による表面張力をバランスさせてマンハッタン現象を抑制しようとするものである。
さらに、特許文献4に記載されたものは、ランドの大きさをチップ部品の電極の大きさと同じか又はそれより小さくすることによって、リフロー処理時に発生する半田の表面張力に起因する力が、チップ部品を立ち上がらせる方向には働かないようにする対策を講じたものである。
ところで、本願発明者は、図4(B)で説明したマンハッタン現象が次の理由によって発生するものと推定した。すなわち、リフロー処理は、チップ部品の電極を、配線基板の半田印刷処理されたランドに重ね合わせた状態で、配線基板を一方向に移動させながらランドに電極を半田付けするという処理であるので、たとえば図4(A)に示した矢印F1の方向、すなわち電極51,52の縦幅方向に配線基板100を移動させながらリフロー処理を行うと、両方のランド1,2に盛られた半田の溶融と凝固とに時間差が発生する。具体的には、半田の溶融が、他方側のランド2側でよりも先に一方側のランド1側で起こり、半田の凝固が、他方側のランド2側でよりも先に一方側のランド1側で起こる。そのため、一方側のランド1で半田が溶融して一方側の電極51に接合して凝固するときに、他方側のランド2で半田が未溶融状態であったり溶融状態であったりすると、一方側のランド1と一方側の電極51との間に、半田9の凝固に伴う表面張力により、矢印Pで示した方向の大きな引張力(モーメント)が加わり、その力によってチップ部品5が立ち上がって他方側の電極52が他方側のランド2から浮き上がって図4(B)のようなマンハッタン現象が発生するものと推定した。
また、本願発明者は、リフロー処理時の配線基板100の移動方向によっては次のようなチップ部品5の位置ずれが生じることを見いだした。
すなわち、たとえば図4(A)に示した矢印F2の方向、すなわち電極51,52の横幅方向に配線基板100を移動させながらリフロー処理を行った場合には、ランド1,2の相互間では半田の溶融や凝固に大きな時間差が生じないけれども、それぞれのランド1,2において、配線基板100の移動方向(電極51,52の横幅方向)では半田の溶融や凝固に時間差が生じる。そして、従来は、ランド1の横張出部12の寸法を0.2mmよりも長い寸法に定めてあり、その寸法が電極51,52の大きさの割に長いために、配線基板100の移動方向において発生する半田の溶融と凝固との時間差に起因して、凝固時の半田の表面張力のバランスがチップ部品5の横幅方向Hで崩れ、それによってチップ部品5が横幅方向H(図4(A))に引っ張られて位置ずれするという事態の起こることがあるという事実を見いだした。
しかしながら、上掲の各特許文献には、リフロー処理時の配線基板の移動方向とチップ部品のマンハッタン現象との関係についての記述が何もない。そのため、それらの特許文献に、チップ部品の電極とランドとの大きさの関係や半田の表面張力についての記載があるとしても、リフロー処理時の配線基板の移動方向によっては、必ずしもチップ部品のマンハッタン現象やチップ部品の位置ずれが防止されるとは限らないという問題がある。
特に、一般的な配線基板では、複数のチップ部品をその縦幅方向を直交させて混載することが多く、そのような一般的な配線基板に縦幅方向が直交するように配備された複数のチップ部品を一回のリフロー処理によって半田付けすると、一部のチップ部品ではマンハッタン現象を生じないけれども、他のチップ部品ではマンハッタン現象や位置ずれを生じるという問題がある。
本発明は以上の状況や問題に鑑みてなされたものであり、1つの配線基板に複数のチップ部品をその縦幅方向を直角にして混載する場合であっても、すべてのチップ部品についてマンハッタン現象や位置ずれが生じることのないチップ部品搭載配線基板及び配線基板へのチップ部品半田付け方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、単一のチップ部品を対象として、リフロー処理時の配線基板の移動方向がそのチップ部品の縦幅方向に一致する方向に定められている場合にそのチップ部品にマンハッタン現象や位置ずれが生じることのないチップ部品搭載配線基板及び配線基板へのチップ部品半田付け方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、単一のチップ部品を対象として、リフロー処理時の配線基板の移動方向がそのチップ部品の横幅方向に一致する方向に定められている場合にそのチップ部品にマンハッタン現象や位置ずれが生じることのないチップ部品搭載配線基板及び配線基板へのチップ部品半田付け方法を提供することを目的とする。
1つの配線基板に複数のチップ部品をその縦幅方向を直交させて混載する場合についての本発明に係るチップ部品搭載配線基板は次の構成を有する。
すなわち、縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極が、配線基板に間隔を隔てて配備された一対のランドに各別に半田付けされ、その半田付けが、半田印刷処理された一対のランドに上記チップ部品の両端の電極を各別に重ね合わせた状態でリフロー処理によって実行されているチップ部品搭載配線基板において、上記チップ部品に、配線基板上での両端の電極の対向方向が互いに直交する方向になっている第1チップ部品と第2チップ部品とが含まれ、かつ、上記ランドに、第1チップ部品の電極が半田付けされている第1ランドと、第2チップ部品の電極が半田付けされている第2ランドとが含まれ、第1ランドと第1チップ部品の電極との重なり箇所では、第1ランドが、第1チップ部品の電極に対してその縦幅方向に張り出すことなく、第1チップ部品の電極の横幅方向両側に張り出してそれぞれの横張出部の半田が第1チップ部品の電極の横幅方向端面に接合されていると共に、第2ランドと第2チップ部品の電極との重なり箇所では、第2ランドが、第2チップ部品の横幅方向に張り出すことなく、第2チップ部品の電極の縦幅方向に張り出してそれぞれの縦張出部の半田が第2チップ部品の電極の縦幅方向端面に接合されている、というものであり、この場合には、第1チップ部品の電極の横幅方向端面からの第1ランドの横張出部の張出幅及び第2チップ部品の電極の縦幅方向端面からの第1ランドの縦張出部の張出幅の各寸法が、それぞれ0.1〜0.2mmであることが望ましい。
すなわち、縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極が、配線基板に間隔を隔てて配備された一対のランドに各別に半田付けされ、その半田付けが、半田印刷処理された一対のランドに上記チップ部品の両端の電極を各別に重ね合わせた状態でリフロー処理によって実行されているチップ部品搭載配線基板において、上記チップ部品に、配線基板上での両端の電極の対向方向が互いに直交する方向になっている第1チップ部品と第2チップ部品とが含まれ、かつ、上記ランドに、第1チップ部品の電極が半田付けされている第1ランドと、第2チップ部品の電極が半田付けされている第2ランドとが含まれ、第1ランドと第1チップ部品の電極との重なり箇所では、第1ランドが、第1チップ部品の電極に対してその縦幅方向に張り出すことなく、第1チップ部品の電極の横幅方向両側に張り出してそれぞれの横張出部の半田が第1チップ部品の電極の横幅方向端面に接合されていると共に、第2ランドと第2チップ部品の電極との重なり箇所では、第2ランドが、第2チップ部品の横幅方向に張り出すことなく、第2チップ部品の電極の縦幅方向に張り出してそれぞれの縦張出部の半田が第2チップ部品の電極の縦幅方向端面に接合されている、というものであり、この場合には、第1チップ部品の電極の横幅方向端面からの第1ランドの横張出部の張出幅及び第2チップ部品の電極の縦幅方向端面からの第1ランドの縦張出部の張出幅の各寸法が、それぞれ0.1〜0.2mmであることが望ましい。
また、1つの配線基板に複数のチップ部品をその縦幅方向を直角にして混載する場合についての本発明に係る配線基板へのチップ部品半田付け方法は次の構成を有する。
すなわち、縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極を、配線基板に間隔を隔てて配備されて半田印刷処理された一対のランドに各別に重ね合わせた状態で、上記配線基板を一方向に移動させながらそれぞれのランドに上記電極をリフロー処理によって各別に半田付けする配線基板へのチップ部品半田付け方法において、上記チップ部品に、配線基板上での両端の電極の対向方向が互いに直交する方向になっている第1チップ部品と第2チップ部品とが含まれ、かつ、上記ランドに、第1チップ部品の電極が半田付けされる第1ランドと、第2チップ部品の電極が半田付けされる第2ランドとを含ませると共に、第1ランドの形状を、第1ランドと第1チップ部品の電極との重なり箇所で第1ランドが第1チップ部品の電極に対してその縦幅方向に張り出すことなく第1チップ部品の電極の横幅方向両側に張り出す形状とし、かつ、第2ランドの形状を、第2ランドと第2チップ部品の電極との重なり箇所で第2ランドが第2チップ部品の電極に対してその横幅方向に張り出すことなく第1チップ部品の電極の縦幅方向に張り出す形状とした上で、リフロー処理時の配線基板の移動方向を、第1チップ部品の電極の縦幅方向及び第2チップ部品の電極の横幅方向に一致させる、というものであり、この場合には、第1チップ部品の電極の横幅方向端面からの第1ランドの横張出部の張出幅及び第2チップ部品の電極の縦幅方向端面からの第1ランドの縦張出部の張出幅の各寸法をそれぞれ0.1〜0.2mmに定めておくことが望ましい。
また、単一のチップ部品を対象として、リフロー処理時の配線基板の移動方向がそのチップ部品の縦幅方向に一致する方向に定められている場合についての本発明に係るチップ部品搭載配線基板は次の構成を有する。
すなわち、縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極が、配線基板に間隔を隔てて配備された一対のランドに各別に半田付けされ、その半田付けが、半田印刷処理された一対のランドに上記チップ部品の両端の電極を各別に重ね合わせた状態でリフロー処理によって実行されているチップ部品搭載配線基板において、ランドとチップ部品の電極との重なり箇所では、ランドが、チップ部品の電極に対してその縦幅方向に張り出すことなく、チップ部品の電極の横幅方向両側に張り出してそれぞれの横張出部の半田がチップ部品の電極の横幅方向端面に接合されている、というものであり、この場合には、上記チップ部品の電極の横幅方向端面からのランドの横張出部の張出幅の寸法が0.1〜0.2mmであることが望ましい。
また、単一のチップ部品を対象として、リフロー処理時の配線基板の移動方向がそのチップ部品の縦幅方向に一致する方向に定められている場合についての本発明に係る配線基板へのチップ部品半田付け方法は次の構成を有する。
すなわち、縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極を、配線基板に間隔を隔てて配備されて半田印刷処理された一対のランドに各別に重ね合わせた状態で、上記配線基板を一方向に移動させながらそれぞれのランドに上記電極をリフロー処理によって各別に半田付けする配線基板へのチップ部品半田付け方法において、ランドの形状を、ランドとチップ部品の電極との重なり箇所でランドがチップ部品の電極に対してその縦幅方向に張り出すことなくチップ部品の電極の横幅方向両側に張り出す形状とした上で、リフロー処理時の配線基板の移動方向を、チップ部品の電極の縦幅方向に一致させる、というものであり、この場合には、チップ部品の電極の横幅方向端面からのランドの横張出部の張出幅の寸法を0.1〜0.2mmに定めた上で、リフロー処理時の配線基板の移動方向を、チップ部品の電極の縦幅方向に一致させることが望ましい。
さらに、単一のチップ部品を対象として、リフロー処理時の配線基板の移動方向がそのチップ部品の横幅方向に一致する方向に定められている場合についての本発明に係るチップ部品搭載配線基板は次の構成を有する。
すなわち、縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極が、配線基板に間隔を隔てて配備された一対のランドに各別に半田付けされ、その半田付けが、半田印刷処理された一対のランドに上記チップ部品の両端の電極を各別に重ね合わせた状態でリフロー処理によって実行されているチップ部品搭載配線基板において、ランドとチップ部品の電極との重なり箇所では、ランドが、チップ部品の電極に対してその横幅方向に張り出すことなく、チップ部品の電極の縦幅方向に張り出してそれぞれの縦張出部の半田がチップ部品の電極の縦幅方向端面に接合されている、というものであり、この場合には、上記チップ部品の電極の縦幅方向端面からのランドの縦張出部の張出幅の寸法が0.1〜0.2mmであることが望ましい。
さらに、単一のチップ部品を対象として、リフロー処理時の配線基板の移動方向がそのチップ部品の横幅方向に一致する方向に定められている場合についての本発明に係る配線基板へのチップ部品半田付け方法は次の構成を有する。
すなわち、縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極を、配線基板に間隔を隔てて配備されて半田印刷処理された一対のランドに各別に重ね合わせた状態で、上記配線基板を一方向に移動させながらそれぞれのランドに上記電極をリフロー処理によって各別に半田付けする配線基板へのチップ部品半田付け方法において、ランドの形状を、ランドとチップ部品の電極との重なり箇所でランドがチップ部品の電極に対してその横幅方向に張り出すことなくチップ部品の電極の縦幅方向に張り出す形状とした上で、リフロー処理時の配線基板の移動方向を、チップ部品の電極の横幅方向に一致させる、というものであり、この場合には、チップ部品の電極の縦幅方向端面からのランドの縦張出部の張出幅の寸法を0.1〜0.2mmに定めた上で、リフロー処理時の配線基板の移動方向を、チップ部品の電極の横幅方向に一致させることが望ましい。
上掲の各発明に係るチップ部品搭載配線基板や配線基板へのチップ部品半田付け方法では、複数又は1つのチップ部品の電極とランドとの重なり箇所で、ランドの縦張出部又は横張出部が、リフロー時の配線基板の移動方向に対して直交する方向に張り出しているのに対し、配線基板の移動方向ではランドが電極から張り出していない。そのため、配線基板の移動方向で一対のランドの半田の溶融と凝固のタイミングに時間差を生じたとしても、チップ部品を立ち上がらせるような表面張力が発生しなくなる。また、ランドの縦張出部や横張出部の幅を0.1〜0.2mmに定めておくと、それらの縦張出部や横張出部に盛られた半田量がそれほど多くならないので、それらの縦張出部や横張出部で半田の溶融と凝固のタイミングに時間差を生じたとしても、チップ部品を位置ずれさせるほどの大きな表面張力が発生しなくなる。縦張出部や横張出部の幅が0.1mmよりも少ないと、チップ部品とランドとの半田接合強度が不足するおそれがあり、その幅が0.2mmより大きいと、半田量が過多になってチップ部品の位置ずれを生じるおそれがある。
本発明によれば、1つの配線基板に複数のチップ部品をその縦幅方向を直交させて混載する場合に、すべてのチップ部品についてマンハッタン現象や位置ずれが生じることのないチップ部品搭載配線基板及び配線基板へのチップ部品半田付け方法を提供することが可能になる。
また、本発明によれば、単一のチップ部品を対象として、リフロー処理時の配線基板の移動方向がそのチップ部品の縦幅方向に一致する方向に定められている場合にそのチップ部品にマンハッタン現象や位置ずれが生じることのないチップ部品搭載配線基板及び配線基板へのチップ部品半田付け方法を提供することが可能になる。
さらに、本発明によれば、単一のチップ部品を対象として、リフロー処理時の配線基板の移動方向がそのチップ部品の横幅方向に一致する方向に定められている場合にそのチップ部品にマンハッタン現象や位置ずれが生じることのないチップ部品搭載配線基板及び配線基板へのチップ部品半田付け方法を提供することが可能になる。
以上より、本願に係る各発明によれば、半田接合の信頼性にすぐれたチップ部品搭載配線基板を提供することが可能になる。
図1は1つの配線基板100に第1及び第2の2つのチップ部品5A,5Bをその縦幅方向を直角にして混載したチップ部品搭載配線基板の部分平面図である。図2(A)は第1チップ部品5Aの搭載箇所の拡大平面図、(B)は(A)のIIB矢視図、(C)は(A)のIIC矢視図、図3は第2チップ部品5Bの搭載箇所の拡大平面図、(B)は(A)のIIIB矢視図、(C)は(A)のIIIC矢視図である。
第1チップ部品5A及び第2チップ部品5Bはいずれもその縦幅方向両端に電極51,52を有し、それらの電極51,52の縦幅方向とチップ部品5A,5Bの縦幅方向V、それらの電極51,52の横幅方向とチップ部品5A,5Bの横幅方向Hとは一致している。また、図1〜図3において、F1はリフロー処理時の配線基板100の移動方向を示しており、その移動方向F1は、第1チップ部品5Aの電極51,52の縦幅方向(第1チップ部品5Aの縦幅方向V)及び第2チップ部品5Bの電極51,52の横幅方向(第2チップ部品5Bの縦幅方向H)に一致している。
図1〜図3のように、第1及び第2の各チップ部品5A,5Bは、その縦幅方向Vの両端に電極51,52を有しており、それらの各チップ部品5A,5Bの電極51,52のそれぞれが、配線基板100に間隔を隔てて配備されて半田印刷処理された導体でなる一対ずつの第1ランド1A,2A及び第2ランド1B,2Bにリフロー処理によって半田付けされている。また、配線基板100に搭載されている第1チップ部品5Aの縦幅方向Vと第2チップ部品5Bの縦幅方向Vとは互いに直交している。したがって、第1チップ部品5Aの両端の電極51,52の対向方向と、第2チップ部品5Bの両端の電極51,52の対向方向とは互いに直交する方向になっている。
図2(A)のように、一方側の第1ランド1Aと第1チップ部品5Aの一方側の電極51との重なり箇所では、第1ランド1Aが、電極51に対してその縦幅方向(チップ部品5Aの縦幅方向V)に張り出すことなく、電極51の横幅方向(チップ部品5Aの横幅方向H)の両側に張り出している。そして、それぞれの横張出部12Aの半田91が電極51の横幅方向端面51bに接合されている。また、図2(B)(C)のように、第1ランド1Aの半田9は電極51の下面51cに接合しているけれども、その半田9は電極51の縦幅方向端面51aには付着していない。他方側の第1ランド2Aと他方側の電極52との重なり箇所でも同様になっている。すなわち、第1ランド2Aが、電極52に対してその縦幅方向(チップ部品5Aの縦幅方向V)に張り出すことなく、電極52の横幅方向(チップ部品5Aの横幅方向H)の両側に張り出している。そして、それぞれの横張出部22Aの半田が電極52の横幅方向端面52bに接合されている。また、第1ランド2Aの半田9は電極52の下面52cに接合しているけれども、その半田9は電極52の縦幅方向端面52aには付着していない。
また、図3(A)のように、一方側の第2ランド1Bと第2チップ部品5Bの一方側の電極51との重なり箇所では、第2ランド1Bが、電極51に対してその横幅方向(チップ部品5Aの横幅方向H)に張り出すことなく、電極51の縦幅方向(チップ部品5Aの縦幅方向V)の外側に張り出している。そして、その縦張出部12Bの半田92が電極51の縦幅方向端面51aに接合されている。また、図3(B)(C)のように、第2ランド1Bの半田9は電極51の下面51cに接合しているけれども、その半田9は電極51の横幅方向端面51bには付着していない。他方側の第2ランド2Bと他方側の電極52との重なり箇所でも同様になっている。すなわち、第2ランド2Bが、電極52に対してその横幅方向(チップ部品5Aの横幅方向H)に張り出すことなく、電極52の縦幅方向(チップ部品5Bの縦幅方向V)の外側に張り出している。そして、その縦張出部22Bの半田が電極52の縦幅方向端面52aに接合されている。また、第2ランド2Bの半田9は電極52の下面に接合しているけれども、その半田9は電極52の横幅方向端面52bには付着していない。
図2(A)に示した横張出部12Aの張出幅b及び図3(A)に示した縦張出部12Bの張出幅aの各寸法が、それぞれ0.1〜0.2mmの範囲、具体的には0.1mmになっている。図3(A)に示した横張出部22Aの張出幅及び図3(A)に示した縦張出部22Bの張出幅aの各寸法についても同様に、それぞれ0.1〜0.2mmの範囲、具体的には0.1mmになっている。
次に、上記したチップ部品搭載配線基板の製造方法としての配線基板100へのチップ部品半田付け方法の実施形態を説明する。
この方法では、第1ランド1A,2Aと第1チップ部品5Aの電極51,52とのそれぞれの重なり箇所で、第1ランド1A,2Aが電極51,52に対してその縦幅方向に張り出すことなく電極51,52の横幅方向両側に張り出す形状としてある(図2参照)。また、第2ランド2A,2Bと第2チップ部品5Bの電極51,52との重なり箇所2A,2Bで、第2ランド2A,2Bが電極51,52に対してその横幅方向に張り出すことなく第2チップ部品5Bの電極51,52の縦幅方向の外側に張り出す形状としてある(図3参照)。
そして、リフロー処理時の配線基板の移動方向F1を、第1チップ部品5Aの電極51,52の縦幅方向及び第2チップ部品5Bの電極51,52の横幅方向に一致させる。
この方法によって縦幅方向が直交している第1及び第2のチップ部品5A,5Bをリロー処理すると、第1チップ部品5Aについては、図2によって推測できるように、半田9の溶融が、他方側のランド2A側で起こるよりも先に一方側のランド1A側で起こり、半田の凝固が、他方側のランド2A側で起こるよりも先に一方側のランド1A側で起こるけれども、先に凝固する一方側のランド1Aは、チップ部品5Aの一方側の電極51の縦幅方向の外側に張り出していないので、半田の凝固による表面張力によって第1チップ部品5Aを立ち上がらせるような引張力が発生しない。そのため、マンハッタン現象が起こらなくなり、そのリフロー処理によって図2(B)(C)のように第1チップ部品5Aが適正な状態で第1ランド1A,2Aに半田付けされて高い半田接合信頼性が確保される。また、一方側の第1ランドAでは、配線基板100の移動によって半田の溶融や凝固に時間差が生じるけれども、第1ランド1Aの横張出部12Aの張出幅bが0.1〜0.2mmという短い寸法になっているので、その横張出部12Aに盛られた半田量が比較的少ない。そのため、横張出部12Aに盛られた半田91が電極51の横幅方向端面51bに接合して凝固しても、それによって第1チップ部品5Aを位置ずれさせるほどの引張力が生じず、第1チップ部品5Aが適正な状態で第1ランド1A,2Aに半田付けされて高い半田接合信頼性が確保される。
また、第2チップ部品5Bについては、図3によって推測できるように、半田9の溶融が、一方側のランド1Bと他方側のランド2Bとで併行して起こるので、半田の凝固による表面張力によってチップ部品5Bを立ち上がらせるような引張力が発生しない。そのため、マンハッタン現象が起こらなくなり、そのリフロー処理によって図3(B)(C)のように第2チップ部品5Bが適正な状態で第2ランド1B,2Bに半田付けされて高い半田接合信頼性が確保される。また、第2ランド1B,2Bの各縦張出部12B,22Bの半田が凝固する際の表面張力で第2チップ部品5Bが縦幅方向Vや横幅方向Hに引っ張られるようなことが起こるとしても、縦張出部12B,22Bの張出幅aが0.1〜0.2mmという短い寸法になっているので、その横張出部12Aに盛られた半田量が比較的少なく、そのために、縦張出部12B,22Bに盛られた半田92が電極51,52の縦幅方向端面51a,51aに接合して凝固しても、それによって第2チップ部品5Bを位置ずれさせるほどの引張力が生じず、第2チップ部品5Bが適正な状態で第2ランド1B,2Bに半田付けされて高い半田接合信頼性が確保される。
また、第1チップ部品5Aや第2チップ部品5Bについての半田接合強度は、第1ランド1A,2aに横張出部12A,22Aが備わり、第2ランド1B,2Bに縦張出部12B,22Bが備わっていて、それらに盛られた半田が電極51,52に接合することによって十分な大きさになる。
以上では、1つの配線基板100に複数のチップ部品5A,5Bをその縦幅方向Vを直角にして混載する場合についてのチップ部品搭載配線基板及び配線基板へのチップ部品半田付け方法を説明したけれども、単一のチップ部品を対象として、リフロー処理時の配線基板100の移動方向をそのチップ部品の縦幅方向に一致する方向に定めた場合については、第1チップ部品5Aについて図2で説明した内容がそれに相当し、単一のチップ部品を対象として、リフロー処理時の配線基板100の移動方向をそのチップ部品の横幅方向に一致する方向に定めた場合については、第2チップ部品5Bについて図3で説明した内容がそれに相当する。
1A,2A 第1ランド(ランド)
1B,2B 第2ランド(ランド)
5A 第1チップ部品(チップ部品)
5B 第2チップ部品(チップ部品)
12A,22A 横張出部
12B,22B 縦張出部
51,52 電極
51a,52a 電極の縦幅方向端面
51b,52b 電極の横幅方向端面
91 横張出部の半田
92 縦張出部の半田
100 配線基板
H 横幅方向
V 縦幅方向
a 縦張出部の張出幅
b 横張出部の張出幅
1B,2B 第2ランド(ランド)
5A 第1チップ部品(チップ部品)
5B 第2チップ部品(チップ部品)
12A,22A 横張出部
12B,22B 縦張出部
51,52 電極
51a,52a 電極の縦幅方向端面
51b,52b 電極の横幅方向端面
91 横張出部の半田
92 縦張出部の半田
100 配線基板
H 横幅方向
V 縦幅方向
a 縦張出部の張出幅
b 横張出部の張出幅
Claims (12)
- 縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極が、配線基板に間隔を隔てて配備された一対のランドに各別に半田付けされ、その半田付けが、半田印刷処理された一対のランドに上記チップ部品の両端の電極を各別に重ね合わせた状態でリフロー処理によって実行されているチップ部品搭載配線基板において、
上記チップ部品に、配線基板上での両端の電極の対向方向が互いに直交する方向になっている第1チップ部品と第2チップ部品とが含まれ、かつ、上記ランドに、第1チップ部品の電極が半田付けされている第1ランドと、第2チップ部品の電極が半田付けされている第2ランドとが含まれ、
第1ランドと第1チップ部品の電極との重なり箇所では、第1ランドが、第1チップ部品の電極に対してその縦幅方向に張り出すことなく、第1チップ部品の電極の横幅方向両側に張り出してそれぞれの横張出部の半田が第1チップ部品の電極の横幅方向端面に接合されていると共に、第2ランドと第2チップ部品の電極との重なり箇所では、第2ランドが、第2チップ部品の横幅方向に張り出すことなく、第2チップ部品の電極の縦幅方向に張り出してそれぞれの縦張出部の半田が第2チップ部品の電極の縦幅方向端面に接合されていて、
第1チップ部品の電極の横幅方向端面からの第1ランドの横張出部の張出幅及び第2チップ部品の電極の縦幅方向端面からの第2ランドの縦張出部の張出幅の各寸法が、それぞれ0.1〜0.2mmであることを特徴とするチップ部品搭載配線基板。 - 縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極が、配線基板に間隔を隔てて配備された一対のランドに各別に半田付けされ、その半田付けが、半田印刷処理された一対のランドに上記チップ部品の両端の電極を各別に重ね合わせた状態でリフロー処理によって実行されているチップ部品搭載配線基板において、
上記チップ部品に、配線基板上での両端の電極の対向方向が互いに直交する方向になっている第1チップ部品と第2チップ部品とが含まれ、かつ、上記ランドに、第1チップ部品の電極が半田付けされている第1ランドと、第2チップ部品の電極が半田付けされている第2ランドとが含まれ、
第1ランドと第1チップ部品の電極との重なり箇所では、第1ランドが、第1チップ部品の電極に対してその縦幅方向に張り出すことなく、第1チップ部品の電極の横幅方向両側に張り出してそれぞれの横張出部の半田が第1チップ部品の電極の横幅方向端面に接合されていると共に、第2ランドと第2チップ部品の電極との重なり箇所では、第2ランドが、第2チップ部品の横幅方向に張り出すことなく、第2チップ部品の電極の縦幅方向に張り出してそれぞれの縦張出部の半田が第2チップ部品の電極の縦幅方向端面に接合されていることを特徴とするチップ部品搭載配線基板。 - 縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極を、配線基板に間隔を隔てて配備されて半田印刷処理された一対のランドに各別に重ね合わせた状態で、上記配線基板を一方向に移動させながらそれぞれのランドに上記電極をリフロー処理によって各別に半田付けする配線基板へのチップ部品半田付け方法において、
上記チップ部品に、配線基板上での両端の電極の対向方向が互いに直交する方向になっている第1チップ部品と第2チップ部品とが含まれ、かつ、上記ランドに、第1チップ部品の電極が半田付けされる第1ランドと、第2チップ部品の電極が半田付けされる第2ランドとを含ませると共に、
第1ランドの形状を、第1ランドと第1チップ部品の電極との重なり箇所で第1ランドが第1チップ部品の電極に対してその縦幅方向に張り出すことなく第1チップ部品の電極の横幅方向両側に張り出す形状とし、かつ、第2ランドの形状を、第2ランドと第2チップ部品の電極との重なり箇所で第2ランドが第2チップ部品の電極に対してその横幅方向に張り出すことなく第1チップ部品の電極の縦幅方向に張り出す形状とすると共に、第1チップ部品の電極の横幅方向端面からの第1ランドの横張出部の張出幅及び第2チップ部品の電極の縦幅方向端面からの第2ランドの縦張出部の張出幅の各寸法をそれぞれ0.1〜0.2mmに定めた上で、
リフロー処理時の配線基板の移動方向を、第1チップ部品の電極の縦幅方向及び第2チップ部品の電極の横幅方向に一致させることを特徴とする配線基板へのチップ部品半田付け方法。 - 縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極を、配線基板に間隔を隔てて配備されて半田印刷処理された一対のランドに各別に重ね合わせた状態で、上記配線基板を一方向に移動させながらそれぞれのランドに上記電極をリフロー処理によって各別に半田付けする配線基板へのチップ部品半田付け方法において、
上記チップ部品に、配線基板上での両端の電極の対向方向が互いに直交する方向になっている第1チップ部品と第2チップ部品とが含まれ、かつ、上記ランドに、第1チップ部品の電極が半田付けされる第1ランドと、第2チップ部品の電極が半田付けされる第2ランドとを含ませると共に、
第1ランドの形状を、第1ランドと第1チップ部品の電極との重なり箇所で第1ランドが第1チップ部品の電極に対してその縦幅方向に張り出すことなく第1チップ部品の電極の横幅方向両側に張り出す形状とし、かつ、第2ランドの形状を、第2ランドと第2チップ部品の電極との重なり箇所で第2ランドが第2チップ部品の電極に対してその横幅方向に張り出すことなく第1チップ部品の電極の縦幅方向に張り出す形状とした上で、
リフロー処理時の配線基板の移動方向を、第1チップ部品の電極の縦幅方向及び第2チップ部品の電極の横幅方向に一致させることを特徴とする配線基板へのチップ部品半田付け方法。 - 縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極が、配線基板に間隔を隔てて配備された一対のランドに各別に半田付けされ、その半田付けが、半田印刷処理された一対のランドに上記チップ部品の両端の電極を各別に重ね合わせた状態でリフロー処理によって実行されているチップ部品搭載配線基板において、
ランドとチップ部品の電極との重なり箇所では、ランドが、チップ部品の電極に対してその縦幅方向に張り出すことなく、チップ部品の電極の横幅方向両側に張り出してそれぞれの横張出部の半田がチップ部品の電極の横幅方向端面に接合されていることを特徴とするチップ部品搭載配線基板。 - 上記チップ部品の電極の横幅方向端面からのランドの横張出部の張出幅の寸法が0.1〜0.2mmである請求項5に記載したチップ部品搭載配線基板。
- 縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極を、配線基板に間隔を隔てて配備されて半田印刷処理された一対のランドに各別に重ね合わせた状態で、上記配線基板を一方向に移動させながらそれぞれのランドに上記電極をリフロー処理によって各別に半田付けする配線基板へのチップ部品半田付け方法において、
ランドの形状を、ランドとチップ部品の電極との重なり箇所でランドがチップ部品の電極に対してその縦幅方向に張り出すことなくチップ部品の電極の横幅方向両側に張り出す形状とした上で、リフロー処理時の配線基板の移動方向を、チップ部品の電極の縦幅方向に一致させることを特徴とする配線基板へのチップ部品半田付け方法。 - チップ部品の電極の横幅方向端面からのランドの横張出部の張出幅の寸法を0.1〜0.2mmに定めた上で、リフロー処理時の配線基板の移動方向を、チップ部品の電極の縦幅方向に一致させる請求項7に記載した配線基板へのチップ部品半田付け方法。
- 縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極が、配線基板に間隔を隔てて配備された一対のランドに各別に半田付けされ、その半田付けが、半田印刷処理された一対のランドに上記チップ部品の両端の電極を各別に重ね合わせた状態でリフロー処理によって実行されているチップ部品搭載配線基板において、
ランドとチップ部品の電極との重なり箇所では、ランドが、チップ部品の電極に対してその横幅方向に張り出すことなく、チップ部品の電極の縦幅方向に張り出してそれぞれの縦張出部の半田がチップ部品の電極の縦幅方向端面に接合されていることを特徴とするチップ部品搭載配線基板。 - 上記チップ部品の電極の縦幅方向端面からのランドの縦張出部の張出幅の寸法が0.1〜0.2mmである請求項9に記載したチップ部品搭載配線基板。
- 縦幅方向両端に電極を有するチップ部品の上記電極を、配線基板に間隔を隔てて配備されて半田印刷処理された一対のランドに各別に重ね合わせた状態で、上記配線基板を一方向に移動させながらそれぞれのランドに上記電極をリフロー処理によって各別に半田付けする配線基板へのチップ部品半田付け方法において、
ランドの形状を、ランドとチップ部品の電極との重なり箇所でランドがチップ部品の電極に対してその横幅方向に張り出すことなくチップ部品の電極の縦幅方向に張り出す形状とした上で、リフロー処理時の配線基板の移動方向を、チップ部品の電極の横幅方向に一致させることを特徴とする配線基板へのチップ部品半田付け方法。 - チップ部品の電極の縦幅方向端面からのランドの縦張出部の張出幅の寸法を0.1〜0.2mmに定めた上で、リフロー処理時の配線基板の移動方向を、チップ部品の電極の縦幅方向に一致させる請求項11に記載した配線基板へのチップ部品半田付け方法。
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JP2003351655A JP2005116918A (ja) | 2003-10-10 | 2003-10-10 | チップ部品搭載配線基板及び配線基板へのチップ部品半田付け方法 |
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JP2012248846A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | 積層セラミックコンデンサの回路基板の実装構造 |
-
2003
- 2003-10-10 JP JP2003351655A patent/JP2005116918A/ja active Pending
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