JP2005116908A - 配線基板の製造方法及び配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁基板に設けた位置決め用の開口部(パーフォレーション孔)の周辺に補強導体を設けた配線基板において、前記開口部内のバリや異物付着を低減する。
【解決手段】テープ状の絶縁基板の表面に導体膜を形成し、前記導体膜をエッチング処理して、導体配線、及び前記絶縁基板の長手方向に沿った補強導体を形成し、前記絶縁基板の、前記補強導体を形成した領域を打ち抜いて、開口部(パーフォレーション孔)を形成する配線基板の製造方法において、前記補強導体は、前記開口部を形成する領域が開口するように形成し、前記補強導体の開口した領域内の絶縁基板を打ち抜いて、前記開口部を形成する配線基板の製造方法である。
【選択図】 図9

Description

本発明は、配線基板の製造方法及び配線基板に関し、特に、COF(Chip On Film)などの半導体装置に用いられる薄型の配線基板に適用して有効な技術に関するものである。
従来、テープキャリアパッケージ(Tape Carrier Package)などの半導体装置に用いられる配線基板(テープキャリア)は、フィルム状の絶縁基板の表面に、所定のパターンの導体配線が設けられている。
前記配線基板は、図12及び図13に示すように、ポリイミドテープのような一方向に長尺なテープ状の絶縁基板1を用いており、前記絶縁基板1上に設けられた複数の半導体装置形成領域L1のそれぞれに、半導体装置を形成するための導体配線201が連続的に設けられている。ここで、図13は図12のF−F’線での断面図である。
また、前記絶縁基板1は、長手方向の端部に沿って、半導体装置を形成する際の位置決めや搬送ガイドに用いる第2開口部(パーフォレーション孔)1Aが設けられている。
また、近年では、半導体装置の薄型化にともない、前記配線基板、特に、前記絶縁基板1の薄型化が進んでおり、例えば、液晶ディスプレイの駆動用ドライバIC等のCOF型の半導体装置に用いられる配線基板では、ポリイミドテープ(絶縁基板1)の厚さが、例えば、25μmから40μm程度になってきている。
また、前記絶縁基板1の薄型化が進むと、前記絶縁基板1の強度の低下による第2開口部1Aの周辺でのテープ切れや、前記絶縁基板1の変形、歪みによる位置精度の低下が起きやすいため、図12及び図13に示したように、前記絶縁基板1の長手方向の端部、すなわち、前記第2開口部1Aが設けられた領域に補強導体202を設け、前記絶縁基板1の強度を確保している(例えば、特許文献1)。
また、前記補強導体202は、前記絶縁基板1の長手方向の端部に沿って帯状に設けられているため、搬送時や各工程で前記配線基板に生じた静電気を除去する役目もある。
前記補強導体202が設けられた配線基板の製造方法を簡単に説明すると、まず、図14及び図15に示すように、一方向に長尺なテープ状の絶縁基板1の表面に導体膜2を形成する。このとき、前記絶縁基板1の幅は、前記配線基板として用いるときの幅よりも広く、例えば、半導体装置を形成する工程で前記配線基板として用いるときの幅が35mmである場合には、幅が45mm、あるいは70mmなどの基板を用いる。またこのとき、前記絶縁基板1の、配線基板として用いる領域101の外側の領域102に、前記絶縁基板1の長手方向に沿って、前記配線基板を形成する工程での位置決めや搬送ガイドに用いる第1開口部(第1パーフォレーション孔)1Bを形成しておく。
また、前記導体膜2は、例えば、電解銅箔や圧延銅箔などを接着して形成するが、このとき、前記第1開口部1Bを塞がないように、前記絶縁基板1の中央付近の、配線基板として用いる領域101全面に形成する。
次に、図16及び図17に示すように、前記導体膜2をエッチング処理して、半導体装置形成領域L1内の導体配線201及び前記配線基板として用いる領域101の端部に沿った補強導体202を形成する。
このとき、前記導体配線201及び前記補強導体202は、例えば、図17に示したように、前記導体膜2上に、半導体装置を形成するための導体配線201及び補強導体202のパターンに対応したレジスト(エッチングレジスト)3を形成し、前記導体膜2をエッチング処理して形成する。
また、前記導体配線201及び前記補強導体202を形成した後、図示は省略するが、例えば、前記導体配線201上に、はんだ保護膜や端子めっき等を形成する。
次に、図18及び図19に示すように、例えば、金型、すなわち、ダイ4とパンチ5を用いて、前記補強導体202及び前記絶縁基板1を打ち抜き、第2開口部(第2パーフォレーション孔)1Aを形成する。
その後、前記絶縁基板を、前記補強導体202が設けられた領域の外側、すなわち、前記第1開口部1Bが形成された領域102を切断して除去し、前記絶縁基板1を所定の幅、例えば35mmにすることにより、図12及び図13に示したような配線基板を得ることができる。
前記図12及び図13に示したような配線基板を用いて半導体装置を製造する工程は、例えば、前記配線基板上の各半導体チップ実装領域L2に半導体チップを実装し、前記半導体チップの外部電極(ボンディングパッド)と前記導体配線の接続部を熱硬化性樹脂で封止し、前記各半導体装置形成領域L1を切断して個片化する。
このとき、前記各工程は、リールツーリール(reel to reel)方式で行われ、前記配線基板の開口部(第2開口部)1Aを利用して位置決めを行う。
特開平2−91956号公報
しかしながら、前記従来の技術では、前記導体膜2をエッチング処理して、前記導体配線201及び前記補強導体202を形成した後、図18及び図19に示したように、前記補強導体202及び前記絶縁基板1を打ち抜いて前記第2開口部(パーフォレーション孔)1Aを形成している。そのため、前記補強導体202と前記絶縁基板1のせん断応力の違いなどから、図20に示すように、第2開口部1A内にバリ8や、金属屑(図示しない)等の異物付着が生じやすいという問題があった。
また、前記バリ8や異物付着による前記第2開口部1Aの形状不良は、前記配線基板を用いて半導体装置を形成する際の位置決めの精度を低下させる原因、あるいは異物が混入して半導体装置の信頼性が低下する原因となるため、その配線基板は不良品となり、配線基板の製造歩留まりが低下し、配線基板の製造コストが上昇するという問題があった。
また、前記バリや異物付着により前記第2開口部の形状が粗いと、前記配線基板を用いて半導体装置を形成する際の位置決めの精度が低下するため、半導体装置の製造歩留まりが低下するという問題があった。
本発明の目的は、絶縁基板に設けた位置決め用の開口部(パーフォレーション孔)の周辺に補強導体を設けた配線基板において、前記開口部内のバリや異物付着を低減することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、絶縁基板に設けた位置決め用の開口部(パーフォレーション孔)の周辺に補強導体を設けた配線基板の製造歩留まりを向上させ、前記配線基板の製造コストを低減することが可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、絶縁基板に設けた位置決め用の開口部の周辺に補強導体を設けた配線基板を用いて形成する半導体装置の製造歩留まりの低下を防ぐことが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明の概要を説明すれば、以下のとおりである。
(1)テープ状の絶縁基板の表面に導体膜を形成し、前記導体膜をエッチング処理して、導体配線及び前記絶縁基板の長手方向に沿った補強導体を形成し、前記絶縁基板の、前記補強導体を形成した領域を打ち抜いて、開口部(パーフォレーション孔)を形成する配線基板の製造方法において、前記補強導体は、前記開口部を形成する領域が開口するように形成し、前記補強導体の開口した領域内の絶縁基板を打ち抜いて、前記開口部を形成する配線基板の製造方法である。
前記(1)の手段によれば、前記補強導体を形成する際に、前記開口部(パーフォレーション孔)を形成する部分を開口しておくことにより、前記絶縁基板のみを打ち抜いて前記開口部を形成することができる。そのため、従来のように、前記絶縁基板及び前記補強導体を打ち抜く場合に比べ、前記開口部内にバリ(残留物)が発生しにくい。また、前記絶縁基板のみを打ち抜くことにより、前記補強導体のバリ、金属屑の発生を防ぐことができる。
また、前記開口部内に、前記バリや金属屑が生じることや、開口部の形状不良による配線基板の製造歩留まりの低下を防げ、配線基板の製造コストを低減することができる。
またこのとき、前記絶縁基板は、長手方向の端部に沿って第1開口部(第1パーフォレーション孔)が形成されており、前記第1開口部が形成された領域の内側に、前記導体膜を形成し、前記導体膜をエッチング処理して前記導体配線及び前記補強導体を形成し、前記補強導体を形成した領域を打ち抜いて第2開口部(第2パーフォレーション孔)を形成した後、前記絶縁基板の、前記第2開口部を形成した領域の外側を切断除去する。
(2)テープ状の絶縁基板の長手方向に沿って開口部(パーフォレーション孔)が設けられ、前記絶縁基板の表面に導体配線が設けられ、前記絶縁基板の前記開口部の周辺に、前記開口部上が開口した補強導体が設けられている配線基板において、前記補強導体の開口部の面積は、前記絶縁基板の開口部の面積よりも広く、前記絶縁基板の開口部は、前記補強導体の開口部の内部領域に設けられている配線基板である。
前記(2)の手段によれば、前記絶縁基板の開口部が、前記補強導体の開口部の内部領域に設けられていることにより、前記開口部(パーフォレーション孔)の内部にバリや金属屑が残りにくく、開口部の形状不良が少ないため、前記配線基板を用いて半導体装置を製造する際の、位置決めの精度の低下を防ぐことができる。そのため、前記半導体装置の製造歩留まりを向上させることができる。
また、前記開口部の内部に金属屑などの異物が残りにくいため、前記配線基板を用いて半導体装置を製造する際に、異物の混入による装置の信頼性の低下を防げる。
以下、本発明について、図面を参照して実施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号をつけ、その繰り返しの説明は省略する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
(1)絶縁基板に設けた位置決め用の開口部(パーフォレーション孔)の周辺に補強導体を設けた配線基板において、前記開口部内のバリや異物付着を低減することができる。
(2)絶縁基板に設けた位置決め用の開口部(パーフォレーション孔)の周辺に補強導体を設けた配線基板の製造歩留まりを向上させ、前記配線基板の製造コストを低減することができる。
(3)絶縁基板に設けた位置決め用の開口部の周辺に補強導体を設けた配線基板を用いて形成する半導体装置の製造歩留まりの低下を防ぐことができる。
(実施例)
図1乃至図3は、本発明による一実施例の配線基板の概略構成を示す模式図であり、図1は配線基板の平面図、図2は図1に示した配線基板のA−A’線での断面図、図3(a)は図1に示した配線基板の領域L3の拡大平面図、図3(b)は図3(a)のB−B’線での断面図である。
図1乃至図3において、1は絶縁基板、1Aは第2開口部(パーフォレーション孔)、201は導体配線、202は補強導体、202Aは補強導体の開口部、L1は半導体装置形成領域、L2は半導体チップ実装領域、W1は開口部1Aの一辺の長さ、W2は補強導体の開口部202Aの一辺の長さ、W3は段差幅である。
本実施例の配線基板は、図1及び図2に示したように、テープ状の絶縁基板1の長手方向に沿って第2開口部(パーフォレーション孔)1Aを設け、前記絶縁基板1の表面に導体配線201を設け、前記絶縁基板1の前記第2開口部1Aの周辺に、前記第2開口部1A上が開口した補強導体202を設けた配線基板である。
このとき、前記絶縁基板1は、一方向に長尺なテープ状で、前記導体配線201及び前記補強導体202は、リールツーリール(reel to reel)方式で形成されており、前記絶縁基板1上に設けられている多数個の半導体装置形成領域L1のそれぞれに、図1に示したように、同種のパターンの導体配線201が設けられている。
また、前記配線基板は、例えば、液晶ディスプレイのドライバICなどに用いられるCOF(Chip On Film)型の半導体装置のように、小型、薄型の半導体装置に用いられる配線基板であり、前記絶縁基板1には、例えば、厚さが25μmから40μm程度の薄いポリイミドテープを用いている。そのため、搬送中の変形やテープ切れを防ぐために、前記第2開口部(パーフォレーション孔)1Aの周辺、すなわち、前記絶縁基板1の長手方向の端部に沿って補強導体202を設けている。
また、前記補強導体の開口部202Aの面積は、図3(a)及び図3(b)に示したように、前記絶縁基板の第2開口部1Aの面積よりも広く、前記絶縁基板の第2開口部1Aは、前記補強導体の開口部202Aの内部領域に設けられている。このとき、前記絶縁基板の第2開口部1Aの形状が、図3(a)に示したように、矩形状であり、前記第2開口部(パーフォレーション孔)1Aの一辺の長さW1は、例えば、1.981mm、あるいは1.420mm程度であるため、前記補強導体の開口部202Aの一辺の長さW2は、前記第2開口部1Aの一辺の長さW1よりも若干長くなるように形成し、前記絶縁基板の第2開口部1Aの内壁と前記補強導体の内壁202Aに段差ができるようにしている。またこのとき、前記段差の幅W3は、4辺とも均等になるのが好ましく、それぞれ、0.1mm程度になるように設ける。
図4乃至図9は、本実施例の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、図4は絶縁基板の表面に導体膜を形成する工程の平面図、図5は図4のC−C’線での断面図、図6は導体配線及び補強導体を形成する工程の平面図、図7は図6のD−D’線での断面図、図8は第2開口部(第2パーフォレーション孔)を形成する工程の平面図、図9は図8のE−E’線での断面図である。
以下、図4乃至図9に沿って、本実施例の配線基板の製造方法について説明する。
まず、図4及び図5に示すように、一方向に長尺なテープ状の絶縁基板1の表面に導体膜2を形成する。このとき、前記絶縁基板1の幅は、前記配線基板として用いるときの幅よりも広く、例えば、半導体装置を形成する工程で前記配線基板として用いるときの幅が35mmである場合には、幅が45mm、あるいは70mmなどの基板を用いる。またこのとき、前記絶縁基板1の、配線基板として用いる領域101の外側の領域102には、前記絶縁基板1の長手方向に沿って、前記配線基板を形成する際の位置決めに用いる第1開口部(第1パーフォレーション孔)1Bを形成しておく。
また、前記導体膜2は、例えば、電解銅箔や圧延銅箔などを接着して形成するが、このとき、前記第1開口部1Bを塞がないように、前記絶縁基板1の中央付近の、配線基板として用いる領域101の全面に形成する。
次に、図6及び図7に示すように、前記導体膜2をエッチング処理して、半導体装置形成領域L1内の導体配線201及び前記配線基板として用いる領域101の端部に沿った補強導体202を形成する。
このとき、前記導体配線201及び前記補強導体202は、例えば、図7に示したように、前記導体膜2上に、半導体装置を形成するための導体配線201及び補強導体202のパターンに対応したレジスト(エッチングレジスト)3を形成し、前記導体膜2をエッチング処理して形成する。
またこのとき、前記補強導体202は、後の工程で開口部(第2開口部)1Aを形成する領域に、前記第2開口部1Aの面積よりも広い開口部202Aを形成するため、前記補強導体202上のエッチングレジスト3には、開口部3Aを設ける。
また、前記導体配線201及び前記補強導体202を形成した後、図示は省略するが、例えば、前記導体配線201上に、はんだ保護膜や端子めっき等を形成する。
次に、図8及び図9に示すように、例えば、金型、すなわち、ダイ4とパンチ5を用いて、前記補強導体の開口部202A内の絶縁基板1を打ち抜き、第2開口部(第2パーフォレーション孔)1Aを形成する。
このとき、前記ダイ4の開口部4A及びパンチ5の面積は、前記補強導体の開口部202Aの面積よりも狭くしておき、前記絶縁基板1のみを打ち抜く。そのため、従来の、銅箔及び絶縁基板を打ち抜く場合に比べ、第2開口部1Aの内部にバリや金属屑が生じにくく、前記第2開口部1Aの内部の形状不良を低減することができる。
その後、前記絶縁基板を、前記補強導体202が設けられた領域の外側で切断して、前記第1開口部1Bが形成された領域102を除去し、前記絶縁基板1を所定の幅、例えば35mmにすることにより、図1及び図2に示したような配線基板を得ることができる。
また、前記配線基板は、半導体装置を製造する前に、例えば、前記導体配線201の導通検査や電気的特性の検査とともに、前記第2開口部1Aの形状不良に関する検査も行われる。このとき、前記第2開口部1Aの形状不良が多いと、半導体装置を製造する際の位置決めの精度が低下し、半導体装置の製造歩留まりが低下する。そのため、前記開口部1Aの形状不良が所定の個数(条件)よりも多いと、その配線基板は不良品となり、配線基板の製造歩留まりが低下し、配線基板の製造コストが上昇するが、本実施例の配線基板のように、あらかじめ補強導体202を開口しておき、その開口部202A内の絶縁基板1のみを打ち抜いて前記第2開口部1Aを形成することにより、前記第2開口部1Aの形状不良を低減できるため、配線基板の製造歩留まりを向上させることができる。
前記図1及び図2に示したような配線基板を用いて半導体装置を製造する工程は、従来の半導体装置の製造方法と同様で、例えば、前記配線基板上の各半導体チップ実装領域L2に半導体チップを実装し、前記半導体チップの外部電極(ボンディングパッド)と前記導体配線の接続部を熱硬化性樹脂で封止し、前記各半導体装置形成領域L1を切断して個片化する。
このとき、前記各工程は、リールツーリール方式で行われ、前記配線基板の開口部(第2開口部)1Aを利用して位置決めを行うため、本実施例の配線基板のように、前記第2開口部1A内にバリや金属屑が生じにくく、形状不良の少ない配線基板を用いることにより、前記第2開口部1Aを用いた位置決めの精度を向上させ、半導体装置の製造歩留まりを向上させることができる。
以上説明したように、本実施例の配線基板によれば、あらかじめ前記補強導体2の所定領域に開口部202Aを設けておき、前記補強導体の開口部202Aの内部の前記絶縁基板1のみを金型で打ち抜くため、従来の、銅箔及び絶縁基板を打ち抜く場合に比べ、バリや金属屑が生じにくく、前記絶縁基板1の開口部(第2開口部)1Aの内部の形状不良を低減することができる。
また、前記第2開口部1Aの内部の形状不良を低減することができるため、配線基板の製造歩留まりを向上することができ、前記配線基板の製造コストを低減することができる。
また、前記配線基板の、前記第2開口部1Aの形状不良を低減することができるため、前記配線基板を用いて半導体装置を形成する際に、前記第2開口部1Aを用いた位置決めの精度を向上させることができ、半導体装置の製造歩留まりを向上させることができる。
また、前記第2開口部1A内に、金属屑などの異物が生じないため、前記配線基板を用いて半導体装置を形成する際に、異物の混入により装置の信頼性が低下することを防げる。
また、前記実施例では、図3に示したように、矩形状(正方形状)の第2開口部1Aを設けた配線基板を例にあげて説明しているが、前記第2開口部1Aの形状は、これに限らず、円形や長円形、あるいは長方形状など、種々の形状のであってもよいことは言うまでもない。
図10は、前記実施例の配線基板の他の製造方法を説明するための模式図であり、図10(a)及び図10(b)はそれぞれ、前記導体配線及び前記補強導体を形成する工程の断面図である。なお、図10(a)及び図10(b)はそれぞれ、図6のD−D’線での断面に相当する断面図である。
前記実施例の配線基板の製造方法では、図7に示したように、前記導体配線201及び前記補強導体202を形成する領域にレジスト(エッチングレジスト)3を形成して前記導体膜2をエッチング処理したが、これに限らず、例えば、アディティブ法を用いて、図10(a)に示すように、前記導体配線201及び前記補強導体202を形成する領域が開口するようなレジスト(めっきレジスト)6を形成して、前記導体膜2上に銅めっき膜7を形成した後、前記めっきレジスト6を除去し、前記銅めっき膜7をマスクとして前記導体膜2をエッチング処理してもよい。
図11は、前記実施例の配線基板の応用例を示す模式平面図である。
前記実施例の配線基板では、図4に示したように、配線基板として用いる領域101が1本(1条)の場合を示したが、これに限らず、さらに幅の広い絶縁基板を用いて、配線基板として用いる領域101が2本(2条)、または図11に示すように、3本(3条)の場合、あるいはそれ以上の場合でも、前記手順に沿ってそれぞれの領域101に前記導体配線201及び補強導体202を形成し、最後に、前記絶縁基板1を切断線で切断して複数の配線基板に分割してもよいことは言うまでもない。
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることはもちろんである。
本発明による一実施例の配線基板の概略構成を示す模式平面図である。 本実施例の配線基板の概略構成を示す模式図であり、図1に示した配線基板のA−A’線での断面図である。 本実施例の配線基板の概略構成を示す模式図であり、図3(a)は図1に示した配線基板の領域L3の拡大平面図、図3(b)は図3(a)のB−B’線での断面図である。 本実施例の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、絶縁基板の表面に導体膜を形成する工程の平面図である。 本実施例の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、図4のC−C’線での断面図である。 本実施例の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、導体配線及び補強導体を形成する工程の平面図である。 本実施例の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、図6のD−D’線での断面図である。 本実施例の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、第2開口部を形成する工程の平面図である。 本実施例の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、図8のE−E’線での断面図である。 前記実施例の配線基板の製造方法の変形例を説明するための模式図であり、図10(a)及び図10(b)はそれぞれ、導体配線及び補強導体を形成する工程の断面図である。 前記実施例の配線基板の応用例を示す模式平面図である。 従来の配線基板の概略構成を示す模式平面図である。 従来の配線基板の概略構成を示す模式図であり、図12に示した配線基板のF−F’線での断面図である。 従来の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、絶縁基板の表面に導体膜を形成する工程の平面図である。 従来の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、図14のG−G’線での断面図である。 従来の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、導体配線及び補強導体を形成する工程の平面図である。 従来の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、図16のH−H’線での断面図である。 従来の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、第2開口部を形成する工程の平面図である。 従来の配線基板の製造方法を説明するための模式図であり、図18のI−I’線での断面図である。 従来の配線基板の課題を説明するための模式断面図である。
符号の説明
1 絶縁基板
1A 開口部(第2開口部)
1B 第1開口部
101 配線基板として用いる領域
102 第1開口部を形成する領域
2 導体膜
201 導体配線
202 補強導体
202A 補強導体の開口部
3 レジスト(エッチングレジスト)
4 金型(ダイ)
5 金型(パンチ)
6 レジスト(めっきレジスト)
7 電解銅めっき膜
8 バリ

Claims (3)

  1. テープ状の絶縁基板の表面に導体膜を形成し、
    前記導体膜をエッチング処理して、導体配線及び前記絶縁基板の長手方向に沿った補強導体を形成し、
    前記絶縁基板の、前記補強導体を形成した領域を打ち抜いて、開口部(パーフォレーション孔)を形成する配線基板の製造方法において、
    前記補強導体は、前記開口部を形成する領域が開口するように形成し、
    前記補強導体の開口した領域内の絶縁基板を打ち抜いて、前記開口部を形成することを特徴とする配線基板の製造方法。
  2. 前記絶縁基板は、長手方向の端部に沿って第1開口部(第1パーフォレーション孔)が形成されており、
    前記第1開口部が形成された領域の内側に、前記導体膜を形成し、
    前記導体膜をエッチング処理して前記導体配線及び前記補強導体を形成し、
    前記補強導体を形成した領域を打ち抜いて第2開口部(第2パーフォレーション孔)を形成した後、
    前記絶縁基板の、前記第1開口部が形成された領域を切断除去することを特徴とする請求項1に記載の配線基板の製造方法。
  3. テープ状の絶縁基板の長手方向に沿って開口部(パーフォレーション孔)が設けられ、前記絶縁基板の表面に導体配線が設けられ、前記絶縁基板の前記開口部の周辺に、前記開口部上が開口した補強導体が設けられた配線基板において、
    前記補強導体の開口部の面積は、前記絶縁基板の開口部の面積よりも広く、
    前記絶縁基板の開口部は、前記補強導体の開口部の内部領域に設けられていることを特徴とする配線基板。
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