JP2005116808A - ハンダボール搭載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハンダボール搭載装置において、装置下面に落下するハンダボールを、効率良く、しかも装置自体から発生する不純物、装置周辺の浮遊物などが混入することなく回収し、該装置によって製造される半導体装置の接続信頼性を高め、材料ロスを低減する。
【解決手段】 ハンダボール搭載装置1の底面10に、洗浄剤25が入れられたハンダボール回収槽26と、ハンダボール回収槽26から離反する方向に向けて上り勾配になる傾斜面28,29とを含んで構成されるハンダボール回収手段11を設ける。さらに、好ましくは、ハンダボール回収槽26の下部に、超音波を発振する振動子31を設ける。
【選択図】 図1


Description

本発明は、ハンダボール搭載装置に関する。
近年、携帯電話や携帯情報機器に代表される電子機器の小型化、軽量化の要求に伴い、半導体装置の小型化、高密度化が図られた、いわゆるチップサイズパッケージ(以下、CSP)構造の半導体装置が開発されている。
CSPは、インターポーザ基板などと呼ばれるサブ基板の片面にICチップを搭載し、かつもう一方の面にハンダボールなどからなる電極接続端子を形成した面配列型パッケージ構造であり、該電極接続端子によって、サブ基板と主基板とが接続される。
CSPの実装工程では、たとえば、インターポーザ基板にICチップを搭載し、前記基板の電極と前記チップの電極とをAuワイヤにより接続し、ICチップを保護するためにエポキシ樹脂により封止する。次いで、インターポーザ基板のICチップ搭載面とは反対の面にフラックスを介してハンダボールを搭載し、加熱することにより、インターポーザ基板とハンダボールとを接続し、さらに洗浄を行って余分なフラックスを除去すればCSPの工程が完了する。
このような工程を実行するハンダボール搭載装置においては、真空吸着によりハンダボールを保持する保持ヘッドによって、ハンダボールの貯留部から基板の直上までハンダボールを運び、保持ヘッドからハンダボールを基板上に供給することが行われる。その際、真空度の低下、操作ミス、基板とハンダボールとの反発などにより、ハンダボールの装置内下部への落下が頻発する。しかしながら、従来のハンダボール搭載装置では、落下するハンダボールを回収する機能が装置に具備されていない。したがって、オペレータが回収しなければ、ハンダボールは装置の下部に放置され、異物となって装置内に不具合を発生させる。また、落下によるハンダボールのロスは材料コストを増加させる原因になる。回収されないハンダボールは装置外に散乱することもあり、装置周辺にも悪影響を及ぼす懸念がある。
また、ハンダボールの直径はCSPパッケージの大きさとI/O端子の数とに依存するので、半導体装置の一層の高集積化が進められている現状にあっては、ハンダボールがさらに小型化され、1パッケージ当りのハンダボール搭載数が増加することは必然である。そうなれば、ハンダボールの取り扱いが現在よりもさらに困難になり、落下により失われるハンダボールの数が大きく増加することは容易に予測できる。
このような問題に鑑み、装置下部に落下するハンダボールを回収するための容器を備えるハンダボール搭載装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。図4は、特許文献1のハンダボール搭載装置100の構成を概略的に示す要部側面図である。ハンダボール搭載装置100は、ハンダボール101を貯留しかつ供給する供給容器102と、供給容器102の下部に接続して設けられる供給ノズル103と、供給ノズル103の途中に設けられるコック104と、図示しない真空吸引装置を駆動源として動作してコック104を開閉させるエアシリンダ105と、エアシリンダ105の動作をコック104に伝達するリンク106と、供給容器102の供給ノズル103から供給されるハンダボール101を整列させる複数の吸着孔107を有する整列テーブル108と、整列テーブル108の直下に設けられ、供給ノズル103から供給されるハンダボール101を真空吸引により吸着孔107に吸着させる吸引孔109と、整列テーブル108を反転させる反転機構110と、整列テーブル108の下方に設けられ、整列テーブル108などから落下するハンダボール101を回収する回収容器111と、一端を回収容器111に接続されかつ他端を供給容器102に接続され、回収されたハンダボール101を供給容器102に搬送する搬送用ホース112と、搬送用ホース112内に設けられ、供給容器102に搬送されるハンダボール101を除電するアース線(金属線)113と、一端を供給容器102に接続されかつ他端を図示しない真空吸引装置に接続され、真空吸引により回収容器111から搬送用ホース112を介して供給容器102にハンダボール101を搬送させる真空用ホース114とを含んで構成される。
ハンダボール搭載装置100においては、エアシリンダ105の動作によってコック104が開放されると、供給容器102の供給ノズル103からハンダボール101が自由落下し、整列テーブル108上に供給される。その際、全てのハンダボール101が整列テーブル108上に留まるのではなく、一部が整列テーブル108の下方に落下する。整列テーブル108上に留まるハンダボール101が吸引孔109による真空吸引によって吸着孔107に吸着保持されて所定の配列に並べられると、整列テーブル108は反転機構110によって、図示しないハンダボール装着ユニットへ反転移動され、ハンダボール101が図示しない基板へ接着される。一方、整列テーブル108から下方に落下したハンダボール101は、回収容器111に収容される。このハンダボール101は、供給容器102に接続された真空用ホース114によって矢符115の方向に吸引を行うことによって、回収容器111から搬送用ホース112を通って、供給容器102に戻され、再利用される。
しかしながら、ハンダボール搭載装置100では、落下したハンダボール101を回収容器111に回収した後、吸引によって供給容器102に戻し、再利用するので、ハンダボール101に、装置自体から発生する不純物、装置周辺の浮遊するごみ、塵、異物などの浮遊物が混入するおそれがある。搬送用ホース112内に設けられたアース線113で除電されることによって一部はハンダボール101から取除かれるものの、搬送用ホース110内に存在するものは全て供給容器102に導入される仕組みになっているので、供給容器102内で不純物、浮遊物などがハンダボール101に再度付着するのを避けることができない。このような不純物、浮遊物などの混入は、該装置によって製造されるCSPパッケージの接続信頼性を低下させる。
特開平8−242070号公報
本発明の目的は、装置底面に落下するハンダボールを、効率良く、しかも装置自体から発生する不純物や装置周辺の浮遊物などがハンダボールに付着することなく回収することができる機構を備え、接続信頼性の高い半導体装置を製造することができるハンダボール搭載装置を提供することである。
本発明は、基板上にハンダボールを搭載するために基板を載置するワーク台と、フラックスを貯留するフラックス貯留手段と、フラックス貯留手段からフラックスを取出して基板上に供給するフラックス供給手段と、ハンダボールを貯留するハンダボール貯留手段と、ハンダボール貯留手段からハンダボールを取出して基板上に供給するハンダボール供給手段と、ワーク台、ハンダボール貯留手段およびハンダボール供給手段から落下するハンダボールを回収するハンダボール回収手段とを含むハンダボール搭載装置において、
ハンダボール回収手段は、装置底面に設けられワーク台から落下するハンダボールを収容するための凹所である回収槽と、回収槽から離反する方向に向かって上り勾配となるように延びる傾斜面とを含んで構成され、かつ
回収槽に洗浄剤が収容されていることを特徴とするハンダボール搭載装置である。
また本発明のハンダボール搭載装置は、前述の回収槽の下部に振動子を設けたことを特徴とする。
さらに本発明のハンダボール搭載装置は、前述の傾斜面に表面処理が施されていることを特徴とする。
さらに本発明のハンダボール搭載装置は、前述の表面処理が塗装、めっきまたは電解研磨であることを特徴とする。
本発明によれば、基板を載置するワーク台と、フラックス貯留手段と、フラックスを基板上に供給するフラックス供給手段と、ハンダボール貯留手段と、ハンダボールを基板上に供給するハンダボール供給手段と、装置下部に落下するハンダボールを回収するハンダボール回収手段とを含むハンダボール搭載装置において、装置の底面を、ハンダボールを回収するための凹所である回収槽と、回収槽から離反する方向に向かって上り勾配となるように設けられる傾斜面とを含んで構成し、さらに回収槽に洗浄剤を収容することによって、ハンダボールが装置下面に落下しても、落下したハンダボールがほぼ確実に回収槽に収容されるとともに、該回収槽において洗浄を受けるので、装置自体から発生する不純物などが付着することなく、清浄な状態で回収することができる。
したがって、落下してきたハンダボールを再利用しても、該装置によって得られるCSPパッケージなどの半導体装置の接続信頼性が低下することがなく、ハンダボールの落下による紛失がほとんど皆無になるので、材料コストが増加しない。さらに、ハンダボールの落下および散乱によって、ハンダボール搭載装置周辺の作業環境が低下するのを防止できる。
また本発明によれば、前述のハンダボール搭載装置において、回収槽の下部に振動子を設けることによって、回収されるハンダボールの洗浄がさらに効率良く行われ、最初の使用時と同等の清浄度を有するハンダボールが得られる。回収槽の下部に振動子を設ける場合には、特に、ハンダボールが小さくなるほど、洗浄を好適に行うことができる。
また本発明によれば、前述のハンダボール搭載装置において、傾斜面に表面処理を施すことによって、ハンダボールの傾斜面での転がり具合が良くなるので、ハンダボールが微粒であっても、ワーク台などから落下してきたハンダボールが傾斜面に付着することなく、その大部分が回収槽に収容される。したがって、材料コストの増加がさらに抑制される。
また本発明によれば、前述のハンダボール搭載装置において、傾斜面の表面処理が塗装、めっきまたは電解研磨で行われることによって、ハンダボールの傾斜面での転がり具合が一層良好になり、落下してきたハンダボールがほぼ完全に回収槽に収容される。
図1は、本発明の実施の第1形態であるハンダボール搭載装置1の構成を模式的に示す側面図である。ハンダボール搭載装置1は、基板2を載置するためのワーク台3と、ハンダボール4を基板2に接着するためのフラックス5を貯留するためのフラックス貯留手段6と、フラックス貯留手段6に貯留されるフラックス5を取出してワーク台3に載置された基板2上に供給するためのフラックス供給手段7と、ハンダボール4を貯留するためのハンダボール貯留手段8と、ハンダボール貯留手段8からハンダボール4を取出してワーク台3に載置された基板2上に供給するためのハンダボール供給手段9と、装置1の底面10に設けられ、ワーク台3、ハンダボール供給手段9などから落下するハンダボール4を回収して清浄化するためのハンダボール回収手段11とを含んで構成される。
ワーク台3は、基板2を載置し、固定するためのワークテーブル12と、装置1の底面10に固定され、ワークテーブル12を水平に支持する支持体13とを含んで構成される。ワークテーブル12には、図示しない搬送手段によって、ハンダボール4がまだ搭載されていない基板2が搬送若しくは載置される。
フラックス貯留手段6は、フラックス5を貯留するためのフラックス貯留部14と、装置1の底面10に固定され、フラックス貯留部14を水平に支持する支持体15とを含んで構成される。フラックス貯留部14には、フラックス5の消費量に応じて、図示しないフラックス補充手段によってフラックス5が補充される。
フラックス供給手段7は、フラックス供給ヘッド16と、フラックス供給ヘッド16の下面に設けられ、フラックスの付着および離反が可能な突起部17と、フラックス供給ヘッド16を支持するとともに、矢符35の方向、すなわちワーク台3の真上からフラックス貯留手段6の真上までの水平方向ならびにワーク台3およびフラックス貯留手段6の真上での上下方向に移動可能なフラックス供給ヘッド支持体18とを含んで構成される。フラックス供給ヘッド16は、フラックス供給ヘッド支持体18に着脱可能に設けてもよい。フラックス供給ヘッド16の下面の突起部17は、基板2のハンダボール4を搭載しようとする位置に対応するように位置決めされ、設けられる。フラックス供給ヘッド支持体18は、たとえば3軸ロボットなどの図示しない移動手段によって、矢符35の方向に移動可能に設けられる。
図2は、ハンダボール搭載装置1におけるフラックス供給手段7の動作を模式的に示す側面図である。フラックス供給手段7は、まず、フラックス貯留手段6の真上に移動し、フラックス貯留部14に貯留されるフラックス5に突起部17が接するまで下降する。これによって、突起部17の先端には、フラックス5が付着する。次いで、フラックス供給手段7は上昇し、さらに水平移動してワーク台3の真上まで達し、再び下降し、突起部17をワークテーブル12の上に載置された基板2の表面に接触させる。これによって、基板2の表面の所定位置にフラックス5が塗布される。その後、フラックス供給手段7は再度上昇し、前記と同じ動作を繰返し行う。
ハンダボール貯留手段8は、少なくともハンダボール供給手段9の昇降が可能な程度の開口部を上部に有し、ハンダボール4を貯留するハンダボール貯留部19と、装置1底面10に固定され、ハンダボール貯留部19を支持するハンダボール貯留部支持体20とを含んで構成される。ハンダボール貯留部19には、ハンダボール4の消費量に応じて、図示しないハンダボール補充手段によってハンダボール4が補充される。
ハンダボール供給手段9は、ハンダボール4を吸着および離脱可能に保持するハンダボールヘッド21と、ハンダボールヘッド21を支持するとともに、矢符36の方向、すなわちワーク台3の真上からハンダホール貯留手段8の真上までの水平方向ならびにワーク台3およびハンダボール貯留手段8の真上での上下方向に移動可能なハンダボールヘッド支持体22とを含んで構成される。ハンダボールヘッド21は、基板2のハンダボール4を接着しようとする位置に対応するように図示しないハンダボール吸引孔が形成され、真空吸引などの手段によってハンダボール4を吸着保持する手段(図示せず)を備える。ハンダボールヘッド21は、ハンダボールヘッド支持体22に着脱可能に設けてもよい。ハンダボールヘッド支持体22は、フラックス供給ヘッド支持体18と同様に、たとえば3軸ロボットなどの図示しない移動手段によって、矢符36の方向に移動可能に設けられる。
図3は、ハンダボール搭載装置1におけるハンダボール供給手段9の動作を模式的に示す側面図である。ハンダボール供給手段9は、まず、ハンダボール貯留手段8の真上に水平移動し、次いで下降し、そのハンダボールヘッド21によってハンダボール貯留部19に貯留されるハンダボール4を真空吸引により吸着し、保持する。その後、ハンダボール供給手段9はハンダボール4を吸着保持したまま上昇し、さらにワーク台3の真上まで水平移動する。ここで、ハンダホール供給手段9は、ハンダボール4の真空吸引を停止し、ハンダボール4を離脱させ、基板2の上にハンダボール4が供給される。その後、ハンダボール供給手段9は前記と同じ動作を繰返す。供給されたハンダボール4は、基板2の表面で、先にフラックス供給手段7により供給されたフラックス5によって固定される。ハンダボール4が固定された基板2は、図示しない基板加熱手段によって加熱され、それによって基板2とハンダボール4との接続が完了する。
ハンダボール回収手段11は、装置1の底面10に開口部24を有するように設けられ、ワーク台3、ハンダボール貯留手段8およびハンダボール供給手段9から落下するハンダボール4を収容し、かつ収容されたハンダボール4を洗浄する洗浄剤25が入れられたハンダボール回収槽26と、ハンダボール回収槽26の中に着脱可能に収納され、回収され洗浄されたハンダボール4をハンダボール回収槽26から取出すバスケット27と、ハンダボール回収槽26から離反する方向(ハンダボール回収槽の外周面26a,26bから装置1の外周面1a,1bへ向かう方向)に向かって上り勾配となるように設けられる傾斜面28,29と、一端を装置1の外部に設けられるポンプおよび他端をハンダボール回収槽26に接続され、ハンダボール回収槽26の洗浄剤25の入れ換えを行うドレインパイプ30と、ハンダボール回収槽26の下部に設けられ、超音波を発振してハンダボール4の洗浄をさらに効率的に行う振動子31と、振動子31に接続され、振動子31から所定の周波数により超音波を発振させる発振器32と、発振器32を動作させる電源33と、発振器32を起動させるスイッチ34とを含んで構成される。
ハンダボール回収槽26は、鉄やステンレスなどの金属材料を用いて形成される。その大きさは特に制限されず、フラックス供給手段7、ハンダボール供給手段9などの動作に支障をきたさない範囲で適宜選択すればよい。図1においては、ハンダボール回収槽26は底面10のほぼ中央部に設けられているけれども、その他の位置に設けることもできる。ただし、落下するハンダボール4を効率的に回収することを考慮すると、好ましくは底面10の中央部またはその周辺に設けられ、より好ましくは底面10の中央部またはその周辺であって、底面10の中でも最も低い箇所に設けられる。ハンダボール回収槽26には、装置1の各所から落下するハンダボール4が直接または傾斜面28,29を転がって収容される。
ハンダボール回収槽26に収容される洗浄剤25には、たとえば、エタノールなどの、有機溶剤などが使用される。落下の際にハンダボール4に付着するゴミ、塵、異物などは洗浄剤25によって取除かれる。
ハンダボール回収槽26に収納されるバスケット27は、その上部が開口し、1または複数の側面および底面に、洗浄剤25が出入りできる複数の孔、たとえば格子状の孔が形成されたものである。その大きさは特に制限されないけれども、ハンダボール回収槽26の側面とバスケット27の側面との隙間が、ハンダボール4の直径よりも小さいものが好ましい。バスケット27は、たとえば、鉄やステンレスといった金属材料によって形成される。洗浄剤25によって洗浄されたハンダボール4を収容したバスケット27は、ハンダボール回収槽26の外部に取出され、そのまま乾燥するかまたはその中からさらにハンダボール4のみを取出して乾燥し、ハンダボール4から洗浄剤25を気化させる。このように洗浄および乾燥が完了したハンダボール4は、ハンダボール貯留手段8に戻される。
傾斜面28,29は、装置1の上部各所から落下してきたハンダボール4を、ハンダボール回収槽26に導くために設けられる。傾斜面28,29は、たとえば、ステンレス鋼などの金属材料によって形成される。傾斜面28,29には、ハンダボール4に対する摩擦抵抗を減らし、ハンダボール4の転がりを良くし、ハンダボール回収槽25によるハンダボール4の回収率をさらに向上させるために、表面処理を施す。表面処理法としては、たとえば、塗装、めっき、電解研磨などが挙げられる。さらに具体的な一例を挙げれば、450μm前後のSn−Pbハンダボールであり、傾斜面28,29の材質がSUS304材であれば、Zn、Niなどのめっき、電解溶液による電解研磨などを行えばよい。傾斜面28,29の勾配は、ハンダボール4の直径などに応じて適宜選択できるけれども、ハンダボール4が転がり易い勾配、たとえば5〜10°程度にすればよい。
ドレインパイプ30は、たとえば、その一端に接続されるポンプ(図示せず)によって、ハンダボール回収槽26への洗浄剤25の供給およびハンダボール回収槽26からの洗浄剤25の排出を容易に行うことができる。
振動子31には、振動板タイプの振動子が用いられる。振動子31をハンダボール回収槽26の下部に設置し、超音波を発振させることによって、ハンダボール4の基板2への搭載に悪影響を及ぼすことなく、ハンダボール4に付着したゴミ、塵、異物などを一層効率良く取除くことができる。
図1に示すハンダホール搭載装置1によれば、まず、基板2が図示しない基板搬送手段によってワーク台3に載置される。次いで、フラックス供給手段7によって、フラックス貯留手段6に貯留されるフラックス5が、ワーク台3に載置された基板2の表面に塗布される。引き続き、ハンダボール貯留手段8に貯留されるハンダボール4を真空吸引により吸着保持したハンダボール供給手段9をワーク台3の真上まで水平移動させる。この時、真空度の低下、操作ミスなどによって、ハンダボール供給手段9に吸着保持されるハンダボール4の一部が、装置底面10に落下することがある。残りのハンダボール4は、フラックス5が塗布された基板2の表面に供給され、フラックス5によって固定化される。この時、基板2との反発、落下の勢いなどによって、ハンダボール4の一部が装置底面10に落下することがある。装置底面10に落下したハンダボール4は、直接または傾斜面28,29を転がってハンダボール回収槽26に収納されたバスケット27に収容される。収容されたハンダボール4は、振動子31の発振する超音波の印加を受けながら洗浄剤25によって洗浄された後、バスケット27に収容された状態で装置1の外部に取出され、乾燥されてハンダボール貯留手段6に戻される。
本実施の形態では、振動子31として、ハンダボール回収槽26の下部に設置する振動板タイプを用いるけれども、ハンダボール回収槽26の内部に入れる投げ込みタイプを用いることもできる。
本実施の形態では、洗浄が完了したハンダボール4を自動的に乾燥させる乾燥手段、洗浄および乾燥が終了したハンダボール4をハンダボール貯留手段8に自動搬送する搬送手段などを設けることができる。
本発明の実施の第1形態であるハンダボール搭載装置の構成を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の第1形態であるハンダボール搭載装置において、フラックス供給手段の動作を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の第1形態であるハンダボール搭載装置において、ハンダボール供給手段の動作を模式的に示す側面図である。 特許文献1のハンダボール搭載装置の構成を概略的に示す側面図である。
符号の説明
1 ハンダボール搭載装置
1a,1b 装置外周面
2 基板
3 ワーク台
4 ハンダボール
5 フラックス
6 フラックス貯留手段
7 フラックス供給手段
8 ハンダボール貯留手段
9 ハンダボール供給手段
10 装置底面
11 ハンダボール回収手段
12 ワークテーブル
13,15,18,20,22 支持体
14 フラックス貯留部
16 フラックス供給ヘッド
17 突起部
19 ハンダボール貯留部
21 ハンダボールヘッド
24 開口部
25 洗浄剤
26 ハンダボール回収槽
26a,26b ハンダボール回収槽の外周面
27 バスケット
28,29 傾斜面
30 ドレインパイプ
31 振動子31
32 発振器
33 電源
34 スイッチ
35,36 矢符

Claims (4)

  1. 基板上にハンダボールを搭載するために基板を載置するワーク台と、フラックスを貯留するフラックス貯留手段と、フラックス貯留手段からフラックスを取出して基板上に供給するフラックス供給手段と、ハンダボールを貯留するハンダボール貯留手段と、ハンダボール貯留手段からハンダボールを取出して基板上に供給するハンダボール供給手段と、ワーク台、ハンダボール貯留手段およびハンダボール供給手段から落下するハンダボールを回収するハンダボール回収手段とを含むハンダボール搭載装置において、
    ハンダボール回収手段は、装置底面に設けられワーク台から落下するハンダボールを収容するための凹所である回収槽と、回収槽から離反する方向に向かって上り勾配となるように延びる傾斜面とを含んで構成され、かつ
    回収槽に洗浄剤が収容されていることを特徴とするハンダボール搭載装置。
  2. 回収槽の下部に振動子を設けたことを特徴とする請求項1記載のハンダボール搭載装置。
  3. 傾斜面に表面処理が施されていることを特徴とする請求項1または2記載のハンダボール搭載装置。
  4. 表面処理が塗装、めっきまたは電解研磨であることを特徴とする請求項3記載のハンダボール搭載装置。
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