JP2005116239A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. カソード、ゲート及びアノードと、
   前記カソードに設けられ、カソードとアノードとの間のみ電圧を印加した状態において電子放出を行い得る電子放出体と、
   前記電子放出体に対向して配置され、前記電子放出体から放出された電子が衝突することによる発光を利用して画像を形成する画像形成部材と、
   カソードとゲートとの間に遮断電圧を印加し、前記電子放出体からの電子放出を停止するための駆動手段と、
   カソードとアノードとの間の電圧によって前記電子放出体から放出され、前記アノードに向かう電子の軌跡を偏向させる偏向手段と、
   を備えることを特徴とする画像形成装置。
2. 前記カソードはリアプレートに設けられ、前記アノードと前記画像形成部材と電子の衝突による画像形成を妨げる部材とが前記リアプレートに対向するフェースプレートに設けられており、
   前記電子の衝突による画像形成を妨げる部材が、前記電子放出体の直上に位置することを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
3. 前記カソードはリアプレートに設けられ、前記アノード及び前記画像形成部材は前記リアプレートに対向するフェースプレートに設けられており、
   前記カソードとアノードとの間のみ電圧を印加した状態において前記電子放出体から放出された電子の前記画像形成部材側への到達を阻止する電子遮蔽部材が前記リアプレートと前記フェースプレートの間に設けられている請求項１に記載の画像形成装置。
4. 前記電子遮蔽部材には、前記カソードとアノードとの間に印加される電圧による電界を乱さないように、前記カソードとアノードとの間の電圧と同極性の電圧が印加されている請求項３に記載の画像形成装置。
5. 前記電子遮蔽部材には、前記カソードとアノードとの間に印加される電圧をＶａ、前記電子遮蔽部材と前記カソード間の距離をａ、前記電子遮蔽部材と前記アノード間の距離をｂとして、Ｖｓ＝ａ／（ａ＋ｂ）×Ｖａの電圧が印加されている請求項３に記載の画像形
   成装置。
6. 前記電子放出体は、炭素を主成分とする膜状部材である請求項１乃至５のいずれかに記載の画像形成装置。
7. 前記炭素を主成分とする膜状部材は、フラーレン、ダイヤモンド、ダイヤモンドライクカーボン（ＤＬＣ）、カーボンナノチューブ（ＣＮＴ）、繊維状カーボン（カーボンファイバー）、グラファイトナノファイバー（ＧＮＦ）のいずれかである請求項６に記載の画像形成装置。
8. 前記偏向手段は、前記カソードに対する電位を前記ゲートとは独立に制御し得る別のゲートを含む請求項１乃至７のいずれかに記載の画像形成装置。
9. 前記偏向手段は、前記ゲートとアノードの間に設けられ、前記カソードとアノードとの間の電位分布の偏りを生じさせる電位が与えられる偏向電極を含む請求項１に記載の画像形成装置。