JP2005115871A - 調剤薬局支援システム及び調剤薬局支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システム及び調剤薬局支援プログラムを提供する。
【解決手段】 処方箋受付支援サブシステム110と、処方監査支援サブシステム120と、調剤監査支援サブシステム130と、服薬指導支援サブシステム140と、会計処理支援サブシステム150と、これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部100とを備えた調剤薬局支援システム10であって、処方監査支援サブシステム120、調剤監査支援サブシステム130及び服薬指導支援サブシステム140のいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステム110,150を作動させるような設定が可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。
【選択図】 図1
【解決手段】 処方箋受付支援サブシステム110と、処方監査支援サブシステム120と、調剤監査支援サブシステム130と、服薬指導支援サブシステム140と、会計処理支援サブシステム150と、これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部100とを備えた調剤薬局支援システム10であって、処方監査支援サブシステム120、調剤監査支援サブシステム130及び服薬指導支援サブシステム140のいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステム110,150を作動させるような設定が可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。
【選択図】 図1
Description
本発明は、調剤薬局における多様な業務を支援するための調剤薬局支援システム及び調剤薬局支援プログラムに関する。
調剤薬局においては、医薬分業により、医師の処方箋に基づいて薬剤が処方されている。そして、調剤薬局では、患者情報や処方内容を入力する処方箋受付、入力された処方内容の監査、処方薬の調剤、調剤された処方薬の監査、投薬・服薬指導、会計、保険請求事務、患者の薬歴管理、医薬品の在庫管理などの業務が行われている。
このような調剤薬局における業務を支援するために、調剤薬局支援システムが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特許文献1に開示された調剤薬局支援システムは、処方内容の安全性チェック機能、薬歴管理機能、服薬指導機能を支援するためのシステムである。
特許文献2に開示された調剤薬局支援システムは、小規模薬局に対して、処方箋記載の薬剤監査、薬歴管理、服薬指導、保険請求事務、医薬品の在庫管理などの業務を支援するシステムである。
特許文献3に開示された調剤薬局支援システム(調剤管理システム)は、ドラッグストアのチェーン店などの多数の調剤薬局に対して、管理センターなどで薬剤の発注や管理を一括して行うシステムである。
特開2000−163498号公報
特開2002−324181号公報
特開2003−58640号公報
特許文献1に開示された調剤薬局支援システムは、処方内容の安全性チェック機能、薬歴管理機能、服薬指導機能を支援するためのシステムである。
特許文献2に開示された調剤薬局支援システムは、小規模薬局に対して、処方箋記載の薬剤監査、薬歴管理、服薬指導、保険請求事務、医薬品の在庫管理などの業務を支援するシステムである。
特許文献3に開示された調剤薬局支援システム(調剤管理システム)は、ドラッグストアのチェーン店などの多数の調剤薬局に対して、管理センターなどで薬剤の発注や管理を一括して行うシステムである。
ところで、調剤薬局といっても、規模(例えば、小規模薬局、中規模薬局、大規模薬局)によって又は調剤薬局毎に、処方箋受付から会計までの業務手順がそれぞれ異なっているのが実情である。
しかしながら、上記したいずれの特許文献に開示された調剤薬局支援システムも、このように調剤薬局毎に異なる多様な業務手順に容易に対応可能な調剤薬局支援システムであるとはいえなかった。
しかしながら、上記したいずれの特許文献に開示された調剤薬局支援システムも、このように調剤薬局毎に異なる多様な業務手順に容易に対応可能な調剤薬局支援システムであるとはいえなかった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システム及び調剤薬局支援プログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明の調剤薬局支援システムは、患者情報及び処方内容の入力作業を支援する処方箋受付支援サブシステムと、入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を支援する処方監査支援サブシステムと、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を支援する調剤監査支援サブシステムと、患者への服薬指導を支援する服薬指導支援サブシステムと、会計処理を支援する会計処理支援サブシステムと、これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部とを備えた調剤薬局支援システムであって、前記制御部は、前記処方監査支援サブシステム、前記調剤監査支援サブシステム及び前記服薬指導支援サブシステムのいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステムを作動させるような設定が可能であることを特徴とする。
多くの調剤薬局においては、患者である顧客が来局すると、調剤薬局支援システムを用いて、患者情報及び処方内容の入力作業を行ったり、入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を行ったり、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を行ったり、患者への服薬指導を行ったり、会計処理を行ったりしている。
しかしながら、調剤薬局によっては、必ずしもこれらすべての業務を調剤薬局支援システムを用いて行ってはいないこともある。例えば、小規模の調剤薬局においては、処方入力された処方内容が適切であるかどうかの監査(処方監査)を行ったり、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査(調剤監査)を行ったりするのを、調剤薬局支援システム(この場合には、処方監査支援サブシステム及び調剤監査支援サブシステム)を用いずに行うこともある。また、調剤後に処方監査と調剤監査とを一括して行う場合のように、調剤業務の前に調剤薬局支援システム(この場合には、処方監査支援サブシステム)を用いる必要のない場合もある。
しかしながら、調剤薬局によっては、必ずしもこれらすべての業務を調剤薬局支援システムを用いて行ってはいないこともある。例えば、小規模の調剤薬局においては、処方入力された処方内容が適切であるかどうかの監査(処方監査)を行ったり、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査(調剤監査)を行ったりするのを、調剤薬局支援システム(この場合には、処方監査支援サブシステム及び調剤監査支援サブシステム)を用いずに行うこともある。また、調剤後に処方監査と調剤監査とを一括して行う場合のように、調剤業務の前に調剤薬局支援システム(この場合には、処方監査支援サブシステム)を用いる必要のない場合もある。
しかしながら、従来の調剤薬局支援システムにおいては、このようにいくつかの各支援サブシステムを用いる必要がないような場合であっても、これらの各支援サブシステムが常に作動可能な状態にあるため、使用者にとっては操作が煩雑であり不便であった。
これに対して、本発明の調剤薬局支援システムによれば、処方監査支援サブシステム、調剤監査支援サブシステム及び服薬指導支援サブシステムのいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステムを作動させるような設定が可能であるため、これらの支援サブシステムのうち調剤薬局にとって不要な支援サブシステムを作動させることなく残りの各支援サブシステムを作動させることができるようになり、使用者にとって使いやすく便利なシステムとなる。また、業務組み立ての自由度が高まりその調剤薬局にとって独自性に富むシステムとなる。また、調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システムとなる。
なお、本発明の調剤薬局支援システムにおいて、「処方監査支援サブシステム、調剤監査支援サブシステム及び服薬指導支援サブシステムのいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステムを作動させる」方法としては、専用の設定画面を準備しておき、この設定画面を用いて、これら三つの支援サブシステムのいずれか一つまたは二つ以上を選択できるボタンを画面上に表示させないようにすることを好ましく例示することができる。
(2)上記(1)に記載の調剤薬局支援システムにおいては、前記処方監査支援サブシステム、前記調剤監査支援サブシステム、前記服薬指導支援サブシステム及び前記会計処理支援サブシステムの一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、前記処方箋受付支援サブシステムを作動させることが可能であることを特徴とする。
調剤薬局においては、FAXによる処方箋の受付を行っている調剤薬局もある。このような調剤薬局において、処方箋がFAXで送付されてくると、患者が来局する前に、処方箋受付、処方監査、調剤、調剤監査などの業務の全部又は一部が行われることになる。そして、その後患者が来局してから、処方箋受付業務の一部(他の病院で処方されている医薬品や日頃常用している一般医薬品などの情報の入力など)が補充的に行われることになる。
しかしながら、従来の調剤薬局支援システムにおいては、標準的な手順で調剤薬局支援システムが組み立てられているため、このような場合には、一旦確定した処方箋入力内容を変更することとなるため、複雑な操作をして必要な画面を呼び出すことが必要となり、使用者にとっては操作が煩雑であり、非常に使い勝手の悪いシステムとなる。
これに対して、本発明の調剤薬局支援システムによれば、処方監査支援サブシステム、調剤監査支援サブシステム、服薬指導支援サブシステム及び会計処理支援サブシステムの一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、処方箋受付支援サブシステムを作動することが可能となるため、業務組み立ての自由度が高まりその調剤薬局にとって独自性に富むシステムとなる。また、調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システムとなる。
(3)上記(1)又は(2)に記載の調剤薬局支援システムにおいては、先に処方箋受付支援サブシステムにより受付を行った患者(以下「先受付患者」という。)と後に処方箋受付支援サブシステムにより受付を行った患者(以下「後受付患者」という。)とがあった場合において、先受付患者についての処方箋支援サブシステムを、後受付患者についての処方箋支援サブシステムの作動後にも作動させることが可能であることを特徴とする。
このため、上記のようにFAXによる処方箋の受付から実際に患者が来局するまでの間に、他の患者の処方箋受付等を進めることができるようになるため、業務組み立ての自由度が高まりその調剤薬局にとって独自性に富むシステムとなる。また、調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システムとなる。
このため、上記のようにFAXによる処方箋の受付から実際に患者が来局するまでの間に、他の患者の処方箋受付等を進めることができるようになるため、業務組み立ての自由度が高まりその調剤薬局にとって独自性に富むシステムとなる。また、調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システムとなる。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいては、患者の待ち時間を表示する窓口支援サブシステムをさらに備えたことを特徴とする。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、窓口担当者がこの調剤薬局支援システムを用いて容易に患者の待ち時間を把握することができるようになるため、待ち時間の長い患者に対してきめ細かいフォローを行うことで、その調剤薬局における顧客満足度を高めることができるようになる。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、窓口担当者がこの調剤薬局支援システムを用いて容易に患者の待ち時間を把握することができるようになるため、待ち時間の長い患者に対してきめ細かいフォローを行うことで、その調剤薬局における顧客満足度を高めることができるようになる。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいては、ハンディターミナルからなる調剤支援サブシステムをさらに備えたことを特徴とする。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、薬剤師はこのハンディターミナルからなる調剤支援サブシステムを携帯し、画面に表示された薬の画像を見ながら実際に薬をピッキングすることができるようになるため、調剤ミスを抑制することができるという効果も得られる。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、薬剤師はこのハンディターミナルからなる調剤支援サブシステムを携帯し、画面に表示された薬の画像を見ながら実際に薬をピッキングすることができるようになるため、調剤ミスを抑制することができるという効果も得られる。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいては、前記処方箋受付支援サブシステムは、複数の入力画面パターンのいずれかを選択して表示することが可能であることを特徴とする。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、より調剤薬局毎のニーズに合致した入力画面パターンを選択して表示することができるようになるため、その調剤薬局にとってより相応しいシステムとなる。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、より調剤薬局毎のニーズに合致した入力画面パターンを選択して表示することができるようになるため、その調剤薬局にとってより相応しいシステムとなる。
(7)上記(1)〜(6)のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいては、前記処方監査支援サブシステムは、処方内容の修正が可能であることを特徴とする。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、入力された処方内容に誤りがあることを発見した場合には、薬剤師がその場で入力内容を修正することができるため、処方内容の修正時間が短縮される。この場合、処方内容の修正を慎重に行う必要があるため、この修正は上書き修正を行うのではなく、修正記録を残すような形で行うこととするのが好ましい。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、入力された処方内容に誤りがあることを発見した場合には、薬剤師がその場で入力内容を修正することができるため、処方内容の修正時間が短縮される。この場合、処方内容の修正を慎重に行う必要があるため、この修正は上書き修正を行うのではなく、修正記録を残すような形で行うこととするのが好ましい。
(8)上記(1)〜(7)のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいては、前記調剤監査支援サブシステムは、薬袋毎に薬袋の画像及び薬の画像を表示することが可能であることを特徴とする。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、調剤監査支援サブシステムが薬袋毎に薬袋の画像及び薬の画像を表示することが可能であるため、使用者たる薬剤師にとって確実な監査を容易に行うことができるようになる。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、調剤監査支援サブシステムが薬袋毎に薬袋の画像及び薬の画像を表示することが可能であるため、使用者たる薬剤師にとって確実な監査を容易に行うことができるようになる。
(9)上記(1)〜(8)のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいては、前記服薬指導支援サブシステムは、服薬指導に伴う点数加算項目の入力が可能であることを特徴とする。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、服薬指導を行った薬剤師がその場で服薬指導に相当する点数加算項目の入力を行うことができるようになり、例えば服薬指導前に服薬指導料についての見込み入力を行ったが実際には服薬指導を行わなかったので点数加算項目の取消し処理を行う、というような事態をなくすることができる。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、服薬指導を行った薬剤師がその場で服薬指導に相当する点数加算項目の入力を行うことができるようになり、例えば服薬指導前に服薬指導料についての見込み入力を行ったが実際には服薬指導を行わなかったので点数加算項目の取消し処理を行う、というような事態をなくすることができる。
(10)上記(1)〜(9)のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいては、前記会計処理支援サブシステムは、任意のタイミングで点数加算項目を入力して後算定処理を行うことが可能であることを特徴とする。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、実際に点数加算項目欄へチェックできる状態(例えば実際に服薬指導が終了した状態)になってから確実に入力作業を行うことができ、これにより、例えば服薬指導前に服薬指導料についての見込み入力を行ったが実際には服薬指導を行わなかったので点数加算項目の取消し処理を行う、というような事態をなくすることができる。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、実際に点数加算項目欄へチェックできる状態(例えば実際に服薬指導が終了した状態)になってから確実に入力作業を行うことができ、これにより、例えば服薬指導前に服薬指導料についての見込み入力を行ったが実際には服薬指導を行わなかったので点数加算項目の取消し処理を行う、というような事態をなくすることができる。
(11)本発明の調剤薬局支援システムは、患者情報及び処方内容の入力作業を支援する処方箋受付支援サブシステムと、入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を支援する処方監査支援サブシステムと、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を支援する調剤監査支援サブシステムと、患者への服薬指導を支援する服薬指導支援サブシステムと、会計処理を支援する会計処理支援サブシステムと、これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部とを備えた調剤薬局支援システムであって、前記処方監査支援サブシステム、前記調剤監査支援サブシステム、前記服薬指導支援サブシステム及び前記会計処理支援サブシステムの一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、前記処方箋受付支援サブシステムを作動させることが可能であることを特徴とする。
このため、この調剤薬局支援システムによれば、処方監査支援サブシステム、調剤監査支援サブシステム、服薬指導支援サブシステム及び会計処理支援サブシステムの一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、処方箋受付支援サブシステムを作動することが可能であるため、業務組み立ての自由度が高まりその調剤薬局にとって独自性に富むシステムとなる。また、調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システムとなる。
(12)上記(11)に記載の調剤薬局支援システムにおいては、先受付患者と後受付患者とがあった場合において、先受付患者についての処方箋支援サブシステムを、後受付患者についての処方箋支援サブシステムの作動後にも作動させることが可能であることを特徴とする。
このため、FAXによる処方箋の受付があったような場合には、FAXによる処方箋の受付から実際に患者(先受付患者)が来局するまでの間に、他の患者(後受付患者)の処方箋受付等を進められるようになるため、業務組み立ての自由度が高まりその調剤薬局にとって独自性に富むシステムとなる。また、調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システムとなる。
(13)本発明の調剤薬局支援プログラムは、調剤薬局又は調剤薬局支援システム提供者のコンピュータシステムを、患者情報及び処方内容の入力作業を支援する処方箋受付支援サブシステムと、入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を支援する処方監査支援サブシステムと、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を支援する調剤監査支援サブシステムと、患者への服薬指導を支援する服薬指導支援サブシステムと、会計処理を支援する会計処理支援サブシステムと、これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部とを備えた調剤薬局支援システムであって、前記処方監査支援サブシステム、前記調剤監査支援サブシステム及び前記服薬指導支援サブシステムのいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステムを作動させるような設定が可能な調剤薬局支援システムとして機能させることを特徴とする。
このため、本発明の調剤薬局支援プログラムによれば、処方監査支援サブシステム、調剤監査支援サブシステム及び服薬指導支援サブシステムのいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステムを作動させるような設定が可能な調剤薬局支援システムとすることができるため、使用者にとって使いやすく便利なシステムとすることができる。また、業務組み立ての自由度が高まりその調剤薬局にとって独自性に富むシステムとすることができる。また、調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システムとすることができる。
(14)本発明の調剤薬局支援プログラムは、調剤薬局又は調剤薬局支援システム提供者のコンピュータシステムを、患者情報及び処方内容の入力作業を支援する処方箋受付支援サブシステムと、入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を支援する処方監査支援サブシステムと、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を支援する調剤監査支援サブシステムと、患者への服薬指導を支援する服薬指導支援サブシステム、会計処理を支援する会計処理支援サブシステムと、これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部とを備えた調剤薬局支援システムであって、前記処方監査支援サブシステム、前記調剤監査支援サブシステム、前記服薬指導支援サブシステム及び前記会計処理支援サブシステムの一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、前記処方箋受付支援サブシステムを作動させることができる調剤薬局支援システムとして機能させることを特徴とする。
このため、本発明の調剤薬局支援プログラムによれば、処方監査支援サブシステム、調剤監査支援サブシステム、服薬指導支援サブシステム及び会計処理支援サブシステムの一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、処方箋受付支援サブシステムを作動させることができる調剤薬局支援システムとすることができるため、使用者にとって使いやすく便利なシステムとすることができる。また、業務組み立ての自由度が高まりその調剤薬局にとって独自性に富むシステムとすることができる。また、調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システムとすることができる。
以下、本発明の調剤薬局支援システム及び調剤薬局支援プログラムの実施の形態について説明する。但し、いうまでもなく、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る調剤薬局支援システムの概要を示すブロック図である。実施形態1に係る調剤薬局支援システム10は、図1に示すように、患者情報及び処方内容の入力作業を支援する処方箋受付支援サブシステム110と、入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を支援する処方監査支援サブシステム120と、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を支援する調剤監査支援サブシステム130と、患者への服薬指導を支援する服薬指導支援サブシステム140と、会計処理を支援する会計処理支援サブシステム150と、これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部100とを備えた調剤薬局支援システムである。
図1は、本発明の実施形態1に係る調剤薬局支援システムの概要を示すブロック図である。実施形態1に係る調剤薬局支援システム10は、図1に示すように、患者情報及び処方内容の入力作業を支援する処方箋受付支援サブシステム110と、入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を支援する処方監査支援サブシステム120と、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を支援する調剤監査支援サブシステム130と、患者への服薬指導を支援する服薬指導支援サブシステム140と、会計処理を支援する会計処理支援サブシステム150と、これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部100とを備えた調剤薬局支援システムである。
制御部100においては、処方監査支援サブシステム120、調剤監査支援サブシステム130及び服薬指導支援サブシステム140のいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステム110,150を作動させるような設定が可能となっている。また、制御部100においては、各支援サブシステム110,120,130,140,150の機能を作動させる手順の設定も可能となっている。
図2は、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10を用いた業務の流れを示す図である。図2(a)はすべての各支援サブシステムを標準的な業務の流れに従って機能させた場合の図であり、図2(b)は服薬指導をする前に会計処理の業務を行った場合の図である。
調剤薬局支援システム10においては、図2に示すように、処方監査支援サブシステム120、調剤監査支援サブシステム130、服薬指導支援サブシステム140及び会計処理支援サブシステム150の一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、処方箋受付支援サブシステム110を再度作動させることができる(図2の※1〜※7参照。)。
調剤薬局支援システム10においては、図2に示すように、処方監査支援サブシステム120、調剤監査支援サブシステム130、服薬指導支援サブシステム140及び会計処理支援サブシステム150の一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、処方箋受付支援サブシステム110を再度作動させることができる(図2の※1〜※7参照。)。
調剤薬局においては、FAXによる処方箋の受付を行っている調剤薬局もある。このような調剤薬局において、処方箋がFAXで送付されてくると、患者が来局する前に、処方箋受付、処方監査、調剤、調剤監査、会計処理などの業務の全部又は一部が行われることになる。そして、その後患者が実際に来局してから、処方箋受付業務の一部(他の病院で処方されている医薬品や日頃常用している一般医薬品などの情報の入力など)が補充的に行われることになる。
しかしながら、従来の調剤薬局支援システム10においては、標準的な手順で調剤薬局支援システムが組み立てられているため、このような場合には、一旦確定した処方箋入力内容を変更することとなるため、複雑な操作をして必要な画面を呼び出すことが必要となり、使用者にとっては操作が煩雑であり、非常に使い勝手の悪いシステムとなる。
これに対して、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10によれば、処方監査支援サブシステム120、調剤監査支援サブシステム130、服薬指導支援サブシステム140及び会計処理支援サブシステム150の一つ又は二つ以上を作動させた後であっても処方箋受付支援サブシステム110を作動することができるため、業務組み立ての自由度が高まりその調剤薬局にとって独自性に富むシステムとすることができる。
図3は、実施形態1に係る調剤薬局支援システムを用いた業務の流れを示す図である。
実施形態1に係る調剤薬局支援システム10においては、図3に示すように、先受付患者(図3(b)の患者P2)と後受付患者(図3(c)及び図3(d)の患者P3,P4)とがあった場合において、先受付患者(患者P2)についての処方箋受付支援サブシステムを、後受付患者(患者P3,P4)についての処方箋受付支援サブシステムの作動後にも作動させることが可能である。
実施形態1に係る調剤薬局支援システム10においては、図3に示すように、先受付患者(図3(b)の患者P2)と後受付患者(図3(c)及び図3(d)の患者P3,P4)とがあった場合において、先受付患者(患者P2)についての処方箋受付支援サブシステムを、後受付患者(患者P3,P4)についての処方箋受付支援サブシステムの作動後にも作動させることが可能である。
このため、先受付患者(患者P2)についてFAXによる処方箋の受付から先受付患者(患者P2)が実際に来局するまでの間に、後受受患者(患者P3,P4)の処方箋受付等を進められるため、業務組み立ての自由度が高まりその調剤薬局にとって独自性に富むシステムとすることができる。また、調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システムとすることができる。
図4は、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10を用いた業務の流れを示す図である。図4(a)はすべての各支援サブシステムを標準的な業務の流れに従って機能させた場合の図であり、図4(b)は処方監査支援サブシステム及び調剤監査サブシステムを機能させなかった場合の図であり、図4(c)は処方監査支援サブシステムを機能させなかった場合の図であり、図4(d)は処方箋受付支援サブシステムを調剤監査支援サブシステムの後にも機能させた場合の図である。
このように、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10によれば、処方監査及び調剤監査を(調剤薬局支援システムを用いずに)薬剤師自らの判断で行うような場合には、図4(b)に示すように、処方監査支援サブシステム120及び調剤監査支援サブシステム130を機能させずに調剤薬局支援システムを用いることができる。
また、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10によれば、調剤後に処方監査と調剤監査を一括して行うような場合には、図4(c)に示すように、処方監査支援サブシステム120を機能させずに調剤薬局支援システムを用いることができる。
また、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10によれば、まずFAXによる処方箋の受付を行い後刻患者が来局するような場合には、図4(d)に示すように、患者が来局する前に、処方箋受付支援サブシステム110、処方監査支援サブシステム120及び調剤監査支援サブシステム130を機能させ、その後患者が来局してから処方箋受付サブシステム110を機能させて、処方箋受付業務の一部(他の病院で処方されている医薬品や日頃常用している一般医薬品などの情報の入力など)を補充的に行うことができるようになる。
このため、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10によれば、使用者にとって使いやすく便利なシステムとなるとともに、調剤薬局毎に異なる多様な業務手順に容易に対応可能な調剤薬局支援システムとなる。
また、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10によれば、調剤後に処方監査と調剤監査を一括して行うような場合には、図4(c)に示すように、処方監査支援サブシステム120を機能させずに調剤薬局支援システムを用いることができる。
また、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10によれば、まずFAXによる処方箋の受付を行い後刻患者が来局するような場合には、図4(d)に示すように、患者が来局する前に、処方箋受付支援サブシステム110、処方監査支援サブシステム120及び調剤監査支援サブシステム130を機能させ、その後患者が来局してから処方箋受付サブシステム110を機能させて、処方箋受付業務の一部(他の病院で処方されている医薬品や日頃常用している一般医薬品などの情報の入力など)を補充的に行うことができるようになる。
このため、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10によれば、使用者にとって使いやすく便利なシステムとなるとともに、調剤薬局毎に異なる多様な業務手順に容易に対応可能な調剤薬局支援システムとなる。
なお、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10においては、「処方監査支援サブシステム110、調剤監査支援サブシステム120及び服薬指導支援サブシステム130のいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステム110,150を作動させる」方法として、専用の設定画面を準備しておき、この設定画面を用いて、これら三つの支援サブシステム110,120,130のいずれか一つ又は二つ以上を選択できるボタンを画面上に表示させないように設定している。
図5〜7は、処方箋受付支援サブシステム110が準備している入力画面パターンの例を示す図である。図5は入力画面パターン例1を示す図であり、図6は入力画面パターン例2を示す図であり、図7は入力画面パターン例3を示す図である。
図5に示す入力画面パターン例1は、処方入力画面Aの他にカレンダー画面Bと患者の薬歴等を示す画面Cとが表示されている。このため、この入力画面パターン例1を表示するようにすれば、処方入力時に、カレンダー画面Bの指定日に基づき来局日の薬歴を確認することができる。また、同じ処方であればDO入力などで処方入力を簡略化することもできる。
図6に示す入力画面パターン例2は、比較的大きく配置された処方入力画面Aの他に患者の来局歴等を示す画面Dが表示されている。このため、患者の来局歴等を示す画面Dが表示されているので、保険種別や指導・加算を同時に確認することもでき、会計のミスも少なくなるという効果も得られる。
図7に示す入力画面パターン例3は、さらに大きな処方入力画面Aが表示されている。このため、入力画面がシンプルになり見やすくなっている。また、上部に細いカレンダーEも表示されている。このため、患者の前回の来局も確認でき、過去処方のDOなどの簡単入力も行うことができる。また、上部に保険種別等を示す画面Fも表示されており、同時に確認することもできるようになっている。
処方箋受付支援サブシステム110は、上記のような複数の入力画面パターン1〜3を準備しているため、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10によれば、複数の入力画面パターンのいずれかを選択して表示することが可能となるため、調剤薬局毎のニーズにより合致した入力画面パターンを選択して表示することができるようになり、その調剤薬局にとってより相応しいシステムとなる。
図8は、処方監査支援サブシステム120が準備している入力画面パターンの例を示す図である。図8が示す入力画面パターンは、処方入力された薬品名や数量を示す画面Gが表示されており、この画面Gを用いて、処方入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を行うことができる。また、この入力画面パターンには、患者の薬歴、処方された薬についての併用・OTC(一般医薬品)情報、処方された薬についての医薬品情報、患者の来局歴などを呼び出すためのボタンHが表示されており、必要に応じてこれらを呼び出すことができるようになっている。
さらにまた、この入力画面パターンには、処方内容の修正をするためのボタンIが準備されている。このため、調剤薬局支援システム10によれば、入力された処方内容に誤りがあることを発見した場合には、薬剤師がその場で入力内容を修正することができるようになり、処方内容の修正時間が短縮される。
この場合、処方内容の修正を慎重に行う必要があるため、この修正は上書き修正を行うのではなく、修正記録を残すような形で行うこととしている。
さらにまた、この入力画面パターンには、処方内容の修正をするためのボタンIが準備されている。このため、調剤薬局支援システム10によれば、入力された処方内容に誤りがあることを発見した場合には、薬剤師がその場で入力内容を修正することができるようになり、処方内容の修正時間が短縮される。
この場合、処方内容の修正を慎重に行う必要があるため、この修正は上書き修正を行うのではなく、修正記録を残すような形で行うこととしている。
図9は、調剤監査支援サブシステム130が準備している入力画面パターンの例を示す図である。図9が示す入力画面パターンは、薬袋毎に薬袋の画像J、薬の画像K及び処方薬データLを表示することができるようになっている。このため、調剤薬局支援システム10によれば、調剤監査支援サブシステム130が薬袋毎に薬袋の画像J、薬の画像K及び処方薬データLを表示することができるため、使用者たる薬剤師にとって確実な監査を容易に行うことができる。
図10は、服薬指導支援サブシステム140が準備している入力画面パターンの例を示す図である。図10が示す入力画面パターンは、投薬履歴M、グラフN、新規指導O、特記事項Qの4つの項目の切り替えにより、充実した服薬履歴管理を行うことができる。また、SOAP形式による指導にも対応しており(図中、R参照。)、薬局内の指導統一化はもちろん患者への明確な服薬指導を行うことができる。
また、この入力画面パターンには図示されていないが、服薬指導に伴う点数加算項目の入力を可能とすることもできる。このようにすれば、服薬指導を行った薬剤師がその場で服薬指導に相当する点数加算項目の入力を行うことができるようになり、例えば服薬指導前に服薬指導料についての見込み入力を行ったが実際には服薬指導を行わなかったので点数加算項目の取消し処理を行う、というような事態をなくすることができる。
また、この入力画面パターンには図示されていないが、服薬指導に伴う点数加算項目の入力を可能とすることもできる。このようにすれば、服薬指導を行った薬剤師がその場で服薬指導に相当する点数加算項目の入力を行うことができるようになり、例えば服薬指導前に服薬指導料についての見込み入力を行ったが実際には服薬指導を行わなかったので点数加算項目の取消し処理を行う、というような事態をなくすることができる。
図11は、会計処理支援サブシステム150が準備している入力画面パターンの例を示す図である。図11が示す入力画面パターン(後算定シミュレーション)は、各種指導加算等のチェック欄S及び点数Tが表示されている。指導加算等の確認後、点数の再計算(後会計)を行うことができるようになる。
このため、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10によれば、実際に点数加算項目欄へチェックできる状態(例えば実際に服薬指導が終了した状態)になってから確実に入力作業を行うことができ、入力ミスを抑制することができるようになる。これにより、服薬指導前に服薬指導料についての見込み入力を行ったが実際には服薬指導を行わなかったので点数加算項目の取消し処理を行う、という事態をなくすることができる。
このため、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10によれば、実際に点数加算項目欄へチェックできる状態(例えば実際に服薬指導が終了した状態)になってから確実に入力作業を行うことができ、入力ミスを抑制することができるようになる。これにより、服薬指導前に服薬指導料についての見込み入力を行ったが実際には服薬指導を行わなかったので点数加算項目の取消し処理を行う、という事態をなくすることができる。
実施形態1に記載の調剤薬局支援システム10においては、上述した機能に加えて種々の機能を有している。例えば、薬袋や薬袋ラベルを印刷する機能、患者に手渡す医薬品情報を印刷する機能、レセプトの内容を集計したり印刷したりする機能、医薬品の発注処理を行う機能、医薬品の入庫処理を行う機能、医薬品の出庫処理を行う機能、医薬品の在庫管理を行う機能などがある。
実施形態1に記載の調剤薬局支援システム10は、調剤薬局のコンピュータシステム(図示せず)に、この調剤薬局のコンピュータシステムを、患者情報及び処方内容の入力作業を支援する処方箋受付支援サブシステム110と、入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を支援する処方監査支援サブシステム120と、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を支援する調剤監査支援サブシステム130と、患者への服薬指導を支援する服薬指導支援サブシステム140と、会計処理を支援する会計処理支援サブシステム150と、これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部を備えた調剤薬局支援システムであって、処方監査支援サブシステム120、調剤監査支援サブシステム130及び服薬指導支援サブシステム140のいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステムを作動させるような設定が可能である調剤薬局支援システムとして機能させるための調剤薬局支援プログラムをインストールすることにより所定の機能を発揮する。
なお、この調剤薬局支援プログラムには、処方監査支援サブシステム120、調剤監査支援サブシステム130、服薬指導支援サブシステム140及び会計処理支援サブシステム150の一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、処方箋受付支援サブシステム110を作動させることができるプログラムも含まれている。
また、この調剤薬局支援プログラムには、先受付患者と後受付患者とがあった場合において、先受付患者についての処方箋受付支援サブシステムを後受付患者についての処方箋受付支援サブシステムの作動後にも作動させることが可能となるプログラムも含まれている。
コンピュータシステムとしては、調剤薬局の規模によって異なるが、スタンドアロンのコンピュータからなるもの、ピアツーピアタイプのコンピュータシステムからなるもの、クライアントサーバタイプのコンピュータシステムからなるものを好ましく用いることができる。そして、調剤薬局支援システム10は、公衆通信回線又はインターネットによって調剤薬局支援システム提供者等のサーバに接続されている。そして、法改正、薬価改訂、その他必要なタイミングで最新の調剤薬局支援プログラムのインストールが行われる。これにより、常に最新の調剤薬局支援システムの機能を発揮するようになる。
実施形態1においては、調剤薬局のコンピュータシステムに調剤薬局支援プログラムがインストールされて調剤薬局支援システムが構成されている例を示したが、本発明はこれには限られない。例えば、調剤薬局支援システム提供者のコンピュータシステムに調剤薬局支援プログラムをインストールしておき、各調剤薬局は調剤薬局支援システムの提供者のコンピュータシステムにその都度アクセスしながら調剤薬局支援システムを使用することもできる。
[実施形態2]
図12は、本発明の実施形態2に係る調剤薬局支援システムの概要を示すブロック図である。実施形態2に係る調剤薬局支援システム20は、図12に示すように、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10が備える各支援サブシステム100〜150に加えて、患者の待ち時間を表示する窓口支援サブシステム160をさらに備えたことを特徴としている。
図12は、本発明の実施形態2に係る調剤薬局支援システムの概要を示すブロック図である。実施形態2に係る調剤薬局支援システム20は、図12に示すように、実施形態1に係る調剤薬局支援システム10が備える各支援サブシステム100〜150に加えて、患者の待ち時間を表示する窓口支援サブシステム160をさらに備えたことを特徴としている。
図13は、この窓口支援サブシステム160が準備している入力画面パターンの例を示す図である。患者の不満の多くは待ち時間が長いことである。図13が示す入力画面パターン(待ち患者一覧)は、使用者の選択により、処方監査、調剤監査、後会計のいずれかからの待ち患者一覧を表示することができ、TPOに応じた患者の抽出を行うことができる。この窓口支援サブシステム160は、使用者の選択によりいつでも画面に表示することができる。
このため、実施形態2に係る調剤薬局支援システム20によれば、窓口担当者が患者の待ち時間を容易に把握することができるようになるため、待ち時間の長い患者に対してきめ細かいフォローを行うことで、その調剤薬局における顧客満足度を高めることができるようになる。
[実施形態3]
図14は、本発明の実施形態3に係る調剤薬局支援システムの概要を示すブロック図である。本発明の実施形態3に係る調剤薬局支援システム30は、図14に示すように、実施形態2に係る調剤薬局支援システム20が備える各支援サブシステム100〜160に加えて、ハンディターミナルからなる調剤支援サブシステム170をさらに備えたことを特徴としている。
図14は、本発明の実施形態3に係る調剤薬局支援システムの概要を示すブロック図である。本発明の実施形態3に係る調剤薬局支援システム30は、図14に示すように、実施形態2に係る調剤薬局支援システム20が備える各支援サブシステム100〜160に加えて、ハンディターミナルからなる調剤支援サブシステム170をさらに備えたことを特徴としている。
図15は、実施形態3に係る調剤薬局支援システムを用いた業務の流れを示す図である。図15(a)〜図15(d)は、図4(a)〜(d)に対応している。実施形態3に係る調剤薬局支援システム30によれば、図15に示すように、いずれの場合も、薬剤師は調剤支援サブシステム170を用いて調剤作業を行っている。
このため、この調剤薬局支援システム30によれば、薬剤師はこのハンディターミナルからなる調剤支援サブシステム30を携帯し、画面に表示された薬の画像を見ながら実際に薬をピッキングすることができるようになるため、調剤ミスを抑制することができるようになる。
以上のように、本発明の調剤薬局支援システム及び調剤薬局支援プログラムによれば、調剤薬局における多様な業務手順にも容易に対応可能な調剤薬局支援システム及び調剤薬局支援プログラムを提供することができる。
10,20,30…調剤薬局支援システム、100…制御部、110…処方箋受付支援サブシステム、120…処方監査支援サブシステム、130…調剤監査支援サブシステム、140…服薬指導支援サブシステム、150…会計処理支援サブシステム、160…窓口支援サブシステム、170…調剤支援サブシステム
Claims (14)
- 患者情報及び処方内容の入力作業を支援する処方箋受付支援サブシステムと、
入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を支援する処方監査支援サブシステムと、
調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を支援する調剤監査支援サブシステムと、
患者への服薬指導を支援する服薬指導支援サブシステムと、
会計処理を支援する会計処理支援サブシステムと、
これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部とを備えた調剤薬局支援システムであって、
前記処方監査支援サブシステム、前記調剤監査支援サブシステム及び前記服薬指導支援サブシステムのいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステムを作動させるような設定が可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 請求項1に記載の調剤薬局支援システムにおいて、
前記処方監査支援サブシステム、前記調剤監査支援サブシステム、前記服薬指導支援サブシステム及び前記会計処理支援サブシステムの一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、前記処方箋受付支援サブシステムを作動させることが可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 請求項1又は2に記載の調剤薬局支援システムにおいて、
先に処方箋受付支援サブシステムにより受付を行った患者(以下「先受付患者」という。)と後に処方箋受付支援サブシステムにより受付を行った患者(以下「後受付患者」という。)とがあった場合において、先受付患者についての処方箋支援サブシステムを、後受付患者についての処方箋支援サブシステムの作動後にも作動させることが可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 請求項1〜3に記載の調剤薬局支援システムにおいて、
患者の待ち時間を表示する窓口支援サブシステムをさらに備えたことを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいて、
調剤作業を支援する調剤支援サブシステムをさらに備えたことを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいて、
前記処方箋受付支援サブシステムは、複数の入力画面パターンのいずれかを選択して表示することが可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいて、
前記処方監査支援サブシステムは、前記処方内容の修正が可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいて、
前記調剤監査支援サブシステムは、薬袋毎に薬袋の画像及び薬の画像を表示することが可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいて、
前記服薬指導支援サブシステムは、服薬指導に伴う点数加算項目の入力が可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の調剤薬局支援システムにおいて、
前記会計処理支援サブシステムは、任意のタイミングで点数加算項目を入力して後算定処理を行うことが可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 患者情報及び処方内容の入力作業を支援する処方箋受付支援サブシステムと、
入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を支援する処方監査支援サブシステムと、
調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を支援する調剤監査支援サブシステムと、
患者への服薬指導を支援する服薬指導支援サブシステムと、
会計処理を支援する会計処理支援サブシステムと、
これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部とを備えた調剤薬局支援システムであって、
前記処方監査支援サブシステム、前記調剤監査支援サブシステム、前記服薬指導支援サブシステム及び前記会計処理支援サブシステムの一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、前記処方箋受付支援サブシステムを作動させることが可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 請求項11に記載の調剤薬局支援システムにおいて、
先受付患者と後受付患者とがあった場合において、先受付患者についての処方箋支援サブシステムを、後受付患者についての処方箋支援サブシステムの作動後にも作動させることが可能であることを特徴とする調剤薬局支援システム。 - 調剤薬局又は調剤薬局支援システム提供者のコンピュータシステムを、患者情報及び処方内容の入力作業を支援する処方箋受付支援サブシステムと、入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を支援する処方監査支援サブシステムと、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を支援する調剤監査支援サブシステムと、患者への服薬指導を支援する服薬指導支援サブシステムと、会計処理を支援する会計処理支援サブシステムと、これらの各支援サブシステムの作動を制御するとともに、前記処方監査支援サブシステム、前記調剤監査支援サブシステム及び前記服薬指導支援サブシステムのいずれか一つ又は二つ以上を作動させることなく残りの各支援サブシステムを作動させるような設定が可能な調剤薬局支援システムとして機能させることを特徴とする調剤薬局支援プログラム。
- 調剤薬局又は調剤薬局支援システム提供者のコンピュータシステムを、患者情報及び処方内容の入力作業を支援する処方箋受付支援サブシステムと、入力された処方内容が適切であるかどうかの監査を支援する処方監査支援サブシステムと、調剤された薬の内容が適切であるかどうかの監査を支援する調剤監査支援サブシステムと、患者への服薬指導を支援する服薬指導支援サブシステム、会計処理を支援する会計処理支援サブシステムと、これらの各支援サブシステムの作動を制御する制御部とを備えた調剤薬局支援システムであって、前記処方監査支援サブシステム、前記調剤監査支援サブシステム、前記服薬指導支援サブシステム及び前記会計処理支援サブシステムの一つ又は二つ以上を作動させた後であっても、前記処方箋受付支援サブシステムを作動させることができる調剤薬局支援システムとして機能させることを特徴とする調剤薬局支援プログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014112422A (ja) * | 2014-02-14 | 2014-06-19 | Higashi Nihon Medicom Kk | 薬局用コンピュータ |
JP2015222604A (ja) * | 2015-09-09 | 2015-12-10 | 東日本メディコム株式会社 | 薬局用コンピュータ及びプログラム |
CN106798334A (zh) * | 2017-02-03 | 2017-06-06 | 成都市亚丁胡杨科技股份有限公司 | 一种冰粉粉 |
-
2003
- 2003-10-10 JP JP2003352963A patent/JP2005115871A/ja active Pending
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