JP2005115697A - 情報配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 受信者及び提供者にとってキーワードの入力が容易であり、情報の配信漏れや誤配信が低減され、且つ迅速な情報配信を実現する情報配信システムを提供する。
【解決手段】 情報配信システムのサーバAは、受信者の情報端末Bに対して電話番号D1(D1a,D1b,D1c・・・)及び配信先D2の送信を要求する受信者用送信要求手段と、受信した当該電話番号D1と配信先D2とを関連付けて蓄積記憶する記憶手段と、提供者の情報端末Cに対して一以上の電話番号D3(D3a,D3b,D3c・・・)及び配信情報D4の送信を要求する提供者用送信要求手段と、電話番号D3と電話番号D1とを対比する対比手段と、電話番号D1と電話番号D3が少なくとも一つ一致する場合に、当該電話番号D1と関連付けて記憶されている配信先D2に当該配信情報D4を配信する配信手段を備える。電話番号に代えて、メールアドレスとしても良い。
【選択図】 図2

Description

本発明は、提供者の情報端末から受信した配信情報を受信者が指定した配信先に送信するサーバを備える情報配信システムに関するものである。
近年、パーソナルコンピュータや携帯電話やPDAなどの情報端末の普及にともない、例えば訃報情報、結婚情報、災害時の安否情報といった様々な情報が情報端末に配信されている。これらの情報は、情報を提供する側である提供者の情報端末からサーバに登録され、情報を受け取る側である受信者の情報端末に配信される形態をとる情報配信システムにより配信されることが多い。たとえば、情報配信システムの一例として、特許文献1には配信される情報を訃報に限定した情報配信システムが開示されている。
特開2001−344364
特許文献1には、配信する情報を訃報に限定し、提供者(情報提供者)によりサーバに登録された訃報に関する情報を、受信者(配信希望者)が指定したメールアドレスにインターネットを介して配信する情報配信システムが開示されている。この情報配信システムは、情報の受信を希望する受信者に対して、配信登録用のページにキーワードやメールアドレスを記入させて予めサーバに登録させておき、提供者が提供する情報にキーワードが含まれている場合に、その情報を配信先のメールアドレスに配信する。
しかしながら、上記特許文献1の情報配信システムでは、受信者に対して何をキーワードとすべきかが指定されないため、受信者は思い付くままに任意にキーワードを登録することとなっていた。このため、例えば同姓同名が存在する氏名や、複数人が所属する会社名等のように、個人を一意的に特定できない情報がキーワードとして登録されることも多く、受信者に不必要な情報が配信されてしまうという誤配信が生じていた。
また、上記情報配信システムは、例えば、受信者が喪主の電話番号をキーワードとして登録した場合、喪主の電話番号は提供者が提供する情報に含まれておらず、必要な情報が配信されない。このように、上記情報配信システムは、受信者だけでなく提供者に対しても何をキーワードとすべきかが指定されていないため、互いに任意の情報を登録することによりキーワードが有効に働かず、必要な情報が配信されない配信漏れが生じていた。一方、かかる配信漏れを防ぐためには、受信者は幾つものキーワードを登録したり、提供者は受信者が登録しそうなキーワードを予測しながら多くの情報を登録する必要があり、登録作業に大変な労力が必要であった。また、これらの情報として氏名や住所等の個人情報を登録することが多いが、システムに登録した情報は漏洩の可能性も否定できず、登録する情報量の増加は、知られたくない個人情報等が漏洩してしまう可能性を高めることとなる。このため、配信漏れ防止のために多くの情報の登録を必要とする上記情報配信システムは、プライバシー保護の観点からも好ましくない。さらに、災害時における安否情報の配信等のように、緊急時においては迅速な情報配信が望まれるが、幾つものキーワードを登録する形態によると登録作業に時間を要し、システムにおける負荷も大きいため、情報配信に遅延が生じていた。
また、訃報等の情報は個人に関することであり、関係者以外には情報を配信したくないという要望がある。しかしながら、上記のように任意のキーワードを登録するシステムでは、他者が比較的に入手しやすい氏名や会社名等をキーワードとして使用することが可能で、関係者以外であっても簡単に情報が受信できてしまうという問題があった。
さらに、上記情報配信システムは、受信者に対して配信登録用のページにキーワードを入力させるものであるため、受信者はパーソナルコンピュータであればキーボード、携帯電話であれば操作ボタン等を使用して各項目を入力する作業が必要であり、登録作業が大変煩雑であった。とくに、訃報等のような情報に関しては、キーワードとして氏名や電話番号を入力することが考えられるが、自己の関係者について漏れなく情報を受け取るためには、何人もの関係者について繰り返し氏名等のキーワードを入力する必要があり、受信者に与える負担は大きい。キーボードや操作ボタン等による入力は、押し間違いや変換間違い等が生じやすく、キーワードに誤りが生じる可能性がある。キーワードの誤入力は、キーワード一致による情報配信において、必要な情報が配信されない配信漏れや、不要な情報が誤って配信される誤配信を引き起こす恐れがある。
上記情報配信システムは訃報に限定されているが、配信される情報としては、冠婚葬祭や祝事などの慶弔に関する情報や、災害時の安否に関する情報など、様々な種類の情報が考えられ、上記問題は配信される情報の種類にかかわらず同様に生じる。
そこで本発明の目的は、受信者及び提供者にとってキーワードの入力が容易であり、情報の配信漏れや誤配信が低減され、且つ迅速な情報配信を実現する情報配信システムを提供することにある。
本発明の請求項1記載の情報配信システムは、配信情報を提供する提供者の情報端末から受信した配信情報を、配信情報の受信を希望する受信者が指定した配信先に送信するサーバを備える情報配信システムにおいて、前記サーバは、受信者の情報端末に対して電話番号と配信先又は、メールアドレスと配信先の送信を要求する受信者用送信要求手段と、前記受信者用送信要求手段の要求に応じて受信者の情報端末から送信された電話番号と配信先又は、メールアドレスと配信先を受信すると、当該電話番号と配信先又は、メールアドレスと配信先とを関連付けて蓄積記憶する記憶手段と、提供者の情報端末に対して一以上の電話番号と配信情報又は、一以上のメールアドレスと配信情報の送信を要求する提供者用送信要求手段と、前記提供者用送信要求手段の要求に応じて提供者の情報端末から送信された一以上の電話番号と配信情報又は、一以上のメールアドレスと配信情報を受信すると、当該電話番号又はメールアドレスと、前記記憶手段により蓄積記憶されている電話番号又はメールアドレスとを対比する対比手段と、前記対比手段による対比の結果、少なくとも一つの電話番号又はメールアドレスが一致する場合に、当該電話番号又はメールアドレスと関連付けて記憶されている配信先に当該配信情報を配信する配信手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、受信者用送信要求手段が受信者の情報端末に対して電話番号及び配信先又は、メールアドレス及び配信先の送信を要求すると、受信者はこの要求に応じて受信者の関係者(友人や家族や同僚)等の電話番号又はメールアドレス、及び、配信先(電話番号やメールアドレスやFAX番号等)を入力等してサーバに返信する。サーバはこれらの情報を受信すると、記憶手段がその電話番号と配信先又は、メールアドレスと配信先とを関連付けて蓄積記憶する。一方、提供者用送信要求手段は、提供者の情報端末に対して一以上の電話番号及び配信情報又は、一以上のメールアドレス及び配信情報の送信を要求すると、提供者はこの要求に応じて訃報や災害時の安否等の配信情報、及び、その配信情報に関係する関係者(例えば訃報の場合は提供者や故人や親族等、災害時の安否情報の場合は本人や家族等)の一以上の電話番号又はメールアドレスを入力等してサーバに返信する。サーバは、提供者用送信要求手段に応答して返信されたこれらの情報を受信すると、対比手段が当該電話番号又はメールアドレスと、前記記憶手段により蓄積記憶されている電話番号又はメールアドレスとを対比する。この対比の結果、受信者と提供者からの電話番号又はメールアドレスが一致する場合に、配信手段が一致した電話番号又はメールアドレスと関連付けて記憶されている配信先に当該配信情報を配信する。電話番号やメールアドレスは個人を一意的に特定可能な情報であるため、氏名をキーワードとしたときに同姓同名を含む無関係な情報が配信されるといったような誤配信が防止される。また、受信者に対しても提供者に対しても電話番号又はメールアドレスの送信を要求するため、電話番号又はメールアドレスがキーワードとして有効に機能する。これにより、キーワードを多数入力するような作業を行わなくとも、受信者は必要な配信情報を漏れなく受信でき、提供者は必要な者に配信情報を配信できる。配信漏れ防止のために住所等の多くの個人情報を登録する必要もなく、入力作業の労力が軽減され、プライバシー保護の観点からも好ましい。また、氏名や会社名等は関係者以外にも知られやすい情報であるが、電話番号やメールアドレスは氏名等と比較すると関係者のみが知る傾向にあるため、氏名等をキーワードとする場合と比較して関係者以外の者に情報が配信される事態が低減される。電話番号又はメールアドレスだけを対比させれば良いため、多数のキーワード対比する場合と比較して、サーバの処理の負荷が軽減される。提供者の入力作業やサーバの処理負担の軽減により、入力作業時間や処理時間が短縮化され、配信情報の配信が迅速に行われる。受信者には配信情報のみが配信されるため、電話番号やメールアドレスが漏洩することもない。さらに、受信者が受信者用送信手段に応答して関係者等の複数の電話番号又はメールアドレスを送信し、提供者が提供者用送信手段に応答して親族等の複数の電話番号又はメールアドレスを送信すれば、受信者は関係者等に関する配信情報を漏れなく受信でき、提供者は配信したい者に漏れなく配信できる確率が更に高められる。
本発明の請求項2記載の情報配信システムは、前記請求項1記載の発明を前提として、前記受信者用送信要求手段において要求する電話番号又はメールアドレスは、当該情報端末に蓄積記憶されているアドレス帳等のアドレス情報であることを特徴とする。
この発明によれば、受信者は、幾つもの電話番号又はメールアドレスをキーボードや操作ボタン等により入力するような煩雑な作業を行うことなく、携帯電話等に記憶されているアドレス帳のデータのようなアドレス情報を受信者用送信要求に応じてそのまま送信するという簡単な作業で、複数の関係者の電話番号又はメールアドレスを登録できる。また、登録用のページ等に電話番号やメールアドレスをキーボードや操作ボタン等で入力する場合には押し間違いや文字の誤変換による誤入力の恐れがあるが、これと比較して、携帯電話等に記憶されているアドレス帳等のアドレス情報は日常的に使用されている電話番号やメールアドレスが含まれているため誤りが少なく、配信漏れや誤配信が更に低減される。ここで、アドレス情報とは、携帯電話やパーソナルコンピュータに蓄積記憶されているアドレス帳や住所録等のデータであって、氏名・電話番号・メールアドレス等を含むものであり、住所の情報に限られない。
本発明の請求項3に記載の情報配信システムは、前記請求項1記載の発明を前提として、前記サーバは、提供者の情報端末に対して配信先予定リストを送信するとともに、配信先予定リストに含まれる配信先ごとに配信許可又は不許可の入力を促す確認手段を備え、前記配信手段は、配信許可である配信先に対してのみ当該配信情報を配信することを特徴とする。
この発明によれば、確認手段が、前記対比手段で電話番号又はメールアドレスが一致した場合に、それに関連付けて記憶されている配信先を配信先予定リストとして当該提供者の情報端末に送信し、発信者に対して配信先ごとに配信許可又は不許可の入力を促す。発信者は、配信を拒否する配信先に不許可を示すチェック等をしてサーバに返信すると、サーバは、配信手段により、配信許可の配信先のみに対して配信情報を送信する。発信者は、予め配信先を確認して許可又は不許可の判断ができるため、必要に応じて配信情報の配信を拒否することが可能となる。
本発明の請求項4に記載の情報配信システムは、前記請求項1記載の発明を前提として、前記サーバは、受信者の情報端末から他者の電話番号又はメールアドレスの配信要求を受けると、当該他者の情報端末に対して当該受信者の情報を送信するとともに当該他者の電話番号又はメールアドレスの配信許可又は不許可の入力を促し、配信許可である場合にのみ当該受信者の情報端末に当該他者の電話番号又はメールアドレスを配信する個人情報配信手段を備えることを特徴とする。
受信者が、ある者(以下、他者という)の電話番号やメールアドレスを不知の場合や、これらの情報が変更されている場合には、当該他者に関係する配信情報を受信できないという不都合が生じる。一方で、不用意に電話番号を公開することは個人情報の漏洩につながる。この発明によれば、受信者が他者の電話番号又はメールアドレスを知りたいときには、サーバに対して当該他者の電話番号又はメールアドレスの配信要求を送信する。その配信要求を受信したサーバは、当該提供者の情報端末に対して当該受信者の情報(名前等)を表示するとともに当該他者の電話番号又はメールアドレスの配信許可又は不許可の入力を促す。当該他者は、受信者の情報を確認して、自己の電話番号又はメールアドレスの配信を許可する場合には配信許可を、配信を拒否する場合には不許可の情報をサーバに返信する。サーバは、その情報に基づいて配信許可である場合にのみ当該受信者の端末に当該他者の電話番号又はメールアドレスを送信する。受信者は、当該他者の電話番号又はメールアドレスを知ることができるため、その電話番号又はメールアドレスを使用して当該他者に関連する配信情報を受信することができるようになる。一方、他者は、受信者を確認して自己の電話番号又はメールアドレスの配信を許可又は不許可することができるため、自己の電話番号又はメールアドレスが不用意に漏洩することもない。
なお、前記サーバは、前記配信情報が慶弔に関する情報の場合、配信情報の種類に応じて発生するイベントの時期を記憶しており、受信者又は提供者の情報端末に対してイベントの時期に合わせてイベントの発生を通知するイベント通知手段を備えることが好ましい。
たとえば、配信情報が葬儀に関するものである場合には法事(回忌)毎に、結婚に関するものであれば結婚記念日毎に、出産や誕生日などの祝事に関するものであれば誕生日毎にといったように、慶弔はその後定期的にイベントが発生するものが多いが、このイベントは失念しがちである。この発明によれば、イベント通知手段が配信情報の種類に応じてイベントの発生を発信者や受信者の情報端末に通知するため、発信者や受信者はイベントの失念を防止できる。
本発明に係る情報配信システムによれば、個人を一意的に特定可能である電話番号又はメールアドレスがキーワードとして有効に機能するため、多くの情報を登録しなくとも、受信者は必要な配信情報を漏れなく受信でき、提供者は関係者等にのみ配信情報を配信できる。配信漏れ防止のために住所等の多くの情報を登録する必要もなく、登録作業の労力が軽減されるとともにプライバシー保護の観点からも好ましい。電話番号やメールアドレスは氏名等と比較して関係者のみが知る傾向にあるため、氏名等をキーワードとする場合と比較して、関係者以外の者に配信情報が配信される事態が低減され、提供者にとっても安心である。電話番号又はメールアドレスだけの対比で良いため、多数のキーワードを対比する場合と比較して、サーバの処理の負荷が軽減される。提供者の入力作業やサーバの処理負担の軽減により、入力作業時間や処理時間が短縮化され、配信情報の配信が迅速に行われる。受信者には配信情報のみが配信されるため、電話番号やメールアドレスが漏洩することもない。受信者が受信者用送信手段に応答して関係者等の複数の電話番号又はメールアドレスを送信し、提供者が提供者用送信手段に応答して親族等の複数の電話番号又はメールアドレスを送信すれば、受信者は関係者等に関する配信情報を確実且つ漏れなく受信でき、提供者は必要な者に配信できる確率が更に高められる。受信者が電話番号や配信先を登録することにより配信先が決定されるため、受信者は配信先を管理しなくとも良い。とくに本発明の情報配信システムは、災害時の安否確認に使用すると、確認漏れがなく且つ円滑に行えるため有効である。大災害時には通信トラフィックの増加が問題となるが、提供者が1回の登録において複数人全員の安否情報及び電話番号を登録すれば、通信トラフィックの軽減にもつながる。なお、電話番号やメールアドレスは、関係者等に限定されるものではなく、他人を含む何人のものでも良い。
さらに、携帯電話等に蓄積記憶されているアドレス帳や住所録等のデータを使用すれば、幾つもの電話番号又はメールアドレスをキーボードや操作ボタン等により入力するような煩雑な作業が不要である。携帯電話等に記憶されているアドレス帳等のアドレス情報は日常的に使用されている電話番号等が含まれるため誤りが少なく、配信情報の配信漏れや誤配信が更に低減される。また、発信者は確認手段により予め配信先を確認できるため、必要に応じて配信情報の配信を拒否することが可能となり、知られたくない者にまで情報が配信される事態が生じない。また、受信者は他者の電話番号やメールアドレスを知らない場合でも、個人情報配信手段により他者の電話番号やメールアドレスを得ることができ、この電話番号やメールアドレスを使用して当該他者に関連する配信情報を受信することが可能となる。電話番号やメールアドレスは当該他者から許可された場合のみ配信されるため、電話番号やメールアドレスが不用意に漏洩することもない。
本発明の情報配信システムはサーバAにより実現されている。図1は本発明の情報配信システムのサーバAの使用状態を説明する説明図である。サーバAは、CPUやハードディスク等を備えるコンピュータである。サーバAは、インターネット等のネットワークを介して、配信情報を提供する提供者の情報端末Bや、配信情報の受信を希望する受信者の情報端末Cや、他者の情報端末D等と接続可能となっている。情報端末B,C,Dとしては、携帯電話やパーソナルコンピュータ等である。サーバAは、基本機能として第1の実施の形態で説明する受信者用送信要求手段s1と、記憶手段s2と、提供者用送信要求手段s3と、対比手段s4と、配信手段s5とを備え、付加機能として第2の実施の形態で説明する確認手段s6、第3の実施の形態で説明する個人情報配信手段s7を備える。なお、下記の第1乃至第3の実施の形態では、受信者と提供者に送信させる情報として電話番号を例に説明するが、メールアドレスとすることも可能である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態の情報提供システムについて、図面を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態のサーバAを説明する説明図である。サーバAは、本発明の基本機能である受信者用送信要求手段s1と、記憶手段s2と、提供者用送信要求手段s3と、対比手段s4と、配信手段s5とを備える。
受信者用送信要求手段s1は、受信者の情報端末Bに対して電話番号D1a,D1b,D1c・・・及び配信先D2の送信を要求する受信者用送信要求画面(図示せず)を表示する。受信者用送信要求画面には、一又は二以上の電話番号D1a,D1b,D1c・・・や配信先D2をキーボード等により入力できる欄が設けられている。電話番号D1a,D1b,D1c・・・は、例えば友人、知人、同僚、家族等の電話番号のように、関係者の電話番号である。配信先D2は、配信情報D4の配信先となるメールアドレスやFAX番号や電話番号等である。受信者が送信ボタン等を押下すると、電話番号D1a,D1b,D1c・・・及び配信先D2がサーバAに送信されるようになっている。
ここで、電話番号D1a,D1b,D1c・・・は、受信者に入力させることなく、受信者の情報端末Bに予め記憶されているアドレス帳や住所録等のデータを使用しても良い。アドレス帳等のデータを使用する場合は、受信者によってそのデータを指定させても良いし、受信者に指定させることなく予めサーバAのプログラム等によって定められた指定データがサーバAに送信されるようにしても良い。受信者は、予め携帯電話等に記憶されているアドレス帳等の情報を送信するだけで電話番号D1a,D1b,D1c・・・を送信することとなるため、キーボードや操作ボタンにより入力画面等に入力する必要がなく、キーボードや操作ボタンの押し間違いや文字の誤変換による誤入力の心配がない。また、何人もの関係者の氏名や電話番号をキーボード等により繰り返し入力する必要がなく簡単である。
記憶手段s2は、受信者の情報端末Bから上記受信者用送信要求手段s1に応答して返信された電話番号D1a,D1b,D1c・・・及び配信先D2を受信すると、電話番号D1a,D1b,D1c・・・及び配信先D2とを関連付けてハードディスク等に蓄積記憶する。電話番号D1a,D1b,D1c・・・及び配信先D2は、不特定多数から受信するごとにその単位で蓄積記憶する。
提供者用送信要求手段s3は、提供者の情報端末Cに対して電話番号D3a,D3b,D3c・・・及び配信情報D4の送信を要求する提供者用送信要求画面(図示せず)を表示する。提供者用送信要求画面には、一又は二以上の電話番号D3a,D3b,D3c・・・及び配信情報D4を入力する欄が設けられている。配信情報D4は、例えば訃報情報であれば「故人の氏名、葬儀の日時や場所、喪主等」、災害時の安否に関する情報であれば「氏名、身体の状態、家屋の状態、避難場所、連絡先等」といったように、配信したい具体的な内容である。電話番号D3a,D3b,D3c・・・は、例えば訃報情報であれば故人や遺族の家族各々の電話番号、安否情報であれば災害にあった家の自宅電話番号や家族全員の携帯電話番号といったように、その発信情報D4に関係する関係者各人の電話番号である。各電話番号D3a,D3b,D3c・・・には、各々に対応する氏名を提供者に入力させることにより氏名データが付与可能となっている。発信者がこれらの情報を入力して送信ボタンを押下すると、電話番号D3a,D3b,D3c・・・及び配信情報D4がサーバAに送信されるようになっている。なお、電話番号D3a,D3b,D3c・・・は親族や友人等の関係者に限らず、他人等も含めた何人の電話番号でも良い。
対比手段s4は、提供者の情報端末Cから電話番号D3a,D3b,D3c・・・及び配信情報D4を受信すると、その電話番号D3a,D3b,D3c・・・と上記記憶手段s2により蓄積記憶された電話番号D1a,D1b,D1c・・・とを対比する。
配信手段s5は、前記対比手段s4の対比の結果、電話番号D3a,D3b,D3c・・・と電話番号D1a,D1b,D1c・・・とが何れか一つでも一致する場合(例えば電話番号D3aと電話番号D1aとが一致する場合)に、電話番号D1a,D1b,D1c・・・と関連付けて記憶されている配信先D2に対して配信情報D4を送信する。サーバAは、配信先D2がメールアドレスであれば電子メール形式に、FAX番号であればFAX形式に、電話番号であれば音声形式に配信情報D4を変換して配信する。ここで、受信者の情報端末Bには、配信情報D4のみを抽出して配信しても良いが、電話番号D3a,D3b,D3c・・・のうち一致した電話番号(例えば電話番号D3a)に対応して記憶されている氏名を付加することが好ましい。たとえば、配信情報D4が訃報であり、受信者が遺族のみと知り合いであり故人や喪主を不知である状況において、遺族の電話番号との一致により配信情報D4が配信された場合、故人と喪主が記載された訃報(配信情報D4)のみが配信されるだけでは、受信者にとって自己と訃報がどのような関係にあるか不明となる。そこで、一致した電話番号(例えば電話番号D3a)や、その電話番号(例えば電話番号D3a)に対応する氏名(遺族の氏名)等を付加して配信することにより、受信者は受信した配信情報D4と自己との関係を知ることができる。付加する情報としては、氏名だけでも良いし、電話番号だけでも良いし、その両方としても良い。その他の情報として、例えば氏名と故人との続柄などを付加しても良い。
図3は、本実施の形態の情報配信システムを使用した情報配信方法を説明する図である。サーバAは、受信者の情報端末Bからの要求に応じて、受信者用送信要求ステップにおいて受信者用送信要求手段s1により受信者の情報端末Bに受信者用送信要求画面を表示する。受信者はその画面に応答して電話番号D1a,D1b,D1c・・・及び配信先D2を入力する等してサーバAに返信する。サーバAは記憶ステップにおいて記憶手段s2により電話番号D1a,D1b,D1c・・・及び配信先D2を受信して蓄積記憶する。一方、提供者の情報端末Cからの要求に応じて、提供者用送信要求ステップにおいて提供者送信要求手段s3により提供者の情報端末Cに提供者用送信要求画面を表示する。提供者はその画面に応答して電話番号D3a,D3b,D3c・・・及び配信情報D4を入力する等してサーバAに返信する。サーバAは、この電話番号D3a,D3b,D3c・・・及び配信情報D4を受信するとともに蓄積記憶し、対比ステップにおいて対比手段s4による対比処理を行い、つぎに、配信ステップにおいて配信手段s5による配信処理が行われ、電話番号D1a,D1b,D1c・・・と電話番号D3a,D3b,D3c・・・が一つでも一致した配信先D2に配信情報D4が送信される。電話番号D1a,D1b,D1c・・・及び配信先D2は不特定多数の受信者から各々送信され、その単位でサーバAに蓄積記憶されており、電話番号が一致する配信先D2が複数ある場合は、その複数の配信先D2に一度に配信情報D4が送信される。
電話番号は個人を一意的に特定可能な情報であるため、氏名をキーワードとしたときに同姓同名を含む無関係な情報が配信されるといったような誤配信が防止される。また、受信者に対しても提供者に対しても電話番号の送信を要求するため、電話番号がキーワードとして有効に機能し、多くの情報を登録しなくとも、受信者は必要な配信情報D4を漏れなく受信でき、提供者は高い確率で必要な者に配信情報D4を配信できる。また、氏名や会社名等は関係者以外にも知られやすい情報であるが、電話番号は氏名や会社名等と比較すると関係者のみが知る傾向にあるため、氏名や会社名等をキーワードとする場合と比較して関係者以外の者に情報が配信される事態が低減される。さらに、多数のキーワードを使用する場合と比較して、登録作業の労力やサーバAの処理の負荷が軽減される。登録作業や負荷の軽減により、登録作業時間や処理時間が短縮され、配信情報D4の配信が迅速に行われる。電話番号を登録するだけで必要な情報が必要な者に確実に配信されるため、配信の確実性を高めるために多くの個人情報を登録する必要もなく、プライバシー保護の観点からも好ましい。提供者が複数の電話番号D3a,D3b,D3c・・・を登録すれば、その電話番号D3a,D3b,D3c・・・と一致した電話番号D1a,D1b,D1c・・・の配信先に配信情報が配信されるため、多対多の情報配信が可能となる。
(第2の実施の形態)
さらに、提供者にとって配信を希望しない者にまで情報が配信される不都合を防止するために、上記サーバAは、確認手段s6を備えることが好ましい。図4は確認手段s6を説明する説明図である。確認手段s6は、提供者の情報端末Cに対して、対比手段s4で電話番号D1a,D1b,D1c・・・と電話番号D3a,D3b,D3c・・・が何れか一つでも一致した配信先D2a,D2b,D2c・・・を抽出して配信先予定リストLとして送信するとともに、配信先予定リストLを表示させて配信先D2a,D2b,D2c・・・ごとに配信許可又は不許可の入力を促す。提供者の情報端末Cから許可又は不許可が付与された配信先予定リストLを受信すると、配信手段s5は配信許可である配信先D2a,D2cのみに対して配信情報D4を配信する。さらに、提供者が配信先予定リストLの配信先以外に配信情報D4の配信を希望する場合を考慮して、確認手段s6は許可又は不許可の入力のほかに配信先の追加を促す機能を備え、配信手段s5は追加された配信先にも配信情報D4を配信することが好ましい。この場合、例えばサーバAは、配信先予定リストLに追加する配信先(電話番号、メールアドレス、FAX番号等)の入力を促す追加用画面を提供者の情報端末Cに表示し、それに応答して返信された追加の配信先を受信すると、配信先予定リストLに追加し、その後に配信手段s5による処理を行う。
図5は本実施の形態の情報配信システムを使用した情報配信方法を説明する説明図である。対比ステップの後に行われる確認ステップにおいて確認手段s6により配信先予定リストLを提供者の情報端末Cに送信する。提供者は、表示された配信先予定リストLの配信先D2a,D2b,D2cごとに配信許可又は不許可を入力するとともに、配信先の追加がある場合は配信先のメールアドレスやFAX番号や電話番号を入力し、サーバAに返信する。追加の配信先がある場合は追加する。これを受信したサーバAは、配信ステップにおいて配信手段s5により配信許可である配信先D2a,D2cや追加された配信先のみに対して配信情報D4を配信する。これにより、提供者は、あらかじめ配信先を確認でき、必要に応じて配信情報D4の配信の拒否や配信先の追加を行うことが可能となる。
(第3の実施の形態)
上記サーバAは、更に個人情報配信手段s7を備えることが好ましい(図1参照)。図6は個人情報配信手段s7を説明する説明図である。たとえば、ある者(以下、他者という)の電話番号を知らない場合や、電話番号が変更されている場合には、当該他者に関連する配信情報D4を受信できないという不都合が生じる可能性がある。そこで、個人情報配信手段s7は、受信者の要求に応じて電話番号を配信先D7に配信する機能を備える。サーバAの電話番号D1a,D1b,D1c・・・や電話番号D3a,D3b,D3c・・・には、各電話番号ごとに旧電話番号や氏名が付加されている。また、配信先D2にも氏名や旧電話番号が付加されている。これらの氏名や旧電話番号は、受信者や提供者によって入力されても良いし、サーバAが電話番号の更新履歴を蓄積することにより氏名と新電話番号と旧電話番号とが対応付けられるようにしても良い。受信者は、情報端末Bから他者の旧電話番号や氏名D5・受信者の識別情報(氏名や電話番号等)D6・配信先D7をサーバAに送信して他者の電話番号の配信要求を行うと、それを受信したサーバAは、個人情報配信手段s7が他者の氏名又は旧電話番号D5をキーワードとして蓄積記憶されている電話番号D1a,D1b,D1c・・・や配信先D2や電話番号D3a,D3b,D3c・・・を検索し、検出されたその他者の電話番号を使用して、他者の情報端末Dに対して当該受信者の識別情報D6等を送信するとともに、当該他者の個人情報の配信許可又は不許可の入力を促す。サーバAは、他者の情報端末Dから配信許可の応答があった場合にのみ、当該他者の電話番号に氏名又は旧電話番号を付与して配信先D7に配信する。受信者は、当該他者の電話番号を知ることができるため、その電話番号を使用して当該他者に関する配信情報D4を受信することが可能となる。一方、他者は、受信者の識別情報D6を確認して自己の電話番号の配信を許可又は不許可することができるため、自己の電話番号が不用意に漏洩することもない。なお、他者の情報端末Dに送信する受信者の識別情報D6としては、受信者の氏名のみでも、電話番号のみでも、メールアドレスのみでも良く、それらの組み合わせでも良い。受信者の氏名のみを送信する場合は、電話番号やメールアドレスが送信されないため個人情報の保護の観点から好ましい。一方、氏名のみでは同姓同名の存在により個人の特定が不確実となる場合が生じるが、電話番号やメールアドレスを送信する場合は個人の特定が確実となる点で有効である。氏名に電話番号又はメールアドレスを付加した場合には、個人の特定が更に容易且つ確実となる。
さらなる付加機能として、上記サーバAは、イベント通知手段を備えることが好ましい。上記配信情報D4が葬儀や結婚式等の慶弔に関する情報である場合、訃報であれば回忌毎、結婚であれば結婚記念日毎、誕生日や出産のお知らせであれば毎年の誕生日毎や七五三や入学・卒業毎といったように、その配信情報D4の種類に応じてイベントが発生するが、このようなイベントは失念してしまうことがある。そこで、本実施の形態のサーバAは、カレンダー機能を備え、予め配信情報D4の種類に応じて発生するイベント発生時期を記憶している。そして、イベント通知手段が、受信者の情報端末Bや提供者の情報端末Cに対してイベントの時期に合わせてイベントの発生を示す情報を送信して通知する。イベントの発生を示す情報には、配信情報D4に含まれる内容や、イベントの種類(何回忌、誕生日、入学、卒業、結婚記念日など)や、イベントの発生日が含まれている。イベントの発生を通知する時期は、通知を受信した受信者や発信者の準備期間を考慮して、イベント発生の所定期間前であることが好ましい。さらに、イベント準備期間はイベントの種類や人によって異なることを考慮して、その所定期間は受信者や発信者が任意に設定可能であることが好ましい。
他の付加機能として、サーバAは、配信情報が訃報や結婚や祝事の通知である場合には受信者によって予め登録された香典や祝金を発信者に送金する処理を行う送金予約手段を備えることが好ましい。たとえば、サーバAは、受信者の情報端末Bに対して電話番号D1a,D1b,D1c・・・や配信先D2の入力を促すとともに、各電話番号D1a,D1b,D1c・・・ごとに香典や祝金等の金額の入力や出金口座の入力を促し、この応答として受信した香典や祝金等の金額や出金口座を電話番号D1a,D1b,D1c・・・や配信先D2と関連付けて記憶する。また、配信情報D4の配信時には、受信者の情報端末Bに対して香典や祝金の送金希望の有無を促し、その応答として送金希望を受信した場合には、予め記憶されている金額を発信者に送金する送金処理を行う。送金処理は、インターネット等のネットワークを介して銀行に送金依頼が送信されることが好ましい。
また、他の付加機能として、配信情報が葬儀や結婚式や祝賀会等の式典の通知である場合には、サーバAは受信者の情報端末Bに対して出欠の入力を促し、その応答として受信した出欠の情報を提供者の情報端末Cに送信する出欠確認手段を備えることが好ましい。発信者は、出欠人数の確認や返礼リストに役立てることができる。
また、他の付加機能として、受信者が電話番号D1a,D1b,D1c・・・や配信先D2を追加・削除・変更できる機能や、提供者が配信情報や電話番号D3a,D3b,D3c・・・を追加・削除・変更できる機能を備えることが利便性の観点から好ましい。
上記各実施の形態では、電話番号を例に説明したがメールアドレスとすることも可能である。メールアドレスは、個人を一意的に特定可能であり且つ関係者以外に知られにくい点で電話番号と同等の性質を有するため、メールアドレスを使用した場合にも同様の作用効果を奏する。
本発明の情報配信システムは、冠婚葬祭や祝事に関する情報の配信に限らず、他の情報の配信にも利用可能である。たとえば、本発明は、求人情報の配信にも利用可能である。パーティー等を開催する開催者が参加者を募集する場合において、開催者が参加者募集の情報を配信情報として登録することにより、その開催者の関係者に参加者募集の情報が配信されることとなる。また、本発明は、友人同士等のグループの連絡にも利用可能である。たとえば、グループの全員が予め電話番号やメールアドレスを登録しておくと、何らかの連絡が必要となったときにその連絡内容の情報を配信情報としてサーバに登録すれば、その連絡内容がグループ全員に配信されることとなる。また、休暇中において暇な者がその旨を表す情報を配信情報として登録すれば、その情報を受信した関係者がその情報に応答して遊びに誘う等して、リアルタイムにコミュニケーションが展開される。そのほか、様々な情報配信に利用可能である。
また、例えば人材派遣会社でパートタイムやアルバイト等を募集する場合や、その他の企業が人材を募集する場合、人材派遣会社等が受信者として求職者の電話番号又はメールアドレスを登録しておけば、求職者が提供者として自己の空き時間等と派遣会社等の電話番号又はメールアドレスをサーバに送信するだけで、求職者の空き時間の情報が人材派遣会社等に配信されることとなる。これにより、求職者は空き時間を有効に活用でき、また人材派遣会社等はリアルタイムに人材の情報を得ることができる。また、求職者が受信者として人材派遣会社や就職希望先の企業の電話番号を登録し、その人材派遣会社や企業が提供者として求人情報をサーバに送信し、求職者に求人情報が配信されるようにしても良い。
とくに本発明の情報配信システムは、災害時の安否確認においても有効である。災害時には提供者が自己や関係者の安否情報(たとえば、氏名、本人や家族の安否、家の状態、避難先、連絡先など)を配信情報として登録すると、その安否情報が受信者である関係者に送信されることとなる。これにより、受信者は関係者の安否を円滑に確認でき、提供者は関係者に安否を簡単に連絡することができる。災害時においては避難や引越等がなされて音信不通となるケースも考えられるが、サーバに対して電話番号やメールアドレスの配信を要求すれば、変更後の電話番号やメールアドレスを知ることができ、その後の連絡などにも役立てることができる。大規模な災害においては、従来は安否を確認するために大勢が各人ごとに電話やメールで連絡を取り合うため、通信トラフィックが膨大となり通信不能等を引き起こしていたが、本情報システムによれば、例えば1回の登録において複数人全員の安否情報D4及び電話番号D3を登録すれば、通信トラフィックの軽減にもつながる。従来から携帯電話を利用した安否確認もあるが、その携帯電話固有の電話番号しか使用できなかったり、安否情報の提供者と受信者とが一対一の関係で確認を行うものであったため利便性が低かった。これに対して、本願発明は提供者に一以上の電話番号やメールアドレスを入力させるため、携帯電話に依存することがなく、また、一度に複数の電話番号やメールアドレスの登録も可能なので多対多の安否確認が可能となる。たとえば、災害地に居合わせた他人同士であっても、携帯電話を有する一人がそこに居合わせた被災者全員の電話番号と安否情報を登録すれば、安否情報は各被災者の関係者に配信され、その被災者全員と各被災者の関係者との間において多対多の安否確認が可能となる。
本発明の情報配信システムの使用状態を説明する説明図。 第1の実施の形態の情報配信システムを説明する説明図。 第1の実施の形態の情報配信システムを使用した情報配信方法を説明する説明図。 第2の実施の形態の情報配信システムの確認手段の機能を説明する説明図。 第2の実施の形態の情報配信システムを使用した情報配信方法を説明する説明図。 第3の実施の形態の情報配信システムの個人情報配信手段の機能を説明する説明図。
符号の説明
A 情報配信システムのサーバ
B 受信者の情報端末
C 提供者の情報端末
D 他者の情報端末
D1a,D1b,D1c 受信者からの電話番号
D2 受信者からの配信先
D3a,D3b,D3c 提供者からの電話番号
D4 提供者からの配信情報
D5 他者の旧電話番号又は氏名
D6 受信者の氏名
D7 配信先
s1 受信者用送信要求手段
s2 記憶手段
s3 提供者用送信要求手段
s4 対比手段
s5 配信手段
s6 確認手段
s7 個人情報配信手段

Claims (4)

  1. 配信情報を提供する提供者の情報端末から受信した配信情報を、配信情報の受信を希望する受信者が指定した配信先に送信するサーバを備える情報配信システムにおいて、
    前記サーバは、受信者の情報端末に対して、電話番号と配信先又は、メールアドレスと配信先の送信を要求する受信者用送信要求手段と、
    前記受信者用送信要求手段の要求に応じて受信者の情報端末から送信された電話番号と配信先又は、メールアドレスと配信先を受信すると、当該電話番号と配信先又はメールアドレスと配信先とを関連付けて蓄積記憶する記憶手段と、
    提供者の情報端末に対して一以上の電話番号と配信情報又は、一以上のメールアドレスと配信情報の送信を要求する提供者用送信要求手段と、
    前記提供者用送信要求手段の要求に応じて提供者の情報端末から送信された一以上の電話番号と配信情報又は、一以上のメールアドレスと配信情報を受信すると、当該電話番号又はメールアドレスと、前記記憶手段により蓄積記憶されている電話番号又はメールアドレスとを対比する対比手段と、
    前記対比手段による対比の結果、少なくとも一つの電話番号又はメールアドレスが一致する場合に、当該電話番号又はメールアドレスと関連付けて記憶されている配信先に当該配信情報を配信する配信手段を備えることを特徴とする情報配信システム。
  2. 前記受信者用送信要求手段において要求する電話番号又はメールアドレスは、当該情報端末に蓄積記憶されているアドレス帳等のアドレス情報であることを特徴とする請求項1記載の情報配信システム。
  3. 前記サーバは、提供者の情報端末に対して、前記対比手段により一致した配信先を配信先予定リストとして送信するとともに、配信先予定リストに含まれる配信先ごとに配信許可又は不許可の入力を促す確認手段を備え、前記配信手段は、配信許可である配信先に対してのみ当該配信情報を配信することを特徴とする請求項1記載の情報配信システム。
  4. 前記サーバは、受信者の情報端末から他者の電話番号又はメールアドレスの配信要求を受けると、当該他者の情報端末に対して当該受信者の情報を送信するとともに当該他者の電話番号又はメールアドレスの配信許可又は不許可の入力を促し、配信許可である場合にのみ当該受信者の情報端末に当該他者の電話番号又はメールアドレスを配信する個人情報配信手段を備えることを特徴とする請求項1記載の情報配信システム。
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