JP2005115599A - 画像判別器具 - Google Patents

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Futoshi Nishio
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Abstract

【課題】 印刷物の鑑別場所が限定されず、自動車車内等の不安定な場所でも瞬時に鑑別可能で、鑑別対象物が観察者から離れた場所にある場合にでも、受像部と画像表示部が分離可能で、画像の観察及び鑑別がスムーズかつ瞬時に行えることである。
【解決手段】 印刷物を受像する受像器と光照射器とを備えた受像部と、前記受像部で受像した前記印刷物の画像情報を表示する画像表示部に信号を送信する部具とからなり、前記受像部の光照射器は、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つを照射する光源の種類の選択と照射量調節の機能が設けられ、また、その前記受像器には、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つの光を除去するフィルターが備えられ、前記受像部には、取り外し可能な遮光壁を備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1



Description

本発明は、印刷物に可視光又は不可視光を照射して撮影した画像を表示させる器具であって、特に、紙幣、パスポート、証券類等の真偽を判別する器具に関してなされたものである。
印刷物に情報を存在させる手段として、赤外線透過(反射)吸収インキ、蛍光インキ等の機能性インキによる印刷や、印刷媒体を形成する繊維、材質、薬品類等による内添等が知られている。これらにより情報が付与された印刷物からその情報を取り出すためには、紫外光及び赤外光を照射する機械による検知又は読み取り等によって、その画像を表示し、真偽判別をする方法は、すでに公知である。
加えて、画像表示面を印刷物の載置面に対して所定角度とほぼ同等の角度をなすように傾斜したときに、画像撮影手段が印刷物を上方から撮影するようになっており、撮影した画像を目視により真偽判別する方法は、公知である。
特許第3359149号公報 特開2003−99838号公報
例えば、このような真偽判別装置としては、特許文献1記載の鑑別対象物上に載置して偽造の鑑別を目視により行う偽造鑑別装置(以下、偽造判別装置その1と記す。)があり、不可視光を照射する光源を有し、窓部の輪郭が囲む平面の重心と表示手段の表示面の重心を結ぶ直線と、下部平面とがほぼ垂直になるように配置されており、前記表示手段に表示される画像の上下方向及び左右方向が前記鑑別対象物の方向と一致し、且つ前記鑑別対象物の画像がほぼ原寸大であることを特徴としていた。
前記偽造鑑別装置その1は、鑑別対象物上に載置して偽造の鑑別を目視により行う偽造鑑別装置であり、
(a)鑑別対象物と密着させる面である下部平面とこの下部平面にほぼ平行な上部平面を有する遮光性筐体と、
(b)遮光性筐体の下部平面に設けられた窓部と、(鑑別物と密着する部分)
(c)遮光性筐体内に配設され窓部に向けて不可視光を照射する光源と、
(d)遮光性筐体内に配設され窓部を通して鑑別対象物の画像を撮像する撮像手段と、
(e)遮光性筐体の上部平面に設けられ筐体外部に表示面を有し撮像手段で撮像された画像を表示する表示手段とを備えていることが記載されている。
さらに、特許文献2記載の紙葉類等の媒体の真偽を鑑別するための偽造鑑別装置(以下、偽造鑑別装置その2と記す。)としては、鑑別のための媒体に特定波長の光を照射する光源と、前記光源により前記媒体に前記光を照射することにより得られる画像を撮影する画像撮影手段と、前記画像を表示する画像表示手段とを具備し、前記画像表示手段の画像表示面と前記画像撮影手段の受像面とが所定角度をなすように配設され、前記画像表示面を前記媒体の載置面に対して前記所定角度とほぼ同等の角度をなすように傾斜したときに、前記画像撮影手段が前記媒体を上方から撮影することを特徴としていた。
また、前記偽造鑑別装置その2は紙葉類等の媒体の真偽を鑑別するために、ほぼコの字状の形状をした治具を用いるによって、装置としての機能が果たせるものであった。
また、赤外画像スキャナーや、暗視撮影機能のついたビデオカメラを使用することによっても赤外画像を取得することは可能である。
しかしながら、前記偽造鑑別装置その1は、鑑別対象物上に載置して鑑別を行う方式であり、鑑別対象物を机等の平面上に置く必要があり、鑑別場所が限定され、自動車車内等の不安定な場所では鑑別できないものであった。
観察窓と画像表示窓が一直線上にあるため、鑑別対象物が観察者から少し離れた場所にある場合、画像表示窓を覗き込む動作が必要となり、画像の観察及び鑑別がスムーズに行えないものであった。
さらに、鑑別対象物は多種多様であるため、対象物に応じて光源及び受像部を選定する必要がある。
また、鑑別対象物に応じて光量を調節し、鑑別可能な画像を得る必要があるが、このような光量を調節する機能が備えられていなかった。
前記偽造鑑別装置その2は、画像表示部の表示面を覗き込まなくても目視することができるものの、鑑別対象物に対しては、垂直に画像を受像しなければならないものであった。また、治具を用いた場合には、鑑別したい媒体を次々に入れ換えて鑑別作業を行うことができるが、このとき使用する治具は、前記偽造鑑別装置その2を用いて画像を垂直に受像するための固定器具となっていた。前記偽造鑑別装置その2を用いた場合の画像取得については、受像角度に制約があり、自動車車内などの不安定な場所で使用することは非常に困難なものであった。
また、赤外画像スキャナーにおいては、スキャナー操作に慣れた作業者が必要であり、画像を取り込んで画像を表示するまでにも時間がかかり、即座に真偽判別するには不向きであった。
また、暗視撮影機能のついたビデオカメラにおいても、操作に慣れた作業者が必要であり、赤外画像を取得するには場所が暗所に限定され、また、受像部を切り替えて使用することができない為、他の偽造防止用インキの画像を取得するのは不可能であった。
鑑別物を照射するために照射量が調節可能な光照射器と、鑑別物の不可視光領域の光信号を選択的に受像するため、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つの光を除去するフィルターを備えた受像器と、受像した信号を画像表示する画像表示部を備える画像判別器具を提供することである。
本発明の画像判別器具は、照射する光の種類に応じ励起され、不可視光を発光する素材により情報が付与された印刷物の画像判別器具であって、前記画像判別器具は、前記印刷物を受像する受像器と光照射器とを備えた受像部と、前記受像部で受像した前記印刷物の画像情報を表示する画像表示部に信号を送信する部具とからなり、前記受像部の光照射器は、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つを照射する器材を備え、前記受像部の前記受像器には、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つの光を除去するフィルターが備えられ、前記受像部には、取り外し可能な遮光壁を備えており、前記受像部と前記画像表示部が分離していることを特徴とする。
本発明の画像判別器具の前記光照射器は、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つの光源を選択する選択機能と、選択された光源からの光の照射量の調整機能とを備えていることを特徴とする。
本発明の画像判別器具の前記受像器には、前記可視光又は赤外光に対して、可視光を除去し赤外光を透過するフィルター、又は、前記紫外光に対して、可視光及び紫外光を除去し赤外光を透過するフィルターが備えられていることを特徴とする。
本発明の画像判別器具前記受像部は、赤外光を照射する光照射器、及び可視光を除去し、赤外光を透過するフィルターを受像器に備えた組み合わせ、紫外光を照射する光照射器、及び可視光及び紫外光を除去し赤外光を透過するフィルターを受像器に備えた組み合わせ、又は可視光を照射する光照射器、及び可視光を除去し赤外光を透過するフィルターを備えた組み合わせがあり、1個の受像部に、前記組み合わせから1種類以上の組み合わせを備えていて、前記印刷物の画像情報を受像する際、前記光照射器と前記受像器の組み合わせが複数備えているときは、前記印刷物に印刷されたインキに応じた光照射器及びフィルターを備えた受像器の組み合わせに切り替える機構を備えていることを特徴とする。
本発明の画像判別器は、前記受像部で受像した画像情報を有線又は無線回線により受信表示する画像表示部を備えていることを特徴とする。
本発明の受像部は、前記光照射器とフィルターを備えた受像器の組み合わせであって、1個の受像部にこの各組み合わせから少なくとも2種類の組み合わせを設けていて、前記印刷物の画像情報を受像する際、前記印刷物に印刷されたインキに応じた光照射器及びフィルターを備えた受像器の組み合わせに切り替える機構を備えていることを特徴とする。
本発明の照合機能付画像判別器具は、照射する光の種類に応じ励起され、不可視光を発光する素材により情報が付与された印刷物の照合機能付画像判別器具であって、前記照合機能付画像判別器具の受像部は、光照射器と前記印刷物を受像する受像器とを備えており、前記受像部の光照射器は、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つの光源を照射する照射器材を備え、前記受像部の前記受像器には、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つの光を除去するフィルターが備えられ、前記受像部には、取り外し可能な遮光壁を備え、基準の画像情報を入力する入力部と、あらかじめ入力した基準となる画像情報を記憶する画像記憶部と、前記受像部で受像した画像情報と前記画像記憶部の画像情報とを照合する制御演算部と、制御演算部での照合結果を表示する画像表示部と、前記受像部で受像した画像情報及び前記制御演算部での照合結果の信号を画像表示部に送信する部具とからなることを特徴とする。
本発明の画像判別器具であれば、鑑別場所が限定されず、自動車車内等の不安定な場所でも瞬時に画像判別可能で、画像表示部が鑑別者の観察しやすい位置に移動できるので画像の観察が容易となる。また、光照射量を調節できるため、鑑別対象物に応じた照射量に調節することで、より画像判別しやすい画像が得られる。
さらに、赤外光を含有する太陽光や蛍光灯といった光源下に鑑別物がある場合、赤外光源が必要なく、受像部に紫外光及び可視光を除去するフィルターを施すことにより鑑別物の赤外パターンのみを選択的に受像可能となる。したがって、赤外光源を直視し、気づかないうちに目に悪影響を及ぼしてしまう心配はない。
本発明の画像判別器具であれば、印刷物にあらかじめ付与されている不可視情報の不可視要素に応じて、可視光又は赤外光又は紫外光のうち少なくとも一つを照射し、受像器に不可視要素に応じた可視光又は赤外光又は紫外光のうち少なくとも一つの光を除去するフィルターを備えることにより、不可視情報の画像が表示でき、鑑別が可能となる。
また、不可視要素に応じた受像部に切り替えて表示することにより、複数の鑑別用画像が得られる。
また、本発明の照合機能付画像判別器具であれば、画像表示部が観察困難な場合においても画像判別が可能となる。
本発明における画像判別器は、受像部の受像装置にCCDカメラ、光照射装置にLED(発光ダイオード)及び、画像表示部には液晶モニタを使用する。光照射装置のLEDには、可視光励起赤外発光インキには青色LED、紫外光励起赤外発光インキには紫外LED、赤外光励起赤外発光インキには赤外LEDをそれぞれ照射する光照射器を使用し、受像装置のCCDカメラには、紫外光及び可視光を除去して赤外光のみを透過するフィルターを備えることで、赤外発光インキにより付与された不可視情報を撮影することができる。さらに、外乱光の影響を避けるために、取り外し可能な遮光壁を設ける。
以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明の内容は、これらの実施例の範囲に限定されるものではない。
(実施例1)
図1は、本発明の画像判別器具の全体図である。図1に示すように本実施例の画像判別器具は、赤外光を照射する赤外LED11と、この照射する光量を調節するための光量調節ボリューム12と、赤外画像を撮影するためのCCDカメラ13と、これらを取り付けた支持体21と、CCDカメラ13で撮影された画像を表示する液晶モニタ15とを備えている。
CCDカメラ13で撮影した画像信号は接続ケーブル14を介して液晶モニタ15に送られるため、支持体21と液晶モニタ15は鑑別物に応じて自由に移動が可能である。
CCDカメラには紫外光及び可視光を除去し赤外光を透過するフィルター(以下、可視光カットフィルターとする)17を備えており、被鑑別物の赤外パターンのみを選択的に撮像可能としている。なお、本実施例1において、鑑別物に使用されているインキは、赤外光を照射すると赤外光を発光する特性を持つものであるため、可視光カットフィルターを用いた。
光源の赤外LED11は、器具を小型化するために、CCDカメラ13と同一の支持体21に設置しているが、CCDカメラ13への映り込みを考慮し、CCDカメラ13の視野角に赤外LED11の光が直接入り込まない位置に配置している。これにより、CCDカメラ13の受像エリアに赤外LED11の赤外光が入ることはない。また、光量調節ボリューム12を操作することによって、鑑別物に応じた光量調整が可能となり、鑑別可能な画像が得られる。なお、本実施例1においては、CCDカメラ13の感度がおよそ400nmから1000nmであるが、可視光カットフィルターを備えたため、実際の感度は、およそ780nmから1000nmであり、赤外LEDは、ピーク波長がこの間の波長で、入手が容易な945nmのものを用いた。ただし、感度が広範囲なCCDカメラもあるため、CCDカメラの感度によってはこの限りではない。
液晶モニタ15のコントラスト調整は側面に取り付けられたコントラスト調節ボリューム16によって行う。また、同様に液晶モニタ側面に取り付けられた電源スイッチ19は器具のオン/オフを行うためのものである。
図2は本発明の画像判別器具の使用状態の一例を示した図である。図2に示したように鑑別者は本器具の液晶モニタ15の側面に取り付けられた電源スイッチ19を入れ、液晶モニタ15を観察しやすい場所に置いたり保持したりするなどして、CCDカメラ13及び赤外LED11等が取り付けられた支持体21を、鑑別対象物20がCCDカメラ13の受像エリア内に入るように移動させて使用する。
投光部の赤外LED11で鑑別対象物20に赤外光が照射され、この赤外画像をCCDカメラ13で撮影して、液晶モニタ15に表示する。鑑別者は液晶モニタ15を見ながら鑑別物の種類に応じて画像判別可能な画像を得るために光量調節ボリューム12で光量を調整する。また、必要に応じて液晶モニタ15のコントラスト調節ボリューム16も操作する。
図3は画像判別例を示す。特殊なインキを使用した真券の場合には、可視光下でのパターンと赤外光下でのパターンが異なるが、特殊なインキを用いない偽券の場合には、可視光下と同様の赤外パターンとなる。したがって、図3(a)のように真券の場合は、可視光下とは異なったパターンが液晶モニタ15に表示される。また、図3(b)のように偽券を観察した場合には、可視光下と同じ画像が液晶モニタ15に表示される。このような画像の違いにより鑑別物の真偽が判別できる。
また、赤外光を含有する太陽光や蛍光灯といった光源下に鑑別物がある場合、装置が赤外光源を有していなくても、これらの光源が赤外光源である赤外LEDの代わりとなるため、図3と同様の鑑別物の赤外パターンのみを選択的に受像可能となる。したがって、赤外光源を直視し、気づかないうちに目に悪影響を及ぼしてしまう心配はない。
また、赤外光源を有する場合、目に悪影響を及ぼすのを防止したり、外乱光を遮断したりするために、図4のように遮光壁を取り付けてもよい。
なお、図4において遮光壁7は外乱光を遮断するために、鑑別対象物20と光受光部1、光照射器2及び光学フィルター5等を覆うように図示しているが、光受光部1に不要な光が入り込まなければ良いのであって、また、遮光壁7によって、暗室にしても良い。
(実施例2)
次に、本器具の応用例として、偽造防止要素として使用される機能性インキの中の可視光励起赤外発光インキを用いた印刷物の判別例を紹介する。可視光励起赤外発光インキとは、可視光を照射すると赤外光を発光する特性をもつインキである。本実施例2においては、可視光励起赤外発光インキ顔料としてスレンオレンジGRを使用した。
本実施例2は、実施例1と基本構成は同様であるが、光照射器にピーク波長が470nmの青色LEDを使用し、受像器には、可視光カットフィルターを備えたCCDカメラを使用した。可視光源である青色LEDにより鑑別物に青色光を照射し、赤外発光パターンをCCDカメラで撮影し、液晶モニタにより画像を表示する。図2に示したように鑑別者は本器具の液晶モニタ15の側面に取り付けられた電源スイッチ19を入れ、液晶モニタ15を観察しやすい場所に置いたり、保持したりするなどして、CCDカメラ13及び青色LED30等が取り付けられた支持体21を、鑑別対象物20がCCDカメラ13の受像エリア内に入るように移動させて使用する。
光照射器の青色LED30で鑑別対象物20に青色光が照射され、この赤外発光画像をCCDカメラ13で撮影して、液晶モニタ15に表示する。鑑別者は、液晶モニタ15を見ながら鑑別物の種類に応じて画像判別可能な画像を得るために、光量調節ボリューム12で光量を調整する。また、必要に応じて液晶モニタ15のコントラスト調節ボリューム16も操作する。
図5は画像判別例を示す。可視光励起赤外発光インキを使用した真券の場合には、本実施例2の器具で赤外発光パターンが観察されるが、可視光励起赤外発光インキを用いない偽券の場合には、本実施例2の器具で、赤外発光パターンが観察されない。したがって、図5(a)のように真券の場合は、赤外発光パターンが液晶モニタ15に表示される。また、図5(b)のように可視光励起赤外発光インキを使用しない偽券を観察した場合には、赤外発光パターンが無いため、液晶モニタ15は真っ黒に表示される。このような画像の違いにより、鑑別物の真偽が判別できる。
本実施例2においては、可視光励起赤外発光インキの部分に青色光のみが照射されるよう外乱光を除去するため、図4に示すような遮光壁7を取り付けている。
なお、遮光壁を取り付けない場合は、光量を強くして照射すればよいが、光が目に入って悪影響を及ぼすのを防ぐために保護眼鏡等の保護具を装着するほうがよい。
(実施例3)
さらに、本器具の応用例として、偽造防止要素として使用される機能性インキの中の紫外光励起赤外発光インキを用いた印刷物の判別例を紹介する。紫外光励起赤外発光インキとは、紫外光を照射すると赤外光を発光する特性をもつインキである。
本実施例3は、実施例1、2と基本構成は同様であるが、光照射器にピーク波長が365nmの紫外LEDを使用し、受像器には、可視光カットフィルターを備えたCCDカメラを使用した。
紫外光源である紫外LEDにより鑑別物に紫外光を照射し、赤外発光パターンをCCDカメラで撮影し、液晶モニタにより画像を表示する。図2に示したように、鑑別者は、本器具の液晶モニタ15の側面に取り付けられた電源スイッチ19を入れ、液晶モニタ15を観察しやすい場所に置いたり、保持したりするなどして、CCDカメラ13及び紫外LED31等が取り付けられた支持体21を、鑑別対象物20がCCDカメラ13の受像エリア内に入るように移動させて使用する。
光照射器の紫外LEDで、鑑別対象物20に紫外光が照射され、この赤外発光パターンをCCDカメラ13で撮影して、液晶モニタ15に表示する。鑑別者は液晶モニタ15を見ながら鑑別物の種類に応じて、画像判別可能な画像を得るために光量調節ボリューム12で光量を調整する。また、必要に応じて液晶モニタ15のコントラスト調節ボリューム16も操作する。
図5は画像判別例を示す。紫外光励起赤外発光インキを使用した真券の場合には、本実施例3の器具で、赤外発光パターンが観察されるが、紫外光励起赤外発光インキを用いない偽券の場合には、本実施例3の器具で、赤外発光パターンが観察されない。したがって、図5(a)のように真券の場合は、赤外発光パターンが液晶モニタ15に表示される。また、図5(b)のように紫外光励起赤外発光インキを使用しない偽券を観察した場合には、赤外発光パターンが無いため、液晶モニタ15は真っ黒に表示される。このような画像の違いにより鑑別物の真偽が判別できる。本実施例3においては、紫外光励起赤外発光インキの部分に紫外光のみが照射されるよう、外乱光を除去するため、図4に示すような遮光壁7を取り付けている。
なお、遮光壁を取り付けない場合は光量を強くして照射すればよいが、光が目に入って悪影響を及ぼすのを防ぐために保護眼鏡等の保護具を装着するほうがよい。
(実施例4)
さらに、本器具の応用例として、偽造防止要素として使用される機能性インキの中の可視光励起赤外発光インキ及び紫外光励起赤外発光インキの両方を用いた印刷物の判別例を紹介する。
本実施例4は、実施例1、2及び3と基本構成は同様である。実施例4の受像部を上面から見た図を図6に示す。光照射器に、可視光励起赤外発光インキに対応した、ピーク波長が470nmの青色LED30と、紫外光励起赤外発光インキに対応した、ピーク波長が365nmの紫外LED31の2種類を配置している。
受像器には、可視光励起赤外発光インキに対応した可視光カットフィルターA32と、紫外光励起赤外発光インキに対応した可視光カットフィルターB33が備えられている。
受像器に設けられているフィルターを、可視光励起赤外発光インキを鑑別するための可視光カットフィルターA32にセットし、光照射器から青色LED30のみを照射し、画像を表示する動作と、受像器に設けられているフィルターを、紫外光励起赤外発光インキを鑑別するための可視光カットフィルターB33にセットし、光照射器2から紫外LED31のみを照射し、画像を表示する動作とを切替スイッチ34で行うようになっている。
可視光励起赤外発光インキ及び紫外光励起赤外発光インキの両方のインキを使用して印刷された真券の場合には、切替スイッチ34を切り替えることにより、液晶モニタに表示された画像が、図7のようにスイッチする。しかし、両方のインキを使用せず印刷された偽券の場合には、何ら画像のスイッチもせず、液晶モニタには真っ黒な画面が表示される。また、可視光励起赤外発光インキ又は紫外光励起赤外発光インキのどちらか一方のインキを使用して印刷された偽券の場合には、図7(a)又は(b)のように、どちらかの画像は表示されるが、画像がスイッチすることはない。
本実施例4においては、フィルターを切り替える機構を用いたが、各インキに対応したフィルターを備えたCCDカメラを複数設けてもよい。この場合、表示画面を分割し、それぞれのCCDカメラからの画像を一画面に表示し、より画像判別が容易になるようにしてもよい。
鑑別する対象物に応じて、光照射装置のLEDを複数種類配列することにより、複数の波長の異なる光を照射し、赤外パターンを得ることもできる。
可視光カットフィルターについても、鑑別対象物に使用されているインキの特性に応じた可視光カットフィルターを選別する。
(実施例5)
本実施例5においては、実施例1から4の器具について、照合機能を付与したタイプについて説明する。図8は、本実施例5の動作手順の一例を示したフローチャートである。図9は、実施例5の液晶モニタ15部分の図である。
実施例1から4の場合と同様の手順で液晶モニタに赤外発光パターンを表示させ、画像取得ボタン26を押して赤外発光パターンの画像データを取得する。この取得した赤外発光パターンの画像データとあらかじめ画像記憶部に登録された真正券の赤外発光パターンの画像データとをヒストグラムにより照合を行う。照合の結果、登録画像との合致率が基準値を満たしていれば、真正券であることを示す判定ブザーT23及び判定ランプT22を表示させる。また、合致率が基準値を満たしていなければ、真正券ではないことを示す判定ブザーF25及び判定ランプF24を表示させる。
また、データの送受信機能を備えた照合サーバを設置し、無線データ送受信機能を備えた受像部から、画像データを受信し、鑑別場所から離れた場所で照合を行い、照合結果を画像判別器具の演算部に送信し、判定ブザー及び判定ランプを表示させてもよい。
また、照合サーバから真正券のパターン画像を受信し、画像判別器具の演算部で照合を行ってもよい。
本装置は、赤外画像の撮影及び表示のため、CCDカメラ及び液晶モニタはカラーである必要はない。むしろ安価に構成する為にはモノクロCCDカメラ、モノクロモニタであることが望ましい。ただし、赤外画像を撮影するため、カラーCCDカメラを使用する場合は、一般のカラーカメラに使用されているような赤外光カットフィルターを装着されていないものを選定する。
LEDは指向性が強いため、拡散板などを用いて鑑別物に一様に照射されるようにしてもよい。また、拡散性のある各種電球を用いてもよい。
また、表示手段として液晶モニタが用いられているが、液晶モニタの代わりに、CRT、プラズマディスプレイ、有機EL(electroluminescence)ディスプレイなどを用いてもよい。
さらに、受像部と画像表示部が分離可能なので、コンパクトな受像部のみを携帯すれば、ビデオ信号入力端子が備えられている表示装置、例えば、家庭用・車載用テレビ、バーソナルコンピュータなどに画像表示が可能である。
本器具は、外部の交流電源を電源として使用しているが、乾電池又は充電(二次)電池を使用してもよい。
本器具は、受像部のCCDカメラ13と画像表示部の液晶モニタ15がケーブル接続されているが、無線伝送方式を使用して信号の送受信をしてもよい。
以上、実施例において図を用いて説明したが、本発明で使用される不可視情報を付与した印刷物のインキは、有色及び無色のインキも含まれる。
本発明の基本的な構成を示した図である。 本発明の使用状態の一例を示した図である。 本発明を用いた画像判別状態の図である。 本発明の投光部及び受像部に遮光壁を設けた図である。 本発明の画像判別時のモニタ表示例を示した図である。 本発明の実施例4における受像部を上から見た図である。 本発明の実施例4における画像判別時のモニタ表示例を示した図である。 本発明の実施例5における照合処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施例5における表示部の図である。 本発明の実施例5における画像判別器具のブロック図である。 本発明の受像部が複数ある場合の図である。
符号の説明
1 光受光部
2 光照射器
3 反射量調節部
4 接続ケーブル
5 光学フィルター
6 画像表示部
7 遮光壁
9 信号変換器
11 赤外LED
12 光量調節ボリューム
13 CCDカメラ
14 接続ケーブル
15 液晶モニタ
16 コントラスト調節ボリューム
17 可視光カットフィルター
18 電源コネクタ
19 電源スイッチ
20 鑑別対象物
21 支持体
22 判定ランプT
23 判定ブザーT
24 判定ランプF
25 判定ブザーF
26 画像取得ボタン
30 青色LED
31 紫外LED
32 可視光カットフィルターA
33 可視光カットフィルターB
34 切替スイッチ

Claims (10)

  1. 照射する光の種類に応じ励起され、不可視光を発光する素材により情報が付与された印刷物の画像判別器具であって、
    前記画像判別器具は、光照射器と前記印刷物を受像する受像器とを備えた受像部と、
    前記受像部で受像した前記印刷物の画像情報を表示する画像表示部と、
    前記画像情報を表示する画像表示部に信号を送信する部具とからなり、
    前記受像部の光照射器は、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つを照射する器材を備え、
    前記受像部の前記受像器には、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つの光を除去するフィルターが備えられ、
    前記受像部には、取り外し可能な遮光壁を備えており、
    前記受像部と前記画像表示部が分離していることを特徴とする画像判別器具。
  2. 前記光照射器は、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つの光源を選択する選択機能と、選択された光源からの光の照射量の調整機能とを備えていることを特徴とする請求項1記載の画像判別器具。
  3. 前記受像器には、前記可視光又は赤外光に対して、可視光を除去し赤外光を透過するフィルター、又は、前記紫外光に対して、可視光及び紫外光を除去し赤外光を透過するフィルターが備えられていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像判別器具。
  4. 前記受像部は、赤外光を照射する光照射器、及び可視光を除去し、赤外光を透過するフィルターを受像器に備えた組み合わせ、
    紫外光を照射する光照射器、及び可視光及び紫外光を除去し赤外光を透過するフィルターを受像器に備えた組み合わせ、
    又は可視光を照射する光照射器、及び可視光を除去し赤外光を透過するフィルターを備えた組み合わせがあり、
    1個の受像部は、前記組み合わせから1種類以上の組み合わせを備えていて、前記印刷物の画像情報を受像する際、前記光照射器と前記受像器の組み合わせが複数備えているときは、前記印刷物に印刷されたインキに応じた光照射器及びフィルターを備えた受像器の組み合わせに切り替える機構を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像判別器具。
  5. 前記画像判別器は、前記受像部で受像した画像情報を有線又は無線回線により受信表示する画像表示部を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像判別器具。
  6. 照射する光の種類に応じ励起され、不可視光を発光する素材により情報が付与された印刷物の照合機能付画像判別器具であって、
    前記照合機能付画像判別器具は、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つの照射器材を備えた光照射器、及び可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つの光を除去するフィルターを備えた前記印刷物を受像する受像器とからなる受像部と、
    前記受像部に取り外し可能な遮光壁と、
    基準の画像情報を入力する入力部と、
    前記基準の画像情報を記憶する画像記憶部と、
    前記受像部で受像した画像情報と前記画像記憶部の画像情報とを照合する制御演算部と
    前記制御演算部での照合した結果を表示する画像表示部と
    前記受像部で受像した画像情報、及び前記制御演算部での照合結果の信号を画像表示部に送信する部具とからなり、
    少なくとも前記受像部と前記画像表示部が分離していることを特徴とする照合機能付画像判別器具。
  7. 前記光照射器は、可視光又は赤外光若しくは紫外光のうち少なくとも一つの光源を選択する選択機能と、選択された光源からの光の照射量の調整機能とを備えていることを特徴とする請求項6記載の照合機能付画像判別器具。
  8. 前記受像器には、前記可視光又は赤外光に対して、可視光を除去し赤外光を透過するフィルター、又は、前記紫外光に対して、可視光及び紫外光を除去し赤外光を透過するフィルターが備えられていることを特徴とする請求項6又は7記載の照合機能付画像判別器具。
  9. 前記受像部は、赤外光を照射する光照射器、及び可視光を除去し、赤外光を透過するフィルターを受像器に備えた組み合わせ、
    紫外光を照射する光照射器、及び可視光及び紫外光を除去し赤外光を透過するフィルターを受像器に備えた組み合わせ、
    又は可視光を照射する光照射器、及び可視光を除去し赤外光を透過するフィルターを備えた組み合わせがあり、
    1個の受像部は、前記組み合わせから1種類以上の組み合わせを備えていて、前記印刷物の画像情報を受像する際、前記光照射器と前記受像器の組み合わせが複数備えているときは、前記印刷物に印刷されたインキに応じた光照射器及びフィルターを備えた受像器の組み合わせに切り替える機構を備えていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の照合機能付画像判別器具。
  10. 前記照合機能付画像判別器具は、前記受像部で受像した画像情報を、有線又は無線回線により受信する制御演算部を備えていることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の照合機能付画像判別器具。

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