JP7024250B2 - 偽造防止媒体の貼付体および真贋判定方法 - Google Patents
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Description
しかし、上記真贋判定装置の取り扱いには、専門知識や特殊器具を要するため、一般のユーザがこのような装置を利用して偽造防止媒体の真贋判定を行うことは困難である。
さらに、傾きセンサなどで観察角度及び観察位置を検知し、真贋を判定するための適切な観察角度及び観察位置において、偽造防止媒体の撮像画像を画像撮像装置により撮像することが考えられる。
画像撮像装置に対する偽造防止媒体の相対的な観察角度及び観察位置により、観察されるパターンが変化する。このため、偽造防止媒体に対する画像撮像装置による観察角度を正確に判定するためには、画像撮像装置及び偽造防止媒体の各々の角度及び位置を検出する必要がある。したがって、撮像装置及び偽造防止媒体の双方に傾きセンサを装着する必要がある。
本発明の偽造防止媒体の貼付体は、偽造防止媒体を、少なくとも2つの角度から観察可能に載置することができる複数の固定手段を備えていることを特徴とする偽造防止媒体の貼付体である。ここで偽造防止媒体とは、ホログラムや回折格子などからなる偽造防止媒体を指し、偽造防止媒体を観察する角度によって、回折光強度が変化するものを指す。
本発明の真贋判定方法は、偽造防止媒体の貼付体を、固定具により固定したスマートフォンを使用して撮像することにより、真贋判定を行う方法である。
図2は、真贋判定に使用するスマートフォンなどの撮像装置を使用した真贋判定装置1を例示したものである。真贋判定装置1は、撮像部101、撮像制御部102、露光制御部103、照明部104、観察対象形状画像生成部105、観察対象形状画像表示部106、形状類似度算出部107、撮像判定部108、正解画像生成部109、類似度算出部110、真贋判定部111、表示部112及び画像データ記憶部113の各々を備えている。
の有無、照明光の強度などの撮像部101の撮像条件を制御する。また、露光制御部103は、真贋判定装置1の撮像する偽造防止媒体の周囲の明るさに対応し、撮像時において必要に応じて照明部104に対して撮像用の光(照明光)を出射させる発光指示を出力する。
観察対象形状画像生成部105は、生成した観察対象形状枠を、観察対象形状枠を識別する観察対象形状枠識別情報に対応付けて、観察対象形状枠テーブルに対して書き込んで記憶させる。
表示部112は、撮像した撮像データや真贋判定の結果を表示する表示パネルであり、例えば液晶表示パネルで構成されている。
造防止媒体は、回折格子やホログラフィから形成された構成である場合、雲母に金属酸化物が被覆された顔料を含むOVDインキやパール顔料から形成された構成である場合、屈折率の異なる層を繰り返して積層して形成された構成である場合、コレステリック液晶から形成された構成である場合があるが、ここでは、回折格子やホログラフィから形成された構成である場合に限定する。
に対して書き込んで記憶させ、この書き込んだ領域の先頭アドレスを正解画像データアドレスとする。正解画像生成部109は、比較する撮像画像データの撮像画像識別情報に対応させて、上記正解画像データアドレスを画像データ記憶部113の真贋判定用撮像画像データテーブルに書き込んで記憶させる。
このため、所定の画素間におけるRGBの色味で評価、すなわち撮像画像データの所定の画素間におけるR/G(Rの階調度及びGの階調度との比)と、撮像画像データの所定の画素間に対応する正解画像データの画素間におけるR/Gとの平均二乗誤差を算出して、照明光の強度の差を吸収させて、高い精度の類似度を示す数値を算出するように構成しても良い。所定の画素間とは、2点の画素PA及び画素PBを組としておき、画素PAのRの階調度を、画素PBのGの階調度で除算した比として、R/Gを求める。また、R/Gのみでなく、B/G(Bの階調度及びGの階調度との比)を組合わせて用いても良い。ここで、所定の画素間とは、予めR/GやB/Gが大きくなる画素の組合せを設定させておく。
このとき、撮像制御部102は、撮像部101の撮像方向である観察角度を、観察対象形状画像生成部105に対して推定させる。そして、撮像制御部102は、観察対象形状画像生成部105が推定した観察角度が角度範囲に入っている場合に撮像処理における角度条件を満たし、一方、推定された観察角度が角度範囲に入っていない場合に撮像処理における角度条件を満たさないとする表示を表示部112の表示画面に表示し、ユーザに対
して角度範囲の観察角度に調整することを促す。
撮像制御部102は、輝度ヒストグラムの階調度の分布に基づき、照明の調整が必要か否かの判定を行う。撮像制御部102は、黒つぶれが発生することが推定され、輝度ヒストグラムの分布を高階調度側にシフトさせる照明の調整が必要な場合、露光制御部103に対して照明部104の撮像時における偽造防止媒体の照明を所定の強度で行わせる(例えばフラッシュ光を撮像方向に照射させる)。また、撮像制御部102は、真贋判定装置1が露光制御部103及び照明部104を有していない場合、ユーザに対して必要な光強度の照明を偽造防止媒体に対して照射することを促す表示を表示部112の表示画面に表示する。
撮像制御部102は、観察対象形状画像表示部106に対し、偽造防止媒体を撮像するための観察対象形状枠100を、表示部112の表示画面に表示することを指示する。
これにより、観察対象形状画像表示部106は、画像データ記憶部113の観察対象形状枠テーブルから観察対象形状枠100を読み出す。
観察対象形状画像表示部106は、画像データ記憶部113の観察対象形状枠テーブルから読み出した観察対象形状枠100を、表示部112の表示画面に表示する。
ここで、識別装置が複数の種類の偽造防止媒体の真贋判定に対応している場合、観察対象形状画像表示部106は、真贋判定が行える複数の種類の偽造防止媒体(すなわちカードの種類)の一覧表を表示部112の表示画面に表示し、ユーザにいずれかを選択するように促す構成としても良い。この場合、観察対象形状画像表示部106は、一覧表の各種類に対応付けられた観察対象形状枠識別情報により、ユーザが選択した種類の偽造防止媒体に対応する観察対象形状枠100を表示部112の表示画面に表示する。この場合、複数の種類に対応した観察対象形状枠は、それぞれを識別する観察対象形状枠識別情報とともに、画像データ記憶部113に予め書き込まれて記憶されている。
撮像制御部102は、撮像部101が撮像する偽造防止媒体の撮像画像を、観察対象形状枠100が表示されている表示部112に対し、スルー画像500として表示する。
ユーザは、表示部112において、観察対象形状画像表示部106が表示する観察対象形状枠100の画像の外周部(外周を示す線分の画像)と、撮像部101が撮像して表示される偽造防止媒体のスルー画像(撮像部101の撮像対象の画像である表示画像データ)の外周部との位置合わせを行う。
また、偽造防止媒体の外周が四角形の形状であり、観察対象形状枠100が4角形の各頂点(4頂点)の画像である場合、ユーザは、観察対象形状枠100の各頂点と、偽造防止媒体のスルー画像の各頂点とを重ならせるように、撮像部101の撮像方向及び位置の調整を行う。
次に、形状類似度算出部107は、観察対象形状枠100の画像の外周部と、偽造防止媒体のスルー画像の外周部と、において、対応する画素(座標点)の距離の平均二乗誤差を求め、この平均二乗誤差を形状誤差とし、この形状誤差の逆数を形状類似度として、撮像判定部108に対して出力する。
そして、撮像判定部108は、形状類似度が予め設定されている形状閾値以上か否かの判定を行う。このとき、撮像判定部108は、形状類似度が形状閾値以上である場合、処理をステップS7へ進める。一方、撮像判定部108は、形状類似度が形状閾値未満である場合、処理をステップS4へ進める。
撮像判定部108は、形状類似度が形状閾値以上と判定すると、撮像制御部102に対して撮像を行う指示を出力する。
これにより、撮像制御部102は、撮像部101が撮像している撮像対象の撮像画像データを入力し、画像データ記憶部113に対して書き込んで記憶させる。また、撮像制御部102は、撮像画像データを書き込んだアドレスを示す撮像画像データアドレスと、この撮像画像データに対応する観察対象形状枠の観察対象形状枠識別情報とを、撮像画像データに付与した撮像画像データ識別情報とともに、画像データ記憶部113の撮像画像データテーブルに対して書き込んで記憶させる。
真贋判定部111は、撮像画像データと正解画像データとの類似度を基に、撮像画像データの真贋判定を行う。
真贋判定部111は、撮像画像データに撮像された偽造防止媒体の真贋判定の結果を、表示部112に表示する。
(ステップS11)
正解画像生成部109は、真贋判定用撮像画像データテーブルを参照し、真贋判定対象の撮像画像データ識別情報の示す観察対象形状枠の観察角度及び観察位置の情報を、画像データ記憶部113の観察対象形状枠テーブルから読み出す。
次に、正解画像生成部109は、撮像に用いた観察対象形状枠に対応する観察角度及び観察位置の情報に基づき、この観察対象形状枠に対応する撮像画像データと比較する正解画像データを生成し、画像データ記憶部113に対して、生成した正解画像データを書き込んで記憶させる。また、正解画像生成部109は、正解画像データを書き込んだアドレスを示す正解画像データアドレスを撮像画像データ識別情報とともに、画像データ記憶部113の真贋判定用撮像画像データテーブルに対して書き込んで記憶させる。
次に、類似度算出部110は、画像データ記憶部113の撮像画像データテーブルから、真贋判定を行う撮像画像データの撮像画像データアドレスを読み出す。
また、類似度算出部110は、画像データ記憶部113の真贋判定用撮像画像データテーブルから、真贋判定を行う撮像画像データの撮像画像識別情報に対応する正解画像データアドレスを読み出す。
そして、類似度算出部110は、撮像画像データアドレス及び正解画像データアドレスの各々により、撮像画像データアドレス、正解画像データアドレスそれぞれを画像データ記憶部113から読み出す。
次に、類似度算出部110は、撮像画像データ及び正解画像データの各々の類似度を、例えば画素毎の輝度値の平均二乗誤差を全ての画素(あるいは予め設定した特徴点)にお
いて加算し、平均二乗誤差の逆数を類似度として算出する。
次に、類似度算出部110は、算出した類似度を、画像データ記憶部113の真贋判定用撮像画像データテーブルに対し、判定対象の撮像画像データを示す撮像画像データ識別情報に対応させ、書き込んで記憶させる。
真贋判定部111は、画像データ記憶部113から判定対象の撮像画像データに対応する類似閾値を読み出し、画像データ記憶部113の真贋判定用撮像画像データテーブルから判定対象の撮像画像データの類似度を読み出す。
次に、真贋判定部111は、読み出した類似度が類似閾値以上か否かの判定を行う。このとき、真贋判定部111は、類似度が類似閾値以上である場合、処理をステップS15へ進める。一方、真贋判定部111は、類似度が類似閾値未満である場合、処理をステップS16へ進める。
真贋判定部111は、判定対象の偽造防止媒体が真(正品)であることを示す表示画像を生成する。
真贋判定部111は、判定対象の偽造防止媒体が贋(偽造品・複製、すなわち不正品)であることを示す表示画像を生成する。
2・・・偽造防止媒体
3・・・固定したスマートフォン
4・・・固定具
10・・・(偽造防止媒体の)貼付体
101・・・撮像部
102・・・撮像制御部
103・・・露光制御部
104・・・照明部
105・・・観察対象形状画像生成部
106・・・観察対象形状画像表示部
107・・・形状類似度算出部
108・・・撮像判定部
109・・・正解画像生成部
110・・・類似度算出部
111・・・真贋判定部
112・・・表示部
113・・・画像データ記憶部
Claims (2)
- 偽造防止媒体を貼付した貼付体であって、
偽造防止媒体を、少なくとも2つの角度から観察可能に載置することができる複数の固定手段を備えており、前記固定手段が貼付体の底面であることを特徴とする偽造防止媒体の貼付体。 - 請求項1に記載の偽造防止媒体の貼付体を、固定具により固定したスマートフォンを使用して撮像し、真贋判定を行う方法であって、少なくとも2つの角度から偽造防止媒体を撮像する工程を備えていることを特徴とする真贋判定方法。
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