JP7069627B2 - 情報記録媒体の読み取り方法および真贋判定方法 - Google Patents

情報記録媒体の読み取り方法および真贋判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報記録媒体の真偽判定技術に関する。更に詳しくは、スマートフォンなどの携帯情報端末を使用して情報記録媒体の真贋判定を容易に行うことを可能とする情報記録媒体の読み取り方法と、読み取った情報に基づく真贋判定方法に関する。
従来、紙幣、株券、商品券さらにはクレジットカードなどの有価証券類や、医薬品、食料品、高級ブランド品などの商品には、商品の偽造・複製による不正使用を防止するために情報記録媒体が用いられている。有価証券類には、情報記録媒体が直接的に印刷、あるいは転写されている。また、商品には情報記録媒体が設けられた封印シールやタグが付与されている。
しかし、近年、これらは情報記録媒体も偽造や複製された不正な有価証券類及び商品が製造されており、情報記録媒体の有無のみで真正品か贋造品(不正品または偽造品・複製品)かを判断することは困難である。
上述した情報記録媒体の一例として、観察角度によって色やパターンが変化する回折格子やホログラムなどがある。また、情報記録媒体の他例として色や明るさが変わるOVD(Optically Variable Device)インキやパール顔料などがある。
しかし、情報記録媒体が真であるか贋であるかについては、真の情報記録媒体との比較あるいは専門家の目視検査によれば容易に判別がつくが、一般のユーザは目視で簡単に偽造防止媒体の真贋判定を行うことは難しい。
目視で情報記録媒体の真贋判定ができない場合には、情報記録媒体に対する撮像装置の観察角度を厳密に制御できる特殊な真贋判定装置(例えば、特許文献1参照)が利用される。
しかし、上記真贋判定装置の取り扱いには、専門知識や特殊器具を要するため、一般のユーザがこのような装置を利用して情報記録媒体の真贋判定を行うことは困難である。
また、所定の観察角度により観察されるパターンの光学変化が起こる情報記録媒体の真贋を判定する場合、観察角度に応じて観察されるパターンの光学変化が異なるため、偽造防止媒体を観察する画像撮像装置の撮像方向を決める観察角度の推定をする必要がある。観察角度の推定を行う際、従来においては画像撮像装置に組み込まれたジャイロセンサが用いられている。
さらに、傾きセンサなどで観察角度及び観察位置を検知し、真贋を判定するための適切な観察角度及び観察位置において、情報記録媒体の撮像画像を画像撮像装置により撮像することが考えられる。
しかしながら、一般のユーザには、画像撮像装置と情報記録媒体との位置関係を厳密に把握及び操作することができない。このため、ホログラムを撮像できる適切な観察角度及び観察位置から、画像撮像装置により情報記録媒体を撮像することが困難である。
また、画像撮像装置に対する情報記録媒体の相対的な観察角度及び観察位置により、観察されるパターンが変化する。このため、情報記録媒体に対する画像撮像装置による観察角度を正確に判定するためには、画像撮像装置及び情報記録媒体の各々の角度及び位置を
検出する必要がある。したがって、撮像装置及び情報記録媒体の双方に傾きセンサを装着する必要がある。
そのような問題を解決するため、例えば特許文献2~4には、従来のような特殊な真贋判定装置を用いることなく、かつ情報記録媒体の設置状況に依存することなく、汎用的なデジタルカメラやスマートフォンなどのような簡易な読み取り装置により、真贋判定(本物か贋物かの識別)に用いる撮像画像を、適切な観察角度及び観察位置において容易に撮像し、情報記録媒体の真贋判定を行うことが可能な識別装置、識別方法が開示されている。
しかしながら、これらの技術においては、鑑定者がスマートフォンなどの携帯情報端末を用いて真贋判定を行う場合、携帯情報端末を傾けて、情報記録媒体の観察角度を変えることにより、強い戻り光が観察される観察角度を探索しながら撮像する作業が必要である。そのような作業はこの技術に詳しい者でない場合は困難であり、また時間を要するという問題があった。
特許第3865763号公報 特許第6156586号公報 特許第6098759号公報 特開2017-54290号公報
上記の事情に鑑み、本発明は、携帯情報端末などの簡易な読取装置を用いて、撮像する角度の探索を行うことなく、容易に情報記録媒体の情報を読み取ることが可能な読み取り方法と、読み取った情報から真贋判定可能な真贋判定方法を提供することを課題とする。
上記の課題を解決する手段として、本発明の第一の態様は、撮像素子と表示画面を同一面に備えた携帯情報端末を使用して、戻り光を生じる構造体を表面に備えた情報記録媒体の情報の読取り方法であって、
情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子と表示画面を備えた面と、を対面して配置する配置工程と、
表示画面の中に照明用パターンを表示しながら、撮像素子を用いて構造体を撮像する撮像工程と、を備えていることを特徴とする情報記録媒体の読取り方法である。
また、本発明の第二の態様は、撮像素子と表示画面を同一面に備えた携帯情報端末を使用して、戻り光を生じる構造体を表面に備えた情報記録媒体の情報を読取る方法であって、
情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子を備えた面と、を対面して配置することにより、携帯情報端末が情報記録媒体を撮像可能に配置する工程と、
少なくとも表示画面に、照明用パターンを表示する照明用パターン表示工程と、
照明用パターンの照明光によって、情報記録媒体を撮像する情報記録媒体撮像工程と、
撮像工程で撮像された構造体の画像データに基づいて携帯情報端末が演算処理することにより、構造体の位置を検出する位置検出工程と、
位置検出工程にて構造体の位置が検出されたかどうかを判定する位置検出判定工程と、
位置検出判定工程にて構造体の位置が検出された場合に、検出された位置が適正な位置であるかどうかを判定し、構造体の位置が検出されなかった場合に、照明用パターン表示
工程に戻る適正位置判定工程と、
撮像画像の情報を読み込む工程と、
構造体の撮像画像情報を画像情報処理することにより、構造体に記録された情報を読取る画像情報処理工程と、
画像情報処理工程にて構造体に記録された情報を取得できた場合は終了し、取得できなかった場合は、照明用パターン表示工程に戻る情報取得判定工程と、を備えていることを特徴とする情報記録媒体の読み取り方法である。
また、第三の態様は、前記構造体が、2種類以上の異なる回折格子構造を備え、且つ少なくとも一部に反射層を備えていることを特徴とする第二の態様に記載の情報記録媒体の読み取り方法である。
2種類以上の異なる回折格子構造を備え、且つその一部に反射層を備えることにより、情報記録媒体の構造体の位置を容易に検出することが可能となる。
また、第四の態様は、前記照明用パターンから発せられる光が偏光であることを特徴とする第二の態様または第三の態様に記載の情報記録媒体の読み取り方法である。
表示画面として液晶表示装置を使用している場合、表示画面に表示された照明用パターンから発せられる光は偏光であるため、構造体の位置検出および情報取得が可能な構成となっている。
また、第五の態様は、撮像素子と表示画面を同一面に備えた携帯情報端末を使用して、戻り光を生じる構造体を表面に備えた情報記録媒体の真贋判定方法であって、
情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子を備えた面と、を対面して配置することにより、携帯情報端末が情報記録媒体を撮像可能に配置する工程と、
表示画面に、照明用パターンを表示する照明用パターン表示工程と、
照明用パターンの照明光によって、情報記録媒体を撮像する情報記録媒体撮像工程と、
撮像工程で撮像された構造体の画像データに基づいて携帯情報端末が演算処理することにより、構造体の位置を検出する位置検出工程と、
位置検出工程にて構造体の位置が検出されたかどうかを判定する位置検出判定工程と、
位置検出判定工程にて構造体の位置が検出された場合に、検出された位置が適正な位置であるかどうかを判定し、構造体の位置が検出されなかった場合に、照明用パターン表示工程に戻る適正位置判定工程と、
適正位置判定工程にて構造体の位置が適正であると判定された場合に、構造体の正解画像情報を読み込み、位置が適正でないと判定された場合に、照明用パターン表示工程に戻る正解画像情報読み込み工程と、
撮像画像の情報を読み込む工程と、
構造体の撮像画像情報を画像情報処理することにより、構造体に記録された情報を読取る画像情報処理工程と、
画像情報処理工程にて構造体に記録された情報を取得できた場合は終了し、取得できなかった場合は照明用パターン表示工程に戻る情報取得判定工程と、
情報取得判定工程にて情報を取得できた場合に正解画像情報を読み込む工程と、
取得した画像情報と正解画像情報とを比較し、真贋判定を行う工程と、を備えていることを特徴とする真贋判定方法である。
また、第六の態様は、前記真贋判定を行う工程が、前記取得した画像情報と前記正解画像情報の差の絶対値が予め設定した閾値を越えた場合を贋と判定し、閾値以下である場合を真と判定することを特徴とする第五の態様に記載の真贋判定方法である。
また、第七の態様は、前記真贋判定を行う工程が、前記取得した画像情報と前記正解画像情報の類似度を算出し、その類似度が予め設定した閾値以上の場合を真と判定し、閾値
未満の場合を贋と判定することを特徴とする第五の態様に記載の真贋判定方法である。
また、第八の態様は、前記正解画像情報が、前記携帯情報端末またはインターネット経由でアクセス可能なサーバーに保存されていることを特徴とする第五の態様~第七の態様のいずれかに記載の真贋判定方法である。
本発明の情報記録媒体の読み取り方法によれば、読取装置を用いて情報記録媒体の読み取りを行うにあたって、撮像する角度の探索を行う代わりに、携帯情報端末の表示画面に表示した照明用パターンの表示画面上の位置を変更して照明光を発することにより、情報記録媒体と携帯情報端末の位置関係を固定して読み取る事が可能となる。そのため、専門家などの熟練者でなくても、容易に情報記録媒体を読み取る事ができる。また、読み取った情報に基づき、真贋判定が可能となる。
本発明の情報記録媒体の読み取り方法を例示する説明図であって、情報記録媒体と読取装置の配置関係と、読取装置の表示画面に表示された照明用パターンから構造体への入射光と、その入射光により構造体から発せられる戻り光と反射光の関係を示し、戻り光が読取装置の撮像素子に入射する例、および入射しない例、を示している。 本発明の情報記録媒体の読み取り方法の作業フローを例示するフロー図である。 本発明の情報記録媒体の読み取り方法の作業フローを例示するフロー図である。
本発明は、スマートフォンなどの携帯情報端末を使用して、情報記録媒体に備えられた戻り光を発する構造体に記録された情報を取得する情報記録媒体の読み取り方法と、取得した情報と、真正品であることを表す正解画像情報とを比較することによって真贋判定を行う真贋判定方法である。
ここで、戻り光とは、構造体に照明光が照射された場合に、構造体から発せられる光を指す。戻り光を生成する機構としては、散乱を起こす表面の凹凸構造やホログラムや回折格子素子の様な回折格子による回折光を生成する機構だけでなく、各種の構造色を呈する構造を適用可能である。例えば、光の波長程度の薄い膜、多層干渉膜、微細な凹凸構造、微粒子、などの構造色が該当する。
本発明の情報記録媒体の読み取り方法は、撮像素子と表示画面を同一面に備えた携帯情報端末を使用して、戻り光を生じる構造体を表面に備えた情報記録媒体の情報の読取り方法である。
情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子と表示画面を備えた面と、を対面して配置する配置工程と、表示画面の中に表示画面より小さい照明用パターンを表示する位置を変更しながら撮像素子を用いて構造体を撮像する撮像工程と、撮像工程にて撮像した撮像画像と正解画像とを比較する真正性判定工程と、を備えていることが特徴である。
本発明の情報記録媒体の読み取り方法を、図を用いて更に詳しく説明する。
図1は、本発明の情報記録媒体の読み取り方法を実施する際の情報記録媒体10と、情報記録媒体10を撮像し情報を読み取る携帯情報端末1と、の配置関係を例示した説明図である。
携帯情報端末1は、撮像素子2と、情報を表示する表示画面3が携帯情報端末1の同じ
側に備えられている。携帯情報端末1の撮像素子2を、情報記録媒体10を撮像可能な位置に配置する。通常は、情報記録媒体10の上方に配置する。また、情報記録媒体10が載置された平面とほぼ平行に携帯情報端末1を配置した状態で、ほぼ固定して撮像を行う。
撮像を行うに際し、まず情報記録媒体10に備えられた構造体11を照明する。照明は、携帯情報端末1の表示画面3に表示した照明用パターンにより行う。図1では、照明用パターンa4と照明用パターンb5が例示されている。これらの照明用パターンは、1つずつ表示し、情報記録媒体10を照明し、その都度、情報記録媒体10を撮像する。照明用パターンa4と照明用パターンb5は、表示画面3上の異なる位置に表示される。このことにより、情報記録媒体10を異なる角度から照明するのと同様のことが実施可能である。
具体的には、例えば照明用パターンa4を表示し、情報記録媒体10を撮像する。その時、照明用パターンa4から情報記録媒体10の構造体11には、入射光12が入射する。入射光12に対する戻り光12Bが撮像素子2によって撮像され、明るい画像情報が取得される。入射光12に対する反射光12Aは、撮像素子2に入射せず、撮像されない。
次に、照明用パターンb5を表示し、情報記録媒体10を撮像する。その時、照明用パターンb5から情報記録媒体10の構造体11には、入射光13が入射する。入射光13に対する戻り光13Bが撮像素子2に入射しないため、暗い像情報が取得される。入射光13に対する反射光13Aは、撮像素子2に入射せず、撮像されない。
以上は照明を、携帯情報端末1の表示画面3に表示した照明用パターンにより行う場合に、表示画面3の中に表示画面3より小さい照明用パターンを表示する位置を変更しながら撮像素子2を用いて構造体11を撮像する場合を例として説明したが、照明用パターンを例えば表示画面の全体または一部を1つの照明用パターンとしても良い。
この様にして、撮像される構造体11の明るさや色などの像情報と、照明用パターンと構造体11との角度の情報が、予め保存されている真正品であることを示す正解画像情報と対比することによって真正品であるか、どうかを判定することができる。
<情報記録媒体の読み取り方法>
次に、情報記録媒体の読み取り方法について、図2に示したフロー図を用いて更に詳しく説明する。
本発明の情報記録媒体の読み取り方法においては、読み取りを開始すると、S1(ステップ1)~S9(ステップ9)の各ステップを経て、情報録媒体を読み取る。
(S1:照明用パターン表示)
まず、携帯情報端末の表示画面に照明用パターンを表示する。
ここで表示する照明用パターンは、予め設定した一定形状を備えた照明用パターンを、表示画面上の予め設定した位置に、順次、表示しても良い。正解画像と一致するのかどうか、を判定するための最小限の画像情報を取得するため、正解画像で明るく表示される角度に相当する照明用パターンの表示画面上の表示位置とそれ以外の位置の2点のみを調べることでも良い。また、任意の形状の照明用パターンを、表示画面上の任意の位置に表示しても良い。
(S2:情報記録媒体の撮像)
次に、照明用パターンによって照明された情報記録媒体を、撮像素子を介して携帯情報端末が撮像し、情報記録媒体の撮像画像情報として取得し、記憶装置に記憶する。記憶装
置は、携帯情報端末の内部でも良いし、外部のアクセス可能な記憶装置に記憶しておくことでも良い。
(S3:構造体の位置検出)
次に、携帯情報端末が取得した画像情報に基づいて、情報記録媒体に備えられている構造体の三次元空間における座標(X、Y、Z)を検出する。
座標を検出する方法は幾つかの方法がある。例えば、予め情報記録媒体の大きさに関する情報を保存しておき、取得した画像情報における情報記録媒体の大きさから情報記録媒体と携帯情報端末の距離および三次元空間における座標(X、Y、Z)を算出することができる。その様な処理プログラムを携帯情報端末にインストールして置くことによって実施可能となる。また、距離センサを備えた携帯情報端末を使用しても良い。また、情報記録媒体との決められた距離に携帯情報端末を配置する手段を使用しても構わない。その他の手段を使用しても構わない。
(S4:構造体の位置を検出したかどうかの判定)
次に、構造体の位置を検出したかどうかを判定する。構造体の位置を検出した場合は、S5に進む。また、構造体の位置が検出できなかった場合は、S1に進み、S1からS3までを実行する。
(S5:検出した位置が適正であるかどうかの判定)
次に、S4で検出した構造体の位置が適正であるかどうかを判定する。検出した構造体の位置が適正である場合は、S7に進む。検出した構造体の位置が適正でない場合は、S1に進み、S1からS4までを実行する。
(S7:撮像画像情報の読み込み)
次にS2で取得した撮像画像情報が記憶されている記憶装置にアクセスし、撮像画像情報を読み出す。撮像画像情報は、位置検出用の位置検出用画像情報と情報読み出し・真贋判定用の検証用画像情報を含んでいる。位置検出用画像情報としては、アライメントをする専用の画像を使用することができる。
(S8:画像情報処理)
次に、記憶装置から読み出した正解画像情報と真正性を判定する対象である撮像画像情報から、位置情報と色情報を取得する。
そのため、以下の処理を実行する。
・ 撮像画像情報の歪みを補正して位置情報を算出する。
・ 予め設定した構造体内の範囲における色情報を算出する。
・ 算出した色情報を、構造体内の他の範囲(1枚の撮像画像の中の異なる場所)における色情報、または複数の撮像画像の中の他の画像から得られた色情報を使用して、補正する。
(S9:情報を取得したかどうかの判定)
次に、S8において、補正された、位置情報と、色情報と、が取得されたかどうかを判定する。取得された場合は終了する。取得されなかった場合はS1に進み、S1からS8までを実行する。
<真贋判定方法>
次に、本発明の情報記録媒体の読み取り方法によって取得した、補正された撮像画像情報と正解画像情報に基づいて真贋判定を実施する方法について説明する。
本発明の真贋判定方法は、図3に例示した様に、情報記録媒体の読み取り方法の作業フロー図とS9までは同じであるので、説明は省略する。
(S10:正解画像情報読み込み)
構造体の正解画像情報が記憶されている記憶装置にアクセスし、正解画像情報を読み出す。
(S11:撮像画像情報と正解画像情報の比較)
S8の画像情報処理で算出した構造体の位置情報および色情報を、正解画像情報の位置情報および色情報と比較する。
比較する方法としては、検査対象の情報記録媒体の構造体の位置(座標)と色(RGB強度:赤色、緑色、青色の明るさの強度)の差をとることによって比較することが可能である。
例えば、正解画像情報における構造体の座標(情報記録媒体が載置された平面と平行な平面内における座標)と検査対象である撮像画像情報における構造体の座標のずれを算出することができる。また正解画像情報と撮像が像情報における構造体の色の差を、赤色、緑色、青色の各色における明るさの強度の差を数値化することで算出することができ、それらの算出した値と、真贋判定の基準となる閾値を設定しておくことにより、比較が可能となる。しかしながら、この様な方法に限定することを意味するものではない。
(S12:真贋判定)
S11で取得した数値的な差を用いて、その差が予め設定した閾値以内かどうか、によって真贋判定を行う。閾値以内であれば真、閾値を超える場合は贋、と判定する。
1・・・読取装置(携帯情報端末)
2・・・撮像素子
3・・・表示画面
4・・・照明用パターンa
5・・・照明用パターンb
10・・・情報記録媒体
11・・・(戻り光を生じる)構造体
12・・・(照明用パターンaから(戻り光を生じる)構造体への)入射光
12A・・・(照明用パターンaからの光に対する(戻り光を生じる)構造体からの)反射光
12B・・・(照明用パターンaからの光に対する(戻り光を生じる)構造体からの)戻り光
13・・・(照明用パターンbから(戻り光を生じる)構造体への)入射光
13A・・・(照明用パターンbからの光に対する(戻り光を生じる)構造体からの)反射光
13B・・・(照明用パターンbからの光に対する(戻り光を生じる)構造体からの)戻り光

Claims (7)

  1. 撮像素子と表示画面を同一面に備えた携帯情報端末を使用して、戻り光を生じる構造体を表面に備えた情報記録媒体の情報の読取り方法であって、
    情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子と表示画面を備えた面と、を対面して配置する配置工程と、
    前記表示画面上の異なる位置に表示される照明用パターンを、1つずつ表示し、情報記録媒体を照明し、その都度、情報記録媒体の構造体を撮像する撮像工程と、を備えていることを特徴とする情報記録媒体の読取り方法。
  2. 撮像素子と表示画面を同一面に備えた携帯情報端末を使用して、戻り光を生じる構造体を表面に備えた情報記録媒体の情報を読取る方法であって、
    情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子を備えた面と、を対面して配置することにより、携帯情報端末が情報記録媒体を撮像可能に配置する工程と、
    少なくとも表示画面に、照明用パターンを表示する照明用パターン表示工程と、
    照明用パターンの照明光によって照明された情報記録媒体を、撮像素子を介して携帯情報端末により撮像する情報記録媒体撮像工程と、
    撮像工程で撮像された構造体の画像データに基づいて携帯情報端末が演算処理することにより、構造体の位置を検出する位置検出工程と、
    位置検出工程にて構造体の位置が検出されたかどうかを判定する位置検出判定工程と、
    位置検出判定工程にて構造体の位置が検出された場合に、検出された位置が適正な位置であるかどうかを判定し、構造体の位置が検出されなかった場合に、照明用パターン表示工程に戻る適正位置判定工程と、
    適正位置判定工程にて構造体の位置が適正であると判定された場合に、撮像画像の情報を読み込む工程と、
    構造体の撮像画像情報を画像情報処理することにより、構造体に記録された情報を読取る画像情報処理工程と、
    画像情報処理工程にて構造体に記録された情報を取得できた場合は終了し、取得できなかった場合は、照明用パターン表示工程に戻る情報取得判定工程と、を備えていることを特徴とする情報記録媒体の読み取り方法。
  3. 前記構造体が、2種類以上の異なる回折格子構造を備え、且つ少なくとも一部に反射層を備えていることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体の読み取り方法。
  4. 撮像素子と表示画面を同一面に備えた携帯情報端末を使用して、戻り光を生じる構造体を表面に備えた情報記録媒体の真贋判定方法であって、
    情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子を備えた面と、を対面して配置することにより、携帯情報端末が情報記録媒体を撮像可能に配置する工程と、
    表示画面に、照明用パターンを表示する照明用パターン表示工程と、
    照明用パターンの照明光によって照明された情報記録媒体を、撮像素子を介して携帯情報端末により撮像する情報記録媒体撮像工程と、
    撮像工程で撮像された構造体の画像データに基づいて携帯情報端末が演算処理することにより、構造体の位置を検出する位置検出工程と、
    位置検出工程にて構造体の位置が検出されたかどうかを判定する位置検出判定工程と、
    位置検出判定工程にて構造体の位置が検出された場合に、検出された位置が適正な位置であるかどうかを判定し、構造体の位置が検出されなかった場合に、照明用パターン表示工程に戻る適正位置判定工程と、
    適正位置判定工程にて構造体の位置が適正であると判定された場合に、撮像画像の情報を読み込む工程と、
    構造体の撮像画像情報を画像情報処理することにより、構造体に記録された情報を読取る画像情報処理工程と、
    画像情報処理工程にて構造体に記録された情報を取得できなかった場合は、照明用パターン表示工程に戻る情報取得判定工程と、
    情報取得判定工程にて情報を取得できた場合に正解画像情報を読み込む工程と、
    取得した画像情報と正解画像情報とを比較し、真贋判定を行う工程と、を備えていることを特徴とする真贋判定方法。
  5. 前記真贋判定を行う工程が、前記取得した画像情報と前記正解画像情報の差の絶対値が予め設定した閾値を越えた場合を贋と判定し、閾値以下である場合を真と判定することを特徴とする請求項に記載の真贋判定方法。
  6. 前記真贋判定を行う工程が、前記取得した画像情報と前記正解画像情報の類似度を算出し、その類似度が予め設定した閾値以上の場合を真と判定し、閾値未満の場合を贋と判定することを特徴とする請求項に記載の真贋判定方法。
  7. 前記正解画像情報が、前記携帯情報端末またはインターネット経由でアクセス可能なサーバーに保存されていることを特徴とする請求項のいずれかに記載の真贋判定方法。
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