JP7069627B2 - 情報記録媒体の読み取り方法および真贋判定方法 - Google Patents
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Description
しかし、上記真贋判定装置の取り扱いには、専門知識や特殊器具を要するため、一般のユーザがこのような装置を利用して情報記録媒体の真贋判定を行うことは困難である。
さらに、傾きセンサなどで観察角度及び観察位置を検知し、真贋を判定するための適切な観察角度及び観察位置において、情報記録媒体の撮像画像を画像撮像装置により撮像することが考えられる。
検出する必要がある。したがって、撮像装置及び情報記録媒体の双方に傾きセンサを装着する必要がある。
情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子と表示画面を備えた面と、を対面して配置する配置工程と、
表示画面の中に照明用パターンを表示しながら、撮像素子を用いて構造体を撮像する撮像工程と、を備えていることを特徴とする情報記録媒体の読取り方法である。
情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子を備えた面と、を対面して配置することにより、携帯情報端末が情報記録媒体を撮像可能に配置する工程と、
少なくとも表示画面に、照明用パターンを表示する照明用パターン表示工程と、
照明用パターンの照明光によって、情報記録媒体を撮像する情報記録媒体撮像工程と、
撮像工程で撮像された構造体の画像データに基づいて携帯情報端末が演算処理することにより、構造体の位置を検出する位置検出工程と、
位置検出工程にて構造体の位置が検出されたかどうかを判定する位置検出判定工程と、
位置検出判定工程にて構造体の位置が検出された場合に、検出された位置が適正な位置であるかどうかを判定し、構造体の位置が検出されなかった場合に、照明用パターン表示
工程に戻る適正位置判定工程と、
撮像画像の情報を読み込む工程と、
構造体の撮像画像情報を画像情報処理することにより、構造体に記録された情報を読取る画像情報処理工程と、
画像情報処理工程にて構造体に記録された情報を取得できた場合は終了し、取得できなかった場合は、照明用パターン表示工程に戻る情報取得判定工程と、を備えていることを特徴とする情報記録媒体の読み取り方法である。
2種類以上の異なる回折格子構造を備え、且つその一部に反射層を備えることにより、情報記録媒体の構造体の位置を容易に検出することが可能となる。
表示画面として液晶表示装置を使用している場合、表示画面に表示された照明用パターンから発せられる光は偏光であるため、構造体の位置検出および情報取得が可能な構成となっている。
情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子を備えた面と、を対面して配置することにより、携帯情報端末が情報記録媒体を撮像可能に配置する工程と、
表示画面に、照明用パターンを表示する照明用パターン表示工程と、
照明用パターンの照明光によって、情報記録媒体を撮像する情報記録媒体撮像工程と、
撮像工程で撮像された構造体の画像データに基づいて携帯情報端末が演算処理することにより、構造体の位置を検出する位置検出工程と、
位置検出工程にて構造体の位置が検出されたかどうかを判定する位置検出判定工程と、
位置検出判定工程にて構造体の位置が検出された場合に、検出された位置が適正な位置であるかどうかを判定し、構造体の位置が検出されなかった場合に、照明用パターン表示工程に戻る適正位置判定工程と、
適正位置判定工程にて構造体の位置が適正であると判定された場合に、構造体の正解画像情報を読み込み、位置が適正でないと判定された場合に、照明用パターン表示工程に戻る正解画像情報読み込み工程と、
撮像画像の情報を読み込む工程と、
構造体の撮像画像情報を画像情報処理することにより、構造体に記録された情報を読取る画像情報処理工程と、
画像情報処理工程にて構造体に記録された情報を取得できた場合は終了し、取得できなかった場合は照明用パターン表示工程に戻る情報取得判定工程と、
情報取得判定工程にて情報を取得できた場合に正解画像情報を読み込む工程と、
取得した画像情報と正解画像情報とを比較し、真贋判定を行う工程と、を備えていることを特徴とする真贋判定方法である。
未満の場合を贋と判定することを特徴とする第五の態様に記載の真贋判定方法である。
情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子と表示画面を備えた面と、を対面して配置する配置工程と、表示画面の中に表示画面より小さい照明用パターンを表示する位置を変更しながら撮像素子を用いて構造体を撮像する撮像工程と、撮像工程にて撮像した撮像画像と正解画像とを比較する真正性判定工程と、を備えていることが特徴である。
図1は、本発明の情報記録媒体の読み取り方法を実施する際の情報記録媒体10と、情報記録媒体10を撮像し情報を読み取る携帯情報端末1と、の配置関係を例示した説明図である。
側に備えられている。携帯情報端末1の撮像素子2を、情報記録媒体10を撮像可能な位置に配置する。通常は、情報記録媒体10の上方に配置する。また、情報記録媒体10が載置された平面とほぼ平行に携帯情報端末1を配置した状態で、ほぼ固定して撮像を行う。
次に、情報記録媒体の読み取り方法について、図2に示したフロー図を用いて更に詳しく説明する。
本発明の情報記録媒体の読み取り方法においては、読み取りを開始すると、S1(ステップ1)~S9(ステップ9)の各ステップを経て、情報録媒体を読み取る。
まず、携帯情報端末の表示画面に照明用パターンを表示する。
ここで表示する照明用パターンは、予め設定した一定形状を備えた照明用パターンを、表示画面上の予め設定した位置に、順次、表示しても良い。正解画像と一致するのかどうか、を判定するための最小限の画像情報を取得するため、正解画像で明るく表示される角度に相当する照明用パターンの表示画面上の表示位置とそれ以外の位置の2点のみを調べることでも良い。また、任意の形状の照明用パターンを、表示画面上の任意の位置に表示しても良い。
次に、照明用パターンによって照明された情報記録媒体を、撮像素子を介して携帯情報端末が撮像し、情報記録媒体の撮像画像情報として取得し、記憶装置に記憶する。記憶装
置は、携帯情報端末の内部でも良いし、外部のアクセス可能な記憶装置に記憶しておくことでも良い。
次に、携帯情報端末が取得した画像情報に基づいて、情報記録媒体に備えられている構造体の三次元空間における座標(X、Y、Z)を検出する。
座標を検出する方法は幾つかの方法がある。例えば、予め情報記録媒体の大きさに関する情報を保存しておき、取得した画像情報における情報記録媒体の大きさから情報記録媒体と携帯情報端末の距離および三次元空間における座標(X、Y、Z)を算出することができる。その様な処理プログラムを携帯情報端末にインストールして置くことによって実施可能となる。また、距離センサを備えた携帯情報端末を使用しても良い。また、情報記録媒体との決められた距離に携帯情報端末を配置する手段を使用しても構わない。その他の手段を使用しても構わない。
次に、構造体の位置を検出したかどうかを判定する。構造体の位置を検出した場合は、S5に進む。また、構造体の位置が検出できなかった場合は、S1に進み、S1からS3までを実行する。
次に、S4で検出した構造体の位置が適正であるかどうかを判定する。検出した構造体の位置が適正である場合は、S7に進む。検出した構造体の位置が適正でない場合は、S1に進み、S1からS4までを実行する。
次にS2で取得した撮像画像情報が記憶されている記憶装置にアクセスし、撮像画像情報を読み出す。撮像画像情報は、位置検出用の位置検出用画像情報と情報読み出し・真贋判定用の検証用画像情報を含んでいる。位置検出用画像情報としては、アライメントをする専用の画像を使用することができる。
次に、記憶装置から読み出した正解画像情報と真正性を判定する対象である撮像画像情報から、位置情報と色情報を取得する。
そのため、以下の処理を実行する。
・ 撮像画像情報の歪みを補正して位置情報を算出する。
・ 予め設定した構造体内の範囲における色情報を算出する。
・ 算出した色情報を、構造体内の他の範囲(1枚の撮像画像の中の異なる場所)における色情報、または複数の撮像画像の中の他の画像から得られた色情報を使用して、補正する。
次に、S8において、補正された、位置情報と、色情報と、が取得されたかどうかを判定する。取得された場合は終了する。取得されなかった場合はS1に進み、S1からS8までを実行する。
次に、本発明の情報記録媒体の読み取り方法によって取得した、補正された撮像画像情報と正解画像情報に基づいて真贋判定を実施する方法について説明する。
構造体の正解画像情報が記憶されている記憶装置にアクセスし、正解画像情報を読み出す。
S8の画像情報処理で算出した構造体の位置情報および色情報を、正解画像情報の位置情報および色情報と比較する。
S11で取得した数値的な差を用いて、その差が予め設定した閾値以内かどうか、によって真贋判定を行う。閾値以内であれば真、閾値を超える場合は贋、と判定する。
2・・・撮像素子
3・・・表示画面
4・・・照明用パターンa
5・・・照明用パターンb
10・・・情報記録媒体
11・・・(戻り光を生じる)構造体
12・・・(照明用パターンaから(戻り光を生じる)構造体への)入射光
12A・・・(照明用パターンaからの光に対する(戻り光を生じる)構造体からの)反射光
12B・・・(照明用パターンaからの光に対する(戻り光を生じる)構造体からの)戻り光
13・・・(照明用パターンbから(戻り光を生じる)構造体への)入射光
13A・・・(照明用パターンbからの光に対する(戻り光を生じる)構造体からの)反射光
13B・・・(照明用パターンbからの光に対する(戻り光を生じる)構造体からの)戻り光
Claims (7)
- 撮像素子と表示画面を同一面に備えた携帯情報端末を使用して、戻り光を生じる構造体を表面に備えた情報記録媒体の情報の読取り方法であって、
情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子と表示画面を備えた面と、を対面して配置する配置工程と、
前記表示画面上の異なる位置に表示される照明用パターンを、1つずつ表示し、情報記録媒体を照明し、その都度、情報記録媒体の構造体を撮像する撮像工程と、を備えていることを特徴とする情報記録媒体の読取り方法。 - 撮像素子と表示画面を同一面に備えた携帯情報端末を使用して、戻り光を生じる構造体を表面に備えた情報記録媒体の情報を読取る方法であって、
情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子を備えた面と、を対面して配置することにより、携帯情報端末が情報記録媒体を撮像可能に配置する工程と、
少なくとも表示画面に、照明用パターンを表示する照明用パターン表示工程と、
照明用パターンの照明光によって照明された情報記録媒体を、撮像素子を介して携帯情報端末により撮像する情報記録媒体撮像工程と、
撮像工程で撮像された構造体の画像データに基づいて携帯情報端末が演算処理することにより、構造体の位置を検出する位置検出工程と、
位置検出工程にて構造体の位置が検出されたかどうかを判定する位置検出判定工程と、
位置検出判定工程にて構造体の位置が検出された場合に、検出された位置が適正な位置であるかどうかを判定し、構造体の位置が検出されなかった場合に、照明用パターン表示工程に戻る適正位置判定工程と、
適正位置判定工程にて構造体の位置が適正であると判定された場合に、撮像画像の情報を読み込む工程と、
構造体の撮像画像情報を画像情報処理することにより、構造体に記録された情報を読取る画像情報処理工程と、
画像情報処理工程にて構造体に記録された情報を取得できた場合は終了し、取得できなかった場合は、照明用パターン表示工程に戻る情報取得判定工程と、を備えていることを特徴とする情報記録媒体の読み取り方法。 - 前記構造体が、2種類以上の異なる回折格子構造を備え、且つ少なくとも一部に反射層を備えていることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体の読み取り方法。
- 撮像素子と表示画面を同一面に備えた携帯情報端末を使用して、戻り光を生じる構造体を表面に備えた情報記録媒体の真贋判定方法であって、
情報記録媒体の構造体を備えた面と、携帯情報端末の撮像素子を備えた面と、を対面して配置することにより、携帯情報端末が情報記録媒体を撮像可能に配置する工程と、
表示画面に、照明用パターンを表示する照明用パターン表示工程と、
照明用パターンの照明光によって照明された情報記録媒体を、撮像素子を介して携帯情報端末により撮像する情報記録媒体撮像工程と、
撮像工程で撮像された構造体の画像データに基づいて携帯情報端末が演算処理することにより、構造体の位置を検出する位置検出工程と、
位置検出工程にて構造体の位置が検出されたかどうかを判定する位置検出判定工程と、
位置検出判定工程にて構造体の位置が検出された場合に、検出された位置が適正な位置であるかどうかを判定し、構造体の位置が検出されなかった場合に、照明用パターン表示工程に戻る適正位置判定工程と、
適正位置判定工程にて構造体の位置が適正であると判定された場合に、撮像画像の情報を読み込む工程と、
構造体の撮像画像情報を画像情報処理することにより、構造体に記録された情報を読取る画像情報処理工程と、
画像情報処理工程にて構造体に記録された情報を取得できなかった場合は、照明用パターン表示工程に戻る情報取得判定工程と、
情報取得判定工程にて情報を取得できた場合に正解画像情報を読み込む工程と、
取得した画像情報と正解画像情報とを比較し、真贋判定を行う工程と、を備えていることを特徴とする真贋判定方法。 - 前記真贋判定を行う工程が、前記取得した画像情報と前記正解画像情報の差の絶対値が予め設定した閾値を越えた場合を贋と判定し、閾値以下である場合を真と判定することを特徴とする請求項4に記載の真贋判定方法。
- 前記真贋判定を行う工程が、前記取得した画像情報と前記正解画像情報の類似度を算出し、その類似度が予め設定した閾値以上の場合を真と判定し、閾値未満の場合を贋と判定することを特徴とする請求項4に記載の真贋判定方法。
- 前記正解画像情報が、前記携帯情報端末またはインターネット経由でアクセス可能なサーバーに保存されていることを特徴とする請求項4~6のいずれかに記載の真贋判定方法。
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