JP2009087246A - 光回折構造の真贋判別装置、真贋判別方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑な演算を行うことなく複製された光回折構造の特徴を把握し、光回折構造の真贋を判別する光回折構造の真贋判別装置、および、この装置を使用した光回折構造の真贋判別方法を提供する。
【解決手段】平坦なシートに形成された光回折構造の真贋を判別するための装置であって、少なくとも、光回折構造の青色要素と赤色要素を取得するために、帯状の青色光源と帯状の赤色光源とが互いに平行になるように組み込まれた投光部と、帯状の光センサーが前記投光部に平行に組み込まれた受光部と、前記受光部から取得した受光情報によって光回折構造の真贋を判別する判別回路と、判別の結果を告知する告知部と、を備えた真贋判別装置を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】平坦なシートに形成された光回折構造の真贋を判別するための装置であって、少なくとも、光回折構造の青色要素と赤色要素を取得するために、帯状の青色光源と帯状の赤色光源とが互いに平行になるように組み込まれた投光部と、帯状の光センサーが前記投光部に平行に組み込まれた受光部と、前記受光部から取得した受光情報によって光回折構造の真贋を判別する判別回路と、判別の結果を告知する告知部と、を備えた真贋判別装置を提供する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、印刷物などの一部に形成された光回折構造の真贋を判別するための光回折構造の真贋判別装置、および、この装置を使用した光回折構造の真贋判別方法に関する。
ホログラムや回折格子などの光回折構造は、特殊な装飾像や立体像を表現できることから、意匠性を高めた印刷物等に利用されている。また、製造のために高度な技術を要することから、偽造防止手段として利用されている。
意匠性を高める手段としては、高額な商品の包装材,パンフレット,POP,書籍の表紙等に、偽造防止手段としては、例えば、クレジットカード,IDカード等のカード類や、商品券,小切手,手形,株券,入場券等の金券類,各種証明書等に使用されている。
意匠性を高める手段としては、高額な商品の包装材,パンフレット,POP,書籍の表紙等に、偽造防止手段としては、例えば、クレジットカード,IDカード等のカード類や、商品券,小切手,手形,株券,入場券等の金券類,各種証明書等に使用されている。
ホログラムや回折格子などの光回折構造を作成する方法として、被写体にレーザ光と参照光を照射し、感光材に干渉縞を形成させる方法や、電子線描画による方法がある。
また、ホログラムや回折格子などの光回折構造を媒体上に形成する方法として、熱転写によって形成する方法や、ラベルにして貼付する方法がある。
熱転写による方法は、平坦な貼付面を有する前述のカード類,金券類に多く利用され、ラベルによる方法は、貼付される対象物が平坦な面を持たない場合等に利用される。
また、ホログラムや回折格子などの光回折構造を媒体上に形成する方法として、熱転写によって形成する方法や、ラベルにして貼付する方法がある。
熱転写による方法は、平坦な貼付面を有する前述のカード類,金券類に多く利用され、ラベルによる方法は、貼付される対象物が平坦な面を持たない場合等に利用される。
一方、媒体上に複製された光回折構造を検査する装置や方法が提案されている。
上記装置や方法の多くは、複製された光回折構造をCCDカメラ等の撮像装置を用いて光回折構造情報として取り込み、画像解析を行って検査する装置や方法である。
これらの装置や方法のなかに、ホログラムを構成する微細な回折格子の形状,構造を電気的に、定量的に検査するホログラム検査装置及び方法が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
上記装置や方法の多くは、複製された光回折構造をCCDカメラ等の撮像装置を用いて光回折構造情報として取り込み、画像解析を行って検査する装置や方法である。
これらの装置や方法のなかに、ホログラムを構成する微細な回折格子の形状,構造を電気的に、定量的に検査するホログラム検査装置及び方法が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されている技術は、所定の波長成分を含む光線を放射する光源部と、前記波長成分に対し感度を有する光センサと、検査対象のホログラムに対し前記光源部および光センサを配置する保持部と、前記光センサの出力に基づき前記ホログラムを構成する回折格子パターンの検査特性値を演算する演算手段とを備えるホログラム検査装置であって、前記光源部は、その光線が前記ホログラムの所望領域を照射するように配置され、前記光センサは、前記ホログラムの所望領域に含まれる回折格子パターンにより回折された回折光を受光するように配置され、前記演算手段は光センサの出力に基づいて回折光の回折角度および強度から回折格子パターンの格子ピッチ,格子方向および回折効率の少なくともいずれか1つを表わす検査特性値を演算するホログラム検査装置である。
特許文献1に開示されている技術は、ホログラム検査装置の光センサの出力から回折光の回折角度および強度から回折格子パターンの格子ピッチ,格子方向および回折効率の少なくともいずれか1つを表わす検査特性値を演算することによって複製されたホログラムを検査する検査装置である。
そこで本発明は、特許文献1に開示されている技術のように複雑な演算を行うことなく複製された光回折構造の特徴を把握し、光回折構造の真贋を判別する光回折構造の真贋判別装置、および、この装置を使用した光回折構造の真贋判別方法を提供することを目的とするものである。
そこで本発明は、特許文献1に開示されている技術のように複雑な演算を行うことなく複製された光回折構造の特徴を把握し、光回折構造の真贋を判別する光回折構造の真贋判別装置、および、この装置を使用した光回折構造の真贋判別方法を提供することを目的とするものである。
前記課題の目的を達成するために、本発明の光回折構造の真贋判別装置の第一の態様は、平坦なシートに形成された光回折構造の真贋を判別するための装置であって、少なくとも、光回折構造の青色要素と赤色要素を取得するために、帯状の青色光源と帯状の赤色光源とが互いに平行になるように組み込まれた投光部と、帯状の光センサーが前記投光部に平行に組み込まれた受光部と、前記受光部から取得した受光情報によって光回折構造の真贋を判別する判別回路と、判別の結果を告知する告知部と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の光回折構造の真贋判別装置の第二の態様は、平坦なシートに形成された光回折構造の真贋を判別するための装置であって、少なくとも、光回折構造の青色要素と赤色要素を取得するために、帯状の白色光源による投光部と、帯状の赤色センサーと帯状の青色センサーが前記投光部に平行に組み込まれた受光部と、前記受光部から取得した受光情報によって光回折構造の真贋を判別する判別回路と、判別の結果を告知する告知部と、を備えたことを特徴とするものである。
また、第三の態様は、第一,第二、何れかの態様において、帯状の光源は、発光ダイオード,キセノン,レーザーの何れか一つが組み込まれた光源であることを特徴とするものである。
また、第四の態様は、第一〜第三何れかの態様の光回折構造の真贋判別装置を使用して平坦なシートに形成された光回折構造の真贋を判別する方法であって、少なくとも、真贋情報取得用の装置に光回折構造を装着して光回折構造のオリジナル情報を取得するステップと、複数の光回折構造の真贋判別装置に前記光回折構造のオリジナル情報を登録するステップと、真贋判定用の光回折構造が形成された対象部位から光回折構造情報を採取するステップと、採取された真贋判定用の光回折構造情報と前記登録された光回折構造のオリジナル情報とを比較するステップと、前記比較の結果を光,音声,文字表示の何れかまたはこれらの組み合わせによって告知する判別結果告知ステップと、からなることを特徴とするものである。
また、第五の態様は、第四の態様において、光回折構造の真贋を判別する方法は、採取された真贋判定用の光回折構造情報の青色,赤色何れかの要素情報、または、青色,赤色両方の要素情報によって判別することを特徴とするものである。
本発明の光回折構造の真贋判別装置によって、光回折構造から反射される青色光,赤色光要素を、帯状の投光部と平行に配置された1次元光センサーによって検知し、所定の強さ(輝度)以上のスポットが所定の平面上のどの部分で何個発生するかによってその特徴を掴み、オリジナルのデータと照合し真贋を判別することができる。
青色,赤色何れか一色だけの要素情報で判別してもよいし、青色,赤色二色合せた要素情報で判別してもよい。光源に発光ダイオードを使用した場合は、装置全体がコンパクトになり安価に供給することができる。
また、対象物が異なる光回折構造付対象物でも、シートに形成された光回折構造が判別可能な大きさになっていて、光回折構造が真贋判別装置の1次元光センサーに近い位置に形成されていれば、光回折構造付きのオリジナルシートによって真正な情報を登録し、その情報と判別対象のシートの光回折構造を照合することによって真贋判別に使用することができ、判別対象物ごとに判別装置を準備する必要がなくなる。
青色,赤色何れか一色だけの要素情報で判別してもよいし、青色,赤色二色合せた要素情報で判別してもよい。光源に発光ダイオードを使用した場合は、装置全体がコンパクトになり安価に供給することができる。
また、対象物が異なる光回折構造付対象物でも、シートに形成された光回折構造が判別可能な大きさになっていて、光回折構造が真贋判別装置の1次元光センサーに近い位置に形成されていれば、光回折構造付きのオリジナルシートによって真正な情報を登録し、その情報と判別対象のシートの光回折構造を照合することによって真贋判別に使用することができ、判別対象物ごとに判別装置を準備する必要がなくなる。
以下、図面を参照して、本発明の光回折構造の真贋判別装置、および、光回折構造の真贋判別方法について説明する。
図1は、本発明の光回折構造の真贋判別装置の一例について説明するための光回折構造の真贋判別装置の概念図,図2は、光回折構造付きシートの一例について説明するための図,図3は、光回折構造の一例について説明するための図,図4は、光回折構造の真贋判別装置の投光・受光部の一例について説明するための図,図5は、本発明の光回折構造の真贋判別方法の一例について説明するための図,図6は、本発明の光回折構造の真贋判別装置の1次元光センサーによって検知された光回折構造情報の一例について説明するための図,図7は、本発明の光回折構造の真贋判別装置の他の一例について説明するための光回折構造の真贋判別装置の概念図,である。
図1は、本発明の光回折構造の真贋判別装置の一例について説明するための光回折構造の真贋判別装置の概念図,図2は、光回折構造付きシートの一例について説明するための図,図3は、光回折構造の一例について説明するための図,図4は、光回折構造の真贋判別装置の投光・受光部の一例について説明するための図,図5は、本発明の光回折構造の真贋判別方法の一例について説明するための図,図6は、本発明の光回折構造の真贋判別装置の1次元光センサーによって検知された光回折構造情報の一例について説明するための図,図7は、本発明の光回折構造の真贋判別装置の他の一例について説明するための光回折構造の真贋判別装置の概念図,である。
光回折構造という表現は、ホログラムや回折格子の上位概念による表現であるるが、以下の説明では電子線描画によって描画するモノクロ画像や、カラー画像による回折格子の例で説明する。
回折格子によるカラー画像は、三原色の色成分ごとに画素値をもった画素の集合として定義される。そして、原画の各部分領域の画素を三原色(R,G,B)の各色成分に分解し、8ビットで表現できる画素値(0〜255種)を適用させ、回折格子によるカラー画像として再現する。
例えば、画素パターンRは波長660nm用、画素パターンGは波長550nm用、画素パターンBは波長470nm用として設定し、再生光を所定の位置に設置してそれぞれの画素パターンを観察したときに、これらの再生画像はカラー画像として視認される。
モノクロで表現する場合は、前述の波長の一つを適用すればよい。
回折格子によるカラー画像は、三原色の色成分ごとに画素値をもった画素の集合として定義される。そして、原画の各部分領域の画素を三原色(R,G,B)の各色成分に分解し、8ビットで表現できる画素値(0〜255種)を適用させ、回折格子によるカラー画像として再現する。
例えば、画素パターンRは波長660nm用、画素パターンGは波長550nm用、画素パターンBは波長470nm用として設定し、再生光を所定の位置に設置してそれぞれの画素パターンを観察したときに、これらの再生画像はカラー画像として視認される。
モノクロで表現する場合は、前述の波長の一つを適用すればよい。
微細な凹凸構造で表現された回折格子による画像は、原画の微細化された部分の輝度または反射濃度(以下、輝度値という)に対応した大きさの画素で表現される。
例えば、原画をスキャナのような装置によって電気的に走査し、CCDセンサなどによって輝度値を電気信号に変換して前述の微細画素に変換する。
即ち、原画の微細部分の輝度値を8ビットで表現する画素値に変換し、例えば、5μm程度の画素に変換させる。
例えば、原画をスキャナのような装置によって電気的に走査し、CCDセンサなどによって輝度値を電気信号に変換して前述の微細画素に変換する。
即ち、原画の微細部分の輝度値を8ビットで表現する画素値に変換し、例えば、5μm程度の画素に変換させる。
光回折構造は、光回折構造が形成された樹脂膜だけが対象物に転写された状態で使用される場合と、光回折構造の樹脂膜が形成された基材ごとラベル化されて使用される場合がある。
光回折構造が転写された状態で使用される場合は、耐熱性を有する基材フィルム上に剥離層を形成し、その上に、例えば、熱硬化性の樹脂層を形成し、熱硬化性の樹脂層に凹凸構造を形成し、反射層を形成し、その上に感熱接着剤層を形成して転写用フィルムと成し、熱せられた金属の型等によって、接着剤層を含めた極めて薄い光回折構造形成層を紙などの印刷物上に転写して使用する。
光回折構造をラベル状態で使用する場合は、基材フィルム上に熱硬化性の樹脂層を形成し、熱硬化性の樹脂層に凹凸を形成し、凹凸の上に反射層を形成し、その上に粘着剤層を形成し、粘着剤面を剥離紙で被覆させ、基材フィルムを剥離紙と一緒に所定の大きさに打ち抜いてラベルとし、剥離紙を剥がして対象物に貼付して使用する。
光回折構造が転写された状態で使用される場合は、耐熱性を有する基材フィルム上に剥離層を形成し、その上に、例えば、熱硬化性の樹脂層を形成し、熱硬化性の樹脂層に凹凸構造を形成し、反射層を形成し、その上に感熱接着剤層を形成して転写用フィルムと成し、熱せられた金属の型等によって、接着剤層を含めた極めて薄い光回折構造形成層を紙などの印刷物上に転写して使用する。
光回折構造をラベル状態で使用する場合は、基材フィルム上に熱硬化性の樹脂層を形成し、熱硬化性の樹脂層に凹凸を形成し、凹凸の上に反射層を形成し、その上に粘着剤層を形成し、粘着剤面を剥離紙で被覆させ、基材フィルムを剥離紙と一緒に所定の大きさに打ち抜いてラベルとし、剥離紙を剥がして対象物に貼付して使用する。
前記反射層は、前述の光回折構造形成層の凹凸面に反射性を与えるために設けられる。反射層には、不透明な反射層と、透明性を有する反射層とがあるが、意匠効果を高める手段として使用する場合は、アルミニウムや、ニッケルなどの金属による不透明な反射層を形成する。
反射層を形成する方法としては、真空蒸着法,スパッタリング法,イオンブレーティング法等があり、目的によって使い分ける。
また、剥離層,熱硬化性樹脂層,接着剤層,粘着剤層等の形成手段として、グラビアコート,ダイコート,ナイフコート,ロールコート等の一般的なコーティング方法、および、シルクスクリーン等の印刷方法の中から選択して使用する。
反射層を形成する方法としては、真空蒸着法,スパッタリング法,イオンブレーティング法等があり、目的によって使い分ける。
また、剥離層,熱硬化性樹脂層,接着剤層,粘着剤層等の形成手段として、グラビアコート,ダイコート,ナイフコート,ロールコート等の一般的なコーティング方法、および、シルクスクリーン等の印刷方法の中から選択して使用する。
図1を参照して、本発明の、光回折構造の真贋判別装置の一例について説明する。
図1に示す光回折構造の真贋判別装置の例は、真贋判別対象物を搬送部で移動させて真贋を判別させる装置の一例である。
本発明の光回折構造の真贋判別装置4は、平坦なシートに形成された光回折構造の青色要素と赤色要素を取得するために、帯状の青色光源と帯状の赤色光源とが互いに平行になるように組み込まれた投光部と、帯状の光センサーが前記投光部に平行に組み込まれた受光部とが組み込まれた投光・受光部3と、光回折構造部が形成された光回折構造部付きシート(以下、光回折構造部付きシートともいう)2を搬送する搬送部42と、前記受光部から取得した受光情報によって光回折構造の真贋を判別する判別回路(図示せず)と、判別の結果を告知する告知部41と、を少なくとも備えている。
図1に示す光回折構造の真贋判別装置の例は、真贋判別対象物を搬送部で移動させて真贋を判別させる装置の一例である。
本発明の光回折構造の真贋判別装置4は、平坦なシートに形成された光回折構造の青色要素と赤色要素を取得するために、帯状の青色光源と帯状の赤色光源とが互いに平行になるように組み込まれた投光部と、帯状の光センサーが前記投光部に平行に組み込まれた受光部とが組み込まれた投光・受光部3と、光回折構造部が形成された光回折構造部付きシート(以下、光回折構造部付きシートともいう)2を搬送する搬送部42と、前記受光部から取得した受光情報によって光回折構造の真贋を判別する判別回路(図示せず)と、判別の結果を告知する告知部41と、を少なくとも備えている。
前述の、投光・受光部3は、帯状の白色光源による投光部と、帯状の赤色センサーと青色センサーが前記投光部に平行に組み込まれた受光部とで構成されてもよい。
光回折構造の真贋判別装置の投光・受光部3は、真贋判別対象物が変わっても判別可能なように、図1の上下方向に位置を移動させて固定できるようにすることもできる。その場合、図示しないが、光回折構造の真贋判別装置の投光・受光部3のスライド方向に目盛りを付けて、真贋判別対象物と目盛りの関連を光回折構造の真贋判別装置の、所定の場所に記録しておけば便利に利用することができる。
光回折構造の真贋判別装置の投光・受光部3は、真贋判別対象物が変わっても判別可能なように、図1の上下方向に位置を移動させて固定できるようにすることもできる。その場合、図示しないが、光回折構造の真贋判別装置の投光・受光部3のスライド方向に目盛りを付けて、真贋判別対象物と目盛りの関連を光回折構造の真贋判別装置の、所定の場所に記録しておけば便利に利用することができる。
また、前記投光部の光源は、発光ダイオード,キセノン,レーザーの何れであってもよく、それぞれが帯状に組み込まれた光源であればよい。
図1を参照して、本発明の光回折構造の真贋判別装置を使用した、光回折構造の真贋判別方法の一例について説明する。
まず、本発明の光回折構造の真贋判別装置4のガイド43に、真贋判別対象物である光回折構造付きオリジナルシートを装着する。
光回折構造の真贋判別装置に表示された投光・受光部3のセンシング範囲(図示せず)が、光回折構造付きオリジナルシートに形成された光回折構造を位置的にカバーしていることを確認する。
搬送スイッチ(図示せず)を押して、光回折構造付きオリジナルシートを搬送部42で矢印の方向に搬送し、シートに形成された光回折構造のオリジナル情報を装置の判別回路(図示せず)の記憶部に登録(記憶)する。フィールドで使用される装置全てに対して上記の登録作業を行う。
このステップは、光回折構造の真贋判別装置の「標準装置」を使用して光回折構造部のオリジナル情報を採取し、真贋判定のためフィールドで使用される装置の情報記憶部に書き込んで記憶させてもよい。
まず、本発明の光回折構造の真贋判別装置4のガイド43に、真贋判別対象物である光回折構造付きオリジナルシートを装着する。
光回折構造の真贋判別装置に表示された投光・受光部3のセンシング範囲(図示せず)が、光回折構造付きオリジナルシートに形成された光回折構造を位置的にカバーしていることを確認する。
搬送スイッチ(図示せず)を押して、光回折構造付きオリジナルシートを搬送部42で矢印の方向に搬送し、シートに形成された光回折構造のオリジナル情報を装置の判別回路(図示せず)の記憶部に登録(記憶)する。フィールドで使用される装置全てに対して上記の登録作業を行う。
このステップは、光回折構造の真贋判別装置の「標準装置」を使用して光回折構造部のオリジナル情報を採取し、真贋判定のためフィールドで使用される装置の情報記憶部に書き込んで記憶させてもよい。
次に、真贋を判別する光回折構造付きシート2を光回折構造の真贋判別装置4に装着して矢印の方向に搬送し、投光・受光部3の受光部から光回折構造1の受光情報を採取(以下、取得ともいう)する。
取得された真贋判別用の光回折構造情報と前記登録された光回折構造のオリジナル情報とを前記判別回路(図示せず)で比較照合する。
前記真贋を比較した結果を告知部41で告知する。告知部は、「真正であることを示す光の点燈」、または、「真正であることを示す音声による告知」、または、ディスプレー(図示せず)に「真正であることを示す文字表示」によって告知する。
前記告知方法は、前記「光の点燈」,「音声による告知」,「文字表示」の組み合わせによって行ってもよい。
前記、光回折構造の真贋の判別は、受光部によって取得された真贋判定用の光回折構造情報の青色,赤色何れかの要素情報、または、青色,赤色両方の要素情報によって行われる。
取得された真贋判別用の光回折構造情報と前記登録された光回折構造のオリジナル情報とを前記判別回路(図示せず)で比較照合する。
前記真贋を比較した結果を告知部41で告知する。告知部は、「真正であることを示す光の点燈」、または、「真正であることを示す音声による告知」、または、ディスプレー(図示せず)に「真正であることを示す文字表示」によって告知する。
前記告知方法は、前記「光の点燈」,「音声による告知」,「文字表示」の組み合わせによって行ってもよい。
前記、光回折構造の真贋の判別は、受光部によって取得された真贋判定用の光回折構造情報の青色,赤色何れかの要素情報、または、青色,赤色両方の要素情報によって行われる。
図2を参照して、光回折構造付きシートの一例について説明する。
図2に示す光回折構造付きシートの一例は、「商品券」の例であるが、この例に拘るものではなく、紙幣,小切手,手形,株券,高額な入場券等であってもよい。これらの光回折構造付きシートは、多くは基材として紙を使用し、サイズが略同じであるため本発明の光回折構造の真贋判別装置が共通に使用できる。また、装置の一部を変更することによって、各種証明書や、高額商品の下げ札、クレジットカードやIDカード等のカード類にも使用可能となる。
図2に示す光回折構造付きシートの一例は、「商品券」の例であるが、この例に拘るものではなく、紙幣,小切手,手形,株券,高額な入場券等であってもよい。これらの光回折構造付きシートは、多くは基材として紙を使用し、サイズが略同じであるため本発明の光回折構造の真贋判別装置が共通に使用できる。また、装置の一部を変更することによって、各種証明書や、高額商品の下げ札、クレジットカードやIDカード等のカード類にも使用可能となる。
図2に示す例では、商品券2のおもて面の右下に光回折構造1が貼付されている例であるが、同一の発行者が発行する同一金種の商品券であれば、全て共通仕様になっている。
従って、光回折構造付きシートを光回折構造の真贋判別装置の所定の位置にセットし、光回折構造の真贋判別装置の投光・受光部で光回折構造の真贋を判別した場合、商品券2の光回折構造1から取得される赤色要素情報と、青色要素情報は、何れも同一の情報となり、オリジナル情報と比較することによって真贋を判別することができる。
従って、光回折構造付きシートを光回折構造の真贋判別装置の所定の位置にセットし、光回折構造の真贋判別装置の投光・受光部で光回折構造の真贋を判別した場合、商品券2の光回折構造1から取得される赤色要素情報と、青色要素情報は、何れも同一の情報となり、オリジナル情報と比較することによって真贋を判別することができる。
図3を参照して、光回折構造の一例について説明する。
真贋判別用の光回折構造1の多くは、図3に示すように、同一領域に複数の図柄が組み合わされて描画されている。光回折構造1に所定の方向から白色光を当て、所定の角度で光回折構造1を観察したときに、例えば領域R11からは赤色の光が反射され、領域B12からは青色の光が反射される。図の領域R11,領域B12以外の部分でも同様赤色要素,青色要素の光が反射されている。また、観察角度を変えた場合は、領域R11,領域B12から発せられる光の色は異なった色で視認される。
前述の、投光・受光部の投光角度及び受光角度は固定であるために、同一種の真贋判別対象物であれば、図の領域R11,領域B12からは、共通に赤色要素,青色要素の光が反射され、受光部のセンサーからは共通の赤色要素情報,青色要素情報を取得することができる。図3では、説明し易いように領域R11,領域B12に便宜的に○印を付しているが、実際の光回折構造パターンには、○印は形成されていない。
真贋判別用の光回折構造1の多くは、図3に示すように、同一領域に複数の図柄が組み合わされて描画されている。光回折構造1に所定の方向から白色光を当て、所定の角度で光回折構造1を観察したときに、例えば領域R11からは赤色の光が反射され、領域B12からは青色の光が反射される。図の領域R11,領域B12以外の部分でも同様赤色要素,青色要素の光が反射されている。また、観察角度を変えた場合は、領域R11,領域B12から発せられる光の色は異なった色で視認される。
前述の、投光・受光部の投光角度及び受光角度は固定であるために、同一種の真贋判別対象物であれば、図の領域R11,領域B12からは、共通に赤色要素,青色要素の光が反射され、受光部のセンサーからは共通の赤色要素情報,青色要素情報を取得することができる。図3では、説明し易いように領域R11,領域B12に便宜的に○印を付しているが、実際の光回折構造パターンには、○印は形成されていない。
前述の例でわかるように、図3の光回折構造1を左に移動させ、領域R11が受光部の下を通過したときに,受光部の赤色センサーでは領域R11の位置から高い輝度の反射光を取得し、青色センサーでは領域B12の位置から高い輝度の反射光を取得する。受光部は帯状になっているために、光回折構造1のその他の位置からも同様、複数の高い輝度の反射光を取得している。帯状のセンサで読み取られた高い輝度の反射光の数と光回折構造1の座標位置を関連付けて登録されたオリジナル情報と照合することで、対象物の真贋を判別することができる。
また、受光部の位置を特定して、そこに配置されたセンサが取得した高い輝度の反射光の数で判別してもよい。
また、受光部の位置を特定して、そこに配置されたセンサが取得した高い輝度の反射光の数で判別してもよい。
図4を参照して、光回折構造の真贋判別装置の投光・受光部の一例について説明する。
図4のa図は、投光・受光部3の一例を示しており、前述のように、光回折構造の青色要素と赤色要素を取得するために、帯状の白色光源による投光部31と、帯状の赤色センサーによる受光部321と帯状の青色センサーによる受光部322が前記投光部31に平行に組み込まれた例である。
光源部を帯状にする理由は、例えば、商品券に形成された光回折構造によるパターンと、入場券に形成された光回折構造によるパターンが必ずしも同一ではないように、複数の対象を判別しなければならないからである。
帯状の光源として、発光ダイオード,キセノン,レーザーを帯状に組み込んで形成することができる。前述の、発光ダイオードの中には、青色発光ダイオードを蛍光体に照射して発光させる白色発光ダイオードがあり、受光部のセンサーは、通常の光センサーに青色、または、赤色フィルタを装着して青色センサー、または、赤色センサーとして使用することができる。
また、人造ルビーの単結晶にキセノンランプを照射して光源としたり、半導体レーザーや、液体レーザー,色素レーザーを光源として使用することもできる。
図4のa図は、投光・受光部3の一例を示しており、前述のように、光回折構造の青色要素と赤色要素を取得するために、帯状の白色光源による投光部31と、帯状の赤色センサーによる受光部321と帯状の青色センサーによる受光部322が前記投光部31に平行に組み込まれた例である。
光源部を帯状にする理由は、例えば、商品券に形成された光回折構造によるパターンと、入場券に形成された光回折構造によるパターンが必ずしも同一ではないように、複数の対象を判別しなければならないからである。
帯状の光源として、発光ダイオード,キセノン,レーザーを帯状に組み込んで形成することができる。前述の、発光ダイオードの中には、青色発光ダイオードを蛍光体に照射して発光させる白色発光ダイオードがあり、受光部のセンサーは、通常の光センサーに青色、または、赤色フィルタを装着して青色センサー、または、赤色センサーとして使用することができる。
また、人造ルビーの単結晶にキセノンランプを照射して光源としたり、半導体レーザーや、液体レーザー,色素レーザーを光源として使用することもできる。
図4のb図は、投光・受光部3の他の一例を示しており、前述のように、帯状の赤色光源による投光部311と帯状の青色光源による投光部312、および、2つの投光部の間に受光部として帯状の光センサーがそれぞれ平行に組み込まれた例である。
帯状の光源として、例えば、赤色発光ダイオード(660nm)や、青色発光ダイオード(470nm)を帯状に組み込み、受光部として通常の光センサーを帯状にして投光部に平行に組み込む。
また、投光部に2波長発光ダイオード(青色470nm,赤色660nm)を使用することもできる。
帯状の光源として、例えば、赤色発光ダイオード(660nm)や、青色発光ダイオード(470nm)を帯状に組み込み、受光部として通常の光センサーを帯状にして投光部に平行に組み込む。
また、投光部に2波長発光ダイオード(青色470nm,赤色660nm)を使用することもできる。
図4のa図に示すような投光・受光部3を使用して赤色要素,青色要素の両方で真贋を判別する場合は、真贋判別対象物を一回搬送するだけで判別することができるが、図4のb図に示すような投光・受光部3を使用する場合は、判別対象物を二回搬送して判別してもよい。
図5を参照して、光回折構造の真贋判別方法の一例について説明する。
光回折構造の真贋判別装置の搬送スイッチ(図示せず)をONにして、真贋判別用の光回折構造付きシート2を矢印の方向に搬送し、投光・受光部3の投光部31から光回折構造1に投光し、受光部321、または、受光部322で光回折構造1の赤色要素情報,青色要素情報を採取する。
図5に示す例は、図4のa図に示す投光・受光部3を使用した例であるが、投光部31の角度を変えて二回の操作で光回折構造1の赤色要素情報,青色要素情報を採取することもできる。
光回折構造の真贋判別装置の搬送スイッチ(図示せず)をONにして、真贋判別用の光回折構造付きシート2を矢印の方向に搬送し、投光・受光部3の投光部31から光回折構造1に投光し、受光部321、または、受光部322で光回折構造1の赤色要素情報,青色要素情報を採取する。
図5に示す例は、図4のa図に示す投光・受光部3を使用した例であるが、投光部31の角度を変えて二回の操作で光回折構造1の赤色要素情報,青色要素情報を採取することもできる。
図7を参照して、本発明の光回折構造の真贋判別装置の他の一例について説明する。
図7に示す光回折構造の真贋判別装置の例は、真贋判別対象物の光回折構造の表面を投光・受光部30を移動させて真贋を判別させる装置の一例である。
まず、d図に示すように、真贋判別対象物5に貼付された光回折構造部20の上に本発明の光回折構造の真贋判別装置40を所定の向きに置き、レバー430を例えば右側に移動させて、レバー430に固定された投光・受光部30によって光回折構造部20の真贋を判別する。投光・受光部30の詳細な構成は、図1で説明した内容に準拠している。
図示しないが、光回折構造の真贋判別装置40は電源部を内蔵するか、外部から供給する仕様になっている。
図7に示す光回折構造の真贋判別装置の例は、真贋判別対象物の光回折構造の表面を投光・受光部30を移動させて真贋を判別させる装置の一例である。
まず、d図に示すように、真贋判別対象物5に貼付された光回折構造部20の上に本発明の光回折構造の真贋判別装置40を所定の向きに置き、レバー430を例えば右側に移動させて、レバー430に固定された投光・受光部30によって光回折構造部20の真贋を判別する。投光・受光部30の詳細な構成は、図1で説明した内容に準拠している。
図示しないが、光回折構造の真贋判別装置40は電源部を内蔵するか、外部から供給する仕様になっている。
c図に示すように、真贋判別対象物に貼付された光回折構造部(図示せず)の上に本発明の光回折構造の真贋判別装置40を設置し、レバー430を矢印のように移動させ、投光・受光部の受光部から光回折構造部の情報を採取する。光回折構造の真贋判別装置40には、告知部410や電源ON/OFF表示部420が組み込まれている。
光回折構造部の真贋の判別は、受光部によって取得された真贋判定用の光回折構造情報の青色,赤色何れかの要素情報、または、青色,赤色両方の要素情報によって行われる。
取得された真贋判別用の上記光回折構造情報は、図1で説明した判別回路で光回折構造のオリジナル情報と比較照合される。
前記真贋を比較した結果を告知部410で告知する。
告知手段は、図1で説明したように、「真正であることを示す光の点燈」、または、「真正であることを示す音声による告知」、または、ディスプレー(図示せず)に「真正であることを示す文字表示」等による。告知手段は、前記「光の点燈」,「音声による告知」,「文字表示」の組み合わせによって行うことができる。
光回折構造部の真贋の判別は、受光部によって取得された真贋判定用の光回折構造情報の青色,赤色何れかの要素情報、または、青色,赤色両方の要素情報によって行われる。
取得された真贋判別用の上記光回折構造情報は、図1で説明した判別回路で光回折構造のオリジナル情報と比較照合される。
前記真贋を比較した結果を告知部410で告知する。
告知手段は、図1で説明したように、「真正であることを示す光の点燈」、または、「真正であることを示す音声による告知」、または、ディスプレー(図示せず)に「真正であることを示す文字表示」等による。告知手段は、前記「光の点燈」,「音声による告知」,「文字表示」の組み合わせによって行うことができる。
図6を参照して、本発明の光回折構造の真贋判別装置の1次元光センサーによって検知された光回折構造情報の一例について説明する。
図6に示す波形は、光回折構造の真贋判別装置の搬送部によって光回折構造付きシートが搬送されて、光回折構造の真贋判別装置の帯状に組み込まれた投光・受光部が光回折構造1のA−A部を読み取った波形を示している。
図3の、領域R11,領域B12の部分で輝度が最も高くなっている。
この一定以上高い輝度が発生した位置を、光回折構造が形成されている長方形の平面座標上に赤色・青色情報としてプロットし、登録されている光回折構造付きシートのオリジナル情報と照合することによって、判別対象物の真贋を判別する。
光回折構造の真贋判別装置が図7に示す投光・受光部が移動する型の装置であっても同様の方法で判別することができる。
図6に示す波形は、光回折構造の真贋判別装置の搬送部によって光回折構造付きシートが搬送されて、光回折構造の真贋判別装置の帯状に組み込まれた投光・受光部が光回折構造1のA−A部を読み取った波形を示している。
図3の、領域R11,領域B12の部分で輝度が最も高くなっている。
この一定以上高い輝度が発生した位置を、光回折構造が形成されている長方形の平面座標上に赤色・青色情報としてプロットし、登録されている光回折構造付きシートのオリジナル情報と照合することによって、判別対象物の真贋を判別する。
光回折構造の真贋判別装置が図7に示す投光・受光部が移動する型の装置であっても同様の方法で判別することができる。
クレジットカードやIDカード等のカード類,商品券や小切手、手形や株券、入場券等の金券類,各種証明書,高額商品の下げ札等に貼付または添付され、偽造防止手段として利用される。
1 光回折構造
2,20 光回折構造付きシート,光回折構造部
3,30 投光・受光部
4,40 光回折構造の真贋判別装置
5 真贋判別対象物
11 領域R
12 領域B
31,311,312 投光部
32,321,322 受光部,1次元光センサー
40 投光,受光部
41,410 告知部
42 搬送部
43 ガイド
420 電源ON/OFF表示部
430 レバー
2,20 光回折構造付きシート,光回折構造部
3,30 投光・受光部
4,40 光回折構造の真贋判別装置
5 真贋判別対象物
11 領域R
12 領域B
31,311,312 投光部
32,321,322 受光部,1次元光センサー
40 投光,受光部
41,410 告知部
42 搬送部
43 ガイド
420 電源ON/OFF表示部
430 レバー
Claims (5)
- 平坦なシートに形成された光回折構造の真贋を判別するための装置であって、少なくとも、
光回折構造の青色要素と赤色要素を取得するために、帯状の青色光源と帯状の赤色光源とが互いに平行になるように組み込まれた投光部と、
帯状の光センサーが前記投光部に平行に組み込まれた受光部と、
前記受光部から取得した受光情報によって光回折構造の真贋を判別する判別回路と、
判別の結果を告知する告知部と、
を備えたことを特徴とする光回折構造の真贋判別装置。 - 平坦なシートに形成された光回折構造の真贋を判別するための装置であって、少なくとも、
光回折構造の青色要素と赤色要素を取得するために、帯状の白色光源による投光部と、
帯状の赤色センサーと帯状の青色センサーが前記投光部に平行に組み込まれた受光部と、
前記受光部から取得した受光情報によって光回折構造の真贋を判別する判別回路と、
判別の結果を告知する告知部と、
を備えたことを特徴とする光回折構造の真贋判別装置。 - 請求項1、2何れか一項に記載の光回折構造の真贋判別装置において、
帯状の光源は、発光ダイオード,キセノン,レーザーの何れか一つが組み込まれた光源であることを特徴とする光回折構造の真贋判別装置。 - 請求項1〜3何れか一項に記載の光回折構造の真贋判別装置を使用して平坦なシートに形成された光回折構造の真贋を判別する方法であって、少なくとも、
真贋情報取得用の装置に光回折構造を装着して光回折構造のオリジナル情報を取得するステップと、複数の光回折構造の真贋判別装置に前記光回折構造のオリジナル情報を登録するステップと、
真贋判定用の光回折構造が形成された対象部位から光回折構造情報を採取するステップと、採取された真贋判定用の光回折構造情報と前記登録された光回折構造のオリジナル情報とを比較するステップと、前記比較の結果を光、音声、文字表示の何れかまたはこれらの組み合わせによって告知する判別結果告知ステップと、からなることを特徴とする光回折構造の真贋判別方法。 - 請求項4に記載の光回折構造の真贋判別方法において、
光回折構造の真贋を判別する方法は、採取された真贋判定用の光回折構造情報の青色,赤色何れかの要素情報、または、青色,赤色両方の要素情報によって判別することを特徴とする光回折構造の真贋判別方法。
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JP2007259024A JP2009087246A (ja) | 2007-10-02 | 2007-10-02 | 光回折構造の真贋判別装置、真贋判別方法 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002333817A (ja) * | 2001-05-07 | 2002-11-22 | Sankyo Seiki Mfg Co Ltd | ホログラム識別装置 |
JP2007249656A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Toshiba Corp | ホログラム検査装置 |
-
2007
- 2007-10-02 JP JP2007259024A patent/JP2009087246A/ja active Pending
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