JPH09510666A - 多重データ源を印刷文書上に結合するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 データ収集要素からの情報を含む画像を単一の印刷媒体上にプリントアウトするためのデータ収集システム（１０）が提供される。空間的に離間された複数の画像データ源から画像データを収集し、収集した画像データを出力信号のシーケンスとして提供するためのデータ収集システム及びデータ収集方法が提供される。データ収集システムには、ハウジング（４２）と、選択要素（５０）と、１つ以上の画像通路（４８、４９）と、画像面（４６）とが含まれる。選択要素（５０）は、可視画像を選択的に遮り或は転送するための光学シャッターを含み得、また、画像データ源の選択された１つに、制御されたシーケンスでの照明を提供するための発光素子が含まれ得る。データ収集システム（１０）は、ＩＤカードとしてプリントするために好適なフォーマット下に、被プリントアウトデータをアセンブリングすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 多重データ源を印刷文書上に結合するための装置 〔発明の属する技術分野〕 本発明は一般にデータ収集及びデータ処理に関し、詳しくは、多重データ源か らデータを収集し、収集データを印刷出力として処理及び統合するための装置及 び方法に関する。 〔従来の技術〕 商業施設、政府機関、その他設備では、許可された個人のみが限定的設備、銀 行預金或はサービスにアクセス出来るようＩＤカードを使用している。運転免許 証、軍用ＩＤカード、学校用ＩＤカード、クレジットカード等のＩＤカードを所 有することは、設備か或はサービスへの一般の人々のアクセスが制限されている 場合にある程度の保障を提供する簡単且つ好都合な方法である。しかしながら、 こうしたＩＤカードによりこれまで得られてきた保障は、精巧な偽造ＩＤカード の製造を容易化する複製技術の発達により今や危いものとなっている。複製技術 が進歩するに従い、より偽造しにくい、従ってより安全なＩＤカードに対する需 要が高まっている。 偽造をより難しくするための数多くの対策が提案された。例えば、運転免許証 の発行を受け持つ政府機関からは、ドライバーの指紋画像を運転免許証上にコー ド化することが提案された。また、新しいコード化スキーム、例えばバーコード や磁気ストライプが、識別用情報を偽造し難い方法でコード化し得ることも示さ れた。 しかし、こうした改良ＩＤカードの製造は費用が嵩むのみならず、従来のＩＤ カード製造よりも時間浪費的であることが分かった。 こうした複雑なＩＤカードを製造するためには、現在使用されるシステムは比 較的洗練されていない。代表的にはこれらのシステムには、夫々分離され且つ別 々の機能を果たす一連のステーションが含まれる。システムの運転に際しては各 ステーションを人が通過し、ＩＤカード内に一体化するべき識別用情報がそれら のステーションごとに収集される。例えば、運転免許証を作製するための最初の ステーションでは記録係がドライバーの写真を撮影し、次ぎのステーションでは 別の係がドライバーの、例えば身長、目の色、住所等の識別用情報を収集し、こ れらのデータをキーボードからコンピューターシステムに入力する。コンピュー ターからはドライバーに関する識別用情報を記録したＩＤカードが発行され、適 切なスペースに写真が添付される。そして次のステーションではまた別の係がＩ Ｄカードをラミネート処理し、ドライバーに引渡す。 こうした、洗練されていない従来システムは比較的煩わしく、しかも労働集約 的である上に、各ステーションごとに設備、スペース、担当者が必要であること から運転コスト及び維持費も高くなる。 これらの従来システムから発行されるＩＤカードに一貫性が欠如していること もやっかいな問題である。写真データの一様性は、担当者のミスや写真撮影ステ ーションの明るさに影響されるので、異なる写真撮影ステーションで撮影した写 真の露出レベルは広範囲化する。こうした一様性の欠如が偽造を見分けにくくし 、従って、ＩＤカードにより提供される保障を小さいものとする。 〔解決しようとする課題〕 異なるデータ源からのデータを収集し、処理し、一体化されたフォーマットと してプリントアウトするための改良された一体的システムを提供することであり 、 多重データ源からデータを収集し、画像情報収集に関わる設備コストを低減す るシステムを提供することであり、 多重データ源から画像情報を収集し、ＩＤカードどうしの画像出力データの一 様性を高めるためのシステムを提供することであり、 写真画像情報収集のための必要性を小さくすることであり、 キーボードからの識別用情報データの入力の必要性を小さくすることである。 〔課題を解決するための手段〕 本発明にによれば、複数の異なるデータ源からのデータを有効に収集するため の装置及び方法が提供される。本発明はその１様相に於て、運転免許証、軍用Ｉ Ｄカード、学校用ＩＤカード、クレジットカードのようなＩＤカード製造のため の、複数の異なるデータ源からデータを収集するためのシステムを提供する。本 発明は更に、データ収集ユニット、信号プロセッサ、プリンタを含むデータ収集 システムをも提供する。 データ収集システムには、空間的に離間した複数のデータ源データを収集し、 収集したデータを出力信号のシーケンスとして提供するための要素が含まれる。 データ収集システムには、空間的に離間した複数の画像データ源からの画像デー タを受ける画面が含まれ得る。データ収集システムは、これらの画像データ源を 画像面に選択的に且つ交互に結合する選択要素を有する。画像面に位置付けた光 学変換素子が、画像面に投影された画像を収集し、収集した画像を表す出力信号 を発生する。 データ収集ユニットは、画像データ源を画像面と光学的に結合する複数の画像 通路を含む。画像データ源には、写真、書類、人、バーコード、指紋画像その他 の画像情報源が含まれる。画像面は、画像データ源から収集した画像データが配 向される既知の位置に位置決めすることができる。データ収集ユニットは、画像 データ源を画像面に光学的に結合するための少なくとも１つの画像通路を有する ハウジング内部に組み込むことができる。画像通路は、仮に画像面をハウジング の外側に位置決めした場合には、ハウジングを貫いて伸延させることが可能であ り、或は、画像データ源と、ハウジング内部に位置付けた画像面との間を伸延す るようにしてもよい。代表的には、ビデオカメラのような光学変換素子をハウジ ングに位置決めし、この光学変換素子を介して画像面からの可視画像を受け、画 像面上に投影された可視画像を表す出力信号を光学変換素子から発生させる。選 択要素は、別々の画像データ源からの可視画像を、画像通路に沿って選択的且つ 交互に画像面上に結合する。選択要素は、可視画像を選択的に遮り或は画像面に 結合するための光学シャッターを含み得、また、選択された画像源位置での制御 された照明（illumination）シーケンスを提供するための発光素子を含み得る。 発光素子は１つの或はその他の画像データ源を交互に照明することにより、１つ の画像データ源を画像面上に交互に結合することができる。更に、これらの機能 の幾つかを実行するための機械的要素を使用することもできる。 データ収集ユニットは更に、磁気センサー素子を含み得る。磁気センサー素子 は、磁気媒体に記録された情報を検出し、データ収集ユニットから発生する出力 信号のシーケンス中にそうした情報を提供するべく、随意的に、恒久的にか或は 着脱自在にハウジングに連結される。データ収集ユニットはまた、画像データ源 の１つから受けたバーコード画像からデータを収集することのできるバーコード リーダーをも含み得る。ある実施例では、データ収集ユニットは画像データ源の １つを画像面上に合焦させるための焦点調節素子を含み得る。これらの焦点調節 素子には、データ収集ユニットと、画像化するべき画像データ源との間の距離を 表す信号を測定するための超音波式の或は赤外線式の合焦ユニットと、この合焦 ユニットにより測定した距離に従って調節される調節レンズ素子とが含まれ得る 。或はまた、データ収集ユニットが、広い位置範囲にある画像データ源からの画 像データを画像面上に合焦させるために十分な深さの焦点深度を有する合焦素子 を含み得る。 本発明の更に別の実施例では、複数の画像データ源からの情報を含む画像をプ リントアウトし、それらの情報を単一の印刷媒体上に印刷するためのシステムが 提供される。このシステムには、空間的に離間した複数の画像源を表すデータ信 号のシーケンスを出力するための、先に一般的に説明したようなデータ収集ユニ ットや出力信号発生装置が含まれ得る。本システムでのデータ収集ユニットには 更に、各画像データ源からの可視画像を画像通路に沿って画像面上に選択的且つ 交互に結合するための選択要素が含まれ得る。先に指摘したように、この選択要 素は１つ以上の選択装置、例えば、可視画像を選択的に遮りまた結合するための 光学シャッターと、複数の画像データ源の選択した１つに、制御されたシーケン スでの照明を提供するための発光素子、或は、特定の画像データ源を選択するた めの機械的要素とが含まれ得る。この機械的要素には、画像データ源を交互に且 つ選択的に画像通路に移動させるため御機械的システムが含まれる。代表的には コンピューターである信号プロセッサがデータ収集ユニットに結合され、このデ ータ収集ユニットを制御することにより、選択したシーケンスに従いデータを収 集するようにすることができる。信号プロセッサが、オペレーターの指令か或は プログラム化された一組の指令或はその両方に応じてデータ収集ユニットを制御 する。本システムにはまた、画像をプリントアウトするためのプリンタをも含み 得、また代表的には、出力データ信号からプリンタを作動させるための一連のプ リンタ制御信号を提供するための信号プロセッサが信号発生素子とプリンタとの 間に結合される。プリンタは、直結か或は通信リンクを介して信号プロセッサに 結合され得る。通信リンクは、モデムのような電話通信リンク、ラジオ周波数ト ランスミッタのようなワイヤレス通信リンク及びその他、データを遠隔位置に転 送するために好適な通信リンク形式のものとすることができる。プリンタは、信 号プロセッサからの或は同一のプリンタをその全てが共用する複数の信号プロセ ッサからのデータを受信するための通信リンクを含み得る。 〔図面の簡単な説明〕 図１は、本発明に従う、データ収集ユニット、信号プロセッサ、プリンタを含 むシステム構成のブロックダイヤグラム図である。 図２は、図１に示すシステムの、データ捕捉パイロンの概略側方断面図である 。 図３は、フリップミラーが交互する位置にある状態でのデータ捕捉パイロンの 概略側方断面図である。 図４は、画像面上に結合される画像通路を選択し且つ調節するための１つの機 構の概略斜視図である。 図５は、図１に示す画像通路を選択及び調節するための機構の側方断面図であ る。 図６は、本発明に従う、別態様のデータ捕捉パイロンの概念図である。 図７は、光学バーコードユニット及び随意的な磁気ストライプユニットを含む 別態様のデータ捕捉パイロンの概略斜視図である。 図８は、ユニットハウジングに廻動自在に取り付けた光学変換素子を含む、別 態様のデータ捕捉パイロンの概念図である。 図９は、本発明に従う、別態様のデータ捕捉パイロンの分解斜視図である。 図１０は、本発明に従う、別態様のデータ捕捉パイロンの側面図である。 図１１は、本発明に従うデータ捕捉パイロンと共に使用するための、廻動する 光学アセンブリの分解斜視図である。 〔発明の実施の形態〕 図１には、本発明に従う、データ収集ユニット、信号プロセッサ、プリンタを 含むデータ収集システム１０の１実施例が示される。データ収集システム１０に は、データ捕捉パイロン１２と、信号プロセッサ１４と、光学ディスプレーモニ ター１６と、キーボード１８と、随意的なモデム２０と、プリンタ２２とが含ま れる。データ捕捉パイロン１２は、データケーブル２４及び制御ケーブル２６と を介しホストコンピューター１４に接続される。例示された具体例では、このデ ータ捕捉パイロン１２は電力ケーブルを介して電源モジュール２８に接続される 。１プラクティスにおいて、オペレーター３０はキーボード１８を介して制御コ マンドを入力する、一方、顧客３２の画像をデータ捕捉パイロン１２によって収 集することができる。 例示されたデータ収集システム１０では、顧客３２のＩＤカードのための画像 を捕捉するための、また捕捉した画像を、一般的にはデータ収集システム１０の ための信号プロセッサとしてのホストコンピューター１４に転送するための単一 のデータ捕捉パイロン１２を含む。別態様に於ては、データ収集システム１０は 、多数の顧客３２のためのデータを収集するための、ホストコンピューター１４ に結合する複数のデータ捕捉パイロンを有し得る。本説明では“顧客”が広い意 味で用いられることを銘記されたい。つまり、“顧客”とは、付随する何らかの 画像源及びデータ源、単一のプリント媒体上に一体化されるべき情報を概念的に 合わせ持つものとして使用され得る。従って、“顧客”は人或は物、例えば部品 番号のデータや閲覧番号を付記して目録化された製造部品のようなものであり得 る。随意的な通信リンクが、モデム２０を介し、プリンタ２２にホストコンピュ ーター１４を接続する。プリンタ２２は、ＩＤカードを大量に製造するための中 央プリント施設に、或は単一のデータ捕捉パイロンと共に、或は一か所に集合し たデータ捕捉パイロンと共に位置付けることができる。例示したデータ収集シ ステム１０はオペレーター制御システムであり、オペレーター３０は、随意的な キーボード１８を通して指令を入力することにより、また、随意的なディスプレ ーモニター１６を通してデータ捕捉パイロン１２の収集する画像データをモニタ ーすることにより、データ収集を制御することが可能である。図１には更に、随 意的なディスクドライブユニット４０を有する信号プロセッサとしてのホストコ ンピューター１４が例示される。ディスクドライブユニット４０は、代表的には 磁気的媒体、例えばフロッピーディスク或は磁気テープに記憶された記憶データ 、指令その他の情報を読み取ることのできる任意のディスクドライブユニットと し得る。幾つかの実施例では、そうした読み取りは自動化することが可能であり 、代表的にはホストコンピューター１４の制御下に実行される。 データ捕捉パイロン１２は、複数の異なるデータ源からの複数の異なるフォー マットでのデータを収集し、収集したデータをホストコンピューター１４に転送 する。例示されるデータ捕捉パイロン１２は、このデータ捕捉パイロン１２の位 置決めを容易化する構成を有するハウジング４２を備え、ハウジング４２の内部 には顧客に近接する位置にセンサーが組み込まれている。例示具体例では、デー タ捕捉パイロン１２はパイロン遠隔コントローラ３４を含む。このパイロン遠隔 コントローラ３４は、制御ケーブル２６を介し、ホストコンピューター１４内部 に位置付けたパイロン遠隔コントローラホストユニット３６に接続される。パイ ロン遠隔コントローラ３４は、ホストコンピューター１４から発生される、デー タ捕捉パイロン１２を作動させるための制御信号を受信する。例示具体例ではデ ータ捕捉パイロン１２の捕捉した画像データがデータケーブル２４を通してホス トコンピューター１４に逆送される。 図２を参照するに、本発明に従う構成を有し、多重データ源からのデータを収 集するためのデータ捕捉パイロン１２の１実施例が例示されており、ハウジング ４２と、光学変換素子４４と、光学変換素子４４を貫いて伸延する画像面４６と 、画像通路４８及び４９と、選択要素５０とを有している。 例示されるハウジング４２は矩形の塔状であり、光学変換素子４４と、単数或 は複数の選択要素５０とを格納する寸法形状を有している。図示されるハウジン グ４２は軸線５８に関して約２フィート（約６０ｃｍ）、軸線６０に関しては約 ５インチ（約１２．７ｃｍ）の長さとされる。またハウジング４２は、軸線５８ 及び６０によって形成される平面と直交する方向に約５インチの長さを有する。 好ましい実施例ではハウジングは内部の装置を安全に保護するための固定構造体 、例えば、錠止されたキャビネットドアを備えたアルミニュームキャビネットで ある。前述の如き大きさであることから、データ捕捉パイロン１２は固定したテ ーブル上に置くことが可能であり、或は移動車両の内部に組み入れることにより 、データ収集システム１０を、ＩＤカードへの情報の入力及び一体化化のための 情報収集用移動ユニットの一部とすることもできる。電源モジュール２８は、電 源制御キーを持つ許可されたオペレーターだけが作動することのできるキー作動 式の電源スイッチ２９を有し得る。こうすることにより、データ収集システム１ ０は未許可使用から安全に保護される。 別態様のハウジング４２を、信号プロセッサ１２とプリンタ２２とを含む寸法 形状のものとすることができる。更に、ハウジング４２を、顧客３２がデータ収 集システム１０の焦点範囲に従い選択した位置に位置決めされる座席を具備する ブースとしてもよい。随意的なキーボード１８と、同じく随意的なビデオモニタ ー１６とを、ブース構造のハウジング４２の内部に位置決めし、顧客３２がオペ レーター３０となってデータ収集システム１０を操作するようにもできる。 例示されたハウジング４２は、第１ポート５２と、第２ポート５４と、棚５６ とを有する。以下に詳細を説明する選択要素５０を、ハウジング４２の光学ベン チ７０に取り付けると共に、画像通路４８及び４９の内部に位置決めする。例示 したハウジング４２では画像面４６は、光学変換素子４４の内部の空間的に固定 された位置に位置付けられ、光学変換素子４４は、ブラケット６２を使用して側 壁５１に取り付けられる。例示具体例では第１ポート５２はこの側壁５１を貫い て伸延され、軸線５８に関し、この光学変換素子４４の上方に位置決められる。 棚５６は、側壁５３のポートを貫いて伸延され、ハウジング４２に固定した光学 ベンチ７０に当接する状態で取り付けられる。例示される光学ベンチ７０は、ハ ウジング４２の内部に光学素子を担持する支持壁である。ここで“光学ベンチ” とは、画像通路４８、４９、選択要素５０、その他の色々の要素、例えば棚５６ を構成する各要素を保持することのできる広範な大きさの構造物を意味するもの であり、特定形式の光学支持体として狭く定義されるべきではなく、或は、水平 か或は垂直の特定方向の軸線に関して限定的に解釈されるべきでもない。第２ポ ート５４は、棚５６に約３×５インチ（約７．６×１２．７ｃｍ）の記録カード その他の物品を受け入れ得るよつな寸法形状となっている。画像通路４８及び４ ９は、ハウジング４２の内部を貫いて伸延し、空間的に離間された画像データ源 、例えば棚５６上の記録カード或はハウジング４２の外側の目的物を画像面４６ に光学的に結合する。 本発明の１つの好ましい実施例では、ハウジング４２の内側の側壁が黒く平坦 にペイントされそれにより、ハウジング４２の内部での光の反射が減少される。 当業者には明らかなように、ハウジング４２の内部の光の反射を減少させて周囲 光を減少させ、ハウジング４２を通過する画像の光学的結合状況を改善するため に、黒以外の色或はコーティング材料を使用することができる。 図２を参照するに、画像面４６は、画像データ源からの画像データを合焦させ 且つ投影させる面となっている。例示実施例では、画像面４６はハウジング４２ の内部に位置付けられ、画像通路４８及び４９の共通部分に沿って配設される。 しかしながら、以下に詳細を説明するように、画像面４６を位置決めするための 別の構造を本発明と共に使用することも可能である。 当業者には明らかなように、単一の光学変換素子４４を有する別態様でのデー タ捕捉パイロン１２を、ハウジング４２の内部で多重画像源からの画像データを 処理するべく機械的に配列することができる。 画像通路４８及び４９は、可視画像を画像面４６上へと随意的に移動させるた めの色々な光学素子を含み得る。例示された画像通路４８は、ハウジングの側壁 ５１を貫いて伸延する第１ポート５２と、操作ミラー６４、フリップミラーアセ ンブリ８２並びに、図示しない機械的リンクアセンブリを具備する選択要素５０ 、そして、画像面４６を含み、ハウジング４２の外側のデータ源からの画像デー タを収集する。例えば画像通路４８は、データ捕捉パイロン１２の外側のある位 置に位置決めした運転免許申請者の画像を収集する。この申請者の画像は第１ポ ート５２から入り、操作ミラー６４で反射され、画像通路４８が選択要素５０に より画像面４６に結合されている時に選択要素５０を通過し、画像面４６上に投 射される。例示実施例では画像面４６は光学変換素子４４内のＣＣＤ素子と一致 されている。 同様に、画像通路４９は画像源を画像面４６に光学的に結合するための素子を 含み得る。例示した画像通路４９は、棚５６、レンズ６６、固定ミラー６８、選 択要素５０、そして画像面４６を含む。図２では選択要素５０は画像通路４８及 び４９の共通部分を通し画像面４６と光学的に結合されている。 図３に示すような別態様では選択要素５０を、画像面４６と光学的に結合する よう位置決めすることができる。この場合は、選択要素５０が画像通路４９を画 像面４６に結合する時、レンズ６６、固定ミラー６８、フリップミラーアセンブ リ８２が、棚５６上に位置付けられた画像源の可視画像を画像面４６に結合する 。１例では、運転免許証申請者の署名、バーコードその他の書き込みデータを含 む３×５インチ（約７．６×１２．７ｃｍ）の大きさの記録カードを、第２ポー ト５４を通してスライド移動して棚５６上に配置することができる。リンクアセ ンブリ７８がフリップミラーアセンブリ８２を適宜配向し、棚５６上の記録カー ドの画像を画像面４６に配向する。 図３を参照して、例示された画像通路４９の、選択要素５０が画像通路４９を 画像面４６と結合する時の形状を説明する。画像通路４９の内部に配設したレン ズ６６が、画像通路４９の、画像通路４８と比較して異なる長さを補償し、棚５ ６上に配置した記録カード上の画像データ源からの画像データを画像面４６上に 合焦させる。固定ミラー６８はレンズ６６に光学的に結合され、選択要素５０に 画像源を配向する。図３に例示されるような選択要素５０は、固定ミラー６８か らの画像データが画像面４６上に反射されるようにフリップミラーアセンブリ８ ２を配向する。 例示されたフリップミラーアセンブリ８２は、ミラー取り付けプレート８４と 、ミラー８６とを含み得る。ミラー８６は一般家庭用品等級のミラーとすること ができる。図３に例示するように、フリップミラーアセンブリ８２は、画像通路 ４８及び４９が交差する位置に配設することができる。ミラー８６の反射面は固 定ミラー６８の反射面に向けられ、ミラー取り付けプレート８４の非反射性の、 従って非伝達性の面は操作ミラー６４の反射面に向けられる。図３に示すフ リップミラーアセンブリ８２は、棚５６上の画像データ源からの画像データを画 像面４６に結合すると共に、操作ミラー６４から伝達される画像データを遮るた めのシャッターとして作用する。 フリップミラーアセンブリ８２は光学ベンチ７０に廻動自在に取り付けられ、 例示されるように、画像通路４８と光学的に結合された状態から外れるように廻 動し、ハウジング４２の外側の画像データ源を画像面４６に光学的に結合させる 一方で、フリップミラーアセンブリ８２のミラー取り付けプレート８４が、棚５ ６上の記録カードからの画像を遮る。従って選択要素５０が、画像通路４８及び ４９を画像面４６に選択的に且つ交互に光学的に結合させるよう、フリップミラ ーアセンブリ８２を位置決めする。例示された実施例では画像面４６上に画像デ ータを操作させるための光学素子としてレンズ及びミラーが含まれるが、当業者 には明らかなように、光学素子には伝達用ミラーその他の類似の光学素子を、本 発明の範囲から離れることなく使用することができる。 図２に例示した実施例では、画像通路４８が、この画像通路内に配設された１ つのミラー、即ち操作ミラー６４を有し、従って光学変換素子４４は画像データ 源の可視鏡像を収集する。本発明の光学的な１プラクティスでは、光学変換素子 ４４の収集する鏡像を、画像通路４８内部の第２のミラーに光学的に結合するこ とにより反転させる。別法として、データ捕捉パイロン１２が、画像面４６上に 反転オーダーにおいて投射される画像データを収集するための反転スキャン機構 を好ましく有している。この反転スキャン機構が、画像面４６上に投射される画 像の鏡像を表すデータ信号を発生する。更に別の実施例では、光学変換素子４４ の収集した画像を表すデータを、ホストコンピューター１４の実行するソフトウ エアルーチンにより反転し、反転されたデータが、画像データ源の非鏡像を表す データシーケンスとなるようにすることもできる。そうしたソフトウエアルーチ ンはコンピュータープログラミング及び画像処理の分野では良く知られている。 光学変換素子４４の捕捉した画像データを反転させるためのその他の技法を本発 明の範囲を離れることなく実施することができる。 固定ミラー６８は、棚５６からの画像データを選択要素５０に転送するために 十分な品質を有する通常の反射面とし得、その平面性に対する条件は表面寸法２ ｍｍ当り１波長のオーダーとすることができる。かくして、固定ミラー６８は家 庭用品等級の鏡材を、視域全体を反射させるために必要な大きさにカッティング したものとすることもできる。しかしながら、当業者には明らかなように、本発 明の範囲を離れることなくその他の反射面を本発明と共に使用することが可能で ある。 例示した実施例では、光学変換素子４４はビデオカメラであり、データ捕捉用 のレンズ８０が画像通路４８及び４９の共通部分の内部に配設される。レンズ８ ０はＣＣＤ素子に適した焦点距離と、特定用途のために要求される画像面とを有 する。用途に適するのであればレンズ８０をズームレンズとすることもできる。 好ましい１実施例ではレンズ８０はペンタックス社の、焦点距離約１６ｍｍの商 標名COSMICARレンズとされる。図３に示されるアダプターレンズ６６は、その焦 点距離がアダプターレンズ６６から記録カードまでの距離と等しく、レンズ８０ のコリメーターとして作用する。好ましい１実施例ではアダプターレンズ６６は VITAC 社の、焦点距離０．２５ｍｍ（４ジオプトリー）、直径７３ｍｍの商標名 OPTHMIC レンズである。 例示された光学変換素子４４は、ハウジング４２の内部で空間的に固定した位 置に配置され、ハウジング４２の側壁５１に取り付けられる。例示実施例では、 光学変換素子４４は、光学的画像を受けるために好適な形式のビデオカメラであ り、受けた光学的画像を表す電気的なデータ信号を発生する。好ましい１実施例 では光学変換素子４４はＣＣＤカラーカメラであり、工業基準のビデオデータ信 号を発生し、またデータケーブル２４を通してデータ信号を信号プロセッサ、即 ちホストコンピューター１４に転送する。本発明と共に使用するために適したそ うしたビデオカメラの１つは、カリフォルニア州サニーヴェールのPULNIX社から 入手することができる。光学変換素子としてのビデオカメラ４４は、速度選択自 在のシャッターを有する。シャッター速度はホストコンピューター１４が制御す る。ビデオカメラ４４の発生するデータ信号は、NTSC/PAL互換性のみならず、Y/ C（S-VHS）互換性のものであり得る。ビデオカメラ４４は、自動ゲインコントロ ール及び自動ホワイトバランスをも有し得る。本発明は、空間的に離間した画像 データ源を、ビデオカメラのような単一の、市販入手することの出来る光学変 換素子４４を使用して画像処理することが出来る点において進歩性を有している 。データ捕捉パイロン１２が単一カメラ使用の設計形状を有していることがこう したユニットの製造コストを小さくし、市販入手し得るビデオカメラを使用する ことが、堅牢且つ信頼性の或る画像処理システムを提供する。 図２及び３を参照して、本発明に従うデータ収集システム１０で使用するため の選択要素５０の１例を説明する。図２及び３に示されるように、選択要素５０ はフリップミラーアセンブリ８２を含み、取り付け軸８８によりハウジング４２ に廻動自在に取り付けたプレート８４にミラー８６が取り付けられている。図２ 及び３に示すように、取り付け軸８８は第１位置及び第２位置間を廻動し、ミラ ー８６を画像面４６と光学的に結合させまたこの結合状態を外すようになってい る。 図４には、別態様の選択要素５０の斜視図が示され、ソレノイド９０、機械リ ンクアーム９２、クランクアーム９４、取り付け軸８８を有している。 ソレノイド９０は、このソレノイド９０と機械リンクアーム９２とを取り付け る部分を貫いて伸延するピボットピン１０６により、この機械リンクアーム９２ に連結される。機械リンクアーム９２は、ピボットピン１０６を中心として、ソ レノイド９０の直線的な機械作動の方向を横断する方向で自由に廻動する。機械 リンクアーム９２の他端は、別のピボットピン１０６によりクランクアーム９４ に連結される。クランクアーム９４は、機械リンクアーム９２の長手方向軸線を 横断する運動方向に於て、前記別のピボットピン１０６を中心として廻動する。 クランクアーム９４は更に、光学ベンチ７０を貫いて伸延する取り付け軸８８に 固着される。図４では軸線５８が光学ベンチ７０の長手方向に沿って配向され、 軸線６０が光学ベンチ７０の長手方向軸線に沿って配向されている。従って、ソ レノイド９０が軸線５８に関して機械的に作働すると、機械リンクアーム９２は 軸線５８及び６０に関して移動し、機械リンクアーム９２がクランクアーム９４ を移動させる。するとこのクランクアーム９４が、光学ベンチ７０を貫いて回転 自在に取り付けた取り付け軸８８を廻動させる。かくして、機械リンクアーム９ ２、クランクアーム９４、取り付け軸８８は、ソレノイド９０の直線的な機械作 動を回転運動に変換し、プレート８４をソレノイド９０の第１及び第２の各位置 に相当する第１及び第２の各位置間で廻動させる。 図４に示す選択要素５０に関し、ソレノイド９０は１つの要素を制御信号に応 答して直線的に作動させる任意の形式の直線ソレノイドとすることができる。選 択要素５０の１つの好ましい実施例では、ソレノイド９０は１２ボルトDC、６８ ０mA仕様の直線ソレノイドであって、電気的な制御信号に応答して機械的に直線 的に作動するコア要素を有している。 図２を再度参照して操作ミラー６４の構造を説明するに、操作ミラー６４は、 反射面１１０、担持用プレート１１２、光学ベンチ７０を貫いて伸延するシャフ ト１１４を有している。１実施例において操作ミラー６４は反射面１１０をプレ ート１１２に接着したものである。プレート１１２はシャフト１１４に固定され 、シャフト１１４は光学ベンチ７０を貫いて伸延され且つ光学ベンチ７０に廻動 自在に付設される。光学ベンチ７０に付設されたモーターアセンブリ１０８が操 作ミラー６４を操作し、画像通路４８を調節する。 図４及び５を参照して操作ミラー６４の機械的アセンブリを説明するに、操作 ミラーのアセンブリには、スプロケット９６、タイミングベルト９８、カム１０ ０、２つのマイクロスイッチ１０２、モーターアセンブリ１０８が含まれる。 モーターアセンブリ１０８には、ギヤボックス１１６とモーター１１８とが含 まれる。図５に示されるように、ギヤボックス１１６は、光学ベンチ７０を貫い て伸延するドライブシャフト１１４と結合され、ギヤボックス１１６内に伸延す るドライブシャフト１１４が、ギヤボックス１１６内部に格納したギヤアセンブ リと機械的に連結される。モーター１１８はギヤボックス１１６に連結され、そ のモーターシャフト（図示しない）がギヤボックス１１６内を伸延し、ギヤボッ クス内のギヤアセンブリと機械的に係合する。スプロケット９６が、ギヤボック ス１１６内を伸延するドライブシャフト１１４と連結され、ギヤボックス１１６ 内部のギヤアセンブリと機械的に係合される。モーター１１８からギヤアセンブ リに加えられる回転力に応じてドライブシャフト１１４が回転し且つスプロケッ ト９６を駆動する。モーター１１８を時計方向或は反時計方向の何れかに駆動す ることにより、スプロケット９６を選択的に廻動させることができる。 図４を再度参照するに、操作ミラー６４は、スプロケット９６とカム１００の アーバー部分とを連結するタイミングベルト９８を含んでいる。スプロケット９ ６が回転すると、このタイミングベルト９８がカム１００を回転させる。図４に はカム１００が２つのマイクロスイッチ１０２と接触する状態が例示される。例 示されるように、カム１００は平坦面１２２を含み得、この平坦面１２２が前記 ２つのマイクロスイッチ１０２の接触アームと接触される。運転に際し、モータ ー１１８がギヤボックス１１６を介してスプロケット９６を回転させると、スプ ロケット９６がカム１００を回転させる。カム１００の平坦面１２２は、２つの マイクロスイッチ１０２の何れかの接触アームに向けて回転され、この接触アー ムと接触し且つこれを押し込み、マイクロスイッチ１０２を第２の位置に位置付 ける。カム１００は、光学ベンチ７０を貫いて伸延するシャフト１２６と接触さ れる。シャフト１２６はカム１００を廻動自在に光学ベンチ７０に連結する。こ れによりカム１００は、モーター１１８の回転に応答して回転する。例示された マイクロスイッチ１０２は、パイロン遠隔コントローラ３４に回路接続すること ができる。２つのマイクロスイッチ１０２の位置が、操作ミラー６４の第１及び 第２の各位置の相対位置を表す。 本発明の１実施例ではこれらのマイクロスイッチ１０２はモーター１１８に電 力を供給する電源回路と直列回路的に接続される。各マイクロスイッチ１０２は 常閉スイッチとして配線される。カム１００は、これらのマイクロスイッチ１０ ２の接触アームを押し込み、モーターの電源回路を開き、操作ミラー６４がそれ 以上回転しないようにすることができる。かくして、図４に例示されたアセンブ リは基本的に開ループ作動し、マイクロスイッチ１０２が、２つの位置間での操 作ミラー６４の位置を調節する。代表的には、本発明の本実施例では随意的なモ ニター１６及び随意的なキーボード１８を有するホストコンピューターが使用さ れ、オペレーター３０は、画像通路４８に沿って操作ミラー６４を使用して収集 した画像データを監視することができる。 オペレーターはキーボード１８からパイロンホストコントローラ３６に指令信 号を入力し、この指令信号がケーブル２６を介してパイロン遠隔コントローラ３ ４に転送される。パイロン遠隔コントローラ３４はこの指令信号に応答してモー ター１１８を起動させ、作用ミラー６４を回転させる。本発明の１実施例では、 パイロンホストコントローラ３６は、デジタル方式での電気データ信号を発生す るために好適な形式のデジタル式入出力カードである。ホストコンピューター１ ４が、IBM 社の製造するようなＤＯＳベースのパソコンである例では、パイロン ホストコントローラ３６は、ペンシルバニア州のReal Time Devices of StateCo llede 社の販売するような形式の８ビットデジタル入出力カードとすることがで きる。パイロン遠隔コントローラ３４は、モーター１０８を駆動するために好適 な任意のモーター制御回路とし得、また、ソレノイド９０を駆動するために好適 な且つ好ましくは、デジタルデータ信号に応答することのできる任意のパワーリ レー回路とすることができる。 図２には、画像選択のための、本発明の随意的な特徴が示されている。ハウジ ング４２の内部に配設された随意的な発光素子１３０と１３２とが、目的ソース を選択的且つ交互に照明する。これらの発光素子１３０と１３２とは、パイロン 遠隔コントローラ３４と共に電気回路内に配設される。本発明の本実施例では、 パイロン遠隔コントローラ３４はこれらの発光素子１３０と１３２との如きに電 力を供給し且つ発光を制御するための発光制御回路を含み得る。代表的に、この 発光制御回路には、フラッシュ光或はストロボ光を発光させるために好適な寸法 の電源と、制御ケーブル２６を介してパイロンホストコントローラユニットから 受けた指令信号に応答して発光素子１３０及び１３２を発光させるための、コン ピューター制御方式のリレー回路とを含み得る。フラッシュ光或は一連のフラッ シュ光を発光させるために好適な発光制御回路は、写真及び画像処理分野では既 知であり、１つ以上の発光素子を交互に且つ選択的に制御することのできる任意 の好適な発光制御回路を、本発明の範囲から離れることなく使用することができ る。この特徴により、フリップミラーアセンブリ８２を一方の位置としたままで 、異なる画像データ源の画像を、光学通路４９に沿って画面に結合させることが できるようになる。 ハウジング４２の上方部分に配設された発光素子１３０は、ハウジング４２の 外側に位置決めされた画像データ源、例えば運転免許書の申請者を照明する。本 発明の好ましい１実施例では、発光素子１３０はストロボ光であり、ホストコン ピューター１４から受けた制御信号に応答して画像源を照明する。ホストコンピ ューター１４は、選択要素５０が画像通路４８を画像面４６に結合したことを検 出した時、発光素子１３０のストロボ光を光学変換素子４４の収集する画像に同 調させる。例示された発光素子１３２は、ハウジング４２の内部で棚５６と接続 され、この棚５６上に配設した画像データ源からの画像を収集するために棚５６ を照明する。発光素子１３２は、選択要素５０が画像通路４９を随意的に画像面 ４６に連結した時に、画像データ源を照明することができる。 本発明の例示された実施例では、発光素子１３２はストロボ光であり、ホスト コンピューター１４の出す制御信号に応答して、棚５６上に位置決めした画像デ ータ源を照明する。発光素子１３０と１３２とは、オペレーター３０がキーボー ドを通して入力する指令により作動させることができる。オペレーター３０はこ うした指令を、正しい画像が捕捉（画像データ源の正しい側が向けられているか 、申請者がカメラを向いているか、等）されているかどうかをディスプレーモニ ター１６上で確認しながら入力することができる。キーボードから入力した指令 により画像データ源（写真或は署名）のためのストロボ光を選択し、次ぎに、光 学変換素子４４としてのビデオカメラからの垂直同調パルスを受けてストロボが 発光され、ビデオの次ぎのコマをフレームグラバ(framegrabber)が捕捉する。キ ーストロークは非同調的なものとしてもよい。アナログ方式のタイミング回路を 使用して、ビデオカメラの垂直方向のブランク間隔内の狭いタイミング窓の内で ストロボを発光させることもできる。 発光素子の形式は、主にデータ収集システム１０の用途に依存する。しかしな がら、特に、ハウジング４２の外側の画像データ源を照明する発光素子１３０の ような発光素子は、この画像データ源を照らす周囲光に打ち勝つために十分強力 なものとするべきである。周囲光に打ち勝つために十分強力な発光素子１３０の ような発光素子を提供することにより、画像をより一層一様に収集する手順を実 行することが出来る。例えば、標準的な白熱光或は蛍光と昼光との混合光は、場 所、季節、時間によって変化し、画像データ源に人が接近することや、明るい色 の服を着ることによってさえも変化する。季節の変化や一日の内の時間の変化な どにも不変の画像データを収集するためには、周囲光よりも実質的に強い発光源 を設けるべきである。そうした発光源の選択は写真業界に於ては良く知られてい る。例示された実施例では、発光素子１３０は、組み合わせる光学変換素子４４ としてのビデオカメラによる画像データ収集に同調する、連続する２回のストロ ボ発光を提供する。インターレースされる最初のフィールドが収集される間、最 初のストロボ光が画像データ源を照明し、ビデオカメラの垂直同調パルスに同調 する第２のストロボ光が、インターレースされる第２の画像データのフィールド を照明する。 別態様の発光素子１３０を、周囲光よりも明るい定常光とすることができる。 更に、データ捕捉パイロン１２を、ハウジング４２の外側の画像データ源を包囲 する包囲体と共に使用することもできる。この包囲体は周囲光を遮り、包囲体内 部での光の反射を小さくし、照明状態をより一様化する。この、より一様化され た照明状況により、捕捉されるポートレート画像間の一様性が高まる。捕捉され る画像間の一様性が高まると偽造ＩＤカードの製造がより困難となり、偽造の検 出もずっと容易となる。 図６を参照して、本発明の別態様の実施例を説明するに、画像捕捉パイロン１ ４０が、画像通路１４２、１４４、１４６と、フリップミラー１４８と、部分透 過ミラー１５０と、反射ミラー１５２と、画像合焦用のアダプターレンズ１５６ と、焦点アダプターレンズ１５８、１６０、１６２とを含んでいる。これらの要 素は、側壁１６８内の画像捕捉ポート１６６と、カメラポート１７０、そして側 壁１７２を含むハウジング１６４の内部に配設される。側壁１６８の外側にはカ ード棚１７４が取り付けられ、このカード棚１７４が記録カード１７６を保持す る。発光素子１７８及び１８０がチャンバー１８２の内部に位置決めされ、バッ フル１８４がチャンバー１８２を２つの別個の画室１９８及び２００に分離し、 各画室を通して記録カード１７６上のデータフィールドが送られる。 図６に示すように、本発明の本実施例には、画像通路１４２、１４４、１４６ が含まれ、これらの画像通路が、空間的に離間された画像データ源を、カメラ１ ５４として示される光学変換素子内のＣＣＤ素子と一致する画像面１８８に光学 的に結合する。画像通路１４４及び１４６は共通部分１４４ａを共用し、また画 像通路１４４、１４６、１４２が、共通部分１４２ａを共用する。カメラ１５４ をハウジング１６４の外側に位置決めし、側壁１７２に取り付けることができ０ る。フリップミラー１４８と、発光素子１７８及び１８０とが、画像データ源を 画像面１８８に選択的に且つ交互に結合することのできる選択要素を構成する。 捕捉用レンズ２０２が画像通路１４２、１４４、１４６の内部に配設され、選択 された画像データ源の画像を画像面１８８上に結合する。 フリップミラー１４８はハウジング１６４に廻動自在に取り付けることができ る。フリップミラー１４８は、図６で実線１９０で示す第１位置と、仮想線１９ ２で示す第２位置との間を廻動し得、反射面１９４と非反射面１９６とを含み得 る。図６ではフリップミラー１４８は、棚１７４上の記録カード１７６のような 画像データ源を画像面１８８に随意的に結合するために第１位置１９０に配設さ れる。図示されるように、フリップミラー１４８を、その反射面１９４の角度を 変えて画像通路１４４ａ内に配設すると、画像通路１４４或は１４６の１つがカ メラ１５４に随意的に結合される。同様に、非反射面１９６を画像通路１４２内 に配設すると、ポート１６６を通る画像データが遮られる。例えば、フリップミ ラー１４８を第２位置１９２にピボット廻動させ得るところの、先にその１つを 説明したようなソレノイドアセンブリにこのフリップミラー１４８を機械的に結 合することができる。図６に仮想線１９２で示す第２位置では、フリップミラー １４８の非反射面１９６が画像通路１４２との光学的結合状態から外され、この 画像通路１４２に沿って転送される画像データは画像面１８８に転送されること となる。同様に、反射面１９４が画像面１８８との光学的結合から外され、画像 通路１４４ａが画像面１８８との光学的結合状態から外れる。 発光素子１７８及び１８９が、バッフル１８４と共に、画像通路１４４或は１ ４６の一方を画像面１８８に結合する。例示された実施例では、バッフル１８４ は発光素子１７８からの光が画像通路１４６と結合するのを遮り、また、発光素 子１８０からの光が画像通路１４４と結合するのを遮る。画像通路１４６が、レ ンズ１６０、反射ミラー１５２、部分透過性ミラー１５０、レンズ１６２、フリ ップミラー１４８捕捉用レンズ２０２を画像面１８８に光学的に結合する。図６ に更に例示されるように、チャンバー１８２が発光素子１７８及び１８０を含み 、各発光素子はこのチャンバー１８２の内部で記録カード１７６の一部分を照明 するように取り付けられる。 図６に示すように、発光素子１８０は画室２００の最も下方の位置に位置決め される。発光素子１８０はパイロン遠隔コントローラ３４を含む電気的回路内に あり、このパイロン遠隔コントローラ３４からの指令信号によって起動されるこ とにより記録カード１７６の下方部分を照明し、照明された部分を画像面１８８ に光学的に結合する。或はまた、発光素子１７８がパイロン遠隔コントローラを 含む電気回路内にあり、このパイロン遠隔コントローラ３４からの指令信号によ って発光されて記録カード１７６の上方部分を照明し、照明された部分を画像面 １８８に光学的に結合する。発光素子１７８及び１８０は選択的に発光されるこ とにより、記録カード１７６の選択された部分からの画像データを画像面１８８ に光学的に結合する。 記録カード１７６は、例示された実施例ではこれらの光学素子からの光を反射 しそれにより、画像面１８８に転送される画像データを発生する。 しかしながら、別態様では記録カード１７６を転送性の材料から作製し、発光 素子を棚１７４の内部に取り付けると共に記録カードの背後に配設し、記録カー ド１７６を発光素子とチャンバー１８２との間に配置することもできる。記録カ ード１７６の背後に取り付けたこれらの発光素子を発光させることにより、記録 カード１７６からの画像データを画像通路を介して画像面１８８に転送すること ができるようになる。画像データ源からの画像データを転送させるためのその他 の技法を、本発明の範囲から離れることなく本発明と共に使用することができる 。そうした技法には、記録カード１７６上の、選択されたスペクトル感度を有す るデータ部分を活性化させるための、異なる波長を有する発光素子を使用するこ とが含まれる。 代表的には、記録カード１７６の内容は、署名、書類、バーコード、プリント 画像、或は、リアルタイム光学指紋装置のような別の光学的装置から中継された 従来のインクによる指紋、であり得る。その他の形式の画像データ源を記録カー ド１７６上にプリントし得、或は画像面、例えば、棚１７４に配置したＬＣＤデ ィスプレーパネルを通し、本発明の範囲を離れることなく転送させることもでき る。 図６の例示実施例では、視野を選択するための選択要素が、発光素子１７８、 １８０、バッフル１８４、フリップミラー１４８を含む。視野を選択するための その他の要素には、シャッター、操作ミラー、プリズム、ポリゴンミラー、ポリ ゴンシャッター、電子工学的な光弁、分極フィルタ、スペクトルフィルタリング 装置、スペクトル選択性装置、フェードアウトプリント用インクその他、工学の 分野で知られる視野選択技法がある。これらのその他の視野選択技法は、本発明 の範囲を離れることなく本発明と共に使用することができる。 図２から図５を参照して先に説明したように、画像通路１４２、１４４、１４ ６の異なる長さが、これらの画像通路内部に調節自在のレンズを配設することに より補償される。１実施例では、カメラ１５４が画像通路内に配設したカメラに 取り付けた調節自在の捕捉用レンズ２０２を含む。この捕捉用レンズ２０２は、 視野調節のために一般的に使用する形式のズームレンズとすることができる。ま た捕捉用レンズ２０２は、フリップミラー１４８の作動状況に応じて機械的に制 御され得る。パイロン遠隔コントローラ３４は、フリップミラー１４８の位置、 従ってどの画像データ源が画像面１８８に光学的に連結されたかを検出するため の、例えばリミットスイッチとしてのマイクロスイッチ１０２であるセンサー素 子を有する電気回路とすることができる。従って、データ捕捉パイロン１２は捕 捉用レンズ２０２のための正しい焦点を決定及び調節することができる。更に、 画像通路のための正しい焦点を選択するために、レンズ調節機構を画像データ源 に相当する範囲に従い、自動的に制御することもできる。そのような自動合焦シ ステムは写真業界では既知であり、赤外線方式や超音波測距センサが含まれる。 別法では、画像通路１４２、１４４、１４６のための焦点距離を、焦点アダプ タレンズ１５６、１５８、１６０、１６２を提供することにより個別に補償する ことができる。画像通路１４２、１４４、１４６のための焦点距離調節用のその 他のシステムは光学及び写真の各業界では既知であり、それらのシステムを本発 明の範囲から離れることなく本発明と供に使用することができる。更に、画像デ ータを画像面上に正しく合焦させるための、測距範囲内に位置決めした画像デー タ源を受けるための十分な焦点深度を有するレンズを選択することを含むその他 の技法を、本発明と供に実施することができる。 図７には本発明の更に別の実施例が例示される。図７には、バーコードユニッ ト２１２と、磁気ストライプユニット２１４とを含むデータ捕捉パイロン２１０ が例示される。例示されるバーコードユニット２１２と磁気ストライプユニット ２１４とは、データ捕捉パイロン２１０のハウジング２１６に取り付けられる。 別の実施例では、このバーコードユニット２１２と磁気ストライプユニット２１ ４とを、パイロンハウジング１６４とは別に格納することが可能であり或いはデ ータ収集のためのシステムと選択的に関連付けさせるために、取外し自在に取り 付け得る。例示実施例示ではバーコードユニット２１２は、ＩＤカード上に組み 入れることの出来る磁気ストライプ上にデータを書き込むことが出来る。データ は、ホストコンピューター１４からデジタル信号として出力され、磁気ストライ プユニット内のメモリー内にダウンロードされる。別法によれば、磁気ストライ プユニット２１４が磁気ストライプからデータを読み取り、読み取ったデータを デジタル信号としてホストコンピューター１４にダウンロードする。データを読 み取り且つ書き込むことが可能であり、しかも本発明と共に使用するために好適 な磁気ストライプユニットは、Magnicode 社からMagnicode Mode171XHCとして販 売される形式のものがある。その他の磁気ストライプユニットを本発明の範囲か ら離れることなく使用することが出来る。 バーコードユニット２１２は、バーコードデータを読み取り且つ読み取ったバ ーコードデータを表わすデータ信号を出力することができる。バーコードユニッ トはデータを読み取り、ホストコンピュータ１４により処理するために、データ ケーブル２４を介して読み取ったデータをホストコンピュータ１４に送る。バー コードユニット２１２はスロットリーダー形式或いはペンタイプリーダーとする ことができるが、SAHO社がModel S-200、S-100 として製造する形式のもの或い はその他とすることも可能である。 指紋の画像データを収集するための指紋リーダーを含むその他のデータ収集ユ ニットをハウジング内に組み込むことが出来る。本発明と共に使用するために好 適な指紋リーダーには、Index 社の、商標名Touch View television 555 のよう なものが含まれる。指紋リーダーユニットは、収集した指紋を表す電気的データ 信号を発生し、発生したデータ信号をデータケーブル２４を通してホストコンピ ューター１４に送り、このホストコンピューター１４を介して、プリントされた ＩＤカード上に指紋データを一体化させることが出来る。 バーコードユニット２１２と、磁気ストライプユニット２１４とは、収集した データを表す出力信号を発生することが出来る。これらの各ユニットは、その回 路内に、エンコードされたデータをデータ捕捉パイロン１２に転送するためにこ のデータ捕捉パイロン１２に接続された出力コネクタを有し得る。データ捕捉パ イロン１２は、収集した画像データを収集するための画像データ収集回路を有し 得る。これらの画像データ収集回路はコンピューターエンジニアリングの分野で は良く知られたものであり、先に説明した画像データ収集ユニットから発生され る画像データを受け且つ記憶するための任意の画像データ収集回路を本発明と共 に実施することが出来る。 図８には、本発明に従う、更に別態様のデータ収集システム２４０が例示され 、ハウジング２２０に回転自在に取り付けられたビデオカメラのＣＣＤ素子と一 致する画像面２４２を含んでいる。この別態様の実施例では、画像面２４２は光 学変換素子４４がハウジング２２０内で空間的に固定された位置を中心として回 転する時に移動する。ハウジング２２０内部のその第１の位置では、画像面２４ ２は、第１の画像データ源からのビデオ画像を収集するための第１の画像通路の 内部に位置付けられる。回転自在に取り付けられた画像面２４２は、第２の画像 データ源のための可視画像を収集するための第２の画像通路内の第２の位置に位 置付けらることもできる。 データ収集システム２４０は更に、上方カード棚２２２と、中間カード棚２２ ４と、下方カード棚２２６と、焦点アダプターレンズ２２８及び２３０と、画像 通路２３２、２３４と、光学変換素子４４をハウジング２４０に取り付けるシャ フト２３６とを含んでいる。 図８には、光学変換素子４４は、画像捕捉用レンズ２３８を有し、シャフト２ ３６によってハウジング２４０に取り付けられ、画像通路２３２或は２３４の何 れかと光学的に結合するようピボット廻動するビデオカメラとして示される。画 像通路２３２は、光学変換素子４４が、画像面２４２を画像通路２３２の内部に 配設するように回転した場合に、ハウジング２２０の外側の画像データ源を画像 面２４２に光学的に結合する。図８では光学変換素子４４は画像通路２３４と光 学的に結合する状態に回転された状態で示されており、この場合、上方カード棚 ２２２、中間カード棚２２４、下方カード棚２２６からの各画像データを焦点ア ダプターレンズ２２８、画像捕捉用レンズ２３８を通して転送し、画像面２４２ 上に投射する。例示した実施例ではこの画像面２４２はＣＣＤ素子及びビデオカ メラである光学変換素子４４と一致されている。 上方カード棚２２２、中間カード棚２２４、下方カード棚２２６は側壁２４４ に取り付けられ、側壁２４４に沿って選択された距離、相互に離間している。シ ャフト２２２は、図８に例示されるように、側壁２４４にボルト留めされ得、開 放通路２４６を有し、この開放通路２４６内を画像通路２３４が伸延する。図８ には、側壁２４４を貫いて伸延する長孔２４８も例示される。この長孔２４８は 上方カード棚２２２に接近して配設され、３×５インチ（約７．６×１２．７ｃ ｍ）の記録カードのような物品をこの長孔２４８を通して挿入し、上方カード棚 ２２２のフレーム上に配置し、この記録カードを画像通路２３４の内部に配設す ることができる寸法形状を有する。 上方カード棚２２２、中間カード棚２２４、下方カード棚２２６の、画像通路 ２３４に沿った位置は、これらの棚上に配置した画像データ源のために所望され る解像度（resolution）が得られるように選択される。画像面２４２に接近して 位置付けられた上方カード棚２２２は、これらの上方カード棚２２２、中間カー ド棚２２４、下方カード棚２２６に夫々配置した画像データ源のための最高の解 像度を提供する。例えば、上方カード棚２２２を画像通路２３４の内部に配設し 、この画像通路２３４の内部の上方カード棚２２２上に位置決めしたバーコード のような画像データ源のための、３００ジオプトリでの解像度を提供する。同様 に、中間カード棚２２４は、画像面２４２から離間して配設され、信号プロセッ サであるホストコンピューター１４による画像データのプロセス処理中の要求解 像度度がもっと低い画像データ源のための２００ジオプトリでの解像度を提供す る。更に、下方カード棚２２６は、画像通路２３４内に配設され、画像面２４２ 上での、書類或は指紋画像のような画像情報のために好適な解像度である１００ ジオプトリでの解像度を提供する。 図８には、空間的に離間した画像データ源からの画像データを光学変換素子４ ４により収集するために、光学変換素子４４が画像通路２３２、２３４のような 別個の画像通路内を回転移動することのできる、本発明の実施例の構成が例示さ れる。図８には、本発明のこの実施例が、画像面２４２に光学的に結合させる画 像通路を選択するために使用する光学素子の数を減少させることができることも 示される。また図８には、選択された解像度を使用して画像面２４２上に画像デ ータを投影するために、画像データ源を画像通路に沿った選択位置に位置付け得 ることも示される。 実用上、データ収集システム２４０により画像データを収集する間、画像デー タ源を上方カード棚２２２、中間カード棚２２４、下方カード棚２２６上に手で 位置決めすることができる。しかしながら、機械的及び電気的エンジニアリング の当業者には明らかなように、記録カードのような画像データ源を異なる時間で 且つ選択されたシーケンスで上方カード棚２２２、中間カード棚２２４、下方カ ード棚２２６上に自動的に送り込み、光学変換素子４４による画像の収集と同調 するシーケンス下にこれらの画像データ源から画像データを収集することも可能 である。各棚上に画像データ源を配置するためのこうした自動送りシステムは斯 界に周知である。 図９、１０及び１１を参照して多重の画像データ源からの画像データを収集す るための、本発明に従うデータ捕捉パイロン１２の別態様の実施例を説明する。 特に図９を参照するに、パイロンハウジング４２の内部にパイロンアセンブリ３ ００が配置されている。パイロンアセンブリ３００は、上方光学アセンブリ３１ ０と、下方光学アセンブリ３１２と、これらの上方光学アセンブリ及び下方光学 アセンブリを取り付ける光学ベンチ３１４とを含んでいる。本実施例では、デー タ捕捉パイロン１２は、多重の画像データ源からの画像データを自動的且つ制御 下に収集するための複数の画像データ収集要素を使用することができる。 上方光学アセンブリ３１０は、図９ではカメラエレクトロニクス要素３７０に 接続されたカメラとして示される画像収集素子３２０と、電気モーター３２４を 有するギヤモーターアセンブリ３２２と、シャフトアセンブリ３２６と、スポッ ト測光器３７２とを含んでいる。 下方光学アセンブリ３１２は、画像収集素子３４０と、光学ベンチ３４２と、 ミラー３４４と、スクリーン３４６と、空間要素３４８と、発光素子３５４とを 含んでいる。 図９に例示される光学ベンチ３１４は、上方及び下方の各光学アセンブリ３１ ０及び３１２を支持するためと、ギヤモーターアセンブリ３２２を作動させ且つ スポット測光器３７２とインターフェースする制御回路及び電源回路として作用 するようになっている電気回路カードアセンブリである。この目的上、光学ベン チ３１４には、この光学ベンチ３１４がホストコンピューター１４と接続し、ホ ストコンピューター１４が画像収集要素の作動を遠隔制御することができるよう にするための電気的コネクタ要素３５２が含まれる。 図１０にはパイロンアセンブリ３００の側面図が示され、上方光学アセンブリ ３１０下と方光学アセンブリ３１２とが光学ベンチ３１４に取り付けられた状態 が示される。図１０に例示されるように、データ捕捉パイロン１２は本実施例で は、物理的に離間した画像データ源からの画像データを、物理的に離れた画像面 ３２８及び３５０上に結合させるための２つの光学的軸線、即ち第１の画像通路 ３３０及び第２の画像通路３３２を有している。図１０に例示されるように、第 １の画像通路３３０は、代表的には光学変換素子３２０内のＣＣＤ素子と一致す る画像面３２８と光学的に結合される。 図１０に示されるように、画像データ源を画像面３２８上に結合する第１の画 像通路３３０はパイロンアセンブリ３００により調節自在であり、特にギヤモー ターアセンブリ３２２を作動させることによりピボット廻動させることができ０ る。運転に際し、ホストコンピューター１４の担当オペレーターが光学変換素子 ３２０をピボット廻動させ、この光学変換素子３２０を申請者の身長に合わせて 傾倒させ、申請者の顔或はその他の画像データ源がこの光学変換素子３２０の視 野に正しく入るようにする。同様に、上方光学アセンブリ３１０を第１の位置及 び第２の位置間でピボット廻動させ、物理的に離間した位置にある画像データ源 からの画像データを捕捉するよう位置決めすることができる。例えば、オペレー タは上方光学アセンブリ３１０を操作して、ある傾倒位置では申請者の顔の画像 を捕え、第２の傾倒位置では申請者の顔の下方に位置決めされた記録カードの画 像を捕え、デモグラフィック画像データを表示させることができる。先に説明し たように、光学変換素子３２０は、異なる画像通路に沿って焦点を調節するため の調節自在のレンズ素子或は一連のレンズ素子を含み得る。選択要素がこれらの 光学アセンブリを第１の傾倒位置及び第２の傾倒位置間でピボット廻動させるこ とにより、複数の画像データ源からの画像データを捕捉することが可能となる。 従って、更に別の実施例では上方光学アセンブリ３１０が、図８に示すデータ収 集システム２４０のようなデータ捕捉パイロンにおける唯一の光学アセンブリで あり得る。 図１０に例示されるように、上方光学アセンブリ３１０はスポット測光器３７ ２であり、光学変換素子３２０の上方に位置決めされ、光学変換素子３２０の第 １の画像通路３３０に接近し且つ第１の画像通路３３０と平行な第２の画像通路 ３７４に沿って光を収集する。スポット測光器３７２が光の強さを測定し、画像 データ源が明るいか或は暗いかを判断する。スポット測光器３７２は、光学変換 素子３２０と共にピボット廻動するべくこの光学変換素子３２０に固定され、光 学ベンチ３１４に信号を提供するためにこの光学ベンチ３１４と電気的に接続さ れる。スポット測光器３７２から発生される信号は、画像変換素子の絞り或はシ ャッターを制御するために使用することができる。そうした絞り或はシャッター の制御は、画像変換素子３２０の幾つかの画像収集特性を調節し、画像変換素子 ３２０の捕捉する画像の明るさを一様化させるために使用される。 図１１には、図９及び１０に示す上方光学アセンブリ３１０が、本発明と共に 実施し得る光学アセンブリの１実施例としてその詳細が示される。図１１には、 ピボット廻動自在の、従って、光学的に操作することのできる光学アセンブリが 例示され、モーター３２４を有するギヤモーターアセンブリ３２２、シャフト３ ２６、スイッチハウジング３６０、上方リミットスイッチ３６２及び下方リミッ トスイッチ３６４、カム要素３６６、コネクタ要素３６８、画像変換素子３２０ 、カメラレクトロニクス要素３７０、スポット測光器３７２、を含んでいる。図 １１に例示されるように、上方光学アセンブリ３１０はピボット廻動自在の画像 収集アセンブリを提供する。詳しく説明すると、例示された上方光学アセンブリ ３１０はシャフト３２６を含み、このシャフト３２６がモーター３２４の作動に 応答して回転する。ピボット廻動を与えるためのリミットスイッチアセンブリ がシャフト３２６に連結され、シャフト３２６の弧状の回転がこのリミットスイ ッチアセンブリによって最大傾倒位置及び最小傾倒位置間に限定される。 特に図１１に示されるように、スイッチハウジング３６０は従来からの機械的 アセンブリ、例えばねじを使用してギヤモーターアセンブリ３２２に取り付けら れ、上方リミットスイッチ３６２及び下方リミットスイッチ３６４の夫々を受け るようになっている。カム要素３６６はシャフト３２６に取り付けられ、従来か らの任意の機械的手段、例えばねじ溝付きねじにより保持され得る。図１１に例 示されるように、このカム要素はシャフト３２６の回転に応じて回転する。カム 要素３６６を作動させることにより、スイッチハウジング３６０に取り付けた上 方リミットスイッチ３６２及び下方リミットスイッチ３６４が押し込まれ或は釈 放される。これらの上方リミットスイッチ３６２及び下方リミットスイッチ３６ ４は、これらのリミットスイッチの開閉状況を本システムを作動するホストコン ピューター１４に通信するための電気回路内で結合される。このようにして、ホ ストコンピューター１４は、シャフト３２６がカメラアセンブリが上限位置か或 は下限位置の何れの側に回転されたことを検出する。従って、ホストコンピュー ター１４は、光学変換素子３２０、つまりカメラが既知の位置に傾倒されたこと を検出することができるのでありそれにより、モーター３２４がこのカメラ要素 をそれ以上ピボット廻動させないように停止させることができる。 運転に際し、光学変換素子３２０を光学的操作プロセス中に賦活状態とするこ とにより、システムのオペレーターは画像データ源が光学変換素子３２０の画像 面３２８９と光学的に結合されたことを検出することができる。図１１に示す実 施例では、ギヤモーターアセンブリ３２２は光学変換素子３２０をピボット廻動 させることにより、シャフト３２６を貫いて伸延する軸線を中心として１度の回 転角度移動させる。電気エンジニアリング分野の当業者には明らかなように、ギ ヤモーターアセンブリ３２２は幾つかの軸に沿って第１の画像通路３３０を操作 するために、多数の移動の度合いを提供するようになっている。 図１１に更に示されるように、コネクタ要素３６８がシャフト３２６に連結さ れ、カメラエレクトロニクス要素３７０をこのシャフト３２６に連結するための 機械的結合を提供する。図１１では光学変換素子３２０がカメラエレクトロニク ス要素３７０に取り付けられ、スポット測光器３７２が光学変換素子３２０の上 部に取り付けられている。１実施例では、スポット測光器３７２は電気回路内で カメラエレクトロニクスボックス３７２に接続され、カメラエレクトロニクス要 素に明るさの情報を提供する。この実施例ではカメラエレクトロニクスは、絞り 或はシャッター速度といった画像収集特性を、スポット測光器３７２により提供 される明るさの情報に応じて適用することができる。 図１０を参照して下方光学アセンブリ３１２を説明するに、この下方光学アセ ンブリ３１２には、第２の画像通路３３２を介して画像データ源と光学的に結合 される画像収集素子３４０が固定取り付けされている。１実施例では、パイロン アセンブリ３００が、孔開けされたカードホルダを含むハウジング４２の内部に 取り付けられる。カードホルダは、カードその他の画像データ源を第２の画像通 路３３２に沿って配設しそれにより、ミラー３４４を介して画像収集素子３４０ に光学的に結合されるようにする。図９及び１０に小型のチューブ状光源として 示される発光素子３５４が、画像データ源を照明するための十分な照度を提供し それにより、画像収集素子３４０がこの画像データ源の画像を捕捉することが出 来るようにしている。 図１０に示される実施例では、カメラとして示される画像収集素子３４０は、 画像源を保持するための後方長孔を有するハウジング内に組み込み得るものであ り、第２の画像通路３３２に沿って焦点距離の変化しない、固定レンズ要素を有 することができる。しかしながら、当業者には明らかなように、画像収集素子３ ４０は、第２の画像通路３３２に沿って焦点距離を変化させることにより、画像 を画像面３５０上に正しく合焦させるための調節自在のレンズ要素を有すること も可能である。 図１を参照するに、信号プロセッサであるところのホストコンピューター１４ は、フレームグラバカード（frame grabber card）ユニット３８を含み得る。こ のフレームグラバカードユニット３８をデータケーブル２４を介してデータ捕捉 パイロン１２と連結させることができる。データケーブル２４は、データ捕捉パ イロン１２内の光学変換素子４４をフレームグラバカードユニット３８に電気的 に接続することができる。この光学変換素子４４により収集した画像データを表 す信号はデータケーブル２４を通してフレームグラバカードユニット３８に転送 され、ホストコンピューター１４に収集される。フレームグラバカードユニット ３８は、画像データと共に転送される同調信号に応答して光学変換素子４４から の画像データを収集することができる。本発明と共に使用するために好適なフレ ームグラバカードは画像収集の分野に於ては良く知られており、入手し得る任意 のフレームグラバカードユニットを本発明の範囲から離れることなく本発明と共 に使用することができる。そうしたフレームグラバカードユニットの１つには、 AVER社の製造するモデル番号AVER 2000 がある。 ホストコンピューター１４は、データ捕捉パイロン１２の収集した画像データ を多重捕捉するためのマルチプレクサユニットを含み得る。特に図９に示される 実施例では、ホストコンピューター１４は、フレームグラバカードユニット３８ の一部であり得る画像マルチプレクサユニットを含み得、この画像マルチプレク サユニットを使用して、パイロンアセンブリ３００内の多くの画像収集要素から 別々の画像を収集することができる。 図１にホストコンピューター１４として例示される信号プロセッサは、自動化 された工具の運転を制御するために一般的に使用する形式の、ユーザーがプログ ラム化することのできるプロセッサユニットであり得る。ホストコンピューター １４は、プログラム化された指令シーケンス下に作動し、データ捕獲パイロン１ ２を作動させることができる。プログラム化された指令シーケンスは、ソレノイ ド、モーターアセンブリ、調節自在の焦点レンズを含む選択要素を制御するため に好適な、また、センサ要素、例えばリミットスイッチ、光学エンコーダー、歪 みゲージ光センサその他、機械的アセンブリの状況を表す信号を発生するために 好適なセンサー要素からのフィードバック信号を監視するために好適な形式の、 従来からのソフトウエアプログラムとすることができる。こうしたソフトウエア プログラムは制御システムの分野では良く知られたものであり、任意の好適なプ ログラムを本発明の範囲から離れることなく使用することができる。 フレームグラバカードユニット３８の捕捉した画像を表示するためのディスプ レーモニター１６をホストコンピューター１４に随意的に接続することができる 。画像データ信号、例えばＮＴＳＣ電気ビデオ信号として表される画像をディス プレーするために好適なディスプレーモニターは画像データ収集及びコンピュー ターエンジニアリングの分野では良く知られており、一般的に且つ商業的に入手 することのできる任意のモニター付きユニットを本発明に於て使用することがで きる。そうしたユニットの１つには、マサチューセッツ州マールボロのDigital Equipment 社が、DEC 14インチ VGA モニターとして販売するものがある。 図１に例示される光学ディスクドライブユニット４０が、この光学ディスクド ライブユニット４０と共に使用するために好適な形式の記憶媒体からの読み出し 或は書き込みをすることができる。光学ディスクドライブユニット４０は、ＩＤ カードに一体化させるための書類的情報或は図形的情報のような画像データ源に アクセスすることができる。更に、この光学ディスクドライブは、データ収集シ ステム１０に特に適用することを意図したプログラムシーケンスのためのソフト ウエアプログラムのような情報にもアクセスすることができる。 プリントするべき画像データは、製作すべき書類の設計に従い指定された画像 データフィールド内にアセンブリされ得る。これらの画像データフィールドには 、ビット写像化したポートレート画像、指紋画像その他、書類フォーマット、或 はバーコードパターンのための図形意匠や被定義フォント内のテキストが含まれ 得る。これらの画像データフィールドはコンピューターにより完全なプリントフ ァイルにコンパイルされ、次いでプリンタに転送され、実際のプリントが実行さ れる。先に挙げた画像データ要素の任意のものからなる画像データフィールドを 含み得る特定の書類レイアウトに基き、プリンタによりプリントされる列状の画 素は、シアン、マゼンタ、黄色、黒の各色のための指定されたプリント濃度の画 素を含み得る。 更には、プリンタ２２は、ＩＤカード上に固定される磁気ストライプ上に情報 をエンコードするための磁気ストライプエンコーダを含み得る。これらの磁気ス トライプエンコーダはコンピューターエンジニアリング界では良く知られたもの であり、磁気ストライプ上に情報をエンコードするために適した任意の磁気スト ライプエンコーダユニットを、本発明の範囲から離れることなく本発明と共に使 用することができる。 プリンタ２２は随意的なモデム２０によりホストコンピューター１４に接続す ることができる。モデム２０はホストコンピューター１４をプリンタ２２に電子 的に結合するための通信リンクを構成する。本発明の１実施例では、プリンタ２ ２はＩＤカードを大量に製造するための中央プリント施設に据え付けられる。単 一のプリンタ２２を、画像データ収集システム１０を備える画像データ収集ステ ーションに位置付けた数多くのホストコンピューター１４に、通信リンクを介し て接続し画像データを捕捉させることもできる。別法として、プリンタ２２をハ ードワイヤ接続によりホストコンピューター１４に直結することもできる。ホス トコンピューター１４にハードワイヤ接続により直結したプリンタ２２は、この ホストコンピューター１４のためのＩＤカード製造用の専用プリンタとすること ができる。本発明と共に使用するに適したプリンタ２２は、ＩＤカードを高速製 造するに適した大量製造形式のＩＤカードプリンタとすることが出来る。そうし た形式のプリンタは、Datacard社がDatacard9000として製造するような形式のも のが含まれる。或は、ホストコンピューター１４にハードワイヤ接続により直結 した専用プリンタ２２は、代表的なオフィス環境のために好適な、一般的且つ市 販入手することのできる任意のプリンタであってもよい。そうしたプリンタには 、キャノン社及びヒューレットパッカード社が製造し、コンピューターエンジニ アリング界に周知のものがある。 以上本発明を具体例を参照して説明したが、本発明の内で多くの変更を成し得 ることを理解されたい。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ０８／４８６，９５８ (32)優先日 1995年６月７日 (33)優先権主張国 米国（ＵＳ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．空間的に離間された複数の目的源を表す電気的データ信号を出力するため の信号発生装置であって、 ａ．前記複数の目的源が上部に配設されてなるハウジングと、 ｂ．該ハウジング上で離間した固定位置に支持された画像面と、 ｃ．前記複数の目的源及び前記画像面を光学的に結合する少なくとも１つの画 像通路と、 ｄ．前記ハウジング上に位置決めされ、前記画像面からの可視画像を収集し、 該可視画像を表す電気的データ信号を発生するための光学変換素子と、 ｅ．各目的源からの可視画像を画像通路の１つに沿って画像面上に選択的且つ 交互に結合させるための選択手段と、 を含んでなる信号発生装置。 ２．可視画像を選択的に遮り或は転送させるための光学シャッターを含んでい る請求項１の信号発生装置。 ３．磁気媒体上に記憶された情報を検出し、該情報を表す一連の電気的信号を 出力させるための磁気センサー手段を含んでいる請求項１の信号発生装置。 ４．磁気センー手段がハウジング上に配設される請求項３の信号発生装置。 ５．目的源がバーコードを含み、バーコード画像を画像面上に画像化するため の手段を含んでいる請求項１の信号発生装置。 ６．目的源の１つが画像通路に沿った可変位置に位置決めされ、該可変位置に 位置付けられた目的源を画像面上に合焦させるための焦点手段を含んでいる請求 項１の信号発生装置。 ７．焦点手段が、目的源の１つを画像面上の可変位置範囲上に合焦させるため の十分な被写界深度を有している請求項６の信号発生装置。 ８．焦点手段が調節自在のレンズを含む請求項６の信号発生装置。 ９．目的源の１つが、画像通路を横断する方向での可変位置に位置決めされ、 複数の画像通路が別個に目的源の１つを画像面上に光学的に結合し、操作要素が 、前記画像通路を横断する方向において前記画像通路を調節し、前記目的源の １つを画像面と光学的に結合するようになっている請求項１の信号発生装置。 １０．操作要素が、画像通路の１つの内部に配設され且つハウジングに回転自 在に取り付けられる請求項９の信号発生装置。 １１．目的源の１つを画像面上に別個に光学的に結合するための複数の画像通 路を含み、選択手段が、画像通路の１つの内部に配設され且つハウジングにピボ ット廻動自在に取り付けられそれにより、前記画像通路をピボット廻動させて第 １の目的源或は第２の目的源と光学的に結合させるためのフリップミラーを含ん でいる請求項１の信号発生装置。 １２．画像面が、ハウジング上の離間した固定位置に回転自在に取り付けられ 、複数の光学通路の１つと光学的に結合するようになっている請求項１の信号発 生装置。 １３．光学シャッターが、画像通路の１つを遮るための偏光フィルターを形成 する偏光フィルター要素を含んでいる請求項２の信号発生装置。 １４．選択手段が、複数の目的源の選択された１つに対し、制御されたシーケ ンスでの照明を提供するための発光素子を含んでいる請求項１の信号発生装置。 １５．発光素子がストロボ光を含んでいる請求項１４の信号発生装置。 １６．画像通路の１つに沿った可視画像を保護するための保護手段を含んでい る請求項９の信号発生装置。 １７．光学変換素子を有する電気回路内のモニター要素にして、電気的データ 信号に応答して、前記光学変換素子の収集した可視画像を表す画像を表示するた めのディスプレーを有するモニター要素を含んでいる請求項１の信号発生装置。 １８．ハウジングが、非反射性の表面を有する内側壁を含んでいる請求項１の 信号発生装置。 １９．複数の目的源からの情報を含むプリントアウト画像を単一のプリント媒 体上に提供するためのシステムであって、 空間的に離間された複数の目的源を表す電気的データ信号を出力するための信 号発生装置にして、 ａ．複数の目的源が上部に配設されてなるハウジングと、 ｂ．該ハウジング上で離間した固定位置に支持された画像面と、 ｃ．前記複数の目的源と画像面とを光学的に結合するための少なくとも１つの 画像通路と、 ｄ．前記ハウジング上に位置決めされ、画像面からの可視画像を受け、該可視 画像を表す電気的データ信号を発生するための光学変換手段と、 ｅ．各目的源からの可視画像を、画像通路に沿って画像面上に選択的且つ交互 に光学的に結合するための選択手段と、 を含んでなる信号発生装置と、 プリント装置と、 信号プロセッサにして、前記信号発生装置及びプリント装置とを結合し、前記 電気的データ信号からの一連のプリント制御信号をプリント装置に提供するため の信号プロセッサと、 から構成されるシステム。 ２０．選択手段が、可視画像を遮り或は転送するための光学シャッターを含ん でいる請求項１９のシステム。 ２１．選択手段が、複数の目的源の選択された１つに、制御されたシーケンス での照明を提供するための発光素子を含んでいる請求項１９のシステム。 ２２．光学変換素子を有する電気回路内に、目的源の１つを表す電気的データ 信号を画像フレームとして収集するためのビデオフレーム記憶素子を含んでいる 請求項１９のシステム。 ２３．信号プロセッサが、光学変換素子を有する電気回路内に、選択手段を制 御する信号発生装置に制御信号を提供するためのコントローラ要素を含んでいる 請求項１９のシステム。 ２４．選択要素の作動状況を表す状態信号にして、どの目的源が画像面に光学 的に結合されているかを表す信号を含む状態信号を発生するためのセンサー要素 が、選択手段に光学的に結合されている請求項１９のシステム。 ２５．センサー要素を有する電気回路内にコントローラ要素を有し、該コント ローラ要素が選択要素の作動状況を表す状態信号に応じて制御信号を発生するよ うになっている請求項２４のシステム。 ２６．コントローラ要素が、前決定により選択された目的源から画像データを 収集するための一連の制御信号を表す情報シーケンスを記憶するためのプログラ ムメモリー素子を含んでいる請求項２３のシステム。 ２７．コントローラ要素が、予め決定されたシーケンスに従う目的源から画像 データを収集するための一連の制御信号を表す情報シーケンスを記憶するための プログラムメモリー素子を含んでいる請求項２３のシステム。 ２８．信号プロセッサが、通信チャンネルを介してプリント装置に結合するた めのモデム要素を含んでいる請求項１９のシステム。 ２９．信号プロセッサが、データを信号プロセッサに入力するためのキーボー ド要素を含んでいる請求項１９のシステム。 ３０．空間的に離間された複数の目的源を表す電気的データ信号を出力するた めの信号発生装置であって、 ａ．前記複数の目的源が上部に配設されてなるハウジングと、 ｂ．該ハウジング上の第１の位置に支持された第１の画像面と、 ｃ．前記複数の目的源の１つを前記第１の画像面に光学的に結合する少なくと も１つの画像通路と、 ｄ．前記第１の画像面からの可視画像を収集するために前記ハウジングにピボ ット廻動自在に取り付けられ、前記可視画像を表す電気的データ信号を発生する ための光学変換素子と、 ｅ．前記ハウジング上の離間した固定位置に支持された第２の画像面と、 ｆ．画像通路の１つに沿って、目的源の各々からの可視画像を前記第１の画像 面及び第２の画像面上に選択的に且つ交互に光学的に結合するための多重化手段 と、 を含む信号発生装置。 ３１．光学変換素子が、該光学変換素子を第１の位置及び第２の位置間でピボ ット廻動させるようになっているギヤモーターアセンブリを含んでいる請求項３ ０の信号発生装置。 ３２．光学変換素子が、目的源の明るさレベルを表す明るさ特性を検出するよ うになっている測光器要素を含んでいる請求項３０の信号発生装置。 ３３．第２の画像面と一致する空間的に固定された位置に第２の画像収集素子 を含んでいる請求項３０の信号発生装置。 ３４．第１の画像収集素子によって捕捉した画像と、第２の画像収集素子によ って捕捉した画像とを選択するようになっている選択素子を含んでいる請求項３ ０の信号発生装置。