JP2005114711A - 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 保持器21aが変位しても、公転速度検出用エンコーダ26aの被検出面とセンサユニット22とが擦れ合う事を防止する。そして、この被検出面から磁性材製の粉末若しくは微小繊維が剥れ落ちる事を防止し、転がり軸受ユニットの耐久性確保を図る。
【解決手段】 上記保持器21aのリム部25の片側面で上記公転速度検出用エンコーダ26aを設置した面の内外両周縁部に設けた1対の抑え部30a、30bを、上記被検出面よりも突出させる。保持器21aが変位した場合、これら各抑え部30a、30bの先端縁が上記センサユニット22に当接し、このセンサユニット22と上記被検出面とが擦れ合う事を防止する。
【選択図】 図5
【解決手段】 上記保持器21aのリム部25の片側面で上記公転速度検出用エンコーダ26aを設置した面の内外両周縁部に設けた1対の抑え部30a、30bを、上記被検出面よりも突出させる。保持器21aが変位した場合、これら各抑え部30a、30bの先端縁が上記センサユニット22に当接し、このセンサユニット22と上記被検出面とが擦れ合う事を防止する。
【選択図】 図5
Description
この発明に係る転がり軸受ユニットの荷重測定装置は、例えば自動車、鉄道車両、各種搬送車等の移動体の車輪を支持する為の転がり軸受ユニットの改良に関し、この転がり軸受ユニットに負荷される荷重(ラジアル荷重とアキシアル荷重との一方又は双方)を測定し、上記移動体の運行の安定性確保を図る為に利用する。
例えば自動車の車輪は懸架装置に対し、複列アンギュラ型の転がり軸受ユニットにより回転自在に支持する。又、自動車の走行安定性を確保する為に、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラクションコントロールシステム(TCS)、更にはエレクトリックスタビリティコントロールシステム(ESC)等の車両用走行安定装置が使用されている。この様な各種車両用走行安定装置を制御する為には、車輪の回転速度、車体に加わる各方向の加速度等の信号が必要になる。そして、より高度の制御を行なう為には、車輪を介して上記転がり軸受ユニットに加わる荷重(ラジアル荷重とアキシアル荷重との一方又は双方)の大きさを知る事が好ましい場合がある。
この様な事情に鑑みて、特許文献1には、ラジアル荷重を測定自在な、荷重測定装置付転がり軸受ユニットが記載されている。この従来の第1例の荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、ラジアル荷重を測定するもので、図11に示す様に構成している。懸架装置に支持される、静止輪であり外輪相当部材である外輪1の内径側に、車輪を結合固定する、回転輪であり内輪相当部材であるハブ2を支持している。このハブ2は、車輪を固定する為の回転側フランジ3をその外端部(車両への組み付け状態で幅方向外側となる端部)に有するハブ本体4と、このハブ本体4の内端部(車両への組み付け状態で幅方向中央側となる端部)に外嵌されてナット5により抑え付けられた内輪6とを備える。そして、上記外輪1の内周面に形成した、それぞれが静止側軌道である複列の外輪軌道7、7と、上記ハブ2の外周面に形成した、それぞれが回転側軌道である複列の内輪軌道8、8との間に、それぞれ複数個ずつの転動体9a、9bを配置して、上記外輪1の内径側での上記ハブ2の回転を自在としている。
上記外輪1の軸方向中間部で複列の外輪軌道7、7の間部分に、この外輪1を直径方向に貫通する取付孔10を、この外輪1の上端部にほぼ鉛直方向に形成している。そして、この取付孔10内に、荷重測定用のセンサである、円杆状(棒状)の変位センサ11を装着している。この変位センサ11は非接触式で、先端面(下端面)に設けた検出面は、ハブ2の軸方向中間部に外嵌固定したセンサリング12の外周面に近接対向させている。上記変位センサ11は、上記検出面と上記センサリング12の外周面との距離が変化した場合に、その変化量に対応した信号を出力する。
上述の様に構成する従来の荷重測定装置付転がり軸受ユニットの場合には、上記変位センサ11の検出信号に基づいて、転がり軸受ユニットに加わる荷重を求める事ができる。即ち、車両の懸架装置に支持した上記外輪1は、この車両の重量により下方に押されるのに対して、車輪を支持固定したハブ2は、そのままの位置に止まろうとする。この為、上記重量が嵩む程、上記外輪1やハブ2、並びに転動体9a、9bの弾性変形に基づいて、これら外輪1の中心とハブ2の中心とのずれが大きくなる。そして、この外輪1の上端部に設けた、上記変位センサ11の検出面と上記センサリング12の外周面との距離は、上記重量が嵩む程短くなる。そこで、上記変位センサ11の検出信号を制御器に送れば、予め実験等により求めた関係式或はマップ等から、当該変位センサ11を組み込んだ転がり軸受ユニットに加わるラジアル荷重を求める事ができる。この様にして求めた、各転がり軸受ユニットに加わる荷重に基づいて、ABSを適正に制御する他、積載状態の不良を運転者に知らせる。
尚、図11に示した従来構造は、上記転がり軸受ユニットに加わる荷重に加えて、上記ハブ2の回転速度も検出自在としている。この為に、前記内輪6の内端部にセンサロータ13を外嵌固定すると共に、上記外輪1の内端開口部に被着したカバー14に回転速度検出用センサ15を支持している。そして、この回転速度検出用センサ15の検知部を、上記センサロータ13の被検出面に、測定隙間を介して対向させている。
上述の様な回転速度検出装置を組み込んだ転がり軸受ユニットの使用時、車輪を固定したハブ2と共に上記センサロータ13が回転し、このセンサロータ13の被検知部が上記回転速度検出用センサ15の検知部の近傍を走行すると、この回転速度検出用センサ15の出力が変化する。この様にして回転速度検出用センサ15の出力が変化する周波数は、上記車輪の回転数に比例する。従って、この回転速度検出用センサ15の出力信号を図示しない制御器に送れば、ABSやTCSを適切に制御できる。
上述の様な従来構造の第1例の荷重測定装置付転がり軸受ユニットは、転がり軸受ユニットに加わるラジアル荷重を測定する為のものであるが、転がり軸受ユニットに加わるアキシアル荷重を測定する構造も、特許文献2等に記載されて、従来から知られている。図12は、この特許文献2に記載された、アキシアル荷重を測定する為の荷重測定装置付転がり軸受ユニットを示している。この従来構造の第2例の場合、回転輪であり内輪相当部材であるハブ2aの外端部外周面に、車輪を支持する為の回転側フランジ3aを固設している。又、静止輪であり外輪相当部材である外輪1aの外周面に、この外輪1aを懸架装置を構成するナックル16に支持固定する為の、固定側フランジ17を固設している。そして、上記外輪1aの内周面に形成した複列の外輪軌道7、7と、上記ハブ2aの外周面に形成した複列の内輪軌道8、8との間に、それぞれ複数個ずつの転動体9a、9bを転動自在に設ける事により、上記外輪1aの内径側に上記ハブ2aを回転自在に支持している。
更に、上記固定側フランジ17の内側面複数個所で、この固定側フランジ17を上記ナックル16に結合する為のボルト18を螺合する為のねじ孔19を囲む部分に、それぞれ荷重センサ20を添設している。上記外輪1aを上記ナックル16に支持固定した状態でこれら各荷重センサ20は、このナックル16の外側面と上記固定側フランジ17の内側面との間で挟持される。
この様な従来構造の第2例の転がり軸受ユニットの荷重測定装置の場合、図示しない車輪と上記ナックル16との間にアキシアル荷重が加わると、上記ナックル16の外側面と上記固定側フランジ17の内側面とが、上記各荷重センサ20を、軸方向両面から強く押し付け合う。従って、これら各荷重センサ20の測定値を合計する事で、上記車輪と上記ナックル16との間に加わるアキシアル荷重を求める事ができる。又、図示はしないが、特許文献3には、一部の剛性を低くした外輪相当部材の振動周波数から転動体の公転速度を求め、更に、転がり軸受に加わるアキシアル荷重を測定する方法が記載されている。
前述の図11に示した従来構造の第1例の場合、変位センサ11により、外輪1とハブ2との径方向に関する変位を測定する事で、転がり軸受ユニットに加わる荷重を測定する。但し、この径方向に関する変位量は僅かである為、この荷重を精度良く求める為には、上記変位センサ11として、高精度のものを使用する必要がある。高精度の非接触式センサは高価である為、荷重測定装置付転がり軸受ユニット全体としてコストが嵩む事が避けられない。
又、上述の図12に示した従来構造の第2例の場合、ナックル16に対し外輪1aを支持固定する為のボルト18と同数だけ、荷重センサ20を設ける必要がある。この為、荷重センサ20自体が高価である事と相まって、転がり軸受ユニットの荷重測定装置全体としてのコストが相当に嵩む事が避けられない。又、特許文献3に記載された方法は、外輪相当部材の一部の剛性を低くする必要があり、この外輪相当部材の耐久性確保が難しくなる可能性がある。
この様な事情に鑑みて本発明者等は先に、複列アンギュラ型玉軸受である転がり軸受ユニットを構成する1対の列の転動体(玉)の公転速度に基づいて、この転がり軸受ユニットに加わるラジアル荷重又はアキシアル荷重を測定する、転がり軸受ユニットの荷重測定装置に関する発明を行なった(特願2004−7655号)。この先発明に係る転がり軸受ユニットの荷重測定装置を実施する場合、上記各列の転動体の公転速度を求めるのに、これら各列の転動体を保持した保持器の回転速度を検出する事が、この公転速度を高分解能で求める面から有効である。この様な場合に、上記保持器に公転速度検出用エンコーダを支持固定する必要がある。又、この公転速度検出用エンコーダとして、ゴム若しくは合成樹脂中に、強磁性材製の粉末若しくは微小繊維を混入した、ゴム磁石若しくはプラスチック磁石を使用する事が好ましい。ゴム磁石若しくはプラスチック磁石を使用すれば、低コストで、しかも上記公転速度検出を高分解能且つ信頼性を確保した状態で行なえる。
但し、上記各列の転動体の公転速度を求める為に、各保持器に公転速度検出用エンコーダとしてのゴム磁石若しくはプラスチック磁石を設ける場合、上記強磁性材製の粉末若しくは微小繊維が、このゴム磁石若しくはプラスチック磁石から離脱する事を防止する為の考慮が必要になる。即ち、上記公転速度検出用エンコーダの被検出面と公転速度検出用センサの検出部とは、0.5〜2mm程度の測定隙間を介して近接対向させる。一方、上記各保持器に設けたポケットの内面と上記各転動体の転動面との間には、これら各転動体の転動を許容すると共に、これら各転動体の転動面に必要とするグリースが付着するのを許容する為のポケット隙間が存在する。そして、上記各保持器は、このポケット隙間の分だけ変位し、上記測定隙間が喪失する可能性がある。
この測定隙間が喪失し、上記公転速度検出用エンコーダの被検出面と、公転速度検出用センサの検出部等、保持器に隣接して配置された他の部材とが接触(摺接)すると、上記被検出面に露出している、上記粉末若しくは微小繊維が剥れ落ちる可能性がある。この粉末若しくは微小繊維は、フェライト、鉄等(希土類金属を含む)、硬度の高い強磁性材により造られている為、この粉末若しくは微小繊維が剥れ落ちてグリースに混入し、上記各転動体の転動面と、外輪軌道及び内輪軌道との転がり接触部に入り込むと、この転がり接触部を損傷する。又、上記粉末若しくは微小繊維がグリースに混入する事で、このグリース自体が、酸化或は化学変化により劣化する。この様に、これら転がり接触部が損傷したり、グリースが劣化する結果、荷重測定装置を組み込んだ転がり軸受ユニットの耐久性が損なわれる(転がり疲れ寿命が低下する)可能性がある。又、上述の様にグリースに上記粉末若しくは微小繊維が混入する事で、上記公転速度検出用センサの検出精度が低下する可能性もある。
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、公転速度検出用エンコーダとして使用するゴム磁石若しくはプラスチック磁石の被検出面から強磁性材製の粉末若しくは微小繊維が剥れ落ちる事を防止して、転がり軸受ユニットの耐久性並びに荷重測定に関する検出精度の確保を図れる、転がり軸受ユニットの荷重測定装置を実現するものである。
本発明の転がり軸受ユニットの荷重測定装置は、何れも、静止輪と、回転輪と、複数個の転動体と、1対の保持器と、1対の公転速度検出用エンコーダと、1対の公転速度検出用センサと、演算器とを備える。
このうちの静止輪は、使用時にも回転しない。
又、上記回転輪は、上記静止輪と同心に配置されて使用時に回転する。
又、上記各転動体は、これら静止輪と回転輪との互いに対向する部分にそれぞれ1対ずつ形成された静止側軌道と回転側軌道との間にそれぞれ複数個ずつ、1対の列同士の間で接触角の方向を互いに逆にして、転動自在に設けられている。
又、上記各保持器は、上記静止輪と上記回転輪との間に設けられ、それぞれに複数個ずつ設けたポケット内に保持した上記各転動体の公転に伴って回転する。
又、上記各公転速度検出用エンコーダは、上記各保持器に支持固定されてこれら各保持器と共に回転するもので、特性を円周方向に関して交互に変化させている。
又、上記各公転速度検出用センサは、上記各列の転動体の公転速度をそれぞれ検出する為、上記各保持器に支持固定したもので、上記各公転速度検出用エンコーダの被検出面にそれぞれの検出部を対向させている。
更に、上記演算器は、上記各公転速度検出用センサから送り込まれる検出信号に基づいて、上記静止輪と上記回転輪との間に加わる荷重を算出する。
そして、上記各公転速度検出用エンコーダは、軸方向片側面にS極とN極とを交互に配置した円輪状のゴム磁石若しくはプラスチック磁石を含んで成り、このゴム磁石若しくはプラスチック磁石の軸方向片側面である被検出面を上記各公転速度検出用センサに近接対向させている。
このうちの静止輪は、使用時にも回転しない。
又、上記回転輪は、上記静止輪と同心に配置されて使用時に回転する。
又、上記各転動体は、これら静止輪と回転輪との互いに対向する部分にそれぞれ1対ずつ形成された静止側軌道と回転側軌道との間にそれぞれ複数個ずつ、1対の列同士の間で接触角の方向を互いに逆にして、転動自在に設けられている。
又、上記各保持器は、上記静止輪と上記回転輪との間に設けられ、それぞれに複数個ずつ設けたポケット内に保持した上記各転動体の公転に伴って回転する。
又、上記各公転速度検出用エンコーダは、上記各保持器に支持固定されてこれら各保持器と共に回転するもので、特性を円周方向に関して交互に変化させている。
又、上記各公転速度検出用センサは、上記各列の転動体の公転速度をそれぞれ検出する為、上記各保持器に支持固定したもので、上記各公転速度検出用エンコーダの被検出面にそれぞれの検出部を対向させている。
更に、上記演算器は、上記各公転速度検出用センサから送り込まれる検出信号に基づいて、上記静止輪と上記回転輪との間に加わる荷重を算出する。
そして、上記各公転速度検出用エンコーダは、軸方向片側面にS極とN極とを交互に配置した円輪状のゴム磁石若しくはプラスチック磁石を含んで成り、このゴム磁石若しくはプラスチック磁石の軸方向片側面である被検出面を上記各公転速度検出用センサに近接対向させている。
そして、請求項1に係る転がり軸受ユニットの荷重測定装置は、上記保持器がこの被検出面側に変位した場合に、上記保持器の一部がこの保持器に隣接して配置された他の部材と接触する事で、上記被検出面がこの他の部材と擦れ合う事を防止している。
又、請求項3に係る転がり軸受ユニットの荷重測定装置は、上記被検出面を保護膜で覆う事により、この被検出面が上記保持器に隣接して配置された他の部材と直接擦れ合う事を防止している。
又、請求項3に係る転がり軸受ユニットの荷重測定装置は、上記被検出面を保護膜で覆う事により、この被検出面が上記保持器に隣接して配置された他の部材と直接擦れ合う事を防止している。
上述の様に構成する本発明の転がり軸受ユニットの荷重測定装置は、接触角の方向が互いに異なる1対の列の転動体の公転速度をそれぞれ検出する事により、上記転がり軸受ユニットに負荷される荷重を測定できる。即ち、複列アンギュラ型の玉軸受の如き転がり軸受ユニットに荷重が負荷されると、転動体(玉)の接触角が変化し、この転動体の公転速度が変化する。そこで、この公転速度を、保持器の回転速度として検出すれば、静止輪と回転輪との間に作用する荷重を求められる。
更に、本発明の転がり軸受ユニットの荷重測定装置の場合には、公転速度検出用エンコーダとして使用するゴム磁石若しくはプラスチック磁石の被検出面が、他の部材と擦れ合う事を防止できる。そして、この被検出面から強磁性材製の粉末若しくは微小繊維が剥れ落ちる事を防止して、転がり軸受ユニットの耐久性並びに荷重測定に関する検出精度の確保を図れる。
更に、本発明の転がり軸受ユニットの荷重測定装置の場合には、公転速度検出用エンコーダとして使用するゴム磁石若しくはプラスチック磁石の被検出面が、他の部材と擦れ合う事を防止できる。そして、この被検出面から強磁性材製の粉末若しくは微小繊維が剥れ落ちる事を防止して、転がり軸受ユニットの耐久性並びに荷重測定に関する検出精度の確保を図れる。
請求項1に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項2に記載した様に、各公転速度検出用エンコーダを、各保持器のリム部の側面に支持固定する。そして、このリム部の内外両周縁部を被検出面よりも軸方向に突出させる。
この様に構成すれば、上記各保持器がどの様な方向に変位した場合でも、上記被検出面が上記保持器に隣接して配置された他の部材と擦れ合う以前に、上記リム部の内外両周縁部がこの他の部材に当接する。この結果、上記被検出面が上記他の部材と擦れ合う事を確実に防止できる。
この様に構成すれば、上記各保持器がどの様な方向に変位した場合でも、上記被検出面が上記保持器に隣接して配置された他の部材と擦れ合う以前に、上記リム部の内外両周縁部がこの他の部材に当接する。この結果、上記被検出面が上記他の部材と擦れ合う事を確実に防止できる。
又、好ましくは、請求項6に記載した様に、静止輪と回転輪とのうちの一方の軌道輪を外輪相当部材とし、他方の軌道輪を内輪相当部材とし、各転動体を玉とする。そして、この内輪相当部材の外周面に形成された複列アンギュラ型の内輪軌道と上記外輪相当部材の内周面に形成された複列アンギュラ型の外輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ設けられた玉に、背面組み合わせ型の接触角を付与する。
この様に構成すれば、支持剛性の大きな転がり軸受ユニットで、上記荷重を十分な精度で測定できる。
この様に構成すれば、支持剛性の大きな転がり軸受ユニットで、上記荷重を十分な精度で測定できる。
又、好ましくは、請求項7に記載した様に、上記回転輪の回転速度を検出する為の回転速度検出用センサを備える。そして、演算器は、一方の列の転動体の公転速度と他方の列の転動体の公転速度との和と、上記回転輪の回転速度との比に基づいて、上記静止輪とこの回転輪との間に加わるラジアル荷重を算出する。
この様に構成すれば、上記回転輪の回転速度の変動に拘らず、この回転輪と上記静止輪との間に加わるラジアル荷重を正確に求められる。
この様に構成すれば、上記回転輪の回転速度の変動に拘らず、この回転輪と上記静止輪との間に加わるラジアル荷重を正確に求められる。
更に、好ましくは、請求項8に記載した様に、上記回転輪の回転速度を検出する為の回転速度検出用センサを備える。そして、演算器は、一方の列の転動体の公転速度と他方の列の転動体の公転速度との差と、上記回転輪の回転速度との比に基づいて、上記静止輪とこの回転輪との間に加わるアキシアル荷重を算出する。
この様に構成すれば、上記回転輪の回転速度の変動に拘らず、この回転輪と上記静止輪との間に加わるアキシアル荷重を正確に求められる。尚、上記両列の公転速度の比に基づいて上記アキシアル荷重を算出すれば、上記回転輪の回転速度を求めなくても、このアキシアル荷重を正確に求められる。
この様に構成すれば、上記回転輪の回転速度の変動に拘らず、この回転輪と上記静止輪との間に加わるアキシアル荷重を正確に求められる。尚、上記両列の公転速度の比に基づいて上記アキシアル荷重を算出すれば、上記回転輪の回転速度を求めなくても、このアキシアル荷重を正確に求められる。
図1〜6は、請求項1、2、6〜8に対応する、本発明の実施例1を示している。本実施例は、自動車の従動輪(FR車、RR車、MR車の前輪、FF車の後輪)を支持する為の転がり軸受ユニットに加わる荷重(ラジアル荷重及びアキシアル荷重)を測定する為の転がり軸受ユニットの荷重測定装置に本発明を適用した場合に就いて示している。この転がり軸受ユニット自体の構成及び作用は、前述の図11に示した従来構造と同様であるから、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略若しくは簡略にし、以下、本実施例の特徴部分を中心に説明する。
回転輪であり内輪相当部材であるハブ2の外周面に形成した、それぞれが回転側軌道である複列アンギュラ型の内輪軌道8、8と、静止輪であり外輪相当部材である外輪1の内周面に形成した、それぞれが静止側軌道である複列アンギュラ型の外輪軌道7、7との間に、それぞれ転動体(玉)9a、9bを複列(2列)に分けて、各列毎にそれぞれ複数個ずつ、保持器21a、21bにより保持した状態で転動自在に設ける事により、上記外輪1の内径側に上記ハブ2を、回転自在に支持している。この状態で上記各列の転動体9a、9bには、互いに逆方向で、且つ、同じ大きさの接触角αa 、αb (図2参照)が付与されて、背面組み合わせ型の、複列アンギュラ型玉軸受を構成する。上記各列の転動体9a、9bには、使用時に加わるアキシアル荷重によって喪失する事がない程度に十分な予圧を付与している。この様な転がり軸受ユニットの使用時には、上記外輪1を懸架装置に支持固定し、上記ハブ2の回転側フランジ3に制動用のディスクと車輪のホイールとを支持固定する。
上述の様な転がり軸受ユニットを構成する上記外輪1の軸方向中間部で上記複列の外輪軌道7、7の間部分に取付孔10aを、この外輪1を径方向に貫通する状態で形成している。そして、この取付孔10aにセンサユニット22を、上記外輪1の径方向外方から内方に挿通し、このセンサユニット22の先端部23を、上記外輪1の内周面から突出させている。この先端部23には、1対の公転速度検出用センサ24a、24bと、1個の回転速度検出用センサ15aとを設けている。
このうちの各公転速度検出用センサ24a、24bは、上記複列に配置された転動体9a、9bの公転速度を測定する為のもので、上記先端部23のうち、上記ハブ2の軸方向(図1〜2の左右方向)に関する両側面に、それぞれの検出面を配置している。本実施例の場合、上記各公転速度検出用センサ24a、24bは、上記複列に配置された各転動体9a、9bの公転速度を、前記各保持器21a、21bの回転速度として検出する。この為に本実施例の場合には、これら各保持器21a、21bを構成するリム部25、25を、互いに対向する側に配置している。そして、これら各リム部25、25の互いに対向する面に、それぞれが円輪状である公転速度検出用エンコーダ26a、26bを、全周に亙り結合固定している。
本実施例の場合に上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)は、図5〜6に示す様に、軸方向片側面(図5〜6の右側面)にS極とN極とを交互に且つ等間隔で配置した円輪状のゴム磁石28と、このゴム磁石の軸方向他側面(図5〜6の左側面)に加硫接着された、鋼板等の磁性材製のバックヨーク29とから成る。この様な公転速度検出用エンコーダ26a(26b)は、上記保持器21a(21b)の軸方向一端部(図5の右端部)に設けた上記リム部25に、この保持器21a(21b)の射出成形時にインサートしている。即ち、上記ゴム磁石28と上記バックヨーク29とを加硫接着してからこのゴム磁石28を軸方向に着磁し、このゴム磁石28の軸方向片側面にS極とN極とを交互に且つ等間隔で配置して、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)とする。その後、この公転速度検出用エンコーダ26a(26b)を上記保持器21a(21b)を射出成形する為の金型のキャビティ内にセットしてから、このキャビティ内で上記リム部25の外側面(図5の右側面)となるべき部分に、上記保持器21a(21b)を構成する為の合成樹脂を注入する。
この結果、この保持器21a(21b)の一部で上記リム部25の外側面部分に、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)が結合固定される。この状態で、上記ゴム磁石28の軸方向片側面が、上記リム部25の外側面の径方向中間部に露出する。尚、本実施例の場合、上記ゴム磁石28と上記バックヨーク29との径方向に関する幅を同じとしている。これに伴って、上記リム部25の外側面の内外両周縁部に形成した、断面L字形の抑え部30a、30bにより、上記ゴム磁石28の被検出面である、外側面の内外両周縁部を抑え付けている。従って、これら両抑え部30a、30bの先端縁は、上記ゴム磁石28の被検出面よりも軸方向に突出している。言い換えれば、このゴム磁石28の被検出面は、上記リム部25の内外両周縁部よりも凹んだ位置に存在する。
又、本実施例の場合には、上記保持器21a(21b)と公転速度検出用エンコーダ26a(26b)とを結合固定した状態でこれら両部材21a(21b)、26a(26b)同士は、上記両抑え部30a、30bと上記ゴム磁石28の外側面の内外両周縁部との係合により、機械的に結合される。従って、単に接着剤により結合固定する場合に比べて、上記両部材21a(21b)、26a(26b)同士の結合固定に関する耐久性、信頼性を十分に確保できる。尚、接着剤による結合強度を十分に確保でき、上記リム部25の外側面の内外両周縁部を、単に上記ゴム磁石28の被検出面をこの内外両周縁部よりも凹ませるだけに突出させるのであれば、上記リム部25の外側面の径方向中間部に、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の厚さ寸法よりも大きな深さ寸法を有する環状凹部を、全周に亙って形成する事もできる。この場合には、上記保持器21a(21b)と上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)との結合固定(接着)作業を、この保持器21a(21b)の射出成形後に行なう。
又、永久磁石として、硬度の高いゴムを使用したゴム磁石、或はプラスチック磁石を使用する事で、永久磁石自体の剛性を十分に確保でき、且つ、被検出面から出る磁束の密度や到達距離を確保できれば、バックヨークを省略する事もできる。要するに、バックヨークは、永久磁石自体の剛性や磁気性能を勘案して、設ける場合もあるし、逆に設けない場合もある。又、上記保持器21a(21b)と上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)とを別々に造った後、前記両抑え部30a、30bを弾性変形させつつ、この公転速度検出用エンコーダ26a(26b)をこれら両抑え部30a、30b同士の間に押し込み、上記保持器21a(21b)と上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)とを結合する事もできる。何れにしても、上記保持器21a(21b)の軸方向一端部に結合固定された上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面である、上記ゴム磁石28の軸方向片側面の特性は、円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化している。
前記公転速度検出用センサ24a(24b)の検出部は、図1〜3に示す様に、この様なゴム磁石28の軸方向片側面に測定隙間を介して対向して、上記保持器21a(21b)の回転速度を検出自在としている。尚、上記各公転速度検出用エンコーダ26a、26bの被検出面と上記各公転速度検出用センサ24a、24bの検出部との距離(測定隙間)は、上記各保持器21a、21bのポケットの内面と上記各転動体9a、9bの転動面との間の隙間であるポケット隙間よりも大きく、2mm以下とする事が好ましい。上記測定隙間がポケット隙間以下になると、単に上記各保持器21a、21bがこのポケット隙間分変位しただけでも、上記被検出面と上記検出部とが擦れ合う可能性が高くなる為、好ましくない。反対に、上記測定隙間が2mmを越えると、上記各公転速度検出用センサ24a、24bにより上記各公転速度検出用エンコーダ26a、26bの回転を正確に測定する事が難しくなる。
一方、前記回転速度検出用センサ15aは、回転輪である前記ハブ2の回転速度を測定する為のもので、前記先端部23の先端面、即ち、前記外輪1の径方向内端面に、その検出面を配置している。又、上記ハブ2の中間部で前記複列の内輪軌道8、8同士の間に、円筒状の回転速度検出用エンコーダ27を外嵌固定している。上記回転速度検出用センサ15aの検出面は、この回転速度検出用エンコーダ27の被検出面である、外周面に対向させている。この回転速度検出用エンコーダ27の被検出面の特性は、円周方向に関して交互に且つ等間隔で変化させて、上記ハブ2の回転速度を上記回転速度検出用センサ15aにより検出自在としている。上記回転速度検出用エンコーダ27の外周面と上記回転速度検出用センサ15aの検出面との間の測定隙間に関しても、2mm以下に抑える。
尚、何れも回転速度を検出するセンサである、上記各公転速度検出用センサ24a、24b及び上記回転速度検出用センサ15aとしては、磁気式の回転速度検出用センサを使用する。又、この磁気式の回転速度検出用センサとしては、ホール素子、ホールIC、磁気抵抗素子(MR素子、GMR素子)、MI素子等の磁気検出素子を組み込んだアクティブ型のものが、好ましく使用できる。この様な磁気検出素子を組み込んだアクティブ型の回転速度検出用センサを構成するには、例えば、この磁気検出素子の一側面を、直接又は磁性材製のステータを介して永久磁石の着磁方向一端面に突き当て(磁性材製のエンコーダを使用する場合)、上記磁気検出素子の他側面を、直接又は磁性材製のステータを介して、上記各エンコーダ26a、26b、27の被検出面に対向させる。尚、本実施例の場合、永久磁石製のエンコーダを使用するので、センサ側の永久磁石は不要である。
本実施例の転がり軸受ユニットの荷重測定装置の場合、上記各センサ24a、24b、15aの検出信号は、図示しない演算器に入力する。そして、この演算器が、これら各センサ24a、24b、15aから送り込まれる検出信号に基づいて、前記外輪1と前記ハブ2との間に加わるラジアル荷重とアキシアル荷重とのうちの一方又は双方の荷重を算出する。例えば、このラジアル荷重を求める場合に上記演算器は、上記各公転速度検出用センサ24a、24bが検出する各列の転動体9a、9bの公転速度の和を求め、この和と、上記回転速度検出用センサ15aが検出する上記ハブ2の回転速度との比に基づいて、上記ラジアル荷重を算出する。又、上記アキシアル荷重は、上記各公転速度検出用センサ24a、24bが検出する各列の転動体9a、9bの公転速度の差を求め、この差と、上記回転速度検出用センサ15aが検出する上記ハブ2の回転速度との比に基づいて算出する。この点に就いて、図4を参照しつつ説明する。尚、以下の説明は、アキシアル荷重Fa が加わらない状態での、上記各列の転動体9a、9bの接触角αa 、αb が互いに同じであるとして行なう。
図4は、前述の図1に示した車輪支持用の転がり軸受ユニットを模式化し、荷重の作用状態を示したものである。複列の内輪軌道8、8と複列の外輪軌道7、7との間に複列に配置された転動体9a、9bには予圧F0 、F0 を付与している。又、使用時に上記転がり軸受ユニットには、車体の重量等により、ラジアル荷重Fr が加わる。更に、旋回走行時に加わる遠心力等により、アキシアル荷重Fa が加わる。これら予圧F0 、F0 、ラジアル荷重Fr 、アキシアル荷重Fa は、何れも上記各転動体9a、9bの接触角α(αa 、αb )に影響を及ぼす。そして、この接触角αa 、αb が変化すると、これら各転動体9a、9bの公転速度nc が変化する。これら各転動体9a、9bのピッチ円直径をDとし、これら各転動体9a、9bの直径をdとし、上記各内輪軌道8、8を設けたハブ2の回転速度をni とし、上記各外輪軌道7、7を設けた外輪1の回転速度をno とすると、上記公転速度nc は、次の(1)式で表される。
nc ={1−(d・cosα/D)・(ni /2)}+{1+(d・cosα/D)・(no /2)} −−− (1)
nc ={1−(d・cosα/D)・(ni /2)}+{1+(d・cosα/D)・(no /2)} −−− (1)
この(1)式から明らかな通り、上記各転動体9a、9bの公転速度nc は、これら各転動体9a、9bの接触角α(αa 、αb )の変化に応じて変化するが、上述した様にこの接触角αa 、αb は、上記ラジアル荷重Fr 及び上記アキシアル荷重Fa に応じて変化する。従って上記公転速度nc は、これらラジアル荷重Fr 及びアキシアル荷重Fa に応じて変化する。本実施例の場合、上記ハブ2が回転し、上記外輪1が回転しない為、具体的には、上記ラジアル荷重Fr に関しては、大きくなる程上記公転速度nc が遅くなる。又、アキシアル荷重Fa に関しては、このアキシアル荷重Fa を支承する列の公転速度が速くなり、このアキシアル荷重Fa を支承しない列の公転速度が遅くなる。従って、この公転速度nc に基づいて、上記ラジアル荷重Fr 及びアキシアル荷重Fa を求められる事になる。
但し、上記公転速度nc の変化に結び付く上記接触角αは、上記ラジアル荷重Fr と上記アキシアル荷重Fa とが互いに関連しつつ変化するだけでなく、上記予圧F0 、F0 によっても変化する。又、上記公転速度nc は、上記ハブ2の回転速度ni に比例して変化する。この為、これらラジアル荷重Fr 、アキシアル荷重Fa 、予圧F0 、F0 、ハブ2の回転速度ni を総て関連させて考えなければ、上記公転速度nc を正確に求める事はできない。このうちの予圧F0 、F0 は、運転状態に応じて変化するものではないので、初期設定等によりその影響を排除する事は容易である。これに対して上記ラジアル荷重Fr 、アキシアル荷重Fa 、ハブ2の回転速度ni は、運転状態に応じて絶えず変化するので、初期設定等によりその影響を排除する事はできない。
この様な事情に鑑みて本実施例では、前述した様に、ラジアル荷重Fr を求める場合には、前記各公転速度検出用センサ24a、24bが検出する各列の転動体9a、9bの公転速度の和を求める事で、上記アキシアル荷重Fa の影響を少なくしている。又、アキシアル荷重Fa を求める場合には、上記各列の転動体9a、9bの公転速度の差を求める事で、上記ラジアル荷重Fr の影響を少なくしている。更に、何れの場合でも、上記和又は差と、前記回転速度検出用センサ15aが検出する上記ハブ2の回転速度ni との比に基づいて上記ラジアル荷重Fr 又は上記アキシアル荷重Fa を算出する事により、上記ハブ2の回転速度ni の影響を排除している。但し、上記アキシアル荷重Fa を、上記各列の転動体9a、9bの公転速度の比に基づいて算出する場合には、上記ハブ2の回転速度Ni は、必ずしも必要でない。
尚、上記各公転速度検出用センサ24a、24bの信号に基づいて上記ラジアル荷重Fr とアキシアル荷重Fa とのうちの一方又は双方の荷重を算出する方法は、他にも各種存在するが、この様な方法に就いては、前述の特願2004−7655号に詳しく説明されているし、本発明の要旨とも関係しないので、詳しい説明は省略する。
上述の様な転がり軸受ユニットの荷重測定装置の使用時、前記各保持器21a、21bは、前記ポケット隙間の存在により、図5に示した標準状態から、図6(A)〜(C)に誇張して示す状態に変位する可能性がある。前記各公転速度検出用エンコーダ26a、26bの被検出面と前記各公転速度検出用センサ24a、24bの検出部との間に存在する測定隙間は、前述した様に狭い為、何らの対策も施さない場合には、上記被検出面が上記検出部を設けた前記センサユニット22に擦れ合う可能性がある。これに対して本実施例の場合には、前述した様に、前記両抑え部30a、30bの先端縁が上記各公転速度検出用エンコーダ26a、26bを構成するゴム磁石28の被検出面よりも軸方向に突出しており、このゴム磁石28の被検出面が凹んだ位置に存在する。この為、図6(A)〜(C)に示す様に、上記各保持器21a、21bが何れの方向に変位した場合でも、上記被検出面と上記センサユニット22とが擦れ合う事がない。
この結果、この被検出面から、強磁性材製の粉末や微小繊維が剥れ落ち、グリース中に混入する事を防止して、このグリースにより潤滑される、転がり軸受ユニットの耐久性並びに荷重測定に関する検出精度の確保を図れる。尚、上記両抑え部30a、30b、及び
、上記センサユニット22のホルダは、擦れ合いにより摩耗する可能性はあるが、これらは何れも軟質の合成樹脂製である為、その摩耗粉が転がり接触部に入り込んでも、この転がり接触部が損傷する事はない。又、上記両抑え部30a、30bと上記センサユニット22のホルダとの擦れ合いは稀にしか起こらないし、起こった場合でも擦れ合い部の当接圧は低い為、摩耗量は極く僅かであり、前記各保持器21a、21bや上記センサユニット22の耐久性の問題を生じる事はない。又、合成樹脂の上記摩耗粉が、上記公転速度検出用センサ24a、24b及び前記回転速度検出用センサ15aの検出精度を低下させる事もない。
、上記センサユニット22のホルダは、擦れ合いにより摩耗する可能性はあるが、これらは何れも軟質の合成樹脂製である為、その摩耗粉が転がり接触部に入り込んでも、この転がり接触部が損傷する事はない。又、上記両抑え部30a、30bと上記センサユニット22のホルダとの擦れ合いは稀にしか起こらないし、起こった場合でも擦れ合い部の当接圧は低い為、摩耗量は極く僅かであり、前記各保持器21a、21bや上記センサユニット22の耐久性の問題を生じる事はない。又、合成樹脂の上記摩耗粉が、上記公転速度検出用センサ24a、24b及び前記回転速度検出用センサ15aの検出精度を低下させる事もない。
次に、図7は、やはり請求項1、2、6〜8に対応する、本発明の実施例2を示している。本実施例の場合には、外輪1の内周面でセンサユニット22を挿通する取付孔10aの開口周縁部に突片31を形成している。そして、保持器21a(21b)が変位した場合に、この保持器21a(21b)の外周縁部に形成した抑え部30aの先端縁が、上記突片31に当接する様にしている。この様に構成する事で、合成樹脂製のセンサユニット22のホルダが、上記抑え部30aとの擦れ合いにより摩耗する事を防止している。その他の構成及び作用は、上述した実施例1と同様である為、重複する図示並びに説明は省略する。
次に、図8は、請求項3〜8に対応する、本発明の実施例3を示している。本実施例の場合には、公転速度検出用エンコーダ26a(26b)を、保持器21a(21b)の軸方向片側面(図8の右側面)、即ち、この保持器21a(21b)を構成するリム部25の外側面(図8の右側面)に全周に亙って形成した凹部32内に、射出成形により設けている。この凹部32は、径方向に関する幅が、開口部で狭く、奥部で広くなったアリ溝状で、上記保持器21a(21b)の射出成形と同時に形成している。
上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)は、上記保持器21a(21b)を射出成形した後、この保持器21a(21b)を別の金型内にセットした状態で上記凹部32内に、磁性材製の粉末若しくは微細繊維を混入したゴム若しくは合成樹脂を注入する事により造る。この様な公転速度検出用エンコーダ26a(26b)は、上記凹部32内で上記ゴム若しくは合成樹脂が固化した後、軸方向に着磁する事により、被検出面である外側面にS極とN極とを交互に且つ等間隔に配置した、円輪状のゴム磁石又はプラスチック磁石とする。本実施例の場合、バックヨークは設けない。
本実施例の場合、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の着磁作業を、上記磁性材製の粉末若しくは微細繊維を混入したゴム若しくは合成樹脂を上記凹部32内に射出成形後に行なう為、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面と、上記保持器21a(21b)の軸方向片側面とは同一平面上に位置する。従って、そのままでは、上記保持器21a(21b)の変位に伴って、上記被検出面とセンサユニット22とが擦れ合う可能性がある。そこで本実施例の場合には、この被検出面を、保護膜33により覆っている。この保護膜33としては、合成樹脂のコーティング膜、ニッケルメッキ等、非磁性材料製の薄膜を利用する。
上記保護膜33を合成樹脂製とする場合には、エポキシ樹脂やパラキシレン樹脂等を、化学的気相蒸着法(CVD)、電着、吹き付け、浸漬等により、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面に付着させる。合成樹脂は非磁性である為、薄肉の保護膜33を形成する限り、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面の磁気特性に影響を及ぼす事はない。又、上記保護膜33を金属製とする場合には、Ni、Al、Zn等を、電気メッキ、無電解メッキ等により、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面に付着させる。尚、金属メッキのうちには、非磁性でなく、強磁性のものも存在するが、メッキの厚さを小さく抑える事により、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面の磁気特性に及ぼす影響を無視できる程度に抑えられる。即ち、上記保護膜33を構成するメッキの厚さを薄くする事により、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面に存在するN極からS極にショートして流れる磁束を僅少に抑えられて、公転速度検出用センサ24a、24b(図1、2参照)の検出部に達する磁束の量を十分に確保できる。尚、上記保護膜33の厚さは、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面の磁気特性を損なわず、且つ、この被検出面の保護を十分に図れる範囲で定めるが、5〜50μm程度が適切である。
本実施例の場合、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面を上記保護膜33により覆う事で、この被検出面が上記保持器21a(21b)に隣接して配置されたセンサユニット22(図1〜2、5〜7参照)と、直接擦れ合う事を防止している。従って、上記被検出面から、強磁性材製の粉末や微小繊維が剥れ落ちる事はない。又、上記保護膜33が、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)とグリースとが接触する事を防止するので、この公転速度検出用エンコーダ26a(26b)を構成する材料により、上記グリースが劣化する事も防止できる。その他の構成及び作用は、前述した実施例1と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。尚、上述の様な、公転速度検出用エンコーダ26a(26b)を構成する材料によるグリースの劣化防止を図る面からは、前述の図5〜7に示す様に、抑え部30a、30bにより公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面と相手部材との擦れ合いを防止する構造にも、上記保護膜33を設ける事が好ましい。
次に、図9〜10は、やはり請求項3〜8に対応する、本発明の実施例4を示している。本実施例の場合には、公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の磁気特性を向上させる為に、バックヨーク29を設けている。このバックヨーク29を設ける場合には、例えば、ゴム磁石製若しくはプラスチック磁石製の公転速度検出用エンコーダ26a(26b)とバックヨーク29とを、接着、インサート成形等で一体化した後、これら公転速度検出用エンコーダ26a(26b)とバックヨーク29とを、保持器21a(21b)を射出成形する為の金型のキャビティ内にセットする。そして、このキャビティ内に合成樹脂を注入し固化する。上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面を覆う為の保護膜33は、この公転速度検出用エンコーダ26a(26b)及び上記バックヨーク29を結合固定した、上記保持器21a(21b)を、上記金型から取り出した後に形成する。
或は、バックヨーク29のみを保持器21a(21b)を射出成形する為の金型のキャビティ内にセットしてこのキャビティ内に合成樹脂を注入・固化し、図10に示す様な半製品を造った後、この半製品を別の金型のキャビティ内にセットして、公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の射出成形を行なう事もできる。この場合も、公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の被検出面を覆う為の保護膜33は、この公転速度検出用エンコーダ26a(26b)及び上記バックヨーク29を結合固定した、上記保持器21a(21b)を、上記金型から取り出した後に形成する。
図9、図10、何れの方法により造る場合でも、バックヨーク29の内径は公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の内径よりも小さく、このバックヨーク29の外径はこの公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の外径よりも大きくする事が好ましい。この理由は、図9に示した製造方法による場合には保持器21a(21b)を射出成形する際の、図10に示した製造方法による場合には公転速度検出用エンコーダ26a(26b)を射出成形する際の、それぞれバックヨーク29の位置規制の為の抑えを容易に行なえる為である。更には、完成後にこのバックヨーク29が保持器21a(21b)から抜け出る事を防止する為でもある。尚、図9、10の何れの製造方法により造った場合でも、上記公転速度検出用エンコーダ26a(26b)の着磁作業は、この公転速度検出用エンコーダ26a(26b)を構成するゴム磁石若しくはプラスチック磁石の固化後、この公転速度検出用エンコーダ26a(26b)と共に上記保持器21a(21b)を金型から取り出した後に行なう。
本発明は、各実施例に示した様な、自動車の車輪を支持する転がり軸受ユニットに加わる荷重を測定する為の転がり軸受ユニットの荷重測定装置に限らず、工作機械、産業機械等、各種回転機械装置に作用する荷重を求める為に利用できる。
1、1a 外輪
2、2a ハブ
3、3a 回転側フランジ
4 ハブ本体
5 ナット
6 内輪
7 外輪軌道
8 内輪軌道
9a、9b 転動体
10、10a 取付孔
11 変位センサ
12 センサリング
13 センサロータ
14 カバー
15、15a 回転速度検出センサ
16 ナックル
17 固定側フランジ
18 ボルト
19 ねじ孔
20 荷重センサ
21a、21b 保持器
22 センサユニット
23 先端部
24a、24b 公転速度検出用センサ
25、25a リム部
26a、26b 公転速度検出用エンコーダ
27 回転速度検出用エンコーダ
28 ゴム磁石
29 バックヨーク
30a、30b 抑え部
31 突片
32 凹部
33 保護膜
2、2a ハブ
3、3a 回転側フランジ
4 ハブ本体
5 ナット
6 内輪
7 外輪軌道
8 内輪軌道
9a、9b 転動体
10、10a 取付孔
11 変位センサ
12 センサリング
13 センサロータ
14 カバー
15、15a 回転速度検出センサ
16 ナックル
17 固定側フランジ
18 ボルト
19 ねじ孔
20 荷重センサ
21a、21b 保持器
22 センサユニット
23 先端部
24a、24b 公転速度検出用センサ
25、25a リム部
26a、26b 公転速度検出用エンコーダ
27 回転速度検出用エンコーダ
28 ゴム磁石
29 バックヨーク
30a、30b 抑え部
31 突片
32 凹部
33 保護膜
Claims (8)
- 使用時にも回転しない静止輪と、この静止輪と同心に配置されて使用時に回転する回転輪と、これら静止輪と回転輪との互いに対向する部分にそれぞれ1対ずつ形成された静止側軌道と回転側軌道との間にそれぞれ複数個ずつ、1対の列同士の間で接触角の方向を互いに逆にして転動自在に設けられた転動体と、上記静止輪と上記回転輪との間に設けられ、それぞれに複数個ずつ設けたポケット内に保持した上記各転動体の公転に伴って回転する1対の保持器と、これら各保持器に支持固定されてこれら各保持器と共に回転する、特性を円周方向に関して交互に変化させた1対の公転速度検出用エンコーダと、上記各列の転動体の公転速度をそれぞれ検出する為、これら各公転速度検出用エンコーダの被検出面にそれぞれの検出部を対向させた1対の公転速度検出用センサと、これら各公転速度検出用センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止輪と上記回転輪との間に加わる荷重を算出する演算器とを備え、上記各公転速度検出用エンコーダは、軸方向片側面にS極とN極とを交互に配置した円輪状のゴム磁石若しくはプラスチック磁石を含んで成り、このゴム磁石若しくはプラスチック磁石の軸方向片側面である被検出面を上記各公転速度検出用センサに近接対向させており、上記保持器がこの被検出面側に変位した場合に、上記保持器の一部がこの保持器に隣接して配置された他の部材と接触する事で、上記被検出面がこの他の部材と擦れ合う事を防止する転がり軸受ユニットの荷重測定装置。
- 各公転速度検出用エンコーダが、各保持器のリム部の側面に支持固定されており、このリム部の内外両周縁部が被検出面よりも軸方向に突出している、請求項1に記載した転がり軸受ユニットの荷重測定装置。
- 使用時にも回転しない静止輪と、この静止輪と同心に配置されて使用時に回転する回転輪と、これら静止輪と回転輪との互いに対向する部分にそれぞれ1対ずつ形成された静止側軌道と回転側軌道との間にそれぞれ複数個ずつ、1対の列同士の間で接触角の方向を互いに逆にして転動自在に設けられた転動体と、上記静止輪と上記回転輪との間に設けられ、それぞれに複数個ずつ設けたポケット内に保持した上記各転動体の公転に伴って回転する1対の保持器と、これら各保持器に支持固定されてこれら各保持器と共に回転する、特性を円周方向に関して交互に変化させた1対の公転速度検出用エンコーダと、上記各列の転動体の公転速度をそれぞれ検出する為、これら各公転速度検出用エンコーダの被検出面にそれぞれの検出部を対向させた1対の公転速度検出用センサと、これら各公転速度検出用センサから送り込まれる検出信号に基づいて上記静止輪と上記回転輪との間に加わる荷重を算出する演算器とを備え、上記各公転速度検出用エンコーダは、軸方向片側面にS極とN極とを交互に配置した円輪状のゴム磁石若しくはプラスチック磁石を含んで成り、このゴム磁石若しくはプラスチック磁石の軸方向片側面である被検出面を上記各公転速度検出用センサに近接対向させており、この被検出面を保護膜で覆う事により、この被検出面が上記保持器に隣接して配置された他の部材と直接擦れ合う事を防止する転がり軸受ユニットの荷重測定装置。
- 保護膜が合成樹脂製である、請求項3に記載した転がり軸受ユニットの荷重測定装置。
- 保護膜が金属製である、請求項3に記載した転がり軸受ユニットの荷重測定装置。
- 静止輪と回転輪とのうちの一方の軌道輪が外輪相当部材であり、他方の軌道輪が内輪相当部材であり、各転動体が玉であり、この内輪相当部材の外周面に形成された複列アンギュラ型の内輪軌道と上記外輪相当部材の内周面に形成された複列アンギュラ型の外輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ設けられた玉に、背面組み合わせ型の接触角が付与されている、請求項1〜5の何れかに記載した転がり軸受ユニットの荷重測定装置。
- 回転輪の回転速度を検出する為の回転速度検出用センサを備え、演算器は、一方の列の転動体の公転速度と他方の列の転動体の公転速度との和と、上記回転輪の回転速度との比に基づいて、静止輪とこの回転輪との間に加わるラジアル荷重を算出する、請求項1〜6の何れかに記載した転がり軸受ユニットの荷重測定装置。
- 回転輪の回転速度を検出する為の回転速度検出用センサを備え、演算器は、一方の列の転動体の公転速度と他方の列の転動体の公転速度との差と、上記回転輪の回転速度との比に基づいて、静止輪とこの回転輪との間に加わるアキシアル荷重を算出する、請求項1〜6の何れかに記載した転がり軸受ユニットの荷重測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004131686A JP2005114711A (ja) | 2003-09-19 | 2004-04-27 | 転がり軸受ユニットの荷重測定装置 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005114711A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007198414A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Jtekt Corp | センサ付き転がり軸受装置 |
JP2007292092A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Nsk Ltd | エンコーダ付シールリングとエンコーダ付転がり軸受ユニット |
US8069297B2 (en) | 2005-11-30 | 2011-11-29 | Sony Corporation | Storage device, computer system, and storage device access method |
-
2004
- 2004-04-27 JP JP2004131686A patent/JP2005114711A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8069297B2 (en) | 2005-11-30 | 2011-11-29 | Sony Corporation | Storage device, computer system, and storage device access method |
JP2007198414A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Jtekt Corp | センサ付き転がり軸受装置 |
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