JP2005114390A - 湿度センサのための制御装置及び湿度センサ制御装置 - Google Patents

湿度センサのための制御装置及び湿度センサ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 湿度センサが過酷なガス雰囲気内で用いられても、当該湿度センサの感湿素子の加熱にあわせ当該感湿素子を交流駆動するように制御して、湿度検出特性を適切に回復させるようにした湿度センサのための制御装置を提供する。
【解決手段】 湿度センサのインピーダンスが所定閾値よりも高いためにステップ320での判定がNOとなると、各ステップ330、340にて、強制加熱クリーニング処理及び湿度センサ強制通電処理がなされる。強制加熱クリーニング処理では、湿度センサのヒータが800(℃)〜1000(℃)の範囲以内の温度で湿度センサの感湿素子を強制加熱クリーニングし、これにあわせて、湿度センサ強制通電処理では、感湿素子が100(Hz)〜50000(Hz)の範囲以内の周波数の強制通電用交流電圧でもって駆動される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、内燃機関の排気ガス雰囲気内その他の過酷なガス雰囲気内で用いられる湿度センサのための制御装置及び湿度センサ制御装置に関する。
従来、この種の湿度センサの制御にあたっては、下記特許文献1に開示されたものがある。この湿度センサの制御においては、湿度センサとして、酸化物セラミック系材料から形成される素子部を有する抵抗変化式センサを採用し、当該センサの素子部を900(℃)〜1200(℃)の温度で加熱クリーニングするように制御する。ここで、当該加熱クリーニングでは、被測定雰囲気内で使用される過程でセンサの素子部に付着する粉塵やデポジット成分等の付着物が焼失される。
特開2003−98140号公報
ところで、上記センサの制御において、1000(℃)を超える温度での加熱クリーニングでは、加熱クリーニングの回数が少ない初期段階では特に支障はない。
しかし、加熱クリーニングの回数を初期段階を超えて重ねると、素子部の粒成長や析出、素子部の電極の形成材料の変質や飛散を生じる。このため、当該素子部のインピーダンスが増大してセンサとしての検出精度が低下する。その結果、上記加熱クリーニングによるのみでは、センサとしての検出精度を当該センサの初期検出特性まで回復させ得ないという不具合を招く。このようなことは、センサが内燃機関の排気ガス雰囲気等の過酷なガス雰囲気中に長時間晒される場合に特に著しい。
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、湿度センサが過酷なガス雰囲気内で用いられても、当該湿度センサの感湿素子の加熱にあわせ当該感湿素子を交流駆動するように制御して、湿度検出特性を適切に回復させるようにした湿度センサのための制御装置及び湿度センサ制御装置を提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明に係る湿度センサのための制御装置は、請求項1の記載によれば、
ヒータ(12)を内蔵する電気絶縁基板(10)の表面に感湿素子(20、30、40)を設けてなる湿度センサ(100)により湿度を計測するとき感湿素子を交流駆動或いは直流駆動するように制御する計測制御手段(220、240、310)と、
感湿素子を加熱するようにヒータを制御するヒータ制御手段(220、250、260、330)とを備える。
当該制御装置において、ヒータ制御手段は、上記湿度の計測時に感湿素子のインピーダンスが所定閾値より高くなったとき、感湿素子を800(℃)〜1000(℃)の範囲以内の温度にて強制加熱するようにヒータを所定時間の間制御する強制加熱制御手段(330)を備え、
計測制御手段は、強制加熱制御手段による制御にあわせて、感湿素子を上記所定時間の間所定強制通電周波数にて強制交流駆動するように制御する強制交流駆動制御手段(340)を備えることを特徴とする。
このように、湿度の計測時に感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値より高くなったとき、ヒータにより感湿素子を800(℃)〜1000(℃)の範囲以内の温度にて、上記所定時間の間、強制加熱し、これにあわせて感湿素子を上記所定強制通電周波数にて上記所定時間の間強制交流駆動するように制御する。
これにより、感湿素子に付着した不純物成分が上記強制加熱による強制加熱クリーニングにて消失されるのにあわせて、感湿素子に付着した不純物成分の除去が上記強制交流駆動でもって促進される。
その結果、上記不純物成分が、過酷なガス雰囲気中での湿度センサの使用でもって感湿素子に付着したものであっても、当該不純物成分が良好に感湿素子から除去されて、湿度センサの検出特性がその初期特性まで良好に回復し得る。
また、上述のように強制加熱中に強制交流駆動することで、強制加熱温度の低温化を図ることができる。
ここで、上述のように、感湿素子を上記所定強制通電周波数にて強制交流駆動するようにしたので、感湿素子内の電子及びプロトンの移動が活発になって、上記不純物成分の除去が促進されるようになったと推定される。
なお、上記所定閾値は、例えば、感湿素子のインピーダンスの許容限界値をいう。また、上記直流駆動とは、直流電流、直流電圧或いは直流電力に基づく駆動をいい、上記交流駆動とは、交流電流、交流電圧或いは交流電力に基づく駆動をいう。
また、本発明は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載の湿度センサのための制御装置において、上記所定強制通電周波数は、100(Hz)〜50000(Hz)の範囲以内の周波数であることを特徴とする。これにより、請求項1に記載の発明の作用効果を具体的に確保し得る。
また、本発明に係る湿度センサ制御装置は、請求項3の記載によれば、
ヒータ(12)を内蔵する電気絶縁基板(10)の表面に感湿素子(20、30、40)を設けてなる湿度センサ(100)と、
この湿度センサにより湿度を計測するとき感湿素子を交流駆動或いは直流駆動するように制御する計測制御手段(220、240、310)と、
感湿素子を加熱するようにヒータを制御するヒータ制御手段(220、250、260、330)とを備える。
当該湿度センサ制御装置において、ヒータ制御手段は、上記湿度の計測時に感湿素子のインピーダンスが所定閾値より高くなったとき、感湿素子を800(℃)〜1000(℃)の範囲以内の温度にて強制加熱するようにヒータを所定時間の間制御する強制加熱制御手段(330)を備え、
計測制御手段は、強制加熱制御手段による制御にあわせて、感湿素子を上記所定時間の間所定強制通電周波数にて強制交流駆動するように制御する強制交流駆動制御手段(340)を備えることを特徴とする。
これにより、上記構成の湿度センサ及び制御装置を備え、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を達成し得る湿度センサ制御装置を提供することができる。
なお、上記感湿素子としては、感湿層と、この感湿層に互いに対向して位置するように設けられる一対の電極とを有して、上記電気絶縁基板の表面に設けられるものが挙げられる。
また、本発明は、請求項4の記載によれば、請求項3に記載の湿度センサ制御装置において、上記所定強制通電周波数は、100(Hz)〜50000(Hz)の範囲以内の周波数であることを特徴とする。これにより、請求項3に記載の発明の作用効果を具体的に確保し得る。
また、本発明は、請求項5の記載によれば、請求項3或いは4に記載の湿度センサ制御装置において、上記所定強制通電周波数は、上記湿度の計測時における感湿素子の交流駆動周波数よりも高いことを特徴とする。これにより、請求項3或いは4に記載の発明の作用効果をより一層確実に達成し得る。
また、本発明は、請求項6の記載によれば、請求項3或いは4に記載の湿度センサ制御装置において、上記湿度の計測時における感湿素子の交流駆動周波数は、上記所定強制通電周波数と同一であることを特徴とする。
このように、上記湿度の計測時における感湿素子の交流駆動周波数が、上記所定強制通電周波数と同一であることで、制御装置を安価に構成しつつ、請求項3或いは4に記載の発明の作用効果を達成し得る。
ここで、請求項3〜6のいずれか一つに記載の湿度センサ制御装置において、計測制御手段は、計測時における感湿素子の交流駆動或いは直流駆動による制御を、強制加熱制御手段による制御時には、停止するようにしてもよい。
これによれば、感湿素子が強制加熱で温度上昇することで湿度センサとしての適正な検出が困難になっているときに湿度検出をするというような無駄を無くしつつ、請求項3〜6のいずれか一つに記載の発明の作用効果を達成し得る。
また、本発明は、請求項7の記載によれば、請求項3〜6のいずれか一つに記載の湿度センサ制御装置において、ヒータ制御手段は、感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値以下のとき或いは強制加熱制御手段がその制御を終了するとき、感湿素子を上記800(℃)よりも低い所定低温にて通常加熱するようにヒータを制御する通常加熱制御手段(350、260、250)を備えることを特徴とする。
これにより、感湿素子のインピーダンスが、上記所定閾値以下のとき或いは強制加熱制御手段の制御の終了による上記不純物除去でもって当該所定閾値以下になったときには、感湿素子がヒータにより上記所定低温にて通常加熱される。その結果、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明の作用効果を達成し得るのは勿論のこと、上記感湿素子に上記不純物成分が付着しにくくなり、湿度センサの湿度検出状態を良好に維持し得る。
また、本発明は、請求項8の記載によれば、請求項7に記載の湿度センサ制御装置において、通常加熱制御手段は、感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値以下のとき或いは強制加熱制御手段がその制御を終了するとき、感湿素子を常時通常加熱するようにヒータを制御することを特徴とする。
このように、強制加熱制御が行われていないときに常時通常加熱することで、さらに、上記感湿素子に上記不純物成分が付着しにくくなり、その結果、請求項7に記載の発明の作用効果をより一層具体的に達成し得る。
また、本発明は、請求項9の記載によれば、請求項7或いは8に記載の湿度センサ制御装置において、上記所定低温は、500(℃)以上800(℃)未満の範囲以内の温度であることを特徴とする。これにより、請求項7或いは8に記載の発明の作用効果をより一層具体的に達成し得る。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の最良の各実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図4は、本発明に係る湿度センサ制御装置の一例を示している。この湿度センサ制御装置は、図1にて示すごとく、湿度センサ100を備えており、当該湿度センサ100は、図1〜図3にて示すごとく、電気絶縁基板10、下側電極20、感湿層30、上側電極40及び保護層50を備えており、電気絶縁基板10は、アルミナ(Al23)を主成分とする電気絶縁材料により形成されている。
この電気絶縁基板10には、測温抵抗体11及びヒータ12が図2にて示すごとく内蔵されており、測温抵抗体11は、電気絶縁基板10内にて感湿層30の近傍直下に位置している。当該測温抵抗体11は、このように感湿層30の近傍直下に位置することで、当該感湿層30の温度を湿度センサ100のセンサ温度として測定する。
本第1実施形態では、測温抵抗体11の抵抗値は湿度センサ100のセンサ温度の上昇(又は降下)に応じて増大(又は減少)する。なお、測温抵抗体11は、白金(Pt)を含む測温抵抗体材料でもって、電気絶縁基板10の長手方向(図1にて図示左右方向、図2では紙面に直交する方向)においてジグザグ状となるように電気絶縁基板10の幅方向に形成されている。
また、ヒータ12は、電気絶縁基板10内の感湿層30の近傍直下にて、測温抵抗体11よりも図2にて図示下側に位置している。当該ヒータ12は、このように感湿層30の近傍直下に位置することで、感湿層30ひいては後述する感湿素子に付着する不純物成分を加熱により消失させる役割を果たす。なお、ヒータ12は、白金(Pt)を含む発熱抵抗体材料でもって、電気絶縁基板10の長手方向においてジグザグ状となるように電気絶縁基板10の幅方向に形成されている。
下側電極20は、白金(Pt)や金(Au)等の貴金属により、電気絶縁基板10の表面の図1にて図示右側部上に形成されている。感湿層30は、下側電極20を被覆するように、電気絶縁基板10の表面の右側部上に、セラミックス系酸化物材料でもって層状に形成されている。また、上側電極40は、下側電極20の形成材料と同一の材料でもって、感湿層30を介し下側電極20に対向するように形成されている。
保護層50は、上側電極40を介し感湿層30を被覆するように、電気絶縁基板10の表面の右側部上に多孔質性材料でもって層状に形成されている。本第1実施形態において、上述のような下側電極20、感湿層30及び上側電極40からなる構成を感湿素子ともいう。
また、湿度センサ100の出力取り出し用両リード線13、14は、図1及び図3にて示すごとく、電気絶縁基板10の表面のうち左側部上に形成されており、リード線13は、上側電極40に接続され、リード線14は下側電極20に接続されている。
このように構成した湿度センサ100は、図4にて示すごとく、抵抗とコンデンサとの並列回路(インピーダンス回路60)として等価的に表される。そして、当該湿度センサ100は、被測定ガス雰囲気内におかれて、後述のようにマイクロコントローラ230から出力される交流電圧を受け、当該ガス雰囲気内の水蒸気の含有量(湿度に対応)を湿度電圧として検出する。本第1実施形態では、上記インピーダンス回路60は、湿度センサ100の上側電極40、感湿層30及び下側電極20でもって構成される。
また、当該湿度センサ制御装置は、図4にて示すごとく、制御装置200を備えている。この制御装置200は、図4にて示すごとく、操作スイッチ210を介し直流電源220に接続されるマイクロコントローラ230と、湿度計測回路240と、ヒータ制御回路250と、温度計測回路260と、出力回路270とにより構成されている。
マイクロコントローラ230は、マイクロコンピュータ231と、デジタルーアナログ変換器232(以下、D−A変換器232という)と、パルス幅変調回路233(以下、PWM回路233という)と、両アナログーデジタル変換器234、235とを備えている。なお、当該アナログーデジタル変換器は、以下、A−D変換器という。
マイクロコンピュータ231は、直流電源220から操作スイッチ210を介し直流電圧を印加されて作動し、図5にて示すフローチャート300に従い、コンピュータプログラムを実行する。この実行中において、マイクロコンピュータ231は、上記感湿素子の強制加熱クリーニング制御処理や交流駆動制御処理或いは湿度センサ100の通電処理その他の処理を行う。なお、上記コンピュータプログラムは、マイクロコンピュータ231のROMに当該マイクロコンピュータにより読み出し可能に記憶されている。
D−A変換器232は、マイクロコンピュータ231による制御のもと、計測用周波数(例えば、500(Hz))又は所定強制通電周波数(例えば、50000(Hz))の交流電圧をバッファ243を介し後述する交流分圧回路に印加する。
PWM回路233は、マイクロコンピュータ231による制御のもと、パルス幅変調信号をヒータ制御回路250に出力する。
A−D変換器234は、後述する演算増幅器244からの増幅出力をデジタル出力に変換してマイクロコンピュータ231に入力する。
A−D変換器235は、後述する温度計測回路260の演算増幅器263からの増幅出力をデジタル出力に変換してマイクロコンピュータ231に入力する。
湿度計測回路240は、両分圧抵抗241、242を備えており、分圧抵抗241は、その一端にて、湿度センサ100のリード線14、インピーダンス回路60、リード線13及び分圧抵抗242を介し接地されている。これにより、両分圧抵抗241、242は、インピーダンス回路60と共に上記交流分圧回路を構成する。
このことは、当該交流分圧回路が、分圧抵抗241、インピーダンス回路60及び分圧抵抗242でもって、バッファ243からの交流電圧を分圧してインピーダンス回路60に印加し、湿度センサ100の感湿素子を交流駆動することを意味する。また、この交流駆動のもと、上記交流分圧回路は、インピーダンス回路60の両端子間に生ずる分圧交流電圧を上記湿度電圧として演算増幅器244に出力する。演算増幅器244は、上記湿度電圧を増幅してA−D変換器234に出力する。
ヒータ制御回路250は、ヒータ制御用直流電源をその正側端子252にて半導体スイッチング素子251を介しヒータ12の非接地側端子に接続してなるもので、このヒータ制御回路250は、半導体スイッチング素子251にてPWM回路233からのパルス幅変調信号を受けて、上記ヒータ制御用直流電源からヒータ12への直流電圧の印加をパルス幅変調制御する。
ここで、上述したヒータ12への直流電圧の印加は、測温抵抗体11の抵抗値を一定にするように、PWM回路233からのパルス幅変調信号によりパルス幅変調制御される。PWM回路233からのパルス幅変調信号は、例えば、周期を32(ms)とし、デューティ比を90(%)以下とするように設定される。そして、ヒータ12に直流電圧が印加されていない期間中に、後述する直流分圧回路の分圧直流電圧(湿度センサ100のセンサ温度に対応する)を計測する。これにより、湿度センサ100の感湿素子の温度が一定になるように制御することが可能となる。
温度制御回路260は、分圧抵抗261を備えている。この分圧抵抗261は、その一端にて、直流電源の正側端子262に接続されており、当該分圧抵抗261は、上記直流電源から直流電圧(+Vc)を印加されるようになっている。また、当該分圧抵抗261は、その他端にて、湿度センサ100の測温抵抗体11を介し接地されて、この測温抵抗体11と共に、上記直流分圧回路を構成する。
この直流分圧回路は、分圧抵抗261及び測温抵抗体11でもって、上記直流電圧を分圧し、この分圧直流電圧を、分圧抵抗261及び測温抵抗体11の共通端子(上記直流分圧回路の出力端子)から演算増幅器263に出力する。この演算増幅器263は、上記直流分圧回路からの分圧直流電圧を増幅してA−D変換器235に出力する。
出力回路270は、デジタル−アナログ変換回路からなるもので、この出力回路270は、マイクロコンピュータ231からの出力をアナログ値(インピーダンス回路60のインピーダンス)に変換して出力する。なお、当該アナログ値は、湿度計測回路240の計測出力に相当する。
以上のように構成した本第1実施形態において、湿度センサ100が、内燃機関の排気管内の排気ガス雰囲気等の過酷なガス雰囲気中の湿度を検出するために当該ガス雰囲気内におかれているものとする。このような状態において、操作スイッチ210をオンすれば、マイクロコンピュータ231は、直流電源220から給電されて作動し、図5のフローチャート300に従い上記コンピュータプログラムの実行を開始する。
しかして、ステップ310において、湿度センサ通電処理がなされる。この湿度センサ通電処理では、マイクロコンピュータ231が直流電源220からの直流電圧に基づき所定の計測用デジタル電圧を出力すると、D−A変換器232は、当該デジタル電圧を、所定のピーク電圧(例えば、1(V))を有する計測用周波数500(Hz)の交流電圧に変換してバッファ243を介し上記交流分圧回路に印加する。
この交流分圧回路がバッファ243からの交流電圧を分圧してインピーダンス回路60に印加すると、湿度センサ100の感湿素子は交流駆動され、当該湿度センサ100は、上記過酷なガス雰囲気中の湿度を検出することとなる。なお、現段階では、上記過酷なガス雰囲気は、湿度検出可能な温度状態(例えば、内燃機関の始動直後の一定時間の間の状態)にあるものとする。
しかして、湿度センサ100が上記過酷なガス雰囲気中の湿度を検出することで、上記交流分圧回路が、インピーダンス回路60の両端から湿度電圧を発生し、この湿度電圧は演算増幅器244による増幅作用のもとマイクロコンピュータ231に入力される。すると、ステップ320において、湿度センサ100の感湿素子のインピーダンスは所定閾値以下か否かが判定される。ここで、当該所定閾値は以下のようにして設定されている。
本実施形態において、上記過酷なガス雰囲気中の不純物成分が上記感湿素子に付着することで、上記感湿素子のインピーダンス(インピーダンス回路60の湿度電圧に比例)が増大すると、湿度センサ100の検出精度が低下する。そこで、この検出精度の許容低下限界に対応するインピーダンスが上記所定閾値として設定されている。
現段階において、上記感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値以下であれば、湿度センサ100の検出精度は適正であることから、ステップ320においてYESと判定される。
一方、湿度センサ100が上記過酷なガス雰囲気に長期間晒されたために、上記感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値を超えて増大していれば、湿度センサ100の検出精度は不適正に低下している。このため、ステップ320においてNOと判定される。
この判定に伴い、次の各ステップ330及び340において、強制加熱クリーニング処理及び湿度センサ強制通電処理が以下のようになされる。
即ち、上記強制加熱クリーニング処理において、温度制御回路260の上記直流分圧回路が湿度センサ100の測温抵抗体11の抵抗値に基づき直流分圧電圧を出力すると、この直流分圧電圧は演算増幅器263により増幅されてA−D変換器235に入力される。すると、このA−D変換器235は、演算増幅器263からの増幅出力をデジタル変換してマイクロコンピュータ231に入力する。
これに伴い、マイクロコンピュータ231においては、半導体スイッチング素子251をパルス幅変調制御するに必要なパルス幅変調出力が演算増幅器263からの増幅直流分圧電圧(A−D変換器235のデジタル出力)に基づき生成される。なお、上記パルス幅変調出力のパルス幅変調周波数は、ヒータ12の発熱温度を所定加熱温度範囲(800(℃)〜1000(℃)の範囲)以内の一定温度にすべく、演算増幅器263からの増幅直流分圧電圧(即ち、測温抵抗体11の抵抗値)が一定になるように制御処理される。
ここで、上記所定加熱温度範囲の上限温度を1000(℃)としたのは、上記感湿素子及びヒータ12の長寿命化を確保するためである。この点に関し、詳細に説明すれば、従来のように当該上限温度を1000(℃)よりも高くすると、感湿層30の形成材料や各電極20、40の電極材料の粒成長、偏析や変質等を招いたり、また、ヒータ12にエレクトリックマイグレーションを誘発したり、湿度センサとして消費電力が増大するという不具合が生ずる。そこで、上述のように、所定加熱温度範囲の上限温度を1000(℃)とした。
また、上記所定加熱温度範囲の下限温度を800(℃)よりも低くすると、感湿素子に対する強制加熱クリーニングの有効性が低下する。このため、上述のように、所定加熱温度範囲の下限温度を800(℃)とした。
上述のようにパルス幅変調出力が生成されると、半導体スイッチング素子251は、上記直流電圧(+Vc)のもと、当該パルス幅変調出力に基づきスイッチング作動してヒータ12を駆動する。このため、当該ヒータ12は上記所定加熱温度範囲以内の一定温度にて発熱するように駆動される。これにより、湿度センサ100においては、上記感湿素子がヒータ12により上記所定加熱温度範囲以内の温度に加熱される。
また、上記湿度センサ強制通電処理において、マイクロコンピュータ231が直流電源220からの直流電圧に基づき所定の強制通電用デジタル電圧を出力すると、D−A変換器232が、当該強制通電用デジタル電圧を、上記所定ピーク値を有する上記所定強制通電周波数50000(Hz)の交流電圧(以下、強制通電用交流電圧ともいう)に変換して上記交流分圧回路に印加する。これに伴い、当該交流分圧回路が上記強制通電用交流電圧を分圧してインピーダンス回路60に印加すると、湿度センサ100の感湿素子は強制交流駆動される。
このようにして、湿度センサ100の感湿素子に付着した不純物成分が、ヒータ12による強制加熱クリーニングでもって時間の経過と共に焼失されていく。また、当該強制加熱クリーニングにあわせてなされる湿度センサ強制通電により、バッファ243からの強制通電用交流電圧が湿度センサ100の感湿素子に印加されることで、上記強制加熱クリーニング下での不純物成分の除去が促進される。
その結果、湿度センサ100の検出特性が初期特性まで容易に回復され得る。また、上述のように強制加熱中に強制交流駆動することで、強制加熱温度の低温化を図ることができる。
本実施形態において、上述のように強制通電用交流電圧を上記感湿素子に印加することで当該感湿素子に付着した不純物成分の除去が促進される根拠について検討した結果、強制通電用交流電圧の上記感湿素子への印加によって、当該強制通電用交流電圧の上記所定強制通電周波数との関連で上記感湿素子内で電子やプロトンの移動が活発になり、当該感湿素子からの不純物成分の除去が除去され易くなるためと推定される。
以下、本第1実施形態における各実験例について説明する。
1.第1実験例
本第1実施形態において、上述のように、湿度センサ100の感湿素子に対する強制加熱クリーニングにあわせて上記所定強制通電周波数の交流電圧を上記感湿素子に印加することで得られる効果について評価してみた。この評価にあたり、湿度センサ100に加え、この湿度センサと同一の2つの湿度センサを第1及び第2の電圧印加評価用湿度センサとして準備した。
評価方法として、分流式評価法(JIS Z 8806)を用い、その分流評価条件としては、湿度計測温度を20(℃)とし、評価ガスとして空気を用い、計測相対湿度を20(RH%)とした。
また、上記評価にあたり、試験は次のような手順に基づき行った。
(1)最初に、湿度の計測前において、湿度センサ100及び上記各電圧印加評価用湿度センサに対し、計測前加熱クリーニングを加熱温度750(℃)にて2(分)の間行い、上記分流式評価法を用いて、湿度センサ100及び上記各電圧印加評価用湿度センサの初期の感湿特性を計測した。
(2)次に、自動車の内燃機関の排気管内に湿度センサ100及び上記各電圧印加評価用湿度センサを装着して、当該自動車の実走試験を行った。この実走試験は、自動車の市街地走行や高速道路走行を想定した1000(km)の走行パターンに従い、当該自動車を、シャシーダイナモ上にて、走行させる試験をいう。また、当該実走試験中において、750(℃)の加熱温度でもって、湿度センサ100及び上記各電圧印加評価用湿度センサの感湿素子を常時加熱クリーニングした。
(3)自動車の上記実走試験後、上記分流式評価法を用いて、湿度センサ100及び上記各電圧印加評価用湿度センサの感湿特性を計測した。
(4)自動車の上記実走試験後、5(分)間の間、湿度センサ100の感湿素子に対し加熱温度1000(℃)にて強制加熱クリーニングするのにあわせて、ピーク値1(V)及び周波数500(Hz)の交流電圧を上記感湿素子に印加した。このような強制加熱クリーニング及び交流電圧印加を5回繰り返した。
また、自動車の上記実走試験後、5(分)間の間、上記第1電圧印加評価用湿度センサの感湿素子に対し強制交流電圧の印加無しで加熱温度1000(℃)にて強制加熱クリーニングした。このような強制加熱クリーニングを5回繰り返した。然る後、湿度センサ100及び上記各電圧印加評価用湿度センサの感湿特性を計測した。
一方、自動車の上記実走試験後、5(分)間の間、上記第2電圧印加評価用湿度センサの感湿素子に対し加熱温度1000(℃)にて強制加熱クリーニングするのにあわせて、ピーク値1(V)及び周波数50000(Hz)の交流電圧を上記第2電圧印加評価用湿度センサの感湿素子に印加した。このような強制加熱クリーニング及び交流電圧印加を5回繰り返した。
以上のような試験後、上記第1電圧印加評価用湿度センサ、湿度センサ100及び上記第2電圧印加評価用湿度センサの各感湿特性(相対湿度20(RH%のときの特性)は、図6にて示す各グラフ70、80及び90として得られた。グラフ70は、上記第1電圧印加評価用湿度センサに関するインピーダンス特性を棒グラフ状に示し、グラフ80が湿度センサ100のインピーダンス特性を棒グラフ状に示す。また、グラフ90は、上記第2電圧印加評価用湿度センサのインピーダンス特性を示す。
棒グラフ70において、棒グラフ部71は、自動車の実走試験前の上記第1電圧印加評価用湿度センサのインピーダンスを示し、棒グラフ部72は、自動車の実走試験直後の上記第1電圧印加評価用湿度センサのインピーダンス特性を示す。また、棒グラフ部73は、自動車の実走試験直後に上記加熱クリーニングを上記第1電圧印加評価用湿度センサの感湿素子に施した場合の当該第1電圧印加評価用湿度センサのインピーダンス特性を示す。
棒グラフ80において、棒グラフ部81は、自動車の実走試験前の湿度センサ100のインピーダンスを示し、棒グラフ部82は、自動車の実走試験直後の湿度センサ100のインピーダンス特性を示す。また、棒グラフ部83は、自動車の実走試験直後に湿度センサ100の感湿素子に上記強制加熱クリーニングを施すとともに、強制通電周波数500(Hz)の交流電圧を印加した場合の湿度センサ100のインピーダンス特性を示す。
さらに、棒グラフ90において、棒グラフ91は、自動車の実走試験前の第2電圧印加評価用湿度センサのインピーダンス特性を示し、棒グラフ92は、自動車の実走試験直後の当該第2電圧印加評価用湿度センサのインピーダンス特性を示す。また、棒グラフ93は、自動車の実走試験直後に第2電圧印加評価用湿度センサの感湿素子に上記強制加熱クリーニングを施すとともに、強制通電周波数50000(Hz)の交流電圧を印加した場合の第2電圧印加評価用湿度センサのインピーダンス特性を示す。
これらによれば、上記第1電圧印加評価用湿度センサ、湿度センサ100及び上記第2電圧印加評価用湿度センサにおいて、自動車の実走試験直後のインピーダンスが自動車の実走試験前に比べて約1桁高くなっていることが分かる(棒グラフ部71、81、91及び棒グラフ部72、82、92参照)。
また、自動車の実走試験後において、上記第1電圧印加評価用湿度センサの感湿素子に対し上記強制加熱クリーニングを上述のように行っても、上記実走試験で高くなった上記第1電圧印加評価用湿度センサのインピーダンスはほぼ同じ値となっている(棒グラフ部72、73参照)。
これに対し、自動車の実走試験後において、湿度センサ100及び第2電圧印加評価用湿度センサの各感湿素子に対し、上記強制加熱クリーニング及び交流電圧の印加の双方を上述のように行った場合には、湿度センサ100及び第2電圧印加評価用湿度センサの各感湿素子のインピーダンスは低下し自動車の実走試験前に近い値、或いは自動車の実走試験前と同様の値まで回復していることが分かる(棒グラフ部82、83及び棒グラフ部92、93参照)。
上述のように、1000(℃)の加熱温度での強制加熱クリーニングにあわせて交流電圧の印加が湿度センサ100の感湿素子になされることで、当該強制加熱クリーニングのみでは不可能であったインピーダンスの初期値への回復が可能となったことが分かる。このことは、上記第2電圧印加評価用湿度センサにおいても同様である。
2.第2実験例
次に、本第1実施形態において、強制加熱クリーニングにおける加熱温度による効果について評価してみた。この評価にあたり、湿度センサ100に加え、この湿度センサと同様の5つの湿度センサを、第1〜第5の加熱温度評価用湿度センサとして準備とした。
評価方法として、上述と同様の分流式評価法及び分流評価条件を採用した。
また、上記評価にあたり、試験は次のように手順に基づき行った。
(1)上記分流式評価法を用いて、湿度計測前において、湿度センサ100の感湿素子及び第1〜第5の加熱温度評価用湿度センサの各感湿素子に対し、750(℃)の加熱温度にて2(分)の間計測前加熱クリーニングを施し、その後、湿度センサ100及び第1〜第5の加熱温度評価用湿度センサの初期の感湿特性を計測した。
(2)次に、自動車の内燃機関の排気管内に湿度センサ100及び第1〜第5の加熱温度評価用湿度センサを装着して、当該自動車の実走試験を行った。この実走試験は、自動車の市街地走行や高速道路走行を想定した約200(km)の走行パターンに従い、当該自動車を、シャシーダイナモ上にて、走行させる試験をいう。なお、この実走試験中における750(℃)での加熱クリーニングはしない。
(3)自動車の上記実走試験後、上記分流式評価法を用いて、湿度センサ100及び第1〜第5の加熱温度評価用湿度センサの各感湿特性を計測した。
(4)自動車の上記実走試験後、5(分)間の間、湿度センサ100及び第1〜第5の加熱温度評価用湿度センサの各感湿素子に対し強制加熱クリーニングするのにあわせて、ピーク値1(V)及び周波数500(Hz)の交流電圧を上記各感湿素子に印加して、湿度センサ100及び第1〜第5の加熱温度評価用湿度センサの感湿特性を計測した。
ここで、強制加熱クリーニングの温度は、第1加熱温度評価用湿度センサに対しては、750(℃)とし、湿度センサ100に対しては、800(℃)とし、第2加熱温度評価用湿度センサに対しては、850(℃)とし、第3加熱温度評価用湿度センサに対しては、900(℃)とし、第4加熱温度評価用湿度センサに対しては、950(℃)とし、第5加熱温度評価用湿度センサに対しては、1000(℃)とした。
これら計測結果によれば、上記各強制加熱クリーニング温度に対する感湿特性の回復率(%)は、次の表1にて示すような結果となった。
Figure 2005114390
ここで、上記回復率は、相対湿度20(RH%)のもと次の数1の式で特定される。
回復率={(Z1−Z2)/(Z1−Z0)}×100・・・数1
この数1の式において、Z1は、上記実走試験後における上記湿度センサの感湿素子のインピーダンスを表す。Z2は、上記実走試験後における強制加熱クリーニング後の上記湿度センサの感湿素子のインピーダンスを表す。Z0は、上記実走試験前における上記湿度センサの感湿素子のインピーダンスを表す。
表1によれば、強制加熱クリーニング温度が750(℃)のとき回復率は50(%)よりも低く、好ましくない。これに対し、強制加熱クリーニング温度が800(℃)以上であれば、回復率は70(%)以上と良好な結果となることが分かる。特に、強制加熱クリーニング温度が900(℃)以上では、回復率は100(%)となることが分かる。但し、強制加熱クリーニング温度が1000(℃)を超えて高くなることは、回復率は十分であっても、湿度センサの感湿素子への悪影響が懸念されるため好ましくない。
以上より、所定時間(例えば、5(分))の間、800(℃)〜1000(℃)の範囲以内の温度で上記感湿素子を強制加熱クリーニングするのにあわせて、当該感湿素子に対し上記交流電圧を印加するようにすれば、上記過酷なガス雰囲気中で感湿素子に付着した不純物成分が良好に除去されて、湿度センサのインピーダンスが低下して当該湿度センサの検出精度が適切に回復され得ることが分かる。このようなことは、湿度センサ100及び第2〜第5の加熱温度評価用湿度センサに当てはまる。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態の要部を示している。この第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べたマイクロコンピュータ231が、上記コンピュータプログラムを、図5のフローチャートに代えて、図7にて示すフローチャートに従い実行するように変更されている。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
このように構成した本第2実施形態において、上記第1実施形態にて述べたと同様に、上記感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値以下であれば、ステップ320(図5及び図7参照)においてYESと判定される。
このように判定されると、ステップ350(図7参照)において、通常加熱クリーニング処理がなされる。この通常加熱クリーニング処理では、温度制御回路260の上記直流分圧回路が湿度センサ100の測温抵抗体11の抵抗値に基づき直流分圧電圧を出力すると、この直流分圧電圧は演算増幅器263により増幅されてA−D変換器235に出力される。
これに伴い、このA−D変換器235は、演算増幅器263からの増幅出力をデジタル変換してマイクロコンピュータ231に入力する。すると、マイクロコンピュータ231においては、半導体スイッチング素子251をパルス幅変調制御するに必要なパルス幅変調出力がA−D変換器235からのデジタル出力に基づき生成される。なお、上記パルス幅変調出力のパルス幅変調周波数は、ヒータ12の発熱温度を所定加熱温度750(℃)にすべく、演算増幅器263からの増幅直流分圧電圧(即ち、測温抵抗体11の抵抗値)が一定になるように制御処理される。
上述のようにパルス幅変調出力が生成されると、半導体スイッチング素子251は、上記直流電圧(+Vc)のもと、当該パルス幅変調出力に基づきスイッチング作動してヒータ12を駆動する。このため、当該ヒータ12は上記所定加熱温度範囲以内の一定温度にて発熱するように駆動される。これにより、湿度センサ100においては、上記感湿素子がヒータ12により上記所定加熱温度に加熱される。従って、湿度センサ100の感湿素子に対する不純物成分の付着が、ヒータ12による通常加熱クリーニングでもって防止される。
また、上記第1実施形態にて述べたと同様に、ステップ320でのNOとの判定に伴いステップ330における強制加熱クリーニング処理及びステップ340における湿度センサ強制通電処理がなされると、上記第1実施形態とは異なり、上述と同様にステップ350において通常加熱クリーニング処理がなされ、湿度センサ100の感湿素子に対する不純物成分の付着が、ヒータ12による通常加熱クリーニングでもって防止される。
以上説明したように、本第2実施形態では、ステップ320でのYESとの判定或いはステップ340での処理の終了に伴い、ステップ350において、通常加熱クリーニング処理がなされる。
従って、湿度センサ100の感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値以下であるか、或いは当該湿度センサ100の感湿素子のインピーダンスがステップ330における強制加熱クリーニング処理及びステップ340における湿度センサ強制通電処理でもって上記所定閾値以下になっても、通常加熱クリーニング処理でもって、湿度センサ100の感湿素子に対する不純物成分の付着が、ヒータ12による通常加熱クリーニングでもって防止される。その結果、湿度センサ100の検出精度を良好に維持できる。その他の作用効果は上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態の要部を示している。この第3実施形態では、上記第1実施形態にて述べたマイクロコンピュータ231は、上記第1実施形態にて述べた操作スイッチ210の操作に代えて、自動車のイグニッションスイッチの操作に基づき、作動するようになっている。また、マイクロコンピュータ231が、上記コンピュータプログラムを、図5のフローチャートに代えて、図8にて示すフローチャートに従い実行するように変更されている。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
このように構成した本第3実施形態において、マイクロコンピュータ231が、自動車のイグニッションスイッチの操作により作動すると、当該マイクロコンピュータ231は上記コンピュータプログラムの実行を図8のフローチャートに従い開始する。
然る後、上記第1実施形態にて述べたと同様に、上記感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値以下であれば、上記コンピュータプログラムがステップ320(図5及び図8参照)に進んだとき、当該ステップにおいてYESと判定される。このように判定されたときは、上記コンピュータプログラムは、上記第1実施形態と同様に、図8のフローチャートのエンドステップに進む。
一方、上述のように上記コンピュータプログラムがステップ320に進んだとき、上記第1実施形態にて述べたと同様に上記感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値を超えて増大しているために当該ステップ320においてNOと判定される場合には、ステップ360において、当該自動車の内燃機関の始動の有無が判定される。
現段階において、上記内燃機関が始動していなければ、この始動を表す情報が何もないことからステップ360においてNOと判定される。これに伴い、上記コンピュータプログラムは、ステップ320でのYESとの判定の場合と同様に、上記エンドステップに進む。
一方、上述のようにステップ320にてNOと判定されたとき上記内燃機関が始動していれば、この始動を表す情報に基づきステップ360においてYESと判定される。これに伴い、ステップ330における強制加熱クリーニング処理及びステップ340における湿度センサ強制通電処理が上記第1実施形態と同様になされる。
以上説明したように、本第3実施形態では、ステップ320でのNOとの判定後ステップ360でYESと判定したときに、上記内燃機関の始動のもと、湿度センサ100の感湿素子に付着した不純物成分が、ヒータ12による強制加熱クリーニングでもって時間の経過と共に焼失されていく。また、当該強制加熱クリーニングに併せてなされる湿度センサ強制通電により、バッファ243からの交流電圧が湿度センサ100の感湿素子に印加されることで、上記強制加熱クリーニング下での不純物成分の除去が促進される。その結果、湿度センサ100の検出特性が初期特性まで容易に回復され得る。
(第4実施形態)
図9は、本発明の第4実施形態の要部を示している。この第4実施形態では、上記第2実施形態にて述べたマイクロコンピュータ231は、当該第2実施形態にて述べた操作スイッチ210の操作に代えて、自動車のイグニッションスイッチの操作に基づき、作動するようになっている。また、マイクロコンピュータ231が、上記コンピュータプログラムを、図7のフローチャートに代えて、図9にて示すフローチャートに従い実行するように変更されている。その他の構成は上記第2実施形態と同様である。
このように構成した本第4実施形態では、マイクロコンピュータ231が、自動車のイグニッションスイッチの操作により作動すると、当該マイクロコンピュータ231は上記コンピュータプログラムの実行を図9のフローチャートに従い開始する。
然る後、上記第2実施形態にて述べたと同様に、上記感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値以下であれば、上記コンピュータプログラムがステップ320(図7及び図9参照)に進んだとき、当該ステップにおいてYESと判定される。この判定後、次のステップ370において、当該自動車の内燃機関の始動の有無が判定される。
現段階において、上記内燃機関が始動していなければ、この始動を表す情報が何もないことからステップ370においてNOと判定される。これに伴い、上記コンピュータプログラムは、図9のフローチャートのエンドステップに進む。このことは、上記内燃機関が始動していなければ、ステップ350(図7及び図9参照)における通常加熱クリーニング処理がなされないことを意味する。
一方、上述のようにステップ320にてYESと判定されたとき上記内燃機関が始動していれば、この始動を表す情報に基づきステップ370においてYESと判定される。これに伴い、上記第2実施形態と同様に、ステップ350において通常加熱クリーニング処理がなされる。このことは、上記内燃機関が始動していれば、上記通常加熱クリーニング処理が常時なされることを意味する。
このため、上記第2実施形態と同様に、湿度センサ100においては、上記感湿素子がヒータ12により上記所定加熱温度(750(℃))に加熱される。従って、湿度センサ100の感湿素子に対する不純物成分の付着が、ヒータ12による通常加熱クリーニングでもって防止される。
また、上述のようにコンピュータプログラムがステップ320に進んだとき、湿度センサ100の感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値を超えて増大していれば、当該ステップ320においてNOと判定される。これに伴い、ステップ360において当該自動車の内燃機関の始動の有無が判定される。
現段階にて、上記内燃機関が始動していなければ、この始動を表す情報が何もないことからステップ360においてNOと判定される。これに伴い、上記コンピュータプログラムは、図9のフローチャートのエンドステップに進む。
一方、上述のようにステップ320にてNOと判定されたとき上記内燃機関が始動していれば、この始動を表す情報に基づきステップ360においてYESと判定される。これに伴い、上記第2実施形態と同様に、ステップ330における強制加熱クリーニング処理及びステップ340における湿度センサ強制通電処理がなされる。
このようにして、上記内燃機関の始動のもと、湿度センサ100の感湿素子に付着した不純物成分が、ヒータ12による強制加熱クリーニングでもって時間の経過と共に焼失されていく。また、当該強制加熱クリーニングに併せてなされる湿度センサ強制通電により、バッファ243からの交流電圧が湿度センサ100の感湿素子に印加されることで、上記強制加熱クリーニング下での不純物成分の除去が促進される。その結果、湿度センサ100の検出特性が初期特性まで容易に回復され得る。
然る後、ステップ350において通常加熱クリーニング処理がなされ、湿度センサ100の感湿素子に対する不純物成分の付着が、ヒータ12による通常加熱クリーニングでもって防止される。
以上説明したように、本第4実施形態では、ステップ320でのNOとの判定後ステップ360でYESと判定したときに、強制加熱クリーニング処理及び湿度センサ強制通電処理が上述のようになされる。このため、湿度センサ100の感湿素子に既に付着している不純物成分が、上記内燃機関の始動に伴いその排気ガス雰囲気中に新たに発生して上記感湿素子に付着する不純物成分をも含めて、上記強制加熱クリーニング処理及び湿度センサ強制通電処理のもと、消失除去される。従って、湿度センサ100の感湿素子のインピーダンスが上記所定閾値以下に低下する。
また、上述のように、強制加熱クリーニング処理及び湿度センサ強制通電処理が終了すると、ステップ350における通常加熱クリーニング処理でもって、上記内燃機関の始動後においても、湿度センサ100の感湿素子に対する不純物成分の付着が、ヒータ12による通常加熱クリーニングでもって防止される。その結果、湿度センサ100の検出精度を良好に維持できる。その他の作用効果は上記第2実施形態と同様である。
なお、本発明の実施にあたり、上記実施形態に限ることなく、以下のような種々の変形例が挙げられる。
(1)上記感湿素子に印加される強制通電用交流電圧の周波数は、50000(Hz)に限ることなく、所定の周波数範囲、即ち100(Hz)〜50000(Hz)の範囲以内の周波数であればよい。ここで、当該所定の周波数範囲以内としたのは、50000(Hz)よりも高い周波数では、制御装置のコスト高を招き、100(Hz)よりも低い周波数では、上記感湿素子の付着不純物成分の除去にあまり効果的でないためである。
(2)湿度センサ100の湿度計測時においてその感湿素子に印加される電圧は、交流電圧に代えて、直流電圧であってもよい。
(3)上述した感湿素子は、上記実施形態にて述べた構成に限ることなく、例えば、一対の櫛歯電極を感湿層の面に沿い互いに対向して位置するように形成した構成或いは一対の櫛歯電極を互いに対向して位置するように感湿層に埋設して形成した構成であってもよい。また、上記感湿素子は、同一面上において一対の櫛歯電極を感湿層を介し互いに対向して位置させる構成であってもよい。一般的には、櫛歯電極を有する感湿素子は、一対の櫛歯電極を互いに対向して位置するように感湿層に設けた構成であればよい。
(4)上述した感湿素子は、上記実施形態にて述べた構成に限ることなく、感湿層30に下側電極20及び上側電極40を互いに対向して位置するように内蔵した構成であってもよい。
(5)上記各実施形態においては、両ステップ330、340の処理でもって、湿度センサ100の感湿素子のインピーダンスが正常値に低下したときに、当該両ステップ330、340の処理を停止するようにしても、上記第1或いは第2の実施形態にて述べたと同様の作用効果を達成できる。
(6)上記第1或いは第2の実施形態において、ステップ320におけるNOとの判定後、両ステップ330、340(図5及び図7参照)の処理を繰り返し、この繰り返し回数が、湿度センサ100の検出精度が初期特性時の精度に回復するに適した時間に対応する所定回数に達したときに両ステップ330、340の処理を停止するようにしてもよい。なお、図7では、当該両ステップ330、340の処理を停止した後ステップ350の処理がなされる。
(7)上記第3或いは第4の実施形態において、ステップ360におけるYESとの判定後、両ステップ330、340(図8及び図9参照)の処理を繰り返し、この繰り返し回数が、湿度センサ100の検出精度が初期特性時の精度に回復するに適した時間に対応する所定回数に達したときに両ステップ330、340の処理を停止するようにしてもよい。なお、図9では、当該両ステップ330、340の処理を停止した後ステップ350の処理がなされる。
(8)上記第1実施形態において、ステップ320におけるYESとの判定に伴い、湿度センサ通電停止処理を行うようにしてもよい。この湿度センサ通電停止処理がなされると、マイクロコンピュータ231による制御のもと、D−A変換器230からインピーダンス回路60への計測用周波数の交流電圧の出力が停止される。これにより、湿度センサ100はその通電停止により、湿度の検出を行えない状態におかれる。その結果、湿度センサとしての適正な検出が困難になっているときに湿度検出をするというような無駄がなくなる。
(9)上記第2或いは第4の実施形態において、ステップ350における通常加熱クリーニング処理時に、上記感湿素子に強制通電用交流電圧を印加するようにしてもよい。
(10)本発明は、湿度センサ制御装置に限ることなく、湿度センサのための制御装置に適用してもよい。
本発明の第1実施形態が適用される湿度センサの一例を示す斜視図である。 図1にて2−2線に沿う断面図である。 図1の湿度センサの概略分解斜視図である。 上記第1実施形態における制御装置のブロック回路図である。 図4のマイクロコンピュータの作用を示すフローチャートである。 上記第1実施形態における湿度センサ及び各電圧印加評価用湿度センサのインピーダンス特性を示すグラフである。 本発明の第2実施形態の要部を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態の要部を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態の要部を示すフローチャートである。
符号の説明
10…電気絶縁基板、20…下側電極、30…感湿層、40…上側電極、
100…湿度センサ、200…制御装置、220…直流電源、
230…マイクロコントローラ、231…マイクロコンピュータ、
240…計測制御回路、250…ヒータ制御回路、
251…半導体スイッチング素子、260…温度制御回路。

Claims (9)

  1. ヒータを内蔵する電気絶縁基板の表面に感湿素子を設けてなる湿度センサにより湿度を計測するとき前記感湿素子を交流駆動或いは直流駆動するように制御する計測制御手段と、
    前記感湿素子を加熱するように前記ヒータを制御するヒータ制御手段とを備えてなる湿度センサのための制御装置において、
    前記ヒータ制御手段は、前記湿度の計測時に前記感湿素子のインピーダンスが所定閾値より高くなったとき、前記感湿素子を800(℃)〜1000(℃)の範囲以内の温度にて強制加熱するように前記ヒータを所定時間の間制御する強制加熱制御手段を備え、
    前記計測制御手段は、前記強制加熱制御手段による制御にあわせて、前記感湿素子を前記所定時間の間所定強制通電周波数にて強制交流駆動するように制御する強制交流駆動制御手段を備えることを特徴とする湿度センサのための制御装置。
  2. 前記所定強制通電周波数は、100(Hz)〜50000(Hz)の範囲以内の周波数であることを特徴とする請求項1に記載の湿度センサのための制御装置。
  3. ヒータを内蔵する電気絶縁基板の表面に感湿素子を設けてなる湿度センサと、
    この湿度センサにより湿度を計測するとき前記感湿素子を交流駆動或いは直流駆動するように制御する計測制御手段と、
    前記感湿素子を加熱するように前記ヒータを制御するヒータ制御手段とを備えてなる湿度センサ制御装置において、
    前記ヒータ制御手段は、
    前記湿度の計測時に前記感湿素子のインピーダンスが所定閾値より高くなったとき、前記感湿素子を800(℃)〜1000(℃)の範囲以内の温度にて強制加熱するように前記ヒータを所定時間の間制御する強制加熱制御手段を備え、
    前記計測制御手段は、前記強制加熱制御手段による制御にあわせて、前記感湿素子を前記所定時間の間所定強制通電周波数にて強制交流駆動するように制御する強制交流駆動制御手段を備えることを特徴とする湿度センサ制御装置。
  4. 前記所定強制通電周波数は、100(Hz)〜50000(Hz)の範囲以内の周波数であることを特徴とする請求項3に記載の湿度センサ制御装置。
  5. 前記所定強制通電周波数は、前記湿度の計測時における前記感湿素子の交流駆動周波数よりも高いことを特徴とする請求項3或いは4に記載の湿度センサ制御装置。
  6. 前記湿度の計測時における前記感湿素子の交流駆動周波数は、前記所定強制通電周波数と同一であることを特徴とする請求項3或いは4に記載の湿度センサ制御装置。
  7. 前記ヒータ制御手段は、前記感湿素子のインピーダンスが前記所定閾値以下のとき或いは前記強制加熱制御手段がその制御を終了するとき、前記感湿素子を前記800(℃)よりも低い所定低温にて通常加熱するように前記ヒータを制御する通常加熱制御手段を備えることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一つに記載の湿度センサ制御装置。
  8. 前記通常加熱制御手段は、前記感湿素子のインピーダンスが前記所定閾値以下のとき或いは前記強制加熱制御手段がその制御を終了するとき、前記感湿素子を常時通常加熱するように前記ヒータを制御することを特徴とする請求項7に記載の湿度センサ制御装置。
  9. 前記所定低温は、500(℃)以上800(℃)未満の範囲以内の温度であることを特徴とする請求項7或いは8に記載の湿度センサ制御装置。
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