JP2005113643A - 水洗便器 - Google Patents

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健一 中村
Takeshi Koseki
剛 小関
Toshifumi Yoneda
敏文 米田
Tomoyasu Ichiki
智康 一木
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Abstract

【課題】 通水路内に残る空気を瞬時に外部に排出することにより汚物排出性能を向上させた水洗便器を提供する。
【解決手段】 本発明の水洗便器1は、リム部16と棚部18を備えたボウル部と、この棚部上に洗浄水を吐水し旋回流を形成するリム吐水部30,32と、汚物をサイホン作用により排出する排水路12と、ゼット吐水部34と、洗浄水タンクから洗浄水を供給する共通通水路10と、共通通水路のボウル部の近傍で分岐しリム吐水部に洗浄水を供給するリム通水路24,26と、共通通水路のボウル部の近傍で分岐しゼット吐水部に洗浄水を供給するゼット通水路36と、を有し、リム通水路は、共通通水路との分岐部に形成されたリム穴を有し、洗浄開始時に、共通通水路内及びゼット通水路の封水面の上方にある空気をリム穴からリム通水路を経由してリム吐水部の開口部から外部に抜くように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水洗便器に係り、特に、旋回流を形成して洗浄及び汚物の排出を行う水洗便器の空気抜き構造に関する。
従来から、排水路入口に向けて洗浄水を吐出するゼット吐水口を設けたサイホン式の水洗便器が知られている(例えば、特開平11‐140948号公報(特許文献1)参照)。具体的には、図9(a)及び図9(b)に示すように、水洗便器は、前方側にボウル部100を備え、後方側に、このボウル部100に洗浄水を供給する洗浄水供給部102と、ボウル部100の下方にその入口が連通し汚物をサイホン作用により排出する排水路104を備えている。洗浄水供給部102は、直線部102a、連絡部102b、湾曲部102cからなり、排水路104の入口に対向するように設けられたゼット吐水口106に接続されている。洗浄水供給部102の直線部102aの上端側には、給水穴108が形成され、洗浄水タンク(図示せず)の洗浄水が供給されれるようになっている。さらに、水洗便器の上部周縁には、リム通水路110が形成され、このリム通水路110の後部側は、洗浄水供給部102の直線部102aの前端側と連通している。このリム通水路110は、断面がボックス形状であり、その下面に、小穴110aが形成され、この小穴110aから、ボール部100に向けて洗浄水が下方に流下し、ボウル部110を洗浄するようになっている。
また、特許文献1の水洗便器では、リム内を通水路としたリム通水路を形成するとともに、リム通水路の下面に洗浄水を汚物受け面に吐出する小穴を形成しているので、リムの下面とボウル部の汚物受け面との境界部が上方から見て死角になり、特にリムの下面には洗浄水が廻り込まないため、汚れが残りやすいという問題があり、また境界部が見にくいため釉薬の塗布が完全に行えない場合があり、これも汚れが付着する原因になっていた。
この問題を解決するために、リム内を通水路としない水洗便器の新たな構造が提案されている(例えば、特開2001‐279788号公報(特許文献2)参照)。この水洗便器は、図10(a)及び図10(b)に示すように、ボウル部120を備え、洗浄水タンク122からの洗浄水によりボウル部を洗浄するようになっている。ボウル部120に臨むリム内側面124とボウル部120の汚物受け面120aとをスムーズに連続した形状とすることで陰(死角)になる部分をなくし、さらに、ボウル部120への洗浄水の供給は、ボウル部120の後部の1箇所にリム吐水口126を設け、このリム吐水口126からリム内側面124に洗浄水を吐出して旋回流を形成し、汚物受け面120aの全面に洗浄水が行き渡らせるようにしている。また、ゼット吐水口128が形成され、このゼット吐水口128に洗浄水タンク122から洗浄水が供給されるようになっている。さらに、水洗便器には、洗浄水タンク122からの洗浄水の入口である洗浄水供給口130が設けられ、この洗浄水供給口130の真下近傍には、分流区画壁132が設けられ、この分流区画壁132により、リム吐水口126に供給される洗浄水が流入するリム通水路134と、ゼット噴出口128に供給される洗浄水が流入するゼット通水路136とが形成され、リム吐水口126とゼット吐水口128に供給される洗浄水が分流供給されるようになっている。
特開平11‐140948号公報 特開2001‐279788号公報
一般に、洗浄水タンクからの洗浄水により便器を洗浄し、ゼット吐水口を備えたサイホン式の水洗便器においては、洗浄開始時に、ほぼ同時に、洗浄水タンクからの洗浄水がゼット吐水口及びリム通水路内の小穴又はリム内周面のリム噴出口から噴出されるようになっているが、洗浄水タンクとゼット吐水口及びリム吐水口との間の通水路に空気が存在しているため、サイホン作用が遅延して発生するという問題がある。
具体的に説明すると、特許文献1の水洗便器においては、リム通水路110内の空気は洗浄水と置換されながら外部に排出されるが、リム通水路110の小穴110aが下方に向けて開口しているため、洗浄水と置換し難く、また、ゼット吐水口106の上流側にある空気は、行き場がなく、リム通水路110に移動したり、ゼット吐水口106から排出される。しかしながら、ゼット吐水口106から排出される空気の量だけ洗浄水の流量が減少し、それにより、サイホン作用の遅れを誘発し、その分、汚物の排出性能が低下するという問題が生じる。
特許文献2の水洗便器においては、リム吐水口126の上流側にある空気は、洗浄開始時に、リム吐水口126から、スムーズに外部に排出される。しかしながら、ゼット吐水口128の上流側にある空気は、行き場がないので、ゼット吐水口128から排出される。それにより、特許文献1と同様に、ゼット吐水口128から排出される空気の量だけ洗浄水の流量が減少し、それにより、サイホン作用の遅れを誘発し、その分、汚物の排出性能が低下するという問題が生じる。
そこで、本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、通水路内に残る空気を瞬時に外部に排出することによりサイホン作用の発生を遅らせないようにして汚物排出性能を向上させた水洗便器を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、洗浄水タンク内に貯溜された所定の量の洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗便器であって、ボウル形状の汚物受け面と、上縁部でありその内周面が内方に向ってオーバーハングしたリム部と、このリム部と汚物受け面との間に形成された棚部とを備えたボウル部と、このボウル部の棚部上に洗浄水を吐水し旋回流を形成するリム吐水部と、このボウル部の下方にその入口が接続され汚物をサイホン作用により排出する排水路と、この排水路の入口に向って吐水するように設けられたゼット吐水部と、洗浄水タンクからボウル部の近傍まで洗浄水を供給する共通通水路と、この共通通水路のボウル部の近傍で分岐しリム吐水部に洗浄水を供給するリム通水路と、共通通水路のボウル部の近傍で分岐しゼット吐水部に洗浄水を供給するゼット通水路と、を有し、リム通水路は、共通通水路との分岐部に形成されたリム穴を有し、洗浄開始時に、共通通水路内及びゼット通水路の封水面の上方にある空気をリム穴からリム通水路を経由してリム吐水部の開口部から外部に抜くように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、洗浄開始時に、共通通水路内の空気及びゼット通水路の封水面よりも上方にある空気は、ボウル部の近傍に形成されたリム穴内にスムーズに移動し、リム通水路を経由して、リム通水路内の空気と共に、リム吐水口から、短時間で、外部に排出される。その結果、本発明によれば、通水路内に残る空気を瞬時に外部に排出することによりサイホン作用の発生を遅らせないようにして汚物排出性能を向上させることができる。
本発明において、好ましくは、リム通水路のリム穴は、ゼット通水路の封水面のほぼ真上に位置するように設けられている。
このように構成された本発明によれば、リム通水路のリム穴がゼット通水路の封水面のほぼ真上に位置するように設けられているので、ゼット通水路の封水面の上方にある空気は、洗浄水が導入されると洗浄水と置換しながら、スムーズにリム穴内に移動し、リム通水路を経由してリム吐水口から外部に排出される。
本発明において、好ましくは、リム吐水部は、その先端の開口部が水平方向に向いている。
このように構成された本発明によれば、空気と洗浄水が混在する場合であっても、空気を、リム吐水口の上方から確実に外部に排出することができる。
本発明において、好ましくは、リム吐水部は、ボウル部の棚部上に洗浄水を吐水し旋回流を形成する第1のリム吐水部と、この第1のリム吐水部が形成する旋回流と同一方向の旋回流を形成する第2のリム吐水部を有し、リム通水路は、第1及び第2のリム吐水部に洗浄水をそれぞれ供給する第1のリム通水路及び第2のリム通水路を有し、第1のリム通水路は共通通水路との分岐部に形成された第1のリム穴を有し、第2のリム通水路は共通通水路との分岐部に形成された第2のリム穴を有し、これらの第1及び第2のリム通水路は、洗浄開始時に、共通通水路内及びゼット通水路の封水面の上方にある空気を第1及び第2のリム穴から第1及び第2のリム通水路を経由して第1及び第2のリム吐水部の開口部から外部に抜くように構成されている。
このように構成された本発明においては、洗浄開始時に、共通通水路内及びゼット通水路の封水面の上方にある空気が、2つのリム穴(第1及び第2のリム穴)から第1及び第2のリム通水路を経由して第1及び第2のリム吐水部の開口部から外部に排出されるので、より短時間に空気を抜くことができる。
本発明において、好ましくは、共通通水路は、リム通水路のリム穴の上流側に上方に傾斜した壁部を有する。
このようにように構成された本発明によれば、洗浄開始時に、共通通水路内の空気が、この壁部に沿って移動するので、リム穴からリム通水路を経由してリム吐水口からスムーズに排出される。
本発明の水洗便器によれば、通水路内に残る空気を瞬時に外部に排出することによりサイホン作用の発生を遅らせないようにして汚物排出性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。先ず、本発明の第1実施形態を図1乃至図3により説明する。図1は本発明の第1実施形態による水洗便器を示す縦断面図であり、図2は図1に示す水洗便器の平面図であり、図3(a)〜(d)はそれぞれ図2のA−A線〜D−D線に沿って見た部分断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の水洗便器1は、タンク式の水洗便器であり、便器本体2と、洗浄水タンク4とから構成されている。洗浄水タンク4は、節水型の洗浄水タンク(6L〜8L)であり、ローシルエットと呼ばれるタイプで、水頭圧が一般のものより低くなっている。この洗浄水タンク4は、便器本体1と一体的に形成された、所謂、ワンピース便器である。
便器本体2は、表面に釉薬層が形成された陶器製であり、下部にスカート部6が形成され、上半部のうち前方にボウル部8が形成され、後方上部に共通通水路10、後方下部に排水路12がそれぞれ形成されている。
ボウル部8は椀状をなす汚物受け面14と上縁部を構成するリム16を有し、汚物受け面14の乾燥面14aと、棚部18と、リム16の内側面16aが、スムーズな曲面で連続して形成されている。さらに、上から見て死角になる箇所がないように、また、清掃の際には使い捨ての紙等を使用して簡単に内側面16aを拭き取ることができ、しかも洗浄水が外に飛び出すことがないように、リム16の内側面16aは内方に向かってある程度オーバーハングした形状になっている。
汚物受け面14の中央で溜水面W(封水面W1でもある)の下方の箇所には排水路12の入口12aが開口し、この排水路入口12aから上昇路12bが後方に伸び、この上昇路12bには下降路12c(縦管)が連続し、下降路12cの下端は、ジョイント(示せず)を介して排出管に接続されている。
共通通水路10は、その後部上方に形成された洗浄水供給口10aを介して、洗浄水タンク4に連通している。また、共通通水路10は、その左右側に設けられた側壁19によりその幅が狭められ、これらの側壁19の前方側、即ち、ボウル部8の近傍位置で、第1のリム連結穴20及び第2のリム連結穴22に連通するようになっている。第1のリム連結穴20は、前方から見たとき左側に設けられており、第1のリム通水路24に連通し、洗浄水が平面視で左回りに流れるようになっている。一方、第2のリム連結穴22は、前方から見たとき右側に設けられており、第2のリム通水路26に連通し、この第2のリム通水路26は、上流部26aと下流部26bとからなり、これらの間に設けられた隔壁28の先端部でUターンしている。具体的には、上流部26aで洗浄水が平面視で右回りに流れ、下流部26bで左回りに流れるようになっている。
一方、共通通水路10は、ボウル部8の近傍位置で、後述するゼット通水路36とも連通している。このように、共通通水路10は、ボウル部8の近傍位置で、第1及び第2のリム連結穴20,22、並びに、ゼット通水路36に分岐した構造となっており、この分岐部に、上述した第1及び第2のリム連結穴20,22が設けられている。即ち、図2に示すように、第1及び第2のリム連結穴20,22は、ボウル部8を構成する壁面の裏面側に沿って形成されており、共通通水路10の上方において最もボウル部8に近い位置に開口している。
ここで、第1及び第2のリム連結穴20,22は、図1に示すように、ゼット通水路36の封水面W1のほぼ真上に位置するように設けられている。
また、図1に示すように、共通通水路10の第1及び第2のリム連結穴20,22に接した上流側には、上方に傾斜した上部壁29が形成されている。
さらに、共通通水路10の底面から第1及び第2のリム連結穴20,22までの距離Lは、大きい方が好ましいが、本実施形態では、洗浄水によりリム連結穴20,22が閉鎖されて空気が外部に排出されないことを防止するために、距離Lを少なくともリム連結孔20,22の径Dよりも大きく設定している。
次に、図2に示すように、第1のリム通水路24は、ボウル部8の所定位置に配置された第1のリム吐水口30とつながっており、この第1のリム吐水口30から、洗浄水タンク4からの洗浄水が、共通通水路10、第1のリム連結穴20及び第1のリム通水路24を経由して、棚部18上に吐出されるようになっている。
第2のリム通水路26は、ボウル部8の所定位置に配置された第2のリム吐水口32とつながっており、この第2のリム吐水口32から、洗浄水タンク4からの洗浄水が、共通通水路10、第2のリム連結穴22及び第2のリム通水路26(上流部26a,下流部26b)を経由して、棚部18上に吐出されるようになっている。
ここで、第1及び第2のリム吐水口30,32は、ぞれぞれ、その開口部が水平方向に向いている。
このように、本実施形態では、水が通る第1及び第2のリム通水路24,26の距離が短く形成されている。
第1及び第2のリム吐水口30,32は、いずれも、高さ位置が汚物受け面14の乾燥面14aとリム16の内側面16aとの境界部近くで、前後位置は平面視で排水路入口12aの側方となる位置に形成され、更に第1のリム吐水口30は洗浄水の吐出方向が前方となり、第2のリム吐水口32は洗浄水の吐出方向が後方となり、ボウル部8において、平面視で反時計回りの洗浄水による1つの旋回流が形成されるようになっている。
さらに、排水路入口12aと対向する箇所に汚物を効率的に排水路に押し込むゼット吐出口34が設けられている。また、上述した共通通水路10は、ボウル部8の近傍位置で、ゼット通水路36と連通し、このゼット通水路36が、ゼット吐水口34につながっている。その結果、洗浄水タンク4からの洗浄水が、共通通水路10及びゼット通水路36を経由して、ゼット吐水口34から、排水路12の入口12aに向けて吐水されるようになっている。
次に本実施形態による水洗便器の動作を説明する。先ず、水洗便器1の洗浄を開始したとき、便器内にある空気を抜く必要があるが、この空気抜きは、以下のように行われる。即ち、洗浄開始時には、共通通水路10内、第1及び第2のリム通水路24,26内、及び、ゼット通水路36の封水面W1よりも上方の空間内に、空気が存在している。これらの空気のうち、共通通水路10内の空気は、洗浄開始時、即ち、洗浄水が、洗浄水タンク4から洗浄水供給口10aを経て、共通通水路10内に導入されたとき、この洗浄水により、前方に押し出され、さらに、共通通水路10の上部壁29に沿って前方に移動し、第1及び第2のリム連結穴20,22から第1及び第2のリム通水路24,26を経由して、第1及び第2のリム吐水口30,32から外部に排出される。
ここで、第1及び第2のリム連結穴20,22が共通通水路10の下流端の分岐部で且つボウル部8の近傍位置に配置されている。即ち、ので、共通通水路10内の空気が、スムーズに第1及び第2のリム連結穴20,22内に移動し、さらに、第1及び第2のリム通水路24,26の経路が比較的短く形成されているので、共通通水路10内の空気は、第1及び第2のリム通水路24,26内の空気と一緒になって、短時間に外部に排出される。
この第1実施形態では、空気が、2つのリム連結穴20,22から外部に排出されるので、後述する1つのリム連結穴から排出する場合よりも、より短時間に空気を外部に排出することができる。
また、第1及び第2のリム吐水口30,32の開口部は水平方向に向いているので、空気と洗浄水とが混在する場合であっても、空気を、第1及び第2のリム吐水口30,32の上方部分から確実に外部に排出することができるようになっている。
この結果、空気の外部への排出が、洗浄水の吐水とほぼ同時にほぼ完了するので、従来のボックス形状のリム通水路内に滞留する空気が、圧縮した状態で吐水口である小穴から洗浄水と一緒に吐出するたびにジュジュという音が発生していた問題も解消できる。
また、ゼット通水路36の封水面W1よりも上方の空間内の空気の大部分は、第1及び第2のリム連結穴20,22がほぼ真上に位置し、且つ、共通通水路10の底面から第1及び第2のリム連結穴20,22までの距離Lが大きく設定されているので、洗浄水が導入されると洗浄水と置換しながら、第1及び第2のリム連結穴20,22内に移動し、第1及び第2のリム通水路24,26を経て、第1及び第2のリム吐水口30,32から外部に排出される。そのため、ゼット通水路36にスムーズに洗浄水が流入し、リム吐水口30,32から空気を排出するために、ゼット通水路36のゼット吐水口34は、比較的は比較的広く形成し、ゼット通水路36をリム吐水口30,32へ洗浄水が流入する前に満水状態、即ち、空気と置換させることが望ましい。
一方、ゼット通水路36の封水面W1よりも上方の空間内の空気の残り一部は、洗浄水と共に、ゼット通水路36を経て、ゼット吐水口34から外部に排出されるが、その量は、少量である。この場合も、ゼット通水路36の経路が比較的短く形成されているので、ゼット通水路36内の空気は、短時間に外部に排出される。
このようにして、本実施形態では、洗浄開始時において、共通通水路10内、第1及び第2のリム通水路24,26内、及び、ゼット通水路36の封水面W1よりも上方の空間内に存在している空気が、極めてスムーズ(短時間)に、第1及び2のリム吐水口30,32、及び、ゼット吐水口34から排出されるので、これらの通水路内で空気が圧縮されることがなくなり、洗浄水の水流のエネルギーの損失が低減でき、洗浄時の音の発生を防止することができる。
本実施形態によれば、洗浄開始時に、このようにして通水路内の空気が早期に外部に排出されるので、洗浄開始後のごく短い時間で、ゼット吐水口34から排出路12の入口12aに向けて洗浄水が吐水され、それにより、早期にサイホン作用が発揮され、汚物排出性能が向上する。さらに、サイホン作用が早期に発生することにより、洗浄水の量を少なくすることができる。
次に、図4及び図5により、本発明の第2実施形態による水洗便器を説明する。図4は、本発明の第2実施形態による水洗便器の縦断面図であり、図5は図4に示す水洗便器の平面図である。この第2実施形態は、上述した第1実施形態と異なり、リム連結穴、リム通水路、及び、リム吐水口が、それぞれ1個設けられている。以下、主として異なる部分を説明する。水洗便器41は、タンク式の水洗便器であり、後方上部には、共通通水路42が形成されている。この共通通水路42は、ボウル部8の近傍位置で、単一のリム連結穴44に連通するようになっている。また、共通通水路42のリム連結穴44の近傍には、ガイド部42aが設けられており、共通水路42からリム連結穴44に洗浄水が流れ易いようにガイドするようになっている。リム連結穴44は、前方から見たとき左側に設けられており、リム通水路46に連通し、洗浄水が平面視で左回りに流れるようになっている。
一方、共通通水路42は、ボウル部8の近傍位置で、ゼット通水路36とも連通している。このように、共通通水路42は、ボウル部8の近傍位置で、リム連結穴44、及び、ゼット通水路36に分岐した構造となっており、この分岐部に、リム連結穴44が設けられている。ここで、リム連結穴44は、図4に示すように、ゼット通水路36の封水面W1のほぼ真上に位置するように設けられている。さらに、図4に示すように、共通通水路42のリム連結穴44に接した上流側には、上方に傾斜した上部壁29が形成されている。
次に、リム通水路46は、ボウル部8の所定位置に配置されたリム吐水口48とつながっており、このリム吐水口48から、洗浄水タンク4からの洗浄水が、共通通水路42、リム連結穴44及びリム通水路46を経由して、棚部18上に吐出されるようになっている。ここで、リム吐水口48は、その開口部が水平方向に向いている。このように、本実施形態でも、水が通るリム通水路46の距離が短く形成されている。
リム吐水口48は、高さ位置が汚物受け面14の乾燥面14aとリム16の内側面16aとの境界部近くで、前後位置は平面視で排水路入口12aの側方となる位置に形成され、更にリム吐水口48は洗浄水の吐出方向が前方となり、ボウル部8において、平面視で反時計回りの旋回流が形成されるようになっている。
さらに、共通通水路42は、ボウル部8の近傍位置で、ゼット通水路36と連通し、このゼット通水路36が、ゼット吐水口34につながっている。その結果、洗浄水タンク4からの洗浄水が、共通通水路42及びゼット通水路36を経由して、ゼット吐水口34から、排水路12の入口12aに向けて吐出されるようになっている。
次に第2実施形態による水洗便器の動作を説明する。洗浄開始時には、共通通水路42内、リム通水路46内、及び、ゼット通水路36の封水面W1よりも上方の空間内に、空気が存在している。これらの空気のうち、共通通水路42内の空気は、洗浄開始時、即ち、洗浄水が洗浄水タンク4から洗浄水供給口10a1を経て、共通通水路42内に導入されたとき、この洗浄水により、前方に押し出され、さらに、共通通水路42の上部壁29に沿って前方に移動し、リム連結穴44からリム通水路46を経由して、リム吐水口48から外部に排出される。ここで、リム連結穴44が共通通水路42の下流端の分岐部で且つボウル部8の近傍位置に配置されているので、共通通水路42内の空気が、スムーズにリム連結穴44内に移動し、さらに、リム通水路46の経路が比較的短く形成されているので、共通通水路42内の空気は、リム通水路46内の空気と一緒になって、短時間に外部に排出される。
また、リム吐水口48の開口部は水平方向に向いているので、空気と洗浄水とが混在する場合であっても、空気を、リム吐水口48の上方部分から確実に外部に排出することができるようになっている。また、音の問題も解消できる。
また、ゼット通水路36の封水面W1よりも上方の空間内の空気の大部分は、リム連結穴44がほぼ真上に位置しているので、導入された洗浄水と置換しながら、リム連結穴44内に移動し、リム通水路46を経て、リム吐水口48から外部に排出される。一方、ゼット通水路36の封水面W1よりも上方の空間内の空気の残り一部は、洗浄水と共に、ゼット通水路36を経て、ゼット吐水口34から外部に排出されるが、その量は、少量である。この場合も、ゼット通水路36の経路が比較的短く形成されているので、ゼット通水路36内の空気は、短時間に外部に排出される。
このようにして、第2実施形態でも、第1実施形態と同様に、洗浄開始時において、共通通水路42内、リム通水路46内、及び、ゼット通水路36の封水面W1よりも上方の空間内に存在している空気が、極めてスムーズ(短時間)に、リム吐水口48、及び、ゼット吐水口34から排出されるので、これらの通水路内で空気が圧縮されることがなくなり、洗浄水の水流のエネルギーの損失が低減でき、洗浄時の音の発生を防止することができる。
第2実施形態によれば、洗浄開始時に、このようにして通水路内の空気が早期に外部に排出されるので、洗浄開始後のごく短い時間で、ゼット吐水口34から排出路12の入口12aに向けて洗浄水が吐出され、それにより、早期にサイホン作用が発揮され、汚物排出性能が向上する。さらに、サイホン作用が早期に発生することにより、洗浄水の量を少なくすることができる。
次に、図6は、第2実施形態の変形例を示す水洗便器の縦断面図である。この第2実施形態の変形例による水洗便器51は、は、図6に示すように、共通通水路42のリム連結穴44に接した上流側には、上方に傾斜した上部壁52が形成されている。この上部壁52は、第2実施形態のものより、上流側に長く延びて形成されており、その分、洗浄タンク4から共通通水路42内に供給された洗浄水が、この上部壁52に沿って流れ、スムーズに、リム連結穴44に流入することができる。また、同時に、共通通水路42内に残る空気も、洗浄水に押され、スムーズに、リム連結穴44に流入し、外部に排出される。
次に、図7及び図8により、本発明の第2実施形態と比較例との差異を説明する。図7(a)は、本発明の第2実施形態(リム吐水口が1つのタイプ)に対応した水洗便器を示す縦断面図であり、図7(b)は従来例である比較例による水洗便器を示す縦断面図である。図7(a)及び図7(b)に示された水洗便器は、両者の特性が比較できるように、リム吐水口等の位置や基本構造が同じに設定されている。
図7(a)に示された第2実施形態に対応する水洗便器では、上述したように、共通通水路42内の空気は、洗浄開始時、洗浄水タンク4から洗浄水供給口10aを経て、共通通水路42内に導入された洗浄水により、前方に押し出され、さらに、共通通水路42の上部壁29に沿って前方に移動し、リム連結穴44からリム通水路46を経由して、リム吐水口48から外部に排出される。また、ゼット通水路36の封水面W1よりも上方の空間内の空気の大部分は、導入された洗浄水と置換しながら、リム連結穴44内に移動し、リム通水路46を経て、リム吐水口48から外部に排出され、一方、空気の残り一部は、洗浄水と共に、ゼット通水路36を経て、ゼット吐水口34から外部に排出される。
これに対し、図7(b)は、従来例(比較例)であり、上述した特許文献2に開示された水洗便器に対応している。この従来例の水洗便器には、洗浄水タンク(図示せず)からの洗浄水の入口である洗浄水供給口130が設けられ、この洗浄水供給口130の真下近傍には、分流区画壁132が設けられ、この分流区画壁132により、リム吐水口126に供給される洗浄水が流入するリム通水部134(リム連結穴44を含む)と、ゼット吐水口128に供給される洗浄水が流入するゼット通水路136とが形成され、リム吐水口126とゼット吐水口128に供給される洗浄水が分流供給されるようになっている。
この図7(b)に示される従来例の水洗便器においては、リム吐出口126の上流側にある空気は、洗浄開始時に、リム連結穴44及びリム通水路134を経由して、リム吐出口126から、スムーズに外部に排出される。しかしながら、ゼット吐水口128の上流側にある空気は、行き場がないので、ゼット吐水口128から排出される。それにより、ゼット吐水口128から排出される空気の量だけ洗浄水の流量が減少し、それにより、サイホン作用の遅れを誘発し、その分、汚物の排出性能が低下するという問題が生じる。
図8は、図7(a)に示す本発明の第2実施形態に対応する水洗便器と、図7(b)に示す従来例である比較例による水洗便器との「排水流量」の差異を示す線図である。
この図8から明らかなように、洗浄開始時において、第2実施形態の水洗便器は,最大流量が184L/minであるが、比較例による水洗便器では、最大流量が162L/minであり、第2実施形態のものより、約12%低下している。この最大流量の低下は、ゼット通水路136内に残存する空気によるものであり、汚物の排出能力の低下を示しており、第2実施形態が、比較例よりも、優れた洗浄能力を有することが示されている。
また、図8に示されているように、第2実施形態の方が、排水流量の増加の立ち上がりが早く、即ち、サイホン作用が早期に発生しているので、洗浄水の量を少なくすることが可能となる。そのため、主な汚物を排出した後の洗浄水をさらに利用できるので、サイホンの持続が可能となり、封水面に浮遊している汚物などの排出を効果的に行うことが出来る。また、少なく出来た分の洗浄水をリム吐水側へ回すことも可能となり、ボウル洗浄の洗浄効果をさらに高めることも可能となる。
本発明の第1実施形態による水洗便器を示す縦断面図である。 図1に示す水洗便器の平面図である。 (a)〜(d)はそれぞれ図2のA−A線〜D−D線に沿って見た部分断面図である。 本発明の第2実施形態による水洗便器の縦断面図である。 図4に示す水洗便器の平面図である。 本発明の第2実施形態の変形例による水洗便器を示す縦断面図である。 (a)は本発明の第2実施形態(リム吐水口が1つのタイプ)に対応した水洗便器を示す縦断面図であり、(b)は従来例である比較例による水洗便器を示す縦断面図である。 図7(a)に示す本発明の第2実施形態に対応する水洗便器と、図7(b)に示す従来例である比較例による水洗便器との「排水流量」の差異を示す線図である。 (a)は従来の水洗便器(特許文献1)の水洗便器を示す平面図であり、(b)は(a)に示す水洗便器の縦断面図である。 (a)は従来の水洗便器(特許文献2)の水洗便器を示す平面図であり、(b)は(a)に示す水洗便器の縦断面図である。
符号の説明
1,41,51,61 水洗便器
2 便器本体
4,62 洗浄タンク
6 スカート部
8 ボウル部
10,42 共通通水路
12 排水路
14 汚物受け面
16 リム
18 棚部
20 第1のリム連結穴
22 第2のリム連結穴
24 第1のリム通水路
26 第2のリム通水路
28 隔壁
29,52 上壁部
30 第1のリム吐水口
32 第2のリム吐水口
34 ゼット吐水口
36 ゼット通水路(第2ゼット通水路)
44 リム連結穴
46 リム通水路
48 リム吐水口

Claims (5)

  1. 洗浄水タンク内に貯溜された所定の量の洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗便器であって、
    ボウル形状の汚物受け面と、上縁部でありその内周面が内方に向ってオーバーハングしたリム部と、このリム部と汚物受け面との間に形成された棚部とを備えたボウル部と、
    このボウル部の棚部上に洗浄水を吐水し旋回流を形成するリム吐水部と、
    このボウル部の下方にその入口が接続され汚物をサイホン作用により排出する排水路と、
    この排水路の入口に向って吐水するように設けられたゼット吐水部と、
    上記洗浄水タンクから上記ボウル部の近傍まで洗浄水を供給する共通通水路と、
    この共通通水路の上記ボウル部の近傍で分岐し上記リム吐水部に洗浄水を供給するリム通水路と、
    上記共通通水路の上記ボウル部の近傍で分岐し上記ゼット吐水部に洗浄水を供給するゼット通水路と、を有し、
    上記リム通水路は、上記共通通水路との分岐部に形成されたリム穴を有し、洗浄開始時に、上記共通通水路内及び上記ゼット通水路の封水面の上方にある空気を上記リム穴から上記リム通水路を経由して上記リム吐水部の開口部から外部に抜くように構成されていることを特徴とする水洗便器。
  2. 上記リム通水路のリム穴が、上記ゼット通水路の封水面のほぼ真上に位置するように設けられている請求項1記載の水洗便器。
  3. 上記リム吐水部は、その先端の開口部が水平方向に向いている請求項1又は請求項2に記載の水洗便器。
  4. 上記リム吐水部は、上記ボウル部の棚部上に洗浄水を吐水し旋回流を形成する第1のリム吐水部と、この第1のリム吐水部が形成する旋回流と同一方向の旋回流を形成する第2のリム吐水部を有し、
    上記リム通水路は、上記第1及び第2のリム吐水部に洗浄水をそれぞれ供給する第1のリム通水路及び第2のリム通水路を有し、
    第1のリム通水路は上記共通通水路との分岐部に形成された第1のリム穴を有し、第2のリム通水路は上記共通通水路との分岐部に形成された第2のリム穴を有し、
    これらの第1及び第2のリム通水路は、洗浄開始時に、上記共通通水路内及び上記ゼット通水路の封水面の上方にある空気を第1及び第2のリム穴から第1及び第2のリム通水路を経由して第1及び第2のリム吐水部の開口部から外部に抜くように構成されている請求項1乃至3の何れか1項記載の水洗便器。
  5. 上記共通通水路は、上記リム通水路のリム穴の上流側に上方に傾斜した壁部を有する請求項1乃至4の何れか1項記載の水洗便器。
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