JP2005113556A - 引戸装置 - Google Patents

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Tomoya Nagase
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Kengo Hataya
賢吾 畑谷
Katsuaki Tomita
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Abstract

【課題】 コストを抑えつつバリアフリー化を可能にし、且つ、美観の向上と異物落下の防止を図れる構造を実現する。
【解決手段】 下枠4として上面に下部案内レール14a、14bを備えたものを使用する事で、戸車16a、16bとして、広く使用されている低価格品を使用可能にする。又、上記下部案内レール14a、14bの上端縁を、上記下枠4の上面のうちで人や物が移動する部分よりも下方に位置させる事で、バリアフリー化を可能にする。上記各下部案内レール14a、14bを設置した凹部15a、15bの上端開口で、ガラス障子2a、2bにより覆われない部分をカバー帯25a、25dにより覆う事で、美観の向上と異物の落下防止とを図る。
【選択図】 図4

Description

この発明は、バリアフリーサッシと呼ばれる、下枠の上面を平坦にした窓枠に引戸障子を建て込んで成る引戸装置の改良に関する。
高齢者や身体障害者の移動の容易性を確保する為に、バリアフリーサッシと呼ばれる、下枠の上面を平坦にした窓枠の構造が、例えば特許文献1〜4に記載される等により、従来から各種知られている。これら各特許文献に記載された構造は、何れも、引戸障子の下框に設置した戸車の外周面が単なる円筒面で、上記下枠の上面でこの戸車の外周面が転がり接触する部分が平坦面となっている。
この様な従来構造の場合、戸車として、従来一般的に使用されていたものとは異なる、特殊なものを使用する為、今後広く普及しない限り、コストが嵩む可能性がある。特に現状では、故障した戸車を修理・交換する際に、戸車の取り寄せに要する手間やコストが、一般的な、外周面に全周に亙って凹溝を形成したものに比べて嵩む可能性がある。又、戸車と下枠との係合部で、引戸障子の屋内外方向に関する位置決めを図れない為、別途この引戸障子の屋内外方向に関する位置決めを図る為の構造が必要になる。
この様な事情を考慮した場合、下枠として上面に下部案内レールを備えたものを使用すると共に、この下部案内レールの上端縁を、この下枠の上面のうちで人や物が移動する部分よりも下方に位置させる構造を採用する事が有利である。この場合、下枠の上面に凹部を、引戸障子の移動方向に亙って設け、上記下部案内レールを、この凹部の底面から上方に突出する状態で設ける。従って上記下枠の上面には、この凹部の開口部が存在し、この開口部の中央部に上記下部案内レールの上端縁が存在する状態となる。
上記凹部及び下部案内レールは、上記下枠の全長に亙って設けるのに対し、上記引戸障子の長さ(幅)はこの下枠の全長よりも短い。この為、上記凹部の開口部及び下部案内レールの上端縁の長さ方向の一部は、上記引戸障子により覆われる事なく露出する。この為、当該部分の体裁が悪くなるだけでなく、異物が上記凹部内に落下した場合に、この異物を取り出しにくくなる。即ち、上記凹部の開口部のほぼ中間部に上記下部案内レールの上端縁が存在する為、この開口部は幅方向に2分割されて狭くなる。この結果、上記凹部内にピン等の異物が落下した場合に、この異物を取り出しにくくなる。
特許文献5には、昇降式のシャッタの両側縁部を案内する為の昇降案内溝の一部でシャッタパネルを巻き上げた場合にこのシャッタパネルの下方に露出する部分を、帯状封止材により覆う構造が記載されている。但し、この様な特許文献5に記載された構造は、鉛直方向に存在する溝の開口部を覆う事のみを意図していて、引戸装置の下枠の上面に存在する溝部の上端開口を覆う事を意図しているものではない。又、帯状封止材を巻き取り機構により巻き取る等、構造が複雑で、設置スペースが限られた引戸装置に適用する事は難しい。
実公昭55−19814号公報 特開2000−96934号公報 特許第3233920号公報 特許第3233921号公報 特開平5−340173号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、下枠として上面に下部案内レールを備えたものを使用すると共に、この下部案内レールの上端縁を、この下枠の上面のうちで人や物が移動する部分よりも下方に位置させた構造で、下枠上面の体裁を良好にし、且つ、凹部内への異物の落下を防止できる構造を実現すべく発明したものである。
本発明の引戸装置は、従来から一般的に実施されている引戸装置と同様に、下辺を構成する下框に複数の戸車を、横軸を中心とする回転自在に支持した引戸障子と、これら各戸車の外周面に全周に亙って形成した凹溝と係合する事でこの引戸障子の水平移動を案内する下部案内レールをその上面に形成した下枠を含む窓枠とを備える。
特に、本発明の引戸装置に於いては、上記下部案内レールは、上記下枠の上面に上記引戸障子の移動方向に亙って存在する凹部の底面から上方に突出した状態で設けられており、その上端縁がこの下枠の上面のうちでこの凹部の両側に存在する部分よりも上方には突出しない。
更に、上記引戸障子の縦辺の下端部と上記窓枠を構成する部材の一部との間、若しくは、1対の引戸障子の縦辺の下端部同士の間に設けたカバー帯をこの引戸障子の移動に伴って移動させる事により、上記凹部の上端開口部で上記引戸障子により覆われていない部分を覆う様に構成している。
上述の様に構成する本発明の引戸装置の場合、下枠として上面に下部案内レールを備えたものを使用する為、引戸障子の下框に設ける戸車として、外周面に全周に亙って凹溝を形成したものを使用できる。この為、戸車自体のコストを低く抑えられる他、戸車と下部案内レールとの係合部で、引戸障子の屋内外方向に関する位置決めを図れる。従って、別途この引戸障子の屋内外方向に関する位置決めを図る為の構造を設ける必要がなく、この面からもコスト低減を図れる。
又、上記下部案内レールの上端縁を、この下枠の上面のうちで人や物が移動する部分よりも下方に位置させているので、下枠の上面を実質的に平坦にして、この人や物の移動を容易に行なえる様にできる。
更に、上記下部案内レールの上端縁を上方に突出させない様にする為、上記下枠の上面に設けた凹部の上端開口部で上記引戸障子により覆われていない部分をカバー帯により覆う為、上記下枠上面の体裁を良好にし、且つ、凹部内への異物の落下を防止できる。
本発明を実施する場合に例えば、請求項2に記載した様に、カバー帯により、引戸障子の水平移動に伴って互いに遠近動する、この引戸障子の縦辺を構成する竪框の下端部と窓枠の下端部との間で、凹部の上端開口を覆う。尚、この場合の縦枠には、一般的な縦枠の他、窓枠の中間部に鉛直方向に設ける方立も含む。
この場合に好ましくは、請求項3に記載した様に、上記カバー帯を、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製とする。又、上記カバー帯の一端を下枠の端部上面に固定すると共に、他端を引戸障子の縦辺を構成する竪框の下端部からこの竪框内に挿入する。そして、この引戸障子の移動に伴って上記カバー帯の一端と上記竪框の下端部とが互いに近づき合う際に、このカバー帯の中間部を、上記竪框の内部空間内に入り込ませる。この場合、このカバー帯の他端を上記竪框の下端部に固定して、このカバー帯の中間部を、撓ませつつ上記内部空間内に入り込ませるか、このカバー帯の他端を自由端として、このカバー帯の中間部乃至他端部を直線状態のまま、上記内部空間内に入り込ませる。
この様に構成すれば、下枠の上面に露出する凹部の上端開口のうち、竪框と縦枠との間部分を、上記引戸障子の移動に関係なく、効果的に覆える。
或は、請求項4に記載した様に、カバー帯を、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製とする。又、このカバー帯の一端を、引戸障子の縦辺を構成する竪框の下端部に結合すると共に、このカバー帯の中間部を、互いに直角に結合された下枠と縦枠との連続部に固定されたガイド部材の内部に設けられたガイド通路により案内して、移動方向を水平方向から垂直方向に90度変更する。そして、垂直方向に移動する上記カバー帯の一部を、上記縦枠内に存在させる。
この様に構成しても、下枠の上面に露出する凹部の上端開口のうち、竪框と縦枠との間部分を、上記引戸障子の移動に関係なく、効果的に覆える。
上述の様な請求項4に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項5に記載した様に、下部案内レールの上端縁を下枠の上面のうちでこの凹部の両側に存在する部分よりも下方に位置させる。そして、凹部を仕切る1対の内側面の上端部開口寄り部分に、カバー帯の両端縁を係合させてこのカバー帯を案内する1対のガイド溝を設ける。
この様に構成すれば、上記カバー帯の両端縁が上記凹部の開口縁部から浮き上がる事を確実に防止できる。この結果、この凹部内に細かい異物が入り込んだり、上記カバー帯に何らかの物が引っ掛かる事を有効に防止できる。
又、本発明を実施する場合に例えば、請求項6に記載した様に、カバー帯により、水平移動に伴って互いに遠近動する1対の引戸障子の、互いに対向する縦辺を構成する1対の竪框の下端部同士の間で、凹部の上端開口を覆う。
この場合に好ましくは、請求項7に記載した様に、上記カバー帯を、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製とする。又、このカバー帯の一端を一方の竪框の下端部に、他端を他方の竪框の下端部に、それぞれ結合する。そして、上記1対の引戸障子の移動に伴って上記カバー帯の両端部同士が互いに近づき合う際に、このカバー帯の中間部を、撓ませつつ上記一方の竪框の内部空間内に入り込ませる。
この様に構成すれば、下枠の上面に露出する凹部の上端開口のうち、1対の竪框同士の間部分を、上記各引戸障子の相対移動に関係なく、効果的に覆える。
又、上記請求項5に記載した発明を実施する場合に好ましくは、請求項8に記載した様に、カバー帯を金属板製とし、1対のガイド溝を、1対の内側面の上端部開口寄り部分に係止された合成樹脂製のガイド部材に設ける。
この様に構成すれば、上記カバー帯に十分な強度及び剛性を持たせ、且つ、このカバー帯と、アルミニウム合金の押し出し型材製の下枠との擦れ合い部で、耳障りな音が発生する事を防止できる。
又、請求項6に記載した発明を実施する場合に、例えば、請求項9に記載した様に、カバー帯を、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製とする。そして、このカバー帯の一端を一方の竪框の下端部に結合すると共に、このカバー帯の中間部を、他方の竪框に固定されたガイド部材の内部に設けられたガイド通路により案内して移動方向を水平方向から垂直方向に90度変更する。そして、垂直方向に移動する上記カバー帯の一部を、上記他方の竪框内に存在させる。
この様に構成しても、下枠の上面に露出する凹部の上端開口のうち、1対の竪框同士の間部分を、前記1対の引戸障子の相対移動に関係なく、効果的に覆える。
図1〜10は、請求項1、2、3に対応する、本発明の実施例1を示している。本実施例は、本発明を、掃き出し窓として一般的な、引違戸に適用した場合に就いて示している。この為に本実施例の場合には、窓枠1の内側に、それぞれが特許請求の範囲に記載した引戸障子である1対のガラス障子2a、2bを、引き違い式に建て込んでいる。このうちの窓枠1は、上辺を構成する上枠3と、下辺を構成する下枠4と、左右の縦辺を構成する竪枠5a、5bとにより、矩形に構成している。これら各枠3、4、5a、5bは、それぞれアルミニウム合金の一体押し出し成形材製である。又、上記各ガラス障子2a、2bは、それぞれの上辺を構成する上框6a、6bと、同じく下辺を構成する下框7a、7bと、左右の縦辺を構成する竪框である、召し合わせ框8a、8b及び突き合わせ框9a、9bとにより、ガラスパネル10a、10bの四辺を囲んで成る。これら各框6a、6b、7a、7b、8a、8b、9a、9bも、アルミニウム合金の一体押し出し成形材製である。このうちの召し合わせ框8a、8bは、上記掃き出し窓の閉鎖時に上記窓枠1の中央に位置して、屋内外方向に亙り互いに対向する。これに対して上記各突き合わせ框9a、9bは、上記掃き出し窓の閉鎖時に上記窓枠1の端部に位置して、上記各縦枠5a、5bに突き合わされる。
上記各ガラス障子2a、2bは上記窓枠1の内側に、一般的に知られている引違戸と同様の構造により、水平移動自在に建て込まれている。この為に、上記上枠3の下面に1対の上部案内レール11a、11bを、屋内外方向に離隔した状態で設けている。そして、上記各召し合わせ框8a、8b及び突き合わせ框9a、9bの上端部に支持したガイドブロック12a、12bに形成したガイド溝13a、13bに上記各上部案内レール11a、11bを係合させている。この構成により、上記各ガラス障子2a、2bの上端部を上記上枠3に沿う平行移動自在に支持している。
これに対して、上記下枠4に1対の下部案内レール14a、14bを、屋内外方向に離隔した状態で設けている。但し、本実施例の場合、一般的な引違戸を構成する下枠とは異なり、上記各下部案内レール14a、14bを、上記下枠4の上面にこの下枠4の全長に亙って設けた1対の凹部15a、15bの底面から、上方に突出した状態で設けられている。又、上記各下部案内レール14a、14bの高さ寸法は上記各凹部15a、15bの深さ寸法よりも小さくして、これら各下部案内レール14a、14bの上端縁が、上記下枠4の上面のうちで上記各凹部15a、15bの両側に存在する部分よりも下方に位置する様にしている。この構成により、上記各下部案内レール14a、14bの存在に拘らず、上記下枠4の上面を幅の狭い上記各凹部15a、15bの上端開口部を除き、実質的に平坦にして、高齢者や障害者、更には車椅子等の移動を容易に行なえる様にしている。
この様な構成を有する上記下枠4に沿う移動を可能にする為に、上記各ガラス障子2a、2bの下辺を構成する前記下框7a、7bの両端部近傍部分に戸車16a、16bを、屋内外方向に設けられた横軸を中心とする回転自在に支持している。これら各戸車16a、16bは、従来から一般的な引違戸に使用されていた戸車と同様のもので、外周面中央部に凹溝17a、17bを、全周に亙り形成している。この様な凹溝17a、17bを設けた上記各戸車16a、16bをそれぞれ1対ずつ支持した上記各下框7a、7bは、上記下部案内レール14a、14bと上記各凹溝17a、17aとを係合させる事で、上記下枠4の上方位置に、この下枠4に沿った水平移動を自在に支持している。
以上の構成により、上記各ガラス障子2a、2bを上記窓枠1の内側に、水平移動自在に建て込んでいる。
又、図示の例では、上記下枠4の屋外側端部(図3、4の左端部)上面に形成した屋外端突条18と、上記各下部案内レール14a、14bと、上記1対の凹部15a、15b同士を仕切る中央突条19との屋内側面(図3、4の右側面)に、それぞれブラケット20a〜20dを係止している。上記各下部案内レール14a、14bのうち、屋外側の下部案内レール14aの上半部は、上記各ブラケット20a〜20dのうちの、屋外側2本のブラケット20a、20bの上半部同士の間の中央部に存在する。そして、上記屋外側の戸車16aの一部は、これら屋外側2本のブラケット20a、20bの上半部同士の間に入り込んでいる。これに対して、屋内側の下部案内レール14bの上半部は、屋内側2本のブラケット20c、20dの上半部同士の間の中央部に存在する。そして、上記屋内側の戸車16bの一部は、これら屋内側2本のブラケット20c、20dの上半部同士の間に入り込んでいる。
又、上記中央突条19の屋外側面(図3、4の左側面)と屋外側から2本目のブラケット20bとの間、並びに、上記下枠4の屋内側端部(図3、4の右端部)上面に形成した屋内端突条21と最も屋内側のブラケット20dとの間には、それぞれ幅の狭いシール用凹溝22a、22bを形成している。そして、前記各下框7a、7bの屋内側壁23a、23bをこれら各シール用凹溝22a、22b内に進入させている。更に、上記各突条19、21の上端部屋外側面に係止したシール部材24a、24bに設けたシールリップの先端縁を上記各屋内側壁23a、23bの下端部屋内側面に摺接させて、上記下枠4と上記各下框7a、7bとの間をシールしている。尚、前記上枠3と前記各上框6a、6bとの間のシール構造、前記各竪枠5a、5bと前記各突き合わせ框9a、9bとの間のシール構造、前記各召し合わせ框8a、8b同士の間のシール構造に関しては、従来から広く知られている引違戸の場合と同様であるから、詳しい説明は省略する。
本発明を上述の様な引違戸に適用した本実施例の場合、図2を参照しつつ説明すると、次の(1) 〜(4) に示すカバー帯25a〜25dにより、前記各下部案内レール14a、14bを設置した凹部15a、15bの上端開口の4個所位置を、それぞれ覆う様にしている。
(1) 屋外側のガラス障子2aの突き合わせ框9aと下枠4の上面屋外側一端部(図2の左上部)との間に設け、このガラス障子2aを解放方向(図2の右方向)に移動させた場合に、屋外側の凹部15aの片半部(図2の左半部)の上端開口を覆うカバー帯25a。
(2) 屋外側のガラス障子2aの召し合わせ框8aと下枠4の上面屋外側他端部(図2の右上部)との間に設け、このガラス障子2aを閉鎖方向(図2の左方向)に移動させた場合に、屋外側の凹部15aの他半部(図2の右半部)の上端開口を覆うカバー帯25b。
(3) 屋内側のガラス障子2bの突き合わせ框9bと下枠4の上面屋内側他端部(図2の右下部)との間に設け、このガラス障子2bを解放方向(図2の左方向)に移動させた場合に、屋内側の凹部15bの片半部(図2の右半部)の上端開口を覆うカバー帯25c。
(4) 屋内側のガラス障子2bの召し合わせ框8bと下枠4の上面屋内側一端部(図2の左下部)との間に設け、このガラス障子2bを閉鎖方向(図2の右方向)に移動させた場合に、屋内側の凹部15bの一半部(図2の左半部)の上端開口を覆うカバー帯25d。
この様なカバー帯25a〜25dは、それぞれ金属製の巻き尺を構成する金属板の如きステンレス鋼板、或は合成樹脂を一体押し出し成形する事により造られた長尺材等、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製である。本実施例の場合には、上記各カバー帯25a〜25dとして、自由状態での断面形状が円弧形となるものを使用して、これら各カバー帯25a〜25dの肉厚を小さく抑えつつ、上記剛性の確保を図っている。尚、これら各カバー帯25a〜25dの湾曲方向は、上記各凹部15a、15bの上端開口を覆った状態で、それぞれの上面が凸曲面となる方向としている。この理由は、上記各カバー帯25a〜25dと前記各下部案内レール14a、14bの上端縁との干渉を防止しつつ、これら各下部案内レール14a、14bの高さ寸法を確保する為である。
この様な上記各カバー帯25a〜25dのうち、前記(1) のカバー帯25aは、その両端部を、図5〜7に示す様に、突き合わせ框9aと下枠4の上面屋外側一端部とに結合している。このうち、この下枠4の上面屋外側一端部と上記カバー帯25aの一端部とは、図6に示す様に、係止ブラケット26を介して結合している。即ち、この係止ブラケット26を前記屋外側の凹部15aの一端部底面にねじ27により固定した状態でこの係止ブラケット26の上端部を、上記屋外側の凹部15aの一端部開口部分に位置させている。そして、上記(1) のカバー帯25aの一端部を上記係止ブラケット26の上端部に、別のねじ28と抑え板29とにより結合固定している。
これに対して、上記(1) のカバー帯25aの他端部は、上記突き合わせ框9aの下端部に支持固定した、第一のガイドブラケット30の一部に結合固定している。即ち、この第一のガイドブラケット30を上記突き合わせ框9aの下端部に、ねじ31により支持固定し、この第一のガイドブラケット30の一部上面に上記(1) のカバー帯25aの他端部を、別のねじ32により結合固定している。この状態でこのカバー帯25aの中間部は、倒立U字形に湾曲した状態で、上記突き合わせ框9aの内部空間33内に入り込んでいる。尚、上記カバー帯25aのうちでこの内部空間33内に存在する部分は、簡略化の為、実際よりも短く描いている。又、上記カバー帯25aは、上記第一のガイドブラケット30の下端部に、鉛直方向に対し傾斜した状態で形成したスリット状の通路34を通じて、上記内部空間33の下方に導出されている。この通路34は、下方に向かう程上記係止ブラケット26に近づく方向に傾斜している。又、図7に示す構造では、カバー帯25aの他端部を第一のガイドブラケット30の一部側面に固定した場合を示している。
上述の様な上記(1) のカバー帯25aは、前記屋外側のガラス障子2aの移動に伴い、上記屋外側の凹部15aの片半部の上端開口で、上記突き合わせ框9aと上記下枠4の上面屋外側一端部との間に露出した部分を覆う。即ち、図5、6に示した、上記ガラス障子2aを閉鎖方向に移動した状態から、このガラス障子2aを解放方向に移動させると、上記第一のガイドブラケット30が図5、6の右方に移動するのに伴って、上記(1) のカバー帯25aが上記通路34を通じて、上記内部空間33から引き出される。そしてこのカバー帯25aが、この通路34と上記係止ブラケット26の上端部との間に掛け渡された状態で、上記屋外側の凹部15aの片半部の上端開口で、上記突き合わせ框9aと上記下枠4の上面屋外側一端部との間に露出した部分を覆う。この状態では、この下枠4の上面屋外寄り部分で、上記突き合わせ框9aと前記竪枠5aとの間部分の体裁を良好にし、且つ、この間部分で、上記屋外側の凹部15a内に異物が落下する事を防止できる。
上記屋外側のガラス障子2aを、解放位置から再び閉鎖位置に移動させれば、上記(1) のカバー帯25aが、上記係止ブラケット26により上記第一のガイドブラケット30に向けて押される様な状態となり、上記通路34から上記内部空間33内に押し込まれる。上記カバー帯25aは、金属製の巻き尺の如き性状で、押し付け方向に対し或る程度の剛性を有するので、上記屋外側のガラス障子2aが解放位置から閉鎖位置に移動するのに伴って、上記内部空間33内に確実に押し込まれる。この際、この内部空間33内に存在する、上記カバー帯25aの中間部の湾曲部35が、この内部空間33の上方に移動する。この様に、この湾曲部35を上方に移動させつつ、上記カバー帯25aを上記内部空間33内に押し込む為に要する力は小さくて済む。従って、このカバー帯25aを設けても、上記屋外側のガラス障子2aを解放位置に移動させる為に要する力は勿論、閉鎖位置に移動させる為に要する力も、特に大きくなる事はない。
次に、前記(2) のカバー帯25bに就いて、図8〜10を参照しつつ説明する。この(2) のカバー帯25bは、その両端部を、召し合わせ框8aの下端部外側面(図8、9の右側面)に固定した第二のガイドブラケット36と、下枠4の上面屋外側他端部に固定したストッパブラケット37とに結合している。上記召し合わせ框8aの外側面下端寄り部分には上記(2) のカバー帯25bを挿通する為の通孔を形成しており、上記第二のガイドブラケット36は、この通孔を覆う状態で、ねじ38a、38bにより、上記召し合わせ框8aに対し固定している。上記第二のガイドブラケット36内には、下方に向かう程上記ストッパブラケット37に近づく方向に傾斜した通路39を形成しており、この通路39の上端開口と上記通孔とを整合させている。
上記(2) のカバー帯25bは、これら通路39と通孔とを挿通した状態で設けられており、その中間部を上記召し合わせ框8aの内部空間33a内で、U字形に折り返している。そして、上記(2) のカバー帯25bの一端を上記ストッパブラケット37に結合固定すると共に、他端をねじ38bにより上記召し合わせ框8a及び上記第二のガイドブラケット36に結合固定している。即ち、上記ねじ38aは、上記(2) のカバー帯25bの他端とこの第二のガイドブラケット36との間で上記召し合わせ框8aの一部を縫い合わせる様にして、この第二のガイドブラケット36と上記(2) のカバー帯25bの他端とを上記召し合わせ框8aに対し固定している。
これに対して、上記(2) のカバー帯25bの一端を結合固定する、上記ストッパブラケット37は、前記屋外側の凹部15aの他端部底面にねじ40により固定した状態でその上端部を、上記屋外側の凹部15aの他端部開口よりも上方に突出させている。そして、上記(2) のカバー帯25bの一端を上記ストッパブラケット37の上部に設けた庇部41の下面に、別のねじ42により結合固定している。尚、このストッパブラケット37と上記第二のガイドブラケット36とは、上記屋外側のガラス障子2aを解放位置に移動させた場合に、上記召し合わせ框8aと前記縦枠5bとが衝突するのを防止し、上記カバー帯25bが過度に押し潰されない様にする機能を有する。
上述の様な上記(2) のカバー帯25bは、前記屋外側のガラス障子2aの移動に伴い、上記屋外側の凹部15aの他半部の上端開口で、上記召し合わせ框8aと上記下枠4の上面屋外側他端部との間に露出した部分を覆う。即ち、図8、9に示した、上記ガラス障子2aを閉鎖方向に移動した状態から、このガラス障子2aを解放方向に移動させると、上記第二のガイドブラケット36が図8、9の左方に移動するのに伴って、上記(2) のカバー帯25bが前記通路39を通じて、前記内部空間33aから引き出される。そしてこのカバー帯25bが、この通路39と上記ストッパブラケット37の庇部41との間に掛け渡された状態で、上記屋外側の凹部15aの他半部の上端開口で、上記召し合わせ框8aと上記下枠4の上面屋外側他端部との間に露出した部分を覆う。この状態では、前記下枠4の上面屋外寄り部分で、上記召し合わせ框8aと前記竪枠5bとの間部分の体裁を良好にし、且つ、この間部分で、上記屋外側の凹部15a内に異物が落下する事を防止できる。
上記屋外側のガラス障子2aを、解放位置から再び閉鎖位置に移動させれば、上記(2) のカバー帯25bが、上記ストッパブラケット37により上記第二のガイドブラケット36に向けて押される様な状態となり、上記通路39から上記内部空間33a内に押し込まれる。上記カバー帯25bがこの内部空間33a内に確実に押し込まれる事、上記(2) のカバー帯25bを設けても、上記屋外側のガラス障子2aを移動させる為に要する力が特に大きくならない事は、前記(1) のカバー帯25aの場合と同様である。
前記(3) のカバー帯25cの構造及び作用に就いては、前記(1) のカバー帯25aとほぼ同様であり、前記(4) のカバー帯25dの構造及び作用に就いては、上記(2) のカバー帯25bとほぼ同様であるから、詳しい図示並びに説明は省略する。
図11〜17は、請求項1、2、4、5に対応する、本発明の実施例2を示している。本実施例に就いても、適用する引戸装置の構造は、上述した実施例1と同様、図1に示す様な引違戸であり、カバー帯25a〜25dの設置位置に関しても、前記(1) 〜(4) に示した4個所位置である。又、窓枠1a及び各ガラス障子2a、2bの基本構造に関しては、上記実施例1とほぼ同様である。但し、本実施例の場合には、各ガラス障子2a、2bの移動に伴って上記各カバー帯25a〜25dを各凹部15a´、15b´の上端開口部に出し入れする構造が、上記実施例1とは異なる。これに伴って、上記窓枠1aを構成する下枠4a及び左右の竪枠5a´、5b´の構造が、上記実施例1とは異なる。
本実施例の場合も、上記各カバー帯25a〜25dを、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製としている。そして、これら各カバー帯25a〜25dの一端を、上記各ガラス障子2a、2bの縦辺を構成する竪框、即ち、各召し合わせ框8a、8b、各突き合わせ框9a、9bの下端部に結合して、これら各框8a、8b、9a、9bと共に水平移動する様にしている。この為に例えば、図16に示す様に、上記各カバー帯25a〜25dの一端部に係止孔43を形成すると共に、上記各框8a、8b、9a、9bの下端部外側面に係止ブラケット44を固定する。そして、この係止ブラケット44に垂下した係止ピン45を上記係止孔43に挿入する事により、上記各框8a、8b、9a、9bの動きを上記各カバー帯25a〜25dの一端部に伝達自在とする。尚、上記各框8a、8b、9a、9bに対する上記係止ブラケット44の上下取付位置は、若干の調節自在として、上記各ガラス障子2a、2bの高さ調節に拘らず、上記係止ピン45と上記係止孔43とが確実に係合する様にする。
又、本実施例の場合には、下枠4aの両端部のそれぞれ2個所位置ずつ、合計4個所位置に、それぞれ図17に示す様なガイドブラケット46a、46bを設けている。これら各ガイドブラケット46a、46b内には、上記各カバー帯25a〜25dの方向を90度変更する為のガイド通路が設けられている。このガイド通路は、水平部と鉛直部とを四分の一円弧状の湾曲部により滑らかに連続させて成る。この様なガイド通路を有する上記各ガイドブラケット46a、46bは、それぞれ上記下枠4aの両端部上面と前記各竪枠5a´、5b´の下端部内側面との間に掛け渡している。この状態で、上記各ガイドブラケット46a、46bのガイド通路の水平部側開口端部は、前記各凹部15a´、15b´の水平方向端上端部に、同じく鉛直部側開口部は前記各竪枠5a´、5b´に設けた収納部47a〜47dの下端開口部に、それぞれ整合している。
尚、上記各ガイドブラケット46a、46bのうち、召し合わせ框8a、8bに対向するガイドブラケット46aは、この召し合わせ框8a、8bと竪枠5a´、5b´とが衝突するのを防止するストッパとしての機能を備える為、上記下枠4aの長さ方向の寸法を確保している。これに対して、突き合わせ框9a、9bに対向するガイドブラケット46bは、この突き合わせ框9a、9bが上記竪枠5a´、5b´に十分に近接できる様にする為、上記下枠4aの長さ方向の寸法を小さくしている。内部に設けるガイド通路の形状に就いては、上記各ガイドブラケット46a、46b同士の間で、基本的な差はない。
これら各収納部47a〜47dを設ける為に、上記各竪枠5a´、5b´はそれぞれ、竪枠本体48a、48bの内側面に、内側ブラケット49a、49bを突き合わせ結合して成る。そして、これら各竪枠本体48a、48bの内側面とこれら各内側ブラケット49a、49bの外側面との間の隙間の一部を、上記各収納部47a〜47dとしている。尚、上記各内側ブラケット49a、49bは、上記各竪枠本体48a、48bの下端部には設けず、この下端部に、上記各ガイドブラケット46a、46bの一部を突き当てている。そして、上記各収納部47a〜47dの下端開口部と、これら各ガイドブラケット46a、46bのガイド通路の鉛直部側開口部とは、互いに突き合わせ、上記各収納部47a〜47dと上記ガイド通路とを連続させている。この構成により、これら各収納部47a〜47dとガイド通路との間で、上記各カバー帯25a〜25dを受け渡し自在としている。本実施例の場合には、上記各収納部47a〜47dのうちで、上記各内側ブラケット49a、49b側の内面を、合成樹脂製のライナ部材50、50により覆って、上記各収納部47a〜47d内での上記各カバー帯25a〜25dの移動に対する摩擦抵抗の低減を図っている。
又、本実施例の場合には、戸車16a、16bと各下框7a、7bの屋内側壁23a、23bの下端部とを、同じ凹部15a´、15b´内に進入させている。そして、これら各凹部15a´、15b´のうちで上記各下框7a、7bにより覆われない部分を、上記各カバー帯25a〜25dにより覆う様にしている。この為に本実施例の場合には、上記各凹部15a´、15b´を仕切る1対の内側面の上端部開口寄り部分に、これら各凹部15a´、15b´毎に1対ずつのガイド溝51、51を設けている。本実施例の場合、これら各ガイド溝51、51を、上記下枠4aを構成するアルミニウム合金の押し出し型材製の部材に形成した係止溝に係止した、合成樹脂の押し出し型材製の第二のライナ部材52、52に形成している。上記各カバー帯25a〜25dが上記下枠4aに沿って移動する際には、これら各カバー帯25a〜25dの両側縁が上記各ガイド溝51、51に案内される。そして、これら各ガイド溝51、51の水平方向端部と前記各ガイドブラケット46a、46bのガイド通路の水平部側開口部とは、互いに突き合わせ、上記各ガイド溝51、51と上記ガイド通路とを連続させている。この構成により、これら各ガイド溝51、51とガイド通路との間で、上記各カバー帯25a〜25dを受け渡し自在としている。尚、本実施例の場合には、上記各屋内側壁23a、23bを、上記各下框7a、7bの本体部分とは別体としている。
上述の様に構成する本実施例の場合、前記各ガラス障子2a、2bを移動させれば、当該ガラス障子2a、2bの召し合わせ框8a、8b及び突き合わせ框9a、9bと前記各竪枠5a´、5b´との間で上記各カバー帯25a〜25dの受け渡しが行なわれる。そして、上記各凹部15a´、15b´の一部で、上記各ガラス障子2a、2bの下框7a、7bにより覆われない部分を、上記各カバー帯25a〜25dにより覆う。
特に、本実施例の場合には、前記各収納部47a〜47dから引き出されて上記各凹部15a´、15b´の一部を覆った、上記各カバー帯25a〜25dの両側縁が、上記各ガイド溝51、51に係止された状態となる。この為、これら各カバー帯25a〜25dの両端縁が上記各凹部15a´、15b´の開口縁部から浮き上がる事を確実に防止できる。この結果、これら各凹部15a´、15b´内に細かい異物が入り込んだり、上記各カバー帯25a〜25dに何らかの物が引っ掛かる事を有効に防止できる。
図示の実施例は、本発明を引違戸に適用した場合に就いて説明した。これに対して本発明は、図示の様な引違戸に限らず、障子を水平方向に移動して開口部の開閉を行なう引戸装置であれば実施できる。例えば、1対の引戸障子を1本のレール上を移動(遠近動)させて開口部を開閉する構造の場合、請求項7に記載した様に、カバー帯の一端を一方の引戸障子の突き合わせ框の下端部に、他端を他方の引戸障子の下端部に、それぞれ固定し、1対の引戸障子の移動に伴って上記カバー帯の両端部同士が互いに近づき合う際に、このカバー帯の中間部を、撓ませつつ上記一方の突き合わせ框の内部空間内に入り込ませる構造を採用できる。
或は、請求項9に記載した様に、カバー帯の一端を一方の引戸障子の突き合わせ框に結合すると共に、このカバー帯の中間部を、他方の引戸障子の突き合わせ框に固定されたガイド部材の内部に設けられたガイド通路により案内して、移動方向を水平方向から垂直方向に90度変更する。そして、垂直方向に移動する上記カバー帯の一部を、上記他方の突き合わせ框内に存在させる。
又、引戸障子の移動に伴ってその一部が露出する凹部を複数有する引戸装置であっても、必ずしも総ての凹部の上端開口をカバー帯で覆う必要はない。美観確保の点、異物落下防止の点で、必要とする凹部に関してのみカバー帯を設け、必要性の低い凹部にカバー帯を設けなくても良い。
本発明の実施例1を示す、引戸障子を屋内側から見た略正面図。 図1の拡大A−A断面図。 同拡大B−B断面図。 図3のC部拡大図。 係止ブラケットと第一のガイドブラケットとカバー帯との設置状況を示す、図2のD部に相当する図。 図5の下方から見た図。 同部分の分解略斜視図。 ストッパブラケットと第二のガイドブラケットとカバー帯との設置状況を示す、図2のE部に相当する図。 図8の下方から見た図。 同部分の略斜視図。 本発明の実施例2を示す、図2と同様の図。 図11のF部拡大図。 同G部拡大図。 本発明の実施例2を示す、図3と同様の図。 図14のH部拡大図。 竪框の下端部とカバー帯の端部との結合部の略分解斜視図。 ガイドブラケット設置部の略斜視図。
符号の説明
1、1a 窓枠
2a、2b ガラス障子
3 上枠
4、4a 下枠
5a、5b、5a´、5b´ 竪枠
6a、6b 上框
7a、7b 下框
8a、8b 召し合わせ框
9a、9b 突き合わせ框
10a、10b ガラスパネル
11a、11b 上部案内レール
12a、12b ガイドブロック
13a、13b ガイド溝
14a、14b 下部案内レール
15a、15b、15a´、15b´ 凹部
16a、16b 戸車
17a、17b 凹溝
18 屋外端突条
19 中央突条
20a、20b、20c、20d ブラケット
21 屋内端突条
22a、22b シール用凹溝
23a、23b 屋内側壁
24a、24b シール部材
25a、25b、25c、25d カバー帯
26 係止ブラケット
27 ねじ
28 ねじ
29 抑え板
30 第一のガイドブラケット
31 ねじ
32 ねじ
33、33a 内部空間
34 通路
35 湾曲部
36 第二のガイドブラケット
37 ストッパブラケット
38a、38b ねじ
39 通路
40 ねじ
41 庇部
42 ねじ
43 係止孔
44 係止ブラケット
45 係止ピン
46a、46b ガイドブラケット
47a、47b、47c、47d 収納部
48a、48b 竪枠本体
49a、49b 内側ブラケット
50 ライナ部材
51 ガイド溝
52 第二のライナ部材

Claims (9)

  1. 下辺を構成する下框に複数の戸車を、横軸を中心とする回転自在に支持した引戸障子と、これら各戸車の外周面に全周に亙って形成した凹溝と係合する事でこの引戸障子の水平移動を案内する下部案内レールをその上面に形成した下枠を含む窓枠とを備えた引戸装置に於いて、この下部案内レールは、この下枠の上面に上記引戸障子の移動方向に亙って存在する凹部の底面から上方に突出した状態で設けられ、その上端縁がこの下枠の上面のうちでこの凹部の両側に存在する部分よりも上方には突出しないものであり、上記引戸障子の縦辺の下端部と上記窓枠を構成する部材の一部との間、若しくは、1対の引戸障子の縦辺の下端部同士の間に設けたカバー帯をこの引戸障子の移動に伴って移動させる事により、上記凹部の上端開口部で上記引戸障子により覆われていない部分を覆う様に構成した引戸装置。
  2. カバー帯が、引戸障子の水平移動に伴って互いに遠近動する、この引戸障子の縦辺を構成する竪框の下端部と窓枠の端部との間で、凹部の上端開口を覆う、請求項1に記載した引戸装置。
  3. カバー帯が、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製であり、このカバー帯の一端が下枠の端部上面に固定され、他端が引戸障子の縦辺を構成する竪框の下端部からこの竪框内に挿入されており、この引戸障子の移動に伴って上記カバー帯の一端と上記竪框の下端部とが互いに近づき合う際に、このカバー帯の中間部が上記竪框の内部空間内に入り込む、請求項2に記載した引戸装置。
  4. カバー帯が、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製であり、このカバー帯の一端が引戸障子の縦辺を構成する竪框の下端部に結合されると共に、このカバー帯の中間部が、互いに直角に結合された下枠と縦枠との連続部に固定されたガイド部材の内部に設けられたガイド通路に案内されて、移動方向を水平方向から垂直方向に90度変更されており、垂直方向に移動する上記カバー帯の一部は、上記縦枠内に存在する、請求項2に記載した引戸装置。
  5. 下部案内レールの上端縁が下枠の上面のうちで凹部の両側に存在する部分よりも下方に位置し、この凹部を仕切る1対の内側面の上端部開口寄り部分に、カバー帯の両端縁を係合させてこのカバー帯を案内する1対のガイド溝が設けられている、請求項4に記載した引戸装置。
  6. カバー帯が、水平移動に伴って互いに遠近動する1対の引戸障子の、互いに対向する縦辺を構成する1対の竪框の下端部同士の間で、凹部の上端開口を覆う、請求項1に記載した引戸装置。
  7. カバー帯が、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製であり、このカバー帯の一端が一方の竪框の下端部に、他端が他方の竪框の下端部に、それぞれ結合されており、1対の引戸障子の移動に伴って上記カバー帯の両端部同士が互いに近づき合う際に、このカバー帯の中間部が、撓みつつ上記一方の竪框の内部空間内に入り込む、請求項6に記載した引戸装置。
  8. カバー帯が金属板製であり、1対のガイド溝が、1対の内側面の上端部開口寄り部分に係止された合成樹脂製のガイド部材に設けられている、請求項5に記載した引戸装置。
  9. カバー帯が、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製であり、このカバー帯の一端が一方の竪框の下端部に結合されると共に、このカバー帯の中間部が、他方の竪框に固定されたガイド部材の内部に設けられたガイド通路に案内されて移動方向を水平方向から垂直方向に90度変更されており、垂直方向に移動する上記カバー帯の一部は、上記他方の竪框内に存在する、請求項6に記載した引戸装置。
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