JP2005113556A - 引戸装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 下枠4として上面に下部案内レール14a、14bを備えたものを使用する事で、戸車16a、16bとして、広く使用されている低価格品を使用可能にする。又、上記下部案内レール14a、14bの上端縁を、上記下枠4の上面のうちで人や物が移動する部分よりも下方に位置させる事で、バリアフリー化を可能にする。上記各下部案内レール14a、14bを設置した凹部15a、15bの上端開口で、ガラス障子2a、2bにより覆われない部分をカバー帯25a、25dにより覆う事で、美観の向上と異物の落下防止とを図る。
【選択図】 図4
Description
特に、本発明の引戸装置に於いては、上記下部案内レールは、上記下枠の上面に上記引戸障子の移動方向に亙って存在する凹部の底面から上方に突出した状態で設けられており、その上端縁がこの下枠の上面のうちでこの凹部の両側に存在する部分よりも上方には突出しない。
更に、上記引戸障子の縦辺の下端部と上記窓枠を構成する部材の一部との間、若しくは、1対の引戸障子の縦辺の下端部同士の間に設けたカバー帯をこの引戸障子の移動に伴って移動させる事により、上記凹部の上端開口部で上記引戸障子により覆われていない部分を覆う様に構成している。
又、上記下部案内レールの上端縁を、この下枠の上面のうちで人や物が移動する部分よりも下方に位置させているので、下枠の上面を実質的に平坦にして、この人や物の移動を容易に行なえる様にできる。
更に、上記下部案内レールの上端縁を上方に突出させない様にする為、上記下枠の上面に設けた凹部の上端開口部で上記引戸障子により覆われていない部分をカバー帯により覆う為、上記下枠上面の体裁を良好にし、且つ、凹部内への異物の落下を防止できる。
この場合に好ましくは、請求項3に記載した様に、上記カバー帯を、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製とする。又、上記カバー帯の一端を下枠の端部上面に固定すると共に、他端を引戸障子の縦辺を構成する竪框の下端部からこの竪框内に挿入する。そして、この引戸障子の移動に伴って上記カバー帯の一端と上記竪框の下端部とが互いに近づき合う際に、このカバー帯の中間部を、上記竪框の内部空間内に入り込ませる。この場合、このカバー帯の他端を上記竪框の下端部に固定して、このカバー帯の中間部を、撓ませつつ上記内部空間内に入り込ませるか、このカバー帯の他端を自由端として、このカバー帯の中間部乃至他端部を直線状態のまま、上記内部空間内に入り込ませる。
この様に構成すれば、下枠の上面に露出する凹部の上端開口のうち、竪框と縦枠との間部分を、上記引戸障子の移動に関係なく、効果的に覆える。
この様に構成しても、下枠の上面に露出する凹部の上端開口のうち、竪框と縦枠との間部分を、上記引戸障子の移動に関係なく、効果的に覆える。
この様に構成すれば、上記カバー帯の両端縁が上記凹部の開口縁部から浮き上がる事を確実に防止できる。この結果、この凹部内に細かい異物が入り込んだり、上記カバー帯に何らかの物が引っ掛かる事を有効に防止できる。
この場合に好ましくは、請求項7に記載した様に、上記カバー帯を、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製とする。又、このカバー帯の一端を一方の竪框の下端部に、他端を他方の竪框の下端部に、それぞれ結合する。そして、上記1対の引戸障子の移動に伴って上記カバー帯の両端部同士が互いに近づき合う際に、このカバー帯の中間部を、撓ませつつ上記一方の竪框の内部空間内に入り込ませる。
この様に構成すれば、下枠の上面に露出する凹部の上端開口のうち、1対の竪框同士の間部分を、上記各引戸障子の相対移動に関係なく、効果的に覆える。
この様に構成すれば、上記カバー帯に十分な強度及び剛性を持たせ、且つ、このカバー帯と、アルミニウム合金の押し出し型材製の下枠との擦れ合い部で、耳障りな音が発生する事を防止できる。
この様に構成しても、下枠の上面に露出する凹部の上端開口のうち、1対の竪框同士の間部分を、前記1対の引戸障子の相対移動に関係なく、効果的に覆える。
以上の構成により、上記各ガラス障子2a、2bを上記窓枠1の内側に、水平移動自在に建て込んでいる。
(1) 屋外側のガラス障子2aの突き合わせ框9aと下枠4の上面屋外側一端部(図2の左上部)との間に設け、このガラス障子2aを解放方向(図2の右方向)に移動させた場合に、屋外側の凹部15aの片半部(図2の左半部)の上端開口を覆うカバー帯25a。
(2) 屋外側のガラス障子2aの召し合わせ框8aと下枠4の上面屋外側他端部(図2の右上部)との間に設け、このガラス障子2aを閉鎖方向(図2の左方向)に移動させた場合に、屋外側の凹部15aの他半部(図2の右半部)の上端開口を覆うカバー帯25b。
(3) 屋内側のガラス障子2bの突き合わせ框9bと下枠4の上面屋内側他端部(図2の右下部)との間に設け、このガラス障子2bを解放方向(図2の左方向)に移動させた場合に、屋内側の凹部15bの片半部(図2の右半部)の上端開口を覆うカバー帯25c。
(4) 屋内側のガラス障子2bの召し合わせ框8bと下枠4の上面屋内側一端部(図2の左下部)との間に設け、このガラス障子2bを閉鎖方向(図2の右方向)に移動させた場合に、屋内側の凹部15bの一半部(図2の左半部)の上端開口を覆うカバー帯25d。
前記(3) のカバー帯25cの構造及び作用に就いては、前記(1) のカバー帯25aとほぼ同様であり、前記(4) のカバー帯25dの構造及び作用に就いては、上記(2) のカバー帯25bとほぼ同様であるから、詳しい図示並びに説明は省略する。
又、引戸障子の移動に伴ってその一部が露出する凹部を複数有する引戸装置であっても、必ずしも総ての凹部の上端開口をカバー帯で覆う必要はない。美観確保の点、異物落下防止の点で、必要とする凹部に関してのみカバー帯を設け、必要性の低い凹部にカバー帯を設けなくても良い。
2a、2b ガラス障子
3 上枠
4、4a 下枠
5a、5b、5a´、5b´ 竪枠
6a、6b 上框
7a、7b 下框
8a、8b 召し合わせ框
9a、9b 突き合わせ框
10a、10b ガラスパネル
11a、11b 上部案内レール
12a、12b ガイドブロック
13a、13b ガイド溝
14a、14b 下部案内レール
15a、15b、15a´、15b´ 凹部
16a、16b 戸車
17a、17b 凹溝
18 屋外端突条
19 中央突条
20a、20b、20c、20d ブラケット
21 屋内端突条
22a、22b シール用凹溝
23a、23b 屋内側壁
24a、24b シール部材
25a、25b、25c、25d カバー帯
26 係止ブラケット
27 ねじ
28 ねじ
29 抑え板
30 第一のガイドブラケット
31 ねじ
32 ねじ
33、33a 内部空間
34 通路
35 湾曲部
36 第二のガイドブラケット
37 ストッパブラケット
38a、38b ねじ
39 通路
40 ねじ
41 庇部
42 ねじ
43 係止孔
44 係止ブラケット
45 係止ピン
46a、46b ガイドブラケット
47a、47b、47c、47d 収納部
48a、48b 竪枠本体
49a、49b 内側ブラケット
50 ライナ部材
51 ガイド溝
52 第二のライナ部材
Claims (9)
- 下辺を構成する下框に複数の戸車を、横軸を中心とする回転自在に支持した引戸障子と、これら各戸車の外周面に全周に亙って形成した凹溝と係合する事でこの引戸障子の水平移動を案内する下部案内レールをその上面に形成した下枠を含む窓枠とを備えた引戸装置に於いて、この下部案内レールは、この下枠の上面に上記引戸障子の移動方向に亙って存在する凹部の底面から上方に突出した状態で設けられ、その上端縁がこの下枠の上面のうちでこの凹部の両側に存在する部分よりも上方には突出しないものであり、上記引戸障子の縦辺の下端部と上記窓枠を構成する部材の一部との間、若しくは、1対の引戸障子の縦辺の下端部同士の間に設けたカバー帯をこの引戸障子の移動に伴って移動させる事により、上記凹部の上端開口部で上記引戸障子により覆われていない部分を覆う様に構成した引戸装置。
- カバー帯が、引戸障子の水平移動に伴って互いに遠近動する、この引戸障子の縦辺を構成する竪框の下端部と窓枠の端部との間で、凹部の上端開口を覆う、請求項1に記載した引戸装置。
- カバー帯が、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製であり、このカバー帯の一端が下枠の端部上面に固定され、他端が引戸障子の縦辺を構成する竪框の下端部からこの竪框内に挿入されており、この引戸障子の移動に伴って上記カバー帯の一端と上記竪框の下端部とが互いに近づき合う際に、このカバー帯の中間部が上記竪框の内部空間内に入り込む、請求項2に記載した引戸装置。
- カバー帯が、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製であり、このカバー帯の一端が引戸障子の縦辺を構成する竪框の下端部に結合されると共に、このカバー帯の中間部が、互いに直角に結合された下枠と縦枠との連続部に固定されたガイド部材の内部に設けられたガイド通路に案内されて、移動方向を水平方向から垂直方向に90度変更されており、垂直方向に移動する上記カバー帯の一部は、上記縦枠内に存在する、請求項2に記載した引戸装置。
- 下部案内レールの上端縁が下枠の上面のうちで凹部の両側に存在する部分よりも下方に位置し、この凹部を仕切る1対の内側面の上端部開口寄り部分に、カバー帯の両端縁を係合させてこのカバー帯を案内する1対のガイド溝が設けられている、請求項4に記載した引戸装置。
- カバー帯が、水平移動に伴って互いに遠近動する1対の引戸障子の、互いに対向する縦辺を構成する1対の竪框の下端部同士の間で、凹部の上端開口を覆う、請求項1に記載した引戸装置。
- カバー帯が、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製であり、このカバー帯の一端が一方の竪框の下端部に、他端が他方の竪框の下端部に、それぞれ結合されており、1対の引戸障子の移動に伴って上記カバー帯の両端部同士が互いに近づき合う際に、このカバー帯の中間部が、撓みつつ上記一方の竪框の内部空間内に入り込む、請求項6に記載した引戸装置。
- カバー帯が金属板製であり、1対のガイド溝が、1対の内側面の上端部開口寄り部分に係止された合成樹脂製のガイド部材に設けられている、請求項5に記載した引戸装置。
- カバー帯が、可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する弾性材製であり、このカバー帯の一端が一方の竪框の下端部に結合されると共に、このカバー帯の中間部が、他方の竪框に固定されたガイド部材の内部に設けられたガイド通路に案内されて移動方向を水平方向から垂直方向に90度変更されており、垂直方向に移動する上記カバー帯の一部は、上記他方の竪框内に存在する、請求項6に記載した引戸装置。
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