JP2006144336A - 引戸装置用気密装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 閉鎖時に互いに突き合わされる両竪框のうちの一方の竪框に支持された鉛直方向シール材67を、閉鎖時に他方の竪框に当接させる。下枠の一部に水平方向に支持された水平方向シール材を、上記両引戸障子を構成する両下框の下端部に設けられた垂下壁の側面に摺接させる。上記両竪框の下端部にそれぞれ固定した気密ブロック75a、75bの下面に形成された補助垂下壁50a、50bの基端部を、上記両下框の垂下壁の端部に連続させる。上記両引戸障子の閉鎖時にこれら両補助垂下壁50a、50bの先端同士を突き合わせると共に、それぞれの側面に上記水平方向シール材を摺接、又は、この水平方向シール材の不連続部に設けた、シール板部に貼着した弾性シール材を摺接若しくは近接対向させる。
【選択図】 図39
Description
又、好ましくは、下枠として、上面に両引戸障子の移動方向に亙って形成された凹部の底面に下部案内レールを、この底面よりも上方に突出するがその上端縁が上記下枠の上面のうちでこの凹部の両側に存在する部分よりも上方には突出しない状態で設けたものを使用する。
この様な本発明の引戸装置用気密装置は、鉛直方向シール材と、水平方向シール材と、1対の気密ブロックと、補助垂下壁とを備える。
このうちの鉛直方向シール材は、上記両竪框のうちの一方の竪框に支持されて、閉鎖時に他方の竪框に当接する。
又、上記水平方向シール材は、上記下枠の一部に水平方向に支持されて、上記両引戸障子を構成する両下框の下端部に設けられた垂下壁の側面に摺接する。
又、上記両気密ブロックは、上記両引戸障子の下端部で、且つ、互いに対向する側の端部に支持固定されている。
又、上記補助垂下壁は、上記両気密ブロックの下面に形成されて、それぞれの基端部を上記両下框の垂下壁の端部に連続させ、上記両引戸障子の閉鎖時に互いの先端同士を突き合わせると共に、それぞれの側面に上記水平方向シール材を摺接、又は、この水平方向シール材の不連続部に設けた弾性シール材を摺接若しくは近接対向させる。
一方、上記両引戸障子の竪框同士の間のシールは、鉛直方向シール材により図られる。この鉛直方向シール材の下端部は、直接又は補助鉛直方向シール材を介して、上記補助垂下壁に当接させられるので、結果として、上記両竪框の下端部同士と上記下枠の上面との間をシールできる。
この様に構成すれば、上記鉛直方向シール材と上記水平方向シール材との不連続部のシール性を良好に保持できる。
この様な構造を採用すれば、下枠として上面に下部案内レールを備えたものを使用する為、引戸障子の下框に設ける戸車として、外周面に全周に亙って凹溝を形成したものを使用できる。この為、戸車自体のコストを低く抑えられる他、戸車と下部案内レールとの係合部で、引戸障子の屋内外方向に関する位置決めを図れる。従って、別途この引戸障子の屋内外方向に関する位置決めを図る為の構造を設ける必要がなく、この面からもコスト低減を図れる。
又、上記下部案内レールの上端縁を、この下枠の上面のうちで人や物が移動する部分よりも下方に位置させているので、下枠の上面を実質的に平坦にして、この人や物の移動を容易に行なえる様にできる。
即ち、本発明は、上述の様な構成により、下枠の上面を実質的に平坦にする構造に限らずに実施できるが、引戸装置の構造が、下枠の上面に上記凹部を設けていないものであれば、本願発明以外の構造でもシールを図れる可能性がある。これに対して、上記凹部を設けた構造の場合には、従来構造による効果的なシールは難しいので、本発明を実施する事による効果は大きい。
この様に構成すれば、上記下枠上面の体裁を良好にし、且つ、上記凹部内への異物の落下を防止できる。
降雨時、下枠の上面中央部で上記両引戸障子の屋外側に露出した部分には雨水が溜り易く、溜った雨水をそのままにしておくと、この雨水が気密装置を通過して屋内側に入り込み易くなる。これに対して、上記簀の子状部を設ければ、上記雨水を下方に排出できて、この雨水が気密装置を通過して屋内側に入り込む事を防止できる。又、上記簀の子状部は、複数の通水孔を設けたもので、これら各通水孔の開口面積は小さくできるので、排出不能となる様な大きな異物が下枠内部に入り込む事を防止できる。
この様に構成すれば、強風時にも、上記下枠内部の気圧が上昇する事を防止して、この下枠内部に入り込んだ雨水が、気密装置を通過して屋内側に吹き出す事を防止できる。即ち、上記両引戸障子を閉鎖位置に移動させた状態で、上記簀の子状部が屋外側に露出した状態になると、屋外側から上記両引戸障子に沿って吹き降ろされた風の一部が、上記簀の子状部を通じて上記下枠の内部に入り込み、この下枠の内部の気圧を上昇させる。この結果、この下枠の内部の気圧が高くなると、この内部に存在する雨水が気密装置を通過して屋内側に入り込み易くなる。
これに対して、上記庇状部を設ければ、屋外側から上記両引戸障子に沿って吹き降ろされた風は、この庇状部に遮られて、上記下枠の内部に入り込む事はなく、この下枠の内部の気圧を上昇させる事もない。この結果、この内部に存在する雨水が気密装置を通過して屋内側に入り込む事を防止できる。
この様に構成すれば、上記両引戸障子を解放位置に移動させた状態で、上記ガイドブロックと上記凹部の内側面との間で、これら両引戸障子を閉鎖位置に移動させるのに伴って上記両補助垂下壁を進入させるべき部分の上端開口部を覆える。この為、上記両引戸障子を解放位置に移動させた状態で、この部分に異物が落下する事を防止できる。
以上の構成により、上記各ガラス障子3、3を上記窓枠1の内側に、同一鉛直面内での水平移動自在に建て込んでいる。
(イ) カバー帯の一端部を下枠の端部に結合支持すると共に、このカバー帯の中間部乃至他端部を竪框の内部に収納する。
(ロ) カバー帯の一端部を竪框の下端部に結合支持すると共に、このカバー帯の中間部乃至他端部を竪枠の内部に収納する。
2 嵌め殺し窓
3 ガラス障子
4 上枠
5 下枠
6 竪枠
7 召し合わせ方立
8 ガラスパネル
9 上框
10 下框
11 召し合わせ框
12a、12b 突き合わせ框
13 ガラスパネル
14 上部案内レール
15 ガイドブロック
16 ガイド溝
17 下部案内レール
18 凹部
19 戸車
20 凹溝
21 屋外側突条
22 中央突条
23 屋内側突条
24 下框
25 塞ぎ板
26 ブラケット
27 屋内側壁
28 水平方向シール部材
29 シールリップ
30 カバー帯
31 下部空間
32 ガイド溝
33、33a ライナ部材
34 係止片
35 受具
36 連結金具
37 凹部
38 受け溝部
39 係止突壁
40 弾性係止片
41 仕切板部
42a、42b 係止壁部
43 ガイドブロック
44 ガイド部
45 取付基部
46 天板部
47 簀の子状部
48 ブラシ状体
49 通水孔
50a、50b 補助垂下壁
51 水平板部
52 取付ねじ
53 補助ガイドブロック
54 透孔
55 ガイドブロック部
56 ガイド面
57 鉛直壁部
58 取付フランジ部
59 シール板部
60 弾性シール材
61 凹部
62 ガイドチューブ
63 収納部
64 係止突条
65 タッピング溝
66 係止部
67 鉛直方向シール材
68 止めブラケット
69 固定片
70 シール片
71 内側嵌合部
72 外側嵌合部
73 底板部
74 嵌合突部
75a、75b 気密ブロック
76a、76b 嵌合部
77a、77b 鍔部
78 補強板
79a、79b 庇部
80 第二カバー帯
81 竪方向収納部
82a、82b 係止部
83 シール剤
Claims (7)
- それぞれ水平方向に設置された下枠と上枠との間の同一鉛直面内に1対の引戸障子を、閉鎖時に互いに対向する竪框同士が突き合わされる状態で建て込んで成る引戸装置に組み込み、これら両竪框の下端部同士と上記下枠の上面との間をシールする、引戸装置用気密装置であって、これら両竪框のうちの一方の竪框に支持されて閉鎖時に他方の竪框に当接する鉛直方向シール材と、上記下枠の一部に水平方向に支持されて、上記両引戸障子を構成する両下框の下端部に設けられた垂下壁の側面に摺接する水平方向シール材と、これら両引戸障子の下端部で且つ互いに対向する側の端部に支持固定された1対の気密ブロックと、これら両気密ブロックの下面に形成されて、それぞれの基端部を上記両下框の垂下壁の端部に連続させ、上記両引戸障子の閉鎖時に互いの先端同士を突き合わせると共に、それぞれの側面に上記水平方向シール材を摺接、又は、この水平方向シール材の不連続部に設けた弾性シール材を摺接若しくは近接対向させる補助垂下壁とを備える引戸装置用気密装置。
- 鉛直方向シール材は、一方の竪框から他方の竪框に向け張り出す状態で形成された係止部に係止されると共に、この係止部の下端部に固定した補助鉛直方向シール材により下端面を抑えられて、下方への脱落を防止されており、1対の気密ブロックは、互いに対向する竪框の下端部に固定されており、上記補助鉛直方向シール材の下部が、これら両気密ブロックの一部に当接若しくは近接対向している、請求項1に記載した引戸装置用気密装置。
- 1対の引戸障子は、下枠の上面に両引戸障子の移動方向に亙って形成された凹部の底面に、この底面よりも上方に突出するがその上端縁が上記下枠の上面のうちでこの凹部の両側に存在する部分よりも上方には突出しない状態で設けられた下部案内レールに、横軸を中心とする回転自在として下框に設けた戸車の外周面に全周に亙って形成した凹溝を係合させる事により、上記下枠に沿った移動を自在とされており、水平方向シール材は上記凹部の内側面にその基部を係止されており、両垂下壁及び両補助垂下壁は、この凹部の内側面と上記下部案内レールの側面との間に進入している、請求項1〜2の何れか1項に記載した引戸装置用気密装置。
- それぞれが可撓性及び押し付け力により移動可能な程度の剛性を有する材料により造られた1対のカバー帯が、凹部の上端開口部を覆う状態で設けられており、これら両カバー帯の一端部が、両引戸障子の下端部のうちで、閉鎖時に互いに突き合わされる側の端部に結合されており、下枠の中間部で閉鎖時に両竪框の突き合わせ部の下側に位置する部分に、上記両カバー帯の中間部をそれぞれ、これら両カバー帯同士の間で互いに反対方向に180度折り返して、これら両カバー帯の一部を、上記下枠のうちで上記凹部よりも下側に存在する下部空間内に導入するガイドブロックが設けられており、このガイドブロックは、その下面を下枠の中間部上面の凹部内で下部案内レールを除去した部分の底面に当接させた状態で固定されており、上記引戸障子の移動に伴って上記カバー帯が、上記下部空間と上記凹部の上端開口部との間で移動して、この上端開口部で上記両引戸障子により覆われていない部分を覆う、請求項3に記載した引戸装置用気密装置。
- ガイドブロックの屋外側端部で両引戸障子を閉鎖位置に移動させた状態でこれら両引戸障子の竪框の屋外側面よりも屋外側に露出する部分に、下枠の上面中央部に存在する雨水を、この下枠の上面から下方に排出する為の、複数の通水孔を設けた簀の子状部を設けている、請求項4に記載した引戸装置用気密装置。
- 1対の気密ブロックの一部に庇状部を設け、両引戸障子を閉鎖位置に移動させた状態で、これら両気密ブロックの庇状部により簀の子状部の上方を覆う、請求項5に記載した引戸装置用気密装置。
- ガイドブロックの上部で、両引戸障子を閉鎖位置に移動させた状態で両補助垂下壁に対向する部分に、多数の繊維を配列して成るブラシ状体の基端部を支持し、上記両引戸障子を解放位置に移動させた状態でこのブラシ状体の先端を、凹部の内側面に当接若しくは近接対向させる、請求項3〜6の何れか1項に記載した引戸装置用気密装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004333952A JP2006144336A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | 引戸装置用気密装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004333952A JP2006144336A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | 引戸装置用気密装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006144336A true JP2006144336A (ja) | 2006-06-08 |
Family
ID=36624344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004333952A Pending JP2006144336A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | 引戸装置用気密装置 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012087492A (ja) * | 2010-10-18 | 2012-05-10 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2021031906A (ja) * | 2019-08-21 | 2021-03-01 | 株式会社Lixil | 建具 |
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-
2004
- 2004-11-18 JP JP2004333952A patent/JP2006144336A/ja active Pending
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