JP2005113506A - 手摺付き腰壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 手摺ブラケットの取付部への衝突を回避すると共に、美観の向上を図り、施工を容易にし、強度の向上を図れるようにすること。
【解決手段】 腰壁パネル10の上端部の壁面に横設される見切り材20を、凹溝22を有すると共に、凹溝22の開口部側の対向する上下端に係合片23,24を有するレール部材にて形成する。手摺ブラケット40を、凹溝22の上下端部を包囲すると共に、係合片に係合する係止部41,42と、両係止部を連結する垂直状の突条部43と、突条部の裏面側から延在され、凹溝内に係止固定される取付フランジ44と、突条部の表面に突設される笠木取付部45とで構成する。手摺ブラケットの係止部及び突条部の断面形状と略同一の断面形状を有するカバー60に、係合片に係合する係止片62,63を設け、カバーを見切り材の凹溝の上下部を包囲するように嵌装して、手摺ブラケットの係止部及び突条部の表面と同一面上に位置する。
【選択図】 図2

Description

この発明は手摺付き腰壁に関するもので、更に詳細には、壁面に配設される腰壁パネルの上端部に当接して壁面に横設される見切り材に手摺ブラケットを取り付けた手摺付き腰壁に関するものである。
従来では、例えば廊下等の壁面を保護するために、床面の高さから人間の腰のあたりの高さに板状のパネルを装着して腰壁を形成している。
また、廊下には手摺を設けることが多いが、手摺が取り付けられた壁面の手摺周辺は、手が接触するために汚れ易くなる。
そこで、腰壁においては、腰壁を手摺設置高さよりもやや高く設けて、汚れ防止領域を設けると共に、腰壁面上に手摺を設置することが現状に行われている。
この場合、腰壁の壁面上に手摺ブラケットを係止固定するため、壁面に突出してしまうので、歩行中に手が当たったり、ワゴンやストレッチャ等が衝突する虞がある。
手摺ブラケットを壁面から突出させないようにするために、従来では、パネル面材の一部を開口して、狭隘開口部を有するレール状の手摺受材を埋め込み、手摺固定部と嵌合部とからなる手摺ブラケットの嵌合部を、手摺受材の開口部内に挿入し、手摺受材の開口部に嵌合される手摺受カバー材によって固定する手摺の取付構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、壁に狭隘開口状の溝形材を取り付け、この溝形材の開口部内に手摺ブラケットに設けられた係止板を係止し、手摺ブラケットの側方の溝形材の開口部をカバー材で閉塞すると共に、手摺ブラケットの付け根部分に化粧板を取り付けた構造の手摺付き壁装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−90301(特許請求の範囲、図1) 実公平4−37155号公報(実用新案登録請求の範囲、第2図、第3図)
しかしながら、前者すなわち特開2001−90301に記載のものは、手摺受材の開口部内における手摺ブラケットの嵌合部の両側に手摺受カバー材を嵌合する構造であるため、手摺受カバー材の取り付けに手間を要する上、手摺ブラケットの嵌合部が外部に露出するので、美観が損なわれるという問題があった。
これに対して、後者すなわち実公平4−37155号公報に記載のものにおいては、化粧板によって手摺ブラケットの取付部を外部から目隠しすることができるが、これにおいては、カバー材が複数必要な上、更に、化粧板が必要なため、構成部材が多くなると共に、施工に手間を要するという問題があった。また、カバー材は連続状でなく、カバー材間に化粧板が介在されるために、美観が損なわれるという問題もある。
また、特開2001−90301及び実公平4−37155号公報に記載のものは、いずれも手摺ブラケットの取付部が手摺受材や溝形材の開口部内に挿入(係止)され、両側部をカバー材によって固定する構造であるため、十分な強度が得られないという問題がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、手摺ブラケットの取付部を隠蔽して、取付部への衝突を回避すると共に、手摺ブラケットと腰壁とに一体感を持たせて美観の向上を図れるようにし、また、施工を容易にすると共に、強度の向上を図れるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、この発明は、床面より所定高さの壁面まで配設される腰壁パネルと、この腰壁パネルの上端部に当接すべく上記壁面に横設される見切り材と、この見切り材に取り付けられる手摺ブラケットと、この手摺ブラケットの取付部を隠蔽するカバーとを具備する手摺付き腰壁であって、 上記見切り材は、長手通しの凹溝を有すると共に、凹溝の開口部側の対向する上下端に一対の係合片を有するレール部材にて形成され、 上記手摺ブラケットは、上記凹溝の上下端部を包囲すると共に、上記係合片に係合する一対の係止部と、両係止部を連結する垂直状の突条部と、この突条部の裏面側から左右に延在され、上記凹溝内に係止固定される取付フランジと、上記突条部の表面に突設される笠木取付部とを具備し、 上記カバーは、上記手摺ブラケットの係止部及び突条部の断面形状と略同一の断面形状を有すると共に、上記係合片に係合する一対の係止部を有し、上記見切り材の凹溝の上下部を包囲するように嵌装されて、手摺ブラケットの係止部及び突条部の表面と同一面上に位置してなることを特徴とする(請求項1)。
この発明において、上記見切り材の凹溝の底面に補強板を固定し、上記手摺ブラケットの取付フランジを固定するねじ部材を、上記補強板にねじ結合してもよい(請求項2)。
また、壁裏面に補強板を固定し、上記手摺ブラケットの取付フランジを固定するねじ部材が、見切り材及び壁を貫通して上記補強板にねじ結合されるようにしてもよい(請求項3)。
この発明の手摺付き腰壁は、上記のように構成されているので、以下のような効果が得られる。
(1)請求項1記載の発明によれば、見切り材を、長手通しの凹溝の開口部側の対向する上下端に一対の係合片を有するレール部材にて形成し、手摺ブラケットに、凹溝の上下端部を包囲すると共に、係合片に係合する一対の係止部と、両係止部を連結する垂直状の突条部と、この突条部の裏面側から左右に延在され、凹溝内に係止固定される取付フランジと、突条部の表面に突設される笠木取付部とを設け、手摺ブラケットの係止部及び突条部の断面形状と略同一の断面形状を有するカバーに、係合片に係合する一対の係止部を設け、このカバーを見切り材の凹溝の上下部を包囲するように嵌装して、手摺ブラケットの係止部及び突条部の表面と同一面上に位置するので、カバーを見切り材の凹溝の上下部を包囲するよう嵌装して手摺ブラケットの取付部を外部から確実に隠蔽することができる。したがって、施工を容易にすることができると共に、見切り材とカバーとを一体感を持たせて美観の向上を図ることができる。また、手摺ブラケットは、係止部が見切り材の係止片に係合され、かつ、取付フランジが見切り材の凹溝内に係止固定されると共に、カバー内に埋設されるので、取付フランジを十分大きく形成することができると共に、手摺ブラケットから伝達される荷重を分散させることができ、強度上の安全性の向上を図ることができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、見切り材の凹溝の底面に補強板を固定し、上記手摺ブラケットの取付フランジを固定するねじ部材を、上記補強板にねじ結合するので、上記(1)に加えて更に強度の向上を図ることができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、壁裏面に補強板を固定し、上記手摺ブラケットの取付フランジを固定するねじ部材が、見切り材及び壁を貫通して上記補強板にねじ結合するので、上記(1)に加えて更に強度の向上を図ることができる。
以下に、この発明の最良の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、この発明に係る手摺付き腰壁の第1実施形態の全体を示す概略斜視図、図2は、手摺付き腰壁の要部を示す断面斜視図、図3は、図2のI−I線に沿う断面図、図4は、図2のII−II線に沿う断面図、図5は、図2のIII−III線に沿う断面図、図6は、手摺付き腰壁の要部を示す分解斜視図である。
上記手摺付き腰壁は、図1に示すように、例えば廊下の床面1より所定高さの壁面2まで配設される腰壁パネル10と、この腰壁パネル10の上端部に当接すべく壁面2に横設される見切り材20と、腰壁パネル10の下端部表面を被覆すべく横設される幅木材30と、適宜間隔をおいて見切り材20に取り付けられる手摺ブラケット40と、手摺ブラケット40に横架される笠木50と、見切り材20に取り付けられる手摺ブラケット40の取付部を隠蔽するカバー60とで主に構成されている。この場合、腰壁は、壁3の出隅部に形成されており、各壁面2に形成された腰壁パネル10の出隅部側は、出隅部に配設されるコーナーパネル70に当接されている。
上記腰壁パネル10は、例えば硬質塩化ビニルやABS樹脂等の合成樹脂製板材にて形成されており、壁3の横方向(水平方向)に列設されて壁面2に接着されて腰壁を構成している。この場合、各腰壁パネル10は、例えば、図9に示すように、幅方向の左右端部に、それぞれ略クランク状の接合段部11が形成されており、左右に隣接する腰壁パネル10の接合段部11を若干ずらして接合した状態で、壁面2に接着することで、腰壁パネル10間に縦方向に延びる目地部12が形成されている。
また、図10に示すように、各腰壁パネル10の左右端部に略クランク状の接合段部11を形成すると共に、腰壁パネル10の中央部に縦方向に延びる目地部12と同じ幅の目地模様溝12Bを形成して、隣接する腰壁パネル10間に形成される目地部12間に目地模様溝12Bを設けるようにしてもよい。
上記見切り材20は、例えば、アルミニウム合金製の押出形材にて形成されるレール部材にて形成されている。この見切り材20は、図2ないし図4及び図6に示すように、長手通しの断面略コ字状の凹溝22が形成されており、凹溝22の開口部側の対向する上下端に一対の係合片すなわち上部係合片23及び下部係合片24が形成されている。この場合、上部係合片23と下部係合片24は、上方に向かって傾斜状に形成されている。
また、見切り材20の凹溝22の底面には、例えば鋼板にて形成される補強板80が当接されると共に、固定ねじ81によって固定されている。
上記手摺ブラケット40は、図2ないし図7に示すように、見切り材20の凹溝22の上下端部を包囲すると共に、上部及び下部係合片23,24に係合する一対の係止部すなわち上部係止部41及び下部係止部42と、上部及び下部係止部41,42を連結する垂直状の突条部43と、この突条部43の裏面側から左右に延在され、凹溝22内に係止固定される略矩形板状の取付フランジ44と、突条部43の表面に突設される笠木取付部45とで構成されている。
この場合、上部及び下部係止部41,42には、凹溝22の上部及び下部係合片23,24にそれぞれ摺動及び係脱可能に嵌合する嵌合溝41a,42aが設けられている。また、取付フランジ44の左右2箇所には、表面側が拡開テーパ状の取付孔46が穿設されている。また、笠木取付部45は、突条部43の下端部側から略水平に突出する水平片45aと、この水平片45aの先端から略垂直状に起立する垂直片45bとからなる略L字状に形成されている。
上記のように構成される手摺ブラケット40は、例えばアルミニウム合金ダイキャストによって形成されている。この手摺ブラケット40は、見切り材20の上部及び下部係合片23,24に上部及び下部係止部41,42に設けられた嵌合溝41a,42aを嵌合した状態で見切り材20に沿って摺動することができるようになっている。また、手摺ブラケット40は、見切り材20の所定箇所まで摺動(移動)した状態で、取付フランジ44に設けられた取付孔46に、手摺ブラケット40を固定するねじ部材である例えば皿子ねじからなる固定ビス47を貫挿し、ねじ込み操作に伴って固定ビス47を補強板80にねじ込むと共に、見切り材20及び壁3にねじ結合した状態で見切り材20の凹溝22に係止固定されるようになっている。
上記のように、手摺ブラケット40は、上部及び下部係止部41,42に設けられた嵌合溝41a,42aを見切り材20の上部及び下部係合片23,24に嵌合し、取付フランジ44を凹溝22内に係止した状態で、固定ビス47を見切り材20に配置された補強板80にねじ結合して固定される。したがって、手摺ブラケット40が衝撃を受けても見切り材20を介して集中荷重を分散することができるので、強度の向上を図ることができる。
一方、上記カバー60は、図2ないし図7に示すように、手摺ブラケット40の上部係止部41、下部係止部42及び突条部43の断面形状と略同一の断面形状を有する例えば硬質塩化ビニルやABS樹脂等の合成樹脂製部材にて形成されている。すなわち、カバー60は、手摺ブラケット40の突条部43と略同一断面形状のカバー本体61と、このカバー本体61の上下端から水平方向に突出する、上部及び下部係止部41,42と略同一断面形状の上部係止片62及び下部係止片63とで構成されており、上部及び下部係止片62,63には、それぞれ見切り材20の上部及び下部係合片23,24に摺動及び係脱可能に嵌合する嵌合溝62a,63aが形成されている。
このように構成されるカバー60は、見切り材20の凹溝22の上下部を包囲するように嵌装される。具体的には、上部及び下部係止片62,63が見切り材20の上部及び下部係合片23,24を包囲するように嵌合溝62a,63aを上部及び下部係合片23,24に嵌合される。この場合、カバー60の上部及び下部係合片62,63を離反する方向に弾性変形して見切り材20の表面側から凹溝22を包囲しつつ嵌合溝62a,63aを上部及び下部係合片23,24に嵌合(いわゆるスナップ嵌合)して嵌装する。見切り材20に嵌装されたカバー60を突条部43の側面に当接することで、取付フランジ44を隠蔽した状態で、カバー60は手摺ブラケット40の上部、下部係止部41,42及び突条部43の表面と同一面上に位置される。
したがって、手摺ブラケット40の突条部43とカバー60とが連続した一体感を持たせることができるので、美観の向上を図ることができる。また、カバー60の上部及び下部係止片62,63の弾性変形によって見切り材20の面方向から包囲して嵌合溝62a,63aと上部及び下部係合片23,24とを嵌合することができるので、施工を容易にすることができる。また、凹溝22内に係止固定された取付フランジ44がカバー60内に埋設されるので、取付フランジ44を左右に十分大きく形成することができると共に、手摺ブラケット40から伝達される荷重を分散させることができ、強度の向上を図ることができる。
次に、手摺付き腰壁の施工手順について説明する。まず、床面1より所定高さ、すなわち腰のあたりの高さまで腰壁パネル10を壁3の高さ方向に列設すると共に、壁面2に接着して、互いに平行な複数の垂直方向の目地部12を有する腰壁の基部を構成する。次に、腰壁基部の上端部の表面側を若干覆うように、見切り材20の下端部を当接した状態で壁面2に接着して、見切り材20を横設する。この際、予め見切り材20の凹溝22の底面に補強板80を当接しておき、補強板80に適宜間隔をおいて設けられた取付孔80aを貫通する固定ねじ81を、見切り材20及び壁3にねじ結合して、見切り材20を固定する。
次に、手摺ブラケット40の上部及び下部係止片62,63に設けられた嵌合溝62a,63aを、見切り材20の上部及び下部係合片23,24に嵌合し、取付フランジ44を見切り材20の凹溝22内に挿入して、手摺ブラケット40が位置する見切り材20の所定箇所まで摺動(移動)する。なお、この場合、手摺ブラケット40を予め見切り材20に摺動可能に取り付けておいてもよい。そして、所定位置に移動された取付フランジ44に設けられた取付孔46に固定ビス47を貫挿し、ねじ込み操作に伴って固定ビス47を補強板80にねじ込むと共に、見切り材20及び壁3にねじ結合して取付フランジ44を係止固定する。
次に、カバー60の上部及び下部係止片62,63を見切り材20の表面側から上部及び下部係合片23,24に包囲するように嵌合溝62a,63aを上部及び下部係合片23,24に嵌合(嵌装)して、突条部43の側面に当接する。これにより、カバー60の表面と手摺ブラケット40の上部、下部係止部41,42及び突条部43の表面とが同一面上に位置される。
なお、手摺ブラケット40を見切り材20の凹溝22内に係止固定した後、手摺ブラケット40の笠木取付部45に笠木50を取り付ける。
そして、腰壁基部を構成する最下端部の腰壁パネル10の下端表面に幅木材30を横設して、施工を終了する。なお、幅木材30の横設作業は、必ずしも見切り材20を横設した後である必要はなく、見切り材20を横設する前に幅木材30の横設作業を行ってもよい。
<第2実施形態>
上記実施形態では、補強板80が見切り材20の凹溝22の底面に当接される場合について説明したが、補強板80は必ずしも見切り材20の凹溝22内に配設する必要はない。例えば、図8に示すように、壁3の裏面に補強板80Aを固定して、手摺ブラケット40の取付フランジ44に設けられた取付孔46を貫挿する固定ビス47を、見切り材20及び壁3を貫通して補強板80Aにねじ結合するようにしてもよい。
なお、第2実施形態において、その他の部分は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
第2実施形態の手摺付き腰壁を形成する場合は、予め腰壁を取り付ける壁3の裏面に補強板80Aを接着しておき、第1実施形態の場合と同様な手順で施工する。
すなわち、まず、床面1より所定高さ、すなわち腰のあたりの高さまで腰壁パネル10を壁3の高さ方向に列設すると共に、壁面2に接着して、互いに平行な複数の垂直方向の目地部12を有する腰壁の基部を構成する。次に、腰壁基部の上端部の表面側を若干覆うように、見切り材20の下端部を当接した状態で壁面2に接着して、見切り材20を横設する。
次に、手摺ブラケット40の上部及び下部係止片62,63に設けられた嵌合溝62a,63aを、見切り材20の上部及び下部係合片23,24に嵌合し、取付フランジ44を見切り材20の凹溝22内に挿入して、手摺ブラケット40が位置する見切り材20の所定箇所まで摺動(移動)する。そして、所定位置に移動された取付フランジ44に設けられた取付孔46に固定ビス47を貫挿し、ねじ込み操作に伴って固定ビス47を見切り材20及び壁3にねじ込むと共に、補強板80Aにねじ結合して取付フランジ44を係止固定する。
次に、カバー60の上部及び下部係止片62,63を見切り材20の表面側から上部及び下部係合片23,24に包囲するように嵌合溝62a,63aを上部及び下部係合片23,24に嵌合(嵌装)して、突条部43の側面に当接する。これにより、カバー60の表面と手摺ブラケット40の上部、下部係止部41,42及び突条部43の表面とが同一面上に位置される。
なお、手摺ブラケット40を見切り材20の凹溝22内に係止固定した後、手摺ブラケット40の笠木取付部45に笠木50を取り付ける。
そして、腰壁基部を構成する最下端部の腰壁パネル10の下端表面に幅木材30を横設して、施工を終了する。
<第3実施形態>
上記実施形態では、複数の腰壁パネル10を横方向(水平方向)に列設して腰壁基部を構成する場合について説明したが、腰壁基部の形態は必ずしもこの形態に限定されるものではない。例えば、図11に示すように、長尺の板材にて腰壁パネル10Aを形成し、これら腰壁パネル10Aを壁3の高さ方向に列設し壁面2に接着して腰壁基部を構成するようにしてもよい。この場合、各腰壁パネル10Aは、幅方向の上下端部に、それぞれ略クランク状の接合段部(図示せず)が形成されており、上下に隣接する腰壁パネル10Aの接合段部を若干ずらして接合した状態で、壁面2に接着することで、腰壁パネル10A間に横方向に延びる目地部12Aが形成されている。
なお、第3実施形態において、その他の部分は、第1実施形態と同様に形成されるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。また、第3実施形態においても、第1実施形態の補強板80に代えて第2実施形態のように壁3の裏面に補強板80Aを配置してもよい。
この発明に係る手摺付き腰壁の第1実施形態を示す概略斜視図である。 第1実施形態の手摺付き腰壁の要部を示す断面斜視図である。 図2のI−I線に沿う断面図である。 図2のII−II線に沿う断面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 第1実施形態の手摺付き腰壁の要部を示す分解斜視図である。 この発明における手摺ブラケットの取付状態を示す斜視図である。 この発明に係る手摺付き腰壁の第2実施形態の要部を示す断面斜視図である。 第1実施形態における腰壁パネルの接合状態を示す断面斜視図である。 第1実施形態における別の腰壁パネルの接合状態を示す断面斜視図である。 この発明に係る手摺付き腰壁の第3実施形態を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 床面
2 壁面
3 壁
10,10A 腰壁パネル
20 見切り材
22 凹溝
23 上部係合片
24 下部係合片
40 手摺ブラケット
41 上部係止部
41a 嵌合溝
42 下部係止部
42a 嵌合溝
43 突条部
44 取付フランジ
45 笠木取付部
47 固定ビス
50 笠木
60 カバー
61 カバー本体
62 上部係止片
62a 嵌合溝
63 下部係止片
63a 嵌合溝
80,80A 補強板
81 固定ねじ

Claims (3)

  1. 床面より所定高さの壁面まで配設される腰壁パネルと、この腰壁パネルの上端部に当接すべく上記壁面に横設される見切り材と、この見切り材に取り付けられる手摺ブラケットと、この手摺ブラケットの取付部を隠蔽するカバーとを具備する手摺付き腰壁であって、
    上記見切り材は、長手通しの凹溝を有すると共に、凹溝の開口部側の対向する上下端に一対の係合片を有するレール部材にて形成され、
    上記手摺ブラケットは、上記凹溝の上下端部を包囲すると共に、上記係合片に係合する一対の係止部と、両係止部を連結する垂直状の突条部と、この突条部の裏面側から左右に延在され、上記凹溝内に係止固定される取付フランジと、上記突条部の表面に突設される笠木取付部とを具備し、
    上記カバーは、上記手摺ブラケットの係止部及び突条部の断面形状と略同一の断面形状を有すると共に、上記係合片に係合する一対の係止部を有し、上記見切り材の凹溝の上下部を包囲するように嵌装されて、手摺ブラケットの係止部及び突条部の表面と同一面上に位置してなることを特徴とする手摺付き腰壁。
  2. 請求項1記載の手摺付き腰壁において、
    上記見切り材の凹溝の底面に補強板が固定され、
    上記手摺ブラケットの取付フランジを固定するねじ部材が、上記補強板にねじ結合されていることを特徴とする手摺付き腰壁。
  3. 請求項1記載の手摺付き腰壁において、
    壁裏面に補強板が固定され、
    上記手摺ブラケットの取付フランジを固定するねじ部材が、見切り材及び壁を貫通して上記補強板にねじ結合されていることを特徴とする手摺付き腰壁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009019434A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Yoshio Oonishi 手摺り受け金具
EP2157256A2 (de) * 2008-08-21 2010-02-24 Stobag Markise

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