JP2005113497A - グレーチングの取替方法 - Google Patents

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小夜子 南
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Abstract

【課題】取り替えが容易で、取り替え費用を削減することができるグレーチングの取替方法を提供する。
【解決手段】第1工程において、路面90に旧受枠92を残し、旧受枠92内に挿入可能な新受枠1を用意する。そして、旧受枠92内に新受枠1を挿入して支持面92aにより新受枠1を受承させた状態で旧受枠92内に新受枠1を固定する。次に、第2工程において、新受枠1内に挿入可能であり、支持面92aにより受承された状態で上面が路面90と面一をなす新グレーチング蓋10を用意し、新受枠1内に新グレーチング蓋10を挿入する。
【選択図】図1

Description

本発明はグレーチングの取替方法に関する。
一般的なグレーチングは、受枠と、この受枠に脱着可能に固定されるグレーチング蓋とからなる。受枠は路面に凹設された穴又は溝の上縁に固定される。この受枠は、路面より下方に位置しつつ路面と平行な支持面をもつ。グレーチング蓋は、格子状をなしており、受枠にボルトにより固定されることが通常である。
路面にこの種のグレーチングを設けた場合、穴や溝に人や車両が落ちることをグレーチング蓋によって防止しつつ、路面の雨水等をグレーチング蓋を介して穴等に集水して迅速に除去することができる。
なお、この種のグレーチングでは、グレーチング蓋が受枠にボルトで締着されているため、路面に凹設された穴等の清掃が困難であるという欠点がある。このため、穴等の清掃をやり易くしたグレーチングも特許文献1に提案されている。このグレーチングは、グレーチング蓋が受枠に対して上下方向で揺動可能に設けられるものである。このグレーチングによれば、穴等の清掃に際してグレーチング蓋を上方向に揺動させることにより、その清掃を容易に行うことができる。
特開2002−356906
しかし、長年使用したグレーチングは、グレーチング蓋が変形したり、グレーチング蓋の強度が弱くなっているため、新たなグレーチングに取り替えられることが好ましい。この際、受枠が埋設されたコンクリートやアスファルトを掘り起こし、受枠ごと新たなグレーチングと取り替える敷設工事を行うとすると、取り替えに長時間を要するとともに、取り替え費用が高くなってしまう。
本発明は、取り替えが容易で、取り替え費用を削減することができるグレーチングの取替方法を提供することを解決すべき課題としている。
本発明のグレーチングの取替方法は、路面に凹設された穴又は溝に既存のグレーチングである旧グレーチングが施工されており、該旧グレーチングが該穴又は該溝の上縁に固定されて該路面より下方に位置しつつ該路面と平行な支持面をもつ旧受枠を備えている場合、該旧グレーチングを新たなグレーチングである新グレーチングに取り替えるグレーチングの取替方法において、
前記路面に前記旧受枠を残し、該旧受枠内に挿入可能な新受枠を用意し、該旧受枠内に該新受枠を挿入して前記支持面により該新受枠を受承させた状態で該旧受枠内に該新受枠を固定する第1工程と、
該新受枠内に挿入可能であり、該支持面により受承された状態で上面が該路面と面一をなす新グレーチング蓋を用意し、該新受枠内に該新グレーチング蓋を挿入する第2工程とを備えていることを特徴とする。
路面に凹設された穴又は溝に既存のグレーチングである旧グレーチングが施工されているのであれば、本発明のグレーチングの取替方法が用いられる。そのような旧グレーチングは穴等の上縁に固定されている。また、旧グレーチングは、路面より下方に位置しつつ路面と平行な支持面をもつ旧受枠を備えている。この場合において、旧グレーチングを新たなグレーチングである新グレーチングに取り替えるのである。
この取替方法では、第1工程において、まず、旧グレーチングのうち、旧グレーチング蓋は外し、旧受枠を路面に残す。そして、その旧受枠内に芯グレーチングの新受枠を挿入し、支持面により新受枠を受承させた状態で旧受枠内に新受枠を固定する。新受枠を旧受枠内に固定する手段としては、ボルト、アンカー、溶接等を採用することができる。これにより、新受枠も穴等の上縁に固定されることとなる。
次いで、第2工程において、新グレーチング蓋を新受枠内に挿入する。この新グレーチング蓋は、支持面により受承された状態で上面が路面と面一をなす。そのため、このグレーチングの取替方法では、旧受枠を取り替える必要がなく、コンクリートやアスファルトを掘り起こす必要もない。これにより、このグレーチングの取替方法では、新たなグレーチングの敷設工事が不要であるため、グレーチングの取り替えが短時間で済むとともに、取り替え費用も安価になる。
したがって、本発明のグレーチングの取替方法によれば、取り替えが容易で、取り替え費用を削減することができる。
本発明のグレーチングの取替方法では、新グレーチングは、新受枠と、新受枠に上下方向で揺動可能に設けられる新グレーチング蓋とからなることが好ましい。これにより、新グレーチング蓋を新受枠から取り外すことなく開閉することができるので、穴等の清掃に際して新グレーチング蓋を上方向に揺動させることにより、その清掃を容易に行うことができる。
この際、新受枠には路面と平行に延びるピンが固定され、新グレーチング蓋には、ピンを回転可能に収納する軸受部が設けられ、軸受部は新グレーチング蓋が上方に揺動することによりピンを開放する開口を有することが好ましい。これにより、新受枠と新グレーチング蓋との取り付け、取り外しが容易になる。そのため、新受枠と新グレーチング蓋とを別々に運搬することができる上、現場での作業も容易になる。
以下、本発明を具体化した実施例1〜3を図面を参照しつつ説明する。
実施例1のグレーチングの取替方法は、図1に示すように、新受枠1と、この新受枠1に挿入可能な新グレーチング蓋20とからなる新グレーチングを用いて実施される。
路面90には、旧グレーチングのうち、旧グレーチング蓋は外され、旧受枠92が残されている。この旧受枠92は、路面90に凹設された排水溝91の上縁に固定されて路面90より下方に位置しつつ路面90と平行な支持面92aをもっている。
新グレーチングの新受枠1は旧受枠92内に挿入可能な大きさである。この新受枠1は、断面I字形状をなす平面視長方形の枠体3と、この枠体3の両端内側に溶接によって固定された格子蓋5、6とからなっている。格子蓋5、6は複数の格子板5a、6aにより格子状をなしている。格子蓋5の支持面92aに対面する部分のうち、新受枠1の長辺側には、外側に一対のボルト孔5bと、内側に一対のアンカー孔5cが貫設されている。また、格子蓋6の支持面92aに対面する部分のうち、新受枠1の長辺側には、外側に一対のボルト孔6bと、内側に一対のアンカー孔6cが貫設されている。これらのボルト孔5b、6b及びアンカー孔5c、6cは新受枠1を旧受枠92に固定するために用いられる。
格子蓋5、6間に位置する枠体3の後部(車道と逆側、つまり歩道側)には、図2及び図3にも示すように、格子蓋5、6間に水平に固定された一対のピン7、8が上下に設けられている。また、格子蓋5、6間に位置する枠体3の前部(歩道と逆側、つまり車道側)には、図4〜6にも示すように、丸棒からなり、新グレーチング蓋20を新受枠1内にロックするためのロック部材9が溶接により水平に固定されている。
図1に示すように、新グレーチング蓋20は複数の格子板20aにより格子状をなしている。なお、新グレーチング蓋20の上部の周囲には、新受枠1との隙間を覆い、砂止めとしての機能を果たす図示しないカバーが溶接されている。この新グレーチング蓋20では、図2及び図3にも示すように、後部の格子板20aには新受枠1の一対のピン7、8を回転可能に収納する軸受部21が設けられている。ここで、図2は、新グレーチング蓋20が閉じた状態にある場合の一対のピン7、8と軸受部21との関係を示している。また、図3は、新グレーチング蓋20が開いた状態にある場合の一対のピン7、8と軸受部21との関係を示している。軸受部21とピン7とにより、新グレーチング蓋20が上下に揺動可能になっている。また、軸受部21は新グレーチング蓋20が上方に揺動することによりピン7、8を開放する開口21aを有しいる。この開口21aにより、新グレーチング蓋20を新受枠1より取り外すことができる。また、軸受部21とピン8とにより、新グレーチング蓋20が閉じた場合のガタツキが防止されている。
また、図4〜6にも示すように、新グレーチング蓋20の前部には、ロック機構22が設けられている。ロック機構22は、取っ手23、一対のガイド板28及びロック板29を備えている。取っ手23は、丸棒からなる本体25と丸棒からなる支持棒24とがT字状に溶接により固定されたものである。支持棒24の中央部には、プレート26が溶接により固定されている。このプレート26は、新グレーチング蓋20を上方に揺動させる際に、ロック板29と当接して力を新グレーチング蓋20に作用させる。また、支持棒24の先端部分には、重心を下げて、取っ手23のバランスを保つナット27が螺合されている。ロック板29は、前部及び後部に爪29b、29c、29d、29eを突設させた板状をなしている。また、ロック板29の中央部には、取っ手23の支持棒24を挿通する挿通孔29aが貫設されている。一対のガイド板28は、新グレーチング蓋20の2枚の格子板20aの間において、ロック部材9と平行に溶接により固定されている。ガイド板28には、爪29b、29c、29d、29eを挿通して、ロック板29を水平に案内するガイド孔28bが貫設されている。また、ガイド板28の上面には、取っ手23が収納される際、本体25を収納する受け部28aが凹設されている。新グレーチング蓋20の前部の2枚の格子板20aには、ガイド孔28bとともに爪29b、29cを挿通して、ロック板29を案内するガイド孔20bが貫設されている。ここで、図4及び図5は、ロック機構22により新グレーチング蓋20が新受枠1にロックされている場合の新グレーチングの正面図及び断面図である。図4及び図5において、取っ手23が新グレーチング蓋20内に収納されることにより、ロック板29は支持棒24により前方に押されている。このため、ロック板29の先端部分がロック部材9の下に挿入され、新グレーチング蓋20が新受枠1にロックされる。また、図6は、ロック機構22を解除して新グレーチング蓋20を持ち上げている場合の新グレーチングの断面図である。図6において、取っ手23が新グレーチング蓋20内から取り出され、本体25が矢印方向に引っ張られることにより、ロック板29は支持棒24により後方に押される。このため、ロック板29の先端部分がロック部材9から離れ、ロック機構22が解除される。本体25をさらに矢印方向に引っ張ると、新グレーチング蓋20はピン7を支点として回転するため、新グレーチング蓋20を開けることができる。
次に、グレーチングの取替方法を説明する。まず、第1工程において、排水溝91に施工されていた旧グレーチングから旧グレーチング蓋等を取り外し、旧受枠92のみを残す。そして、旧受枠92内に新受枠1を挿入して支持面92aにより新受枠1を受承させる。次に、新受枠1の格子蓋5、6に貫設されたボルト孔5b、6bにボルトを挿入するか、アンカー孔5c、6cにアンカーを打ち込むかすることにより、旧受枠92内に新受枠1を固定する。これにより、新受枠1も排水溝91の上縁に固定されることとなる。
そして、第2工程において、新グレーチング蓋20を後部が下になるように垂直に支え、ピン7を開口21aから軸受部21内に入れる。次に、取っ手23の本体25を持ち、ピン7を支点として新グレーチング蓋20を回転させて、新受枠1内に新グレーチング蓋20を挿入する。そして、取っ手23を新グレーチング蓋20内に収納する。これにより、ロック機構22が働き、新グレーチング蓋20が新受枠1内にロックされる。こうして、旧グレーチングが新グレーチングに取り替えられる。
こうして、このグレーチングの取替方法では、旧受枠92を取り替える必要なく、旧受枠92にボルト等によって新受枠1を固定することにより新グレーチングを施工することができるため、コンクリートやアスファルトを掘り起こす必要がない。これにより、この取替方法では、新グレーチングの敷設工事が不要であるため、グレーチングの取り替えが短時間で済むとともに、取り替え費用も安価になる。また、さらに新グレーチングを交換する場合においても、ボルト等を外すことにより旧受枠92から新受枠1を外すことができ、その取り替えも短時間で済むとともに、取り替え費用も安価になる。
したがって、実施例1のグレーチングの取替方法によれば、取り替えが容易で、取り替え費用を削減することができる。
また、このグレーチングの取替方法では、新グレーチング蓋20が上下方向で揺動可能にされているため、新グレーチング蓋20を新受枠1から取り外すことなく開閉することができる。これにより、排水溝91の清掃に際して新グレーチング蓋20を上方向に揺動させることにより、その清掃を容易に行うことができる。
さらに、このグレーチングの取替方法では、新受枠1に一対のピン7、8が固定され、新グレーチング蓋20には各ピン7、8を回転可能に収納するとともに、新グレーチング蓋20が上方に揺動することによりピン7、8を開放する開口21aを有する軸受部21が設けられている。これにより、新受枠1と新グレーチング蓋20との取り付け、取り外しが可能になる。そのため、新受枠1と新グレーチング蓋20とを別々に運搬することができる上、現場での作業も容易になる。
なお、上記新グレーチングは新グレーチング蓋20が新受枠1に対して幅方向で揺動するものであるが、新グレーチング蓋20が新受枠1に対して長さ方向で揺動するように新グレーチングを構成することも可能である。
実施例2のグレーチングの取替方法は、図7に示すように、新受枠30と、この新受枠30に挿入可能な新グレーチング蓋40とからなる新グレーチングを用いて実施される。
路面90には、旧グレーチングのうち、旧グレーチング蓋は外され、旧受枠93が残されている。この旧受枠93は、路面90に凹設された排水溝91の上縁に固定されて路面90より下方に位置しつつ路面90と平行な支持面93aをもっている。
新グレーチングの新受枠30は、図8及び図9にも示すように、旧受枠93内に挿入可能な大きさである。この新受枠30は、断面I字形状をなし、前板31、後板32及び側板33、34で囲まれた四角形状の金属製の枠体からなっている。側板33、34の後部には、内側に向かって一対のピン35が水平に突設されている。また、前板31には、図12及び図13に示すように、新グレーチング蓋40を新受枠30内にロックするためのロック部材39が内側に向かって突設されている。ここで、図8及び図9は、新受枠30の正面図及び断面図である。
新グレーチング蓋40は、図7に示すように、複数の格子板40aにより格子状をなしている。なお、新グレーチング蓋40の上部の周囲には、新受枠30との隙間を覆い、砂止めとしての機能を果たす図示しないカバーが溶接されている。この新グレーチング蓋20では、図10及び図11にも示すように、後部の格子板40aに新受枠30の一対のピン35を回転可能に収納する軸受部41が設けられている。この軸受部41と一対のピン35とにより、新グレーチング蓋40が上下に揺動可能になっている。また、軸受部41は新グレーチング蓋40が上方に揺動することによりピン35を開放する開口41aを有している。この開口41aにより、新グレーチング蓋40を新受枠30より取り外すことができる。ここで、図10は、新グレーチング蓋40が閉じた状態にある場合の一対のピン35と軸受部41との関係を示している。また、図11は、新グレーチング蓋40が開いた状態にある場合の一対のピン35と軸受部41との関係を示している。
また、図12及び図13に示すように、新グレーチング蓋40の前部には、ロック機構42が設けられている。ロック機構42は、取っ手43と一対のガイド板48を備えている。取っ手43は、丸棒からなる本体45と支持棒44とロック棒46とがH字状に固定されている。一対のガイド板48は、新グレーチング蓋40の最前部の格子板40aに、外側に向けて下方に傾斜させて固定されている。また、新グレーチング蓋40の最前部の格子板40aには、一対のガイド板48の間に、取っ手43の支持棒44を案内するガイド孔40bが貫設されている。そして、最前部の格子板40aの上部には、蓋47が固定されている。ここで、図12は、ロック機構42により新グレーチング蓋40が新受枠30にロックされている場合のグレーチングの断面図である。図12において、取っ手43が新グレーチング蓋40内に収納されることにより、ロック棒46がガイド板48とロック部材39との間に嵌り込んで、新グレーチング蓋40が新受枠30にロックされる。また、図13は、新グレーチング蓋40と新受枠30とのロックが外れている場合のグレーチングの正面である。ただし、蓋47の下方で水平に切断した断面図として表している。図13において、本体45を引っ張り、取っ手43を新グレーチング蓋420内から取り出すと、ロック棒46がガイド板48とロック部材39との間から引き出されて、ロック機構42が解除される。さらに、本体45を引っ張ると、ロック棒46が最前部の格子板40aに当接し、新グレーチング蓋40はピン35を支点として回転するため、新グレーチング蓋40を開けることができる。
次に、グレーチングの取替方法を説明する。まず、第1工程において、排水溝91に施工されていた旧グレーチングから旧グレーチング蓋等を取り外し、旧受枠93のみを残す。そして、旧受枠93内に新受枠30を挿入して支持面93aにより新受枠30を受承させる。次に、新受枠30と旧受枠93とを溶接により固定する。これにより、旧受枠93内に新受枠30が固定される。
そして、第2工程において、新グレーチング蓋40を後部が下になるように支え、ピン35を開口41aから軸受部41内に入れる。次に、取っ手43の本体45を持ち、ピン35を支点として新グレーチング蓋40を回転させて、新受枠30内に新グレーチング蓋40を挿入する。そして、取っ手43を新グレーチング蓋40内に収納する。これにより、ロック機構42が働き、新グレーチング蓋40が新受枠30内にロックされる。こうして、旧グレーチングが新グレーチングに取り替えられる。
実施例2のグレーチングの取替方法においても、実施例1のグレーチングの取替方法と同様、旧受枠93を取り替える必要がなく、コンクリートやアスファルトを掘り起こす必要もない。これにより、このグレーチングの取替方法では、新たなグレーチングの敷設工事が不要であるため、グレーチングの取り替えが短時間で済むとともに、取り替え費用も安価になる。
したがって、実施例2のグレーチングの取替方法によっても、取り替えが容易で、取り替え費用を削減することができる。その他の作用及び効果は実施例1と同様である。
実施例3のグレーチングの取替方法は、実施例2と同様、図7に示す旧受枠93、新受枠30等を用いて実施される。ただし、新グレーチング蓋40に代わりに、図14に示す新グレーチング蓋50を用いる。また、図7に示した実施例2の機械的構成と同一の構成については同一の符号を用いることとし、その説明を省略する。
新グレーチング蓋50は、図14に示すように、複数の格子板50aにより格子状をなし、後部の格子板50aには新受枠30の一対のピン35を回転可能に収納する軸受部51が設けられている。また、軸受部51は新グレーチング蓋50が上方に揺動することによりピン35を開放する開口51aを有している。また、新グレーチング蓋50の前部には、ロック機構52が設けられている。
ロック機構52は、図15及び図16に示すように、ロック具53と一対のガイド板58を備えている。ロック具53は、丸棒からなる支持棒54とロック棒56とがT字状に固定されている。また、支持棒54には、2枚の格子板50aの間に、支持棒54の前後の動きを規制する円板状のストッパ57、58が固定されている。また、新グレーチング蓋50の最前部の2枚の格子板50aには、支持棒54を案内するガイド孔50c、50dが貫設されている。このガイド孔50dは、ガイド孔50cよりも上方に位置している。これにより、ロック棒56が自重によりガイド板58とロック部材39との間にはまり込んで、新グレーチング蓋50が新受枠30にロックされる。また、支持棒54を引っ張り、ストッパ58を格子板50aに当接させると、ロック棒56がガイド板58とロック部材39との間から引き出されて、ロック機構52が解除される。この状態で、支持棒54を上方に引っ張ると、新グレーチング蓋50はピン35を支点として回転するため、新グレーチング蓋50を開けることができる。また、最前部の格子板50aの上部には、蓋57が固定されている。ここで、図15、図16は、ロック機構52により新グレーチング蓋50が新受枠30にロックされている場合の、グレーチングの断面図である。
次に、グレーチングの取替方法を説明する。まず、第1工程において、排水溝91に施工されていた旧グレーチングから旧グレーチング蓋等を取り外し、旧受枠93のみを残す。そして、旧受枠93内に新受枠30を挿入して支持面93aにより新受枠30を受承させる。次に、新受枠30と旧受枠93とを溶接により固定する。これにより、旧受枠93内に新受枠30が固定される。
そして、第2工程において、新グレーチング蓋50を後部が下になるように支え、ピン35を開口51aから軸受部51内に入れる。次に、ロック具53の支持棒54を持ち、ピン35を支点として新グレーチング蓋50を回転させて、新受枠30内に新グレーチング蓋50を挿入する。そして、ロック具53の支持棒54を放すと、ロック棒56が自重によりガイド板58とロック部材39との間に嵌り込んで、新グレーチング蓋50が新受枠30にロックされる。こうして、旧グレーチングが新グレーチングに取り替えられる。
実施例3のグレーチングの取替方法においても、実施例1のグレーチングの取替方法と同様、旧受枠93を取り替える必要がなく、コンクリートやアスファルトを掘り起こす必要もない。これにより、このグレーチングの取替方法では、新たなグレーチングの敷設工事が不要であるため、グレーチングの取り替えが短時間で済むとともに、取り替え費用も安価になる。
したがって、実施例3のグレーチングの取替方法によっても、取り替えが容易で、取り替え費用を削減することができる。その他の作用及び効果は実施例1と同様である。
本発明はグレーチングの取替方法に利用可能である。
実施例1のグレーチングの斜視図である。 実施例1のグレーチングに係り、新グレーチング蓋が閉じた状態にある場合の、ピンと軸受部との関係を示す断面図である。 実施例1のグレーチングに係り、新グレーチング蓋が開いた状態にある場合の、ピンと軸受部との関係を示す断面図である。 実施例1のグレーチングに係り、ロック機構により新グレーチング蓋が新受枠にロックされている場合の、グレーチングの正面図である。 実施例1のグレーチングに係り、図4におけるV−V矢視断面図である。 実施例1のグレーチングに係り、ロック機構を解除して新グレーチング蓋を持ち上げている場合の、グレーチングの断面図である。 実施例2のグレーチングの斜視図である。 実施例2のグレーチングに係り、新受枠の正面図である。 実施例2のグレーチングに係り、図8におけるIX−IX矢視断面図である。 実施例2のグレーチングに係り、新グレーチング蓋が閉じた状態にある場合の、ピンと軸受部との関係を示す断面図である。 実施例2のグレーチングに係り、新グレーチング蓋が開いた状態にある場合の、ピンと軸受部との関係を示す断面図である。 実施例2のグレーチングに係り、ロック機構により新グレーチング蓋が新受枠にロックされている場合の、グレーチングの断面図である。 実施例2のグレーチングに係り、新グレーチング蓋と新受枠とのロックが外れている場合の、グレーチングの正面図である。 実施例3のグレーチングに係り、新グレーチング蓋の斜視図である。 実施例3のグレーチングに係り、ロック機構により新グレーチング蓋が新受枠にロックされている場合の、グレーチングの断面図である。 実施例3のグレーチングに係り、図15におけるXVI−XVI矢視断面図である。
符号の説明
90…路面
91…穴、溝(排水溝)
92、93…旧受枠
92a、93a…支持面
1、10、30、40、50…新グレーチング(1、30…新受枠、10、40、50…新グレーチング蓋)
7、8、35…ピン
21、41、51…軸受部
21a、41a、51a…開口

Claims (3)

  1. 路面に凹設された穴又は溝に既存のグレーチングである旧グレーチングが施工されており、該旧グレーチングが該穴又は該溝の上縁に固定されて該路面より下方に位置しつつ該路面と平行な支持面をもつ旧受枠を備えている場合、該旧グレーチングを新たなグレーチングである新グレーチングに取り替えるグレーチングの取替方法において、
    前記路面に前記旧受枠を残し、該旧受枠内に挿入可能な新受枠を用意し、該旧受枠内に該新受枠を挿入して前記支持面により該新受枠を受承させた状態で該旧受枠内に該新受枠を固定する第1工程と、
    該新受枠内に挿入可能であり、該支持面により受承された状態で上面が該路面と面一をなす新グレーチング蓋を用意し、該新受枠内に該新グレーチング蓋を挿入する第2工程とを備えていることを特徴とするグレーチングの取替方法。
  2. 前記新グレーチングは、前記新受枠と、該新受枠に上下方向で揺動可能に設けられる前記新グレーチング蓋とからなることを特徴とする請求項1記載のグレーチングの取替方法。
  3. 前記新受枠には前記路面と平行に延びるピンが固定され、前記新グレーチング蓋には、該ピンを回転可能に収納する軸受部が設けられ、該軸受部は該新グレーチング蓋が上方に揺動することにより該ピンを開放する開口を有することを特徴とする請求項2記載のグレーチングの取替方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100799509B1 (ko) * 2007-01-18 2008-01-31 주식회사 세화 잠금수단을 갖는 힌지형 그레이팅
KR101161611B1 (ko) 2012-02-27 2012-07-04 (주)천마기술단 도로 측구용 빗물 배수시설
JP2016141988A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社シマブン グレーチング用把手、およびそれを備えた把手付きグレーチング

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