JP2005111584A - 加工物の着座確認装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】工作機械に使用する把持装置に加工物が適正に装着されたことを検出する着座確認装置において、外径の大きさ・形状の異なる複数の加工物を使用する際に、取付位置を変更することなく1ヶ所に固定して加工物の着座を確認すること。
【解決手段】棒状に形成され加工物が着座することで基台を下方へ押圧する受け部材と、前記受け部材を上方へ付勢する付勢手段と、受け部材の一端と本体を軸支持し、受け部材と本体とを回動可能に連結する支点ピンを備え、受け部材のどこに加工物が着座しても、基台が下方に押し下げられ流体の圧力を入り切りし、圧力検出器が流体の圧力を検知し加工物の着座を確認する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、旋盤やマシニングセンタ等の工作機械に使用する把持装置に加工物が適正に装着されたことを検出する加工物の着座確認装置に関する。
従来より旋盤やマシニングセンタ等の工作機械における加工物を着座面へ押し付けて把持するチャック、例えばフィンガーチャックなどの把持装置においては、加工物が着座面に着座したか否かを検出する着座確認装置を設けたものがある。
例えば、実開平7−24536号公報で示されるように、加工物が着座する際に弁棒が押し込まれ、圧縮空気を送る流路を連通させることで圧力スイッチが作動し、着座確認を行い、加工物が着座しない際には弁棒がばねの力で突出し、流路が閉じて圧力スイッチの出力信号が切れ、加工物の着座面からの離脱が確認される。
また、本出願人は従来より図7に示すような着座確認装置を用いている。
図7において、圧縮空気などの流体を送る流入口108と送られた流体を排出する流出口109とを有する本体101へ摺動自在に基台103が設けられている。基台103と本体101が摺動する摺動面122には前記流体をシールするOリング115が備えられている。
基台103は加工物Wを着座させる着座面104を備えており、バネA107で付勢されたスライド部材121へ係合される弁体105が組み込まれている。
基台103は弁体105とスライド部材121と共にバネB106により着座面側へ付勢され、浮き上がり状態になされている。
弁体105とスライド部材121は、摺動自在に係合されており、弁体105と基台の間に設けたバネA107により、弁体105がボディ側へ付勢されている。
弁体105の一端は本体101に設けられた流出口109とボディ102に設けられた排出流路113へ挿入可能に形成され、シール部材120が設けられている。
流出口109の先には、図示しない流体管が配設され、圧力検出器と連接されている。
加工物Wが着座すると、着座面104が図中下方へ押し付けられ、基台103がバネBの力に抗して押し下げられ、弁体105の先端が流出口109へ挿入され、シール部材120により圧接されて、流出口109が閉じられる。流出口109を閉じることで流体の流れが阻止されると圧力検出器により流体の圧力低下を検出して、加工物Wの着座を確認する。
加工が終って加工物Wを取りはずすと、バネB106の力で基台103と共に弁体105が上方へ浮き上がり、流出口109が開き、流入口108から送られる流体が流出口109から流出され、圧力検出器に流体が送られて圧力を検出し、加工物Wの着座面からの離脱が確認される
また、加工物Wの着座確認において、加工物Wの着座による着座面104の押し下げ量は、加工物Wの製作寸法誤差や傾きにより、多少の増減が発生する。そのため、着座検出の範囲を4〜6mm程度設け、確実に着座の検出を行うようになされている。
前記構成においては、スライド部材121へ摺動自在に係合された弁体105がバネA106により付勢されて基台103へ組みこまれているので、加工物Wの着座により基台103が押し下げられると、まずスライド部材121と共に弁体105がバネB107に抗して下がり、流出口109をふさぎ、さらに基台103が押し下げられると、次に弁体105は流出口109をふさいだままスライド部材121と弁体105が摺動してバネA106に抗して基台103が下がる構成になされている。
実開平7−24536号公報
工作機械に使用するチャックなどの把持装置を用いて加工物Wを把持して行う加工作業には、把持する外径の大きさ・形状の異なる複数種類の加工物Wを交換して加工することが行われる。
その際、前述のような従来の着座確認装置では、加工物Wの外径の大きさ・形状に合せて加工物Wの交換のたびに着座確認装置の取付位置を移動させる必要が有る。
もしくは、従来の着座確認装置を用いて、外形の大きさ・形状の異なる加工物Wをひとつの着座確認装置で着座確認を行うためには、加工物Wを着座させる着座面104の大きさを大きくする必要があるが、着座面104を大きくすると加工物Wの着座による着座面104への押下げ力が常に同じ位置に加わることがないので着座面104を支持する基台103と本体101の摺動面122に対し、着座面104への偏荷重として作用し、着座面104が傾斜してしまう。
そのため、前記基台103と本体101との摺動面122へ基台103が傾いて当接しながら摺動し、大きな摩擦抵抗となり、磨耗や動作不良の原因になる。さらに基台103と本体101の間に設けられたOリング115にも偏荷重として作用しシール性能も低下させ、流体のモレが発生し、加工物の着座検出が困難となる。
また、着座面104への偏荷重を軽減するため、基台103の外径を大きくして本体101と基台103の摺動面122をより外方に配置し、着座面104を支持する基台103を安定させて傾斜をなくす構成とすると、摺動面122に備えられた流体をシールするOリング115の外径も基台103の外径と同様に大きくなり、Oリング115の外径に比例して寸法公差によるスキマもより大きくなるので、流体のモレが発生しやすくなる問題が発生する。
さらに、前述の構成では、弁体105を付勢するバネA107は、弁体105と共にスライド部材121も図4中下方へ押下げる力を作用させるため、基台103を付勢するバネB106のバネには、前記バネA107による押下げ力が加わり、バネB106のバネ力にはより大きな力が必要となってしまう。
したがって、本発明は、前述の問題点を鑑み、工作機械に使用する把持装置に加工物が適正に装着されたことを検出する着座確認装置において、外径の大きさ・形状の異なる複数の加工物を使用する際に、取付位置を変更することなく1ヶ所に固定して外径の大きさ・形状の異なる複数の加工物の着座を確認することのできる着座確認装置を提供することを目的とする。
略直方体状に形成され流体の流路を有する本体と、該本体へ上方を突出して上下方向へ摺動可能に設けられ上下に摺動することで流体の圧力を入り切りさせる基台と、前記流体の圧力を検知することによって加工物の着座を確認する圧力検出器を備える加工物の着座確認装置において、前記基台の上方に設けられ棒状に形成され上面に加工物が着座する着座面を有し加工物が着座することで基台を下方へ押圧する受け部材と、前記本体に設けられ受け部材を上方へ付勢する付勢手段と、前記受け部材の一端に設けられピン孔を有し本体の一端と係合されるブラケット部と、該ブラケット部のピン孔へ挿入され本体の一端と軸支持し、受け部材と本体とを回動可能に連結する支点ピンを備え、加工物が着座面へ着座すると、受け部材が基台を下方に押し下げ流体の圧力を入り切りし、圧力検出器が流体の圧力を検知し加工物の着座を確認する。
本発明によれば、棒状に形成された受け部材で加工物を受け、一端を回動可能に支持することで、受け部材の長尺方向の範囲内のどの位置に加工物が着座しても基台の位置を変更することなく着座の確認を行うことが可能となる。
したがって、外径の大きさや形状の異なる加工物の着座を確認するために着座確認装置の位置を変更することなく着座の確認を行うことができる。
また、着座確認のための流体を供給、排出する流体配管をボディに配しているが、この配管を複数ヶ所設ける必要が無くなり、簡単な構成の流体配管で着座確認が可能となる。
さらに、着座確認装置の取り付け位置を変更することが無いので、回転する把持装置全体の重量バランスが一定となり、把持装置の高速回転時において、装置の振動の発生を抑え、精密な加工が可能となる。
また、本発明の構成では受け部材を大きくして着座検出範囲を広範囲としても、基台の大きさを小さくすることができるので、装置の小型化、軽量化が実現でき、回転時に作用する遠心力を小さくすることができる。
以下に本発明の最良の形態となる実施例を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例における加工物の着座確認装置の全体断面図を示し、図2は本発明の実施例における加工物の着座確認装置の全体平面図を示している。
図1において、本発明の着座確認装置が装着されるボディ31には、図示しない供給源から供給される流体を供給する供給流路32と供給された流体を図示しない排出口へ導く排出流路33が設けられており、排出流路33の接続部分には流出口28が設けられ、排出流路33から排出口の間には図示しない圧力検出器が備えられている。
ボディ31に装着される着座確認装置の本体1は略直方体状に形成され、内部には流体室34が設けられ、前記供給流路32と排出流路33とが連接されており、ボルト36でボディ31に固定されている。
本体1の図中右方の端部には、凸形状に形成された支点ピン支持部10が設けられ、この支点ピン支持部10へ支点ピン支持穴12が開口されている。
前記本体1の上方には、加工物30が着座すると加工物30により下方へ押圧される棒状の受け部材2が設けられており、受け部材2の上面は加工物30が着座時に当接する着座面7が備えられている。
受け部材2は本体1と同様に略直方体に形成されており、本体1の凸形状に形成された支点ピン支持部10と係合するブラケット部8を図中右方の端部に備え、ブラケット部8は本体1の支点ピン支持部10の両側に逆凹形状に形成され、支点ピン孔9が開口されている。
図3は図1のA−A矢視断面図であり、支点ピン部分の断面図を示している。
前記支点ピン支持部10に設けられた支点ピン支持孔12と受け部材2に設けられた支点ピン孔9の2つの孔を貫通する支点ピン6が備えられ、抜け止め35を装着されて、本体1に対し、受け部材2が回動可能に連結されて設けられている。
受け部材2の長さ方向略中間部には、下方の本体1と当接する二つの当接部材20がネジ込まれて下方へ突出して設けられており、本体1から突出する基台22と付勢手段5の各々に当接するように設けられている。
本体1には、本体1と摺動可能に設けられた基台22が設けられ、基台22と本体1が摺動する摺動面39には流体をシールするOリング17が備えられている。
基台22にはバネA25が設けられ、基台22は上方へ付勢されている。基台22の内方には基台22と共にバネA25により上方へ付勢されているスライド部材23が設けられ、基台22と一体的に備えられ、基台22に伴って本体1と摺動可能になされている。
スライド部材23の内方にはスライド部材23の下方から突出する弁部37を備えた弁体24がスライド部材23と摺動可能に設けられ、バネB26により基台22に対して下方へ付勢されている。
弁部37はボディ31に設けられた流出口28へ挿入されて備えられ、弁部37に設けられた切欠38を介して、流体が本体1から流出口28を通って流出するようになされている。
また、弁部37の外周にはシール部材40が備えられ、弁体24が下方へ下降しシール部材40がボディ31に押圧されると、流出口28を密封し流出口28が閉じられ、流体の流れが阻止される。また、基台22の図中左方に設けられる付勢手段5は、本体1と摺動可能に設けられた押圧部材18と押圧部材18を上方へ付勢する付勢部材19からなり、押圧部材18は付勢部材19として備えられたコイルバネにより常に上方へ付勢されており、当接部材20を介して、受け部材2を上方へ付勢する。
また、受け部材2の支点ピンの取付側とは他端側である図中左方には、付勢手段5により上方へ付勢される受け部材2を一定位置へ係止するストッパ手段4が設けられている。
本体1の図中左方端部には凸形状に形成されたストッパ軸支持部11が備えられ、ストッパ軸孔16が開口されている。
図4は図1のB−B矢視断面図であり、ストッパ手段4部分の断面図を示している。
受け部材2の図中左方端部には、前記ストッパ軸支持部11の両側へ逆凹形状に形成されたストッパ受け14が設けられ、ストッパ軸孔16よりも大径のストッパ穴15が開口されている。
本体1のストッパ軸孔16にはストッパ軸13が挿し込まれて設けられ、ストッパ軸孔16から突出するストッパ軸13が、受け部材2のストッパ受け14に設けられたストッパ孔15へ係合することで、付勢手段5により上方へ付勢される受け部材2を一定位置へ係止する。
このときの受け部材2の停止位置は加工物の着座位置よりも上方へ着座面7が配置されるようになされている。
次に本実施例の動作について説明する。
図5には本実施例において外径の大きい加工物29が着座した際の断面図を示し、図6には本実施例において外径の小さい加工物30が着座した際の断面図を示す。
加工物29が着座面7へ設置されない状態では、図1に示すように基台22はバネA25により図中上方へ付勢され、本体1に設けられた段付部に係止された位置に留まっている。
この際弁体24も、基台22と共にバネA25により図中上方へ付勢され、流出口28は、弁部37の切欠38を介して通気状態になされ、供給流路32から流入される流体は、流出口28を通過し排出流路33へ流出される。
この時、付勢手段5は付勢部材19として設けられたコイルバネにより、受け部材2を上方へ付勢し、受け部材2はストッパ軸13に係止されて停止位置へ留まっている。
次に加工物29が装着されると、図5に示されるように加工物29が着座面7に着座し、受け部材2が下方へ押し下げられる。すると、受け部材2は支点ピン6を中心に図中反時計回りで回動され、受け部材2は図中左下方へ傾斜した状態になされる。
これにより、受け部材2に螺合された当接部材20が基台22を下方へ押し下げる。
基台22がバネA25の付勢力に抗して押し下げられると、基台22に対してバネB26により下方へ付勢されている弁体24も下方へ下降し、弁部37に設けられたシール部材40が流出口28に圧接されて、流出口28が閉じられ、流体の流れが阻止される。
流体の流れが遮断されると、図示しない圧力検出器により流体の圧力の無いことを検出して、加工物29の着座が確認される。加工物29の着座が確認されると、加工物29の加工が行われる。
その後、加工が終わって加工物29を取り外すと、付勢手段5の押圧部材18が付勢部材19であるコイルバネのバネ力により上方へ押し上げられ、当接部材20を介して受け部材2を上方へ押圧する。
受け部材2は支点ピン6を中心として図中時計回りに回動され、ストッパ軸13に係止されて停止位置に留まる。
その際、基台22へ作用していた受け部材2による下方への押し下げる力が解除され、バネA25の上方への付勢力により、基台22は弁体24と共に上方へ浮き上がり、流出口28をふさいでいたシール部材40が流出口28から離れ、流体が流出口28を通って流出され、圧力検出器が流体の圧力を検出し、加工物29の着座面からの離脱が確認される。
図6には前記実施例の加工物29よりも外形の小さい加工物30を用いる場合における着座状態を示す。
図6に示す様に本発明によれば、加工物の外形が異なり、受け部材2への加工物の着座位置が変わっても、前記同様の動作により加工物の着座を確認することが可能となる。
加工物30が装着されると、加工物29が着座面7に着座し、受け部材2が下方へ押し下げられる。すると、受け部材2は支点ピン6を中心に図中反時計回りで回動され、受け部材2は図中左下方へ傾斜した状態になされる。
これにより、受け部材2に螺合された当接部材20が基台22と当接し、受け部材2を下方へ押し下げる。
基台22がバネA25の付勢力に抗して押し下げられると、基台22に対してバネB26により下方へ付勢されている弁体24も下降し、弁部37に設けられたシール部材40が流出口28に圧接されて、流出口28が閉じ、流体の流れが阻止される。
流体の流れが遮断されると、図示しない圧力検出器により、流体の圧力の無いことを検出して、加工物30の着座が確認される。加工物30の着座が確認されると、加工物30の加工が行われる。
その後加工が終わって加工物30を取り外すと、付勢手段5の押圧部材18が付勢部材19であるコイルバネのバネ力により上方へ押し上げられ、当接部材20を介して受け部材2を上方へ押圧する。
受け部材2は支点ピン6を中心として図中時計回りに回動され、ストッパ軸13に係止されて停止位置に留まる。
その際、基台22に作用していた受け部材2による基台22を下方へ押し下げる力が解除され、バネA25の上方への付勢力により、基台22は弁体24と共に上方へ浮き上がり、流出口28をふさいでいたシール部材
40が流出口28から離れ、流体が流出口28を通って流出され、圧力検出器が流体の圧力を検出し、加工物30の着座面からの離脱が確認される。
前記実施例では、ストッパ手段4を設けて付勢手段5による受け部材2の上方への回動をストッパ手段4の設置位置で係止することで、受け部材2の回動範囲を制限しているが、本発明においては、必ずしもストッパ手段4を設ける必要はなく、付勢手段5で付勢された受け部材2が加工物の着座によって下方へ回動されるように加工物の着座する際、受け部材2で受けるようになされていればよい。
また、前記実施例では、付勢手段5を基台22とは別に設け、基台22を上方へ付勢するバネA25と受け部材2を上方へ付勢する付勢手段5としてのコイルバネを別々にそなえているので、基台に設けられるバネA25の付勢力を小さくでき、コイルバネで受け部材2を上方へ回動させる付勢力を与えるようになされているが、必ずしも別途にコイルバネの付勢手段5を備える必要はなく、基台22へ設けられたバネA25のみを付勢手段5として設け、ひとつの付勢手段5であるバネA25により、基台22および受け部材2の両方を上方へ付勢することで、同様の作用を与えることができる。
前記実施例では、受け部材2の形状を本体1と同様の直方体形状としているが、本発明において受け部材2は長尺方向を有する棒状のものであって、その長尺方向の範囲内に加工物の着座位置があればよく、受け部材2はその形状を限定することなく同様の効果を得るものである。
また、前記実施例では圧力検出器は排出流路33と排出口との間に設けられ、基台22が下降することにより流体の流れが阻止され、圧力検出器が排出流路33の流体の圧力が無いことを検出して加工物の着座を確認しているが、本発明は前記実施例に限定するのではなく、圧力検出器を供給流路32と供給源との間に設け、基台22が下降することにより流体の流れが阻止され、圧力検出器が供給流路32の流体の圧力が有ることを検出することで前記実施例と同様に加工物の着座を確認することができる。本発明においては、基台22が上下に摺動することで発生する流体の圧力の有無を圧力検出器が検知し加工物の着座を確認するので、圧力検出器が流体の流路の供給と排出のどちら側に設けられても、同じ作用により加工物の着座確認を行うことができる。
本発明では、棒状に形成された受け部材2が一端を支点ピン6で本体1と回動可能に係合されているので、受け部材2の長尺のどの部分へ加工物が着座しても、同じように受け部材2が支点ピン6を中心に下方へ回動するので、受け部材2の下方へ設けられた基台22が下方へ押圧され、加工する作用を同様に行う。
そのため、外形の異なる加工物を複数種類用い、加工物の着座位置が変更されても、棒状に形成される受け部材2の長尺の範囲内であれば、受け部材2のどの位置へ加工物が着座しても、同じように加工物の着座の確認が可能となる。
したがって、本発明によれば、外形の異なる加工物を用い、加工物の着座位置が変更されても、同一の着座確認装置を用いて外形の異なる加工物の着座を確認することができる。
本発明の実施例における加工物の着座確認装置の全体断面図。 本発明の実施例における加工物の着座確認装置の全体平面図。 図1のA−A矢視断面図。 図1のB−B矢視断面図。 本発明の実施例における大径の加工物が着座した際の部分断面拡大図。 本発明の実施例における小径の加工物が着座した際の部分断面拡大図 従来例における加工物の着座確認装置の全体断面図。
符号の説明
1 本体
2 受け部材
5 付勢手段
6 支点ピン
7 着座面
8 ブラケット部
9 支点ピン孔
22 基台

Claims (1)

  1. 略直方体状に形成され流体の流路を有する本体と、該本体へ上方を突出して上下方向へ摺動可能に設けられ上下に摺動することで流体の圧力を入り切りさせる基台と、前記流体の圧力を検知することによって加工物の着座を確認する圧力検出器を備える加工物の着座確認装置において、前記基台の上方に設けられ棒状に形成され上面に加工物が着座する着座面を有し加工物が着座することで基台を下方へ押圧する受け部材と、前記本体に設けられ受け部材を上方へ付勢する付勢手段と、前記受け部材の一端に設けられ支点ピン孔を有し本体の一端と係合されるブラケット部と、該ブラケット部の支点ピン孔へ挿入され本体の一端とブラケット部を軸支持し、受け部材と本体とを回動可能に連結する支点ピンを備え、加工物が着座面へ着座すると、受け部材が基台を下方に押し下げ流体の圧力を入り切りし、圧力検出器が流体の圧力を検知し加工物の着座を確認することを特徴とする加工物の着座確認装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015193050A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 パスカルエンジニアリング株式会社 ワーク検知装置
CN113385939A (zh) * 2021-06-28 2021-09-14 江苏龙城精锻集团有限公司 一种高压燃油泵泵头切削加工用液压夹具

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