JP2005109959A - 無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】登録された相手先との通信頻度を示すコミュニケーション頻度を、各相手先との通信(メール、通話)がある毎にカウントアップして保持しておく。そして、定期的に、送受信済メールを新しい順に読み込み(ステップST71)、コミュニケーション頻度にソートする(ステップST72〜75)。ソートされたリストの下位3分の1を削除用リストに登録し(ステップST76)、自動的に削除するか、または、ユーザインタフェースによりユーザに削除を確定させる(ステップST78〜)。
【選択図】図11
Description
しかも、かかる無線通信装置は年々小型化が進み、装置内に搭載されるメモリの容量の大きさには物理的な限界があることから、装置内に取り込まれたデータの効率的な処理が望まれる。
以下に、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機100の外観の一例を図解した図である。 携帯電話機100の本体ケース1は丸みを帯びた直方体の板上の形態を有しており、当該直方体の上端部分には、棒状のアンテナ7が引き出し可能に設けられている。
また、本体ケース1の正面部には、表示部2の矩形の画像表示用パネルが、当該直方体の長手方向中央からアンテナ7寄りの位置に設けられている。正面部の残りの部分には、この画像表示用パネルに隣接して、キー操作部3の15個の押しボタンスイッチが3×5のマトリクス状に隣接して配置されている。
本実施形態の送受信済メールは、本発明の第2の通信データの一実施形態である。
本実施形態の記憶部15は、本発明のメモリの一実施形態である。
スピーカ6は、鳴動部13から入力される電気的な音声信号を音に変換して出力する。 バイブレータ14は、小型モータを含んで構成され、鳴動部13からの信号に応じて所定の周波数で振動する。
さらに、鳴動部13は、バイブレータ14に含まれる小型モータに対して、電気信号を出力する。
送受信部11は、制御部10から出力される送信データに所定の変調処理を施して無線信号に変換し、アンテナ7に出力する。また、アンテナ7において受信された無線信号に所定の復調処理を施して受信データを再生し、制御部10に出力する。
たとえば、音声通話に関する処理として、キー操作部3におけるキー入力操作に応じて送受信部11の発呼、着信のシーケンスを制御する処理や、鳴動部13において入出力される音声データを送受信部11において送受信させる処理を行う。
特に本実施形態においては、後述するコミュニケーション頻度の更新処理やメール自動チェック処理などを行う。
本実施形態において、記憶部15に格納されるアドレス帳には、登録された相手先それぞれに対して、コミュニケーション頻度の情報が含まれている。
コミュニケーション頻度とは、どの程度頻繁にアドレス帳に登録された相手先と通信を行っているかを示す指標である。コミュニケーション頻度は、アドレス帳に登録された相手先に限定して管理される。
コミュニケーション頻度の更新動作については、後述する。
本実施形態における携帯電話機100は、記憶部15に格納されるアドレス帳に登録された相手先とのコミュニケーション頻度を、その相手先との通信(電子メール、通話等)の度に更新する。これにより、アドレス帳に登録された各相手先に対して、どれだけ頻繁にコミュニケーションを行っているかについて定量的なデータを取得することが可能となる。
図3〜7は、アドレス帳に登録された相手先とのコミュニケーション頻度を更新するタイミングの例示である。
図3において、電子メールを受信すると(ステップST10)、受信した電子メールのアドレスがアドレス帳に登録された相手先の電子メールアドレスのいずれかに該当するか否かがチェックされる(ステップST11)。そして、アドレス帳に登録された相手先からの電子メールであると判断した場合は、後述するコミュニケーション頻度の更新処理を行い(ステップST12)、アドレス帳に登録された相手先からでなければ何もしない。
図4において、電子メールを送信すると(ステップST20)、送信した電子メールのアドレスがアドレス帳に登録された相手先の電子メールアドレスのいずれかに該当するか否かがチェックされる(ステップST21)。ユーザがアドレス帳から相手先を選択して電子メールを送信する場合は、送信先がアドレス帳に登録されていることが明らかなので、特にチェックは必要ない。
そして、アドレス帳に登録された相手先に対する送信メールであると判断した場合は、後述するコミュニケーション頻度の更新処理を行い(ステップST22)、アドレス帳に登録された相手先に対する送信メールでなければ何もしない。
図5において、キー操作部3の操作により発呼し(ステップST30)、相手先が応答しない場合はコミュニケーション頻度に対して何も行わないが、相手先が応答した場合は(ステップST31)、相手先との通話が可能になると同時に、発呼した電話番号がアドレス帳に登録された相手先の電話番号のいずれかに該当するか否かがチェックされる(ステップST32)。
そして、アドレス帳に登録された相手先に対する発呼であると判断した場合は、後述するコミュニケーション頻度の更新処理を行い(ステップST33)、さらに後述する通話中処理を行う(ステップST34)。
図6において、着呼すると(ステップST40)、その着信に対して応答しない場合はコミュニケーション頻度に対して何も行わないが、着信に応答した場合は(ステップST41)、相手先との通話が可能になると同時に、着呼した電話番号がアドレス帳に登録された相手先の電話番号のいずれかに該当するか否かがチェックされる(ステップST42)。
そして、アドレス帳に登録された相手先からの着呼であると判断した場合は、後述するコミュニケーション頻度の更新処理を行い(ステップST43)、さらに後述する通話中処理を行う(ステップST44)。
図7において、所定の時間、たとえば15分経過する毎に(ステップST50)、通話相手がアドレス帳に登録された相手先であるか否かがチェックされる(ステップST51)。そして、アドレス帳に登録された相手先である場合は、後述するコミュニケーション頻度を更新し(ステップST52)、通話が切れるまでステップST50〜52の動作が行われる(ステップST53)ので、その度にコミュニケーション頻度が更新される。
ここで、上述した所定の時間が、キー操作部3の所定の操作により変更できるように制御部10を構成できることは言うまでもない。
次に、コミュニケーション頻度が更新される動作について、図8および図9を用いて説明する。コミュニケーション頻度の更新処理は、すでに説明したように、登録された相手先との電子メールの送受信および音声による発着信がある度に呼び出されて行われる。
図8に示すように、コミュニケーション頻度の更新処理が呼び出されると、アドレス帳に登録された相手先のコミュニケーション頻度がカウントアップされる(ステップST60)。そして、カウンタ値であるコミュニケーション頻度が所定の上限値に達すると(ステップST61)、後述するように、アドレス帳に登録されたすべての相手先のコミュニケーション頻度が調整される(ステップST62)。
ステップST90:
まず、アドレス帳に登録された相手先(アドレス帳登録名)と、それぞれ対応する各コミュニケーション頻度を抽出してリスト化する。図10では、ステップST100に相当する。図10において、「Bさん」,「Eさん」および「Fさん」は、アドレス帳に登録されてはいるものの、携帯電話機100のユーザとのコミュニケーションがないので、コミュニケーション頻度は「0」となっている。
次に、抽出したコミュニケーション頻度頻度を小さい順にソート(並べ替え)する。
まず、ステップST101に示すように、管理番号1を「0」として、コミュニケーション頻度が「0」でない相手先のコミュニケーション頻度を順に並べる。すなわち、管理番号2〜5が、それぞれ「Aさん」,「Cさん」,「Dさん」,「Gさん」に対応する(図10のステップST101)。
そして、これらのコミュニケーション頻度を小さい順に並べ替え、小さい順にソート番号1〜5とする(図10のステップST102)。
次に、小さい順にコミュニケーション頻度を所定の計算を行うことにより調整する。
すなわち、ソート番号をn、ソートされた値(ステップST102の「ソート」)をCn とすると、調整値(ステップST103の「調整」)Yn は、下記式(1)のとおり、n=1から5まで順に算出される(図10のステップST103)。
Y1 =0
Yn =Yn-1 +(Cn −Cn-1 )/2 (n≧2) … (1)
抽出したコミュニケーション頻度と算出された調整値が関連付けられ(ステップST95)、アドレス帳に登録された各相手先のコミュニケーション頻度の値が調整値に書き換えられる(ステップST96)。この動作は、図10のステップST104,105に相当する。
以上のようにして、コミュニケーション頻度の値が調整される。
そして、いずれかの相手先のコミュニケーション頻度の値が所定の上限値に達すると、すべての相手先のコミュニケーション頻度が調整される。
図11は、メール自動チェック処理を例示するフローチャートである。メール自動チェック処理は、所定の時間毎ではなく、携帯電話機100の起動処理のシーケンスの中で実行してもよい。
以下、図11のフローチャートに沿って、各ステップを説明する。
まず、記憶部15において、すべての送受信済メールのデータサイズが、送受信メールのために割り当てられた格納可能容量(格納可能サイズ)の3分の1を超えているか否かがチェックされる。3分の1を超えていない場合は、送受信済メールを削除する必要がないため、メール自動チェック処理は終了する。
もちろん、格納可能容量に対する割合は、3分の1に限定されず、4分の1等ユーザが任意に設定できるように構成すればよい。
本処理では、削除対象の送受信済メールを決定するために、送受信済メールリストが作成される。そして、すべての送受信済メールを時系列順に(新しい順に)一つずつ読み込んでいく。
ステップST71で順に読み込んだ送受信済メールの相手先がアドレス帳に登録されているか否かがチェックされる。アドレス帳に登録された相手先であれば、コミュニケーション頻度のカウンタ値に応じて、処理が異なるためである。
ステップST71で順に読み込んだ送受信済メールがアドレス帳に登録された相手先とのメールであれば、コミュニケーション頻度のカウンタ値に応じて、送受信済メールリストへ登録する。
すなわち、コミュニケーション頻度のカウンタ値が大きい順に、読み込んだ各送受信済メールを送受信済メールリスト上に並べ替える。その際、送受信された時間が後である順に読み込まれているので、送受信メールリスト上では、同一相手先との送受信済メールが日付および時間の新しい順に並んでいる。
ステップST72において、読み込んだ送受信済メールがアドレス帳に登録された相手先とのメールでなければ、携帯電話機100のユーザに対して重要な相手先ではないと考えられるので、無条件に送受信済メールリストの最下位に位置させる。このような相手先に対しては、コミュニケーション頻度を0としてステップST73と同様に並べ替えを行えば、送受信済メールリストの最下位に位置させることが容易に可能である。
以上、ステップST71〜74のステップをすべての送受信済メールについて行う。
すべての送受信済メールが読み込まれ、コミュニケーション頻度に応じて順位付けられた送受信済メールリストが作成されると、その下位3分の1が削除用メールリスト(削除用リスト)に登録される。
なお、送受信済メールの中から削除用メールリストに登録される送受信メールの範囲は、送受信済メールリストの下位3分の1に限定されず、4分の1等ユーザが任意に設定できるように構成すればよい。また、たとえば最下位から10個のメール等、数によって削除用メールリストに登録する範囲を指定してもよい。
以上のステップにより、削除用メールリストにより削除対象のメールが特定されたので、本ステップ以降はユーザとの表示部2およびキー操作部3と通したインタフェースにより、実際にその削除対象メールを削除するか否かを決定するステップとなる。
削除用メールリストが作成されると、制御部10は、ユーザに本ステップ以降の動作を促すため、鳴動部13を制御してスピーカ6から所定の通知音を鳴動させる。携帯電話機100が消音モードに設定されていた場合には、制御部10は、鳴動部13を制御してバイブレータ14を動作させることにより、ユーザに認識させることもできる。
ユーザが削除操作の続行を望んだ場合は、選択されたメールの実際の削除についてユーザに確定を促すように、その旨を表示部2に表示させる(ステップST81)。
その結果、ユーザが、キー操作部3の所定のキーの押下により、選択したメールの削除を確定すると、そのメールが記憶部15から削除されて(ステップST82)、削除用メールリストからも削除されることになる(ステップST83)。
削除用メールリスト上のすべての送受信済メールが削除されると、アドレス帳に登録された相手先のコミュニケーション頻度が、図9を用いて説明したように調整され(ステップST85)、メール自動チェック処理が終了する。
図12において、ステップST110は、携帯電話機100のユーザの送受信済メールリストを表している。本リストは、図11のステップST71で、送受信メールが順に読み込まれることにより作成される。本図に示すNo.1〜10は、ユーザがメールを送受信した時系列順に列挙されており、したがって、No.1の「Aさん」とのメールが最も新しいメールである。
ここでは、「Aさん」から「Gさん」までが登録されており、メールアドレス名に「xxx@yyy.ne.jp 」,「abc@yyy.ne.jp 」および「xxx@yyy.ne.jp 」と表示されている相手先は、アドレス帳に登録されていない。また、「Bさん」,「Eさん」および「Fさん」は、アドレス帳に登録されてはいるものの、携帯電話機100のユーザとのコミュニケーションがないので、コミュニケーション頻度は「0」である。
以上の動作は、図11のメール自動チェック処理のステップST73〜75に相当する。
この動作は、図11のメール自動チェック処理のステップST76に相当する。
すなわち、携帯電話機100のユーザに対するアドレス帳に登録された相手先のコミュニケーションの頻度をモニタし、その結果に応じて、コミュニケーション頻度の少ない相手先との送受信メールのデータを記憶部15から定期的に削除するので、ユーザにとって重要度の低いデータを効率的に排除でき、同じメモリ容量でもより大量のデータを利用することが可能となる。
なお、本実施形態では、第1の通信データとして電話番号やメールアドレスを示したが、IPアドレス等でもよく、さらに、第2の通信データとして送受信メールを示したが、第1の通信データが対応付けられてさえいれば、画像や音声などのデータであってもよいことは言うまでもない。
1…本体ケース
2…表示部
3…キー操作部
5…マイク
6…スピーカ
7…アンテナ
10…制御部
11…送受信部
13…鳴動部
14…バイブレータ
15…記憶部
Claims (6)
- 第1の通信データに基づいて無線通信を行う無線通信手段と、
少なくとも前記無線通信の対象である第2の通信データが格納されるメモリと、
前記第1の通信データに対する無線通信の頻度を示す通信頻度に応じて、前記メモリに格納される第2の通信データのうち、前記第1の通信データに関連する第2の通信データを削除する制御手段と
を有し、
前記制御手段は、
前記無線通信の頻度が少ない方から所定の範囲に属する第1の通信データに対応する第2の通信データを、前記メモリから削除する
ことを特徴とする無線通信装置。 - 前記通信頻度は、各第1の通信データに対して設定されるカウント値であり、
前記制御手段は、
各第1の通信データに基づいて無線通信が行われる毎に、前記各第1の通信データに対応するカウント値を更新する
ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。 - 前記制御手段は、
各第1の通信データに基づいて無線通信が連続する場合、所定時間毎にカウント値を更新する
ことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。 - 前記所定の範囲は、所定の割合または所定の数である
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一に記載の無線通信装置。 - 前記第1の通信データの少なくとも一部が無線通信のために登録されている場合、
前記制御手段は、
登録されていない第1の通信データの無線通信の頻度は、最も少ないと判断する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の無線通信装置。 - 複数のキーを含む入力手段と表示手段とをさらに有し、
前記制御手段は、
第2の通信データを前記メモリから削除する場合は、削除対象の第2の通信データを前記表示手段に表示し、前記複数のキーのうち所定のキーの操作により、前記削除を確定する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一に記載の無線通信装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2003341535A Pending JP2005109959A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 無線通信装置 |
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-
2003
- 2003-09-30 JP JP2003341535A patent/JP2005109959A/ja active Pending
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