JP2005109940A - ヘッドセット - Google Patents

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Takayuki Tachikawa
孝行 刀川
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Mitsumi Electric Co Ltd
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  • Headphones And Earphones (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】 充電池の収納構造を簡略化し、ガタ付きを確実に抑える。
【解決手段】 スピーカを備え耳孔に挿入されるイヤホン部と、一端側にマイクを備えた本体部とを有し、これらが一体化されてなるヘッドセットである。本体部には、所定の回路が形成されたプリント基板7及び電源となる充電池8が収納されており、充電池は、プリント基板と本体部筐体4aの間にクッション材9,10を介して挟持されている。クッション材が弾力を有することから、充電池の充放電に伴う膨張、収縮を吸収することができ、常にガタ付きのない固定状態が維持される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、耳に装着して無線通話等を行うヘッドセットに関するものであり、特に、電源である充電池の収納構造の改良に関する。
ハンズフリーでの通話を可能とする装置として、スピーカやマイクを内蔵し、耳に装着して使用する、いわゆるヘッドセットが知られている。ヘッドセットの形態としては、いわゆるヘッドホンスタイルのものが多用されており、いずれか一方の耳当てからマイクが口元まで延長された形態のものが一般的である。
これに対して、無線通信のためのマイクロホンやスピーカ、回路基板、充電池等を全てカバーにて密閉されたケース部材内に収容し、より一層の小型化を図ったものが開発されている。このようなヘッドセットでは、指向性の高いマイクロホンを使用することで、マイクを口元まで延長する必要をなくし、使用感の一層の向上が図られている。
ところで、このようなヘッドセットにおいては、ケース部材内に充電池を収容する必要があり、その取り付け構造が小型化の鍵を握っている。すなわち、ヘッドセットは、耳に装着して使用するものであるため、ガタ付き等が生ずると、その音が直接耳に響き、使用感を大きく損なうことになる。
このようなガタ付きを防止するための電池の収納構造としては、板金部品等の弾性を有する押さえ片等により電池を押圧し、固定する構造が提案されている(例えば、特許文献1等を参照)。この特許文献1記載には、電池を支持壁側に押圧する電池押さえや、無線機部分を載置する際の緩衝材となるクッションを配置してなる電池固定装置が開示されている。
特開平6−243847号公報
しかしながら、このような電池押さえを設ける構造では、装置構成が複雑なものとなり、小型化を進める上で妨げとなる。また、特に、充電池の場合、充放電に伴って若干収縮する特性があり、例えば充電時には膨らむことから、余裕を持たせて収納することが必要になるが、このような余裕を持たせるとガタ付きの原因となる虞れがある。
そこで本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、構造を簡略化することができ、ガタ付きを確実に抑えることが可能な充電池の収納構造を提供し、小型化が可能で使用感に優れたヘッドセットを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明のヘッドセットは、スピーカを備え耳孔に挿入されるイヤホン部と、一端側にマイクを備えた本体部とを有し、これらが一体化されてなるヘッドセットにおいて、上記本体部には、所定の回路が形成されたプリント基板及び電源となる充電池が収納されており、上記充電池は、上記プリント基板と本体部筐体の間にクッション材を介して挟持されていることを特徴とする。
本発明のヘッドセットでは、内蔵される充電池をクッション材を介してプリント基板と
本体部筐体の間に挟み込むだけで収納固定している。したがって、電池押さえ等の電池を固定するための部材が特段必要なく、電池収納のための構造が大幅に簡略化される。また、クッション材が弾力を有することから、充電池の膨張、収縮を吸収することができ、常にガタ付きのない固定状態が維持される。
以上の説明からも明らかなように、本発明のヘッドセットによれば、充電池の収納構造を簡略化しながらガタ付きを確実に抑えることができるので、小型化が可能で使用感に優れたヘッドセットを提供することが可能である。
以下、本発明を適用したヘッドセットについて、図面を参照して詳細に説明する。
本発明のヘッドセット1は、図1に示すように、略々たまご形の本体部2と、イヤホン部3とからなり、このイヤホン部3を使用者の耳孔に挿入することで装着される。そして、本体部2には、装着時に装着者の口の近くまで張り出す先端部分に集音用のマイクロホンが収容されており、装着者の耳孔内に挿入されるイヤホン部3には、スピーカがそれぞれ収容されている。マイクロホンが収容された側が前方となるように装着すれば、使用者は、受信した音声をイヤホン部3で聞き、マイクロホンを通じて音声を送信することができる。
上述したような構成のヘッドセット1において、本体部2やイヤホン部3はプラスチック製のケースにより覆われているが、このプラスチック製のケースは、略楕円形の浅皿状を呈する本体ケース部4aと、この本体ケース部4aの底面外側に設けられたイヤホンケース部4bとからなるケース部材4と、このケース部材4の本体ケース部4aの開放面側を覆うように強固に取り付けられる略楕円形状のドーム状を呈するカバー部材5と、ケース部材4のイヤホンケース部4bの開放面側を覆うように強固に取り付けられるイヤホンカバー部材6とから構成されている。
ケース部材4には、本体部2を構成する本体ケース部4a部分に上述したマイクロホンや、回路基板等の電子部品、及びこれらの電源となる電池が収容されている。また、ケース部材4には、本体ケース部4aの後方側にストラップ取付部23が孔部として設けられている。さらに、ケース部材4のイヤホンケース部4b部分には、スピーカが収容されており、イヤホン部3を構成している。
上述の通り、本体ケース部4aには、回路基板であるプリント基板や電源となる充電池が収納されているが、以下、これらの収納構造について説明する。
図2は、本発明のヘッドセット1におけるプリント基板7及び充電池8の収納状態を分解して示すものである。充電池8は、本体ケース部4aの球面状の凹部に収容され、この上に覆い被せる形でプリント基板7が本体ケース部4aに対して取り付けられる。したがって、充電池8は、本体ケース部4aの底面とプリント基板7の間の空間において、これら本体ケース部4aの底面とプリント基板7の間に挟み込まれる形で収納されている。
このとき、単に本体ケース部4aの底面とプリント基板7とで充電池8を挟み付ける構造とすると、充電池8が充電時に若干膨らむ特性があるため、空間に余裕を持たせる必要があるが、充電池8が放電して収縮した際にガタ付きが生ずる虞れがある。そこで、本実施形態では、上記本体ケース部4aの底面とプリント基板7の下面に、それぞれクッション材9、10を設け、充電池8の収納固定状態を安定なものとするとともに、充電池8の膨張、収縮をこのクッション材9、10で吸収し、ガタ付きが生じないようにしている。
図3は、これらクッション材9、10を介して充電池8を本体ケース部4aの底面とプリント基板7とで挟み込んだ状態を示すものである。クッション材9、10は、例えばスポンジクッション等からなり、これらを充電池8の上下に配することで、安定な取り付け状態を実現することができ、ガタ付きが生ずることもない。また、充電池8を収納するための構成としては、クッション材9、10を追加するだけでよく、収納構造を極めて簡略化することができ、ヘッドセット1を小型化する上で非常に有利である。
上述の構造において、プリント基板7は、本体ケース部4aに対して、複数の支持片によって水平方向及び垂直方向の位置決めがなされた上で、フックにより取り付け固定されている。このプリント基板7の本体ケース部4aへの取り付けを説明すると、図4乃至図6に示すように、本体ケース部4aには、3カ所のフック11、12、13と、9カ所の位置決め用の支持片14、15、16、17、18、19、20、21、22が設けられており、これらによって水平方向及び垂直方向の位置決めがなされ、取り付け固定されている。
これらフック11、12、13は、いずれもプリント基板7の上面に係止する係止爪11a、12a、13aを有し、フック11はプリント基板7の前方側の端面においてこれを固定する。また、フック12、13は、それぞれプリント基板7の両側面に対向して配置され、プリント基板7を側面側から支持し、固定する。
一方、支持片14、15は、フック11の両側に位置し、段差部が設けられ、その底面14a、15aでプリント基板7の底面を支持し、垂直方向の位置決めを行うとともに、端面14b、15bでプリント基板7の前方側の端面の位置規制を行っている。
支持片16、17及び支持片18、19は、それぞれプリント基板7を側面側から支持するフック12、13の両側に隣接して配置されている。各フック16、17、18、19には、やはり段差部が形成されており、それぞれの底面16a、17a、18a、19aでプリント基板7の底面を支持し、垂直方向の位置決めを行う。
また、支持片16、18の端面16b、18bは、プリント基板7の側面に突き当てられ、プリント基板7の図4の上下方向における位置規制を行う。支持片16、18の端面16c、18cは、プリント基板7の突部に突き当てられ、プリント基板7の図4の左右方向における位置規制を行う。同様に、支持片17、19の端面17b、19bは、プリント基板7の側面に突き当てられ、プリント基板7の図4の上下方向における位置規制を行う。支持片17、19の端面17c、19cは、プリント基板7の突部に突き当てられ、プリント基板7の図4の左右方向における位置規制を行う。
支持片20、21は、プリント基板7の底面を支持して、垂直方向の位置決めを行うために設けられている。支持片22も、プリント基板7の底面を支持して、垂直方向の位置決めを行うためものであるが、その中央部に突起22aが設けられ、この突起22aがプリント基板7に設けられた微小な切り込みに嵌合される。プリント基板7の図4における右側の端面には、フックが設けられておらず、したがって、先のフック11と支持片22の突起22aによって、プリント基板7の図4中左右方向の位置規制が行われる。
以上のようにしてプリント基板7を本体ケース部4aに取り付けることにより、例えばネジ止め等を要することなく、プリント基板7を本体ケース部4aに装着することが可能である。それと同時に、充電池8の収納固定も行われる。プリント基板7は、フック11、12、13の係止を解除することで簡単に取り外すことができ、したがって、充電池8の交換等も容易に行うことができる。
本発明を適用したヘッドセットの一例を示す側面図である。 ヘッドセットの分解斜視図である。 充電池の収納状態を示す側面図である。 本体ケース部の平面図である。 本体ケース部の正面図である。 本体ケース部の側面図である。
符号の説明
1 ヘッドセット
2 本体部
4 ケース部材
4a 本体ケース部
5 カバー部材
7 プリント基板
8 充電池
9,10 クッション材
11,12,13 フック
14,15,16,17,18,19,20,21,22 支持片

Claims (3)

  1. スピーカを備え耳孔に挿入されるイヤホン部と、一端側にマイクを備えた本体部とを有し、これらが一体化されてなるヘッドセットにおいて、
    上記本体部には、所定の回路が形成されたプリント基板及び電源となる充電池が収納されており、
    上記充電池は、上記プリント基板と本体部筐体の間にクッション材を介して挟持されていることを特徴とするヘッドセット。
  2. 上記クッション材は、スポンジにより形成されていることを特徴とする請求項1記載のヘッドセット。
  3. 上記プリント基板の充電池との対向面に実装される部品の表面に上記クッション材が設けられていることを特徴とする請求項1記載のヘッドセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101125728B1 (ko) 2010-07-01 2012-03-27 박의봉 귀걸이형 무선 스피커장치
JPWO2019142375A1 (ja) * 2018-01-19 2021-01-28 株式会社オーディオテクニカ ワイヤレスイヤホン

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