JP2005109609A - 電波送信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ループアンテナの電流経路で囲まれるループ面の法線方向が電子基板の板面に平行な方向となるようにし、電子基板に形成されるグランドパターンから放射される偏波とは異なる偏波を十分に放射可能とすることである。
【解決手段】 電子基板2の板面2a,2bに平行な方向に伸びる線状部521,711を、互いに平行でかつ電子基板2の板厚方向に並列配置するとともに、線状部521,711の近接する端同士を橋渡し部62により橋渡しして、ループ面の法線方向を前記板面2a,2bに平行とする。このアンテナ4のループ面の面積は、板面2a,2bに平行な線状部521,711により規定されて十分に広くすることができ、十分な放射強度を得ることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電波送信機に関し、特にアンテナの指向特性の向上に関する。
近年、数mの距離で使用する電波送信機と電波受信機とを備えた無線方式のシステムが広く用いられるようになっており、自動車のキーレスエントリーシステムや無線LANがよく知られている。キーレスエントリーシステムは自動車のドア開閉などの制御システムで、車両側に搭載されたキーレスエントリー受信機と、運転者が所持するキーレスエントリー送信機とからなる。キーレスエントリー送信機は送信機個々に割り振られたIDコードや操作指令コードを変調信号とする送信信号を送信し、キーレスエントリー受信機は送信信号を受信すると、これを復調してIDコードが自身と対になるキーレスエントリー送信機からのものか否かを判定し、肯定判断されると、操作指令コードに対応した制御信号を車両各部の制御ECUに出力して、ドアの開閉やエンジン始動を行う。かかるキーレスエントリーシステムとして、300MHz帯の微弱な電波を使用するものが主流である。
一般的に、キーレスエントリー送信機は、キーに内蔵されるか、若しくはキーとは別体のキーホルダーに内蔵されるかである。いずれも、形状は、30mm×30mm×5mm程度の小型かつ薄型のものである。かかる小型の電波送信機の構造としては、ハウジング内に格納される本体が、1枚の電子基板のみからなるものが一般的で、電子基板に送信回路が形成されるとともに、電子基板の板面にアンテナがパターン形成される。アンテナのタイプとしてはループアンテナが一般的である。
ところで、キーレスエントリー受信機の搭載位置における受信特性は無指向性であるのが望ましいが、受信環境によって複雑な特性を呈する。特に、キーレスエントリー受信機のような車載のものでは、車両が金属でできていることからこれが電波伝播に大きく影響し、受信信号が微弱となるディップ点の問題がある。また、このディップ点が現れる方位は電波の2種類の偏波間で異なる。電子基板にパターン形成したループアンテナでは、電子基板の板面に沿ってのみ電流が流れ、ループ状の電流経路で囲まれる面の法線方向が電子基板の板厚方向に平行である。ループアンテナが作る磁場の方向は電子基板の板厚方向に平行となる。また、電場は電流経路に沿う方向すなわち電子基板の板面に平行な方向となる。また、電子基板の板面にパターン形成されるグランドパターンも電波を放射するが、グランドパターンを流れる電流も電子基板の板面に沿ってのみ流れるから、電場は電子基板の板面に平行な方向となる。したがって、電波送信機からは一方の種類の偏波が放射されることになる。
このため、運転者は操作したとおりにうまく作動しない場合にはディップ点を避けて移動したり、キーレスエントリー送信機の向きを変えて偏波の種類を変える必要があった。
下記特許文献1には、電子基板の板面にパターン形成するタイプのアンテナの改良として、パターンの形状を一部で途切れたループ状とし、この途切れた部分を細長の導電性プレートでつないだものが記載されている。導電性プレートは、ループ状パターンとの導通部に連なる両端部が同方向に直角に屈曲し、両端部を除く部分は電子基板の板面から浮かせてある。浮いた分、両端部では、電流経路が板面に直交する方向となる。これにより、電子基板の板面に直交する面に平行な方向の電場をも発生させて指向特性の改善を図っている。
また、下記特許文献2には、特許文献1のものの変形例として、前記導電性プレートに代えて、パターン形成した板面とは反対側の板面に前記途切れた部分に対応する別のパターンを形成し、両パターンをスルーホールによりつなぎ、スルーホールを、板面に直交する方向に伸びる電流経路としたものが記載されている。このものでは、電子基板の板厚を利用することで板厚方向のコンパクト化を企図している。
特開平7−113365号公報 特許第3159185号公報
ところで、両特許文献1,2の技術は、その効果が、導電性プレートの板面からの突出量や、スルーホールの深さを規定する電子基板の板厚に依存するが、導電性プレートの板面からの突出量は、電波送信機のコンパクト化の要請から電子基板に実装される部品の高さを考慮して設定せざるを得ず、また、電子基板の板厚は通常、1mm前後しかない。このため、前記特許文献1,2の技術では、電子基板の板厚方向に伸びる電流経路の長さが、キーレスエントリーシステムなどに用いられるUHF帯の電波の波長に比してもごく僅かであり、電子基板の一方の板面のみにパターン形成したループアンテナのようにループ状電流経路で囲まれた面の法線方向が電子基板の板厚方向となるものとさほど変わりはない。実用性は必ずしも十分ではない。
本発明は前記実情に鑑みなされたもので、アンテナの電流経路で囲まれた面の法線方向が電子基板の板厚方向となる従来のアンテナとは異なる種類の偏波を十分な強度で放射することのできる電波送信機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明では、送信回路が形成された電子基板と、前記送信回路からの送信信号を電波放射するアンテナとを有する電波送信機において、
前記アンテナとして、電流経路が、前記電子基板の板面に略平行に伸びかつ互いに略平行に前記電子基板の板厚方向に並列配置された2つの線状部と、該2つの線状部に互いに逆方向に電流が流れるように該2つの線状部の近接する端同士を橋渡しする橋渡し部とを具備し、前記線状部および前記橋渡し部により囲まれた面の法線方向が前記電子基板の板面に略平行な方向となるループアンテナを設ける。
電子基板の板厚方向に並列配置された2つの線状部は一方の線状部と他方の線状部とで電流の流れる方向が互いに逆方向であり、線状部および橋渡し部により囲まれた面の周縁に沿ってループ状の電流経路が形成されることになる。前記面の法線方向は電子基板の板面に略平行な方向であるから、この方向に磁場が生成される。電場は電流経路に沿う方向すなわち、電子基板の板面に直交する面に略平行な方向に生成される。したがって、前記ループアンテナから放射される電波は、ループ状電流経路で囲まれる面の法線方向が電子基板の板厚方向となる従来の電波受信機のループアンテナや、電場が電子基板の板面に平行な方向に形成されるグランドパターンと異なる種類の偏波となる。
ここで、電波の放射強度はループ状電流経路で囲まれる面の面積が大きいほど強い。該面積を規定する線状部の長さは電子基板の平面形状に依存するが、該平面形状は電子基板の板厚や実装部品の高さに比して大きい。したがって、線状部の長さを十分にとって、電波の放射強度を十分に大きなものとすることができる。
請求項2記載の発明では、請求項1の発明の構成において、前記線状部は、前記電子基板の板面に導電層をパターン形成してなる構成とする。
送信回路の配線パターンと一緒に形成することができるので、製造工程を簡略化することができる。
請求項3記載の発明では、請求項1または2の発明の構成において、長さ方向の両端部を屈曲したコ字状の導電性部材を、前記両端部を脚部として、前記両端部で挟まれた中央部分が前記電子基板の板面から浮くように前記電子基板の板面に固定し、前記中央部分が前記線状部を構成し、前記両端部が前記橋渡し部を構成する。
線状部を電子基板の板面から浮かせた分、2つの線状部の電子基板の板厚方向の間隔が広がるので、線状部および橋渡し部により囲まれた面の面積を広くすることができる。
請求項4記載の発明では、請求項1ないし3の発明の構成において、前記線状部若しくは前記線状部および橋渡し部は、前記電子基板を格納するハウジングの内面に導電層をパターン形成してなる構成とする。
ハウジングの内空間を最大限に使って線状部および橋渡し部により囲まれた面の面積を広くすることができる。
請求項5記載の発明では、請求項1ないし4の発明の構成において、前記線状部は、前記電子基板の板厚方向に前記電子基板を挟んで配置し、前記橋渡し部として、前記電子基板を板厚方向に貫通するスルーホールを設ける。
電子基板の板厚を利用して線状部および橋渡し部により囲まれた面の面積を広くすることができる。
請求項6記載の発明では、請求項1ないし5の発明の構成において、前記線状部は、前記電子基板の板厚方向に2つ並列配置するとともに、前記電子基板の板面方向に複数並列配置し、
前記電子基板の板面方向に並列配置され相隣れる2つの線状部のそれぞれに対して共通に前記電子基板の板厚方向に配置される線状部の両端にそれぞれ1対1に対応して前記橋渡し部を設け、該橋渡し部のうち、一方の橋渡し部により、前記2つの線状部のうち一方の線状部の端との間を橋渡しせしめ、かつ、前記2つの線状部のうち他方の線状部の端との間を橋渡しせしめ、
前記電子基板の板厚方向に並列配置される2つの線状部には互いに逆方向に電流が流れるように、かつ、前記電子基板の板面方向に並列配置される2つの線状部には互いに同方向に電流が流れるようにする。
電流経路がソレノイド状になるので、実質的に電流経路に流れる電流が増大し、電波の放射強度を増大することができる。
請求項7記載の発明では、請求項1ないし6の発明の構成において、前記電子基板の板面に形成されるグランドパターンを複数に分割し、相隣れるグランドパターン同士をインピーダンス素子により導通接続する。
インピーダンス素子のインピーダンスを調整することにより、送信信号によりグランドパターンに流れる電流を調整し、電子基板の板面に平行に電場が生成されるグランドパターンの放射強度を変え、指向特性を最適化することができる。
請求項8記載の発明では、請求項1ないし7の発明の構成において、前記アンテナとして、前記ループアンテナとは別のループアンテナであって、電流経路で囲まれた面の法線方向が前記電子基板の板厚方向となるループアンテナを設ける。
2種類の偏波のいずれをも十分な強度で放射することができるので、さらに指向特性をよいものにすることができる。
請求項9記載の発明では、請求項8の発明の構成において、前記別のループアンテナは、前記電子基板の周縁部を辿り前記送信回路を電流経路により囲むように線路形成する。
送信回路を囲む郭状の余白部分を、前記別のループアンテナの形成領域として有効に利用することで、コンパクト化を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に従って説明する。図1に本発明を適用したキー一体型の電波送信機を示す。図2にその本体部である電子基板を示す。本電波送信機はキーレスエントリーシステムに用いられるキーレスエントリー送信機である。電波送信機は、キープレート14と結合するグリップ部10が、送信回路3を形成した電子基板2を格納するハウジングとなっている。グリップ部10は合成樹脂製のロアハウジング11とアッパハウジング12とからなり、対向面には電子基板2が収まる浅底の凹部が形成されている。アッパハウジング12にはロック/アンロック兼用の操作ボタン13が設けられる。
電子基板2は長方形の一般的なもので、一方の短辺側の細長領域と周縁部を除きグランドパターン51がエッチングによりパターン形成される。グランドパターン51以外の以下のパターンも同様に形成される。前記送信回路3用の電子部品301などは略グランドパターン51がカバーする範囲に実装される。送信回路3はコード発生回路部31と高周波回路32とからなり、前記グランドパターン51非形成の細長領域側に高周波回路部32が位置している。コード発生回路31はコード発生用のIC301、スイッチ303などにより構成され、前記スイッチ303がオンすると、当該電波送信機のIDコードおよび所定の操作コードを含むコード信号を高周波回路部32に出力する。スイッチ303は操作ボタン13の直下位置に配置され、運転者により操作ボタン13の押下によりオンする。高周波回路部32は変調用のIC302などにより構成され、コード発生回路部31からの前記コード信号を変調信号として、300MHz帯のキャリア信号を変調し、送信信号として、終段出力部から、後述するアンテナ4に出力する。
電子基板2の、前記IC301,302、スイッチ303などの電子部品が実装される板面(以下,適宜、表面という)2aとは反対側の板面(以下,適宜、裏面という)2bには送信回路3用の電源となるボタン型電池304が交換可能に取付けられる。
前記グランドパターン51非形成の細長領域にはアンテナ4が設けてある。アンテナ4は、グランドラインパターン52、導電性プレート71、およびスルーホール62を有し、これらが電流経路を形成している。グランドラインパターン52は、電子基板裏面2bにエッチング形成されたもので、前記細長領域の長さ方向に送信回路3と並行して直線状に伸び、電子基板2の図中手前側の角部近傍で90度カーブしてグランドパターン51の直下位置に達している。そこから電子基板2を板厚方向に貫通するスルーホール61を介してグランドパターン51と導通している。
導電性プレート71は、アルミニウムや銅などの導電性で帯状の平板を長さ方向の両端部で直角に折り曲げコ字状としたもので、両端部を橋渡し部である脚部712,713として、脚部712,713で挟まれた中央部分である梁部711が電子基板表面2aから浮くように電子基板表面2aに固定される。導電性プレート梁部711の長さは、グランドラインパターン52の、送信回路3と並行して伸びる線状部である直線部分521と同程度で、導電性プレート71は、グランドラインパターン直線部分521と梁部711とが平行となるように前記直線部分521の直上位置に配置される。
導電性プレート71の一方の脚部712位置で電子基板表面2aにはランドパターン541がエッチングによりパターン形成してある。また、導電性プレート71の他方の脚部713位置から高周波回路部32の前記終段出力部に達する信号ラインパターン53がエッチングによりパターン形成してある。導電性プレート71の脚部712はランドパターン712上に、導電性プレート71の脚部713は信号ラインパターン53上にはんだ付けされている。ランドパターン541は、橋渡し部であるスルーホール62を介してグランドラインパターン52とその端で導通している。したがって、導電性プレート梁部711の、一方の脚部712に連なる端と、これと近接するグランドラインパターン直線部分521の端とが、脚部712およびスルーホール62により橋渡しされる。
図3は本電波送信機を流れる、電波放射に寄与する電流および、これにより発生する電場および磁場を示すもので,説明の便宜のため実装部品について一部省略している。
高周波回路部32の終段出力部から出力される送信信号によりグランドパターン51を流れる電流IHは、前記のごとく、電子基板表面2aに沿って流れるため、前記電流IHにより、電子基板2の板面に平行な方向に電場EHが生成される。したがって、グランドパターン51から放射される電波は、ループ状の電流経路で囲まれる面(以下、適宜、ループ面という)の法線方向が電子基板の板厚方向となる従来の電波受信機のループアンテナと同じ種類の偏波となる(以下,適宜、この偏波を水平偏波という)。
一方、高周波回路32の終段出力部から出力されてアンテナ4を流れる電流IVは、導電性プレート71(脚部713〜梁部711〜脚部712)からスルーホール62を介してグランドラインパターン直線部分521へと流れる。ここで、導電性プレート梁部711とグランドラインパターン直線部分521とは互いに平行で電子基板2の板厚方向に並列配置されるため、導電性プレート梁部711とグランドラインパターン直線部分521とで電流の流れる方向が逆方向となる。導電性プレート71、スルーホール62、およびグランドラインパターン直線部分521で囲まれるループ面の周縁に沿ってループ状に電流経路が形成されることになる。また、導電性プレート梁部711とグランドラインパターン直線部分521とが電子基板2の板厚方向に並列配置されることで、前記ループ面の法線方向は電子基板2の板面2a,2bに略平行な方向である。したがって、前記電流IVにより、導電性プレート71、スルーホール62、およびグランドラインパターン直線部分521で囲まれるループ面の法線方向である電子基板2の板面2a,2bに略平行な方向に磁場HVが生成される。電場EVは前記ループ面に略平行な方向に生成される。
したがって、アンテナ4から放射される電波は、ループ面の法線方向が電子基板の板厚方向となる従来の電波受信機のループアンテナや、前記グランドパターン51と異なる種類の偏波となる(以下,適宜、この偏波を垂直偏波という)。
また、アンテナ4のループ面は、電子基板2の板面2a,2bに平行な方向の寸法が導電性プレート71の梁部711の長さにより規定され、電子基板2の板厚方向の寸法が導電性プレート71の脚部712,713の長さと、スルーホール62の長さすなわち電子基板2の板厚により規定される。ここで、導電性プレート梁部711、グランドラインパターン直線部分521の長さは電子基板2の平面形状、ここでは短辺の長さに依存するが、該平面形状は電子基板2の板厚や実装される電子部品301などの高さに比して大きい。したがって、ループ面の面積を大きくとって、アンテナ4から放射される垂直偏波の強度を十分に高いものとすることができる。
このように、本電波送信機によれば、2種類の偏波を十分な強度で放射することができる。
また、アンテナ4の電流経路の一部となるグランドラインパターン52を送信回路3の配線パターンと一緒に形成することができるので、製造工程を簡略化することができる。
また、コ字状の導電性プレート71を用いることで、導電性プレート梁部711を電子基板表面2aから浮かせた分、導電性プレート梁部711とグランドラインパターン直線部分521との電子基板2の板厚方向の間隔が広がるので、ループ面の面積を広くすることができる。
また、グランドラインパターン52を、導電性プレート71が取り付けられる電子基板表面2aとは反対側の裏面2bに形成することで、スルーホール62の長さすなわち電子基板2の板厚の分、ループ面積を広くすることができる。
なお、導電性プレートは直線状の梁部を有するコ字状ではなく、弧状でもよい。その両端部が橋渡し部となる。
(第2実施形態)
図4に本発明の第2実施形態になる電波送信機を示す。第1実施形態の電波送信機においてアンテナを別のアンテナとしたものであり、第1実施形態と実質的に同じ作動をする部分には同じ番号を付して、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
アンテナ4Aの電流経路の一部として、電子基板2の表面2a側に配置される導電性プレート71に加えて、電子基板2の裏面2bに導電性プレート72が設けてある。導電性プレート72は、梁部721、脚部722,723を有する導電性プレート71と同じ形状の部材である。導電性プレート71と導電性プレート72とは電子基板2を挟んで対称位置に配置され、2つの導電性プレート梁部711,721が平行で、かつ、電子基板2の板厚方向に並列配置している(以下,適宜、導電性プレート71を表側導電性プレート71といい、導電性プレート72を裏側導電性プレート72という)。
裏側導電性プレート72が配置される電子基板裏面2bには、表面2aのランドパターン541と対称位置にランドパターン542が形成してあり、スルーホール62により導通している。また、前記電子基板裏面2bには、裏側導電性プレート72の脚部723位置からグランドパターン51直下位置に達するグランドラインパターン55が形成されている。グランドラインパターン55は、グランドパターン51直下位置に達する長さである点を除き、信号ラインパターン53と実質的に同じ形状である。前記ランドパターン542とグランドラインパターン55にはそれぞれ1対1に対応して裏側導電性プレート72の脚部722,723がはんだ付けしてある。表側導電性プレート梁部711の脚部712に連なる端と、これと近接する、裏側導電性プレート梁部721の脚部722に連なる端とが、脚部712、スルーホール62、および脚部722により橋渡しされる。
アンテナ4Aは、2つの導電性プレート71,72とスルーホール62により囲まれた面がループ面となるループアンテナであり、ループ面の法線方向が電子基板2の板面と平行となるから、垂直偏波を放射する。本実施形態では表側導電性プレート71に加えて裏側導電性プレート72の梁部721をも電子基板2の裏面2bから浮かせることで、ループ面の電子基板2の板厚方向の寸法が第1実施形態のものよりも長くなり、ループ面の面積をより大きくすることができる。
なお、送信回路3を構成するIC301,302などの電子部品が非実装の電子基板2の裏面2b側には通常、図例のごとく電池304が配置されるので、電子基板2の裏面2b側にも導電性プレート72を配置しても、電波送信機が電子基板2の板厚方向に大型化することはない。
また、裏側導電性プレート72に表側導電性プレート71と同じものを用いることで、部品の種類を減らすようにしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。裏側導電性プレート72の脚部722,723の長さを、前記電池304の高さの範囲内でできるだけ長くとり、アンテナ4Aのループ面の面積を大きくするのがよい。
(第3実施形態)
図5、図6に本発明の第3実施形態になる電波送信機を示す。第1実施形態の電波送信機においてアンテナを別のアンテナとしたものであり、第1実施形態と実質的に同じ作動をする部分には同じ番号を付して、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
アンテナ4Bは電子基板2の表面2aに、前記送信回路3非形成領域の長さ方向(電子基板2の短辺に平行な方向)に伸びる複数(図例では2)の導電性プレート73,74を有している。導電性プレート73,74は、前記各実施形態の導電性プレートと同様に梁部731,741および脚部732,733,742,743からなるコ字状部材である。そして、その梁部731,741の長さに比して十分短い間隔で、互いに平行に電子基板2の板面2a,2bに平行な方向に並列配置されている。
図5中手前側の第1の導電性プレート73は、両方の脚部732,733が、電子基板表面2aに形成されたランドパターン543,544に1対1に対応してはんだ付けされている。図6中手前側の一方の脚部732と結合するランドパターン543はスルーホール63を介して電子基板裏面2bに形成されたグランドラインパターン52Bと導通している。グランドラインパターン52Bは、前記ランドパターン543直下位置から第2の導電性プレート74とは反対側にやや傾げて直線状に伸び、第1の導電性プレート73の他方の脚部732の近傍をやや過ぎた位置で略90度向きを変えてグランドパターン51の直下位置に達している。そこで、スルーホール61を介してグランドパターン51と導通している。
また、電子基板裏面2bには、第1の導電性プレート73の他方の脚部733の直下位置から、直線状のラインパターン56が、第2の導電性プレート74側に傾げて形成してあり、第2の導電性プレート74の一方の脚部742がはんだ付けされるランドパターン545の直下位置に向けて伸びている。ラインパターン56は、第1の導電性プレート73の他方の脚部733がはんだ付けされるランドパターン544とスルーホール64により導通し、第2の導電性プレート74の一方の脚部742がはんだ付けされるランドパターン545とスルーホール65により導通している。また、第2の導電性プレート74の他方の脚部743は、高周波回路部32の終段出力部に通じる信号ラインパターン53Bにはんだ付けされる。
ここで、ラインパターン56と前記グランドラインパターン直線部分521Bとは、いずれも同じ導電性プレート73の脚部732,733に対応する位置から1対1に対応して伸びるパターンであり、略平行となっている。平行となるように設定するのも容易である。すなわち、ラインパターン56と前記グランドラインパターン直線部分521Bとは、前記導電性プレート梁部731,741と同様に電子基板2の板面2a,2bに平行な方向に並列配置されていることになる。
さて、第1の導電性プレート梁部731は、グランドラインパターン直線部分521Bとの間で、相互が電子基板2の板厚方向に配置される関係にあるが、ラインパターン56との間でも、相互が電子基板2の板厚方向に配置される関係にある。そして、第1の導電性プレート梁部731は、スルーホール63側の端が、これと近接するグランドラインパターン直線部分521Bのスルーホール63側の端との間を、一方の脚部732およびスルーホール63により橋渡しされている。一方、第1の導電性プレート梁部731のスルーホール64側の端は、これと近接するラインパターン56のスルーホール64側の端との間を、前記他方の脚部733およびスルーホール64により橋渡しされている。
また、ラインパターン56は、第1の導電性プレート73の梁部731との間で、相互が電子基板2の板厚方向に配置される関係にあるが、第2の導電性プレート74の梁部741との間でも、相互が電子基板2の板厚方向に配置される関係にある。そして、ラインパターン56は、前記のごとく、スルーホール64側の端が、これと近接する第1の導電性プレート梁部731のスルーホール64側の端との間を、スルーホール64および脚部733により橋渡しされている。一方、ラインパターン56のスルーホール65側の端は、これと近接する第2の導電性プレート梁部741のスルーホール65側の端との間を、スルーホール65および脚部742により橋渡しされている。
これにより、電子基板2の板厚方向に並列配置されるグランドラインパターン直線部分521Bと導電性プレート梁部731とには、互いに逆方向に電流が流れる。同様に、この導電性プレート梁部731とラインパターン56とにも、互いに逆方向に電流が流れる。同様に、このラインパターン56と第2の導電性プレート梁部741とにも、互いに逆方向に電流が流れる。そして、電子基板2の板面2a,2b方向に並列配置される第1の導電性プレート梁部731と第2の導電性プレート梁部741とには互いに同方向に電流が流れる。同様に、グランドラインパターン直線部分521Bとラインパターン56とにも互いに同方向に電流が流れる。
アンテナ4Bは電流経路が2ターンのソレノイド状に形成されて電流が増大するから、さらに放射強度を高めることができる。なお、導電性プレートの数、ラインパターンの数を増やしてよりターン数の大きいソレノイドとするのもよい。
(第4実施形態)
図7に本発明の第4実施形態になる電波送信機を示す。第1実施形態の電波送信機においてアンテナを別のアンテナとしたものであり、第1実施形態と実質的に同じ作動をする部分には同じ番号を付して、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
電子基板表面2aに、ラインパターン57が形成してある。ラインパターン57は、電子基板裏面2bに形成されたグランドラインパターン52と対称なパターンで、高周波回路部32の終段出力部に通じている。ラインパターン57の直線部分571は、グランドラインパターン52の直線部分521と平行で、かつ、電子基板2の板厚方向に並列配置されるパターンである。ラインパターン57の前記終段出力部側とは反対側の端部と、グランドラインパターン52のグランドパターン51側とは反対側の端部とはスルーホール66により導通している。アンテナ4Cは、ラインパターン直線部分571、グランドラインパターン直線部分521、およびスルーホール66で囲まれた面をループ面とするループアンテナである。
本実施形態のものでも、ラインパターン直線部分571とグランドラインパターン直線部分521とで電流の流れる向きが逆で、ラインパターン直線部分571とグランドラインパターン直線部分521とが電子基板2の板厚方向に配置されるので、ループ面の法線方向が電子基板2の板面2a,2bに平行な方向となる。これにより、グランドパターン51から放射される水平偏波と異なる垂直偏波を放射することができる。そして、ループ面の、電子基板2の板面方向2a,2bの形状を規定するラインパターン直線部分571およびグランドラインパターン直線部分521の長さは電子基板2の平面形状を十分に生かしてその長さを十分にとることができる。そして、ループ面の、電子基板2の板厚方向の形状は、スルーホール66の長さすなわち電子基板2の板厚分、確保することができる。これにより、放射強度は十分となる。
また、パターン形成のみでよいので製造が簡単である。
なお、前記各実施形態では、線状部を電子基板の裏表両側にそれぞれ設けることで、線状部が電子基板の板厚方向に並列配置されるようにしているが、かならずしもこれに限定されるものではなく、電子基板の表側若しくは裏側のみに2つの線状部を配置するのでもよい。例えば、電子基板の一方の板面に形成した直線状のラインパターンと、前記一方の板面に固定した導電性プレートとにより構成することができる。前記各実施形態に則して説明すると、前記各実施形態で示した導電性プレートを、その一方の脚部がラインパターンの一端部上に位置するように、かつ、ラインパターンと略平行に配置する。導電性プレートの一方の脚部とラインパターンの一端部にはんだ付けにより固定する。ここで、導電性プレートの他方の脚部がラインパターンと当接状態とならないように、ラインパターンの長さを導電性プレートの梁部の長さよりもやや短くする。あるいは、導電性プレートを、ラインパターンと平行な方向からやや傾げて、導電性プレートの他方の脚部がラインパターンの近傍を通るようにしてもよい。あるいは、ラインパターンを、導電性プレートの一方の脚部と結合する一端部で、一方の側縁側に幅広とし、はみ出し部分を脚部とのはんだ付けしろとする。
(第5実施形態)
図8に本発明の第5実施形態になる電波送信機を示す。第1実施形態の電波送信機においてアンテナを別のアンテナとしたものであり、第1実施形態と実質的に同じ作動をする部分には同じ番号を付して、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
コード発生回路部31と高周波回路部32との境界部位置に帯状のグランドパターン非形成部が設けられ、グランドパターンを、コード発生回路部31のグランドパターン(以下、適宜、第1のグランドパターンという)511と高周波回路部32のグランドパターン(以下、適宜、第2のグランドパターンという)512とに分けてある。前記グランドパターン非形成部には、両グランドパターン511,512間にインピーダンス素子であるインダクタ305,306が介設されている。
なお、アンテナ4は、グランドパターン511,512のうち、高周波回路部32のグランドパターン512と接続されるのは勿論である。
図9は電子基板2における電波放射に寄与する電流などを示したもので、第1,第2のグランドパターン511,512およびインダクタ305,306には、前記高周波回路部32の終段出力部から出力される送信信号が、第2のグランドパターン512〜インダクタ305,306〜第1のグランドパターン511という電流経路を形成してI‘Ha,I‘Hbが流れるので、水平偏波を放射する。インダクタ305,306は高周波信号に対して高いインピーダンスZa、Zbを有するので、インダクタ305,306のインダクタンスを調整することで、前記I‘Ha,I‘Hbを調整することができる。これにより、送信電波について、アンテナ4から放射される垂直偏波とグランドパターン511,512から放射される水平偏波とのバランスを調整することができる。
なお、第1、第2のグランドパターン511,512間のグランドパターン非形成部の幅は、狭すぎると高周波信号に対しては寄生容量を介してグランドパターン間が短絡することになってインダクタを設ける意味が減殺されるので、前記幅を寄生容量を考慮して設定するのがよい。
また、インダクタに限らずインピーダンス素子を用いることができるが、インダクタは低周波信号に対してはインピーダンスがごく小さく抑えられるので,コード発生回路部と高周波回路部とで電源電圧の変動のような不具合が生じにくく望ましい。
また、グランドパターンを複数に分割して相隣れるグランドパターン間をインピーダンス素子で接続する本実施形態の特徴部分は前記第2実施形態〜第5実施形態にも適用することができる。
(第6実施形態)
図10に本発明の第6実施形態になる電波送信機を示す。第5実施形態の電波送信機においてアンテナとしてさらに別のアンテナを設けたものであり、第5実施形態と実質的に同じ作動をする部分には同じ番号を付して、第5実施形態との相違点を中心に説明する。
別のアンテナ4Dは、電子基板表面2aに、送信回路3の外周で、電子基板2の周縁部を縁取るように、コ字状にラインパターンを形成したものである。アンテナ4Dの一方の端部は高周波回路部32の終段出力部と接続され、他方の端部が高周波回路部32のグランドパターン512と接続される。別のアンテナ4Dはアンテナ4と異なり、ループ面の法線方向が電子基板2の板厚方向と平行であるので、アンテナ4とは異なる水平偏波となる。
別のアンテナ4Dから強い水平偏波が放射されることで、ディップ点をさらに良好に解消することができる。
(第7実施形態)
図11に本発明の第7実施形態になる電波送信機を示す。第6実施形態の電波送信機においてアンテナを別のアンテナとしたものであり、第6実施形態と実質的に同じ作動をする部分には同じ番号を付して、第6実施形態との相違点を中心に説明する。
アンテナ4Eは、電子基板2の裏面2bに、送信回路非形成の細長の領域に、その長さ方向に直線状のグランドラインパターン52Eが形成され、電子基板2の角部近傍で90度カーブしてグランドパターン512の直下位置に達し、そこで、スルーホール61を介してグランドパターン512と導通している。
電子基板2の表面2aには、グランドラインパターン直線部分521Eの一端部の直上位置にランドパターン546が形成され、スルーホール67を介してグランドラインパターン直線部分521Eと導通している。また、グランドラインパターン52Eがカーブを開始するグランドラインパターン直線部分521Eの他端部の直上位置から信号ラインパターン58が形成され、前記終段出力部と接続されている。
ランドパターン546、および信号ラインパターン58の一端部には断面V字の板ばね82,83がはんだ付けされている。
一方、アッパハウジング12Eの内面12aは、図12に示すように、前記板ばね82,83と対向する位置が電子基板表面2aと平行な平坦部12a1,12a2となっており、そこから逆向きバスタブ状の凹部形状をなしている。この内面12aには一方の平坦部12a1から他方の平坦部12a2にかけて前記グランドラインパターン直線部521Eとの電子基板2の板厚方向の対向位置を辿って帯状のラインパターン81が形成してある。ラインパターン81は金属の蒸着により形成された導電層である。ラインパターン81の両端部812,813を除く中央部分811は電子基板2の板面2a,2bに略平行な略直線状で、両端部812,813は、中央部分811からなだらかに曲線をなして電子基板2の板厚方向に伸びて平坦部12a1,12a2に達している。
しかして、電子基板2をロアハウジング11に格納した後、アッパハウジング12Eにより閉鎖すると、アッパハウジング12Eの平坦部12a1,12a2が板ばね82,83と弾接し、これらを介して、ラインパターン81が一端部812でランドパターン546と、他端部813でラインパターン58と導通する。これにより、送信信号出力時には、ラインパターン81〜スルーホール67〜グランドラインパターン直線部分521Eという電流経路で電流が流れ、ラインパターン81とラインパターン直線部分521Eとで電流の向きは逆方向である。したがって、アンテナ4Eは、ラインパターン81、スルーホール67、およびグランドラインパターン直線部分521Eで囲まれた面をループ面とするループアンテナである。ラインパターン中央部分811とラインパターン直線部分521Eとは電子基板2の板面2a,2bに略平行な方向に形成され、電子基板2の板厚方向に並列配置されているから、ループ面の法線は電子基板2の板面2a,2bに平行な方向であり、アンテナ4Eが放射するのは垂直偏波となる。
アンテナ4Eはアッパハウジング12Eの内面12aに形成することで、アンテナ電流経路の線状部を電子基板2の板面2a,2bから離すことができ、ループ面の面積を大きくすることができる。
なお、本実施形態では電子基板2の表面2aと対向するアッパハウジング12Eの内面12aにラインパターン81を形成したが、ロアハウジング11の内面に形成してもよい。あるいは、アッパハウジングとロアハウジングの両方に形成してもよい。この場合、ハウジング内空間を最大限に活かしてループ面積を大きくすることができる。
なお、ラインパターン81は両端部でなだらかな曲線を描いて電子基板表面2aの板ばね82,83に達する形状となっているが、中央部分811のみのラインパターンとするとともに、電子基板の表面には、前記ラインパターンの両端の直下位置からコイルスプリングを突設して、ラインパターンと弾接せしめ、前記コイルスプリングによりラインパターンの端とグランドラインパターンのスルーホール67側の端とを橋渡しするのでもよい。
また、ハウジングの内面にアンテナの一部を形成する本実施形態の特徴部分は、グランドパターンを分割しない構成や、ループ面の法線が電子基板の板厚方向となる別のアンテナを有しない構成においても適用することができるのは勿論である。
本発明を適用した第1の電波受信機の一部破壊斜視図である。 前記電波受信機の主要部である電子基板の斜視図である。 前記電波受信機の作動を説明する図である。 本発明を適用した第2の電波受信機の主要部である電子基板の斜視図である。 本発明を適用した第3の電波受信機の主要部である電子基板の斜視図である。 前記電波受信機の電子基板の一部の斜視図である。 本発明を適用した第4の電波受信機の主要部である電子基板の斜視図である。 本発明を適用した第5の電波受信機の主要部である電子基板の斜視図である。 前記電波受信機の作動を説明する図である。 本発明を適用した第6の電波受信機の主要部である電子基板の斜視図である。 本発明を適用した第7の電波受信機の分解斜視図である。 前記電波受信機の一部の断面である。
符号の説明
11 ロアハウジング(ハウジング)
12,12E アッパハウジング(ハウジング)
12a 内面
13 操作ボタン
14 キープレート
2 電子基板
2a 表面(板面)
2b 裏面(板面)
3 送信回路
31 コード発生回路
32 高周波回路部
305、306 インダクタ(インピーダンス素子)
4,4A,4B,4C,4E アンテナ(ループアンテナ)
4D アンテナ(別のループアンテナ)
51、511,512 グランドパターン
52,52B,52E グランドラインパターン
521,521B,521E グランドラインパターン直線部分(線状部)
56 グランドラインパターン(線状部)
57 信号線ラインパターン
571 信号線ラインパターン直線部分(線状部)
62,63,64,65,66,67 スルーホール(橋渡し部)
71,72,73,74 導電性プレート(導電性部材)
711,721,731,741 梁部(線状部)
712,722,732,742,713,723,733,743 脚部(橋渡し部)
81 ラインパターン
811 中央部分(線状部)
812,813 端部(橋渡し部)

Claims (9)

  1. 送信回路が形成された電子基板と、前記送信回路からの送信信号を電波放射するアンテナとを有する電波送信機において、
    前記アンテナとして、電流経路が、前記電子基板の板面に略平行に伸びかつ互いに略平行に前記電子基板の板厚方向に並列配置された2つの線状部と、該2つの線状部に互いに逆方向に電流が流れるように該2つの線状部の近接する端同士を橋渡しする橋渡し部とを具備し、前記線状部および前記橋渡し部により囲まれた面の法線方向が前記電子基板の板面に略平行な方向となるループアンテナを設けたことを特徴とする電波送信機。
  2. 請求項1記載の電波送信機において、前記線状部は、前記電子基板の板面に導電層をパターン形成してなる電波送信機。
  3. 請求項1または2いずれか記載の電波送信機において、長さ方向の両端部を屈曲したコ字状の導電性部材を、前記両端部を脚部として、前記両端部で挟まれた中央部分が前記電子基板の板面から浮くように前記電子基板の板面に固定し、前記中央部分が前記線状部を構成し、前記両端部が前記橋渡し部を構成する電波送信機。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の電波送信機において、前記線状部若しくは前記線状部および橋渡し部は、前記電子基板を格納するハウジングの内面に導電層をパターン形成してなる電波送信機。
  5. 請求項1ないし4いずれか記載の電波送信機において、前記線状部は、前記電子基板の板厚方向に前記電子基板を挟んで配置し、前記橋渡し部として、前記電子基板を板厚方向に貫通するスルーホールを設けた電波送信機。
  6. 請求項1ないし5いずれか記載の電波送信機において、前記線状部は、前記電子基板の板厚方向に2つ並列配置するとともに、前記電子基板の板面方向に複数並列配置し、
    前記電子基板の板面方向に並列配置され相隣れる2つの線状部のそれぞれに対して共通に前記電子基板の板厚方向に配置される線状部の両端にそれぞれ1対1に対応して前記橋渡し部を設け、該橋渡し部のうち、一方の橋渡し部により、前記2つの線状部のうち一方の線状部の端との間を橋渡しせしめ、かつ、前記2つの線状部のうち他方の線状部の端との間を橋渡しせしめ、
    前記電子基板の板厚方向に並列配置される2つの線状部には互いに逆方向に電流が流れるように、かつ、前記電子基板の板面方向に並列配置される2つの線状部には互いに同方向に電流が流れるようにした電波送信機。
  7. 請求項1ないし6いずれか記載の電波送信機において、前記電子基板の板面に形成されるグランドパターンを複数に分割し、相隣れるグランドパターン同士をインピーダンス素子により導通接続した電波送信機。
  8. 請求項1ないし7いずれか記載の電波送信機において、前記アンテナとして、前記ループアンテナとは別のループアンテナであって、電流経路で囲まれた面の法線方向が前記電子基板の板厚方向となるループアンテナを設けた電波送信機。
  9. 請求項8記載の電波送信機において、前記別のループアンテナは、前記電子基板の周縁部を辿り前記送信回路を電流経路により囲むように電流経路を形成した電波送信機。
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