JP2012169827A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの微小ループアンテナで、地板に平行な2方向の偏波を放射乃至受信できるアンテナ装置において、地板に垂直な方向のアンテナ利得を向上する。
【解決手段】微小ループアンテナの両端部を有し、第1ループ面を形成する第1ループ部は、地板と平行に延び、且つ、互いに対向するように地板に垂直な方向で異なる位置に設けられた第1対向部と、地板に垂直な方向に延び、上側第1対向部の一端と微小ループアンテナの一端を連結する第1連結部を備える。第2ループ面を形成する第2ループ部は、地板と平行に延び、且つ、互いに対向するように地板に垂直な方向で異なる位置に設けられた第2対向部と、地板に垂直な方向に延び、一対の第2対向部を連結する第2連結部を有する。地板に垂直な方向に延びる第3連結部により上側第1対向部と下側第2対向部が連結され、地板に垂直な方向に延びる第4連結部により上側第2対向部と下側第1対向部が連結される。
【選択図】図5

Description

本発明は、微小ループアンテナを備え、無線機や携帯端末、特に車両のスマートエントリーシステム、に用いられるアンテナ装置に関するものである。
従来、無線通信端末の筐体内に搭載される微小ループアンテナを備えたアンテナ装置として、例えば特許文献1が開示されている。なお、微小ループアンテナとは、小型化を主目的として、その周囲長を波長(使用波長)に対して十分に短い長さ(一般的には送信乃至受信波長の1/10以下)としたループアンテナである。
このアンテナ装置では、ループ面が地板に対して垂直となっているので、地板の平面に対して垂直方向から導体が近接しても、導体上の鏡像(イメージ)を利用して、ループアンテナからの電界放射量の低減、すなわちアンテナ利得の低下、を抑制することができる。
さらに、特許文献1(特許文献1の図4参照)では、微小ループアンテナが、互いに直交する面で構成されたループ面を有するように設けられている。このため、地板の平面に沿う方向において、互いに直交する2方向の偏波(水平偏波と垂直偏波)を放射する(又は受信する)ことができる。
特開2000−244219号公報
ここで、特許文献1同様、1つの微小ループアンテナで、互いに直交する2方向の偏波(水平偏波と垂直偏波)を放射する構成のアンテナ装置を図1〜図3に示す。
図1〜図3に示すアンテナ装置10では、電気絶縁材料(例えば樹脂)からなる基材に、導体パターンを含む導電部が設けられてなる回路基板11を有しており、この回路基板11に導体パターンの一部として図示しない地板(所謂グランドパターン)が構成されている。このため、地板の平面が回路基板11の一面と平行となっており、地板の平面に垂直な方向が、回路基板11(基材)の厚み方向と一致している。図1〜図3では、回路基板11の厚み方向をZ方向とする。
回路基板11の一面側には、微小ループアンテナ12が実装されている。この微小ループアンテナ12は、導電材料からなる線材や板材を用いて、形成するループ面が回路基板11の一面(XY面)に垂直となるように設けられている。また、ループ面として、互いに直交する第1ループ面L1及び第2ループ面L2を有している。図1に示すように、X方向,Y方向,Z方向を互いに直交する位置関係とすると、第1ループ面L1はZX面に平行となっており、第2ループ面L2はYZ面に平行となっている。
図1及び図2に示すように、微小ループアンテナ12は、Z方向から見て平面略L字状となっており、第1ループ面L1を形成する第1ループ部12aと第2ループ面L2を形成する第2ループ部12bを有している。これらループ部12a,12bのうち、第1ループ部12aが、給電手段としての高周波源13(無線回路)と電気的に接続される、微小ループアンテナ12の両端部を有している。
第1ループ部12aは、回路基板11の一面に沿う方向(X方向)に延び、且つ、互いに対向するように回路基板11の一面に垂直な方向(Z方向)において異なる位置に設けられた第1対向部20,21を有している。なお、第1対向部20が、地板に遠い上側第1対向部20であり、第1対向部21が、地板に近い下側第1対向部21である。
また、回路基板11の一面に垂直な方向(Z方向)に延び、高周波源13に接続される微小ループアンテナ12の一方の端部と上側第1対向部20の一端とを連結する第1連結部22を有している。なお、下側第1対向部21の端部が、高周波源13に接続される微小ループアンテナ12の他方の端部をなしても良いが、図1に示す例では、回路基板11の一面に垂直な方向(Z方向)に延びる連結部27が下側第1対向部21の一端に連結され、該連結部27を介して下側第1対向部21が高周波源13に接続されている。
一方、第2ループ部12bは、回路基板11の一面に沿う方向(Y方向)に延び、且つ、互いに対向するように回路基板11の一面に垂直な方向(Z方向)において異なる位置に設けられた第2対向部23,24を有している。なお、第2対向部23が、地板に遠い上側第2対向部23であり、第2対向部24が、地板に近い下側第2対向部24である。
また、回路基板11の一面に垂直な方向(Z方向)に延び、上側第2対向部23の一端と下側第2対向部24の一端とを連結する第2連結部25を有している。
そして、上側第1対向部20における第1連結部22と反対の端部と、上側第2対向部23における第2連結部25と反対の端部が連結され、下側第1対向部21における高周波源13と反対の端部と、下側第2対向部24における第2連結部25と反対の端部が連結されている。
このため、微小ループアンテナ12の電流経路は、図1に一点鎖線の矢印で示すように、高周波源13から、第1連結部22、上側第1対向部20、上側第2対向部23、第2連結部25、下側第2対向部24、下側第1対向部21、連結部27の順に電流が流れるようになっている。なお、この電流経路は任意タイミングの経路であり、該タイミングと異なるタイミングでは上記した順序と逆の経路となる。
ここで、上側第1対向部20と上側第2対向部23の連結部と、下側第1対向部21と下側第2対向部24の連結部とを繋ぐ連結部26(図1の破線)が存在すると仮定すると、第1ループ面L1は、第1ループ部12aを構成する第1対向部20,21及び第1連結部22と、上記仮想連結部26により規定される。一方、第2ループ面L2は、第2ループ部12bを構成する第2対向部23,24及び第2連結部25と、上記仮想連結部26により規定される。
したがって、図1に示す方向に電流が流れている場合、図4に示すように、第1ループ面L1を流れる電流による磁界と、第2ループ面L2を流れる電流による磁界が発生する。これらの磁界は、地板に対して水平成分が互いに逆向きであるため(例えば連結部26の磁界の向き参照)、互いの磁界の水平成分が少なからず相殺されてしまう。なお、図4では、電流を一点鎖線の矢印、磁界を実線の矢印で図示している。
このように、従来の構成では、第1ループ部12aと第2ループ部12bとで、回路基板11の一面に水平な方向(地板の一面に水平な方向)の磁界成分が少なからず相殺されてしまうため、該垂直な方向において、電波を放射しにくい、すなわち微小ループアンテナ12のアンテナ利得が低いという問題がある。このように、回路基板11の一面に垂直な方向のアンテナ利得が低いと、車両のスマートエントリーシステムのカードキーなど、無線通信端末に用いられるアンテナ装置として不利である。
なお、図4に示す磁界相殺の効果は、下側第1対向部21と下側第2対向部24とを連結せず、互いに近い側の端部を、微小ループアンテナ12の両端部とし、第1連結部22にて第1対向部20,21を連結した構成(特許文献1の図4に示す構成)においても同じである。また、図4では、磁界相殺を分かりやすくするため、第1ループ面L1と第2ループ面L2を離して図示している。
本発明は上記問題点に鑑み、1つの微小ループアンテナで、地板に平行な2方向の偏波を放射乃至受信できるアンテナ装置において、地板に垂直な方向のアンテナ利得を向上することを目的とする。
上記目的を達成する為に、請求項1に記載の発明は、
地板と、
形成するループ面が地板の一面に垂直となるように設けられた微小ループアンテナと、を備え、
微小ループアンテナが、ループ面として、互いに直交する第1ループ面及び第2ループ面を有するアンテナ装置であって、
第1ループ面を形成する第1ループ部は、
給電手段と電気的に接続される両端部を有するとともに、
地板の一面に沿う方向に延び、且つ、互いに対向するように地板の一面に垂直な方向において異なる位置に設けられた第1対向部と、
地板の一面に垂直な方向に延び、一対の第1対向部を構成する地板に近い下側第1対向部と地板に遠い上側第1対向部のうち、上側第1対向部の一端と給電手段に接続される一方の端部とを連結する第1連結部と、有し、
第2ループ面を形成する第2ループ部は、
地板の一面に沿う方向に延び、且つ、互いに対向するように地板の一面に垂直な方向において異なる位置に設けられた第2対向部と、
地板の一面に垂直な方向に延び、一対の第2対向部を構成する地板に近い下側第2対向部と地板に遠い上側第2対向部を連結する第2連結部と、有しており、
地板の一面に垂直な方向に延びる第3連結部により、上側第1対向部の第1連結部と反対の端部と下側第2対向部の第2連結部と反対の端部が連結され、
地板の一面に垂直な方向に延びる、第3連結部とは別の第4連結部により、上側第2対向部の第2連結部と反対の端部と下側第1対向部の給電手段側の端部と反対の端部が連結されていることを特徴とする。
このように本発明では、微小ループアンテナの形成するループ面が、地板の一面に対して垂直となっている。したがって、地板の一面に対して垂直方向から導体が近接しても、導体上の鏡像(イメージ)を利用して、ループアンテナからの電界放射量の低減、すなわちアンテナ利得の低下、を抑制することができる。
また、微小ループアンテナが、ループ面として、互いに直交する第1ループ面及び第2ループ面を有する。このため、1つの微小ループアンテナにより、地板の一面に沿う方向において、互いに直交する2方向の偏波(水平偏波と垂直偏波)を放射する(又は受信する)ことができる。
さらに本発明では、従来のように、第1ループ面を構成する上側第1対向部と第2ループ面を構成する上側第2対向部の上側同士、第1ループ面を構成する下側第1対向部と第2ループ面を構成する下側第2対向部の下側同士が連結されるのではなく、異なる対向部の上側と下側が連結されている。具体的には、第1ループ面を構成する上側第1対向部が第2ループ面を構成する下側第2対向部と第3連結部により連結され、第2ループ面を構成する上側第2対向部が第1ループ面を構成する下側第1対向部と第4連結部により連結されている。
このように、微小ループアンテナは8の字状となっており、第1ループ面は、一対の第1対向部、第1連結部、第3連結部の一部、及び第4連結部の一部により規定される。一方、第2ループ面は、一対の第2対向部、第2連結部、第3連結部の一部、及び第4連結部の一部により規定される。また、給電手段から、例えば第1連結部、上側第1対向部、第3連結部、下側第2対向部、第2連結部、上側第2対向部、第4連結部、下側第1対向部の順に電流が流れる。なお、この電流経路は任意タイミングの経路であり、該タイミングと異なるタイミングでは上記した順序と逆の経路となる。
したがって、第1ループ面を流れる電流による磁界と、第2ループ面を流れる電流による磁界は、地板の一面に水平な成分が互いに同じ向きとなる。このように微小ループアンテナを8の字状に構成することで、地板の一面に水平な方向の磁界成分の相殺を抑制し、これにより、地板の一面に垂直な方向における電波の減衰を抑制することができる。
以上から、本発明によれば、1つの微小ループアンテナで地板に平行な2方向の偏波を放射乃至受信できるアンテナ装置において、従来よりも、地板に垂直な方向のアンテナ利得を向上することができる。
請求項2に記載のように、
電気絶縁材料からなる基材に、導体パターンを含む導電部が設けられた基板を備え、
基板の一面には、板状の導電部材が実装され、
地板は導体パターンにより構成され、
微小ループアンテナは、2つの導電部材と、導体パターンを含む導電部とにより構成されており、
導体パターンにより、下側第1対向部及び下側第2対向部がそれぞれ構成され、
2つの導電部材の一方により、上側第1対向部と、第1連結部の少なくとも一部、及び第3連結部の少なくとも一部が構成され、
2つの導電部材の他方により、上側第2対向部と、第2連結部の少なくとも一部、及び第4連結部の少なくとも一部が構成されると良い。
これによれば、板状の導電部材と、基板の導体パターンを含む導電部が電気絶縁材料からなる基材に設けられた基板、すなわち回路基板(配線基板)を用いてアンテナ装置を構成するため、微小ループアンテナ全体を線状や板状の導電部材にて形成する構成に較べて、低コストで複雑な8の字状を実現することができる。また、基板の導体パターンを地板とするため、微小ループアンテナと地板との位置関係を保持しやすくすることができる。
特に請求項3に記載のように、
基板は、導電部として、基材に設けた孔内に導電部材を配置してなる接続部を有し、
下側第1対向部及び下側第2対向部を構成する導体パターンは、基板において導電部材が実装された一面とは異なる面に配置されており、
第2連結部、第3連結部、及び第4連結部は、導電部材とともに、下側第1対向部及び下側第2対向部のいずれかを構成する導体パターンに一端が接続され、他端が基板の一面まで延びた接続部とにより構成されることが好ましい。
これによれば、基板において導電部材が実装された一面とは異なる面に配置された導体パターンと、スルーホールやビアホールなどの、基板に設けた孔に、導電部材を配置してなる接続部を用いて微小ループアンテナを構成するため、接続部を用いず、基板の一面に設けられた導体パターンと導電部材により微小ループアンテナが形成される構成に較べて、微小ループアンテナの体格増大を抑制しつつループ面積を広くすることができる。
上記した発明は、1つの微小ループアンテナで地板に平行な2方向の偏波を放射乃至受信できるアンテナ装置において、従来よりも、地板に垂直な方向のアンテナ利得を向上することができるので、請求項4に記載のように、車両のスマートエントリーシステムのカードキーに好適である。
1つの微小ループアンテナで、互いに直交する2方向の偏波(水平偏波と垂直偏波)を放射する従来構成のアンテナ装置の斜視図である。 図1に示すアンテナ装置を、地板の一面に垂直な方向から見た平面図(上面視平面図)である。 図1に示すアンテナ装置を、地板の一面に沿う方向(白抜き矢印方向)から見た平面図である。 図1のアンテナ装置において、互いに直交する2つのループ面L1,L2と電流経路、及び磁界の向きを示す図である。 第1実施形態に係るアンテナ装置の斜視図である。 図5のアンテナ装置において、互いに直交する2つのループ面L1,L2と電流経路、及び磁界の向きを示す図である。 第2実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。 図7に示すアンテナ装置の平面図である。 変形例を示す斜視図である 図9に示すアンテナ装置の平面図である。 変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下に示す各実施形態において、上記した図1〜図4と共通乃至関連する要素には同一の符号を付与するものとする。
(第1実施形態)
本実施形態に係るアンテナ装置10は、上記した図1〜図3に示すアンテナ装置10とほぼ同じ構成を有している。
図5に示すアンテナ装置10は、車両のスマートエントリーシステムのカードキーに適用されるものであり、このアンテナ装置10が、アンテナ装置10の体格に対応したカード状(厚み方向に薄い直方体状)のケース内に収容されて、カードキーとなる。なお、カードキーのケースは、後述する回路基板11の一面11a及び該一面の裏面11bのそれぞれと対向する平面長方形の対向部位を有し、アンテナ装置10が収容された状態で、ケースの各対向部位は回路基板11の一面11a及び裏面11bと略平行となる。また、対向部位間の距離(換言すれば、ケースの厚み)は、ケースの各対向部位の大きさ(平面長方形の短辺及び長辺いずれの長さ)に比べて短く設定されている。
このように、カード状(厚み方向に薄い直方体状)のケース内に収容されて携帯機を構成するアンテナ装置10では、その使用環境において、人体が厚み方向において遠方から回路基板11の一面11a又は裏面11bに近接したり、財布などに収納された状態で、回路基板11の一面11a又は裏面11bに対し、表面に金属蒸着などがなされたポイントカードが近接配置される。すなわち、回路基板11の平面に対し、厚み方向から導体が近接し、一面11a又は裏面11bに対して対向配置される。
アンテナ装置10は電気絶縁材料(例えば樹脂)からなる基材に、導体パターンを含む導電部が設けられてなる回路基板11を有しており、この回路基板11に導体パターンの一部として図示しない地板(所謂グランドパターン)が構成されている。このため、地板の平面が回路基板11の一面と平行となっており、地板の平面に垂直な方向が、回路基板11(基材)の厚み方向と一致している。本実施形態においても、回路基板11の厚み方向をZ方向とする。なお、回路基板11が特許請求の範囲に記載の基板に相当する。
回路基板11の一面側には、微小ループアンテナ12が実装されている。微小ループアンテナ12は、その周囲長が波長(使用波長)に対して十分に短い長さ(例えば送信乃至受信波長の1/10以下程度)であり、給電手段としての高周波源13と電気的に接続されるべく回路基板11に実装されている。
微小ループアンテナ12は、導電材料からなる線材や板材を用いて、形成するループ面が回路基板11の一面(XY面)に垂直となるように設けられている。このため、上記したように回路基板11の一面(地板の一面)に対して垂直方向から導体が近接しても、導体上の鏡像(イメージ)を利用して、微小ループアンテナ12からの電界放射量の低減、すなわちアンテナ利得の低下、を抑制することができる。なお、ループ面が垂直とは、ループ面と回路基板11の一面のなす角が90度だけでなく、ほぼ90度も含まれる。また、ループ面とは、微小ループアンテナ12において、電流経路に対し垂直な方向である幅方向の中心位置からなる面である。
また、ループ面として、互いに直交する第1ループ面L1及び第2ループ面L2を有している。図5に示すように、X方向,Y方向,Z方向を互いに直交する位置関係とすると、第1ループ面L1はZX面に平行となっており、第2ループ面L2はYZ面に平行となっている。微小ループアンテナ12は、Z方向から見て平面略L字状となっており、第1ループ面L1を形成する第1ループ部12aと第2ループ面L2を形成する第2ループ部12bを有している。このため、1つの微小ループアンテナ12により、回路基板11の一面(地板の一面)に沿う方向において、互いに直交する2方向の偏波(水平偏波と垂直偏波)を放射する(又は受信する)ことができる。なお、第1ループ面L1を形成する第1ループ部12aが水平偏波を放射し、第2ループ面L2を形成する第2ループ部12bが垂直偏波を放射する。
これらループ部12a,12bのうち、第1ループ部12aが微小ループアンテナ12の両端部を有しており、この両端部は、給電手段としての高周波源13(無線回路)と電気的に接続される。
第1ループ部12aは、回路基板11の一面に沿う方向(X方向)に延び、且つ、互いに対向するように回路基板11の一面に垂直な方向(Z方向)において異なる位置に設けられた第1対向部20,21を有している。第1対向部20が、地板に遠い上側第1対向部20であり、第1対向部21が、地板に近い下側第1対向部21である。
また、回路基板11の一面に垂直な方向(Z方向)に延び、高周波源13に接続される微小ループアンテナ12の一方の端部と上側第1対向部20の一端とを連結する第1連結部22を有している。なお、下側第1対向部21の端部が、高周波源13に接続される微小ループアンテナ12の他方の端部をなしても良いが、図5に示す例では、回路基板11の一面に垂直な方向(Z方向)に延びる連結部27が下側第1対向部21の一端に連結され、該連結部27を介して下側第1対向部21が高周波源13に接続されている。
一方、第2ループ部12bは、回路基板11の一面に沿う方向(Y方向)に延び、且つ、互いに対向するように回路基板11の一面に垂直な方向(Z方向)において異なる位置に設けられた第2対向部23,24を有している。第2対向部23が、地板に遠い上側第2対向部23であり、第2対向部24が、地板に近い下側第2対向部24である。
また、回路基板11の一面に垂直な方向(Z方向)に延び、上側第2対向部23の一端と下側第2対向部24の一端とを連結する第2連結部25を有している。
そして、本実施形態では、従来構成とは異なり、上側第1対向部20における第1連結部22と反対の端部と下側第2対向部24における第2連結部25と反対の端部が、第3連結部28aによって連結されている。また、上側第2対向部23における第2連結部25と反対の端部と下側第1対向部21における高周波源13と反対の端部が、第4連結部28bによって連結されている。
このように、本実施形態において、微小ループアンテナ12は8の字状となっており、第1ループ面L1は、一対の第1対向部20,21、第1連結部22、第3連結部28aの一部、及び第4連結部28bの一部により規定される。一方、第2ループ面L2は、一対の第2対向部23,24、第2連結部25、第3連結部28aの一部、及び第4連結部28bの一部により規定される。
また、微小ループアンテナ12の電流経路は、図5に一点鎖線の矢印で示すように、高周波源13から、例えば第1連結部22、上側第1対向部20、第3連結部28a、下側第2対向部24、第2連結部25、上側第2対向部23、第4連結部28b、下側第1対向部21、(及び連結部27)の順に電流が流れるようになっている。なお、この電流経路は任意タイミングの経路であり、該タイミングと異なるタイミングでは上記した順序と逆の経路となる。
ここで、第3連結部28a及び第4連結部28bを、図6に示すように、第1対向部20,21同士を連結して第1ループ面L1を規定するとともに、第2対向部23,24同士を連結して第2ループ面L2を規定する連結部28とする。第1ループ面L1を流れる電流による磁界と、第2ループ面L2を流れる電流による磁界は、地板に対して水平成分が互いに同じ向きとなる(例えば連結部28の磁界の向き参照)。このため、これら磁界の水平成分の相殺を抑制することができる。すなわち、地板に垂直な方向における電波の減衰を抑制することができる。なお、図6では、電流を一点鎖線の矢印、磁界を実線の矢印で図示している。
以上から、本実施形態によれば、1つの微小ループアンテナ12で回路基板11の一面(地板の一面)に平行な2方向の偏波を放射乃至受信できるアンテナ装置10において、従来よりも、回路基板11の一面に垂直な方向のアンテナ利得を向上することができる。したがって、車両のスマートエントリーシステムのカードキーなど、無線通信端末に用いられるアンテナ装置10として好適である。
なお、図5に示す例では、回路基板11の導体パターンにより地板が構成される例を示した。しかしながら、地板としては、特に回路基板の導体パターンに限定されるものではない。金属板などを採用することもできる。
以下、第1実施形態に示すアンテナ装置10のより具体的な構成例について説明する。
(第2実施形態)
本実施形態では、回路基板11の構成された導体パターンなどの導電部を用いて、第1実施形態に示す8の字状の微小ループアンテナ12が構成されている点を特徴とする。
回路基板11は、樹脂からなる平面長方形の基材に、導体パターンや接続部が配置されてなる。また、上記導体パターンは、回路基板11に対し厚み方向に多層に配置されており、回路基板11が所謂多層基板となっている。
図7及び図8に示すように、平面長方形の回路基板11における一面11aと反対の裏面11bには、導体パターンとして、下側第1対向部21を構成する第1導体パターン30が設けられている。この第1導体パターン30は、X方向に延びて平面略長方形状に設けられている。また、裏面11bには、導体パターンとして、下側第2対向部24を構成する第2導体パターン31が設けられている。この第2導体パターン31は、その伸延方向が第1導体パターン30の伸延方向と直交するように、Y方向に延びて形成されている。
第1導体パターン30における第2ループ面L2に近い側の端部には、後述する第3接続部52の一端が接続されている。また、第3接続部52が接続される端部と反対の端部には、図示しない導体パターンが連結されており、少なくとも該導体パターンを介して高周波源13及び地板としての導体パターン(グランドパターン)に接続されている。
第2導体パターン31は、第1ループ面L1に近い側の端部、詳しくは、Y方向における位置が少なくとも第1導体パターン30と同じ部分に、他の部分に対し、X方向に沿う幅の一部、詳しくは第1導体パターン30側の一部が切り欠かれた形状の先端部31aを有する。そして、この先端部31aに、後述する第1接続部50の一端が接続されている。また、第2導体パターン31における先端部31aと反対の端部には、後述する第2接続部51の一端が接続されている。
一方、回路基板11の一面11aには、導体パターンとして、後述する導電部材40と第1接続部50とを電気的に接続する第3導体パターン32が設けられている。この第3導体パターン32は、その一部が第1導体パターン30の上方に位置しており、X方向に延びつつX方向における位置が少なくとも第1導電部材40(実装部40a)と同じ部分の幅(Y方向の幅)が、第1導電部材40の幅よりも狭くなっている。そして、この幅の狭い部分において、先端部31aとの対向部分に第1接続部50が接続されている。
また、回路基板11の一面11aには、導体パターンとして、後述する導電部材41と第3接続部52とを電気的に接続する第4導体パターン33が設けられている。この第4導体パターン34は、その一部が第2導体パターン31の上方に位置しており、Y方向に延びつつY方向における位置が少なくとも第1導体パターン30と同じ部分が、X方向において第1導体パターン30と重なるように、第2導電部材41の幅よりも狭くなっている。そして、この幅の狭い部分において、第1導体パターン30との対向部分に第3接続部52が接続されている。
また、回路基板11の一面11aには、2つの導電部材40,41が実装されている。これら導電部材40,41は、金属薄板を所定形状(例えば平面長方形)に打ち抜き、折曲してなるものである。本実施形態では、導電部材40,41がそれぞれ4箇所でその板厚方向に折曲されており、回路基板11の一面11aと略平行とされた実装部40a,41aと、回路基板11の一面11aと略平行とされ、実装部40a,41aよりも回路基板11の一面11aから離れた位置に配置される浮き部40b,41bと、実装部40a41aと浮き部40b,41bを繋ぐ繋ぎ部40c,41cを有している。また、繋ぎ部40c,41cは、実装部40a,41aとの境界部分が谷折りで90度、浮き部40b,41bとの境界が山折りで90度の折曲部分となっている。
そして、第1導電部材40における第2ループ面L2に近い側の実装部40aは、回路基板11の第3導体パターン32の一端上に配置され、はんだなどを介して第3導体パターン32と電気的且つ機械的に接続されている。他方の実装部40aは、高周波源13と第1導電部材40とを電気的に接続する図示しない導電部(例えば導体パターン)上に配置され、はんだなどを介して電気的且つ機械的に接続されている。
また、第2導電部材41における第1ループ面L1に近い側の実装部41aは、回路基板11の第4導体パターン33の一端上に配置され、はんだなどを介して第4導体パターン33と電気的且つ機械的に接続されている。他方の実装部41aは、回路基板11に設けられた第2接続部51の一端と接続されている。なお、実装部41aは、第2接続部51と直接的に接続されても良いし、図示しない導体パターンを介して接続されても良い。
また、回路基板11には、回路基板11を貫通するスルーホール内に導電材料が配置されてなる接続部50,51,52が設けられている。そして、第1接続部50により、第1導電部材40と第2導体パターン31が接続され、第2接続部51により、第2導体パターン31と第2導電部材41が接続されている。また、第3接続部52により、第4導体パターン33と第1導体パターン30が接続されている。
このように構成されるアンテナ装置10では、第1導電部材40の一方の繋ぎ部40cが上記した第1連結部22に相当し、浮き部40bが上側第1対向部20に相当し、他方の繋ぎ部40b、(実装部40a、第3導体パターン32)、及び第1接続部50が、第3連結部28aに相当する。また、第2導体パターン31が下側第2対向部24に相当し、第2接続部51及び第2導電部材41の一方の繋ぎ部41c(及び実装部40a)が第2連結部25に相当する。また、第2導電部材41の浮き部41bが、上側第2対向部23に相当し、他方の繋ぎ部41c、(実装部40a、第4導体パターン33)、及び第3接続部52が、第4連結部28bに相当する。また、第1導体パターン30が下側第1対向部21に相当する。
そして、高周波源13から、例えば第1導電部材40、第3導体パターン32、第1接続部50、第2導体パターン31、第2接続部51、第2導電部材41、第4導体パターン33、第3接続部52、及び第1導体パターン30の順に電流が流れるようになっている。なお、この電流経路は任意タイミングの経路であり、該タイミングと異なるタイミングでは上記した順序と逆の経路となる。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態同様、1つの微小ループアンテナ12で回路基板11の一面(地板の一面)に平行な2方向の偏波を放射乃至受信できるアンテナ装置10において、従来よりも、回路基板11の一面に垂直な方向のアンテナ利得を向上することができる。
また、本実施形態では、回路基板11の導体パターンにより地板を構成するとともに、回路基板11に実装された板状の導電部材40,41と、導体パターン30〜33及び接続部50〜53を含む回路基板11の導電部を用いて8の字状の微小ループアンテナ12を構成する。したがって、微小ループアンテナ12全体を線状や板状の導電部材にて形成する構成に較べて、低コストで複雑な8の字状を実現することができる。また、回路基板11の導体パターンを地板とするため、微小ループアンテナ12と地板との位置関係を保持しやすい。
さらには、回路基板11の裏面11bに設けられた導体パターン30,31と、回路基板11に設けた孔に導電部材を配置してなる接続部50〜52を用いて微小ループアンテナ12を構成している。したがって、接続部50〜52を用いず、回路基板11の一面11a(導電部材40,41の実装面)に設けられた導体パターンと導電部材40,41により微小ループアンテナ12が形成される構成に較べて、微小ループアンテナ12の体格増大を抑制しつつループ面積を広くすることができる。
(変形例)
本実施形態では、第2導体パターン31における第1接続部50が接続される先端部31aの幅が他の部分よりも狭く、第1導電部材40と第1接続部50とを繋ぐ第3導体パターン32の第1接続部50が接続される部分の幅が第1導電部材40の幅よりも狭く、第2導電部材41と第3接続部52とを繋ぐ第4導体パターン33の第3接続部52が接続される部分の幅が第2導電部材41の幅よりも狭い例を示した。しかしながら、例えば図9及び図10に示すように、導電部材40,41と導体パターン30〜33の幅(電流の流れ方向に対して直交する方向の幅)が互いに等しい構成とすることもできる。図9及び図10に示す例では、第1導体パターン30を平面L字状とし、その先端部30aに第3接続部52が接続されている。また、第3導体パターン32及び第4導体パターン33は、ともにX方向に沿って延びており、所定の隙間を有してY方向に並設されている。そして、第4導体パターン33のほぼ半分が、第1導体パターン30の先端部30aの上方に位置し、残りの半分が、第2導体パターン31の上方且つ第2導電部材40の実装部41aの下方に位置している。
本実施形態では、回路基板11の裏面11bに導体パターン30,31が設けられ、接続部50〜52が回路基板11をその厚さ方向に貫通する例を示した。しかしながら、導体パターン30,31を回路基板11の内層(一面11aと裏面11bの間の層)に設け、接続部50〜52として層間接続ビアを採用しても、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、例えば図11に示すように、回路基板11の一面11aに位置する導体パターン30,31と導電部材40,41によって微小ループアンテナ12を構成することもできる。図11に示す例では、下側第1対向部21を構成する第1導体パターン30と、下側第2対向部24を構成する第2導体パターン31が、ともに回路基板11の一面11aに設けられている。第1導体パターン30は、図10に示す例同様に平面L字状とされており、第2導体パターン31は、図10に示す例同様に平面長方形となっている。また、第1導電部材40は平面長方形となっており、第2導電部材41は、浮き部41bに対して第1ループ面L1側の実装部41aがX方向に折曲された平面L字状となっている。
そして、第1導体パターン30の先端部30aの上方に、第2導電部材41の折曲側の実装部41aが位置し、これらがはんだ等の接合部材を介して電気的且つ機械的に接続されている。また、第1導体パターン30の他方の端部の上方には、第1導電部材40の浮き部40bが位置しており、第1導電部材40の第2ループ面L2と反対の実装部41aは、第2導体パターン31に対して第1導体パターン40よりも遠い位置で、回路基板11(図示しない導体パターン又は接続部)に接続されている。
一方、第2導体パターン30の一方の端部の上方に、第1導電部材40の実装部40aが位置し、これらがはんだ等の接合部材を介して電気的且つ機械的に接続されている。また、第2導体パターン31の他方の端部の上方には、第2導電部41の実装部41aが位置し、これらがはんだ等の接合部材を介して電気的且つ機械的に接続されている。
本実施形態では、導電部材40,41がともに実装部40a,41aを有する例を示した。しかしながら、実装部40a,41aを有さず、繋ぎ部40c,41cの下端にて、対応する接続部51や導体パターン32,33に接続された構成とすることも可能である。すなわち、導電部材40,41としては、実装状態で、回路基板11の一面11aに対して浮いた状態となる浮き部40b,41bと、浮き部40b,41bを回路基板11の一面11a上に支持する繋ぎ部40c,41cを少なくとも有せば良い。
また、本実施形態では、微小ループアンテナ12が、回路基板11の導電部と導電部材40,41により構成される例を示したが、回路基板11として導体パターンが多層に配置された多層基板を用いることで、導電部材40,41を用いず、回路基板11の導電部(導体パターン及び接続部)のみによって微小ループアンテナ12を構成することもできる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態では、アンテナ装置10が、車両のスマートエントリーシステムのカードキーに適用される例を示した。しかしながら、本実施形態に示すアンテナ装置10の適用範囲は上記例に限定されるものではない。それ以外の無線機や携帯端末に適用することもできる。
10・・・アンテナ装置
12・・・微小ループアンテナ
12a・・・第1ループ部
12b・・・第2ループ部
20・・・上側第1対向部
21・・・下側第2対向部
22・・・第1連結部
23・・・上側第2対向部
24・・・下側第2対向部
25・・・第2連結部
28a・・・第3連結部
28b・・・第4連結部
L1・・・第1ループ面
L2・・・第2ループ面

Claims (4)

  1. 地板と、
    形成するループ面が前記地板の一面に垂直となるように設けられた微小ループアンテナと、を備え、
    前記微小ループアンテナが、前記ループ面として、互いに直交する第1ループ面及び第2ループ面を有するアンテナ装置であって、
    前記第1ループ面を形成する第1ループ部は、
    給電手段と電気的に接続される両端部を有するとともに、
    前記地板の一面に沿う方向に延び、且つ、互いに対向するように前記地板の一面に垂直な方向において異なる位置に設けられた第1対向部と、
    前記地板の一面に垂直な方向に延び、一対の前記第1対向部を構成する前記地板に近い下側第1対向部と前記地板に遠い上側第1対向部のうち、前記上側第1対向部の一端と前記給電手段に接続される一方の端部とを連結する第1連結部と、有し、
    前記第2ループ面を形成する第2ループ部は、
    前記地板の一面に沿う方向に延び、且つ、互いに対向するように前記地板の一面に垂直な方向において異なる位置に設けられた第2対向部と、
    前記地板の一面に垂直な方向に延び、一対の前記第2対向部を構成する前記地板に近い下側第2対向部と前記地板に遠い上側第2対向部を連結する第2連結部と、有しており、
    前記地板の一面に垂直な方向に延びる第3連結部により、前記上側第1対向部の前記第1連結部と反対の端部と前記下側第2対向部の前記第2連結部と反対の端部が連結され、
    前記地板の一面に垂直な方向に延びる、前記第3連結部とは別の第4連結部により、前記上側第2対向部の前記第2連結部と反対の端部と前記下側第1対向部の前記給電手段側の端部と反対の端部が連結されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 電気絶縁材料からなる基材に、導体パターンを含む導電部が設けられた基板を備え、
    前記基板の一面には、板状の導電部材が実装され、
    前記地板は前記導体パターンにより構成され、
    前記微小ループアンテナは、2つの前記導電部材と、前記導体パターンを含む導電部とにより構成されており、
    前記導体パターンにより、前記下側第1対向部及び前記下側第2対向部がそれぞれ構成され、
    2つの前記導電部材の一方により、前記上側第1対向部と、前記第1連結部の少なくとも一部、及び前記第3連結部の少なくとも一部が構成され、
    2つの前記導電部材の他方により、前記上側第2対向部と、前記第2連結部の少なくとも一部、及び前記第4連結部の少なくとも一部が構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記基板は、前記導電部として、前記基材に設けた孔内に導電部材を配置してなる接続部を有し、
    前記下側第1対向部及び前記下側第2対向部を構成する導体パターンは、前記基板において前記導電部材が実装された一面とは異なる面に配置されており、
    前記第2連結部、前記第3連結部、及び前記第4連結部は、前記導電部材とともに、前記下側第1対向部及び前記下側第2対向部のいずれかを構成する導体パターンに一端が接続され、他端が前記基板の一面まで延びた前記接続部とにより構成されていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 車両のスマートエントリーシステムのカードキーに用いられることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のアンテナ装置。
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