JP2005167833A - スロットアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 広帯域化が容易なスロットアンテナを安価に提供すること。
【解決手段】 スロットアンテナ10は、誘電体基板11の上面に形成されてスロット12を有する放射導体層13と、誘電体基板11の底面でスロット12を幅方向に横切る位置に形成された給電ライン14とを備えており、放射導体層13にはスロット12の閉端近傍に切欠き部13aが設けられている。このスロットアンテナ10は、給電ライン14を介して放射導体層13に給電することにより、スロット12を励振させることができる。かかる給電時に、切欠き部13aをキャパシタとして機能させ、かつ切欠き部13aとスロット12との間に存する幅狭部分13bをインダクタとして機能させることができるため、周波数に応じて電流経路を異ならせることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、導体部材に設けたスロットを給電ラインによって励振させるスロットアンテナに関する。
金属箔や金属板等からなる導体部材に所定寸法のスロットを形成し、このスロットを該導体部材と電磁結合させた給電ラインによって励振させることにより、直線偏波を放射するスロットアンテナとして動作させることができる。この種のスロットアンテナは、高周波回路が配設された回路基板と一体化されることが多く、例えば回路基板の一側部にスロットアンテナを設けて構成されるカード状のアンテナユニットなどが、従来より広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、この種のスロットアンテナの従来例を示す平面図である。同図において、誘電体等からなる基板1の一側部に設けられたアンテナ部2は、スロット3を有する導体層4と、スロット3を幅方向に横切る給電ライン5とを備えており、スロットアンテナとして動作する。導体層4は基板1の片面に銅箔等をパターニングして形成されたもので、この導体層4に包囲された直線状の開口部分がスロット3となっている。このスロット3は、長手寸法が共振長の約2分の1に設定されている。給電ライン5は基板1の他面に形成されたマイクロストリップ線路である。また、基板1の図示せぬ延長部分は、増幅器や発振器等を含む高周波回路が配設された回路部6となっており、この回路部6の給電回路から給電ライン5が導出されている。そして、給電ライン5に信号電流を供給することにより、この給電ライン5と電磁結合されるスロット3の幅方向両端近傍に対して給電することができるため、スロット3を励振させることができる。
特開2003−234615号公報(第3−4頁、図3)
しかしながら、図5に示す従来のスロットアンテナでは、給電時にスロット3の周縁に沿って電流が流れて所定の周波数で共振するが、動作共振点が一つで帯域幅が比較的狭いため、広帯域で動作させることができないという制約があった。すなわち、かかる従来のスロットアンテナは、その構成上、広い周波数帯域をカバーするアンテナとして利用することは困難であった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、広帯域化が容易なスロットアンテナを安価に提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明のスロットアンテナでは、スロットを有すると共に該スロットの閉端近傍に切欠き部を有する導体部材と、基板を介して前記導体部材と対向する面に設けられ前記スロットを幅方向に横切る給電ラインとを備え、前記給電ラインを給電回路に接続して前記スロットを励振させるように構成した。
このように構成されたスロットアンテナは、導体部材がスロットの閉端近傍に切欠き部を有し、この切欠き部がスロットの磁界領域(電流最大領域)に付設されたキャパシタとして機能するため、該磁界領域における電流経路を周波数に応じて異ならせることができる。すなわち、スロットの閉端と切欠き部との間に存する導体部材の幅狭部分は周波数が低い電流の経路となりやすく、切欠き部自体は周波数が高い電流の経路となりやすいため、このスロットアンテナには、該幅狭部分に相当するL成分と該切欠き部に相当するC成分とで構成される並列共振回路が等価的に組み込まれたことになる。したがって、共振周波数が若干異なる二つの動作共振点を発生させることができると共に、両共振点間の周波数に対しても良好な感度を確保することが容易になり、広い帯域幅で動作させることが可能となる。
かかる構成のスロットアンテナにおいて、前記導体部材は前記基板にパターニングされた金属箔であってもよいし、前記基板とは別体の金属板であってもよい。そして、該導体部材が金属板からなる場合には、高周波回路を外来電波から保護するシールドケースを利用し、該シールドケースの一面に前記スロットを形成しておくことが好ましく、これにより部品点数が少なくて安価に製造できるスロットアンテナ構造のアンテナユニットが得られる。
本発明のスロットアンテナは、スロットを画成している導体部材の該スロット閉端近傍に設けた切欠き部をキャパシタとして機能させ、この切欠き部とスロット閉端との間に存する導体部材の幅狭部分をインダクタとして機能させることにより、動作共振点を増やして帯域幅を広げているので、広帯域化が容易なスロットアンテナを安価に提供することができる。
以下、発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施形態例に係るスロットアンテナの平面図、図2は該スロットアンテナの断面図、図3は該スロットアンテナのリターンロスを示す特性図である。
図1および図2に示すスロットアンテナ10は、誘電体基板11の上面に形成されてスロット12を有する放射導体層13と、誘電体基板11の底面でスロット12を幅方向に横切る位置に形成された給電ライン14とを備えており、放射導体層13にはスロット12の閉端(長手方向両端)近傍にそれぞれ切欠き部13aが設けられている。放射導体層13と給電ライン14は誘電体基板11の両面に銅箔等をパターニングして形成したものであり、放射導体層13は接地回路に接続され、給電ライン14は給電回路に接続されている。
このように構成されたスロットアンテナ10において、給電ライン14に信号電流が供給されると、放射導体層13は、誘電体基板11を介して給電ライン14と対向している箇所(スロット12の近傍)が該給電ライン14との電磁結合によって給電されるため、スロット12を励振させることができる。かかる給電時に、放射導体層13の切欠き部13aはスロット12の磁界領域(電流最大領域)に付設されたキャパシタとして機能し、また、スロット12の閉端と切欠き部13aとの間に存する放射導体層13の幅狭部分13bはインダクタとして機能するので、スロット12の磁界領域における電流経路は周波数に応じて異なったものとなる。すなわち、切欠き部13aは周波数が高い電流の経路となりやすく、幅狭部分13bは周波数が低い電流の経路となりやすいため、このスロットアンテナ10には等価的に、切欠き部13aに相当するC成分と幅狭部分13bに相当するL成分とで構成される並列共振回路が組み込まれている。
その結果、図3に実線で示すように、このスロットアンテナ10には、周波数が若干異なるfとfで動作共振点が現れ、かつfとfの間の周波数に対しても良好な感度を確保することができ、リターンロスが−10dB以下となる帯域幅が拡大している。また、スロット12の近傍の放射導体層13の形状を変更するだけで、構成を何ら複雑化する必要がないため、コストアップを伴う心配もない。なお、図3に破線で示す曲線は、放射導体層13に切欠き部13aが設けられていないと仮定した場合の周波数に応じたリターンロスを示している。
図4は本発明の第2実施形態例に係るアンテナユニットの断面図であって、図2と対応する部分には同一符号が付してある。図4に示すアンテナユニット20では、誘電体基板11が多層基板であり、その中間層に給電ライン14が設けられていると共に、誘電体基板11の底面に高周波回路21が配設されている。また、誘電体基板11を収納して保持するシールドケース22の天板部22aが放射板を兼ねており、この天板部22aにスロット12が形成されている。なお、図示はしていないが、このアンテナユニット20においても、天板部22aのスロット12の閉端近傍に切欠き部を設けることによって帯域幅を拡大している。
このように構成されたスロットアンテナ構造のアンテナユニット20は、高周波回路21を外来電波から保護するシールドケース22を活用し、その天板部22aにスロット12を形成しているので、部品点数が削減できてコンパクトなアンテナ装置となっている。また、このアンテナユニット20では、シールドケース22の底板部22bが、スロット12から下方へ放射される電波を反射するリフレクタとして機能するため、上方へ放射される電波が増大して良好な指向性が期待できる。
なお、上述した各実施形態例では、長手方向両端が閉端となっているスロットを備えた場合について例示しているが、長手方向の一端側が開放端となっているノッチタイプのスロットを備えたスロットアンテナにおいても、スロットを画成している導体部材(放射導体層13や天板部22a等)の該スロット閉端近傍に切欠き部を設けることによって、帯域幅を広げることはできる。
本発明の第1実施形態例に係るスロットアンテナの平面図である。 該スロットアンテナの断面図である。 該スロットアンテナのリターンロスを示す特性図である。 本発明の第2実施形態例に係るアンテナユニットの断面図である。 従来例に係るスロットアンテナの要部平面図である。
符号の説明
10 スロットアンテナ
11 誘電体基板
12 スロット
13 放射導体層(導体部材)
13a 切欠き部
13b 幅狭部分
14 給電ライン
20 アンテナユニット
21 高周波回路
22 シールドケース
22a 天板部(導体部材)

Claims (3)

  1. スロットを有すると共に該スロットの閉端近傍に切欠き部を有する導体部材と、基板を介して前記導体部材と対向する面に設けられ前記スロットを幅方向に横切る給電ラインとを備え、前記給電ラインを給電回路に接続して前記スロットを励振させるように構成したことを特徴とするスロットアンテナ。
  2. 請求項1の記載において、前記導体部材が金属板からなることを特徴とするスロットアンテナ。
  3. 請求項2の記載において、シールドケースの一面に前記スロットを形成したことを特徴とするスロットアンテナ。
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