JP2005167827A - スロットアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化が容易なデュアルバンド対応のスロットアンテナを安価に提供すること。
【解決手段】 スロットアンテナ10は、誘電体基板11の上面に形成されてスロット12を有する放射導体層13と、誘電体基板11の底面でスロット12を幅方向に横切る位置に形成された給電ライン14と、上端部が誘電体基板11を貫通して給電ライン14の近傍で放射導体層13に接続された短絡ピン15,16とを備えており、短絡ピン15,16の下端部は接地導体17に接続されている。給電ライン14は給電回路に接続されており、この給電ライン14を介してスロット12近傍の放射導体層13に給電することにより、スロット12を励振させることができる。ただし、給電時の電流経路は短絡ピン15,16の影響を受けるため、高低2種類の周波数帯で動作共振点が現れる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、導体部材に設けたスロットを給電ラインによって励振させるスロットアンテナに関する。
金属箔や金属板等からなる導体部材に所定寸法のスロットを形成し、このスロットを該導体部材と電磁結合させた給電ラインによって励振させることにより、直線偏波を放射するスロットアンテナとして動作させることができる。この種のスロットアンテナは、高周波回路が配設された回路基板と一体化されることが多く、例えば回路基板の一側部にスロットアンテナを設けて構成されるカード状のアンテナユニットなどが、従来より広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、この種のスロットアンテナの従来例を示す平面図である。同図において、誘電体等からなる基板1の一側部に設けられたアンテナ部2は、スロット3を有する導体層4と、スロット3を幅方向に横切る給電ライン5とを備えており、スロットアンテナとして動作する。導体層4は基板1の片面に銅箔等をパターニングして形成されたもので、この導体層4に包囲された直線状の開口部分がスロット3となっている。このスロット3は、長手寸法が共振長の約2分の1に設定されている。給電ライン5は基板1の他面に形成されたマイクロストリップ線路である。また、基板1の図示せぬ延長部分は、増幅器や発振器等を含む高周波回路が配設された回路部6となっており、この回路部6の給電回路から給電ライン5が導出されている。そして、給電ライン5に信号電流を供給することにより、この給電ライン5と電磁結合されるスロット3の幅方向両端近傍に対して給電することができるため、スロット3を励振させることができる。
特開2003−234615号公報(第3−4頁、図3)
図5に示す従来のスロットアンテナでは、同調電波の波長はスロット3の長手寸法の約2倍に限定されるが、スロットアンテナにおいても他のタイプのアンテナと同様に、異なる周波数帯の電波が利用できるデュアルバンド対応のものが要求される場合がある。しかしながら、図5に示す従来構造でデュアルバンド対応のスロットアンテナを実現しようとすると、導体層4にスロット3とは長手寸法が異なる別のスロットを追加しなければならないため、アンテナ全体の面積が増大して小型化が困難になるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、小型化が容易なデュアルバンド対応のスロットアンテナを安価に提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明のスロットアンテナでは、スロットを設けた導体部材と、基板を介して前記導体部材と対向する面に設けられ前記スロットを幅方向に横切る給電ラインと、前記基板を貫通して前記給電ラインの近傍で前記導体部材に接続された短絡ピンとを備え、前記給電ラインを給電回路に接続すると共に前記短絡ピンを接地回路に接続して、前記スロットが異なる周波数帯で共振するように構成した。
このように構成されたスロットアンテナは、導体部材のうち給電ラインとの電磁結合によって給電される箇所の近傍に短絡ピンが接続されているため、周波数に応じて、スロットの周縁に沿う電流経路に対応する低い周波数での共振と、スロット内の長手方向両端部を横切る短い電流経路に対応する高い周波数での共振とが発生し、各電流経路に対応する異なる動作共振点が現れる。つまり、このスロットアンテナは、スロットの数を増やすことなく、高低2種類の周波数帯に共振可能なデュアルバンドアンテナとして利用できる。
かかる構成のスロットアンテナにおいて、前記導体部材は前記基板にパターニングされた金属箔であってもよいし、前記基板とは別体の金属板であってもよい。そして、該導体部材が金属板からなる場合には、高周波回路を外来電波から保護するシールドケースを利用し、該シールドケースの一面に前記スロットを形成することが好ましく、これにより部品点数が少なくて安価に製造できるスロットアンテナ構造のアンテナユニットが得られる。
本発明のスロットアンテナは、スロットを有する導体部材の給電箇所の近傍に短絡ピンを接続して、異なる電流経路に対応する高低2種類の周波数帯に共振できるようにしてあり、スロットの数を増やす必要はないため、小型化が容易なデュアルバンド対応のスロットアンテナを安価に提供することができる。
以下、発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施形態例に係るスロットアンテナの断面図、図2は該スロットアンテナの平面図、図3は該スロットアンテナのリターンロスを示す特性図である。
図1および図2に示すスロットアンテナ10は、誘電体基板11の上面に形成されてスロット12を有する放射導体層13と、誘電体基板11の底面でスロット12を幅方向に横切る位置に形成された給電ライン14と、上端部が誘電体基板11を貫通して給電ライン14の近傍で放射導体層13に接続された2本の短絡ピン15,16とを備えており、各短絡ピン15,16の下端部はいずれも接地導体17に接続されている。なお、放射導体層13と給電ライン14は誘電体基板11の両面に銅箔等をパターニングして形成したものであり、給電ライン14は給電回路に接続されている。
このように構成されたスロットアンテナ10において、給電ライン14に信号電流が供給されると、放射導体層13は、誘電体基板11を介して給電ライン14と対向している箇所(スロット12の近傍)が該給電ライン14との電磁結合によって給電されるため、スロット12を励振させることができる。かかる給電時の電流経路は、短絡ピン15,16が存しないと仮定した場合、主にスロット12の周縁に沿う電流経路となるため、共振長はスロット12の長手寸法の約2倍となる。しかしながら、給電箇所の近傍に短絡ピン15,16が接続されている場合には、図3に実線で示すように、高低2種類の周波数帯で動作共振点が現れる。すなわち、周波数がfのときには、ほぼスロット12の周縁に沿う電流経路が発生して共振するが、周波数がfよりも高いfのときには、スロット12内の長手方向両端部を横切る短い電流経路が発生して共振するため、各電流経路に対応する異なる動作共振点が現れる。それゆえ、このスロットアンテナ10は、スロットの数を増やして大型化することなく、高低2種類の周波数帯に共振可能なデュアルバンドアンテナとして利用できる。また、短絡ピン15,16を付設するだけでデュアルバンド対応となすことができるため、構成も複雑化せず安価に製造できる。なお、図3に破線で示す曲線は、短絡ピン15,16が存しないと仮定した場合の周波数に応じたリターンロスを示している。
図4は本発明の第2実施形態例に係るアンテナユニットの断面図であって、図1と対応する部分には同一符号が付してある。図4に示すアンテナユニット20では、誘電体基板11が多層基板であり、その中間層に給電ライン14が設けられていると共に、誘電体基板11の底面に高周波回路21が配設されている。そして、この誘電体基板11を収納して保持するシールドケース22の天板部22aにスロット12が形成されており、短絡ピン15,16はシールドケース22の底板部22bに接続されている。
このように構成されたスロットアンテナ構造のアンテナユニット20は、高周波回路21を外来電波から保護するシールドケース22を活用し、その天板部22aにスロット12を形成しているので、部品点数が削減できてコンパクトなデュアルバンド対応のアンテナ装置となっている。また、このアンテナユニット20では、シールドケース22の底板部22bが、スロット12から下方へ放射される電波を反射するリフレクタとして機能するため、上方へ放射される電波が増大して良好な指向性が期待できる。
なお、上述した各実施形態例では、短絡ピンを2本配設した場合について説明しているが、短絡ピンが1本または3本以上であってもデュアルバンドアンテナとして動作させることはできる。また、上述した各実施形態例では、長手方向両端が閉端となっているスロットを備えた場合について例示しているが、長手方向の一端側が開放端となっているノッチタイプのスロットを備えたスロットアンテナにおいても、給電箇所の近傍に短絡ピンを接続することによりデュアルバンドアンテナとして動作させることはできる。
本発明の第1実施形態例に係るスロットアンテナの断面図である。 該スロットアンテナの平面図である。 該スロットアンテナのリターンロスを示す特性図である。 本発明の第2実施形態例に係るアンテナユニットの断面図である。 従来例に係るスロットアンテナの要部平面図である。
符号の説明
10 スロットアンテナ
11 誘電体基板
12 スロット
13 放射導体層(導体部材)
14 給電ライン
15,16 短絡ピン
17 接地導体
20 アンテナユニット
21 高周波回路
22 シールドケース
22a 天板部(導体部材)

Claims (3)

  1. スロットを設けた導体部材と、基板を介して前記導体部材と対向する面に設けられ前記スロットを幅方向に横切る給電ラインと、前記基板を貫通して前記給電ラインの近傍で前記導体部材に接続された短絡ピンとを備え、前記給電ラインを給電回路に接続すると共に前記短絡ピンを接地回路に接続して、前記スロットが異なる周波数帯で共振するように構成したことを特徴とするスロットアンテナ。
  2. 請求項1の記載において、前記導体部材が金属板からなることを特徴とするスロットアンテナ。
  3. 請求項2の記載において、シールドケースの一面に前記スロットを形成したことを特徴とするスロットアンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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