JP2005108607A - 漏電遮断器 - Google Patents
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Abstract
【課題】時延機能を持たない小型で安価な集積回路を使っても時延機能を持たせることができ、電子回路部を小型化し、コストを低減することができる漏電遮断器を提供する。
【解決手段】漏電遮断器1は集積回路6の差動増幅器出力端子である4番ピンとグランドライン12との間にコンデンサ13を接続し、コンデンサ13と並列に抵抗14を接続して積分回路15を構成し、積分回路15と集積回路6の4番ピンとの間に逆流防止用のダイオード16を接続する。そして、積分回路15とダイオード16の接続点を集積回路6のラッチ回路入力端子である5番ピンに接続する。
【選択図】図1
【解決手段】漏電遮断器1は集積回路6の差動増幅器出力端子である4番ピンとグランドライン12との間にコンデンサ13を接続し、コンデンサ13と並列に抵抗14を接続して積分回路15を構成し、積分回路15と集積回路6の4番ピンとの間に逆流防止用のダイオード16を接続する。そして、積分回路15とダイオード16の接続点を集積回路6のラッチ回路入力端子である5番ピンに接続する。
【選択図】図1
Description
本発明は、時延機能付きの漏電遮断器に関する。
図4に示すように漏電遮断器41は主回路42に流れる漏洩電流を検出するための零相変流器43と、零相変流器43の検出電流から漏電かどうかを判定して漏電と判定した場合に信号を出力する集積回路46を実装した電子回路47と、集積回路46の出力信号により電子回路47のスイッチング素子48がオンすると励磁駆動するトリップコイル49と、トリップコイル49の動作により主回路42の開閉接点50をオフする引き外し装置51とを備え、誤動作防止のために漏電検出から所定時間経過した際に主回路42を遮断するようにした時延機能付きの漏電遮断器41は一般的に時延機能を有する集積回路46を使用して構成していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−18283号公報
時延機能を有する集積回路は、一般的にインバータに対応するため等の余分な機能も付いているため、集積回路のサイズが大きいとともに外付けの部品が多いのでプリント基板が大きくなり、近年の小型化によって内部スペースの少なくなった漏電遮断器への配置が困難であり、また、コストがかかるという欠点があった。
本発明は、請求項1に記載の発明によれば、主回路に流れる漏洩電流を検出するための零相変流器と、零相変流器からの漏電信号を差動増幅器で増幅して出力し、出力電圧が所定値に達するとラッチ回路が信号を出力する時延機能を持たない集積回路を実装した電子回路と、集積回路の出力信号により電子回路のスイッチング素子がオンすると励磁駆動するトリップコイルと、トリップコイルの動作により主回路の開閉接点をオフする引き外し装置とを備えた漏電遮断器において、集積回路の差動増幅器出力端子とグランドラインとの間にコンデンサと抵抗を並列接続した積分回路を接続し、積分回路と集積回路の差動増幅器出力端子との間に逆流防止用のダイオードを接続し、ダイオードと積分回路の接続点を集積回路のラッチ回路入力端子に接続したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、積分回路の抵抗を可変抵抗にしたことを特徴とする。
本発明の漏電遮断器は、時延機能を持たない小型で安価な集積回路を使っても時延機能を持たせることができ、余分な機能がないので電子回路部を小型化し、コストを低減することができる。また、高速遮断型漏電遮断器に用いる電子回路に部品点数が2つ増えるだけなのでプリント基板を共用化することができるという効果がある。
漏電遮断器は集積回路の差動増幅器出力端子とグランドラインとの間にコンデンサと抵抗を並列接続した積分回路を接続し、積分回路と集積回路の差動増幅器出力端子との間に逆流防止用のダイオードを接続する。そして、積分回路とダイオードの接続点を集積回路のラッチ回路入力端子に接続する。
本発明に係る漏電遮断器の第1実施例を図1の添付図面に基づいて説明する。
漏電遮断器1は、主回路2に流れる漏洩電流を検出するための零相変流器3と、零相変流器3からの漏電信号を差動増幅器4で増幅して出力し、出力電圧が所定値に達するとラッチ回路5が信号を出力する時延機能を持たない集積回路6を実装した電子回路7と、集積回路6の出力信号により電子回路7のスイッチング素子8がオンすると励磁駆動するトリップコイル9と、トリップコイル9の動作により主回路2の開閉接点10をオフする引き外し装置11とを備えて成っている。
集積回路6は、例えば三菱電機株式会社製M54123を用いる。1番ピンと2番ピンは零相変流器3の出力線が接続され、1番ピンと2番ピンは差動増幅器4の入力に接続され、差動増幅器4の出力は4番ピンの差動増幅器出力端子に接続されている。
4番ピンの差動増幅器出力端子とグランドライン12との間にはコンデンサ13と抵抗14を並列接続した積分回路15を接続している。そして、積分回路15と4番ピンとの間に逆流防止用のダイオード16を接続し、積分回路15とダイオード16の接続点を5番ピンに接続する。
5番ピンはラッチ回路入力端子であり、ラッチ回路5の入力に接続されている。ラッチ回路5はまた、6番ピンのノイズ吸収用端子に接続され、6番ピンとグランドライン12の間にはコンデンサ17が接続されている。ラッチ回路5の出力は7番ピンのラッチ回路出力端子に接続され、スイッチング素子であるサイリスタ8のゲートに接続されている。3番ピンは電子回路7のグランドライン12に接続され、8番ピンは電子回路7の電源ライン18に接続されて、集積回路6を駆動するための電圧を発生させる定電圧回路19に接続されている。
次に漏電遮断器1の動作について説明する。漏電遮断器1は、零相変流器3から1番ピンと2番ピンに漏電信号が入力されると差動増幅器4によって信号が増幅されて4番ピンから信号が出力され、積分回路15のコンデンサ13が充電される。抵抗14はコンデンサ13に充電される電荷を放電し、コンデンサ13の充電時間を時延させるとともに、常時、4番ピンから出力されている微量の漏電信号をコンデンサ13に充電されないようにして誤動作を防止している。また、ダイオード16はコンデンサ13に充電された電荷が4番ピンに逆流するのを防ぐ。コンデンサ13が充電され、5番ピンのラッチ回路入力端子の入力電圧が所定値まで上昇するとラッチ回路5が動作し、7番ピンから信号を出力してサイリスタ8をオンさせる。サイリスタ8がオンするとトリップコイル9が励磁駆動し、引き外し装置11を動作させて主回路2の開閉接点10をオフにする。尚、コンデンサ13の充電時間、即ち、時延時間は抵抗14の抵抗値を変更することによって調整することができる。
また、高速遮断型の漏電遮断器は図2に示すように4番ピンとグランドライン12との間にコンデンサ13を接続し、4番ピンとコンデンサ13との間の接続点を5番ピンに接続することによって構成でき、本発明の時延機能付きの漏電遮断器と電子回路がほとんど変わらないため、プリント基板を共用化することができる。
本発明に係る漏電遮断器の第2実施例を図3の添付図面に基づいて説明する。尚、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施例では積分回路15の抵抗14を可変抵抗34にした点が第1実施例と異なっている。これにより、抵抗を付け替えることなく簡単な操作で時延時間を調整することができる。
1 漏電遮断器
2 主回路
3 零相変流器
4 差動増幅器
5 ラッチ回路
6 集積回路
7 電子回路
8 サイリスタ
9 トリップコイル
10 開閉接点
11 引き外し装置
12 グランドライン
13 コンデンサ
14 抵抗
15 積分回路
16 ダイオード
17 コンデンサ
18 電源ライン
2 主回路
3 零相変流器
4 差動増幅器
5 ラッチ回路
6 集積回路
7 電子回路
8 サイリスタ
9 トリップコイル
10 開閉接点
11 引き外し装置
12 グランドライン
13 コンデンサ
14 抵抗
15 積分回路
16 ダイオード
17 コンデンサ
18 電源ライン
Claims (2)
- 主回路に流れる漏洩電流を検出するための零相変流器と、該零相変流器からの漏電信号を差動増幅器で増幅して出力し、出力電圧が所定値に達するとラッチ回路が信号を出力する時延機能を持たない集積回路を実装した電子回路と、前記集積回路の出力信号により前記電子回路のスイッチング素子がオンすると励磁駆動するトリップコイルと、該トリップコイルの動作により前記主回路の開閉接点をオフする引き外し装置とを備えた漏電遮断器において、前記集積回路の差動増幅器出力端子とグランドラインとの間にコンデンサと抵抗を並列接続した積分回路を接続し、該積分回路と前記集積回路の差動増幅器出力端子との間に逆流防止用のダイオードを接続し、該ダイオードと前記積分回路の接続点を前記集積回路のラッチ回路入力端子に接続したことを特徴とする漏電遮断器。
- 前記積分回路の抵抗を可変抵抗にしたことを特徴とする請求項1に記載の漏電遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003339825A JP2005108607A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 漏電遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003339825A JP2005108607A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 漏電遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005108607A true JP2005108607A (ja) | 2005-04-21 |
Family
ID=34534911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003339825A Pending JP2005108607A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 漏電遮断器 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2005108607A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-09-30 JP JP2003339825A patent/JP2005108607A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101720065B1 (ko) | 2015-07-02 | 2017-03-27 | 주식회사 코본테크 | 누전검출ic의 래치기능을 제어하기 위한 래치컨트롤러가 장착된 누전차단기 |
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