JP2005108495A - 接続装置およびそれを用いた磁気記録再生装置 - Google Patents

接続装置およびそれを用いた磁気記録再生装置 Download PDF

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洋 井上
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博 森山
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Abstract

【課題】フレキシブルP板の両側に鍔部を設け、この鍔部とホルダの係止用爪部とで位置規制することから、鍔部を形成するためにフレキシブルP板の面積が大きくなり、定尺シートから取れるフレキシブルP板3の数量に限度があるという問題点を有していた。
【解決手段】フレキシブルP板13に設けた略長方形の孔部13aと、ホルダ15に設けた突起部15bで、コネクタ19に対するフレキシブルP板13の挿抜時に、ホルダ15はフレキシブルP板13を確実に位置規制・保持することができる磁気記録再生装置を得ることができる。さらに、定尺シートから取れるフレキシブルP板の数量を増加させ、フレキシブルP板のコストダウンを図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも電気回路を備えた接続部品と、少なくとも電気回路を備え前記接続部品とフレキシブルケーブルを介して電気的に接続される被接続部品とを電気的に接続する接続装置に関するものであり、中でもビデオテープレコーダー等の磁気記録再生装置に用いて有効なものである。
従来のビデオテープレコーダーに代表される磁気記録再生装置は、回転トランスユニットから引き出された記録・再生信号を伝達するフレキシブルプリント基板(以下、フレキシブルP板と記す)を位置規制する鍔部がフレキシブルP板の両側に設けられた構成を有している。(例えば特許文献1参照)。
以下に従来の磁気記録再生装置について説明する。
図10は従来のビデオテープレコーダーに用いられる磁気記録再生装置の後部側面図を、図11は図10におけるY3−Y4断面図を示すものである。なお、図10において、構成を明確に示すためにシャーシの一部を切り欠いて描画した。図10、図11を説明すると、1は磁気テープ(図示せず)を案内する固定ドラム、2は固定ドラム1に対し同軸的に回転し、少なくとも一対の磁気ヘッド(図示せず)を有する回転ドラム、3は固定ドラム1と回転ドラム2間に設けられ、磁気テープへの記録信号、または磁気テープからの再生信号を伝達する回転トランスユニット(図示せず)から引き出されたフレキシブルP板で、両側に鍔部3aを設けている。4は固定ドラム1、回転ドラム2、フレキシブルP板3で構成される回転ヘッドユニット、5はフレキシブルP板3を位置決め保持し固定ドラム1の下部に保持されたホルダで、4ヶ所の係止用爪部5aはフレキシブルP板3の保持及びX1・X2方向の位置規制を行い、4ヶ所の係止用爪部5aと鍔部3aでY1・Y2方向の位置規制を行う。6は回転ヘッドユニット4を保持するシャーシ、7はシャーシ6の下部に位置する回路基板、8は回路基板7を保持しシャーシ6の台座となるスペーサー、9はフレキシブルP板3が挿入され回路基板7に半田付けされたコネクタで、コネクタは回路基板7の電気回路に電気的に接続され、フレキシブルP板3が挿入されることでフレキシブルP板3との間で電気的接続がなされる。
以上のように構成された従来の磁気記録再生装置について、以下にその動作について説明する。
磁気ヘッド(図示せず)を含む回転ドラム2が回転することによって、回路基板7→コネクタ9→フレキシブルP板3→回転トランスユニット(図示せず)→磁気ヘッド(図示せず)という経路で磁気テープ(図示せず)に映像・音声等の情報が記録される。また、記録済みの磁気テープ(図示せず)であれば、上述した逆の経路で記録情報を再生することができる。
さらに、ホルダ5に保持されたフレキシブルP板3がコネクタ9に挿入される場合、フレキシブルP板3にはY1方向の力が作用するが、フレキシブルP板3の鍔部3aとホルダ5の係止用爪部5aで位置規制を行う。また、修理等で、コネクタ9よりホルダ5に保持されたフレキシブルP板3を抜去する場合、フレキシブルP板3にはホルダ5に対し相対的にY2方向の力が作用するが、フレキシブルP板3の鍔部3aとホルダ5の係止用爪部5aで位置規制を行う。
特許第3144413号公報(第5頁、図2)
しかしながら上記の従来の構成では、図10に示すように、フレキシブルP板3の両側に鍔部3aを設け、この鍔部3aとホルダ5の係止用爪部5aとでY1・Y2方向の位置規制することから、鍔部3aを形成するためにフレキシブルP板3の面積が大きくなり、定尺シートから取れるフレキシブルP板3の数量に限度があるという問題点を有していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、定尺シートから取れるフレキシブルP板の数量を増加させることで、フレキシブルP板のコストダウンを図り、かつフレキシブルP板を確実にコネクタに挿入できる接続装置およびそれを用いた磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープを案内する固定ドラムと、前記固定ドラムに対し同軸的に回転し、少なくとも一対の磁気ヘッドを有する回転ドラムと、磁気テープへの記録信号、または磁気テープからの再生信号を伝達するフレキシブルP板で構成された回転ヘッドユニットと、前記固定ドラムに保持され前記フレキシブルP板を保持するホルダと、前記回転ヘッドユニットを保持するシャーシと、前記シャーシの下部に位置する回路基板と、前記固定ドラムの下部に位置し前記フレキシブルP板が挿入され前記回路基板に半田付けされたコネクタから成り、前記フレキシブルP板に任意形状の孔を設け、前記ホルダに前記フレキシブルP板の任意形状の孔に挿入される突起部を設け、前記フレキシブルP板の任意形状の孔と前記ホルダの突起部とで前記フレキシブルP板の位置規制を行うという構成を有している。
この構成によって定尺シートから取れるフレキシブルP板の数量を増加させることで、フレキシブルP板のコストダウンを図り、かつフレキシブルP板を確実にコネクタに挿入できる磁気記録再生装置が得られる。
以上のように本発明は、フレキシブルP板に任意形状の孔を設け、ホルダにフレキシブルP板の任意形状の孔に挿入される突起部を設け、フレキシブルP板の任意形状の孔とホルダの突起部とでフレキシブルP板の位置規制を行うことで、定尺シートから取れるフレキシブルP板の数量を増加させ、フレキシブルP板のコストダウンを図り、かつフレキシブルP板を確実にコネクタに挿入できるという優れた効果が得られる。
また、フレキシブルP板を小型化できるとともに、フレキシブルP板と保持手段とを保持する作業性を向上させることができるものである。
本発明の請求項1〜6に記載の発明は、少なくとも電気回路を備えた接続部品と、少なくとも電気回路を備え前記接続部品とフレキシブルケーブルを介して電気的に接続される被接続部品とを電気的に接続する接続装置であって、前記接続部品の電気回路に電気的に接続され前記接続部品から露出して配したフレキシブルケーブルと、前記接続部品に保持され前記フレキシブルケーブルを保持する保持手段と、前記被接続部品に設けられ前記フレキシブルケーブルが接続されるコネクタと、前記保持手段に設けられた突起と、前記フレキシブルケーブルに設けられ少なくとも前記突起が挿入可能な孔部とを有し、前記フレキシブルケーブルを前記保持手段に保持させる際、前記孔部に前記突起を挿入し位置決めを行うものであり、これにより、定尺シートから取れるフレキシブルP板の数量を増加させることで、フレキシブルP板のコストダウンを図り、かつフレキシブルP板を確実にコネクタに挿入できる接続装置が得られる。
本発明の請求項7に記載の発明は、磁気テープを案内する固定ドラムと、前記固定ドラムに対し同軸的に回転し、少なくとも一対の磁気ヘッドを有する回転ドラムと、磁気テープへの記録信号、または磁気テープからの再生信号を伝達するフレキシブルP板で構成された回転ヘッドユニットと、前記固定ドラムに保持され前記フレキシブルP板を保持するホルダと、前記回転ヘッドユニットを保持するシャーシと、前記シャーシの下部に位置する回路基板と、前記固定ドラムの下部に位置し前記フレキシブルP板が挿入され前記回路基板に半田付けされたコネクタから成り、前記フレキシブルP板に任意形状の孔を設け、前記ホルダに前記フレキシブルP板の任意形状の孔に挿入される突起部を設け、前記フレキシブルP板の任意形状の孔と前記ホルダの突起部とで前記フレキシブルP板の位置規制を行うという構成としたものであり、定尺シートから取れるフレキシブルP板の数量を増加させることで、フレキシブルP板のコストダウンを図り、かつフレキシブルP板を確実にコネクタに挿入することができるという作用を有する。
本発明の請求項8に記載の発明は、磁気テープを案内する固定ドラムと、前記固定ドラムに対し同軸的に回転し、少なくとも一対の磁気ヘッドを有する回転ドラムと、磁気テープへの記録信号、または磁気テープからの再生信号を伝達するフレキシブルP板で構成された回転ヘッドユニットと、前記固定ドラムに保持され前記フレキシブルP板を保持するホルダと、前記回転ヘッドユニットを保持するシャーシと、前記シャーシの下部に位置する回路基板と、前記固定ドラムの下部に位置し前記フレキシブルP板が挿入され前記回路基板に半田付けされたコネクタから成り、前記フレキシブルP板に任意形状の切り欠きを設け、前記ホルダにフレキシブルP板の任意形状の切り欠きに挿入される突起部を設け、前記フレキシブルP板の任意形状の切り欠きと前記ホルダの突起部とで前記フレキシブルP板の位置規制を行うという構成としたものであり、定尺シートから取れるフレキシブルP板の数量を増加させることで、フレキシブルP板のコストダウンを図り、かつフレキシブルP板を確実にコネクタに挿入することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における磁気記録再生装置の後部側面図を、図2は図1におけるY3−Y4断面図を示すものである。なお、図1において、構成を明確に示すためにシャーシの一部を切り欠いて描画した。図2は、本実施の形態における回転ヘッドユニットとホルダーとコネクタとの装着状態を説明するための要部斜視図である。図3は本実施の形態におけるフレキシブルP板とホルダーとを装着しコネクタに装着する前の状態を示す要部斜視図である。
図において、11は磁気テープ(図示せず)を案内する固定ドラム、12は固定ドラム11に対し同軸的に回転し、少なくとも一対の磁気ヘッド(図示せず)を有する回転ドラム、14は固定ドラム11、回転ドラム12、フレキシブルP板13で構成される回転ヘッドユニットである。なお、本実施の形態ではビデオテープレコーダーを一例として説明しているため接続部品として回転ヘッドユニットを用いたが、他の機器においては他の部品であることはいうまでもなく、少なくとも電気回路を備えてあればよい。
13は固定ドラム11と回転ドラム12間に設けられ、磁気テープへの記録信号、または磁気テープからの再生信号を伝達する回転トランスユニット(図示せず)から引き出されたフレキシブルケーブルであるフレキシブルP板で、内部に信号を伝達するための複数の導線が、長手方向に略平行に延設されている。また、導線が長手方向に延設されたフレキシブルP板13の、短辺方向における導線が配された範囲(図示では略中央)に、後述するホルダ15に設けた突起部15bが挿入される略長方形の孔部13aが設けられている。なお、本実施の形態において孔部13aは略長方形としたが、他の形状であっても構わない。また、孔部13aの位置は図示ではフレキシブルP板13の短辺方向の略中央に配したが、左右方向あるいは上下方向に変位した位置に配置しても構わない。フレキシブルP板13の内部に配されている複数本の導線は、図2に示すように孔部13aを避けるように配されている。
15は固定ドラム11の下部に保持された保持手段であるホルダで、4ヶ所の係止用爪部15aはフレキシブルP板13の保持及びX1・X2方向の位置規制を行う。さらにフレキシブルP板13の略長方形の孔部13aに挿入される突起部15bが設けられ、この略長方形の孔部13aと突起部15bでフレキシブルP板13のY1・Y2方向の位置規制を行う。ホルダ15の全体構成は図4に示した通りであり、一対の係止部15aは各々弾力性を有する係止用爪部15bと位置決め部15cから成る。係止用爪部15bには、その先端には固定ドラム11の内部に係合するよう突起15dと、係合孔11aに案内されるようにテーパ15fが設けられている。位置決め部15cには、その先端に係合孔11aに案内されるようにテーパ15gと、係合孔11aに係合する際に用意に弾性変形するよう薄肉部15eが設けられている。またホルダ15の下端には、コネクタ19との接続の際に良好に案内されるように複数のテーパ15iが設けられている。なお、ホルダー15の全体構成を図3に示す。
16は回転ヘッドユニット14を保持するシャーシ、17はシャーシ16の下部に位置する回路基板、18は回路基板17を保持しシャーシ16の台座となるスペーサー、19はフレキシブルP板13が挿入され回路基板17に半田付けされたコネクタで、コネクタは回路基板17の電気回路に電気的に接続され、フレキシブルP板13が挿入されることでフレキシブルP板13との間で電気的接続がなされる。なお、本実施の形態において、被接続部品はコネクタを一例とした。
以上のように構成された本実施の形態の磁気記録再生装置について、その動作を説明する。
まず、磁気ヘッド(図示せず)を含む回転ドラム12が回転することによって、回路基板17→コネクタ19→フレキシブルP板13→回転トランスユニット(図示せず)→磁気ヘッド(図示せず)という経路で磁気テープ(図示せず)に映像・音声等の情報が記録される。また、記録済みの磁気テープ(図示せず)であれば、上述した逆の経路で記録情報を再生することができることは従来例と同様である。
次に、本装置の組立方法について説明する。
まず、図2に示すように一端が回転ヘッドユニット14内の回転トランスユニット(図示せず)に電気的に接続され、他端が固定ドラム11の下面から引き出されているフレキシブルP板13を備えた回転ヘッドユニット14において、フレキシブルP板13の他端を、矢印Aに示すようにホルダ15の所定の位置に保持させる。この時、フレキシブルP板13に設けられた孔部13aと、ホルダー15に設けられた突起部15bとを係合させ、フレキシブルP板13をホルダー15に対して位置決めする。次に図2の矢印Bに示すようにホルダ15の上面2カ所に設けられた係止部15aを、固定ドラム11の下面に係合させることで、ホルダー15を固定ドラム11の下面に装着することができる。
次に、ホルダー15が矢印Dに示すように、回路基盤17に設けられたコネクタ19に装着可能なように、ホルダー15が装着された回転ヘッドユニット14を移動させる。この時のホルダー15とコネクタ19との状態を図3に示している。図示のように上から下方向に向かってホルダー15を移動させ、ホルダー15とコネクタ19とを係合させることにより、フレキシブルP板13がコネクタ19に設けられた端子部(図示せず)に電気的に接続することができる。その装着完了状態を図1及び図4に示す。
ホルダ15に保持されたフレキシブルP板13がコネクタ19に挿入される場合、フレキシブルP板13にはY1方向の力が作用するが、フレキシブルP板13の略長方形の孔部13aとホルダ15の突起部15bで位置規制を行う。また、修理等で、コネクタ19よりホルダ15に保持されたフレキシブルP板13を抜去する場合、フレキシブルP板13はホルダ15に対し相対的にY2方向の力が作用するがフレキシブルP板13の略長方形の孔部13aとホルダ15の突起部15bで位置規制を行う。
このように、ホルダ15に保持されたフレキシブルP板13をコネクタ19に挿抜する場合、フレキシブルP板13にはY1又はY2方向の力が作用するが、フレキシブルP板13の略長方形の孔部13aとホルダ15の突起部15bでY1・Y2方向の位置規制を行うことができる。
以上のように本実施の形態によれば、フレキシブルP板13に設けた略長方形の孔部13aと、ホルダ15に設けた突起部15bで、コネクタ19に対するフレキシブルP板13の挿抜時に、ホルダ15はフレキシブルP板13を確実に位置規制・保持することができる磁気記録再生装置を得ることができる。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2における磁気記録再生装置の後部側面図を、図6は図5におけるY3−Y4断面図を示すものである。なお、図5において、構成を明確に示すためにシャーシの一部を切り欠いて描画した。図において、前述の実施の形態1の同様の構成要素については同一番号を付与して詳しい説明を省略する。20は固定ドラム11と回転ドラム12間に設けられ、磁気テープへの記録信号、または磁気テープからの再生信号を伝達する回転トランスユニット(図示せず)から引き出されたフレキシブルP板で、後述するホルダ22に設けた突起部22bが挿入される切り欠き部20aが設けられている。21は固定ドラム11、回転ドラム12、フレキシブルP板20で構成される回転ヘッドユニット、22は固定ドラム11の下部に保持されたホルダで、4ヶ所の係止用爪部22aはフレキシブルP板20の保持及びX1・X2方向の位置規制を行う。さらにフレキシブルP板20の切り欠き部20aに挿入される突起部22bが設けられ、この切り欠き部20aと突起部22bでフレキシブルP板20のY1・Y2方向の位置規制を行う。
以上のように構成された本実施の形態について、以下その動作について説明する。
まず、磁気ヘッド(図示せず)を含む回転ドラム12が回転することによって、回路基板17→コネクタ19→フレキシブルP板20→回転トランスユニット(図示せず)→磁気ヘッド(図示せず)という経路で磁気テープ(図示せず)に映像・音声等の情報が記録される。また、記録済みの磁気テープ(図示せず)であれば、上述した逆の経路で記録情報を再生することができることは従来例と同様である。
さらに、ホルダ22に保持されたフレキシブルP板20がコネクタ19に挿入される場合、フレキシブルP板20にはY1方向の力が作用するが、フレキシブルP板20の切り欠き部20aとホルダ22の突起部22bで位置規制を行う。また、修理等で、コネクタ19よりホルダ22に保持されたフレキシブルP板20を抜去する場合、フレキシブルP板20にはホルダ22に対し相対的にY2方向の力が作用するが、フレキシブルP板20の切り欠き部20aとホルダ22の突起部22bで位置規制を行う。
このように、ホルダ22に保持されたフレキシブルP板20をコネクタ19に挿抜する場合、フレキシブルP板20にはY1又はY2方向の力が作用するが、フレキシブルP板20の切り欠き部20aとホルダ22の突起部22bでY1・Y2方向の位置規制を行うことができる。
以上のように本実施の形態によれば、フレキシブルP板20に設けた切り欠き部20aと、ホルダ22に設けた突起部22bで、コネクタ19に対するフレキシブルP板20の挿抜時に、ホルダ22はフレキシブルP板20を確実に位置規制・保持することができる磁気記録再生装置を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図7は本実施の形態におけるホルダーの全体構成を示す斜視図、図8はフレキシブルP板を装着したホルダーをコネクタに装着する際の状態を示す斜視図、図9はフレキシブルP板をホルダーに装着する際の動作の流れを示す断面図である。図において、実施の形態1及び2の同様の構成要素については、その詳細な説明は省略する。15cはホルダー15に設けられた突起部で、図示のように、側面から見た時に略L字状の形状を有している。15dは突起部15cの先端下部に設けられたテーパ部である。15eは突起部15cの先端部で、本実施の形態では上方向に突出した形状を成している。
以上のように構成された本実施の形態について、以下その動作について説明する。
まず、フレキシブルP板13をホルダー15に装着する場合の動作について説明する。図9(a)に示すようにフレキシブルP板13とホルダー15とが離間した状態から、フレキシブルP板13を矢印X方向へ移動させ、図9(b)に示すようにフレキシブルP板13の孔部13aにホルダー15の先端部15eを挿入する。この状態からフレキシブルP板13をさらに矢印Y方向へ移動させると、図9(c)の状態になる。この時、フレキシブルP板13は先端部15eを既に越えているため、テーパ部15dに案内される形でやや下方向へ変位し、さらに矢印Z方向へ移動させることで、最終的に図9(d)に示す状態になる。なお、特に図示していないが図9(d)に示す状態では、フレキシブルP板13はホルダー15に保持された状態となる。
ここで、仮にテーパ部15dが無く突起部15cの外形が直角形状だったとすると、孔部13aの縦方向寸法H1は、最低でも突起部15cの上端から下端までの最大寸法L1よりも大きな寸法が必要となる。すると、高密度配線が要求されるフレキシブルP板において、孔部13aの大きさが大きくなると、フレキシブルP板13自体の大きさも大きくなってしまう。また、フレキシブルP板13をホルダー15に装着する際の作業性も良くないという問題がある。
これに対し本実施の形態は、図9(b)に示すように、孔部13aの縦方向寸法をH1、突起部15bの縦方向最大寸法をL1、テーパ部15dを除いた先端部15eの縦方向寸法をL2、胴部15fの縦方向寸法をL3とした時、L1とL2とL3の関係を、
L2<L3<L1
とし、H1の寸法を、
L3<H1<L1
の条件を満たすように設定する。このようにすることで、孔部13aの縦方向寸法H1を極力小さくしつつ、図9(a)〜(d)に示すように孔部13aに突起部を良好に挿入することができるので、フレキシブルP板13を極力小さくすることができるとともに、装着作業性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、突起部15cの先端部15eが上方向に突出する構成としたが、下方向や左右方向であっても構わない。また、本実施の形態では、図9(a)〜(d)に示すようにフレキシブルP板13を傾けずに直立させた状態で装着させる動作にしてあるが、フレキシブルP板13を図示右方向(時計回り)に僅かに傾けて挿入装着動作をすることで、作業性が向上する。
本発明にかかる磁気記録再生装置は、ビデオテープレコーダー等のAV機器として有用であり、特に安価な手段でフレキシブルケーブルをコネクタに挿入することに適している。さらに、AV機器以外に、コネクタにフレキシブルP板を装着するような電気機器に用いると有効である。
本発明の実施の形態1における磁気記録再生装置の後部側面図 同実施の形態における回転ヘッドユニットとホルダーとコネクタとを装着する動作を示す分解斜視図 同実施の形態におけるホルダーの外観を示す斜視図 同実施の形態における図1のY3−Y4断面図 本発明の実施の形態2における磁気記録再生装置の後部側面図 同実施の形態における図3のY3−Y4断面図 本発明の実施の形態3におけるホルダーの外観を示す斜視図 同実施の形態におけるホルダーとコネクタとを装着する動作を示す分解斜視図 同実施の形態におけるフレキシブルP板とホルダーとを装着する動作過程を示す断面図 従来の磁気記録再生装置の後部側面図 従来の磁気記録再生装置において図10のY3−Y4断面図
符号の説明
11 固定ドラム
12 回転ドラム
13 フレキシブルP板
13a 略長方形の孔
14 回転ヘッドユニット
15 ホルダ
15a 係止用爪部
15b 突起部
16 シャーシ
17 回路基板
18 スペーサー
19 コネクタ
20 フレキシブルP板
20a 切り欠き部
21 回転ヘッドユニット
22 ホルダ
22a 係止用爪部
22b 突起部

Claims (8)

  1. 少なくとも電気回路を備えた接続部品と、少なくとも電気回路を備え前記接続部品とフレキシブルケーブルを介して電気的に接続される被接続部品とを電気的に接続する接続装置であって、前記接続部品の電気回路に電気的に接続され前記接続部品から露出して配したフレキシブルケーブルと、前記接続部品に保持され前記フレキシブルケーブルを保持する保持手段と、前記被接続部品に設けられ前記フレキシブルケーブルが接続されるコネクタと、前記保持手段に設けられた突起と、前記フレキシブルケーブルに設けられ少なくとも前記突起が挿入可能な孔部とを有し、前記フレキシブルケーブルを前記保持手段に保持させる際、前記孔部に前記突起を挿入し位置決めを行うことを特徴とする接続装置。
  2. 孔部は、長手方向に導線を延設したフレキシブルケーブルの、短辺方向における、導線が配された範囲に配したことを特徴とする請求項1記載の接続装置。
  3. 孔部は、フレキシブルケーブルの短辺方向略中央に配したことを特徴とする請求項2記載の接続装置。
  4. 突起は、略L字形状としたことを特徴とする請求項1記載の接続装置。
  5. 突起は、保持手段に植立した胴部と、前記胴部の先端から略垂直方向へ突出した先端部とからなり、前記胴部の先端における前記先端部の突出方向に対向した部位にテーパを設けたことを特徴とする請求項4記載の接続装置。
  6. 孔部の縦方向寸法は、少なくとも突起の胴部の縦方向寸法よりも大きく、前記突起全体の縦方向寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1及び5記載の接続装置。
  7. 磁気テープを案内する固定ドラムと、前記固定ドラムに対し同軸的に回転し、少なくとも一対の磁気ヘッドを有する回転ドラムと、磁気テープへの記録信号、または磁気テープからの再生信号を伝達するフレキシブルプリント基板で構成された回転ヘッドユニットと、前記固定ドラムに保持され前記フレキシブルプリント基板を保持するホルダと、前記回転ヘッドユニットを保持するシャーシと、前記シャーシの下部に位置する回路基板と、前記固定ドラムの下部に位置し前記フレキシブルプリント基板が挿入され前記回路基板に半田付けされたコネクタから成り、前記フレキシブルプリント基板に任意形状の孔を設け、前記ホルダに前記フレキシブルプリント基板の任意形状の孔に挿入される突起部を設け、前記フレキシブルプリント基板の任意形状の孔と前記ホルダの突起部とで前記フレキシブルプリント基板の位置規制を行うことを特徴とする磁気記録再生装置。
  8. 磁気テープを案内する固定ドラムと、前記固定ドラムに対し同軸的に回転し、少なくとも一対の磁気ヘッドを有する回転ドラムと、磁気テープへの記録信号、または磁気テープからの再生信号を伝達するフレキシブルプリント基板で構成された回転ヘッドユニットと、前記固定ドラムに保持され前記フレキシブルプリント基板を保持するホルダと、前記回転ヘッドユニットを保持するシャーシと、前記シャーシの下部に位置する回路基板と、前記固定ドラムの下部に位置し前記フレキシブルプリント基板が挿入され前記回路基板に半田付けされたコネクタから成り、前記フレキシブルプリント基板に任意形状の切り欠きを設け、前記ホルダに前記フレキシブルプリント基板の任意形状の切り欠きに挿入される突起部を設け、前記フレキシブルプリント基板の任意形状の切り欠きと前記ホルダの突起部とで前記フレキシブルプリント基板の位置規制を行うことを特徴とする磁気記録再生装置。
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