JP2005108446A - 進行波管用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型、低コストの進行波管用電源装置を提供する。
【解決手段】 発振回路11は、複数の周波数から任意に選択した周波数の発振信号を生成する。インバータ12は、発振回路11から発振信号を与えられ、発振信号の周波数の交流電圧信号を生成する。トランス17は、1次側にあるインバータ12で生成された交流電圧信号を変圧して2次側に供給する。整流回路18は、トランス17の2次側にあり、トランス17で変圧された交流電圧信号を整流して進行波管112に印加する。周波数検出回路27は、トランス17から整流回路18に与えられた交流電圧信号の周波数を検出し、その周波数に応じて素子制御信号を生成する。制御素子29は、素子制御信号に応じて進行波管112のアノード電極への電圧の印加を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、進行波管用に好適な電源装置に関する。
進行波管には、ヒータ電圧、カソード電圧、ヘリックス電圧、コレクタ電圧のように様々な電圧が印加される。また、過電流を防止するために、各電圧はアノードシーケンスと呼ばれる所定の手順にしたがって印加される。アノードシーケンスによれば、アノード電極への電圧の印加は、他の電極への電圧の印加から所定の遅延時間の後に行う必要がある。
このようなアノードシーケンスに従って進行波管に電源を供給するために、従来、リレーを含む回路が必要とされ、リレーを用いた様々な構成の進行波管用電源装置が用いられてきた(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の図3には従来の典型的な進行波管用電源装置の構成が示されている。
図3は、従来の典型的な進行波管用電源装置の構成例を示すブロック図である。図3を参照すると、従来の進行波管用電源装置は高周波インバータ91、高圧トランス92、整流回路93、アノードリレー94、リレー制御回路95、および抵抗96を有している。
高周波インバータ91は進行波管用電源装置の1次側回路を構成する。高圧トランス92は、1次側の高周波インバータ91の出力を変圧して2次側に供給する。整流回路93は2次側にあり、高圧トランス92の出力を整流する。
進行波管97のカソード電極とプラス側のヒータ電極が共通となっており、これを以下ヒータ・カソード電極と称する。また、マイナス側のヒータ電極を以下、単にヒータ電極と称する。整流回路93の出力は、進行波管97のヒータ・カソード電極とヒータ電極に接続され、また抵抗96を介して進行波管97のアノード電極およびアノードリレー94の一方の端子に接続されている。アノードリレー94は、他方の端子が進行波管97のヘリックス電極および接地電位に接続されており、リレー制御回路95によりオン、オフを制御される。リレー制御回路95がアノードリレー94をオンにすると、アノード電圧が印加され、進行波管97は増幅動作を開始する。
特開平11−149880号公報
図3に示した従来の進行波管用電源装置では、アノードリレー94を制御するためにリレー制御回路95が必要である。
進行波管97のアノード電極は接地電位付近からマイナス側に高電圧のカソード電極の電位まで変化するため、アノードリレー94には高電圧に耐えられる高耐圧リレーが用いられ、アノードリレー94は高電圧の電源で動作する。また、そのアノードリレー94を駆動するためにリレー駆動用電源(不図示)が必要とされる。これに対して、リレー制御回路95はシーケンス制御を行うため、一般に低電圧で動作する回路として構成される。
そのため、高電圧で動作するアノードリレー94と、低電圧で動作するリレー制御回路95の間は真空リレーなどによって絶縁される必要があり、進行波管用電源装置が大型化し、高コスト化する原因となっていた。
本発明の目的は、小型、低コストの進行波管用電源装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、進行波管への電圧の印加を制御する進行波管用電源装置であって、
複数の周波数から任意に選択された周波数の発振信号を生成する発振回路と、
前記発振回路から前記発振信号を与えられ、該発振信号の周波数の交流電圧信号を生成するインバータと、
1次側にある前記インバータで生成された前記交流電圧信号を変圧して2次側に供給するトランスと、
前記トランスの2次側にあり、該トランスで変圧された前記交流電圧信号を整流して前記進行波管に印加する整流回路と、
前記トランスから前記整流回路に与えられた前記交流電圧信号の周波数を検出し、該周波数に応じて前記進行波管のアノード電極への電圧の印加を制御するための素子制御信号を生成する周波数検出回路と、
前記素子制御信号に応じて前記進行波管のアノード電極への電圧の印加を制御する制御素子とを有している。
したがって、本発明によれば、トランスの出力から周波数を検出する周波数検出回路を高電圧で動作する回路として構成し、低電圧で動作するシーケンス制御回路を1次側に設けることができる。
また、前記周波数検出回路およびそれに対応する前記制御素子がそれぞれ複数あり、複数の前記周波数検出回路の各々が互いに独立して前記素子制御信号を生成し、該周波数検出回路に対応する前記制御素子に与えることにより、複数の前記進行波管のアノード電極への電圧の印加を互いに独立に制御することとしてもよい。
したがって、インバータからの発振信号の周波数を選択することにより、小型、低コストの回路で複数の進行波管の増幅動作を任意に開始させ、停止させることができる。
また、前記インバータ、前記トランス、前記整流回路は前記進行波管のヒータ電極に電圧を印加するための回路であることとしてもよい。
したがって、電圧安定性の要求が低いヒータ電圧を供給する電源を用いてアノードシーケンスを実現することができる。
本発明によれば、トランスの出力から周波数を検出する周波数検出回路を高電圧で動作する回路として構成し、低電圧で動作するシーケンス制御回路を1次側に設けることができるので、真空リレーなどによる絶縁が必要なく、小型、低コストで進行波管用電源装置を構成することができる。
また、インバータからの発振信号の周波数を選択することにより、小型、低コストの回路で複数の進行波管の増幅動作を任意に開始させ、停止させることができる。
また、電圧安定性の要求が低いヒータ電圧を供給する電源を用いてアノードシーケンスを実現しているので、アノードシーケンス実現のために電圧安定性の要求される他の電極への電圧に影響を与えることがなく、進行波管の動作が安定する。
本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の進行波管用電源装置の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施形態の進行波管用電源装置は、発振回路11、高周波インバータ12、スイッチ13、スイッチ制御回路14、キャパシタ15、16、高圧トランス17、整流回路18、周波数検出回路19、半導体素子110、および抵抗111を有している。
発振回路11は、スイッチ13によりキャパシタ15またはキャパシタ16のいずれか一方と接続される。キャパシタ15とキャパシタ16とは容量値が異なっている。発振回路11は、スイッチ13がキャパシタ15、16を切り替えることにより時定数が変化し、f1、f2のいずれかの発振周波数を選択可能である。ここでは、キャパシタ15が選択されたときの発振周波数をf1とし、キャパシタ16が選択されたときの発振周波数をf2とする。
スイッチ13はスイッチ制御回路14からの指示に従って接続を切り替える。スイッチ制御回路14は、アノード制御信号に従ってスイッチ13を制御する。アノード制御信号は、進行波管112のアノード電極とカソード電極の間をオンするか、オフするかを指示するための信号である。例えば、アノード制御信号は外部のシーケンス制御回路(不図示)から与えられる。
スイッチ制御回路14は、アノード電極とカソード電極の間をオンするように指示されるとキャパシタ15を選択し、アノード電極とカソード電極の間をオフするように指示されるとキャパシタ16を選択するようにスイッチ13を制御する。アノード制御信号がアノード電極とカソード電極の間のオンを指示すれば、発振回路11が生成する発振信号の発振周波数はf1となり、オフを指示すれば発振周波数はf2となる。
発振回路11が生成した発振信号は高周波インバータ12に与えられる。高周波インバータ12は発振回路11から与えられた周波数の交流電圧信号を発生する。高圧トランス17は、1次側の高周波インバータ12の出力を変圧して2次側に供給する。整流回路18は2次側にあり、高圧トランス17の交流の出力を直流に整流する。整流回路18の出力は、進行波管112のカソード電極およびプラス側のヒータ電極と、マイナス側のヒータ電極とに接続されている。
半導体素子110は、例えばトランジスタのような半導体からなる制御素子であり、2つの端子と1つの制御端子を有している。また、半導体素子110は、所定の耐圧が得られるように、例えば複数の半導体素子を直列接続した構成である。そして、半導体素子110は、制御端子から入力される素子制御信号に従って、他の2つの端子間の導通、非導通を選択する。整流回路18の出力は、半導体素子110の一方の端子にも接続されている。半導体素子110の他方の端子は進行波管112のアノード電極および抵抗111の一方の端子に接続されている。抵抗111の他方の端子は進行波管112のヘリックス電極と接地電位に接続されている。
周波数検出回路19は高電圧で動作する回路であり、高圧トランス17から整流回路18に与えられた交流電圧の周波数を検出し、その周波数がf1であれば半導体素子110をオンに、周波数がf2であれば半導体素子110をオフに制御する。周波数検出回路19によって半導体素子110がオフすると、進行波管112のアノード電極とカソード電極の間に電位差が生じることによりアノード電極に電圧が印加される。これにより進行波管112は増幅動作を行う。
ところで、進行波管には、ヒータ電圧、カソード電圧、ヘリックス電圧、コレクタ電圧のように様々な電圧が印加される。各電圧は、過電流を防止するために、アノードシーケンスと呼ばれる所定の手順にしたがって印加される。アノードシーケンスによれば、アノード電極への電圧の印加は他の電極への電圧の印加から所定の遅延時間の後に行う必要がある。このアノードシーケンスは、例えば、外部のシーケンス制御回路(不図示)によって実現される。
本実施形態による進行波管用電源装置がアノードシーケンスに従って進行波管112に電圧を供給する際の動作について説明する。
初期状態では、アノード制御信号は進行波管112のアノード電極とカソード電極の間のオンを指示する。スイッチ制御回路14はキャパシタ15を選択するようにスイッチ13を制御する。発振回路11は発振周波数がf1となるような時定数となっている。
この状態で電源が投入されると、高周波インバータ12は周波数f1の交流電圧を発生する。進行波管112のカソード電極、プラス側のヒータ電極、およびマイナス側のヒータ電極には整流回路18を介して所定の電圧が印加される。また、周波数検出回路19は発振周波数f1を検出して半導体素子110をオンにするので、アノード電極とカソード電極の間には電位差は生じない。したがって、この状態では進行波管112は増幅動作を行わない。
次に所定の遅延時間の後、アノード制御信号が進行波管112のアノード電極とカソード電極の間のオフを指示する。スイッチ制御回路14はキャパシタ16を選択するようにスイッチ13を制御する。これにより発振回路11の発振周波数はf2となり、高周波インバータ12の発生する交流電圧の周波数はf2となる。
進行波管112のカソード電極、プラス側のヒータ電極、およびマイナス側のヒータ電極には、引き続き、整流回路18を介して所定の電圧が印加される。しかし、周波数検出回路19は発振周波数f2を検出するので半導体素子110をオフにする。これにより、進行波管112のアノード電極とカソード電極の間に電位差が生じてアノード電圧が印加された状態となり、進行波管112が増幅動作を開始する。
したがって、本実施形態の進行波管用電源装置によれば、高圧トランス17の出力から周波数を検出する周波数検出回路19を高電圧で動作する回路として構成し、低電圧で動作するシーケンス制御回路を1次側に設けることができるので、真空リレーなどによる絶縁が必要なく、小型、低コストで進行波管用電源装置を構成することができる。
また、初期動作時、発振回路11の時定数を選択して高周波インバータ12の交流電圧の周波数をf1とすることによりアノード電圧を印加しない状態とし、所定の遅延時間の後、高周波インバータ12の交流電圧の周波数をf2とすることにより、他の電極への電圧の印加に遅れてアノード電極に電圧を印加することができ、リレー駆動用電源のような電源を別途必要とせず進行波管18に本来必要な電圧のみを用い、また大型のリレーを用いることなく半導体素子で構成した回路によってアノードシーケンスを実現することができ、小型、低コスト、かつ振動や衝撃に強い構成で進行波管112に電源供給が可能となっている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、半導体素子110の代わりに高耐圧リレーを用いてもよい。
なお、本実施形態では、高周波インバータ12、高圧トランス17、および整流回路18を含む1系統の電源回路が進行波管112のヘリックス電極、カソード電極、ヒータ電極、アノード電極に電圧を印加する構成を例示したが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、ヒータ電極に電圧を印加する電源回路と他の電極に電圧を印加する電源回路を分離し、2系統の電源回路を設けてもよい。また、ヘリックス電極、カソード電極、ヒータ電極の各々に別個の電源回路を設けてもよい。その場合、電圧安定性の要求の低い、ヒータ電極へ電圧を印加する電源回路の周波数を半導体素子110の制御に用いるのが好ましい。電圧安定性の要求が低いヒータ電圧を供給する電源を用いてアノードシーケンスを実現しているので、アノードシーケンス実現のために電圧安定性の要求される他の電極への電圧に影響を与えることがなく、進行波管の動作が安定する。
また、本実施形態では、進行波管112のヘリックス電極とアノード電極の間に抵抗111を備え、アノード電極とカソード電極の間に半導体素子110を備えた例を示したが、本発明はそれに限定されない。半導体素子の制御によりアノード電極への電圧の印加をオン、オフできる構成であればよい。例えば、進行波管112のヘリックス電極とアノード電極の間に半導体素子を備え、アノード電極とカソード電極の間に抵抗を備えることとしてもよい。その場合、半導体素子のオン、オフとアノード電極への電圧印加のオン、オフとの関係は本実施形態のものと逆になる。
本発明の他の実施形態について説明する。
図2は、本発明の他の実施形態の進行波管用電源装置の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、本実施形態の進行波管用電源装置は、発振回路11、高周波インバータ12、スイッチ21、スイッチ制御回路22、キャパシタ23、24、25、高圧トランス17、整流回路18、周波数検出回路27、28、半導体素子29、210、および抵抗211、212を有している。
発振回路11は、スイッチ21によりキャパシタ23〜26のいずれか1つと接続される。キャパシタ23〜26は互いに容量値が異なっている。発振回路11は、スイッチ21がキャパシタ23〜26を切り替えることにより時定数が変化し、f1〜f4のいずれかの発振周波数を選択可能である。ここでは、キャパシタ23が選択されたときの発振周波数をf1とし、キャパシタ24が選択されたときの発振周波数をf2とし、キャパシタ25が選択されたときの発振周波数をf3とし、キャパシタ26が選択されたときの発振周波数をf4とする。
スイッチ21はスイッチ制御回路22からの指示に従って接続を切り替える。スイッチ制御回路22は、アノード制御信号に従ってスイッチ21を制御する。アノード制御信号は、進行波管213、214の各々のアノード電極とカソード電極の間をオンするか、オフするかを指示するための信号である。
スイッチ制御回路22は、進行波管213および進行波管214の双方のアノード電極とカソード電極の間をオンするように指示されるとキャパシタ23を選択する。また、スイッチ制御回路22は、進行波管213のアノード電極とカソード電極の間をオンし、進行波管214のアノード電極とカソード電極の間をオフするように指示されるとキャパシタ24を選択する。また、スイッチ制御回路22は、進行波管213のアノード電極とカソード電極の間をオフし、進行波管214のアノード電極とカソード電極の間をオンするように指示されるとキャパシタ25を選択する。スイッチ制御回路22は、進行波管213および進行波管214の双方のアノード電極とカソード電極の間をオフするように指示されるとキャパシタ26を選択する。
発振回路11が生成した発振信号は高周波インバータ12に与えられる。高周波インバータ12は発振回路11から与えられた周波数の交流電圧信号を発生する。高圧トランス17は、1次側の高周波インバータ12の出力を変圧して2次側に供給する。整流回路18は2次側にあり、高圧トランス17の交流の出力を直流に整流する。整流回路18の出力は、進行波管213、214のカソード電極およびプラス側のヒータ電極と、マイナス側のヒータ電極とに接続されている。
半導体素子29、210は、例えばトランジスタのような半導体からなる制御素子であり、2つの端子と1つの制御端子を有している。そして、半導体素子29、210は、制御端子から入力される素子制御信号に従って、他の2つの端子間の導通、非導通を選択する。整流回路18の出力は、半導体素子29、210の各々の一方の端子にも接続されている。
半導体素子29の他方の端子は進行波管213のアノード電極および抵抗211の一方の端子に接続されている。抵抗211の他方の端子は進行波管213のヘリックス電極と接地電位に接続されている。同様に、半導体素子210の他方の端子は進行波管214のアノード電極および抵抗212の一方の端子に接続されている。抵抗212の他方の端子は進行波管214のヘリックス電極と接地電位に接続されている。
周波数検出回路27は、高圧トランス17から整流回路18に与えられた交流電圧の周波数を検出し、その周波数がf1またはf2であれば半導体素子29をオンに、周波数がf3またはf4であれば半導体素子29をオフに制御する。周波数検出回路27によって半導体素子29がオフすると、進行波管213のアノード電極とカソード電極の間に電位差が生じることによりアノード電極に電圧が印加される。これにより進行波管213は増幅動作を行う。
同様に、周波数検出回路28は、高圧トランス17から整流回路18に与えられた交流電圧の周波数を検出し、その周波数がf1またはf3であれば半導体素子210をオンに、周波数がf2またはf4であれば半導体素子210をオフに制御する。周波数検出回路28によって半導体素子210がオフすると、進行波管214のアノード電極とカソード電極の間に電位差が生じることによりアノード電極に電圧が印加される。これにより進行波管214は増幅動作を行う。
ここでは、2つの進行波管213、214の増幅動作を任意に制御する例を示したが、選択可能な周波数を増やすことにより、複数の進行波管のアノードシーケンスおよび増幅動作を任意に制御することができる。例えば、複数のアンテナ素子を含むフェーズドアレーアンテナを用いたシステムに本発明を適用することができる。
したがって、本実施形態の進行波管用電源装置によれば、高周波インバータ12の周波数としてf1〜f4のいずれかを選択することにより、小型、低コストの回路で複数の進行波管213、214の増幅動作を任意に開始させ、停止させることができる。例えば、進行波管213、214の双方の増幅動作が停止した状態から、まず進行波管213の増幅動作を開始し、次に進行波管214の増幅動作を開始し、次に進行波管213の増幅動作を停止する場合、高周波インバータ12の周波数をf1、f3、f4、f2の順に切り替えればよい。
本発明の一実施形態の進行波管用電源装置の構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態の進行波管用電源装置の構成を示すブロック図である。 従来の典型的な進行波管用電源装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 発振回路
12 高周波インバータ
13、21 スイッチ
14、22 スイッチ制御回路
15、16、23、24、25、26 キャパシタ
17 高圧トランス
18 整流回路
19、27、28 周波数検出回路
110、29、210 半導体素子
111、211、212 抵抗
112、213、214 進行波管

Claims (6)

  1. 進行波管への電圧の印加を制御する進行波管用電源装置であって、
    複数の周波数から任意に選択された周波数の発振信号を生成する発振回路と、
    前記発振回路から前記発振信号を与えられ、該発振信号の周波数の交流電圧信号を生成するインバータと、
    1次側にある前記インバータで生成された前記交流電圧信号を変圧して2次側に供給するトランスと、
    前記トランスの2次側にあり、該トランスで変圧された前記交流電圧信号を整流して前記進行波管に印加する整流回路と、
    前記トランスから前記整流回路に与えられた前記交流電圧信号の周波数を検出し、該周波数に応じて前記進行波管のアノード電極への電圧の印加を制御するための素子制御信号を生成する周波数検出回路と、
    前記素子制御信号に応じて前記進行波管のアノード電極への電圧の印加を制御する制御素子とを有する進行波管用電源装置。
  2. 前記周波数検出回路およびそれに対応する前記制御素子がそれぞれ複数あり、複数の前記周波数検出回路の各々が互いに独立して前記素子制御信号を生成し、該周波数検出回路に対応する前記制御素子に与えることにより、複数の前記進行波管のアノード電極への電圧の印加を互いに独立に制御する、請求項1記載の進行波管用電源装置。
  3. 前記インバータ、前記トランス、前記整流回路は前記進行波管のヒータ電極に電圧を印加するための回路である、請求項1または2に記載の進行波管用電源装置。
  4. 前記発振回路は、容量値の異なる複数のキャパシタのいずれかと接続され、該キャパシタの容量値に応じて前記発振信号の周波数を変更する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の進行波管用電源装置。
  5. 前記制御素子は半導体からなる素子である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の進行波管用電源装置。
  6. 前記制御素子はリレーで構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の進行波管用電源装置。
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