JP2005108282A - 情報記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装填されているディスクの空き容量を常に管理し、空き容量がユーザの所望する一定容量以下になった場合には、電源オフ状態であっても常に警告を発する。
【解決手段】 システムコントローラ10は、装填されている光ディスク1の空き容量を検出して記憶部17に記憶するとともに、ユーザによって設定された警告を発する基準となる空き容量を記憶部17に記憶し、これら記憶部17に記憶した検出空き容量と基準空き容量とを比較し、検出空き容量が基準空き容量以下となっている場合には、光ディスク1が装填されている限り電源オフのスタンバイ状態であっても、表示パネル13に残量不足を示す警告メッセージを表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 システムコントローラ10は、装填されている光ディスク1の空き容量を検出して記憶部17に記憶するとともに、ユーザによって設定された警告を発する基準となる空き容量を記憶部17に記憶し、これら記憶部17に記憶した検出空き容量と基準空き容量とを比較し、検出空き容量が基準空き容量以下となっている場合には、光ディスク1が装填されている限り電源オフのスタンバイ状態であっても、表示パネル13に残量不足を示す警告メッセージを表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、記録媒体にテレビジョン放送信号等の番組情報を記録する情報記録装置に係り、より詳細には、装填されている記録媒体の空き容量を常に管理して警告を発する情報記録装置に関する。
従来、装填されているディスクの種々の情報を管理する装置が提案されている。
例えば、外部制御装置より指定した任意の形式で装填されているディスク情報を不揮発性メモリに記録しておくことにより、電源投入時に装填されているディスクのサーチを省略し、ユーザの待ち時間を解消するとともに電源投入後直ちに操作を可能としたCDオートチェンジャーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このCDオートチェンジャーでは、装填されているディスク情報を予め不揮発性メモリ等に記憶しておくことで、電源投入後、即座に録画を開始することが可能となる。
また、ハードディスクへの録画中にハードディスクの残り時間を算出し、この算出した残り時間が一定時間(例えば15分)以下となったとき、残量不足を警告する記録再生装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平07−14291号公報
特開2002−112150号公報
上記特許文献2では、ディスク録画中に残量不足を警告してくれるため、次のディスク等を予め用意しておくことができる。しかしながら、上記特許文献2では、次のディスクへの録画の切り替えを録画動作中に行わなければならず、ユーザにとっては煩わして操作となる。また、別の記録媒体に続けて録画したときには、1つの番組が2枚のディスクに分かれて録画されてしまい、その後の管理が煩雑になるといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、装填されているディスクの空き容量を常に管理し、空き容量がユーザの所望する一定容量以下になった場合には、電源オフ状態であっても常に警告を発することのできる情報記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の情報記録装置は、装填されている記録媒体の空き容量を検出する検出手段と、検出した空き容量を記憶する記憶手段と、警告を発する基準となる空き容量をユーザが任意に設定可能な設定手段と、この設定手段により設定された基準空き容量と前記記憶手段に記憶されている検出空き容量とを比較し、検出空き容量が基準空き容量以下となっている場合には、前記記録媒体が装填されている限り常に警告を発する警告手段とを備えたことを特徴とする。このような構成とすることにより、空き容量が基準空き容量以下の場合には、電源オフ時であっても、常にユーザに残量不足を警告することができる。そのため、ユーザは、次に録画を開始する前に、新しい記録媒体に前もって交換しておくことが可能となる。
また、本発明の情報記録装置は、装填されている記録媒体の空き容量を検出する検出手段と、検出した空き容量を記憶する記憶手段と、警告を発する基準となる空き容量をユーザが任意に設定可能な設定手段と、警告を発するタイミングをユーザが設定するタイミング設定手段と、前記設定手段により設定された基準空き容量と前記記憶手段に記憶されている検出空き容量とを比較し、検出空き容量が基準空き容量以下となっている場合には、前記タイミング設定手段により設定されたタイミングで警告を発する警告手段とを備えたことを特徴とする。このような構成とすることにより、空き容量がユーザの設定した基準空き容量(例えば、1時間ドラマを録画する場合には、基準空き容量を1時間と設定する)以下となっている場合には、電源オフ時であっても、ユーザの設定したタイミング(例えば、録画開始の30分前等)でユーザに残量不足を警告することができる。そのため、ユーザは、次に録画を開始する前に、新しい記録媒体に前もって交換しておくことが可能となる。
この場合、前記警告手段は、警告メッセージを装置本体に設けられた表示部に表示する。また、警告メッセージを表示部に表示するだけでなく、音により警告を発するようにしてもよい。音によっても警告を発することで、残量不足であることをユーザにより確実に知らせることができる。
ここで、警告メッセージの内容としては、装填されている記録媒体の空き容量が少なくなったことを示すメッセージに加え、記録媒体の入れ換えを指示するメッセージや、入れ換え後の記録媒体のフォーマットの処理まで指示するメッセージを含んでいてもよい。入れ換え後の記録媒体のフォーマットの処理まで指示するメッセージを表示することで、ユーザは、その指示に従って新たな記録媒体を装填し、フォーマットの処理まで完了することができる。そのため、録画時には装填されている記録媒体のフォーマットがすでに完了しているので、即座に録画動作を開始することが可能となる。
また、前記タイミング設定手段は、ユーザによって警告を発する日時を入力可能な構成とすることが好ましい。これにより、ユーザは、録画したい番組の放送開始時刻の例えば1時間前といった具合に、最適なタイミングで警告が発せられるように自由に設定することができる。
また、情報記録装置がタイマー録画予約機能を備えており、タイマー録画予約が設定されている場合には、前記警告手段は、このタイマー録画予約の内容に基づき、その録画開始時刻の所定時間前から警告を発するように構成することができる。これにより、ユーザは、タイマー録画予約した番組の録画開始時刻の例えば1時間前といった具合に、最適なタイミングで警告が発せられるように自由に設定することができる。
なお、警告を発するタイミングとしては、この他にも、例えば録画開始時刻及びその時刻に開始された録画回数のデータを蓄積する蓄積手段をさらに備えており、前記警告手段は、前記蓄積手段に蓄積されたデータに基づき、録画回数の最も多い録画開始時刻の所定時間(例えば1時間等)前から警告を発するように構成することができる。これにより、ユーザは、警告を発する日時をいちいち入力しなくても、録画を頻繁に行っている時間帯の例えば1時間前から自動的に警告を発することができる。例えば、月曜日から金曜日の午後2時から始まる連続ドラマ等を毎日録画しており、この番組の録画回数が一番多い場合には、月曜日から金曜日の例えば午後1時になると自動的に警告を発することができる。
さらに、警告を発するタイミングとしては、上記の他にも、前記蓄積手段に蓄積されたデータに基づき、録画回数の多い上位複数個の番組のそれぞれの録画開始時刻の所定時間前から警告を発するように構成することができる。
ここで、前記所定時間は、前記タイミング設定手段によりユーザによって任意に設定可能であることが好ましい。
また、装填されている記録媒体の空き容量が少なくなったことを示す警告メッセージを、緊急度に応じて複数レベル用意し、前記所定時間前から前記録画開始時刻になるまでの間に前記複数レベルの警告メッセージを一定の時間間隔で順次出力するように構成してもよい。例えば、警告メッセージとして、緊急度の低いレベル1(「記録媒体の空き容量が少なくなっています。」等)、緊急度が中程度のレベル2(「空き容量が少ないため記録媒体の交換が必要です。録画開始時刻が近づいています。」等)、緊急度の高いレベル3(「空き容量が少ないためこのままでは番組を全て録画できません。今すぐ記録媒体を交換して下さい。」等)、の3種類を用意し、録画開始時刻の例えば30分前にはレベル1を表示し、15分前にはレベル2を表示し、5分前にはレベル3を表示する。また、これに合わせて警告音のレベルもレベル1、レベル2、レベル3の3種類用意し、警告メッセージの表示に合わせてそれぞれのレベルの警告音を発するようにすれば、より確実にユーザに警告を発することができる。
本発明の情報記録装置によれば、装填されている記録媒体の空き容量を常に管理し、空き容量が少ない場合には電源オフ時であっても警告メッセージを表示することができるので、容量不足の場合には録画を開始する前に記録媒体を交換することができ、録画が途中で途切れてしまうといった録画ミスの発生を防止することができる。この場合、警告を発するタイミングをユーザが設定できるようにすることで、ユーザの使い勝手に合わせた警告を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の情報記録装置であるDVD装置のシステム構成を示している。
図1は、本発明の情報記録装置であるDVD装置のシステム構成を示している。
装填された光ディスク1にデータを書き込むとともに光ディスク1からデータを読み込む光ピックアップ3の出力は、RFアンプ5を介してデジタル信号処理回路7に接続されており、デジタル信号処理回路7の出力は、光ピックアップ3によるデータの書き込み時や読み込み時のレーザ出力を制御するレーザドライバ8に接続されている。また、サーボ処理回路9の出力は、光ピックアップ3を光ディスク1の半径方向に移動させるためのフィードモータ4と光ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ2とに接続されており、これらデジタル信号処理回路7及びサーボ処理回路9は、装置全体の動作制御を行うシステムコントローラ10と双方向に接続されている。
デジタル信号処理回路7には、記録動作時や再生動作時にデータを一時的に蓄積するバッファとしてのDRAM6が双方向に接続されているとともに、デジタルデータをアナログデータに変換してCRT等の表示装置21に出力するD/A変換回路12が接続されている。また、デジタル信号処理回路7には、テレビジョン放送信号を受信するチューナ回路15がA/D変換回路16を介して接続されている。
システムコントローラ10には、光ディスク1のパラメータやレーザパワーのパラメータ等の固有情報を記憶しておくためのEEPROM11が双方向に接続されるとともに、装置本体前面に設けられたLCDやFLD等からなる表示パネル13が接続されている。また、システムコントローラ10には、装填されている光ディスク1の空き容量を記憶するとともに、受信したテレビジョン放送信号の録画を行った場合の録画開始時刻及びその時刻に開始された録画回数等のデータを記憶する不揮発性メモリ等からなる記憶部17や、リモコン31からの赤外線信号を受信する受信部14などが接続されている。さらに、システムコントローラ0には、警告音を発するための発音部18が接続されているとともに、現在時刻を計時する時計部19が接続されている。
デジタル信号処理回路7は、EFM復調や、ACIRC(Advanced Cross Interleaved Reed-Solomon Code)による誤り訂正方式に従って、16ビットの信号を8ビットづつに区切り、その8ビットを14ビットに変換するといった処理等を行う。また、デジタル信号処理回路7は、外部入力端子16から入力された映像情報等のデジタルデータを、光ディスク1に書き込むためのデータ圧縮等の処理を行う。
記憶部17は、上記データの他にも、ユーザが任意に設定した警告を発する基準となる基準空き容量のデータや、警告時に表示パネル13に表示する各種警告メッセージ等のデータも記憶している。
システムコントローラ10は、装填された光ディスク1の空き容量、すなわち記録可能残量時間を計算する計算機能を備えている。この計算機能については従来から種々提案されているので、具体的な説明は省略するが、一例を挙げると次のようになる。すなわち、光ディスク1のリードインエリアに記録されているディスク情報を読み込み、このディスク情報から記録済みの最終セクタアドレスを取り込んで、未記録部分の総セクタ数を算出し、この未記録部分の総セクタ数と1秒当たりの記録セクタ数とに基づいて記録可能残量時間を算出する。
また、システムコントローラ10は、ユーザにより設定された基準空き容量と上記計算により求められた検出空き容量とを比較し、検出空き容量が基準空き容量以下となっている場合には表示パネル13に警告メッセージを表示し、発音部18より警告音を出力する警告処理を実行する。
次に、上記構成のDVD装置において、上記警告処理の具体的な実施例について説明する。
本実施例1は、装填されている光ディスク1の空き容量がユーザの設定した基準空き容量以下になっている場合に、電源オフ時のスタンバイ状態であっても警告を常時発する実施例である。以下、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
基準空き容量は、ユーザがリモコン31を利用して入力する。具体的には、リモコン31の図示しないメニューボタンを操作して表示装置21の画面にメニュー画面を表示し、そのメニュー画面の中の「基準空き容量設定」の項目を選択すると、警告基準となる空き容量を入力する画面が表示されるので、その画面にユーザの所望する基準空き容量を入力し、決定ボタンを操作する、といった手順で基準空き容量の入力を行う。
ここで、基準空き容量の入力は、本実施例1では記録可能残量時間を入力することによって行う。例えば、ユーザが1時間ドラマをよく録画する場合には、記録可能残量時間として最低1時間以上必要であり、これ以下ではドラマを最後まで録画できないので、このような場合には警告の基準となる記録可能残量時間(基準空き容量)として1時間を入力する。入力された時間は、警告を発する基準時間(基準空き容量)として記憶部17に記憶される。
このような状態において、システムコントローラ10では、光ディスク1が装填されると(ステップS1でYesと判断されると)、その光ディスク1のリードインエリアに記録されているディスク情報を読み込み、このディスク情報から記録済みの最終セクタアドレスを取り込んで、未記録部分の総セクタ数を算出し、この未記録部分の総セクタ数と1秒当たりの記録セクタ数とに基づいて記録可能残量時間を算出する。この算出した記録可能残量時間(検出空き容量)は、記憶部17に記憶される(ステップS2)。
次に、システムコントローラ10は、記憶部17に記憶されている基準時間と記録可能残量時間とを比較する(ステップS3)。その結果、記録可能残量時間か基準時間以上である場合(ステップS3でNoと判断される場合)には、そのまま処理を終了する。
一方、記録可能残量時間が基準時間以下となっている場合(ステップS3でYesと判断された場合)には、当該光ディスク1が装填されている状態である限り、電源オフ状態(すなわち、スタンバイ状態)であっても、表示パネル13に残量不足である旨の警告メッセージを常時表示する(ステップS4)。この後、システムコントローラ10は、警告メッセージを表示している状態において、当該光ディスク1が排出されたかどうかを常に監視し(ステップS5)、排出された場合(ステップS5でYesと判断された場合)には、ユーザによりディスク交換が行われたと判断して、警告表示を中止し(ステップS6)、処理を終了する。
ここで、表示パネル13に表示する警告メッセージの内容としては、装填されている光ディスク1の記録可能残量時間(空き容量)が少なくなったことを示すメッセージ(例えば、「光ディスクの空き容量が少なくなっています。」等のメッセージ)に加え、光ディスク1の入れ換えを指示するメッセージ(例えば、「空き容量が少ないため光ディスクを新しいディスクに交換して下さい。」等のメッセージ)や、入れ換え後の光ディスク1のフォーマットの処理まで指示するメッセージ(例えば、「空き容量が少なくなっています。いますぐディスクを交換してフォーマットを行いますか?」等のメッセージ)を含んでいてもよい。入れ換え後の光ディスク1のフォーマットの処理まで指示するメッセージを表示することで、ユーザは、その指示に従って新たな光ディスク1を装填し、フォーマットの処理まで完了することができる。そのため、録画時には装填されている光ディスク1のフォーマットがすでに完了しているので、即座に録画動作を開始することが可能となる。
このように、本実施例1によれば、録画を開始する前の例えばスタンバイ状態においても、装填されている光ディスク1の記録可能残量時間が設定した基準時間以下となっている場合には、ディスク交換を促す警告メッセージを表示するので、ユーザは、実際の録画を開始する前に新しいディスクと交換することが可能となる。
この場合、上記実施例1では、警告メッセージを表示パネル13に表示する構成として説明しているが、警告メッセージを表示するときに、合わせて発音部18を鳴動させ、電子音等を発生してユーザに警告音を発するようにしてもよい。警告音を発することで、装填されている光ディスク1の残量不足をより確実にユーザに知らせることが可能となる。
本実施例2は、装填されている光ディスク1の空き容量がユーザの設定した基準空き容量以下になっている場合に、ユーザの設定した指定時刻に警告を発する実施例である。以下、図3に示す入力画面例及び図4に示すフローチャートを参照して説明する。
基準空き容量(基準時間)の設定方法は、上記実施例1と同様である。
また、指定時刻の入力については、基準時間の設定と同様に行うことができる。すなわち、ユーザがリモコン31を利用して入力する。具体的には、リモコン31の図示しないメニューボタンを操作して表示装置21の画面にメニュー画面を表示し、そのメニュー画面の中の「指定時刻入力」の項目を選択すると、指定時刻を入力する画面が表示されるので、その画面にユーザの所望する指定時刻を入力し、決定ボタンを操作する、といった手順で指定時刻の入力を行う。この際、ユーザによる指定時刻の入力を容易にするために、図3に示すような入力画面を用意してもよい。
図3に示す入力画面は、どの入力方法を選ぶかを選択するチェックボックス欄41、警告タイミングの各種形態が示された警告タイミング欄42、警告時刻を入力する警告時刻欄43からなっている。警告タイミング欄42には、ユーザ自身が日時を直接入力する入力窓42a、ほぼ毎日放送される連続ドラマに対応した入力窓42b、週1回放送される連続ドラマに対応した入力窓42などが用意されている。従って、ユーザは、録画したい番組の放送形態に合わせて入力窓を選択すると、警告日時または警告時刻を一括して入力することが可能となる。
例えば、月曜から金曜の午後2時から毎日放送される連続ドラマを録画している場合には、入力窓42bに対応するチェックボックス41bにチェックを入れ、入力窓42bの入力ボックス(図中、□で囲んだ部分)に「(月)曜日〜(金)曜日の毎日」と入力し、入力窓42bに対応した警告時刻欄43bに例えば午後1時00分を入力する。この設定情報は、記憶部17に記憶される。
このような状態において、システムコントローラ10では、光ディスク1が装填されると(ステップS11でYesと判断されると)、その光ディスク1のリードインエリアに記録されているディスク情報を読み込み、このディスク情報から記録済みの最終セクタアドレスを取り込んで、未記録部分の総セクタ数を算出し、この未記録部分の総セクタ数と1秒当たりの記録セクタ数とに基づいて記録可能残量時間を算出する。この算出した記録可能残量時間(検出空き容量)は、記憶部17に記憶される(ステップS12)。
次に、システムコントローラ10は、記憶部17に記憶されている基準時間と記録可能残量時間とを比較する(ステップS13)。その結果、記録可能残量時間か基準時間以上である場合(ステップS13でNoと判断される場合)には、そのまま処理を終了する。
一方、記録可能残量時間が基準時間以下となっている場合(ステップS13でYesと判断された場合)には、次に、記憶部17に記憶された警告タイミングのデータに基づき、時計部19からの時刻データを参照して警告タイミングになったかどうかを判断する(ステップS14)。この例では、月曜日から金曜日の午後1時00分になったかどうかを判断する。そして、月曜日から金曜日の午後1時00分になると(ステップS14でYesと判断されると)、当該光ディスク1が装填されている状態である限り、電源オフ状態(すなわち、スタンバイ状態)であっても、表示パネル13に残量不足である旨の警告メッセージを表示する(ステップS15)。
この後、システムコントローラ10は、警告メッセージを表示している状態において、当該光ディスク1が排出されたかどうかを常に監視し(ステップS16)、排出された場合(ステップS16でYesと判断された場合)には、ユーザによりディスク交換が行われたと判断して、警告表示を中止し(ステップS17)、処理を終了する。また、警告メッセージを表示後、当該光ディスク1が排出されることなく録画が開始された場合(ステップS16でNo、ステップS18でYesと判断された場合)にも、録画開始時点で警告表示を中止する(ステップS17)。
なお、新たに装填された光ディスク1に連続ドラマを録画し続けた結果、この光ディスク1の記録可能残量時間が基準時間以下となった場合には、上記ステップS14で再びYesと判断されるため、上記の警告処理が行われることになる。
上記実施例2では、警告タイミングをユーザ自身が設定しているが、本実施例3は、自動的に警告タイミングが設定される実施例である。なお、動作説明においては、図4に示すフローチャートを参照する。
すなわち、ユーザがタイマー録画予約機能を利用してタイマー録画予約を行うと、そのタイマー録画予約された番組の録画開始時刻から所定時間前に残量不足の警告を発するようにしている。ここで、所定時間は、予め登録されていてもよいし、ユーザによって設定可能な構成としてもよい。ユーザによって設定可能な構成とすれば、ユーザの所望するタイミングで警告を発することができるので、ユーザにとってはより使い勝手のよいものとなる。ここでは、タイマー録画予約として、2003年8月10日、午後8時00分が設定されており、所定時間として1時間が設定されているものとする。このタイマー録画予約の情報及び所定時間の情報は、本実施例3では記憶部17に記憶されるものとする。
このようにタイマー録画予約が設定された状態において、システムコントローラ10では、光ディスク1が装填されると(ステップS11でYesと判断されると)、その光ディスク1のリードインエリアに記録されているディスク情報を読み込み、このディスク情報から記録済みの最終セクタアドレスを取り込んで、未記録部分の総セクタ数を算出し、この未記録部分の総セクタ数と1秒当たりの記録セクタ数とに基づいて記録可能残量時間を算出する。この算出した記録可能残量時間(検出空き容量)は、記憶部17に記憶される(ステップS12)。
次に、システムコントローラ10は、記憶部17に記憶されている基準時間と記録可能残量時間とを比較する(ステップS13)。その結果、記録可能残量時間か基準時間以上である場合(ステップS13でNoと判断される場合)には、そのまま処理を終了する。
一方、記録可能残量時間が基準時間以下となっている場合(ステップS13でYesと判断された場合)には、次に、記憶部17に記憶されたタイマー録画予約の情報及び所定時間の情報に基づき、時計部19からの時刻データを参照して警告タイミングになったかどうかを判断する(ステップS14)。この例では、2003年8月10日の午後7時00分になったかどうかを判断する。そして、2003年8月10日の午後7時00分になると(ステップS14でYesと判断されると)、当該光ディスク1が装填されている状態である限り、電源オフ状態(すなわち、スタンバイ状態)であっても、表示パネル13に残量不足である旨の警告メッセージを表示する(ステップS15)。
この後、システムコントローラ10は、警告メッセージを表示している状態において、当該光ディスク1が排出されたかどうかを常に監視し(ステップS16)、排出された場合(ステップS16でYesと判断された場合)には、ユーザによりディスク交換が行われたと判断して、警告表示を中止し(ステップS17)、処理を終了する。また、警告メッセージを表示後、当該光ディスク1が排出されることなくタイマー録画予約が開始された場合(ステップS16でNo、ステップS18でYesと判断された場合)にも、録画開始時点で警告表示を中止する(ステップS17)。
本実施例4は、自動的に警告タイミングが設定される別の実施例である。以下、図5に示す説明図及び図4に示すフローチャートを参照して説明する。
本実施例4では、ユーザが直接リモコン31の録画ボタンを操作したり、タイマー録画予約を設定するなどして、実際に録画を行った場合の録画開始時刻とその時刻に開始された録画回数のデータを記憶部17に蓄積する構成としている。
図5は、記憶部17に蓄積される録画開始時刻と録画回数の蓄積データ例を示している。この例では、午後8時00分に録画を開始した回数が6回、午後7時00分に録画を開始した回数が5回、午後2時30分に録画を開始した回数が15回等となっている。ここで、録画開始時刻については多少の誤差を許容して統計をとるように構成する。例えば、午後7時55分に録画を開始した場合には、午後8時00分に録画を開始したものと見なして、午後8時00分に集約する。すなわち、分単位については、例えば00分か30分かのいずれかに集約して録画開始時刻の統計を取るようにする。
システムコントローラ10では、このような蓄積データに基づき、例えば録画回数の最も多い録画開始時刻を警告対象時刻とし、この時刻から例えば1時間前から警告を発するように構成する。この例では、録画回数15回の午後2時30分が警告対象時刻となり、この時刻から1時間前の午後1時30分から警告を発することになる。
システムコントローラ10では、このような蓄積データに基づき、例えば録画回数の多い上位複数個(例えば2個)の番組のそれぞれの録画開始時刻を警告対象時刻とし、それぞれの時刻の例えば1時間前から警告を発するように構成する。この例では、録画回数15回の午後2時30分と、録画回数6回の午後8時00分とが警告対象時刻となり、それぞれの時刻から1時間前の午後1時30分と午後7時00分からそれぞれ警告を発することになる。
なお、警告を発している時間は、録画が開始されるまででもよいし、予め設定された一定時間(例えば1時間等)でもよい。これにより、ユーザは、警告を発する日時をいちいち入力しなくても、録画を頻繁に行っている時間帯の例えば1時間前から自動的に警告を発することができる。
なお、以下の動作説明では、蓄積データに基づき、録画回数の最も多い録画開始時刻を警告対象時刻とした場合について説明する。
すなわち、上記のように録画開始時刻と録画回数のデータが蓄積された状態において、システムコントローラ10では、光ディスク1が装填されると(ステップS11でYesと判断されると)、その光ディスク1のリードインエリアに記録されているディスク情報を読み込み、このディスク情報から記録済みの最終セクタアドレスを取り込んで、未記録部分の総セクタ数を算出し、この未記録部分の総セクタ数と1秒当たりの記録セクタ数とに基づいて記録可能残量時間を算出する。この算出した記録可能残量時間(検出空き容量)は、記憶部17に記憶される(ステップS12)。
次に、システムコントローラ10は、記憶部17に記憶されている基準時間と記録可能残量時間とを比較する(ステップS13)。その結果、記録可能残量時間か基準時間以上である場合(ステップS13でNoと判断される場合)には、そのまま処理を終了する。
一方、記録可能残量時間が基準時間以下となっている場合(ステップS13でYesと判断された場合)には、次に、記憶部17に記憶された録画開始時刻と録画回数のデータに基づき、時計部19からの時刻データを参照して警告タイミングになったかどうかを判断する(ステップS14)。この例では、年月日に関係なく、録画回数15回の午後2時30分が警告対象時刻であるから、この時刻から1時間前の午後1時30分になったかどうかを判断する。そして、午後1時30分になると(ステップS14でYesと判断されると)、当該光ディスク1が装填されている状態である限り、電源オフ状態(すなわち、スタンバイ状態)であっても、表示パネル13に残量不足である旨の警告メッセージを表示する(ステップS15)。
この後、システムコントローラ10は、警告メッセージを表示している状態において、当該光ディスク1が排出されたかどうかを常に監視し(ステップS16)、排出された場合(ステップS16でYesと判断された場合)には、ユーザによりディスク交換が行われたと判断して、警告表示を中止し(ステップS17)、処理を終了する。また、警告メッセージを表示後、当該光ディスク1が排出されることなく録画が開始された場合(ステップS16でNo、ステップS18でYesと判断された場合)にも、録画開始時点で警告表示を中止する(ステップS17)。なお、警告メッセージを表示後、当該光ディスク1が排出されることなく一定時間が経過した場合も警告表示を中止する。
なお、上記実施例2〜実施例4においても、表示パネル13に表示する警告メッセージの内容としては、装填されている光ディスク1の記録可能残量時間(空き容量)が少なくなったことを示すメッセージ(例えば、「光ディスクの空き容量が少なくなっています。」等のメッセージ)に加え、光ディスク1の入れ換えを指示するメッセージ(例えば、「空き容量が少ないため光ディスクを新しいディスクに交換して下さい。」等のメッセージ)や、入れ換え後の光ディスク1のフォーマットの処理まで指示するメッセージ(例えば、「空き容量が少なくなっています。いますぐディスクを交換してフォーマットを行いますか?」等のメッセージ)を含んでいてもよい。入れ換え後の光ディスク1のフォーマットの処理まで指示するメッセージを表示することで、ユーザは、その指示に従って新たな光ディスク1を装填し、フォーマットの処理まで完了することができる。そのため、録画時には装填されている光ディスク1のフォーマットがすでに完了しているので、即座に録画動作を開始することが可能となる。
このように、上記実施例2〜実施例4によれば、録画を開始する前の例えばスタンバイ状態においても、装填されている光ディスク1の記録可能残量時間が設定した基準時間以下となっている場合には、所定の警告タイミングでディスク交換を促す警告メッセージを表示するので、ユーザは、実際の録画を開始する前に新しいディスクと交換することが可能となる。
この場合、上記実施例2〜実施例4では、警告メッセージを表示パネル13に表示する構成として説明しているが、警告メッセージを表示するときに、合わせて発音部18を鳴動させ、電子音等を発生してユーザに警告音を発するようにしてもよい。警告音を発することで、装填されている光ディスク1の残量不足をより確実にユーザに知らせることが可能となる。
さらに、上記実施例2〜実施例4では、装填されている光ディスク1の空き容量が少なくなったことを示す警告メッセージを、緊急度に応じて複数レベル用意し、予め設定された所定時間前から録画開始時刻になるまでの間に前記複数レベルの警告メッセージを一定の時間間隔で順次出力するように構成してもよい。例えば、警告メッセージとして、緊急度の低いレベル1(「ディスクの空き容量が少なくなっています。」等)、緊急度が中程度のレベル2(「空き容量が少ないためディスクの交換が必要です。録画開始時刻が近づいています。」等)、緊急度の高いレベル3(「空き容量が少ないためこのままでは番組を全て録画できません。今すぐディスクを交換して下さい。」等)、の3種類を用意し、録画開始時刻の例えば30分前にはレベル1を表示し、15分前にはレベル2を表示し、5分前にはレベル3を表示する。また、これに合わせて警告音のレベルもレベル1、レベル2、レベル3の3種類用意し、警告メッセージの表示に合わせてそれぞれのレベルの警告音を発するようにすれば、より確実にユーザに警告を発することができる。
1 光ディスク
2 スピンドルモータ
3 光ピックアップ
4 フィードモータ
5 RFアンプ
6 DRAM
7 デジタル信号処理回路
8 レーザドライバ
9 サーボ処理回路
10 システムコントローラ
11 EEPROM
12 D/A変換回路
13 表示パネル
14 受信部
15 チューナ回路
16 A/D変換回路
17 記憶部
18 発音部
19 時計部
21 表示装置
31 リモコン
2 スピンドルモータ
3 光ピックアップ
4 フィードモータ
5 RFアンプ
6 DRAM
7 デジタル信号処理回路
8 レーザドライバ
9 サーボ処理回路
10 システムコントローラ
11 EEPROM
12 D/A変換回路
13 表示パネル
14 受信部
15 チューナ回路
16 A/D変換回路
17 記憶部
18 発音部
19 時計部
21 表示装置
31 リモコン
Claims (15)
- 装填されている記録媒体の空き容量を検出する検出手段と、
検出した空き容量を記憶する記憶手段と、
警告を発する基準となる空き容量を録画時間としてユーザが任意に設定可能な設定手段と、
警告を発するタイミングをユーザが設定するタイミング設定手段と、
前記設定手段により設定された基準空き容量と前記記憶手段に記憶されている検出空き容量とを比較し、検出空き容量が基準空き容量以下となっている場合には、前記タイミング設定手段により設定されたタイミングで、警告メッセージを装置本体に設けられた表示部に表示するとともに音により警告を発する警告手段と、
録画開始時刻及びその時刻に開始された録画回数のデータを蓄積する蓄積手段とを備えており、
前記警告メッセージが、装填されている記録媒体の空き容量が少なくなったことを示す第1メッセージ、記録媒体の入れ換えを指示する第2メッセージ、入れ換え後の記録媒体のフォーマットの処理まで指示する第3メッセージを含むとともに、前記第1メッセージ内容がさらに複数レベル用意されており、
前記警告手段は、前記蓄積手段に蓄積されたデータに基づき、録画回数の多い上位複数個の番組のそれぞれの録画開始時刻の所定時間前から前記警告メッセージを発するとともに、前記所定時間前から前記録画開始時刻になるまでの間に前記第1メッセージに用意された複数レベルの警告メッセージを一定の時間間隔で順次出力することを特徴とする情報記録装置。 - 装填されている記録媒体の空き容量を検出する検出手段と、
検出した空き容量を記憶する記憶手段と、
警告を発する基準となる空き容量をユーザが任意に設定可能な設定手段と、
この設定手段により設定された基準空き容量と前記記憶手段に記憶されている検出空き容量とを比較し、検出空き容量が基準空き容量以下となっている場合には、前記記録媒体が装填されている限り常に警告を発する警告手段とを備えたことを特徴とする情報記録装置。 - 装填されている記録媒体の空き容量を検出する検出手段と、
検出した空き容量を記憶する記憶手段と、
警告を発する基準となる空き容量をユーザが任意に設定可能な設定手段と、
警告を発するタイミングをユーザが設定するタイミング設定手段と、
前記設定手段により設定された基準空き容量と前記記憶手段に記憶されている検出空き容量とを比較し、検出空き容量が基準空き容量以下となっている場合には、前記タイミング設定手段により設定されたタイミングで警告を発する警告手段とを備えたことを特徴とする情報記録装置。 - 前記警告手段は、警告メッセージを装置本体に設けられた表示部に表示することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の情報記録装置。
- 前記警告手段は、音により警告を発することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の情報記録装置。
- 前記警告メッセージが、装填されている記録媒体の空き容量が少なくなったことを示すメッセージであることを特徴とする請求項4に記載の情報記録装置。
- 前記警告メッセージが、記録媒体の入れ換えを指示するメッセージを含むことを特徴とする請求項6に記載の情報記録装置。
- 前記警告メッセージが、入れ換え後の記録媒体のフォーマットの処理まで指示するメッセージを含むことを特徴とする請求項7に記載の情報記録装置。
- 前記タイミング設定手段は、ユーザによって警告を発する日時を入力可能な構成となっており、前記警告手段は、ユーザによって入力された日時になると警告を発することを特徴とする請求項3に記載の情報記録装置。
- タイマー録画予約機能を備えており、前記警告手段は、タイマー録画予約が設定されている場合には、その録画開始時刻の所定時間前から警告を発することを特徴とする請求項3に記載の情報記録装置。
- 録画開始時刻及びその時刻に開始された録画回数のデータを蓄積する蓄積手段を備えており、前記警告手段は、前記蓄積手段に蓄積されたデータに基づき、録画回数の最も多い録画開始時刻の所定時間前から警告を発することを特徴とする請求項3に記載の情報記録装置。
- 録画開始時刻及びその時刻に開始された録画回数のデータを蓄積する蓄積手段を備えており、前記警告手段は、前記蓄積手段に蓄積されたデータに基づき、録画回数の多い上位複数個の番組のそれぞれの録画開始時刻の所定時間前から警告を発することを特徴とする請求項3に記載の情報記録装置。
- 前記所定時間は、前記タイミング設定手段によりユーザによって任意に設定可能であることを特徴とする請求項10ないし請求項12のいずれかに記載の情報記録装置。
- 前記警告メッセージが複数レベル用意されており、前記所定時間前から前記録画開始時刻になるまでの間に前記複数レベルの警告メッセージを一定の時間間隔で順次出力することを特徴とする請求項10ないし請求項12のいずれかに記載の情報記録装置。
- 前記容量設定手段は、前記基準空き容量を録画時間によって設定することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の情報記録装置。
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