JP2004336409A - 記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】共有情報を記録媒体であるディスクに記録する。記録再生装置にディスクが挿入されると、該ディスクにユーザ嗜好DB(共有情報)が記録されているか否かが確認され(S1)、記録されている場合には該ユーザ嗜好DBが装置内のRAM上に読み込まれ(S3)、記録されていない場合には新規のユーザ嗜好DBが装置内のRAM上に作成される(S2)。RAM上のユーザ嗜好DBは、ディスクがイジェクトされる際(S6)、若しくは装置の電源が切られる際(S7)に、ディスクに記録される(S8)。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置に対して自在に挿抜可能な記録媒体に記録・再生を行う記録再生装置に関するものであり、特に各記録媒体に対する共有情報を用いてユーザの操作を支援することのできる操作支援機能を有する記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DVD録画機のように、機器本体に対して自在に挿抜可能な記録媒体に記録・再生を行う記録再生装置では、機器を取り巻く環境として必要であるような情報、例えば自動録画のヒントになるユーザ視聴嗜好データなどを管理する場合、その情報は一般に記録再生装置内の不揮発メモリに記録される。
【0003】
例えば、特許文献1では「ユーザ視聴録画履歴データベース」を、また、特許文献2では「プロファイル記憶部」を装置内に設置する構成を開示している。
【0004】
また、ハードディスクを有するDVD録画機などでは、それぞれのDVDディスクに録画されたコンテンツのインデックスを統合し、ハードディスクに記憶させて管理する機種がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−287189号公報(公開日2000年10月13日)
【0006】
【特許文献2】
特開2000−23112号公報(公開日2000年1月21日)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の記録再生装置では、共有情報を管理する機能を実現するためには、装置内にハードディスクをはじめとする不揮発性メモリを設置しなければならない。
【0008】
これらの不揮発性メモリを記録再生装置内に設置することは、装置構成を複雑化させるとともに、コストアップの要因となる。さらに、メモリの記憶容量は有限であるため、記憶容量が不足した場合には共有情報の運用に関する自由度が低下する場合がある。
【0009】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録再生装置内に、共有情報を記録するための不揮発性メモリを必要とすることなく、共有情報を用いた機能を提供することのできる記録再生装置および記録再生方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録再生装置は、上記の課題を解決するために、装置本体に対して挿抜可能な記録媒体に情報コンテンツの記録・再生を行うと共に、各記録媒体に対する共有情報を用いてユーザの操作を支援することのできる操作支援機能を有する記録再生装置において、上記共有情報を情報コンテンツと共に上記記録媒体に記録させることを特徴としている。
【0011】
ここで、共有情報とは、通常ならば機器に記録されている情報である。そして、本発明では、機器を取り巻く環境に関する情報を共有情報として各媒体に記録する。例えば、自動録画のヒントになるユーザ視聴嗜好データや、記録された情報のインデックス(コンテンツリスト)、コンテンツリストの優先度、操作手順の優先度、記録媒体の空き容量、記録媒体の劣化情報などを含むことができる。
【0012】
上記の構成によれば、共有情報を記録媒体に記録しておくことで、共有情報を記録再生装置内に記録しておくことなく、保存することが可能となる。したがって、記録再生装置内に、共有情報を記録するための不揮発性メモリ等を設置する必要がなく、装置構成を簡略化できる。
【0013】
また、上記記録再生装置は、さらに、揮発性メモリからなる記憶部を備えており、記録再生装置の電源が投入されている期間は、挿入されている記録媒体に記録される共有情報を上記記憶部に記憶させ、共有情報へのアクセスは上記記憶部に対して行う構成とすることが好ましい。
【0014】
上記の構成によれば、記録再生装置の電源が投入されている期間では、共有情報へのアクセスは上記記憶部に対して行われるため、共有情報の読み出しや更新等の処理を迅速に行うことができる。また、揮発性メモリに比べて容量が十分に大きい記録媒体(例えば、ディスクメモリ)に共有情報を記録させることにより、自由度の高い運用が可能となる。
【0015】
また、上記記録再生装置は、上記記録媒体が上記記録再生装置に挿入されている状態で、上記記録再生装置の電源の切断指示が入力された時には、上記記憶部に記憶されている上記共有情報を上記記録媒体に記録させてから電源を切断する構成とすることが好ましい。
【0016】
あるいは、上記記録再生装置は、上記記録媒体が上記記録再生装置に挿入されている状態で、上記記録媒体の取り出し指示が入力された時には、上記記憶部に記憶されている上記共有情報を上記記録媒体に記録させてから記録媒体の取り出しを行う構成とすることが好ましい。
【0017】
上記の構成によれば、最新の共有情報が、記録媒体が電源投入状態の記録再生装置に挿入されている間は記憶部に記憶され、記録再生装置の電源が切断される、または記録媒体が記録再生装置から取り出される際に記録媒体に記録される。これにより、記憶部にて管理されている最新の共有情報が記録媒体に記録されること無く消去されることを防止できる。
【0018】
また、上記記録再生装置は、上記記録再生装置の電源が投入され続けた状態で記録媒体が交換された時には、上記記憶部に記憶されている前の記録媒体の共有情報と、新たに挿入された記録媒体に記録されている共有情報とを比較し、これら2つの共有情報から新たな共有情報を構築して、記憶部に記憶させている共有情報の変更を行う構成とすることができる。
【0019】
上記の構成によれば、上記記録再生装置の電源が投入され続けた状態で記録媒体が交換された時、すなわち、上記記憶部に交換前の記録媒体の共有情報が残されている状態で他の記録媒体が挿入された場合には、後から挿入された記録媒体に記録されている共有情報と、記憶部に記憶されている前の記録媒体の共有情報との両方を反映させたあらたな共有情報を構築することができる。したがって、より有効な共有情報を再構築することができる。
【0020】
また、上記記録再生装置では、上記共有情報はユーザの嗜好情報とすることができる。
【0021】
上記の構成によれば、例えば、ユーザが記録したいコンテンツをユーザの嗜好に合わせて容易に選択することができるような支援機能を提供できる。
【0022】
また、上記記録再生装置では、上記共有情報は1つ以上の記録媒体の空き容量情報とすることができる。
【0023】
上記の構成によれば、ユーザによる記録媒体の選定を支援することができる。例えば、これから記録しようとするコンテンツを記録できるだけの空き領域を持っていると推定される記録媒体を、ユーザに提示することが可能になる。すなわち、ユーザが、目的のコンテンツを記録するために充分な空き領域を持っている記録媒体を容易に探し出すことができるように支援することができる。
【0024】
また、上記記録再生装置では、上記共有情報は1つ以上の記録媒体に記録されているコンテンツに対するインデックス情報とすることができる。
【0025】
ここで、インデックス情報とは、記録媒体に記録されているコンテンツの目次情報のことである。上記の構成によれば、例えば、複数の記録媒体に記録されているインデックス情報を全てユーザに提示することができる。すなわち、ユーザによる記録媒体の識別作業を、容易にできるように支援することができる。
【0026】
また、上記記録再生装置は、動画を録画または再生するための記録再生装置とすることができる。
【0027】
上記の構成によれば、上記記録再生装置を、例えば、一般に広く普及しているテレビ番組の録画再生装置などに適用ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の記録再生装置に関する実施の一形態について図1〜図3に基づいて説明すれば以下のとおりである。まず、実施の形態1に係るディスク録画再生装置の概略構成を図2を参照して説明する。尚、実施の形態1に係るディスク録画再生装置(記録再生装置)は、ユーザ嗜好情報を用いての番組予約の支援を可能としている。
【0029】
図2に示すように、ディスク録画再生装置101は、ディスク記録再生部102、入力部103、制御部104、ROM105、RAM(揮発性メモリ)106、出力部107、表示部108を備えた構成である。
【0030】
ディスク録画再生装置101は、記録媒体であるディスクを少なくとも1枚挿入することができるようになっており、ディスク記録再生部102は、挿入されたディスク111に記録されている情報を読み取る、またはディスクに情報を書き込む(記録する)ものである。
【0031】
入力部103は、ディスク録画再生装置101に対するユーザの指示を受け付け、制御部104に伝達する。
【0032】
制御部104は、ディスク録画再生装置101の動作を制御する。また、制御部104は、外部のチューナ110からの入力をディスク記録再生部102を通じてディスク111に録画(記録)させたり、ディスク111に記録されている映像・音声データをディスク記録再生部102を通じて読み取り、出力部107を通じてテレビ等の外部装置に出力することができる。
【0033】
また、制御部104は、ユーザ嗜好情報を作成する機能、および、ユーザ嗜好情報に基づいて、ユーザの番組予約を支援する機能も有している。
【0034】
ROM(Read Only Memory)105は、制御部104によって使用される各種の動作に必要なプログラム、データ等を記憶するためのメモリである。
【0035】
RAM(Random Access Memory)106は、制御部104によって使用される一次記憶部であり、ディスク111から読み込んだ共有情報(ユーザ嗜好情報等)、あるいは制御部104が作成した共有情報を一時記憶するものである。また、制御部104は、ROM105内のディスク録画再生装置101の動作に必要なプログラム、データ等を使用する際に、これをRAM106に読み込ませるようになっている。また、ディスク録画再生装置101の電源を切断すると、RAM106に記憶されている情報は全て破棄される。
【0036】
出力部107は、上記のように、映像・音声データあるいはユーザ嗜好情報をテレビ(映像表示装置)等の外部機器に出力するためのI/F(インターフェース)である。また、表示部108は、例えばディスク録画再生装置101の動作状況や、ユーザの指示を待機している旨(ユーザによる指示入力待ちであること)をユーザに示すための表示パネルとして設けることが可能である。
【0037】
上記ディスク録画再生装置101では、ディスク111に対し、映像・音声データ(録画コンテンツ)の他、ユーザ嗜好DB(ユーザ嗜好データベース)を記録することができる。ここで、ユーザ嗜好DBとは、ユーザ嗜好情報に関するデータベースである。また、ユーザ嗜好情報とは、個々の番組に関する過去の視聴結果(視聴履歴)に基づいて、複数の番組におけるユーザの好みの順位を推測し、ユーザの番組選択を支援するための情報である。
【0038】
次に、ディスク録画再生装置101にディスク111を挿入し、該ディスク11に対して操作を行った場合の動作について図1のフローチャートを参照して説明する。
【0039】
ディスク録画再生装置101では、電源投入状態のディスク記録再生部102に対してディスク111が挿入(セット)されると、またはディスク111がセットされているディスク録画再生装置101の電源が投入されると、制御部104は、ディスク記録再生部102を制御して、ディスク111にユーザ嗜好DBが記録されているか否かを調べる(S1)。
【0040】
そして、ディスク111が、ユーザ嗜好DBを持たない(ディスク録画再生装置101に対して初めてセットされたものであり、ユーザ嗜好DBが記録されていない)ディスクであった場合、ユーザ嗜好DBをRAM106上に新規作成する(S2)。一方、ユーザ嗜好DBがディスク111に記録されていた場合、そのユーザ嗜好DBをディスク111からRAM106上に読み込む(S3)。
【0041】
その後、ユーザのディスク録画再生装置101に対する番組選択操作の有無に応じて(S4)、制御部104は、RAM106上のユーザ嗜好DBを更新する(S5)。
【0042】
また、制御部104は、ユーザのディスク111に対するイジェクト操作の有無を監視している(S6)。そして、イジェクト操作が行われた場合には、RAM106上のユーザ嗜好DBをディスク111に書き出し(S8)、ディスクをイジェクトして動作を終了する。
【0043】
一方、ディスク111をイジェクトする操作が行われていない場合、制御部は電源OFF操作の有無を監視する(S7)。そして、電源OFF操作が行われた場合、RAM106上のユーザ嗜好DBをディスク111に書き出し(S8)、電源をOFFにして動作を終了する。
【0044】
なお、ディスクのイジェクト操作または電源OFF操作が行われるまで、ユーザのディスク録画再生装置101に対する諸操作(番組選択等)に応じて、制御部104は、RAM106上のユーザ嗜好DBを順次更新する。
【0045】
次に、ディスク録画再生装置101において電源を切らずにディスクを入れ替える場合に、RAM106上に記憶されているユーザ嗜好DBを、新しいディスクに記録する手順について説明する。図3は、この場合の、ディスク録画再生装置101における動作の流れを示すフローチャートである。
【0046】
図3では、ディスク録画再生装置101にディスク111が挿入されており、何らかの操作がされていた状態から説明を始める。すなわち、RAM106上には、最新のユーザDBが記憶されているものとする。
【0047】
まず、ユーザによってディスクイジェクト操作が入力されると、制御部104は、ディスク記録再生部102を制御して、上記例の記録手順と同様に、RAM106上のユーザ嗜好DBをディスク111に書き出す(S11)。その後、ディスク111をイジェクトし(S12)、動作を終了する。
【0048】
次に、電源がONのままの状態で、ユーザによって別のディスク111がディスク録画再生装置101に挿入される(S13)。このとき、制御部104は、挿入されたディスク111にユーザ嗜好DBが記録されているか否かを判断する(S14)。
【0049】
挿入されたディスク111にユーザ嗜好DBが記録されていない場合には、その時点でRAM106に記憶されているユーザ嗜好DBを有効な情報として、そのまま使用する(S16)。一方、挿入されたディスク111にユーザ嗜好DBが記録されている場合には、RAM106上のユーザ嗜好DBとディスク111上のユーザ嗜好DBとを比較して、最新のユーザ嗜好DBを再構築し、RAM106上に上書きして、これを有効な情報として使用する(S15)。
【0050】
以降の動作(S16)は、図1におけるS4以降の動作と同様である。すなわち、ディスク録画再生装置101に対するユーザの番組選択に応じてユーザ嗜好DBを更新し、イジェクト操作に応じてディスク111にユーザ嗜好DBを書き出した後にディスク111をイジェクトして動作を終える。あるいは、電源OFF操作に応じてディスク111にユーザ嗜好DBを書き出した後に電源をOFFする。
【0051】
ここで、新たに挿入したディスク111にユーザ嗜好DBが記録されている場合の、RAM106上のユーザ嗜好DBとディスク111上のユーザ嗜好DBとを比較し、最新のユーザ嗜好DBを再構築する手順について説明する。
【0052】
表1は、ユーザ嗜好DBの一例として、録画ログ情報を使用する場合を示している。なお、録画ログ情報とは、番組が録画された日時および番組名を時系列的に記録したものである。この表のような録画ログ情報を管理する場合では、制御部104は、RAM106上のユーザ嗜好DBと新たに挿入したディスク111上のユーザ嗜好DBの録画ログ情報を単純に結合させ、時系列に並べ替える。これにより、最新のユーザ嗜好を反映させた、有効なユーザ嗜好DBを構成する。
【0053】
【表1】
【0054】
また、表2は、ユーザ嗜好DBの一例として、録画ジャンルのカウンタ情報を使用する場合を示している。なお、録画ジャンルのカウンタ情報とは、過去に録画された番組のジャンル毎に、録画操作が行われた回数をカウントしたものである。この表のようなユーザ嗜好DBとして構成された録画ジャンルのカウンタ情報を管理する場合では、制御部104は、RAM106上のユーザ嗜好DBと新たに挿入したディスク111上のユーザ嗜好DBとのカウンタを合計(加算)する。これにより、最新のユーザ嗜好を反映させた、有効なユーザ嗜好DBを構成する。
【0055】
【表2】
【0056】
以上のように、ディスク録画再生装置101では、制御部104が、ユーザの番組選択指示に基づいて作成したユーザ嗜好DBをRAM106上に作成し、ディスクに対するイジェクト指示があった場合に、ユーザ嗜好DBをディスクに記録させる。あるいは、電源OFF操作があった場合に、RAM106上に作成したユーザ嗜好データをディスクに記録させる。
【0057】
これにより、最新のユーザ嗜好DBが、ディスク録画再生装置101の電源がONの時はRAM106上に記憶され、電源がOFFされる時またはディスクがイジェクトされる時にはディスク上に記録される。したがって、ディスク録画再生装置101には、電源がOFFの時にユーザ嗜好DBを記憶しておくためのハードディスク等の不揮発性メモリを必要としない。
【0058】
また、ディスク録画再生装置101では、装置の電源をONにしたままでディスクを入れ替える時に、新たに挿入されたディスクにユーザ嗜好DBが含まれない場合、RAM106上に記憶されているユーザ嗜好DBを用いる。これにより、最近のユーザの嗜好を用いてユーザの番組選択を支援することができる。
【0059】
また、では、ディスクを入れ替えた際、新たに挿入されたディスクにユーザ嗜好DBが含まれる場合、挿入されたディスクに含まれるユーザ嗜好DBとRAM106上のユーザ嗜好DBとを比較し、結合させて新たなユーザ嗜好DBを再構築する。これにより、最近の視聴履歴に基づくユーザの嗜好と、過去の視聴履歴に基づくユーザの嗜好とを反映させたユーザ嗜好DBを構築することができる。
【0060】
また、実施の形態1では、ディスク録画再生装置101の電源ON期間では、挿入されているディスク111のユーザ嗜好DBは、RAM106に記憶されており、ユーザによって番組選択操作がなされた場合などのユーザ嗜好DBの更新は、RAM106上にて行われる。これにより、ユーザの録画操作時等に、ユーザ嗜好DBの情報の読み取りや、ユーザ嗜好DBの更新等の処理を迅速に行うことができる。
【0061】
しかしながら、ユーザ嗜好DBは、必ずしもRAM106に記憶させる必要はなく、電源ON期間においてもディスク111上でユーザ嗜好DBの更新を行うものであってもよい。
【0062】
また、ディスク録画再生装置101の電源ON期間において、ユーザ嗜好DBをRAM106に記憶させる構成であっても、RAM106の使用状況に応じて、ユーザ嗜好DBをディスク111に退避するようにしてもよい。例えばRAM106の空き容量がある閾値以下になった場合には、更新したユーザ嗜好DBをディスク111に退避させ、RAM106上のユーザ嗜好DBを削除することにより、必要な空き容量を確保することができる。
【0063】
また、実施の形態1では、図1でS8として示したユーザ嗜好DBをディスクに書き出す処理を、ユーザからディスクのイジェクト指示またはディスク録画再生装置101の電源をOFFとする指示がなされたときに行うようにしている。しかしながら、S8の処理を行うタイミングは、これに限るものではない。例えば、任意の時間間隔毎に随時行うようにしてもよい。あるいは、ユーザ嗜好DBをディスクに書き出すか否かを、ユーザが指定できるようにしてもよい。
【0064】
また、図1では、S5として示したRAM106上でのユーザ嗜好DBの更新処理を、S4の番組選択操作があった場合には必ず行うようになっている。しかしながら、これに限らず、例えば、S5の直前に、ユーザ嗜好DBの更新をするか否かを、ユーザが指定できるようにしてもよい。
【0065】
また、実施の形態1では、ユーザ嗜好DBとして録画ログ情報および録画ジャンルのカウンタ情報を用いた例を示した。しかしながら、ユーザ嗜好DBの構成は、これらの例に限るものではなく、その他にも、ユーザ別の構成や他のパラメータを管理するものなど、電子データで表せるあらゆるものを含む。
【0066】
また、図3に示したS15の処理において、2つのユーザ嗜好DBから最新のユーザ嗜好DBを再構成する手順も上記例に限定されるものではない。例えば、最近の番組選択情報をより大きく反映させるものであってもよい。あるいは、ユーザによって再構成の条件を指示されるものであってもよい。
【0067】
また、実施の形態1では、ユーザ嗜好データ(ユーザ嗜好DB)に関する管理方式について説明した。しかしながら、ディスクに記録されるデータ(共有情報)は、ユーザ嗜好DBに限られるものではない。例えば、コンテンツリストの優先度や、操作手順の優先度など、主に統計情報などから構成される他のデータであってもよい。
【0068】
また、ディスク録画再生装置101で記録・再生を行う対象となるデータは、テレビ番組に限るものではなく、地上波放送や衛星放送によって配信されるテレビ・ラジオ番組,ユーザによって撮影されたホームビデオの映像等にも適用することができる。
【0069】
また、ディスク録画再生装置101には、複数のディスクを挿入できるものであってもよい。ここで、実施の形態1では、図1の処理を、ディスク記録再生部102にディスクがセットされたときに開始するとしている。しかしながら、複数のディスクをセット可能な構成では、図1の処理を、記録再生にかかるディスクがユーザによって選択されたときに開始することが好ましい。
【0070】
〔実施の形態2〕
本発明の記録再生装置に関する他の実施の形態について図4を用いて説明する。実施の形態2では、上記実施の形態1で説明したディスク録画再生装置101において、共有情報として複数のディスクに関する各ディスクの空き容量情報をディスクに記録する場合を説明する。
【0071】
すなわち、実施の形態2におけるディスク録画再生装置101は、装置構成は上記実施の形態1と同様であり、利用する共有情報を「ユーザ嗜好DB」から「各ディスクの空き容量情報」に置き換えたものと言える。ここで、各ディスクの空き容量情報とは、過去にディスク録画再生装置101にセットされた履歴があるディスクについての、各ディスクの空き容量を示した一覧である。
【0072】
表3は、ディスク録画再生装置101に、記録される各ディスクの空き容量情報の構成例である。この表に示すように、実施の形態2におけるディスク録画再生装置101では、ディスク番号、ディスクID、ディスク名、空き容量、最終更新日が管理されている。
【0073】
【表3】
【0074】
ディスク番号は、各ディスクの空き容量情報一覧形式に表示した場合に、各ディスクの識別を容易にするために付与した番号であるが、必ずしも必要なものではない。
【0075】
ディスクIDは、ディスクを識別するための情報であり、各ディスクに固有のものである。したがって、例えば、ユーザがディスクIDをディスク表面等に表示(印字もしくは刻印、ラベルに記入して貼付けるなど)している場合、ディスクIDをユーザに提示することにより、ユーザは容易にディスクの識別ができる。
【0076】
また、ディスク名は、ユーザによって付けられる名称であり、入力部103を介してユーザが任意に設定入力することができる。また、ユーザがそのディスク名を、例えばディスク表面に表示すれば、そのディスク名でディスクを識別することがより容易になる。
【0077】
また、空き容量情報と最終更新日とは、各ディスク毎に記録される。
【0078】
以下に、実施の形態2に係るディスク録画再生装置101における動作を説明する。まず、ディスク111に各ディスクの各ディスクの空き容量情報を記録する場合に、各ディスクの空き容量情報を生成する手順、ディスク111から各ディスクの空き容量情報を読み込む手順、および各ディスクの空き容量情報をディスク111に書き込む手順について説明する。
【0079】
図4は、ディスク録画再生装置101における動作の流れを示すフローチャートである。この図に示すように、ディスク録画再生装置101(ディスク記録再生部102)にディスク111が挿入(セット)されると、またはディスク111がセットされているディスク録画再生装置101の電源が投入されると、制御部104は、ディスク記録再生部102を制御して、ディスク111に各ディスクの空き容量情報が記録されているか否かを調べる(S21)。
【0080】
そして、ディスク111に各ディスクの空き容量情報が記録されていない場合、新しい各ディスクの空き容量情報をRAM106上に新規作成する(S22)。この際、ユーザはディスク111のディスク名を設定することができる。一方、各ディスクの空き容量情報がディスク111に記録されていた場合、その各ディスクの空き容量情報をディスク111からRAM106上に読み込む(S23)。
【0081】
その後、ユーザのディスク111に対する録画操作または録画したデータの消去操作の有無に応じて(S24)、制御部104は、操作があったディスクの空き容量情報をRAM106上で更新する(S25)。
【0082】
また、制御部104は、ユーザのディスク111に対するイジェクト操作の有無を監視している(S26)。そして、イジェクト操作が行われた場合には、RAM106上の空き容量情報をディスク111に書き出し(S28)、ディスクをイジェクトして動作を終了する。
【0083】
一方、ディスク111をイジェクトする操作が行われていない場合、制御部は電源OFF操作の有無を監視する(S27)。そして、電源OFF操作が行われた場合、RAM106上の空き容量情報をディスク111に書き出し(S28)、電源をOFFにして動作を終了する。
【0084】
なお、ディスク録画再生装置101において電源を切らずにディスクを入れ替える場合に、RAM106上に記憶されている各ディスクの空き容量情報を新しいディスクに記録する手順については、図3における「ユーザ嗜好DB」を「各ディスクの空き容量情報」に置き換えたものと同様である。ただし、S16として述べた処理、すなわち「図1におけるS4以降の動作」を、「図4におけるS24以降の動作」とする。
【0085】
また、上記のディスクを入れ替える場合において、RAM106上に記憶されている各ディスクの空き容量情報と新たに挿入されたディスク111とに同じディスクに関して異なる空き容量情報が記録されている場合がある。この場合には、同じディスクに関する2つの空き容量情報から最終更新日が新しい情報を有効情報として採用し、各ディスクの空き容量情報を更新する。
【0086】
以上のように、実施の形態2におけるディスク録画再生装置101は、各ディスクの空き容量情報をディスクに記録させている。これにより、各ディスクの空き容量情報を共有情報として管理する場合に、ディスク録画再生装置101の構成に各ディスクの空き容量情報を記録するための不揮発性メモリを加える必要がない。
【0087】
また、ディスク録画再生装置101によって各ディスクの空き容量情報をディスクに記録させる際の記録形式は特に限定されるものではない。
【0088】
尚、ディスク録画再生装置101によってディスクに記録された各ディスクの空き容量情報は、そのディスクに記録された時点の情報である。したがって、ディスクから読み取られた各ディスクの空き容量情報は、必ずしも最近のものであるとは限らない。
【0089】
また、実施の形態2においても、実施の形態1と同様、ディスクをイジェクトした状態で電源をOFFにすると最新の情報が伝播しない場合があり、最新ではない情報を参照してしまう可能性がある。その為、ユーザに提示される各ディスクの空き容量情報は推定情報となる。
【0090】
しかしながら、ディスクに記録されている各ディスクの空き領域情報を、RAM106に読み込んで参照することにより、例えば、これから録画予約するコンテンツを記録できるだけの空き領域を持っていると推定されるディスクを、ユーザに提示することができる。したがって、ユーザが、目的のコンテンツを録画するために充分な空き領域を持っているディスクを容易に捜し出すことができるように、支援することができる。
【0091】
また、実施の形態2において、ディスク名は、図4におけるS22の処理において、ユーザが設定することができるように設定しているが、これに限定されるものではない。例えば、ユーザによって任意のタイミングでディスク名を設定、変更できるようにしてもよい。
【0092】
また、実施の形態2では、ディスク録画再生装置101の電源ON期間では、上記空き容量情報は、RAM106に記憶されており、空き容量情報の更新は、RAM106上にて行われる。しかしながら、空き容量情報は、必ずしもRAM106に記憶させる必要はなく、電源ON期間においてもディスク111上で空き容量情報の更新を行うものであってもよい。
【0093】
また、ディスク録画再生装置101の電源ON期間において、空き容量情報をRAM106に記憶させる構成であっても、RAM106の使用状況に応じて、空き容量情報をディスク111に退避するようにしてもよい。例えばRAM106の空き容量がある閾値以下になった場合には、空き容量情報をディスク111に退避させ、RAM106上の空き容量情報を削除することにより、RAM106の必要な空き容量を確保することができる。
【0094】
また、実施の形態2では、図4でS28として示した各ディスクの空き容量情報をディスクに書き出す処理を、ユーザからディスクのイジェクト指示またはディスク録画再生装置101の電源をOFFとする指示がなされたときに行うようにしている。しかしながら、S28の処理を行うタイミングは、これに限るものではない。例えば、任意の時間間隔毎に随時行うようにしてもよい。あるいは、各ディスクの空き容量情報をディスクに書き出すか否かを、ユーザが指定できるようにしてもよい。
【0095】
また、図4では、S25として示したRAM106上での各ディスクの空き容量情報の更新処理を、S24の録画操作があった場合には必ず行うようになっている。しかしながら、これに限るものではなく、例えば、S25の直前に、各ディスクの空き容量情報の更新をするか否かを、ユーザが指定できるようにしてもよい。
【0096】
また、実施の形態2では、表3に示すような各ディスクの空き容量情報を管理している。しかしながら、各ディスクの空き容量情報の構成は上記例に限定されるものではない。例えば、媒体劣化情報や、コンテンツの有効期限が近付いたことをユーザに提示する為の有効期限情報など、ユーザに提示することでユーザの使い勝手を向上するようなあらゆる電子データを含むことができる。
【0097】
すなわち、実施の形態2では、ディスク録画再生装置に不揮発性メモリを装着することなく、ディスク録画再生装置を取り巻く環境に関する推定情報(共有情報)を管理・更新する機能を実現できる。
【0098】
〔実施の形態3〕
本発明の記録再生装置に関する他の実施の形態について以下に説明する。
【0099】
実施の形態3では、上記実施の形態2で説明したディスク録画再生装置101において、共有情報としてインデックス情報をディスクに記録する場合を説明する。すなわち、実施の形態3におけるディスク録画再生装置101は、装置構成、記録方法は上記実施の形態1および2と同様であり、利用する共有情報を「ユーザ嗜好DB」または「各ディスクの空き容量情報」から「インデックス情報」に置き換えたものと言える。このため、実施の形態3では、説明の便宜上、実施の形態2と重複する構成、動作、効果については説明を省略する。
【0100】
ここで、インデックス情報とは、ディスクに記録されているコンテンツの目次情報のことである。表4に、ディスク録画再生装置101に記録されるインデックス情報の構成例を示す。この表に示すように、実施の形態3におけるディスク録画再生装置101では、インデックス情報として、ディスク番号、ディスクID、ディスク名、最終更新日、コンテンツ名を管理する。
【0101】
【表4】
【0102】
ディスク番号、ディスクID、およびディスク名は、実施の形態2において管理したものと同様である。実施の形態3では、さらに、各ディスクのインデックス情報と最終更新日が記録される。
【0103】
実施の形態3において、インデックス情報をディスクに記録する動作の流れは、実施の形態2と同様である。すなわち、実施の形態2における図4において、「各ディスクの空き容量情報」を「インデックス情報」に置き換えたものである。このため、実施の形態3では、説明の便宜上、インデックス情報をディスクに記録する動作の説明を省略する。
【0104】
なお、同じディスクに関する2つのインデックス情報(RAM106とディスク111とに記憶された2つのインデックス情報)から最新のインデックス情報を更新する場合も、実施の形態2と同様に最終更新日が新しい情報を有効情報として採用する。
【0105】
以上のように、実施の形態3では、各ディスクに記録されたコンテンツの目次情報、すなわちインデックス情報(共有情報)をディスクに記録している。これにより、ディスク録画再生装置の構成に共有情報を記録する為の不揮発性メモリを加えることなく、ディスク録画再生装置をとりまく環境に関する情報(共有情報)を管理・更新する機能を実現できる。
【0106】
また、実施の形態3におけるディスク録画再生装置101では、共有情報として複数のディスクに関する各ディスクのインデックス情報を管理している。したがって、ディスクに記録されたインデックス情報をRAM106に読み込ませて参照することにより、関連する全てのディスクに記録されているインデックス情報をユーザに提示することができる。すなわち、ユーザによる各ディスクの識別作業を、容易にできるように支援することができる。
【0107】
例えば、あるコンテンツについて、ユーザが過去にいずれかのディスクに記録したが、そのコンテンツを記録したディスクをなかなか見つけることができない場合がある。このような場合に、実施の形態3の機能によってユーザにインデックス情報を提示することにより、ユーザが何度もディスクを入れ替えて各ディスクの内容を確認することなく、目的のコンテンツを記録したディスクを探し出すことができる。
【0108】
また、実施の形態3に用いられるインデックス情報には、ディスク内に記録したコンテンツの順序、ディスク内の記録位置についての情報が含まれるようにしてもよい。この場合、インデックス情報をユーザに提示することにより、ユーザはディスク内のどの部分にどのコンテンツが記録されているかを容易に識別することができる。
【0109】
また、複数のユーザによって利用されるディスクの場合、上記インデックス情報を記録することによって、ディスクに含まれるコンテンツの情報を各ユーザに提示することができる。例えば、ユーザが録画できなかったテレビ番組を、家族の誰かが録画していた場合に、それを容易に確認することが実現できる。
【0110】
また、ディスク録画再生装置101によってインデックス情報をディスクに記録させる際には特別な記録形式を必要としない。
【0111】
実施の形態3では、表4に示すような、各ディスクのインデックス情報に関する管理方法について説明した。しかしながら、インデックス情報の構成はこれに限定されるものではない。例えば、各コンテンツの記録日時、収録時間などを含んでもよい。あるいは、各コンテンツに対するユーザのコメント、記録操作をしたユーザ名などを含むこともできる。
【0112】
また、共有情報として記録されるデータは、インデックス情報に限定されるものではない。例えば、アドレス帳、ブックマーク、CM視聴回数、個人設定情報、プレーヤーソフトなどあらゆる電子データを含むこともできる。
【0113】
ここで、ブックマークとは、ディスク録画再生装置がウェブサイトを参照する機能を有していた場合に管理されるものである。すなわち、ユーザによって指定された特定のウェブサイトを管理することができる。
【0114】
CM視聴回数は、同一のCMを視聴した回数をカウントしたものである。例えば、録画コンテンツが、同一のCMを所定回数見ないとCMスキップが出来ないように設計されているとする。その場合、CM視聴回数を共有して管理することによってディスクに依存することなくCM視聴回数をカウントすることができる。
【0115】
個人設定情報は、ディスク録画再生装置に対するユーザの設定情報である。例えば、ユーザによって設定される、入力装置の各ボタンに対する機能の配置や、メニュー画面の壁紙などの情報である。
【0116】
また、プレーヤーソフトは、ディスク録画再生装置の各動作を制御するためのプログラムである。すなわち、これらのプログラムをディスク録画再生装置に備えられたROMに記録するのではなく、ディスクに記録し、毎回、ディスクから読み込むようにできる。これにより、例えば、これらのプログラムがバージョンアップされた場合に、バージョンアップされたプログラムを容易に利用できる。
【0117】
また、実施の形態3においては、実施の形態1および2と同様、ディスクに記録されている共有情報は必ずしも最新の情報とは限らない。各ディスクには、そのディスクが最後に利用された時点での記録が記録されている。例えば、ディスクをイジェクトした状態で電源をOFFにすると最新の情報が伝播しない場合も考えられる。
【0118】
しかしながら、各ディスクに最後に共有情報が記録された時点までの共有情報を用いてユーザのディスク録画再生装置に対する諸操作、あるいはディスクの識別などを支援することができる。また、ユーザに対して、提示した共有情報を利用するか否かを選択するようにすることも可能である。
【0119】
また、これまでの上述した各実施の形態においては、ディスク録画再生装置を用いたが、これに限定されるものではない。データを記録できるあらゆる媒体に適用可能であり、データを記録再生するあらゆる装置に適用可能である。
【0120】
【発明の効果】
本発明の記録再生装置は、以上のように、上記共有情報を情報コンテンツと共に上記記録媒体に記録させる構成である。
【0121】
それゆえ、共有情報を記録媒体に記録しておくことで、共有情報を記録再生装置内に記録しておくことなく、保存することが可能となり、記録再生装置内に、共有情報を記録するための不揮発性メモリ等を設置する必要がなく、装置構成を簡略化できるといった効果を奏する。
【0122】
また、上記記録再生装置は、さらに、揮発性メモリからなる記憶部を備えており、記録再生装置の電源が投入されている期間は、挿入されている記録媒体に記録される共有情報を上記記憶部に記憶させ、共有情報へのアクセスは上記記憶部に対して行う構成とすることが好ましい。
【0123】
それゆえ、共有情報の読み出しや更新等の処理を迅速に行うことができるといった効果を奏する。また、揮発性メモリに比べて容量が十分に大きい記録媒体(例えば、ディスクメモリ)に共有情報を記録させることにより、自由度の高い運用が可能である。
【0124】
また、上記記録再生装置は、上記記録媒体が上記記録再生装置に挿入されている状態で、上記記録再生装置の電源の切断指示が入力された時には、上記記憶部に記憶されている上記共有情報を上記記録媒体に記録させてから電源を切断する構成とすることが好ましい。
【0125】
あるいは、上記記録再生装置は、上記記録媒体が上記記録再生装置に挿入されている状態で、上記記録媒体の取り出し指示が入力された時には、上記記憶部に記憶されている上記共有情報を上記記録媒体に記録させてから記録媒体の取り出しを行う構成とすることが好ましい。
【0126】
それゆえ、記憶部にて管理されている最新の共有情報が記録媒体に記録されること無く消去されることを防止できるといった効果を奏する。
【0127】
また、上記記録再生装置は、上記記録再生装置の電源が投入され続けた状態で記録媒体が交換された時には、上記記憶部に記憶されている前の記録媒体の共有情報と、新たに挿入された記録媒体に記録されている共有情報とを比較し、これら2つの共有情報から新たな共有情報を構築して、記憶部に記憶させている共有情報の変更を行う構成とすることができる。
【0128】
それゆえ、後から挿入された記録媒体に記録されている共有情報と、記憶部に記憶されている前の記録媒体の共有情報との両方を反映させたあらたな共有情報を構築することで、より有効な共有情報を再構築することができるといった効果を奏する。
【0129】
また、上記記録再生装置では、上記共有情報はユーザの嗜好情報とすることができる。
【0130】
それゆえ、ユーザが記録したいコンテンツをユーザの嗜好に合わせて容易に選択することができるような支援機能を提供できるといった効果を奏する。
【0131】
また、上記記録再生装置では、上記共有情報は1つ以上の記録媒体の空き容量情報とすることができる。
【0132】
それゆえ、ユーザが、目的のコンテンツを記録するために充分な空き領域を持っている記録媒体を容易に探し出すことができるように支援することができるといった効果を奏する。
【0133】
また、上記記録再生装置では、上記共有情報は1つ以上の記録媒体に記録されているコンテンツに対するインデックス情報とすることができる。
【0134】
それゆえ、ユーザによる記録媒体の識別作業を、容易にできるように支援することができるといった効果を奏する。
【0135】
また、上記記録再生装置は、動画を録画または再生するための記録再生装置とすることができる。
【0136】
それゆえ、上記記録再生装置を、一般に広く普及しているテレビ番組の録画再生装置などに適用ことができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる記録再生装置における、動作の流れを示すフローチャートである。
【図2】本発明の一実施形態にかかる記録再生装置の構成を示す概要図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる記録再生装置において、ディスクを入れ替える場合に更新された共有情報を失わずに新しいディスクに記録する動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態にかかる記録再生装置における、動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 ディスク録画再生装置(記録再生装置)
102 ディスク記録再生部
103 入力部
104 制御部
105 ROM
106 RAM(揮発性メモリ)
107 出力部
108 表示部
110 チューナ
111 ディスク(記録媒体)
Claims (9)
- 装置本体に対して挿抜可能な記録媒体に情報コンテンツの記録・再生を行うと共に、各記録媒体に対する共有情報を用いてユーザの操作を支援することのできる操作支援機能を有する記録再生装置において、
上記共有情報を情報コンテンツと共に上記記録媒体に記録させることを特徴とする記録再生装置。 - さらに、揮発性メモリからなる記憶部を備えており、
記録再生装置の電源が投入されている期間は、挿入されている記録媒体に記録される共有情報を上記記憶部に記憶させ、共有情報へのアクセスは上記記憶部に対して行うことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。 - 上記記録媒体が上記記録再生装置に挿入されている状態で、上記記録再生装置の電源の切断指示が入力された時には、上記記憶部に記憶されている上記共有情報を上記記録媒体に記録させてから電源を切断することを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
- 上記記録媒体が上記記録再生装置に挿入されている状態で、上記記録媒体の取り出し指示が入力された時には、上記記憶部に記憶されている上記共有情報を上記記録媒体に記録させてから記録媒体の取り出しを行うことを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
- 上記記録再生装置の電源が投入され続けた状態で記録媒体が交換された時には、上記記憶部に記憶されている前の記録媒体の共有情報と、新たに挿入された記録媒体に記録されている共有情報とを比較し、これら2つの共有情報から新たな共有情報を構築して、記憶部に記憶させている共有情報の変更を行うことを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
- 上記共有情報は、ユーザの嗜好情報であることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
- 上記共有情報は、1つ以上の記録媒体の空き容量情報であることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
- 上記共有情報は、1つ以上の記録媒体に記録されているコンテンツに対するインデックス情報であることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
- 動画を録画または再生するための記録再生装置であることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
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WO2010052878A1 (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-14 | パナソニック株式会社 | 映像記録装置、再生装置、記録方法、プログラム |
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2003
- 2003-05-08 JP JP2003129885A patent/JP4098148B2/ja not_active Expired - Lifetime
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