JP2005108161A - 飲食店における商品管理方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各調理人の作業内容を管理可能とし、さらに種類入力操作性を向上させる。
【解決手段】飲食店において、容器20に付した識別ID28のID情報に基づき処理手段36により商品を管理する方法、装置であって、作業台30上面に容器20の識別ID28を読取るまたは/および容器20の識別ID28へ商品14の種類、調理時間、調理人ID等の商品情報を書込むID書込・読取器32を配し、作業台30のID書込・読取器32上に容器20を設置し、商品14を容器20に盛付け、提供することにより、処理手段36が、ID書込・読取器32にて読み取った個別情報と種別情報、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報とし、または商品情報をID書込・読取器32を介して識別ID28に書込み、各作業台30毎に記録、管理することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、商品および各調理人の作業内容を管理すると共に、提供すべき商品の種類入力操作性を向上させた飲食店における商品管理方法およびその装置に関するものである。
従来、飲食店、例えば回転飲食台を設置した飲食店において、商品である寿司は、容器である商品皿上に盛付け(載置させ)て搬送路上を巡回搬送させている。
この商品を管理するため、各商品皿にID媒体を付し、搬送路上の検出センサーにより各商品皿のID情報を検出し、この検出したID情報に基づいてコンピュータ等の処理手段により管理することが知られている。
この種の商品管理における種類等の商品情報入力は、予め各商品皿のID媒体に入力しておくもの(例えば特許文献1参照)、商品皿への商品盛付けの都度その商品の種類を入力するもの(例えば特許文献2−3参照)があった。
特許第2753967号公報(第3−5頁、図1−3、6−12) 特許第2840229号公報(第3−5頁、図1、27、8) 特許第3247353号公報(第3−5頁、図1−3、5)
また、作業台、商品収納ケースまたはその近部に、ID読取器、ID書込器(入力器)、および商品の種類を入力する種類入力部を、配したものは皆無であった。
従来は前記の通り、特許文献1においては、予め各商品皿のID媒体には盛付けるべく商品の種類、価格が入力(記録)されているため、所定の商品皿に所定種類の商品を盛付けなければならないばかりか、所定種類の商品皿がない場合には、その種類の商品皿を至急洗浄し、用意する必要があり、その間、商品調理作業を中断する等の支障をきたし、作業性が極めて良くなかった。
また、特許文献2においては、商品皿への商品盛付け後、種類入力器が設置された位置まで作業者が移動し、提供する商品の種類数(多数)配列された入力キーから提供する商品の種類に応じた入力キーを選定し、その入力キーを操作しなければならず、調理人の商品情報、主に種類の入力作業負担が極めて大きかった。
また、特許文献3においては、商品の種類入力を画像センサにて行う都合上、その設置位置へ商品を盛付けた商品皿を移動させなければならないばかりか、画像センサが検出した商品の種類を確認する必要もあり、特許文献1、2と同様に、種類入力作業性が極めて良くなかった。
また、特許文献1−3は、いずれも各作業台または商品収納ケース毎、換言すれば各調理人毎に作業内容を管理することは不可能であった。
本発明は、商品管理のみならず、各調理人の作業内容を管理可能とし、さらに種類入力操作性を向上させた飲食店における商品管理方法および装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、飲食店において、商品を盛付ける各容器に個別の識別IDを付し、このID情報に基づいて処理手段により商品を管理する商品管理方法、装置であって、調理人が調理作業を行う作業台上面に、容器の識別IDを読取る、または/および容器の識別IDへ商品の種類、調理時間、調理人ID等の商品情報を書込むID書込・読取器を、配し、作業台上面のID書込・読取器上に容器を設置し、提供すべき種類の商品を容器に盛付け、提供することにより、処理手段が、ID書込・読取器にて読取った容器の個別情報と種類情報、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報とし、または種類情報、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報としてID書込・読取器を介して容器の識別IDに書込み、各作業台毎に記録、管理し、さらに各調理人の作業内容をも管理することを特徴とするもの、
または、作業台前面に、商品を種類毎に区画収納させる商品収納ケースを配し、この商品収納ケースまたはその近部に、商品の種類を入力する種類入力部を、配し、提供すべき商品の種類を、商品収納ケースからの商品取出し時に、種類入力部にて入力し、処理手段が、ID書込・読取器にて読取った容器の個別情報と種類入力部にて入力された種類情報と、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報とし、または種類入力部にて入力された種類情報と調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報としてID書込・読取器を介して容器の識別IDに書込み、各商品収納ケースまたは/および作業台毎に記録、管理することにより、商品の種類入力操作性を向上させたことを特徴とするもの、
または、種類入力部を、各商品収納ケースの各区画毎に配した押下型の入力キーとし、各入力キーを予め商品の種類と関連付けて処理手段に記憶させ、各入力キー押下により、商品の種類を入力することを特徴とするもの、
または、ID書込・読取器を、商品収納ケースの上面、側面、または作業台、商品収納ケースの近部に、配し、このID書込・読取器上方または側方にて容器を通過させることにより、容器の識別IDを読取り、または識別IDに情報を書込むことを特徴とするものである。
本発明に係る飲食店における商品管理方法およびその装置によれば、作業台上面、または商品収納ケース上面、側面、または作業台、商品収納ケースの近部に、ID書込・読取器を配してあるため、調理人が移動することなく、作業台のID書込・読取器上に容器を設置し、この容器上に商品を盛付けることにより、またはID書込・読取器上方または側方にて商品を盛付けた容器を通過させることにより、処理手段が各作業台毎に商品を記録、管理することができる。
また、処理手段により、各作業台毎、換言すれば各調理人毎に、調理して提供した商品情報を記録するため、各作業台の面前で調理作業した各調理人の作業内容をも管理することができ、ひいては各調理人の仕事量を把握し、仕事量に応じて給与を算定する(見直す)ことにより、各調理人の作業への向上心を高揚させ、作業効率化を図ることが可能となる。
また、作業台前面に商品収納ケースを配し、この商品収納ケースまたはその近部に種類入力部を、配することにより、調理人が移動することなく、作業台のID書込・読取器上に容器を設置し、商品収納ケースからの商品取出し時に、その商品の種類を、種類入力部にて入力することができ、種類入力操作性を飛躍的に向上させることができる。
また、種類入力部を、各商品収納ケースの各区画毎に配した押下型の入力キーとすることにより、商品取出し時にその区画の入力キーを押下するだけで種類入力が行えるため、種類入力ミスがなくなり、商品管理精度が極めて向上する。
各調理人の作業内容を管理し、商品の種類入力操作性を向上させる目的を、作業台、商品収納ケースまたはその近部にID書込・読取器を、作業台前面に配した商品収納ケースまたはその近部に種類入力部を、配することにより、実現させた。
本発明に係る飲食店における商品管理装置は、図1〜図3に示すように、以下の構成からなるものである。
本例において、飲食店は、基台12の上方に、商品14、本発明においては舎利16上に刺身等のネタ18を載せた寿司を盛付け(載置させ)た容器20である商品皿を、巡回搬送させる搬送路22が設けられ、基台12の外周縁にカウンター24が設けられてなる回転飲食台を設置した飲食店である。
この容器20の商品14上には、衛生面上、ラップを被設させることが望ましい。
搬送路22は、無端チェーン(図示略)上にクレセント型のプレート26を多数軸支させてなる巡回路であり、一般にクレセントコンベアあるいはクレセントチェーンと称されるものである。
各容器(商品皿)20の糸底内に識別ID28を付してある。
この識別ID28は、薄肉のICラベルであり、容器20の糸底内に複数、本例においては3個、等間隔で配してあり、各ICラベルは容器情報(No.)、商品の種類、調理時間、調理人ID、等の商品情報を書換え、記録可能である。
基台12の内側に配した、調理人が調理作業を行う作業台30上面に、容器20の識別ID28に記録されたID情報を読取る、または/および容器20の識別ID28へ商品14の種類、調理して商品14として提供した調理時間、調理人ID等の商品情報を書込むID書込・読取器32を配設させてある。
本例において、作業台30は、コールドテーブル(冷蔵庫、冷凍庫、冷蔵冷凍庫)34上に設置したまな板であり、このまな板にID書込・読取器32を複数個、内蔵させてある。
この複数個のID書込・読取器32により、一度に複数の商品14を調理してもその複数の情報を読取るまたは書込むことが可能となる。
このID書込・読取器32は、各容器20に付した識別ID28に記録された情報を読取り、または/および識別ID28へ情報を書込むことができるリードライト型アンテナであり、各容器20の個別の識別ID28の容器情報と、商品14の種類、調理時間、調理人ID、等と、を関連付けて商品情報とし、商品14を管理する処理手段36に、接続されている。
本例において、処理手段36はコンピュータである。
作業台30前面の基台12との間に、商品を種類毎に区画収納させる商品収納ケース38が配設され、この商品収納ケース38に商品の種類を入力する種類入力部40が配してある。
本例において、商品収納ケース38は、上下二段に仕切られ、さらに各段がそれぞれ複数に仕切られ、これら仕切りにより複数の区画42が形成され、各区画42内に商品を種類毎に収納させることができる冷蔵収納庫である。
本例にて商品14は寿司であるため、商品14の種類は、舎利16上に載せる刺身等のネタ18の種類であり、商品収納ケース38の各区画42内にネタ18を種類毎に収納させてある。
また、種類入力部40は、商品収納ケース38の上下段の仕切り部の各区画42の対応位置にそれぞれ配してあり、各種類入力部40は処理手段36に接続されている。
さらに詳述すると、種類入力部40は押下型の入力キーであり、各入力キーを予め商品14(ネタ18)の種類と関連付けて処理手段36に記憶させ、各入力キー押下により、商品14の種類が入力される。
加えて、提供すべき商品14の種類を、商品収納ケース38からの商品取出し時に、種類入力部40である各入力キーを押下することにより、入力することができるため、種類入力操作が極めて容易となる。
この種類入力部40からの商品14の種類情報、前記ID書込・読取器32からの各容器20の識別ID28固有の容器情報と、調理時間、調理人ID、等とを関連付けて商品情報として、処理手段36が記録する。
このように、同一作業スペース内の作業台30にID書込・読取器32を、作業台30前面の商品収納ケース38に種類入力部40を、配したことにより、調理人が移動することなく、種類入力操作を行うことができる。
搬送路22上を巡回搬送される各容器20の識別ID28を検出する検出手段44が、搬送路22の適所に、設置されている。
検出手段44は、各容器20に付した識別ID28に記録された商品情報を読取るセンサ、リーダである。
この検出手段44は、ID書込・読取器32、種類入力部40と同様、処理手段36に、接続されている。
検出手段44からの検出情報に基づき、処理手段36が、各容器20に盛付けた商品14の種類、個数および売上状況をリアルタイムで管理する。
なお、図中46は商品14である寿司のネタ18を収納するトレーである。
本装置を使用して商品管理する方法を以下に詳述する。
まず、容器20を作業台30のID書込・読取器32上に設置する。
次に、商品収納ケース38から提供すべき種類の商品14、本例においてはネタ18を取出す。
この際、商品収納ケース38には各区画42毎に種類入力部40である入力キーが配してあるため、ネタ18取出し時に各区画42に対応した入力キーを押下する。
また、種類入力部40である各入力キーは、予め処理手段36に、商品14(ネタ18)の種類と関連付けて記憶させておく必要がある。
このため、作業台30面前において、調理人はその場で容器20へ提供すべき商品14を調理して盛付けると共に、種類入力を行うことができ、種類入力のために移動する必要が全くなく、操作性が極めて良いばかりか、提供すべき種類の商品14であるネタ18の商品収納ケース38の各区画42からの取出し時に、その区画42の種類入力部40である入力キーを押下するため、種類入力ミスが皆無となり、商品管理精度を向上させることができる。
この種類入力部40により入力された種類情報と、容器情報、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報として処理手段36が記録する手法には、以下の2通りがある。
第1の手法は、ID書込・読取器32にて各容器20の識別ID28に記録された個別の容器情報を読取り、種類入力部40である各入力キーの押下により各容器20に盛付ける種類情報を入力することにより、各情報が処理手段36に送信され、処理手段36がこの各情報と、調理時間、調理人ID、等とを関連付けて商品情報とし、各商品収納ケース38(作業台30)毎に記録すると共に、商品14を管理する。
第2の手法は、種類入力部40である各入力キーの押下により各容器20に盛付ける種類情報を入力することにより、種類情報が処理手段36に送信され、処理手段36がこの種類情報と、調理時間、調理人ID、等とを関連付けて商品情報とし、ID書込・読取器32を介して各容器20の識別ID28へ書込むと共に、書き込んだ識別ID28の個別情報を含め、各商品収納ケース38(作業台30)毎に記録し、商品14を管理する。
前記2通りの手法により商品情報を記録し、商品14を管理することにより、各商品収納ケース38(作業台30)毎に提供した商品の種類、個数を調理した調理人IDと関連付けて算出することができ、換言すれば各商品収納ケース38の担当調理人毎にその仕事量を把握し、作業内容をも管理することができる。
調理人は、取出したネタ18と舎利16とを合わせ寿司(商品)とし、容器20上に盛付け、搬送路22上へ供給する。
搬送路22上の商品管理は、搬送路22に配した検出手段44により、各容器20の識別ID28を検出し、検出した識別ID28に記録された情報を基に処理手段36にて管理するため、商品14の過不足を計測し、提供すべき商品14の種類とその個数の作成指示、また所定時間、所定巡回数以上巡回搬送され続けている鮮度劣化した商品14を検出し、警告、廃棄すること、さらにリアルタイムで売上を管理することも可能である。
この際、廃棄した鮮度劣化商品14の容器20の識別ID28の検出により、この商品14を調理した調理人IDを確認することができるため、各調理人が調理した商品14の廃棄率をも把握可能となり、各調理人へ客が好む種類の(売れ筋)商品の作成、指示をすることにより、商品提供の効率化を図ることが可能となる。
加えて、処理手段36により、日々構築した商品管理データに基づき、曜日、時間帯、季節、さらに客数、客層に応じて、理想的な商品14の種類、個数等の提供パターンを日毎、時間毎に指示することができる。
飲食した商品の精算においては、各容器20に付した識別ID28を読取る設置型あるいは携帯型の読取器(図示略)により、各容器20の識別ID28に記録された情報を読取り、処理手段36と通信し、あるいは読取器に付設した処理機能によりその料金を算出し、飲食客に提示し、レジ(会計)あるいはその場にて精算する。
以上のように本発明によれば、調理人は移動することなく、作業台30上面のID書込・読取器32上に容器20を設置し、商品収納ケース38の各区画42からの商品取出し時に、その商品14の種類を、商品収納ケース38に配した種類入力部40にて入力することができ、種類入力操作性を飛躍的に向させることができる。
また、処理手段36により、各商品収納ケース38毎に、各容器20に盛付けて提供した各商品情報を記録するため、各商品収納ケース38の面前で作業する各調理人毎に、作業内容を、廃棄した商品種類、数量をも含めて管理することができ、ひいては各調理人の仕事量を把握し、仕事量に応じて給与を算定する(見直す)ことにより、各調理人の作業への向上心を高揚させ、作業効率化を図ることが可能となる。
また、各商品収納ケース38の各区画42毎に種類入力部40である押下型の入力キーを配してあるため、商品取出し時にその区画42の入力キーを押下するだけで種類入力が行えるため、入力ミスがなくなり、商品管理精度が極めて向上する。
また、図4に本発明の別の実施例を示してある。
本例は、種類入力部40を、商品収納ケース38のレイアウトと同一形態としたボード型とし、各区画42に対応した入力キーを配し、この種類入力部40を商品収納ケース38上部に設置したものであり、その他の構成は実施例1と同様である。
本例の如く種類入力部40をボード型とすることにより、製造コストを低減することができる。
また、図5に本発明のさらに別の実施例を示してある。
本例は、実施例1、2の種類入力部40を省略し、作業台30のID書込・読取器32および処理手段36により商品を管理するものである。
本例の使用方法は、容器20を作業台30上面のID書込・読取器32上に設置し、この容器20上に指示された種類の商品14を盛付け提供することにより、処理手段36が、ID書込・読取器32にて読取った容器情報と、種類情報、調理時間、調理人IDとを関連付けて商品情報とし、あるいは指定された種類情報を調理時間、調理人IDと関連付けてID書込・読取器32を介して容器20の識別ID28に書込み、各作業台30毎に記録、管理するものである。
この際、調理人への容器20へ盛付ける商品14の種類は、モニタ等の表示手段(図示略)により表示して指示する。
本例は、調理人の商品の種類入力作業を省略できるため、実施例1、2に比してさらに調理作業性が向上する。
また、図6に本発明のさらに別の実施例を示してある。
本例は、実施例1〜3のID書込・読取器32を、作業台30上面ではなく、商品収納ケース38の上面に複数配したものであり、その他の構成は実施例1と同様である。
本例の使用方法は、提供すべき商品14であるネタ18の種類を種類入力部40より入力した後、その商品を調理し、容器20上に盛付けた後、この容器20をID書込・読取器32上方を通過させることにより、この容器20の識別ID28をID書込・読取器32が読取り、処理手段36が、種類入力部40にて入力された種類情報と、ID書込・読取器32にて読取った容器情報とを、調理時間、調理人ID、等と関連付けて商品情報とし、各商品収納ケース38(作業台30)毎に記録、管理するものである。
この際、ID書込・読取器32の容器20の識別ID28の読取りに替えて、ID書込・読取器32が容器の識別ID28に種類情報と、調理時間、調理人ID、等とを関連付けた商品情報を書込むようにしても、各商品収納ケース38(作業台10)毎に記録、管理できる。
本例は、容器20の作業台への設置個所が限定されることがなく、実施例1に比して調理作業性が向上する。
また、図7に本発明のさらに別の実施例を示してある。
本例は、ID書込・読取器32を、搬送路22内周縁上に設置した投入ゲート48内に配したものであり、その他の構成は実施例1、4と同様である。
本例の使用方法は、提供すべき商品14であるネタ18の種類を種類入力部40より入力した後、投入ゲート48を通過させて投入することにより、容器20の識別ID28をID書込・読取器32が読取り、処理手段36が、種類入力部40にて入力された種類情報と、ID書込・読取器32にて読取った容器情報とを、調理時間、調理人ID、等と関連付けて商品情報とし、各商品収納ケース38(作業台30)毎に記録、管理するものである。
この際、ID書込・読取器32の容器20の識別ID28の読取りに替えて、ID書込・読取器32が容器の識別ID28に種類情報と、調理時間、調理人ID、等とを関連付けた商品情報を書込むようにしても、各商品収納ケース38(作業台10)毎に記録、管理できる。
なお、全例において、ID書込・読取器32は、作業台30であるまな板、商品収納ケース38上面、または投入ゲート48に内蔵させてあるが、まな板上面に設置すること、あるいはまな板を省略し直接コールドテーブル上で作業する場合にはこのコールドテーブル上面に内蔵、設置させること、等は自明である。
また、ID書込・読取器32を、図7想像線で示すように、搬送路22内方に設置した投入板50に、あるいは上商品収納ケース38側面または作業台30、商品収納ケース38の近部に、配し、商品14を盛付けた容器20を通過させることにより、容器20の識別ID28を読取り、または識別ID28に情報を書込むことは自明である。
また、ID書込・読取器32はリードライト型アンテナであるが、識別ID28へ情報を書込むだけのライト型(書込専用)アンテナ、あるいは識別ID28に記録されたID情報を読取るだけのリード型(読取専用)アンテナ、とすることは自明である。
また、ID書込・読取器32は作業台30または商品収納ケース38上面に複数配してあるが、1個とすることは自由であり、さらにID書込・読取器32を1個とした場合、その形状を作業台30、商品収納ケース38に対応する長さを有する形状とすることにより、一度に複数の情報を読取り、書込み可能となることは自明である。
また、種類入力部40は商品収納ケース38の各区画42毎に配した押下型の入力キー、あるいはボードに配した入力キーであるが、商品の種類毎に配したテンキー、タッチパネルとしてもよく、さらに数字、英字の組み合わせによりその種類を入力する方式としても、提供すべき商品の種類を極めて容易に入力できる効果を奏することは自明である。
また、種類入力部40に訂正キーを付設することは自由である。
また、実施例1、2、4、5において、種類入力部40は商品収納ケース38と一体型であるが、別体とし、作業台30または商品収納ケース38またはその近部の同一作業スペース内に設置することは自明である。
また、種類入力部40を、商品収納ケース38の各区画42毎に配したセンサーとし、商品であるネタ18を収納したトレー46を使用毎に手前へ引出し、このトレー46をセンサーに検出させ、あるいは各区画42への調理人の手の挿入をセンサーに検出させ、種類情報を入力することは自明である。
また、ID書込・読取器32への容器20の設置、種類入力部40からの種類入力、の順番はいずれが先でもよく、その操作順序は特に限定されない。
また、ID書込・読取器32へは商品14を盛付ける前に容器20を設置することにより、容器20の識別ID28へ情報を書込み、あるいは読取るものであるが、商品14を盛付けた状態の容器20を設置して行うことは自明である。
また、商品収納ケース38および作業台30の設置数を、店舗規模に応じて適宜変更することは、自明である。
また、商品収納ケース38は、上下二段に仕切られているが、三段以上に仕切ること、あるいは上下を仕切らない一段とすること、は自由である。
また、処理手段32を、マイコン、マイクロプロセッサユニット(MPU)等の処理機器とすること、処理手段32を商品収納ケース38または/および作業台30に内蔵、設置することにより、商品収納ケース38または/および作業台30単体毎に商品を管理することは自明である。
また、処理手段32により記録、管理する商品データを基に、仕入先に商品を自動発注することは自明である。
また、搬送路22はクレセントチェーンに限定されることはなく、無端チェーン、無端ベルト、その他の搬送機構を採用できることは自明である。
また、各容器20に付した識別ID28はICラベルであるが、バーコード、その他の情報記憶媒体とすることは自明である。
また、検出手段44により、搬送路22上の商品を盛付けた各容器20を検出するものであるが、検出手段44省略し、提供商品のみを管理することは自明である。
また、実施例1、2、4、5は種類入力部40およびID書込・読取器32と処理手段32により商品を記録、管理するものであるが、商品を盛付ける容器20の提供順を予め処理手段32に記録し、記録された提供順に応じた容器20に各調理人が商品14の種類を種類入力部40により入力して盛付け提供することにより処理手段32が入力された種類情報と、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報として商品管理することが可能となり、この際にはID書込・読取器32を省略できることは自明である。
また、搬送路22に沿わせて回収コンベア(図示略)を設置させ、回収コンベアと搬送路22との連結部分に移動自在の案内ガイド(図示略)を配し、処理手段32により、案内ガイドを搬送路22側へ移動させ、鮮度劣化した商品14を盛付けた容器20を案内ガイドに沿わせて回収コンベア上へ移送させて回収することにより、鮮度劣化した商品14を機械的に回収することは自明である。
また、商品14は舎利16上に刺身等のネタ18を載置させた寿司に限定されることはなく、商品14を例えばデザート類、サラダ、焼き物類、揚げ物類とすることは自由であり、焼き物類、揚げ物類とした場合には、商品収納ケース38を保温収納庫とすることは自明である。
また、本発明の方法に使用する装置は本例に限定されることはない。
本発明に係る商品管理方法および装置は、商品を巡回搬送させる回転飲食台を設置した飲食店に限定されることはなく、一般の飲食店においても転用することができる。
本発明に係る商品管理装置の要部拡大斜視図。 同、概略図。 同、全体を示す斜視図。 実施例2を示す要部拡大斜視図。 実施例3を示す要部拡大斜視図。 実施例4を示す要部拡大斜視図。 実施例5を示す要部拡大斜視図。
符号の説明
12 基台
14 商品
20 容器
22 搬送路
28 識別ID
30 作業台
32 ID書込・読取器
36 処理手段
38 商品収納ケース
40 種類入力部

Claims (8)

  1. 飲食店において、商品(14)を盛付ける各容器(20)に個別の識別ID(28)を付し、このID情報に基づいて処理手段(36)により商品(14)を管理する商品管理方法であって、
    調理人が調理作業を行う作業台(30)上面に、容器(20)の識別ID(28)を読取る、または/および容器(20)の識別ID(28)へ商品(14)の種類、調理時間、調理人ID等の商品情報を書込むID書込・読取器(32)を、配し、
    作業台(30)上面のID書込・読取器(32)上に容器(20)を設置し、
    提供すべき種類の商品(14)を容器(20)に盛付け、提供することにより、
    処理手段(36)が、ID書込・読取器(32)にて読取った容器(20)の個別情報と種類情報、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報とし、
    または種類情報、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報としてID書込・読取器(32)を介して容器(20)の識別ID(28)に書込み、
    各作業台(30)毎に記録、管理し、さらに各調理人の作業内容をも管理することを特徴とする飲食店における商品管理方法。
  2. 作業台(30)前面に、商品(14)を種類毎に区画収納させる商品収納ケース(38)を配し、
    この商品収納ケース(38)またはその近部に、商品(14)の種類を入力する種類入力部(40)を、配し、
    提供すべき商品(14)の種類を、商品収納ケース(38)からの商品取出し時に、種類入力部(40)にて入力し、
    処理手段(36)が、ID書込・読取器(32)にて読取った容器(20)の個別情報と種類入力部(40)にて入力された種類情報と、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報とし、
    または種類入力部(40)にて入力された種類情報と調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報としてID書込・読取器(32)を介して容器(20)の識別ID(28)に書込み、
    各商品収納ケース(38)または/および作業台(30)毎に記録、管理することにより、商品(14)の種類入力操作性を向上させたことを特徴とする請求項1記載の飲食店における商品管理方法。
  3. 種類入力部(40)を、各商品収納ケース(38)の各区画(42)毎に配した押下型の入力キーとし、各入力キーを予め商品(14)の種類と関連付けて処理手段(36)に記憶させ、各入力キー押下により、商品(14)の種類を入力することを特徴とする請求項2記載の飲食店における商品管理方法。
  4. ID書込・読取器(32)を、商品収納ケース(38)の上面、側面、または作業台(30)、商品収納ケース(38)の近部に、配し、このID書込・読取器(32)上方または側方にて容器(20)を通過させることにより、容器(20)の識別ID(28)を読取り、または識別ID(28)に情報を書込むことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の飲食店における商品管理方法。
  5. 飲食店において、商品(14)を盛付ける各容器(20)に個別の識別ID(28)を付し、このID情報に基づいて処理手段(36)により商品(14)を管理する商品管理装置であって、
    調理人が調理作業を行う作業台(30)上面に配した、容器(20)の識別ID(28)を読取る、または/および容器(20)の識別ID(28)へ商品(14)の種類、調理時間、調理人ID等の商品情報を書込むID書込・読取器(32)と、
    ID書込・読取器(32)にて読取った容器(20)の個別情報と種類情報、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報とし、または種類情報、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報としてID書込・読取器(32)を介して容器(20)の識別ID(28)に書込み、各作業台(30)毎に記録、管理する処理手段(36)と、
    から構成したことを特徴とする飲食店における商品管理装置。
  6. 作業台(30)前面に、商品(14)を種類毎に区画収納させる商品収納ケース(38)を配し、この商品収納ケース(38)またはその近部に、商品(14)の種類を入力する種類入力部(40)を配し、
    処理手段(36)により、ID書込・読取器(32)にて読取った容器(20)の個別情報と種類入力部(40)にて入力された商品情報と、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報とし、または種類入力部(40)にて入力された種類情報と、調理時間、調理人ID等とを関連付けて商品情報としてID書込・読取器(32)を介して容器(20)の識別ID(28)に書込み、各商品収納ケース(38)または/および作業台(30)毎に記録、管理することを特徴とする請求項5記載の飲食店における商品管理装置。
  7. 種類入力部(40)を、各商品収納ケース(38)の各区画(42)毎に配した押下型の入力キーとし、各入力キーを予め商品(14)の種類と関連付けて処理手段(36)に記憶させ、各入力キー押下により、商品(14)の種類を入力することを特徴とする請求項6記載の飲食店における商品管理装置。
  8. ID書込・読取器(32)を、商品収納ケース(38)の上面、側面、または作業台(30)、商品収納ケース(38)の近部に、配し、このID書込・読取器(32)上方または側方にて容器(20)を通過させることにより、容器(20)の識別ID(28)を読取り、または識別ID(28)に情報を書込むことを特徴とする請求項5、請求項6または請求項7記載の飲食店における商品管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113706262A (zh) * 2021-09-02 2021-11-26 深圳市坤同智能仓储科技有限公司 一种货架类商品自动货道配置方法及新型货架

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