JP2005106277A - ダンパ装置 - Google Patents

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Makoto Okabayashi
真 岡林
Shinji Kawai
伸治 川合
Koichi Hayashi
浩一 林
Hideki Furukawa
秀記 古川
Tadashi Tomita
正 冨田
Choichi Yamamoto
暢一 山本
Satoru Haga
覚 芳賀
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Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Fukoku Co Ltd
Fukoku KK
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Abstract

【課題】簡素な構成で、本体部に対する蓋類の起立位置の保持と、本体部に対する蓋類の回動時の制動確保との両立を図る。
【解決手段】本体部(便器)に回動不能に取り付けられた断面略円形状の内周面をもつ孔部10aを有するケース10と、蓋類(便座)に回動不能に取り付けられるとともにケース10に回動可能に保持されて蓋類と一体的に回動する第1シャフト20と、第1シャフト20の外周面に回動不能に固定されるとともにケース10の孔部10a内に回動可能に嵌挿された略円筒状の弾性材料よりなる第1クッション30とを備える。ケース10は、半径内方向に突出する内向き突起部13を孔部10aの内周面に有する。第1クッション30は、半径外方向に突出する外向き突起部32と外向き突起部32に隣接して円周方向に径が徐変する第1徐変作用面33とを外周面に有する。
【選択図】 図2

Description

本発明はダンパ装置に関し、詳しくは本体部を開閉可能な蓋類が起立した開状態から自重による傾倒により閉状態になる際に、該蓋類の傾倒スピードを遅くしてブレーキ作用を果たすダンパ装置に関する。本発明のダンパ装置は、例えば、便器の便座や便蓋用のダンパ装置に好適に用いることができる。
周知のように、便器(本体部)に対して開閉可能に取り付けられた便座(蓋類)が起立した開状態から自重による傾倒により閉状態になる際に、便座が便器に衝突して騒音等が発生しないように、傾倒する便座の傾倒スピードを遅くして緩衝作用を果たすダンパ装置が、従来から提供されている。そして、このようなダンパ装置として、便座と一体的に設けられたカム部材の断面をおむすび型とし、その3つの頂点部を便器側のボス部材の孔に摺動回動可能に嵌着し、便器に対する便座の起立位置の保持と、便器に対する便座の回動時の制動確保とを図るものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
また炊飯器等において、オイル等の粘性流体による回転抵抗を利用した蓋開閉装置が知られている(特許文献2参照)
特開2001−37678号公報 特開平8−246742号公報
ところが、便器に対する便座の起立位置の保持と、便器に対する便座の回動時の制動確保との両立を実現しようとする場合、前記カム部材の3つの頂点部と摺接する前記ボス部材の孔の内周面を特別の形状に形成しなければならない。しかし、精度管理を考慮した場合、3つの頂点部を有するカム部材と、3つの頂点部と摺接する内周面の孔を有するボス部材とを摺動摩擦力の調整のみで所望位置に停止させること、さらに長期にわたり所望位置で停止するようにカム部材とボス部材との間隙を維持させることは至難であって、このような構成を備えたダンパ装置の製作は実際には極めて困難である。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、簡素な構成で、本体部に対する蓋類の起立位置の保持と、本体部に対する蓋類の回動時の制動確保との両立を図ることのできるダンパ装置を提供することを解決すべき技術課題とするものである。
上記課題を解決する請求項1記載のダンパ装置は、本体部を開閉可能な蓋類が起立した開状態から自重による傾倒により閉状態になる際に、該蓋類の傾倒スピードを遅くして緩衝作用を果たすダンパ装置において、前記本体部に回動不能に取り付けられた、断面略円形状の内周面をもつ孔部を有するケースと、前記蓋類に回動不能に取り付けられるとともに該ケースに回動可能に保持されて該蓋類と一体的に回動するシャフトと、該シャフトの外周面に回動不能に固定されるとともに該ケースの前記孔部内に回動可能に嵌挿された、略円筒状の弾性材料よりなるクッションとを備え、前記ケースは、半径内方向に突出する内向き突起部を前記孔部の内周面に有する一方、前記クッションは、半径外方向に突出する外向き突起部及び該外向き突起部に隣接して円周方向に径が徐変する徐変作用面を外周面に有し、前記内向き突起部と前記外向き突起部との係合により前記本体部に対する前記蓋類の起立位置を保持せしめ、両該突起部の係合解除方向に該蓋類を付勢することにより該蓋類を該本体部側に傾倒させたとき、該内向き突起部が回動する前記徐変作用面と摺接することにより緩衝作用をなすようにしてなることを特徴とするものである。
このダンパ装置では、蓋類が起立して開状態にあるとき、本体部に回動不能に取り付けられたケースの孔部内周面に突設された内向き突起部と、蓋類と一体的に回動するシャフトの外周面に回動不能に固定されたクッションの外周面に突設された外向き突起部とが係合することにより、本体部に対する蓋類の起立位置が確実に保持される。そして、開状態にある蓋類が自重による傾倒により閉状態になるとき、すなわち内向き突起部及び外向き突起部の係合を解除する方向に蓋類を付勢することにより蓋類を本体部側に傾倒させたときには、前記クッションの外周面に形成された回動する徐変作用面に前記内向き突起部が摺接することにより、弾性材料よりなるクッションの徐変作用面が圧縮、変形することで良好な緩衝作用を果たす。このため、蓋類の傾倒スピードが遅くなり、蓋類が本体部に衝突する際に不快な衝突音が発生することを良好に防止することができる。
よって、内向き突起部及び外向き突起部の係合と、内向き突起部及び徐変作用面の摺接という、簡単な構成により、本体部に対する蓋類の起立位置の保持と、本体部に対する蓋類の回動時の制動確保との両立を図ることができる。また、このダンパ装置では、クッションの外周に異形の作用部を設けているから、クッションを固定するシャフトは円断面とすることができ、シャフトの外周にカム部を設ける場合と比較して、シャフトの製造コストを安価にすることが可能となる。
好適な態様において、前記クッションは、前記外向き突起部と係合状態にある前記内向き突起部と凹凸嵌合する係合凹部をさらに外周面に有している。このダンパ装置では、蓋類が起立して開状態にあるとき、クッションの外向き突起部と係合状態にあるケースの内向き突起部が、クッションの係合凹部と凹凸嵌合するので、本体部に対する蓋類の起立位置を確実に保持することができる。
好適な態様において、前記ケースは複数個の前記内向き突起部を有する一方、前記クッションは、各該内向き突起部にそれぞれ係合可能な複数個の前記外向き突起部及び各該内向き突起部がそれぞれ摺接可能な複数個の前記徐変作用面を有する。このダンパ装置では、蓋類が起立して開状態にあるとき、複数個の内向き突起部と複数個の外向き突起部とがそれぞれ係合するので、本体部に対する蓋類の起立位置をより確実に保持することができる。また、開状態にある蓋類が自重による傾倒により閉状態になるときには、回動する複数個の徐変作用面に複数個の内向き突起部がそれぞれ摺接するので、より良好な緩衝作用を果たす。したがって、本体部に対する蓋類の起立位置の保持と、本体部に対する蓋類の回動時の制動確保との両立をより確実に図ることができる。さらに、これらの突起部及び徐変作用面がそれぞれ複数個あるので、一つ一つの突起部及び徐変作用面の精度管理が容易となり、その製造も容易となる。
好適な態様において、前記本体部は便器であり、前記蓋類は便座又は便蓋である。このダンパ装置では、便器に回動不能に取り付けられたケースの孔部内周面に突設された内向き突起部と、便座又は便蓋と一体的に回動するシャフトの外周面に回動不能に固定されたクッションの外周面に突設された外向き突起部とが係合することにより、便器に対する便座又は便蓋の起立位置が確実に保持される。また、開状態にある便座又は便蓋が自重による傾倒により閉状態になるときには、前記クッションの外周面に形成された回動する徐変作用面に前記内向き突起部が摺接することにより、弾性材料よりなるクッションの徐変作用面が圧縮、変形することで良好な緩衝作用を果たす。このため、便座又は便蓋の傾倒スピードが遅くなり、便座又は便蓋が便器に衝突する際に不快な衝突音が発生することを良好に防止することができる。
上記課題を解決する請求項5記載のダンパ装置は、本体部を開閉可能な第1蓋類及び第2蓋類がそれぞれ起立した開状態から自重による傾倒により閉状態になる際に、該第1蓋類及び該第2蓋類の傾倒スピードを遅くして緩衝作用を果たすダンパ装置において、前記本体部に回動不能に取り付けられた、断面略円形状の内周面をもつ孔部を有するケースと、前記第1蓋類に回動不能に取り付けられるとともに該ケースに回動可能に保持されて該第1蓋類と一体的に回動する第1シャフトと、該第1シャフトの外周面に回動不能に固定されるとともに該ケースの該孔部内に回動可能に嵌挿された、略円筒状の弾性材料よりなる第1クッションと、前記第2蓋類に回動不能に取り付けられるとともに該ケースに回動可能に保持されて該第2蓋類と一体的に回動する第2シャフトと、該第2シャフトの外周面に回動不能に固定されるとともに該ケースの該孔部内に回動可能に嵌挿された、略円筒状の弾性材料よりなる第2クッションとを備え、前記ケースは、半径内方向に突出する内向き突起部を前記孔部の内周面に有する一方、前記第1クッションは、半径外方向に突出する第1外向き突起部及び該第1外向き突起部に隣接して円周方向に径が徐変する第1徐変作用面を外周面に有するとともに、前記第2クッションは、半径外方向に突出する第2外向き突起部及び該第2外向き突起部に隣接して円周方向に径が徐変する第2徐変作用面を外周面に有し、前記内向き突起部と前記第1外向き突起部との係合により前記本体部に対する前記第1蓋類の起立位置を保持せしめ、両該突起部の係合解除方向に該第1蓋類を付勢することにより該第1蓋類を該本体部側に傾倒させたとき、該内向き突起部が回動する前記第1徐変作用面と摺接することにより緩衝作用をなすとともに、該内向き突起部と前記第2外向き突起部との係合により前記本体部に対する前記第2蓋類の起立位置を保持せしめ、両該突起部の係合解除方向に該第2蓋類を付勢することにより該第2蓋類を該本体部側に傾倒させたとき、該内向き突起部が回動する前記第2徐変作用面と摺接することにより緩衝作用をなすようにしてなることを特徴とするものである。
このダンパ装置では、第1蓋類用のダンパ機構と、第2蓋類用のダンパ機構とを完全に独立して設けていない。すなわち、本体部に対して回動不能に取り付けられた一つのケースに対して、第1蓋類用の第1シャフト及び第1クッションと、第2蓋類用の第2シャフト及び第2クッションとを取り付けている。このため、第1蓋類用のダンパ機構と、第2蓋類用のダンパ機構とを完全に独立して設ける場合と比較して、一つのケースを併用する分だけ部品点数の削減を図ることができる。
また、第1クッション及び第2クッションの外周に異形の徐変作用面を設けているものの、それぞれのクッションを固定する第1シャフト及び第2シャフトは円形断面とすることができ、特に、第1シャフト及び第2シャフトの一方を管状とし他方を軸状に形成して同軸2重管として配置する場合には、その製造コストを特に安価とすることができる。その他の作用効果は、前記請求項1記載のダンパ装置と基本的には同様である。
好適な態様において、前記第1クッションは、前記第1外向き突起部と係合状態にある前記内向き突起部と凹凸嵌合する第1係合凹部をさらに外周面に有し、前記第2クッションは、前記第2外向き突起部と係合状態にある前記内向き突起部と凹凸嵌合する第2係合凹部をさらに外周面に有している。このダンパ装置では、第1蓋類が起立して開状態にあるとき、第1クッションの第1外向き突起部と係合状態にあるケースの内向き突起部が、第1クッションの第1係合凹部と凹凸嵌合するので、本体部に対する第1蓋類の起立位置を確実に保持することができる。同様に、第2蓋類が起立して開状態にあるとき、第2クッションの第2外向き突起部と係合状態にあるケースの内向き突起部が、第2クッションの第2係合凹部と凹凸嵌合するので、本体部に対する第2蓋類の起立位置を確実に保持することができる。
好適な態様において、前記ケースは複数個の前記内向き突起部を有する一方、前記第1クッションは、各該内向き突起部にそれぞれ係合可能な複数個の前記第1外向き突起部及び各該内向き突起部がそれぞれ摺接可能な複数個の前記第1徐変作用面を有し、前記第2クッションは、各該内向き突起部にそれぞれ係合可能な複数個の前記第2外向き突起部及び各該内向き突起部がそれぞれ摺接可能な複数個の前記第2徐変作用面を有する。このダンパ装置では、複数個の突起部がそれぞれ係合するとともに、複数個の内向き突起部が複数個の徐変作用面にそれぞれ摺接するので、本体部に対する第1及び第2蓋類の起立位置の保持と、本体部に対する第1及び第2蓋類の回動時の制動確保との両立をより確実に図ることができる。また、一つ一つの突起部及び徐変作用面の精度管理が容易となり、その製造も容易となる。
好適な態様において、前記本体部は便器であり、前記第1蓋類は便座であり、前記第2蓋類は便蓋である。このダンパ装置では、便器に回動不能に取り付けられたケースの孔部内周面に突設された内向き突起部と、便座と一体的に回動する第1シャフトの外周面に回動不能に固定された第1クッションの外周面に突設された第1外向き突起部とが係合することにより、便器に対する便座の起立位置が確実に保持される。また、開状態にある便座が自重による傾倒により閉状態になるときには、前記第1クッションの外周面に形成された回動する第1徐変作用面に前記内向き突起部が摺接することにより、弾性材料よりなる第1クッションの第1徐変作用面が圧縮、変形することで良好な緩衝作用を果たす。一方、便器に回動不能に取り付けられたケースの孔部内周面に突設された内向き突起部と、便蓋と一体的に回動する第2シャフトの外周面に回動不能に固定された第2クッションの外周面に突設された第2外向き突起部とが係合することにより、便器に対する便蓋の起立位置が確実に保持される。また、開状態にある便蓋が自重による傾倒により閉状態になるときには、前記第2クッションの外周面に形成された回動する第2徐変作用面に前記内向き突起部が摺接することにより、弾性材料よりなる第2クッションの第2徐変作用面が圧縮、変形することで良好な緩衝作用を果たす。このため、便座及び便蓋の傾倒スピードが遅くなり、便座及び便蓋が便器に衝突する際に不快な衝突音が発生することを良好に防止することができる。
ケースの内向き突起部とクッションとの係合力が強いときには、蓋類が長期にわたり閉じたままである場合、クッションを構成する材料にへたりが生じるおそれがある。この場合、蓋類を本体部側に傾倒させるとき、ケースの内向き突起部とクッションの徐変作用面との摺接力が低下し、蓋類の傾倒スピードが速くなり、蓋類の傾倒に対するダンパ効果が低下するおそれがある。そこで好適な態様によれば、蓋類が閉じているとき、クッションのへたりを抑制すべく、ケースの内向き突起部とクッションとの係合力を緩和させる係合力緩和手段がクッションまたはケースに設けられている。この係合力緩和手段は、好ましくは、クッションの内部に形成した凹部で構成することができる。また係合力緩和手段は、好ましくは、クッションに一体的に設けられクッションの本体よりも軟質な材料で形成された軟質部で構成することができる。軟質な材料としては例えば多孔質材料を例示できる。
また、外向き突起部の近傍または内向き突起部の近傍は、係合力が大きいため、耐へたり性が高いことが好ましい。そこで、クッションは、当該クッションの本体を構成する第1材料部と、第1材料部を構成する材料よりも耐へたり性が高い材料で形成された第2材料部とを有する形態を採用することができる。この場合、耐へたり性が高い材料で形成された第2材料部は、外向き突起部の少なくとも一部を形成するか、または、外向き突起部の近傍の部位を形成していることが好ましい。
よって、本発明のダンパ装置によれば、簡単な構成により、本体部に対する蓋類の起立位置の保持と、本体部に対する蓋類の回動時の制動確保との両立を良好に図ることができる。このため、ダンパ装置の製造の容易化及びコスト低減に貢献する。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
(第1実施形態)
本実施形態は、便器の便座及び便蓋用のダンパ装置に本発明を適用したものである。
本実施形態のダンパ装置は、図3に示されるように、便器1を開閉可能な蓋類としての便座2及び便蓋3がそれぞれ起立した開状態から自重による傾倒により閉状態になる際に、便座2及び便蓋3の傾倒スピードを遅くして緩衝作用を果たすものである。
このダンパ装置は、図1及び図2に示されるように、合成樹脂製(又は金属製)のケース10と、便座2と一体的に回動する合成樹脂製(又は金属製)の第1シャフト20と、第1シャフト20の外周面に回動不能に固定された第1クッション30と、便蓋3と一体的に回動する合成樹脂製(又は金属製)の第2シャフト40と、第2シャフト40の外周面に回動不能に固定された第2クッション50とを備えている。
図3に示されるように、便器1の後部上面にはカバー4が固定されており、このカバー4の便器幅方向の何れか一方の端部に、上記ケース10が図示しないボルトにより回動不能に取り付けられている。このケース10は、図1に示されるように、断面略円形状の内周面をもつ孔部10aを有するケース本体11と、このケース本体11の軸方向一端(図1の左端。以下、同様)に嵌合固定されたケースエンド12とから構成されている。そして、ケース本体11の軸方向他端(図2の右端。以下、同様)には上記第1シャフト20を回動可能に保持する軸受け孔部11aが設けられており、ケースエンド12には上記第2シャフト40を回動可能に保持する軸受け孔部12aが設けられている。
上記第1シャフト20は、管状部材よりなり、軸方向一端側がケース10内に挿入されてケース本体11の軸受け孔部11aに回動可能に保持されるとともに、軸方向他端側が便座2のヒンジ部(図示せず)に回動不能に嵌合により取り付けられている。なお、第1シャフト20の嵌合外面及び便座2の嵌合内面には、第1シャフト20及び便座2の相対回動を確実に規制すべく、互いに整合して密接された一対の対向平坦面(二面巾。図示せず)がそれぞれ形成されている。また、第1シャフト20の外周面には、ケース本体11に当接してケース10に対する軸方向の相対移動を規制すべく、遠心方向に突出する環状フランジ部21が一体に形成されている。
この第1シャフト20の軸方向一端側の外周面には、ケース10の孔部10a内に回動可能に嵌挿された、略円筒状の弾性材料(ゴム弾性体)よりなる上記第1クッション30が嵌合等により回動不能に固定されている。この第1クッション30は、第1シャフト20との相対回動を確実に規制して該第1シャフト20と確実に一体的に回動可能とすべく、第1クッション30を軸方向に貫通する6個のピン31により、第1シャフト20の環状フランジ部21及び後述するリング状ストッパ部22に取り付けられている。また、第1クッション30は、第1シャフト20に対する軸方向の相対移動を規制すべく、第1シャフト20の外周面に嵌合されたリング状ストッパ22と上記環状フランジ部21とで軸方向に挟持されている。このリング状ストッパ22はEリング23により抜けが規制されている。また、リング状ストッパ22の内周面形状及びこのリング状ストッパ22が嵌合される部分の第1シャフト20の外周面形状は、第1シャフト20及びリング状ストッパ22の相対回動を確実に規制すべく、互いに整合して密接される断面六角形状とされている。なお、この断面形状は六角形状に限らず、他の多角形状や二面巾としたり、あるいはかしめや接着等の手段によって、第1シャフト20及びリング状ストッパ22の相対回動を規制してもよい。
上記第2シャフト40は、軸方向一端側がケース10内に挿入されてケースエンド12の軸受け孔部12aに回動可能に保持されるとともに、軸方向他端側が便蓋3のヒンジ部(図示せず)に回動不能に嵌合により取り付けられている。なお、第2シャフト40の嵌合外面及び便蓋3の嵌合内面には、第2シャフト40及び便座2の相対回動を確実に規制すべく、互いに整合して密接された一対の対向平坦面(二面巾。図示せず)がそれぞれ形成されている。また、第2シャフト40の外周面には、上記第1シャフト20の軸方向一端が当接してケース10に対する第1シャフト20及び第2シャフト40の軸方向の相対移動を規制すべく、遠心方向に突出する環状フランジ部41が一体に形成されている。
ここに、第2シャフト40は、環状フランジ部41よりも軸方向他端側が上記第1シャフト20の内径よりも若干小さな外径を有する摺動外周面44とされており、この摺動外周面44に第1シャフト20が相対回動可能に外装されている。また、第1シャフト20は、リング状ストッパ22が嵌合される部分以外は、円形断面の外周面形状をなしている。同様に、第2シャフトは、リング状ストッパ42が嵌合される部分以外は、円形(真円)断面の外周面形状をなしている。
また、第2シャフト40の軸方向一端側の外周面には、ケース10の孔部10a内に回動可能に嵌挿された、略円筒状の弾性材料(ゴム弾性体)よりなる上記第2クッション50が嵌合等により回動不能に固定されている。この第2クッション50は、ピン51、上記管状フランジ部41、リング状ストッパ部42及びEリング43により、前記第1クッション30と同様の取り付け構造で第2シャフト40に取り付けられており、第2シャフト40に対して、相対回動不能かつ軸方向の相対移動不能とされている。
そして、図2に示されるように、ケース本体11の孔部10aの内周面には、半径内方向に突出する2個の内向き突起部13、13が径方向に対向して(周方向に等間隔で)突設されている。したがって、ケース本体11の孔部10aは、径方向に対向して(周方向に等間隔で)突設された2個の内向き突起部13、13と、径方向に対向する2個の円弧内周面14、14とから構成されている。これらの内向き突起部13、13は、ケース本体11の軸方向一端から軸方向他端まで軸方向に連続して延びている。
また、第1クッション30の外周面には、半径外方向に突出する2個の第1外向き突起部32、32が径方向に対向して(周方向に等間隔で)突設されるとともに、各第1外向き突起部32、32に隣接して円周方向に径が徐変する2個の第1徐変作用面33、33が形成されている。この第1徐変作用面33の外径は、第1外向き突起部32との境界部分で最小となり、この最小部分から図2の時計回り方向(矢印W1方向)に向かって徐々に増大している。
そして、第1クッション30の外周面には、第1外向き突起部32、32と係合状態にある内向き突起部13、13とそれぞれ凹凸嵌合する2個の第1係合凹部34、34が形成されている。また、各第1徐変作用面33、33はそれぞれ1/4周弱、円周方向に延びており、残りの1/4周弱の範囲には、前記各円弧内周面14、14と円周方向に一定の隙間で対向する円弧外周面35、35が形成されている。したがって、第1クッション30の外周面は、径方向に対向して(周方向に等間隔で)突設された2個の第1外向き突起部32、32と、径方向に対向する2個の第1徐変作用面33、33と、径方向に対向する2個の第1係合凹部34、34と、径方向に対向する2個の円弧外周面35、35とから構成されている。
なお、第2クッション50の外周面にも、第1クッション30と同様、2個の第2外向き突起部と、各第2外向き突起部に隣接して円周方向に径が徐変する2個の第2徐変作用面と、各第2外向き突起部とそれぞれ係合状態にある第2内向き突起部と凹凸嵌合する2個の第2係合凹部と、2個の円弧外周面とが形成されている。
こうして、ケース本体11の2個の内向き突起部13、13と第1クッション30の2個の第1外向き突起部32、32とのそれぞれの係合により、便器1に対する便座2の起立位置を確実に保持せしめる一方、内向き突起部13及び第1外向き突起部32の係合解除方向に便座2を付勢することにより便座2を便器1側に傾倒させたとき、2個の内向き突起部13、13が回動する2個の第1徐変作用面33、33とそれぞれ摺接することにより良好な緩衝作用をなすようにされている。また、ケース本体11の2個の内向き突起部13、13と第2クッション50の2個の第2外向き突起部とのそれぞれの係合により、便器1に対する便蓋3の起立位置を確実に保持せしめる一方、内向き突起部13及び第2外向き突起部の係合解除方向に便蓋3を付勢することにより便蓋3を便器1側に傾倒させたとき、2個の内向き突起部13、13が回動する2個の第2徐変作用面とそれぞれ摺接することにより良好な緩衝作用をなすようにされている。
したがって、このダンパ装置では、便座2(又は便蓋3)が起立して開状態にあるとき、便器1に回動不能に取り付けられたケース10の孔部10a内周面に突設された2個の内向き突起部13、13と、便座2(又は便蓋3)と一体的に回動する第1シャフト20(又は第2シャフト40)の外周面に回動不能に固定された第1クッション30(又は第2クッション50)の外周面に突設された2個の第1外向き突起部32、32(又は第2外向き突起部)とがそれぞれ係合することにより、便器1に対する便座2(又は便蓋3)の起立位置が確実に保持される(図2に示す状態)。そして、開状態にある便座2(又は便蓋3)が自重による傾倒により閉状態になるとき、すなわち内向き突起部13及び第1外向き突起部32(又は第2外向き突起部)の係合を解除する方向に便座2(又は便蓋3)を付勢することにより便座2(又は便蓋3)を便器1側に傾倒させたときには、便座2(又は便蓋3)と共に第1シャフト20(又は第2シャフト40)及び第1クッション30(又は第2クッション50)が一体的に図2の反時計回り方向(矢印W2方向)に回動し、第1クッション30(又は第2クッション50)の各第1外向き突起部32、32(又は第2外向き突起部)がケース10の各内向き突起部13、13を乗り越えて係合が解除される。そうすると、便座2(又は便蓋3)は自重による重力作用により便器1側へ傾倒するが、このとき図2の反時計回り方向に回動する第1クッション30(又は第2クッション50)の2個の第1徐変作用面33、33(又は第2徐変作用面)が2個の内向き突起部13、13にそれぞれ摺接する。この第1徐変作用面33(又は第2徐変作用面)の外径は図2の時計回り方向(矢印W1方向)に向かって徐々に増大していることから、第1徐変作用面33(第2徐変作用面)が図2の反時計回り方向に回動するに従って、内向き突起部13及び第1徐変作用面33(又は第2徐変作用面)間で作用する押圧力や摺接抵抗が増大する。こうして、弾性材料よりなる第1クッション30(又は第2クッション50)の2個の第1徐変作用面33、33(又は第2徐変作用面)がそれぞれ圧縮、変形することで良好な緩衝作用を果たす。このため、便座2(又は便蓋3)の傾倒スピードが遅くなり、便座2(又は便蓋3)が便器1に衝突する際に不快な衝突音が発生することを良好に防止することができる。
また、このダンパ装置では、便座2(又は便蓋3)が起立して開状態にあるとき、2個の内向き突起部13、13と2個の第1外向き突起部32、32(又は第2外向き突起部)とがそれぞれ係合するので、便器1に対する便座2(又は便蓋3)の起立位置をより確実に保持することができる。一方、開状態にある便座2(又は便蓋3)が自重による傾倒により閉状態になるときには、回動する2個の第1徐変作用面33、33(又は第2徐変作用面)に2個の内向き突起部13、13がそれぞれ摺接するので、より良好な緩衝作用を果たす。
よって、内向き突起部13、13及び第1外向き突起部32、32(又は第2外向き突起部)の係合と、内向き突起部13、13及び第1徐変作用面33、33(又は徐変作用面)の摺接という、簡単な構成により、便器1に対する便座2(又は便蓋3)の起立位置の保持と、便器1に対する便座2(又は便蓋3)の回動時の制動確保との両立をより確実に図ることができる。
また、便座2(又は便蓋3)が起立して開状態にあるとき、第1クッション30(又は第2クッション50)の第1外向き突起部32(又は第2外向き突起部)と係合状態にあるケース10の内向き突起部13が、第1クッション30(第2クッション50)の第1係合凹部34(又は第2係合凹部)と凹凸嵌合するので、便器1に対する便座2(便蓋3)の起立位置をより確実に保持することができる。
また、こららの内向き突起部13、第1外向き突起部32(又は第2外向き突起部)及び第1徐変作用面33(又は第2徐変作用面)がそれぞれ2個ずつあるので、一つ一つの内向き突起部13、第1外向き突起部32(又は第2外向き突起部)及び第1徐変作用面33(又は第2徐変作用面)の精度管理が容易となり、その製造も容易となる。
さらに、内向き突起部13が形成されるケース本体11が合成樹脂製よりなるところ、上記精度管理がゴム製部材と樹脂製部材との間で行われるため、ゴム製部材同士で精度管理を行う場合と比較して、精度管理がより容易となる。
加えて、第1シャフト20及び第2シャフト40は円形断面の外周面形状をなし、この円断面のシャフトに異形表面をもつ第1クッション30及び第2クッション50を外装している。すなわち、コストの高い非円形断面シャフトを使用する場合よりも、低コスト化に貢献する。
(第2実施形態)
このダンパ装置は、図4及び図5に示されるように、第1クッション30が、接着剤により第1シャフト20の外周面に回動不能に固着されている。これにより、第1クッション30は、第1シャフト20に対して、相対回動不能かつ軸方向の相対移動不能とされている。また、第2クッション50も、第1クッション30と同様、接着剤により第2シャフト40の外周面に回動不能に固着されている。これにより、第2クッション50も、第2シャフト40に対して、相対回動不能かつ軸方向の相対移動不能とされている。このため、前記第1実施形態で用いたピン31、51、リング状ストッパ部22、42及びEリング23、43は用いられていない。なお、第1クッション30(第2クッション50)を第1シャフト20(第2シャフト40)に固着する手段として、接着剤の代わりに焼き付けを採用してもよい。
そして、このダンパ装置では、ケース本体11の孔部10aの内周面には、半径内方向に突出する3個の内向き突起部13、13、13が周方向に等間隔で配設されている。すなわち、この孔部10aの内周面は、周方向に等間隔で配設された3個の内向き突起部13、13、13と、3個の円弧内周面14、14、14とから構成されている。また、第1クッション30の外周面には、半径外方向に突出する3個の第1外向き突起部32、32、32が周方向に等間隔で突設されるとともに、各第1外向き突起部32、32、32に隣接して円周方向に径が徐変する3個の第1徐変作用面33、33、33が形成されている。この第1徐変作用面33の外径は、第1外向き突起部32との境界部分で最小となり、この最小部分から図5の時計回り方向(矢印W1方向)に向かって徐々に増大している。そして、第1クッション30の外周面には、第1外向き突起部32、32、32と係合状態にある内向き突起部13、13、13と凹凸嵌合する3個の第1係合凹部34、34、34が形成されている。また、各第1徐変作用面33、33はそれぞれ1/4周弱、円周方向に延びており、残りの範囲には、前記各円弧内周面14、14、14と円周方向に一定の隙間で対向する円弧外周面35、35、35が形成されている。したがって、第1クッション30の外周面は、周方向に等間隔で配設された3個の第1外向き突起部32、32、32と、周方向に等間隔で配設された3個の第1徐変作用面33、33、33と、周方向に等間隔で配設された3個の第1係合凹部34、34、34と、周方向に等間隔で配設された3個の円弧外周面35、35、35とから構成されている。なお、第2クッション50の外周面にも、第1クッション30と同様、3個の第2外向き突起部と、各第1外向き突起部に隣接して円周方向に径が徐変する3個の第2徐変作用面と、各第2外向き突起部とそれぞれ係合状態にある内向き突起部13、13、13と凹凸嵌合する3個の第2係合凹部と、3個の円弧外周面とが形成されている。その他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
したがって、このダンパ装置では、内向き突起部13、第1外向き突起部32(又は第2外向き突起部)及び第1徐変作用面33(又は第2徐変作用面)がそれぞれ3個ずつあるので、一つ一つの内向き突起部13、第1外向き突起部32(又は第2外向き突起部)及び第1徐変作用面33(又は第2徐変作用面)の精度管理がより容易となり、その製造もより容易となる。
また、便器1に対する便座2(又は便蓋3)の起立位置をより確実に保持することができる一方、便器1に対する便座2(又は便蓋3)の回動時の制動確保をより確実なものとすることができる。さらに、前記第1実施形態で用いたピン31、51、リング状ストッパ部22、42及びEリング23、43が不要となるので、部品点数の削減により低コスト化を図ることもできる。その他の作用効果は、前記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
なお、内向き突起部13、第1外向き突起部32(又は第2外向き突起部)及び第1徐変作用面33(又は第2徐変作用面)の形状は、前述の実施形態に示したものに限られず、その他にも図6に示すような形状とすることができる。図6に示すものでは、ケース本体11の孔部10aの内周面には、半径内方向に突出する2個の内向き突起部13、13が径方向に対向して(周方向に等間隔で)配設されており、各内向き突起部13は、互いに傾斜角の異なる第1及び第2斜面を有している。すなわち、各内向き突起部13は、便蓋3(又は便座2)が起立して開状態にあるとき、第1クッション30(第2クッション50)の第1外向き突起部32(又は第2外向き突起部)と係合する側の第1斜面が傾斜の急な急斜面13aとされる一方、反対側の第2斜面が傾斜の緩やかな緩やか斜面13bとされている。
また、第1クッション30の外周面には、半径外方向に突出する2個の第1外向き突起部32、32が径方向に対向して(周方向に等間隔で)突設されるとともに、各第1外向き突起部32、32に隣接して円周方向に径が徐変する2個の第1徐変作用面33、33が形成されている。この第1徐変作用面33の外径は、第1外向き突起部32との境界部分で最小となり、この最小部分から図2の時計回り方向に向かって徐々に増大している。
そして、第1クッション30の外周面には、第1外向き突起部32、32と係合状態にある内向き突起部13、13とそれぞれ凹凸嵌合する2個の第1係合凹部34、34が形成されている。また、各第1徐変作用面33、33はそれぞれ1/4周弱、円周方向に延びており、残りの1/4周弱の範囲には、窪み平坦部36、36が形成されている。したがって、第1クッション30の外周面は、径方向に対向して(周方向に等間隔で)突設された2個の第1外向き突起部32、32と、径方向に対向する2個の第1徐変作用面33、33と、径方向に対向する2個の第1係合凹部34、34と、径方向に対向する2個の窪み平坦部36、36とから構成されている。なお、第2クッション50の外周面にも、第1クッション30と同様、2個の第2外向き突起部と、各第2外向き突起部に隣接して円周方向に径が徐変する2個の第2徐変作用面と、各第2外向き突起部とそれぞれ係合状態にある内向き突起部と凹凸嵌合する2個の第2係合凹部と、2個の窪み平坦部とが形成されている。
このダンパ装置では、第1外向き突起部32(又は第2外向き突起部)が内向き突起部13に係合する際、第1外向き突起部32(又は第2外向き突起部)は内向き突起部13の急斜面13aと係合するので、係合時の係止力が高まる。したがって、便座2(又は便蓋3)が起立して開状態にあるとき、便器に対する便座2(便蓋3)の起立位置をより確実に保持することができる。
なお、前述の実施形態では、内向き突起部13を軸方向に連続して延びて設けることにより、この内向き突起部13が第1外向き突起部32及び第2外向き突起部の双方に係合可能となるように構成したが、この内向き突起部13は、軸方向他端側に設けられた第1内向き突起部と、軸方向一端側に設けられた第2内向き突起部とに、軸方向に分断して設けてもよい。この場合、軸方向他端側に設けられた第1内向き突起部と第1外向き突起部32とが係合し、軸方向一端側に設けられた第2内向き突起部と第2外向き突起部とが係合することになる。
(第4実施形態)
図7及び図8は第4実施形態を示す。第4実施形態は、図4及び図5に示す第2実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。図8は、便座2(便蓋3)が開放されているときにおける第1外向き突起部32、32、32と内向き突起部13、13、13との位置関係を示す。
ところで、ケース10の内向き突起部13、13、13と第1クッション30との係合力が強いとき、使用者の長期旅行等で、蓋類としての便座2(便蓋3)が長い時間閉じた状態のまま維持されている場合には、第1クッション30を構成する材料にへたりが生じるおそれがある。この場合、便座2(便蓋3)を本体部である便器1側に傾倒させるとき、ケース10の内向き突起部13、13、13と第1クッション30の第1徐変作用面33、33、33との摺接力が低下し、この結果、ダンパ装置を設けているといえども、便座2(便蓋3)の傾倒に対するダンパ効果が低下するおそれがある。この場合、便座2(便蓋3)の傾倒スピードが速くなる。極端な場合には、便座2(便蓋3)が便器に衝突する音が、第1クッション30にへたりが生じる前よりも大きくなるおそれがある。
そこで図7及び図8に示す本実施形態においては、便座2(便蓋3)が閉じているとき、ケース10の内向き突起部13、13、13と第1クッション30との摩擦係合力を緩和させる係合力緩和手段が第1クッション30の内部に設けられている。この係合力緩和手段は、第1クッション30の内部において第1外向き突起部32、32、32付近に形成された孔状の凹部70で構成されている。凹部70は、大きな圧縮力が作用する部位またはその近傍に形成することが好ましい。従って、図8に示すように内向き突起部13と第1外向き突起部32とが係合するとき、第1シャフト20の軸心Pと第1外向き突起部32の周方向中心とを仮想的に結ぶ仮想線(図8においてB2−B2線の一部)に対して、凹部70の中心70cがプラスマイナス30度以内となるように凹部70を配置することができる。但し、凹部70の中心70cが当該仮想線上に位置しないようにすることが好ましい。凹部70の数は第1外向き突起部32、32、32と数と同数とされている。便座2(便蓋3)が開位置から閉位置へと閉じられるとき、凹部70が潰れるため、第1クッション30の第1外向き突起部32、32、32側の締め代が軽減され、第1クッション30の過剰な締め代が解消される。
この結果、使用者の長期旅行等で便座2(便蓋3)が長い時間閉じた状態のまま維持されている場合であっても、第1クッション30を構成する材料にへたりが生じることが抑制される。従って、便座2(便蓋3)を本体部である便器1側に傾倒させるとき、ケース10の内向き突起部13、13、13と第1クッション30の第1徐変作用面33との摺接力が低下することを抑制でき、ダンパ装置のダンパ効果を長期にわたり維持することができる。換言すれば、第1クッション30の第1外向き突起部32、32、32による係止力を確保しつつ、第1クッション30の第1外向き突起部32、32、32側の弾性変形量を適度の大きさに設定することができる。従って、便座2(便蓋3)を開放しているとき、ケース10の内向き突起部13、13、13と第1クッション30の第1外向き突起部32、32、32との係合力を長期にわたり維持するのに有利となる。
本実施形態によれば、図8に示すように、第1シャフト20の軸心をPとしたとき、第1外向き突起部32、32、32は第1クッション30において軸心Pの回りで複数個(3個)、均等間隔(角度=120度)で形成されている。凹部70は第1クッション30において軸心Pの回りで複数個(3個)、均等間隔(角度=120度)で形成されている。但し、図8から理解できるように、軸心Pを中心とする周方向において第1外向き突起部32、32、32の周方向中央の位相と凹部70の位相とが同一とならないように設定されている。
即ち、開放している便座2(便蓋3)を閉じ方向に回動させるときには、便座2(便蓋3)の回動角度は約110度である。この点を考慮し、周方向において凹部70の位相と第1外向き突起部32、32、32の位相とが所定角度Δθ(約10度)ずれるように設定されている。このため、開放状態の便座2(便蓋3)を閉じた状態のとき、第1外向き突起部32、32、32の係止力が過剰に低下するおそれが抑えられると共に、凹部70による係止力緩和作用は効果的に働くことになる。なお、上記したようなΔθのずれがないとき、つまり、軸心Pを中心とする周方向において第1外向き突起部32、32、32と凹部70とが同位相となるとき、第1クッション30の第1外向き突起部32、32、32側の弾性変形量が増大し過ぎ、便座2(便蓋3)開放時における内向き突起部13、13、13と第1外向き突起部32、32、32との係合力が低下する傾向にあり、これを防止するためである。図8においては凹部70は断面で円形状の孔で形成されているが、断面形状は特に限定されず、四角、三角、菱形、楕円、長円等のいずれかでも良い。第2クッション体50の第2外向き突起部と第2内向き突起部との係合関係についても同様のことがいえるため、第2クッション体50の第2外向き突起部付近についても、係合力緩和手段としての凹部70が形成されているものである。
(第5実施形態)
図9は第5実施形態を示す。第5実施形態は、図7及び図8に示す第4実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。図9は、便座2(便蓋3)が開放されているときにおける第1外向き突起部32、32、32と内向き突起部13、13、13との位置関係を示す。本実施形態によれば、空間を形成する前記した凹部70に代えて、多数の微小気孔を有する発泡材料等で形成された多孔質体で形成された軟質部71が設けられている。軟質部71は、第1クッション30の本体を構成する材料よりも軟質とされている。このように第1クッション30の内部に軟質部71が形成されているため、第1クッション30の第1外向き突起部32、32、32側の締め代が軽減され、過剰な締め代が解消される。
この結果、使用者の長期旅行等で便座2(便蓋3)が長い時間閉じた状態のまま維持されている場合であっても、第4実施形態と同様に、第1クッション30を構成する材料にへたりが生じることが抑制される。従って、便座2(便蓋3)を本体部である便器1側に傾倒させるとき、ケース10の内向き突起部13、13、13と第1クッション30の第1徐変作用面33との摺接力が低下することを抑制でき、ダンパ装置のダンパ効果を長期にわたり維持することができる。第2クッション体50の第2外向き突起部と第2内向き突起部との係合関係についても同様のことがいえるため、第2クッション体50の第2外向き突起部付近についても、係合力緩和手段としての軟質部71が形成されているものである。
軟質部71は、大きな圧縮力が作用する部位またはその近傍に形成することが好ましい。従って、図9に示すように内向き突起部13と第1外向き突起部32とが係合するとき、第1シャフト20の軸心Pと第1外向き突起部32の周方向中央とを仮想的に結ぶ仮想線(図9においてB−B線の一部)に対して、軟質部71の中心71cがプラスマイナス30度以内となるように軟質部71を配置することができる。但し、軟質部71の中心71cが当該仮想線上に位置しないようにすることが好ましい。
(第6実施形態)
図10は第6実施形態を示す。第6実施形態は、図4及び図5に示す前記した第2実施形態と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心として説明する。図10は、便座2(便蓋3)が開放されているときにおける第1外向き突起部32、32、32と内向き突起部13、13、13との位置関係を示す。便座2(便蓋3)が開放されているときには、図10に示すように、第1外向き突起部32、32、32と内向き突起部13、13、13とが係合しているので、便座2(便蓋3)の起立状態が確実に維持される。
本実施形態によれば、第1クッション30のうち第1外向き突起部32、32、32付近には、前記した凹部70に代えて、第1クッション30の本体を構成するゴム材料(例えばEPDMゴム)よりも耐へたり性が良好なゴム材料(例えばシリコーンゴム)で形成された第2材料部72が設けられている。図10に示すように、第2材料部72は、圧縮力が大きくなる部位、つまり、軸心Pと第1外向き突起部32、32、32の周方向中央とを仮想的に結ぶ仮想線上に配置されている。第2材料部72は、第1クッション30の本体部を形成する第1材料部30mよりも耐へたり性が高いため、第1外向き突起部32、32、32による係合力を長期にわたり良好に維持するのに有利である。
この結果、使用者の長期旅行等で便座2(便蓋3)が長い時間閉じた状態のまま維持されている場合であっても、第1クッション30にへたりが生じることが抑制される。従って、便座2(便蓋3)を本体部である便器1側に傾倒させるとき、ケース10の内向き突起部13、13、13と第1クッション30の第1徐変作用面33との摺接力が低下することを抑制でき、ダンパ装置のダンパ効果を長期にわたり維持することができる。なお、耐へたり性が良好なゴム材料(例えばシリコーンゴム)はコストが高いことが多いため、上記したように第1クッション30において部分的に使用すれば、耐久性を向上させつつコスト低減も図り得る。第2材料部72は、第1クッション30の本体部を形成する第1材料部30mに覆われているため、第2材料部72における亀裂生成を抑制するのに有利である。
第2クッション体50の第2外向き突起部と第2内向き突起部との係合関係についても同様のことがいえるため、第2クッション体50の第2外向き突起部付近についても、第2クッション50のゴム材料(例えばEPDMゴム)よりも耐へたり性が良好なゴム材料(例えばシリコーンゴム)で形成された第2材料部が設けられている。
本発明は、便器の便座及び便蓋用のダンパ装置に本発明を適用できる。更に、これに限らず、洗濯機や食器洗浄機の蓋、車両の座席近傍に設けられたグロープボックス等のボックスの蓋など、種々の蓋付き構造に適用可能である。
第1実施形態のダンパ装置の全体構成を示し、図2のA−A線に沿う縦断面図である。 第1実施形態のダンパ装置に係り、第1クッションの部分で切った横断面図である。 第1実施形態のダンパ装置が装着される便器等を示す側面図である。 第2実施形態のダンパ装置の全体構成を示し、図5のB−B線に沿う縦断面図である。 第2実施形態のダンパ装置に係り、第1クッションの部分で切った横断面図である。 第3実施形態のダンパ装置に係り、第1クッションの部分で切った横断面図である。 第4実施形態のダンパ装置の全体構成を示し、図8のB2−B2線に沿う縦断面図である。 第4実施形態のダンパ装置に係り、第1クッションの部分で切った横断面図である。 第5実施形態のダンパ装置に係り、第1クッションの部分で切った横断面図である。 第6実施形態のダンパ装置に係り、第1クッションの部分で切った横断面図である。
符号の説明
1…便器(本体部) 2…便座(蓋類)
3…便蓋(蓋類) 10…ケース
10a…孔部 13…内向き突起部
20…第1シャフト 30…第1クッション
32…第1外向き突起部 33…第1徐変作用面
40…第2シャフト 50…第2クッション
70…凹部(係合力緩和手段) 71…軟質部(係合力緩和手段)
72…第2材料部

Claims (12)

  1. 本体部を開閉可能な蓋類が起立した開状態から自重による傾倒により閉状態になる際に、該蓋類の傾倒スピードを遅くして緩衝作用を果たすダンパ装置において、
    前記本体部に回動不能に取り付けられた、断面略円形状の内周面をもつ孔部を有するケースと、前記蓋類に回動不能に取り付けられるとともに該ケースに回動可能に保持されて該蓋類と一体的に回動するシャフトと、該シャフトの外周面に回動不能に固定されるとともに該ケースの前記孔部内に回動可能に嵌挿された、略円筒状の弾性材料よりなるクッションとを備え、
    前記ケースは、半径内方向に突出する内向き突起部を前記孔部の内周面に有する一方、前記クッションは、半径外方向に突出する外向き突起部及び該外向き突起部に隣接して円周方向に径が徐変する徐変作用面を外周面に有し、
    前記内向き突起部と前記外向き突起部との係合により前記本体部に対する前記蓋類の起立位置を保持せしめ、両該突起部の係合解除方向に該蓋類を付勢することにより該蓋類を該本体部側に傾倒させたとき、該内向き突起部が回動する前記徐変作用面と摺接することにより緩衝作用をなすようにしてなることを特徴とするダンパ装置。
  2. 前記クッションは、前記外向き突起部と係合状態にある前記内向き突起部と凹凸嵌合する係合凹部をさらに外周面に有していることを特徴とする請求項1記載のダンパ装置。
  3. 前記ケースは複数個の前記内向き突起部を有する一方、前記クッションは、各該内向き突起部にそれぞれ係合可能な複数個の前記外向き突起部及び各該内向き突起部がそれぞれ摺接可能な複数個の前記徐変作用面を有することを特徴とする請求項1又は2記載のダンパ装置。
  4. 前記本体部は便器であり、前記蓋類は便座又は便蓋であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のダンパ装置。
  5. 本体部を開閉可能な第1蓋類及び第2蓋類がそれぞれ起立した開状態から自重による傾倒により閉状態になる際に、該第1蓋類及び該第2蓋類の傾倒スピードを遅くして緩衝作用を果たすダンパ装置において、
    前記本体部に回動不能に取り付けられた、断面略円形状の内周面をもつ孔部を有するケースと、前記第1蓋類に回動不能に取り付けられるとともに該ケースに回動可能に保持されて該第1蓋類と一体的に回動する第1シャフトと、該第1シャフトの外周面に回動不能に固定されるとともに該ケースの該孔部内に回動可能に嵌挿された、略円筒状の弾性材料よりなる第1クッションと、前記第2蓋類に回動不能に取り付けられるとともに該ケースに回動可能に保持されて該第2蓋類と一体的に回動する第2シャフトと、該第2シャフトの外周面に回動不能に固定されるとともに該ケースの該孔部内に回動可能に嵌挿された、略円筒状の弾性材料よりなる第2クッションとを備え、
    前記ケースは、半径内方向に突出する第1及び第2内向き突起部を前記孔部の内周面に有する一方、前記第1クッションは、半径外方向に突出する第1外向き突起部及び該第1外向き突起部に隣接して円周方向に径が徐変する第1徐変作用面を外周面に有するとともに、前記第2クッションは、半径外方向に突出する第2外向き突起部及び該第2外向き突起部に隣接して円周方向に径が徐変する第2徐変作用面を外周面に有し、
    前記第1内向き突起部と前記第1外向き突起部との係合により前記本体部に対する前記第1蓋類の起立位置を保持せしめ、両該突起部の係合解除方向に該第1蓋類を付勢することにより該第1蓋類を該本体部側に傾倒させたとき、該第1内向き突起部が回動する前記第1徐変作用面と摺接することにより緩衝作用をなすとともに、前記第2内向き突起部と前記第2外向き突起部との係合により前記本体部に対する前記第2蓋類の起立位置を保持せしめ、両該突起部の係合解除方向に該第2蓋類を付勢することにより該第2蓋類を該本体部側に傾倒させたとき、該第2内向き突起部が回動する前記第2徐変作用面と摺接することにより緩衝作用をなすようにしてなることを特徴とするダンパ装置。
  6. 前記第1クッションは、前記第1外向き突起部と係合状態にある前記内向き突起部と凹凸嵌合する第1係合凹部をさらに外周面に有し、前記第2クッションは、前記第2外向き突起部と係合状態にある前記内向き突起部と凹凸嵌合する第2係合凹部をさらに外周面に有していることを特徴とする請求項5記載のダンパ装置。
  7. 前記ケースは複数個の前記第1内向き突起部及び複数個の前記第2突起部を有する一方、前記第1クッションは、各該第1内向き突起部にそれぞれ係合可能な複数個の前記第1外向き突起部及び各該第1内向き突起部がそれぞれ摺接可能な複数個の前記第1徐変作用面を有し、前記第2クッションは、各該第2内向き突起部にそれぞれ係合可能な複数個の前記第2外向き突起部及び各該第2内向き突起部がそれぞれ摺接可能な複数個の前記第2徐変作用面を有することを特徴とする請求項5又は6記載のダンパ装置。
  8. 前記本体部は便器であり、前記第1蓋類は便座であり、前記第2蓋類は便蓋であることを特徴とする請求項5、6又は7記載のダンパ装置。
  9. 前記蓋類が閉じているとき前記ケースの前記内向き突起部と前記クッションとの係合力を緩和させる係合力緩和手段が、前記クッションまたは前記ケースに設けられていることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれかに記載のダンパ装置。
  10. 前記係合力緩和手段は、前記クッションの内部に形成した凹部で構成されていることを特徴とする請求項9に記載のダンパ装置。
  11. 前記係合力緩和手段は、前記クッションに一体的に設けられ前記クッションの本体よりも軟質な材料で形成された軟質部で構成されていることを特徴とする請求項9に記載のダンパ装置。
  12. 前記クッションは、当該クッションの本体を構成する第1材料部と、前記第1材料部を構成する材料よりも耐へたり性が高い材料で形成された第2材料部とを有しており、前記第2材料部は前記外向き突起部の少なくとも一部を形成するか、または、前記外向き突起部の近傍の部位を形成していることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれかに記載のダンパ装置。
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