JP2005105867A - 潤滑油供給ポンプの駆動システム - Google Patents

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直寛 秦
Norihisa Wada
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Abstract

【課題】 非常用油ポンプの駆動装置として、非常用電源にDCバッテリを用いると、バッテリー容量の大型化及び始動時間の延長によるシステム油圧低下が問題となっている。これに対して本発明は、他の電気以外のエネルギーによる動力源を用いた駆動システムを提供することにある。
【解決手段】 発電設備の軸受に潤滑油を供給する潤滑油供給ポンプの駆動システムにおいて、前記潤滑油を供給している油ポンプへの電源供給の異常又は、油ポンプ吐出圧力の低下を検出したとき、駆動源が電気以外の駆動手段により非常用油ポンプを駆動し、前記発電設備の軸受に潤滑油の供給を行なうことにある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、タービンの潤滑油供給系統に用いられる潤滑油供給ポンプの駆動システムに係わり、特に電源異常時は非常用油ポンプの駆動源として電気以外を用いる駆動手段により潤滑油供給ポンプを駆動する駆動システムに関する。
特開平8−312308号公報
図5に従来の潤滑油供給装置に係る系統構成の例を示す。発電プラントにおいては、タービン7a、7b(Ta、Tb)や発電機(G)8を軸受6a〜6dで支持し、これら軸受6a〜6dに潤滑油供給装置により油タンク5から潤滑油が循環供給される。配管50は油の供給管であり、配管52は潤滑油のもどり管である。潤滑油供給装置は、系統内の潤滑油全量を収容できる油タンク5と、潤滑油を加圧,送給する油ポンプ3および18,さらに非常用油ポンプ1から構成されている例である。
油ポンプ3を駆動する駆動用電動機4、油ポンプ18を駆動するための駆動用電動機19と、軸受6a〜6dに供給する潤滑油の温度を調整する油冷却器17などから構成されている。主油タンク5内に貯蔵された潤滑油は、主油ポンプ駆動用交流電動機4で駆動される主油ポンプ3により圧送され、圧力調整弁16により各軸受供給油に適した油圧に調整される。圧力調整された潤滑油は、油冷却器17により所要の温度に調整され、配管50を経由してタービン7a、b、の軸受6a、b、および発電機8の軸受6c、d、に供給される。そして点線で示した戻り管52により主油タンク5に戻される。
運転中の油ポンプ3に異常が発生した場合には、主油ポンプ(予備機)駆動用交流電動機19により駆動される主油ポンプ(予備機)18が起動され、潤滑油の供給が停止しないようにするシステムである。SP1,SP3,SP18はそれぞれの油ポンプにおける油出力を表している。さらに、主油ポンプ3,主油ポンプ(予備機)18が共に故障した場合、あるいは、これらポンプ駆動用電動機の電源が異常時(喪失した場合)にはタービン7a、b、および発電機8を安全に停止させる目的で、直流電源で駆動されるモータ15にて駆動する非常用油ポンプ1が起動する。そして、各軸受6a〜6dを保護するための、最低限必要な潤滑油を供給できるようにしている。
非常用油ポンプ1の駆動装置として、直流駆動モータ15が備えられているが、DCバッテリーを用意して、DC/DC変換してモータ15に供給している。しかしながらバッテリーの容量増加および始動時間が大きくなることを防ぐため、非常用油ポンプ1の駆動装置としてインバータを介して電源を供給して、籠形誘導電動機を用いる方法が前記特許文献1に開示がある。また、非常用ポンプの電源として二次電池電源を用いると始動時間が大きい、高価であることから、直流電動機に代えて籠型誘導電動機を用いるというものである。
前記従来の技術において、非常用油ポンプは直流電源で駆動される電動機である。しかし、所内に備えられるバッテリーの容量を低減する目的で、始動最大電流値を200〜300%程度に、低く押さえられている。一方、大容量のタービン発電設備においては、潤滑油システム油量が増加するため、非常用油ポンプが大型化する。これらの要因により始動時間も長くなることから、潤滑油供給システム油圧の低下が問題となっている。
さらにタービン発電設備に於いては、非常用油ポンプ用の直流電源駆動電動機のために、DCバッテリーシステムの容量の大部分を占めるため、非常用油ポンプの大型化によるDCバッテリー容量の大型化も問題となっている。
本発明はこれらの問題を解決し、直流電源以外の駆動源を有効に利用した潤滑油供給ポンプの駆動システムを提供することにある。
前記課題は以下の手段によって解決することができる。
発電設備の軸受に潤滑油を供給する潤滑油供給ポンプの駆動システムにおいて、前記潤滑油を供給している油ポンプへの電源供給の異常を検出したとき、電気以外の駆動手段により非常用油ポンプを駆動し、前記発電設備の軸受に潤滑油の供給を行なうことにより、前記課題を解決することができる。
本発明による油供給システムによれば、非常用油ポンプの駆動装置を電気源以外とすることにより、DCバッテリー容量の低減と、システム油圧の低下の防止を図ることが出来る信頼性の高いポンプ駆動システムが得られる。
発電設備の軸受に潤滑油を供給する潤滑油供給ポンプの駆動システムにおいて、前記潤滑油を供給している油ポンプへの電源供給の異常を検出したとき、電気以外の駆動手段により非常用油ポンプを駆動し、前記発電設備の軸受に潤滑油の供給を行ない、前記発電設備が蒸気タービンによる発電設備のとき、非常用油ポンプを蒸気タービンにより駆動すること,また、前記発電設備が水車による発電設備のとき、非常用油ポンプを水車により駆動すること,また、非常用油ポンプを駆動する蒸気タービンあるいは水車は発電用と異なる蒸気タービンあるいは水車を用いる。
尚、電気以外の駆動手段としては、一般的に風車,水車,蒸気タービンなどがあげられる。これらは前記発電設備内の供給要素(水,空気,蒸気,油等)の優位差により選択が可能である。
以下、図示した実施例に基づき本発明を詳細に説明する。
図1に本発明の一実施例を示す。図5に示した潤滑油の戻り配管52や油冷却器17等は省略し、非常用油ポンプ1、非常用油ポンプ駆動用のタービン2、油ポンプ3、油ポンプ駆動用交流電動機4、油ポンプ(予備機)18、油ポンプ(予備機)駆動用交流電動機19、を代表とする非常用油ポンプ駆動のシステムについて示している。この実施例では、油タンク5上の非常用油ポンプ1の駆動装置として、ボイラ9から供給される蒸気にて回転するタービン2を設置している。タービン2にはボイラ9から蒸気配管32を介して蒸気が供給される。タービン2とボイラ9の間に止め弁11,圧力・流量調整機構10を設置している。止め弁11は、コイル励磁により常時閉となる電磁弁や、空気作動弁,油圧駆動弁のように自動的に開閉する弁である。したがって、油ポンプ駆動用交流電動機4,油ポンプ(予備機)駆動用交流電動機18の電源供給が断たれる(あるいは異常が検知される)と止め弁11は開動作となる。
したがって、所内交流電源が正常の時は、常にコイルを励磁しておくなどの方法で止め弁11は、閉状態を維持している。交流電動機の電源供給が断たれた場合(あるいは異常状態)では、蒸気の供給が行われ、圧力・流量調整機構10は、圧力調整弁やオリフィスなどで構成され、タービン2に流れる蒸気が必要な圧力、流量となるように調整する。なお、圧力・流量調整機構10は、非常用油ポンプ1が定格の回転速度Nを保つよう蒸気の圧力・流量を調整する。
所内交流電源の異常(喪失)あるいは交流電源駆動の油ポンプ3および予備機18の異常時には、止め弁11を開とし、蒸気をタービン2に導くことにより非常用油ポンプ1を駆動する。図2に示したCTR(制御装置)40はマイコン等で構成することができるが、所内交流電源の異常(喪失)信号S1検出時あるいはポンプ3および予備機としてのポンプ18の、吐出油圧が異常に下がったことが圧力スイッチ20で検出されたときの異常信号S2検出時に、止め弁11を開くように動作する。そして非常用油ポンプ1はタービン2によって駆動されることになる。また信号BUは前記のように止め弁11の開閉信号であるが、前記のような判断がなされたとき、止め弁11を開とする信号である。
ステップ40aでは、まず所内電源が正常かどうかをチェックする。所内電源が正常であれば、信号S3により油ポンプ3を油ポンプ駆動用交流電動機4により駆動する。しかし、何らかの要因で油ポンプ3が異常状態になったことを、例えば圧力スイッチ20の信号から判断されると、ステップ40bの「N」となります。そしてステップ40cでは、CTR40の信号S18により予備機ポンプ18の予備機駆動用交流電動機19により、予備ポンプ18を駆動します。起動したポンプ18の正常動作していることを、例えば圧力スイッチ20の信号から判断することができる。
しかしながら、ステップ40dにおいて予備機ポンプ18の異常を例えば信号20から判断されると、ステップ40eでは止め弁11の開操作を行い、蒸気をタービン2に圧力流量調整機構10を介して供給し、タービン2を駆動して非常用油ポンプ1を駆動します。そしてステップ40fではポンプ1の回転速度Nを一定の値にする。
この場合の蒸気は、直流電動機の場合とは異なり、圧力・流量調整機構10により一気に必要な流量・圧力を流すことができるため、始動時の駆動トルクの抑制が無くなり、従来の直流電源駆動方式よりも迅速な油ポンプ1の起動が可能となり、システム油圧の低下を防止することができる。また、非常用油ポンプの駆動装置を電気源以外としたことにより、非常用電源を用いなくても非常用油ポンプが起動できるため、DCバッテリーの容量を低減できる効果がある。また、油ポンプ1の起動確認の試験を行なう場合は、止め弁11を非励磁とすることにより、確認可能である。
図4に、本発明の他の実施例を示す。図4では、非常用油ポンプ1の駆動についてのみしめしたが、他は、図3と同じである。したがって、図3のフロー図においてもステップ40eで蒸気タービン2に替えて、水車12を駆動するところが違う。水源13からの水により回転する発電用水車14により発電する発電設備において、水車12によって非常用油ポンプ1を駆動するようにしたシステムを表している。
軸受は6e、6f、6gである。水の圧力・流量調整機構10Wおよび所内交流電源喪失あるいは交流電源駆動の油ポンプ異常時に開となる弁11を備えている。そして、水源13から水車12に水配管30を介して水流が供給される。そして、図4のシステムでも、図1に示した実施例と同様の効果を得ることができる。すなわち、所内電源が喪失した場合であっても、水車12によって、非常用油ポンプ1を駆動することができる。水の圧力・流量調整機構10Wは水車の回転数Nwt、あるいは非常用ポンプ1の圧力・流量調整機構10aの信号を取り込んで水車12の回転数を制御する。また同様に駆動源を油や空気とすることも可能である。
CTR40Wは水車12を非常用油ポンプ1の駆動源として用いる場合の制御装置である。図1の場合と同様に、所内の交流電源電圧S1が正常かどうかをチェックし、異常時は非常用油ポンプ1の駆動源として水車12を用いるかどうかを判断する。所内電源が断たれた場合、あるいは予備のポンプ自体に異常が発生したときに、水車12の制御に入ることは、基本的には図2の処理フローと同じである。信号11Wは水車用の制御弁であって、図1の弁11に対応している。
本願発明は前記のように電気をポンプの駆動源としている電源システムにおいて、所内電源が異常の時には電気以外の動力源、水,油,空気,蒸気等を使用することによって、非常用油ポンプを駆動するので、信頼性の高いポンプの駆動源システムを構成することができ、潤滑油の供給を継続することができる効果がある。
非常用油ポンプの駆動源として、蒸気を用いた場合の実施例を示す図である。 止め弁11の動作制御図である。 非常用油ポンプの駆動源として、水車を用いた場合の、本発明の他の実施例を示す図である。 非常用油ポンプの駆動源として、水を用いた場合の、本発明の他の実施例を示す図である。 従来の油供給装置を示す。
符号の説明
1…非常用油ポンプ,2…タービン,3…油ポンプ,4…油ポンプ駆動用交流電動機,5…主油タンク,6a〜6g…軸受,7…発電用タービン,8…発電機,9…ボイラ,10、10a、10b、10c、10d…圧力・流量調整機構,11…電磁弁,12…水車,13…水源,14…発電用水車,15…非常用油ポンプ駆動用直流電動機,16…圧力調整弁,17…油冷却器,18…油ポンプ(予備機),19…油ポンプ(予備機)駆動用交流電動機、20…圧力スイッチ、30…水配管、32…蒸気配管、40…制御装置(CTR)、40W…制御装置(CTR)、50…油供給管、52…油戻り配管

Claims (4)

  1. 発電設備の軸受に潤滑油を供給する潤滑油供給ポンプの駆動システムにおいて、前記潤滑油を供給している油ポンプへの電源供給の異常を検出したとき、駆動源が電気以外の駆動手段により非常用油ポンプを駆動し、前記発電設備の軸受に潤滑油の供給を行なうことを特徴とする潤滑油供給ポンプの駆動システム。
  2. 請求項1において、非常用油ポンプの駆動源として、蒸気を用いることを特徴とする潤滑油供給ポンプの駆動システム。
  3. 請求項1において、非常用油ポンプの駆動源として、水を用いることを特徴とする潤滑油供給ポンプの駆動システム。
  4. 請求項1において、非常用油ポンプの駆動源として空気を用いることを特徴とする潤滑油供給ポンプの駆動システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008008218A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Ebara Corp 発電装置及びその運転方法
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