JP2005104952A - 魚ゼラチンハードカプセルおよびその調製方法 - Google Patents

魚ゼラチンハードカプセルおよびその調製方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 魚ゼラチンカプセルを調製するためのプロセスを提供すること。
【解決手段】 以下の工程:i)ペクチンおよびグリセリンの混合溶液を調製する工程;ii)混合溶液を、可溶化魚ゼラチン溶液に添加する工程;iii)少量のグルコン酸カルシウム、スクロース脂肪酸エステルおよび氷酢酸を、混合物に添加する工程;iv)粘度を調整するために、混合物を静置する工程;ならびにv)得られた魚ゼラチン混合物を用いて、魚ゼラチンカプセルを形成する工程、を包含するプロセス。
【選択図】 図1

Description

(発明の背景)
本発明は、魚ゼラチンにより調製されるハードカプセルおよびその調製方法に関する。より詳細には、本発明は、基剤材料としての魚ゼラチン溶液;ゲル化剤としてのペクチンおよびグリセリンの混合溶液;ならびに添加剤としての、少量のグルコン酸カルシウム、スクロース脂肪酸エステル、氷酢酸により作製されるハードカプセルに関する。
さらに、本発明はまた、魚ゼラチンにより作製される硬殻ゼラチンカプセルを調製するための方法、および魚ゼラチンにより作製される硬殻ゼラチンカプセルを製造するための装置を提供する。
ゼラチンは、非常に長い間公知であり、食品分野、医薬分野、写真分野および技術分野における多数の用途を有する動物由来のタンパク質である。ゼラチンは、畜殺場から得られるウシおよびブタの骨および皮膚から工業的に得られる。
ゼラチンは、さらなるイオンおまたは化学薬品の助けなしで、広範囲のpHで良好なゲル化特性を有する。さらに、ゼラチン溶液の物理的形態は、温度の変化に従って可逆的にゲルとゾルとの間で変換し得る。従って、ゼラチンは、ハードカプセルの基剤材料として使用されてきた。
最近、ウシの骨またはブタの皮膚から抽出されたゼラチンは、ウシの海綿状脳症(BSE)の危険性または宗教的な理由に起因して、避けられている。これに取って代わるものとして、魚ゼラチンが、ハードカプセルの新たな基剤材料として採用されている。
魚ゼラチンの物理化学的特性は、粘度、強度および等電点においてウシゼラチンまたはブタゼラチンと類似しているにもかかわらず、ゼラチンの重要な特性の1つである、魚ゼラチンの硬化点は、約22℃を示し、一方、ウシゼラチンまたはブタゼラチンの硬化点は、約27℃である。
魚ゼラチンが低い硬化点を示す理由は、魚ゼラチン中のヒドロキシプロリンの含量が、ウシゼラチンまたはブタゼラチンのヒドロキシプロリン含量よりも少ないからである。約9%のヒドロキシプロリンが、魚ゼラチン中に含まれ、一方、約13〜15%のヒドロキシプロリンが、ウシゼラチンまたはブタゼラチン中に含まれる。
魚ゼラチンの低い硬化点は、魚ゼラチンのより低いゲル化特性を生じる。従って、成形ピン上にある魚ゼラチン溶液は、その低いゲル化特性に起因して、成形ピンの外側に流れ得る。
上記の問題を解決するために、特定のゲル化剤が、魚ゼラチン溶液に用いられる必要があるはずである。
特許文献1において、カラゲーナン、タマリンド種子、ペクチン、カードラン、ゼラチン、フルセララン(furcellaran)、寒天またはゲランゴム(gellan gum)は、ゼラチンカプセルのためのゲル化剤として開示されている。さらに、ペクチンおよびグリセリンはまた、ヒドロキシプロピルメチルセルロール(HPMC)カプセルの場合、ゲル化剤として開示されている。
しかし、いずれのゲル化剤も、魚ゼラチンカプセルについて開示されていない。
国際公開第2000/25760号パンフレット
本発明は、魚ゼラチンカプセルを調製するためのプロセスを提供し、このプロセスは、以下の工程:
i)ペクチンおよびグリセリンの混合溶液を調製する工程;
ii)この混合溶液を、可溶化魚ゼラチン溶液に添加する工程;
iii)少量のグルコン酸カルシウム、スクロース脂肪酸エステルおよび氷酢酸を、この混合物に添加する工程;
iv)粘度を調整するために、この混合物を静置する工程;ならびに
v)得られた魚ゼラチン混合物を用いて、魚ゼラチンカプセルを形成する工程、
を包含し、この形成する工程が、以下:
i)浸漬パン中において、得られた魚ゼラチン混合物中に成形ピンを浸漬する工程、
ii)魚ゼラチンカプセルのフィルムを成形する工程、
iii)底部フィルム冷却デバイスで、15〜20℃の冷却空気を使用して5〜10秒間、魚ゼラチンカプセルのフィルムを冷却する工程、
iv)フィルムの流動を制御するために、上部フィルム冷却デバイスで、15〜20℃の冷却空気を使用して100〜120秒間、魚ゼラチンカプセルのフィルムを、再度冷却する工程、
を包含する。
1つの実施形態において、魚ゼラチン混合溶液の内容物は、合計100%の魚ゼラチン混合溶液に関して、30〜40重量%の魚ゼラチン、0.5〜1.0重量%のペクチン、0.01〜0.05重量%のグリセリン、0.1〜0.5重量%のグルコン酸カルシウム、0.1〜0.5重量%のスクロース脂肪酸エステル、および0.01〜0.05重量%の氷酢酸を占める。
1つの実施形態において、上記ペクチンは、低メトキシアミノペクチンである。
1つの実施形態において、上記プロセスは、さらに、以下:
i)上記魚ゼラチンカプセルの上記フィルムを冷却する工程;および
ii)このフィルムを乾燥フード中で乾燥させ、そして温度制御デバイスで、上記成形ピンを2〜4℃未満に4分間冷却する工程、
を包含する。
(発明の要旨)
本発明の目的は、魚ゼラチンカプセルを調製するためのプロセスを提供することであって、このプロセスは、以下の工程を包含する:i)ペクチンおよびグリセリンの混合溶液を調製する工程;ii)この混合溶液を可溶化した魚ゼラチン溶液に添加する工程;iii)少量のグルコン酸カルシウム、スクロース脂肪酸エステルおよび氷酢酸を、この混合物に添加する工程;iv)粘度を調整するために、この混合物を静置する工程;ならびにv)得られた魚ゼラチン混合物を用いて魚ゼラチンカプセルを形成する工程であって、ここでこの形成工程は、以下の工程を包含する、工程:i)成形ピンを得られた魚ゼラチン混合物に、浸漬パンで浸漬する工程、ii)この魚ゼラチンカプセルのフィルムを成形する工程、iii)この魚ゼラチンカプセルのフィルムを、15〜20℃の冷風を使用して、5〜10秒の間、底部フィルム冷却デバイスで冷却する工程、iv)この魚ゼラチンカプセルのフィルムを、15〜20℃の冷風を使用して、100〜120秒の間、フィルムの流れを制御するための上部フィルム冷却デバイスで冷却する工程。
魚ゼラチン混合溶液の内容物は、合計100%の魚ゼラチン混合溶液について、30〜40重量%の魚ゼラチン、0.5〜1.0重量%のペクチン、0.01〜0.05重量%のグリセリン、0.1〜0.5重量%のグルコン酸カルシウム、0.1〜0.5重量%のスクロース脂肪酸エステル、および0.01〜0.05重量%の氷酢酸を、占める。
本発明に用いられるペクチンは、低メトキシルアミノペクチンである。さらに、魚ゼラチンカプセルのフィルムを冷却した後、乾燥フード(dry hood)中でこれを乾燥し、そして成形ピン(mold pin)を、温度制御デバイスで4分間2〜4℃未満にして冷却する。
(発明の詳細な説明)
本発明の魚ゼラチンカプセルのゲル化特性および物理的特性を増強するために、新規のゲル化剤を、ゲル化特性を改善するための第1の手段として、魚ゼラチン混合溶液に導入し、そしてフィルム冷却デバイスおよび温度制御デバイスのような、さらなる機械装置を、特性を改善するための従来の製造装置に装着する。ゲル化剤を用いて、成形ピンに浸漬した魚ゼラチン溶液を、安定にゲル化する。最終的に、均等なフィルム分布および厚さを有する魚ゼラチンカプセルが、さらなる機械装置を使用して得られ得る。
ペクチンは、魚ゼラチンカプセルのための適切なゲル化剤として選択される。たとえ、ゲル化特性が、ペクチンの量の増加に従って増大するとしても、カプセルの物理的特性は、ペクチンの量の増加に従って低下する。例えば、切断形状は良好ではなく、そしてフィルムの切断が、不均一なフィルム分布から生じる。
従って、ペクチンの量は、HPMCカプセルとは異なる魚ゼラチンカプセルの物理的欠点を避けるように制限されるべきである。ペクチンによって安定にゲル化されるような製造機械の改良が必要である。均一なフィルム分布を得るために、成形ピンの温度制御デバイスおよびフィルム冷却デバイスは、従来の製造装置に装着されることが必要とされる。
合計100%の魚ゼラチン混合溶液に関して、30〜40重量%の魚ゼラチン、2.0〜3.0重量%のペクチン、0.01〜0.05重量%のグリセリン、0.1〜0.5重量%のグルコン酸ナトリウム、0.1〜0.5重量%のスクロース脂肪酸エステル、および0.01〜0.05重量%の氷酢酸を含む魚ゼラチン混合溶液を調製した。次いで、この混合溶液を、48℃未満の温度に調整した浸漬パンに置く。
成形ピンを、浸漬パンに浸漬し、そして形成されたゼラチンフィルムを、乾燥フードを使用して乾燥する。次いで、この成形したフィルムを、剥がし、長さを調整し、切断し、そして連結して、魚ゼラチンカプセルを作製する。しかし、成形ピンにより成形されたゼラチンフィルムは、魚ゼラチンカプセルの物理的特性の低下を引き起こす、フィルムの削り跡を有する不良な切断形状を示す。
本発明者らは、この問題が、ペクチンの量の増加に起因して生じることを見出した。たとえ、カプセルの物理的特性が、ペクチンの量を最小限にすることに従って改善されるとしても、混合溶液のゲル化特性は低下し、所望の形態のカプセルを調製することが出来ない。
実験を繰り返すことを通じて、本発明者らは、望ましいペクチンの量は、0.5〜1.0重量%であることを見出した。しかし、成形ピンに浸漬されたゼラチンカプセルのゲル化特性の欠如を克服するための第2の手段が必要とされる。
従って、本発明者らは、ゲル化特性がゼラチンフィルムの温度減少に従って増加するという実験事実を採用した。そこで、温度制御デバイス(7)は、従来の成形ピンの温度と比較して、2〜4℃低く、成形ピンの温度を減少するように導入される(図4を参照のこと)。さらに、底部フィルム冷却デバイス(3)および上部フィルム冷却デバイス(5)はまた、ゼラチンフィルムの温度を減少させるために取り付けられる(図2および図3を参照のこと)。底部フィルム冷却デバイスを使用して、ゼラチンフィルムは、5〜10秒間の冷やした空気によって冷却され、そして上部フィルム冷却デバイスを使用して、このゼラチンフィルムは、100〜120秒間の冷やした空気によって冷却される。最終的に、優れた魚ゼラチン(fish gelatin)フィルムが、得られる。
次いで、魚ゼラチンカプセルは、同じ製造プロセス(例えば、フード内での乾燥、ストリッピング、長さの調整、切断および接続のプロセス)で製造される。得られた魚ゼラチンカプセルの外観および物理的特性(例えば、切断の形状、フィルムの厚さならびにフィルムの分布および重量)は、優れている。
本発明は、以下の実施例によって説明され得る。しかし、本発明の範囲は、以下の実施例に制限されるべきではない。
(実施例1:魚ゼラチンカプセルの調製)
(工程1:魚ゼラチン水溶液の調製)
33kgの魚ゼラチン(濃度:33.0%)を、65〜70℃の57.524Lの純水にゆっくりと加える。次いで、この溶液を、完全に分散するまで300rpmで120分間攪拌する。この溶液を可溶化するために55〜60℃まで温度を上昇させた後、この溶液を、室温で4〜8時間冷却する。
(工程2:ペクチンおよびグリセリンの混合溶液の調製)
ペクチンおよびグリセリンの混合溶液を、以下の方法によって調製する。825gのペクチン(濃度:0.825%)を、60℃の6.3Lの純水にゆっくりと加える。次いで、この混合物を、ミキサーを用いて完全に分散するまで8,000rpmで攪拌する。ペクチンの完全な可溶化の後、ペクチンおよびグリセリンの混合溶液を調製するために、33gのグリセリン(濃度:0.033%)を添加し、そして5分間攪拌する。
調製された混合溶液を、工程1における魚ゼラチン水溶液に加える。
(工程3:魚ゼラチン混合溶液の調製)
次の工程において、165gのグルコン酸カルシウム(濃度:0.165%)を、60℃の1.8Lの純水にゆっくりと加える。次いで、この混合溶液を、ミキサーを用いて完全に分散するまで3,000rpmで3分間攪拌し、そして工程2における魚ゼラチン混合溶液を添加して、2分間攪拌する。330gのショ糖脂肪酸エステル(濃度:0.33%)および23.1gの氷酢酸(濃度:0.0231%)を、上記溶液に加え、そして混合溶液を、10分間攪拌する。最終的に、魚ゼラチン混合溶液は、混合溶液の添加の後、調製される。
(工程4:フィルムの形成)
工程3で得られた魚ゼラチン混合溶液を、容器に詰め、そして粘性を調整するために46〜48℃の適切な温度まで6〜10時間静置する。溶液中の泡を除去し、そしてこの溶液を、浸漬パン(dipping pan)上に置く。成形ピンを浸漬パンへ10〜15秒間漬けた後、フィルムを、冷却のために底部フィルム冷却デバイスに5〜10秒間移す。次いで、このフィルムを、冷却のために上部フィルム冷却デバイスに100〜120秒間移す。冷却する空気の温度は、4〜6m/秒の空気速度で15〜20℃である。次いで、形成されたフィルムを、乾燥フード中に移して、25〜30℃で40〜50分間乾燥し、そしてこのフィルムを、温度制御デバイス上に置いて、約4分間、従来の温度と比較して2〜4℃低い成形ピンの温度に下げる。温度制御デバイスの温度は、6〜8m/秒の空気速度で17〜20℃である。最終的に、魚ゼラチンカプセルを、同じ製造プロセス(例えば、フード内での乾燥、ストリッピング、長さの調整、切断および接続のプロセス)で製造する。得られた魚ゼラチンカプセルの外観および物理的特性(例えば、切断の形状、フィルムの厚さならびにフィルムの分布および重量)は、優れている。
(実施例2:魚ゼラチンカプセルと従来のゼラチンカプセルとの間の比較)
実験を、魚ゼラチンカプセルと従来のゼラチンカプセルとの間の特性の比較について実施する。
表1は、魚ゼラチンカプセルと従来のゼラチンカプセルとの間のキャップのフィルム分布を示す。
Figure 2005104952
表2は、魚ゼラチンカプセルと従来のゼラチンカプセルとの間の、本体のフィルム分布を示す。
Figure 2005104952
カプセルは、
Figure 2005104952
を備える。CE、ドーム部、ショルダー部および頂部は、キャップおよび本体の一部である。以下が、その説明である。
Figure 2005104952
魚ゼラチンカプセルと従来のゼラチンカプセルとの間に、フィルム分布の有意な差異は、存在しなかった。従って、魚ゼラチンカプセルの製造に問題はない。
図5は、本発明の魚ゼラチンカプセルと、従来のゼラチンカプセルとの間の、重量の偏差の比較を示す。図5に示されるように、魚ゼラチンカプセルと従来のゼラチンカプセルとの間に、重量偏差の有意な差異は存在しない。重量偏差は、±10%の重量の範囲内である。
本発明の目的は、魚ゼラチンカプセルを調製するためのプロセスを提供することであり、このプロセスは、以下の工程:i)ペクチンおよびグリセリンの混合溶液を調製する工程;ii)混合溶液を、可溶化魚ゼラチン溶液に添加する工程;iii)少量のグルコン酸カルシウム、スクロース脂肪酸エステルおよび氷酢酸を、混合物に添加する工程;iv)粘度を調整するために、混合物を静置する工程;ならびにv)得られた魚ゼラチン混合物を用いて、魚ゼラチンカプセルを形成する工程、を包含し、この形成する工程が、以下:i)浸漬パン中において、得られた魚ゼラチン混合物中に成形ピンを浸漬する工程、ii)魚ゼラチンカプセルのフィルムを成形する工程、iii)底部フィルム冷却デバイスで、15〜20℃の冷却空気を使用して5〜10秒間、魚ゼラチンカプセルフィルムを冷却する工程、iv)フィルムの流動を制御するために、上部フィルム冷却デバイスで、15〜20℃の冷却空気を使用して100〜120秒間、魚ゼラチンカプセルのフィルムを、再度冷却する工程、を包含する。
本発明は、ペクチンおよびゼラチンをゲル化剤として使用する、魚ゼラチンカプセルの製造を達成する。さらに、本発明のカプセルのより良好な物理的特性のために、さらなる冷却デバイスが採用される。
図1は、本発明の魚ゼラチンカプセルを製造する装置の模式図を示す。 図2は、図1で形成されたフィルムをゲル化するための底部フィルム冷却デバイスの拡大図を示す。 図3は、図1で形成されたフィルムをゲル化するための上部フィルム冷却デバイスの拡大図を示す。 図4は、図1で浸漬する前に成形ピンを冷却するための温度制御デバイスの拡大図を示す。 図5は、本発明の魚ゼラチンカプセルと従来のゼラチンカプセルとの間の重量偏差の比較を示す。
符号の説明
1.浸漬パン
2.成形ピン
3.底部フィルム冷却デバイス
4.フィルム調整用エレベーター
5.上部フィルム冷却デバイス
6.乾燥フード
7.温度制御デバイス
8.形成部分
9.油(グリース)塗布部分

Claims (4)

  1. 魚ゼラチンカプセルを調製するためのプロセスであって、該プロセスは、以下の工程:
    i)ペクチンおよびグリセリンの混合溶液を調製する工程;
    ii)該混合溶液を、可溶化魚ゼラチン溶液に添加する工程;
    iii)少量のグルコン酸カルシウム、スクロース脂肪酸エステルおよび氷酢酸を、該混合物に添加する工程;
    iv)粘度を調整するために、該混合物を静置する工程;ならびに
    v)得られた魚ゼラチン混合物を用いて、魚ゼラチンカプセルを形成する工程、
    を包含し、該形成する工程が、以下:
    i)浸漬パン中において、該得られた魚ゼラチン混合物中に成形ピンを浸漬する工程、
    ii)該魚ゼラチンカプセルのフィルムを成形する工程、
    iii)底部フィルム冷却デバイスで、15〜20℃の冷却空気を使用して5〜10秒間、該魚ゼラチンカプセルの該フィルムを冷却する工程、
    iv)フィルムの流動を制御するために、上部フィルム冷却デバイスで、15〜20℃の冷却空気を使用して100〜120秒間、該魚ゼラチンカプセルの該フィルムを、再度冷却する工程、
    を包含する、プロセス。
  2. 魚ゼラチン混合溶液の内容物が、合計100%の魚ゼラチン混合溶液に関して、30〜40重量%の魚ゼラチン、0.5〜1.0重量%のペクチン、0.01〜0.05重量%のグリセリン、0.1〜0.5重量%のグルコン酸カルシウム、0.1〜0.5重量%のスクロース脂肪酸エステル、および0.01〜0.05重量%の氷酢酸を占める、請求項1に記載の魚ゼラチンカプセルを調製するためのプロセス。
  3. 前記ペクチンが、低メトキシアミノペクチンである、請求項2に記載の魚ゼラチンカプセルを調製するためのプロセス。
  4. さらに、以下:
    i)前記魚ゼラチンカプセルの前記フィルムを冷却する工程;および
    ii)該フィルムを乾燥フード中で乾燥させ、そして温度制御デバイスで、前記成形ピンを2〜4℃未満に4分間冷却する工程、
    を包含する、請求項1に記載の魚ゼラチンカプセルを調製するためのプロセス。
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