JP2005104892A - クレンジング料 - Google Patents

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Abstract

【課題】人体にとって安全で刺激性がなく、使用中ののびが良好であるとともにべたつかず、クレンジング効果に優れ、すすぎ性・洗い上がりの感触が良好であるとともに、保存安定性にも優れたクレンジング料を提供することにある。
【解決手段】a. 次の一般式(I)で表されるアルキレンオキシド誘導体
HO−[(EO)m(AO)n]−H (I)
〔式中、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基を示し、m、nはそれぞれの平均付加モル数であり1以上であり、m+nが3〜40であり、m/nが1/4〜4/1である。さらに、AOにおけるブチレンオキシド(BO)のモル分率が1/10〜1/2である〕
b. エステル油、炭化水素油、シリコーン油から選ばれる1種以上の液状油性成分
c. 非イオン性界面活性剤
a、bおよびcを含有し、a+bが15〜85重量%、a/bが重量比で1/20〜3/1、cが5〜50重量%であることを特徴とするクレンジング料である。

Description

本発明は、メイクアップ化粧料、紫外線防止化粧料のクレンジング料に関し、さらに詳しくは人体にとって安全で刺激性がなく、使用中ののびが良好であるとともにべたつかず、クレンジング効果に優れ、すすぎ性・洗い上がりの感触が良好であるとともに、保存安定性にも優れたクレンジング料に関する。
メイクアップ化粧料や紫外線防止化粧料は、肌を外界の刺激から保護し、またより美しく見せる効果があり、現代社会の生活においては欠かせないものとなっている。しかし、これらの化粧料は油性成分や無機顔料成分等を多量に含んでいるため、皮膚の毛穴を防ぎ、新陳代謝を妨げ、また化粧料自体が徐々に酸化されて刺激性を有することがあり、長時間の使用は肌トラブルの原因となる。このため1日1回はクレンジング料を使用して、これらの化粧料を除去することが好ましい。
クレンジング料は通常、洗浄基剤として種々の油性成分が配合されているが、これらの油性成分は極めてクレンジング効果が高く、安全性にも優れているものの、水との相溶性が悪いためすすぎ性が悪く、洗い上がりの感触が不充分であった。このような問題を解決するために、多くの場合、各種の界面活性剤が油性成分と併用して配合されている。しかしながら、界面活性剤を配合すると、すすぎ性や洗い上がりの感触は改善されるものの、使用中のべたつきを生じたり、皮膚への刺激性が問題となったりする場合があった。
このような問題を解決するために、クレンジング料に配合することで、相乗的にクレンジング効果を高めながらのび、すすぎ性、使用後の感触を高め、さらに使用中のべたつきや皮膚への刺激を抑制するような化合物の開発が望まれていた。
このような化合物としてこれまでに、メチルグルコシドのエチレンオキシド付加物を含有するクレンジング料が開示されている(特許文献1参照)が、使用時ののびの向上、べたつきの緩和、使用後の感触の向上にはある程度の効果はあるものの、クレンジング力や保存安定性に関しては不充分であった。また、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体を含有するクレンジング料が開示されている(特許文献2参照)が、この化合物はべたつきの緩和、すすぎ性の向上にはある程度の効果はあるものの、クレンジング力の点で充分でなかった。
特開昭62−53910号公報 特開平9−87139号公報
本発明の課題は、人体にとって安全で刺激性がなく、使用中ののびが良好であるとともにべたつかず、クレンジング効果に優れ、すすぎ性・洗い上がりの感触が良好であるとともに、保存安定性にも優れたクレンジング料を提供することにある。
上記課題を解決するために鋭意研究を重ねたところ、特定のアルキレンオキシド誘導体を所定量使用することで目的のクレンジング料を発明するに至った。
すなわち本発明は、
(1)下記のa、bおよびcを含有し、a+bが15〜85重量%、a/bが重量比で1/20〜3/1、cが5〜50重量%であることを特徴とするクレンジング料である。
a. 次の一般式(I)で表されるアルキレンオキシド誘導体
HO−[(EO)m(AO)n]−H (I)
〔式中、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基を示し、m、nはそれぞれの平均付加モル数であり1以上であり、m+nが3〜40であり、m/nが1/4〜4/1である。さらに、AOにおけるブチレンオキシド(BO)のモル分率が1/10〜1/2である〕
b. エステル油、炭化水素油、シリコーン油から選ばれる1種以上の液状油性成分
c. 非イオン性界面活性剤
(2)d. 水溶性多価アルコールを1〜15重量%含有する請求項1記載のクレンジング料である。
本発明のクレンジング料は、使用中ののびが良好であるとともに、べたつかず、クレンジング効果に優れ、すすぎ性・洗い上がりの感触が良好であるとともに、低刺激性で保存安定性にも優れた効果を有する。
本発明に用いられるa成分であり、次の一般式(I)で表されるアルキレンオキシド誘導体は、エチレンオキシド(EO)にプロピレンオキシド(PO)もしくはブチレンオキシド(BO)を付加させて得られる化合物であって、m+nが3〜40、好ましくは5〜30であり、m/nが1/4〜4/1、好ましくは1/2〜3/1である。
HO−[(EO)m(AO)n]−H (I)
m+nが3未満では刺激性を生じる場合があり、40を超える場合では使用時ののび、クレンジング力、べたつきのなさ、使用時の感触、すすぎ性が悪くなる。また、m/nが1/4未満ではすすぎ性、使用後の感触が悪く、4/1を超える場合ではクレンジング力が不充分である。EOとAOはランダム状にもブロック状にも付加してもよいが、べたつき、刺激性を抑制するためにはランダム状に付加することが好ましい。
さらに、アルキレンオキシド(AO)におけるブチレンオキシド(BO)のモル分率(BO/AO)は1/10〜1/2、より好ましくは1/5〜1/3である。1/10未満ではクレンジング力、べたつきのなさが不充分であり、1/2を超える場合ではすすぎ性、使用後の感触が悪くなる。また、BOとしては1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、イソブチレンオキシド等の化合物が使用可能であるが、入手のし易さ、反応制御し易さの面から、好ましくは1,2−ブチレンオキシドである。
尚、これらアルキレンオキシドを付加させる場合には通常、相関移動触媒、ルイス酸触媒、アルカリ触媒等を用いて付加反応を行う。一般的には水酸化カリウム等のアルカリ触媒を使用することが好ましい。例えば、プロピレングリコール等のグリコール化合物と触媒として水酸化カリウム等のアルカリ触媒をオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら約140℃で触媒を完全に溶解する。次に滴下装置により所定量のエチレンオキシドとプロピレンオキシド等の混合物を滴下させ、約2時間攪拌する。次に、1,2−ブチレンオキシド等を滴下させ2時間攪拌して熟成を行うことで目的の化合物を得ることができる。
本発明に用いられるb成分はエステル油、炭化水素油、シリコーン油から選ばれる液状油性成分である。例えば、セバシン酸ジエチル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、イソノナン酸イソデシル、オレイン酸エチル、ホホバ油等のエステル油、また、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン等の炭化水素油、さらにジメチルポリシロキサン、ポリメチルシクロシロキサン、ポリエーテル変性メチルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリシロキサンといったシリコーン油等が挙げられ、これらの25℃で液状の油性成分から1種あるいは2種以上が選ばれて使用される。
本発明において、a成分とb成分の配合量の合計(a+b)は組成物全量中15〜85重量%であり、より好ましくは20〜80重量%である。a+bが15重量%未満では、クレンジング効果や使用時ののびが充分でなく、85重量%を超える場合ではべたつき、すすぎ性、使用後の感触、さらに保存安定性が悪くなる。また、配合比(a
/ b)は重量比で1/20〜3/1、より好ましくは1/15〜2/1である。a /bが1/20未満ではべたつき、すすぎ性、使用後の感触が悪くなり、3/1を超える場合ではクレンジング効果、保存安定性が悪くなる場合がある。
本発明に用いられるc成分は非イオン性界面活性剤であり、非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、グリセリンモノ脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、アルカノールアミド等が挙げられ、好ましくはポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルが挙げられる。すすぎ性、使用後の感触の点からHLBが10〜18の非イオン性界面活性剤の使用が好ましい。
本発明に用いるc成分の配合量は、組成物全量中5〜50重量%であり、より好ましくは10〜40重量%である。5重量%未満ではすすぎ性、保存安定性が悪く、50重量%を超える場合ではべたつきや皮膚刺激を生じ、使用後の感触も悪くなる。本発明においてa+b+cは25〜100重量%である。
本発明のクレンジング料において、さらにd成分として炭素数2〜6の多価アルコール類を添加することで、使用時ののび、使用後の感触を改善できる。炭素数2〜6の多価アルコールとしては、例えば、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプロピレングリコール、ジグリセリン、ソルビトール等が挙げられる。使用時ののび、汚れとのなじみ易さの点で好ましくはプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールである。
本発明においてd成分の配合量は組成物全量中1〜15重量%であり、より好ましくは5〜10重量%である。1重量%未満では使用時ののび、使用後の感触の改善効果が不充分であり、15重量%を超える場合ではべたつき感が強くなり、保存安定性が悪くなる場合がある。
尚、本発明のクレンジング料には、化粧品に常用されている添加剤を本発明の性能を損なわない範囲で配合することも可能である。例えば、セラミド、コレステロール、タンパク誘導体、ラノリン、ラノリン誘導体、レシチンなどの油性基剤、牛脂、豚脂、魚脂等の天然油脂類、ミツロウ、カルバナロウ等のロウ類、石鹸、アシルメチルタウリン塩、アミドエーテル硫酸エステル塩等の陰イオン性界面活性剤、アミドアミノ酸塩、アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の両性界面活性剤、塩化アルキル等の半極性界面活性剤、アルギン酸、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム等の水溶性高分子、ピロリドンカルボン酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、食塩等の有機又は無機塩類、pH調整剤である酸及びアルカリ、殺菌剤、キレート剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、ビタミン類、動植物由来の天然エキス、色素、顔料及び色素等を配合することができる。
次に実施例によって本発明を更に詳細に説明する。
実施例1〜5及び比較例1〜9
表1〜表3に示すクレンジング料を調製し、下記の方法により評価を行った。使用したアルキレンオキシド誘導体は次のようにして調製した。すなわち、プロピレングリコール76g(1モル)と触媒として水酸化カリウム3.1g(対プロピレングリコール5.5モル%)をオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド264g(6モル)とプロピレンオキシド174g(3モル)の混合物を滴下させ、2時間攪拌する。次に、1,2−ブチレンオキシド216g(3モル)を滴下させ2時間攪拌して熟成を行った。その後、リン酸で触媒を中和し、濾過して目的の化合物(化合物A−1)を得た。さらに、同条件によりエチレンキシド529g(12モル)、プロピレンオキシド407g(7モル)と1,2−ブチレンオキシド289g(4モル)を反応し、精製した化合物A−2を得た。さらに、比較成分として「m+n」、「m/n」あるいは「BO/AO」が本発明の比率から外れたアルキレンオキシド誘導体を調製した。すなわち、同条件によりエチレンオキシド44g(1モル)、プロピレンオキシド58g(1モル)、と1,2−ブチレンオキシド216g(3モル)を反応し、精製した化合物A’−1、エチレンオキシド1894g(43モル)、プロピレンオキシド581g(10モル)と1,2−ブチレンオキシド72g(1モル)を反応し、精製した化合物A’−2を得た。
(1)使用時ののび
メイクをした10名の女性(22才〜37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した時の感触について下記のように判定し、10名の合計点を求めて、15点以上を使用時の感触が良好なクレンジング料であると評価した。
2点:使用時ののびが良く軽い感触であると感じた場合。
1点:使用時ののびがやや悪くやや重い感触であると感じた場合。
0点:使用時ののびが悪く重い感触であると感じた場合。
(2)クレンジング効果
メイクをした10名の女性(22才〜37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した時の汚れとのなじみについて下記のように判定し、10名の合計点を求めて、15点以上をクレンジング効果が良好なクレンジング料であると判定した。
2点:十分メイク汚れが落ちたと感じた場合。
1点:ややメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。
0点:明らかにメイク汚れの落ちが悪いと感じた場合。
(3)べたつきのなさ
メイクをした10名の女性(22才〜37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した時の感触について下記のように判定し、10名の合計点を求めて、15点以上をべたつきのないクレンジング料であると判定した。
2点:使用時のべたつきがないと感じた場合。
1点:使用時のべたつきがやや感じた場合。
0点:使用時に非常にべたつくと感じた場合。
(4)すすぎ性
メイクをした10名の女性(22才〜37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した後、ぬるま湯で洗い流した時のすすぎ性について下記のように判定し、10名の合計点を求めて、15点以上をすすぎ性が良好なクレンジング料であると判定した。
2点:すすぎ時のぬめりもなく、速やかにすすぎができたと感じた場合。
1点:すすぎ時にややぬめりが残り、ややすすぎ性が悪いと感じた場合。
0点:ぬめりが落ちにくく、明らかにすすぎ性が悪いと感じた場合。
(5)使用後の感触
メイクをした10名の女性(22才〜37才)をパネラーとし、クレンジング料を使用した後の肌の感触について下記のように判定し、10名の合計点を求めて、15点以上を使用後の感触が良好なクレンジング料であると評価した。
2点:べたつきも無く、しっとりとうるおった肌になったと感じた場合。
1点:ややべたつきがあるもしくはやや肌がかさかさすると感じた場合。
0点:べたつきが多い、もしくは肌がかさかさになったと感じた場合。
(6)皮膚刺激性
ハートレイ系モルモット7週齢(雄)を使用し(1群3匹)、24時間閉塞パッチ法により行った。すなわち、モルモットの背部を剃毛後にφ15mmの鳥居パッチ(スモールサイズ)の粘着部位をきれいに切り取り、そのパッチをまずステリドレープに貼り、各組成物をパッチに100μLのせ、モルモットの片側の皮膚にパッチを2枚貼ってからエラテックスを貼った。さらに逆側も同様に行い、頭部側、尾部側の2ヶ所をシルキーテックスで巻いた。そして、投与24時間後にDraizeの採点基準により紅斑と浮腫をスコアとして記録して、その和の平均値より下記のように判定し、◎、○を刺激性が低いと評価した。
採点基準
[紅斑] 評価点(Score)
変化なし ------------------ 0
ごく軽度の紅斑 ------------ 1
明らかな紅斑 -------------- 2
中等度〜強度紅斑 ----------- 3
深紅色の強度紅斑軽い痂皮 --- 4
[浮腫] 評価点(Score)
浮腫なし ----------------------------- 0
ごく軽度の浮腫 ----------------------- 1
明らかな浮腫 ------------------------- 3
中等度浮腫(1mm程度もりあがっている)- 3
強度の浮腫(周囲にも広がっている)---- 4
[判定]
紅斑スコア+浮腫のスコアの平均値S(n=3)
◎: S=0
○: 0<S≦2
△: 2<S≦4
×: 4<S
(7)保存安定性
試料を透明ガラス容器に密封して0℃、25℃、40℃で3ヶ月間保存し、その外観を観察して、下に示す3段階で評価した。
○:安定性良好(いずれの温度でも外観の変化がない。)
△:安定性やや不良(いずれかの温度において若干粘度が低下する、または若干の分離を生じる。もしくは若干着色を生じる。)
×:安定性不良(いずれかの温度において粘度低下が著しい、または分離する。もしくは着色が著しい。)
実施例1〜5より、本発明の成分を用いたクレンジング料はいずれも使用中ののびが良好であるとともにべたつかず、クレンジング効果に優れ、すすぎ性・洗い上がりの感触が良好であるとともに、低刺激性で保存安定性にも優れていた。
一方、比較例1〜12では十分な性能が得られていない。つまり、比較例1ではアルキレンオキシド誘導体におけるEOの平均付加モル数:「m」とAOの平均付加モル数:「n」の和「m+n」が小さいことから、使用後の感触が悪く、皮膚刺激性が強い。比較例2ではアルキレンオキシド誘導体における「m+n」が大きく、また「m/n」も大きいことから、べたつき感があり、使用時ののび、すすぎ性、使用後の感触が悪く、クレンジング効果が低く、また保存安定性も充分でない。比較例3ではa成分とb成分の和「a+b」が小さく、またそれらの比「a/b」が大きいため、使用時ののびが悪く、クレンジング効果が低く、保存安定性も充分でない。比較例4では「a+b」が大きいため、べたつき感があり、すすぎ性、使用後の感触、保存安定性が悪い。比較例5ではc成分の含有量が少ないため、クレンジング効果が十分でなく、すすぎ性、使用後の感触、保存安定性が悪い。比較例6ではc成分の含有量が多いため、べたつき感が強く、使用後の感触が悪く、皮膚刺激性が強い。比較例7ではa成分を含有しないため、使用時ののび、すすぎ性、使用後の感触、また、べたつき感も強く、クレンジング効果も充分でない。比較例8では、a成分の替わりにポリオキシエチレンメチルグルコシド(10E.O.)を含有しているが、クレンジング力が弱く、保存安定性も悪い。比較例9では、a成分の替わりにアクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体を含有しているが、クレンジング力が弱い。
Figure 2005104892
Figure 2005104892
Figure 2005104892

Claims (2)

  1. 下記のa、bおよびcを含有し、a+bが15〜85重量%、a/bが重量比で1/20〜3/1、cが5〜50重量%であることを特徴とするクレンジング料。
    a.次の一般式(I)で表されるアルキレンオキシド誘導体。
    HO−[(EO)m(AO)n]−H (I)
    〔式中、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基を示し、m、nはそれぞれの平均付加モル数であり1以上であり、m+nが3〜40であり、m/nが1/4〜4/1である。さらに、AOにおけるブチレンオキシド(BO)のモル分率が1/10〜1/2である〕
    b. エステル油、炭化水素油、シリコーン油から選ばれる1種以上の液状油性成分
    c. 非イオン性界面活性剤
  2. d. 水溶性多価アルコールを1〜15重量%含有する請求項1記載のクレンジング料。
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