JP2005104810A - 異種材料複合体およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一方が多結晶体で他方が単結晶体から成る2種の材料が互いの面を接して接合されて成る異種複合体を提供する
【解決手段】 多結晶体の接合面には金属膜が形成され、単結晶の接触面には予めイオン照射を行うことにより清浄な表面を形成してのち、真空中で常温または300℃以下の加熱雰囲気中で2種の材料を5MPa未満の圧力を印加させることで加圧しながら接触させることで、2種の基板を接合し、単結晶体との界面には厚みが15nm以下の非晶質層が形成されている異種材料複合体とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧電材料や磁性材料など電気的または磁気的機能を有する多結晶体セラミックスを、導電性配線パターンなど形成が容易である薄型ウェハ形状の単結晶基板に接合することにより、異種材料複合体を作製し、これらセラッミクスの機能を活用した新規なデバイスや、デバイス作製のための複合基板を提供する。
近年、IC、トランジスタなどの半導体素子、積層チップコンデンサ、積層チップインダクタ、チップ抵抗などの受動部品の小型化に伴い、これらを表面実装した電子部品の小型化・薄型化が急速に進行している。半導体素子はSiウェハなどを基板として形成されるが、当該Si基板上に前記受動部品を形成する試みも進んでいる。これら受動部品はセラミックスを構成部材とするが、Si基板上に直接形成する手段としては薄膜化することが有効と考えられ、スパッタデポジションなどの気相法や、ゾル−ゲル法などの液相法、その他各種成膜法が成膜手段として提案されている。
しかしながら、これら成膜手段では、成膜速度が遅いため厚い膜を形成することが困難であり、また成膜されたままでは非結晶質形態のために本来期待できる特性を発現することができない。このため、高温の熱処理が不可避的に必要となるが、結晶化などに伴いセラミックス膜中に応力が発生し、基板から剥離するなどの問題がある。このため、多結晶体と同等の特性を有する機能性セラミックス膜をSiウェハなどの基板上に形成することは極めて困難となっている。
これに対し、予め熱処理し特性を発現したセラミックス多結晶体をSiウェハなどの基板と接合できれば、多結晶体と同等の特性を有する異種材料複合体が期待できる。そのための接合法としては、接着剤を使用する方法、ロウ付け、拡散接合法などが存在する。接着剤を使用する方法では接合される材料を加熱する必要はないが、2つの部材の間に接着剤の層が存在するため、機械的インピーダンスの整合や耐久性の面で問題がある。
一方、ロウ付けや拡散接合法では、2つの部材は直接または金属のロウ材を介して接合され、高い信頼性を有する。しかし、接合時に高温の加熱を必要とするため、機能性セラミックスの特性劣化やデバイスへのダメージ、セラミックスと接合相手の材料の熱膨張の違いに起因する熱応力の発生などによる変形や剥離の問題がある。
ところで、前記の問題を解決する可能性をもつ方法の一つに、加熱を必要としない直接接合法として、真空中でのイオンビームスパッタリングなどの表面処理を利用した表面活性化常温接合法が知られている。この方法により、Si単結晶ウェハ同士の接合(特許文献1)や、Si単結晶とニオブ酸リチウム(LiNbO3)単結晶ウェハの接合(非特許文献1)が行われ、常温で且つ非常に小さな荷重により強固な接合が実現されている。
しかしながら、この方法では2つの部材の接合部での密着を常温で達成する必要があり、接合部材は非常に平滑な研磨面(中心線平均粗さRaで1nm以下)が得られる単結晶材料に限られる。焼結セラミックスなどの多結晶体は、異なる結晶面方位を有する多数の結晶粒から構成され、研磨加工ではその面方位によって加工速度が異なる。このため多結晶体では目的とする平滑な表面粗さの実現は困難である。
また、同じく真空中での表面処理を用いた、金属と焼結セラミックスの常温での接合(非特許文献2)も報告されているが,金属材料を大きな荷重により塑性変形させて接合部を密着させるため、接合される部材の一方はAlやCuなどの軟質の金属に限定されるとともに、荷重による部材へのダメージが懸念されるなどの問題がある。
特許第2791429号公報(第1頁) アプライド・フィジックス・レターズ(Applied Physics Letters),Vol.74(1999)pp.2387−2389 日本金属学会誌,第54巻,(1991),713−719頁
本発明では、単結晶ウェハに比べて表面粗さの大きい機能性セラミックス多結晶体を、高温の熱処理や大きな荷重を負荷することなく、且つ常温で最小限の接触荷重により、Siなどの単結晶材料と接合する方法を提供することを目的とする。
本発明は、Ptなどの金属とSiなどの半導体を汚れなどのない状態で接触させると、常温付近でも活発に反応することを利用する。接合される各々の接合面を、このような常温付近でも活性に反応する材料の組み合わせとし、さらにこれらの表面を活性化処理して接合することで、接合界面に非晶質層が形成され、接合界面での接合の形成を促進する。
(1) 本発明の異種材料複合体は、一方が多結晶体で他方が単結晶体である2種の材料が互いの面を接して接合されて成る複合体であって、前記多結晶体の接合面には金属の薄膜層が形成されており、前記単結晶体との界面には単結晶体を構成する元素若しくは前記金属膜を構成する元素を含む非晶質層が形成されて成ることを特徴とする。前記多結晶体の接合面には金属の薄膜層が連続的に形成されていることがより好ましい。
具体的には、セラミックス多結晶体の研磨した表面に金属薄膜層を形成する。その金属薄膜層の表面や、接合相手であるSiなどの単結晶体の表面について、不活性ガスのイオンビーム照射などにより活性化する。それら表面を真空中または不活性ガス雰囲気中で接触させ、単結晶体との界面に単結晶体を構成する元素又は金属薄膜を構成する元素を含む非晶質層を形成することにより、接合が達成され、異種材料複合体を得ることを特徴とする。
このとき、前記多結晶体に形成した金属膜と、清浄で表面性状が平滑な単結晶材料はともに常温付近で活発に反応するために、原子拡散や原子間結合形成が促進され、接合が進行する。同時に、化学反応による化合物形成などの際に体積が変化することにより、表面粗さに起因する接合界面の隙間を埋ると共に歪みを緩和する。これらの効果により、大きな荷重を負荷したり高温での熱処理を行うことなく、接合を行うことが可能となる。
(2) 上記(1)の異種材料複合体において、単結晶材料は清浄な金属膜表面と活発に反応する、Si,SiGe,GaAsのいずれかであることが望ましい。
(3) また、本発明の異種材料複合体のもう一つの形態としては、一方が多結晶体で他方が単結晶体である2種の材料が互いの面を接して接合されて成る複合体であって、前記多結晶体又は単結晶体の一方の接合面には金属の薄膜層が形成されており、他方の表面にはSi又はGeを主成分とする薄膜層が形成されており、前記金属膜と前記Si又はGeを主成分とする薄膜層の界面に、前記金属膜を構成する元素又はSi若しくはGeを含む非晶質層が形成されて成ることを特徴とする。前記多結晶体又は単結晶体の一方の接合面には金属の薄膜層が連続的に形成されており、他方の表面にはSi又はGeを主成分とする薄膜層が連続的に形成されていることがより好ましい。
(4) 上記(1)又は(2)又は(3)の異種材料複合体において、金属膜は貴金属であるPt若しくはAuであり、また多結晶材料とPt膜若しくはAu膜の間に、Pt膜若しくはAu膜の付着力を向上させるTiの膜を有することが望ましい。
(5) 上記(1)又は(2)又は(3)又は(4)の異種材料複合体において、前記多結晶体および前記単結晶体の接合界面は、前記の多結晶体の接合面の表面の平均面粗さが1nmを越える場合でも、5nm以下であることが望ましい。また、前記単結晶体の接合面の表面の平均面粗さは小さい程良く、具体的には0.01nm以上2nm以下であることが望ましい。すなわち、多結晶体および単結晶体の接合界面の表面の平均面粗さは、それぞれ1nm以上且つ5nm以下および0.01nm以上且つ2nm以下であることが望ましい。
(6) 上記(1)又は(2)又は(3)又は(4)の異種材料複合体において、前記多結晶体と前記単結晶体との界面に形成された前記非晶質層は厚みが1nm以上15nm以下であることが望ましい。
(7) 上記(4)の異種材料複合体において、前記多結晶体と前記単結晶体との界面あるいは多結晶体の接合面に形成されたTiの層は、厚みが1nm以上80nm以下であることが望ましい。
(8) 上記(1)又は(2)又は(3)又は(4)又は(5)又は(6)の異種材料複合体において、前記多結晶体は主として酸化物から成ることが望ましい。
(9) 上記(1)又は(2)又は(3)又は(4)又は(5)又は(6)の異種材料複合体において、前記多結晶体は、電界が印加されることによって双極子の分極を誘発してそのために結晶の歪が発生する酸化物、磁界が印加された場合に磁化を発生する酸化物、あるいは磁界が印加された場合に磁化を発生する典型元素を構成元素の一つとする化合物のいずれかであることが望ましい。
(10) 上記(1)又は(3)又は(4)又は(5)又は(6)の異種材料複合体において、前記単結晶体は、電界が印加されると結晶の歪が誘発される元素の酸化物、加熱によって電気的な分極が誘発される元素の酸化物、あるいは磁界が印加された場合に磁化を発生する酸化物のいずれかであることが望ましい。
(11) 上記(9)の異種材料複合体において、前記多結晶体の非接合面には電気的良導体の層または膜が形成されており、
前記電気的良導体の層または膜が接合面の層と幾何学的空間を有する配置を形成することにより、電気容量を保持する受動素子が構成されていることが望ましい。
(12) 上記(11)の異種材料複合体において、前記電気的良導体の層または膜は、Cu、Ag、Au、Pt若しくはPt以外の貴金属元素から選ばれる少なくとも1種の元素を含むことが望ましい。さらに望ましくは主成分として前記電気的良導体を構成するのがよい。
上記(1)から(12)の異種材料複合体において、多結晶体の接合面には金属の薄膜層を形成し、常温または300℃以下の加熱雰囲気の真空中で2種の材料に圧力を印加させることで加圧しながら接触させ、異種材料複合体を製造することが望ましい。
(13) 本発明の異種材料複合体の製造方法は、一方が多結晶体で他方が単結晶体である2種の材料が接合されて成る複合体の製造方法であって、
多結晶体の接合面に金属の薄膜層を形成し、
常温または300℃以下の加熱雰囲気の真空中で2種の材料に圧力を印加させることで加圧しながら接触させ、異種材料複合体を生成することを特徴とする。
(14) 上記(13)の異種材料複合体の製造方法において、前記単結晶又は金属膜の少なくともいずれか一方の接触面に、予めイオン照射を行うことにより活性化された清浄な表面を形成し、それらを大気にさらすことなく真空中で接合することが望ましい。すなわち、真空中で多結晶体と単結晶体を接触させる前に、イオン照射を行う。
(15) 上記(13)又は(14)の異種材料複合体の製造方法において、前記多結晶体の接合面に真空中で金属の薄膜層を形成し、その後、大気にさらすことなく真空中で接合することが望ましい。真空中で成膜した金属膜の表面を大気にさらすことなく清浄な状態で接合することにより、表面へのイオン照射を行わなくても良好な接合が得られる。
(16) また、本発明の異種材料接合体の製造方法は、一方が多結晶体で他方が単結晶体である2種の材料が接合されて成る複合体の製造方法であって、
前記多結晶体又は単結晶体の一方の接合面には金属の薄膜層を形成し、他方の表面にはSi又はGeを主成分とする薄膜層を形成し、
常温または300℃以下の加熱雰囲気の真空中で、2種の材料に圧力を印加させることで加圧しながら接触させ、異種材料複合体を生成することを特徴とする。
(17) 上記(16)の異種材料複合体の製造方法において、金属膜又はSi若しくはGeを主成分とする膜の少なくともいずれか一方の接触面に、真空中で予めイオン照射を行うことにより清浄な表面を形成し、
その後、大気にさらすことなく真空中で接合することが望ましい。すなわち、真空中で多結晶体と単結晶体を金属膜及びSi若しくはGeを主成分とする膜を介して接合する前にイオン照射を行う。
(18) 上記(16)又は(17)の異種材料複合体の製造方法において、前記多結晶体又は単結晶体のいずれか一方の接合面に真空中で金属の薄膜層を形成し、他方の表面にはSi又はGeを主成分とする薄膜層を形成し、
その後、大気に曝すことなく真空中で2種の材料を接合することが望ましい。真空中で成膜した膜の表面を大気にさらすことなく清浄な状態で接合することにより、表面へのイオン照射を行わなくとも良好な接合が可能となる。
(19) 上記(13)から(18)の異種材料複合体の製造方法において、2つの材料を確実に接触させかつ材料のダメージを与えないため、前記の加圧力は10MPa未満、より好ましくは前記の加圧力は0.1MPa以上5MPa未満であることが望ましい。
(20) 上記(13)又は(14)又は(15)または(19)の異種材料複合体の製造方法において、前記単結晶体は、清浄な金属膜と活性に反応するSi,SiGe,GaAsのいずれかであることが望ましい。
(21) 上記(13)から(20)の異種材料複合体の製造方法において、金属膜は貴金属であるPt若しくはAuであり、また多結晶材料とPt膜若しくはAu膜の間に、Pt膜若しくはAu膜の付着力を向上させるTiの膜を有することが望ましい。
(22) 上記(13)から(21)の異種材料複合体の製造方法において、前記多結晶体および前記単結晶体の接合界面は、前記の多結晶体の接合面の表面の平均面粗さが1nmを越える場合でも、5nm以下であることが望ましい。また、前記単結晶体の接合面の表面の平均面粗さは小さい程良く、具体的には0.01nm以上2nm以下であることが望ましい。すなわち、多結晶体および単結晶体の接合界面の表面の平均面粗さは、それぞれ1nm以上且つ5nm以下および0.01nm以上且つ2nm以下であることが望ましい。
(23) 上記(13)から(22)の異種材料複合体の製造方法において、前記多結晶体は、電界が印加されることによって双極子の分極を誘発してそのために結晶の歪が発生する酸化物、磁界が印加された場合に磁化を発生する酸化物、あるいは磁界が印加された場合に磁化を発生する典型元素を構成元素の一つとする化合物のいずれかであることが望ましい。
(24) 上記(13)から(19)および(21)、(22)の異種材料複合体の製造方法において、前記単結晶体は、電界が印加されると結晶の歪が誘発される元素の酸化物、加熱によって電気的な分極が誘発される元素の酸化物、あるいは磁界が印加された場合に磁化を発生する酸化物のいずれかであることが望ましい。
本発明の、一方が多結晶体で他方が単結晶体から成る2種の材料を接合するに際して、多結晶体の接合面には金属の薄膜層が形成されて成り、単結晶体との界面に非晶質層が形成されて成る接合方法を用いれば、電気的または磁気的特性を発現する機能性セラミックス多結晶体を、高温の熱処理や大きな荷重を負荷することなく、好ましくは常温で最小限の接触荷重により接合を提供することが可能となる。したがって、本発明によって、前記セラミック多結晶体を例えばCMOSと一体化させることで機能発現のための駆動回路を一体化した素子を実現することができ、従来個々にプリント基板などの電気的配線で接続することで素子機能を発現したものを革新的に小型薄型構造とすることもできる。
機能性セラミックスとしては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などの圧電体、酸化亜鉛やアルミナなど誘電体、フェライトやガーネットなど酸化物磁性体などのように半導体単結晶との接合により動作回路が一体化した機能素子が実現するセラミック材料が好適である。しかしながら、窒化珪素や窒化アルミなど高熱伝導率材料、ストロンチウム酸化ルテニウムなど放熱および電気伝導に優れた材料であっても機能素子を実現できる。接合に供する表面は平均面粗さRaで5nm以下であることが望まれる。Raが5nmを超える場合には局部的な接合が得られることもあるが、全界面に渡って均一な強度を有する接合とはならない。ここに、表面粗さRaは先端径が2.5μm径の触針式装置を用いて、500μmの距離に渡り針を走査させ測定して求めた値として定義される。一方、平均面粗さが1nm以下の良好な研磨面では、本手法を用いることなく直接接合も可能であるが、これらの多結晶材料は単結晶材料に比べ研磨加工が難しく、平均面粗さ1nm以下を実現することは極めて困難である。
セラミック多結晶体材料と単結晶材料との接合界面に供される金属薄膜はPt、Au、Ir、Pd、Rh、Ni、Al、Ag、Cu、Co、Ruの金属およびこれらの元素を主成分として含む合金が有効であるが、特にPtやAuやPd等の貴金属元素が好ましい。さらに、成膜後に大気に晒すことなく10−6Pa以下の高真空下において接合が行われる場合には、Cr、Mo、W、Ta、Tiも効果を発現する。また、単結晶と多結晶体との双方に成膜することでも接合が可能となり,その場合には一方の表面に金属に代わりSiやGeなどの半導体膜を形成することも有効である。
金属膜はセラミック多結晶体への成膜に先立ち下地層を付与した構造とすることで前記金属膜の密着強度をさらに高めることができる。下地層としてはTi、Cr、Mo、W、Taおよびそれら金属の合金から成る金属が好適であり、好ましくは下地層と金属膜は順次連続して形成されることが望ましい。
単結晶材料とセラミック多結晶体との界面には前記金属薄膜が採用されるが、薄膜作製の方法としては、直流2極または高周波、さらにプラズマを閉じ込め成膜速度を向上したマグネトロン、およびスパッタ粒子のエネルギーを増長させる手段となる電子サイクロトロン共鳴を付加したECR、またプラズマイオンをターゲットに照射し反跳粒子を成膜粒子とするイオンビーム、などのスパッタリング成膜手法が簡便に用いられる。加えて真空蒸着法、化学気相法(CVD)、イオンプレーティング、レーザアブレーション成膜法(PLD)、湿式メッキ法、などの成膜法も特性や効果を著しく阻害することなく実用に供される。
単結晶材料としては半導体基板として使用されるSi、SiGe、GaAsの他にGe、InPが本発明に使用されるほかに、磁性酸化物単結晶材料であるMn−ZnフェライトおよびNi−Znフェライト、あるいはニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウムなどが適する。これら単結晶は機械的または機械的化学的な研磨手段により表面が高度に平滑化処理されて成り、その表面性状は平均面粗さRaで2nm以下であることが望まれる。2nmを大きく超える面粗さでは十分な接合強度が得られない。
金属膜が設けられたセラミック多結晶体と単結晶材料との接合は、金属膜がもうけられたセラミックス多結晶体と単結晶材料の少なくとも一方にイオン照射を行うことで表面を活性化処理して接合する。セラミックス多結晶体表面への金属膜成膜と単結晶材料との接合が別々の真空装置で処理される場合には、接合処理の前には接合用の真空装置内で金属膜表面および接合相手の単結晶表面を活性化処理し、その後速やかに接合する。界面に供する金属薄膜の成膜を行った後に、同一装置内で大気に曝すことなく接合を行う場合には接合用真空装置中で形成した膜の表面はそのまま接合に用いても前記のような活性化処理を行って接合しても良い。
セラミック多結晶体の表面に金属膜を形成し、単結晶材料の表面には半導体薄膜を形成する場合、すなわち、接合する2種の基板に共に薄膜を形成する場合にも、両者の膜表面を活性化処理し、その後接合する。少なくとも一方を接合用真空装置内で形成した場合、その膜はそのまま接合に用いても、表面活性化処理を行って接合しても良い.
表面活性化処理の方法としては、イオン照射による方法を用いる。例えば、スパッタ法において逆スパッタと称されるプラズマ化したアルゴンガスなど不活性ガスの雰囲気中に基板を暴露する手法、プラズマ化した不活性ガスを高エネルギービームとして基板に照射するイオンビーム法、イオンを中性化した高速原子ビーム法、またはイオン化した粒子単体または数個の凝集体を生成させ照射する分子ビーム法、などを用いることができる。また、Kr−FやYAGなどレーザを連続または断続的に発生させ照射するパルスレーザー法、などのエッチング法を用いることも可能である。
接合時には荷重を負荷するが、その大きさは、好ましくは接合の界面介在層として供する金属薄膜と同一構成体のバルク金属の降伏応力よりも小さな荷重とする。降伏応力より大きな力を印加した場合には接合後に塑性的な変形が発生し、電子材料部材など機能性材料として使用するにおいては特に好ましくない。
接合は2種の材料を特に加熱することなく温度は常温でも可能であるが、接合面での原子間反応より密着強度を確保する目的で加熱することは有効である。その上限は特に指定されるものではないが、異種材料とりわけセラミックと半導体単結晶材料など熱膨張に大きな相違を有する場合には塑性変形を誘発するため、好ましくは300℃以下とする。
接合の雰囲気は真空が好適であり、真空度は1Pa以下とする。当該真空を得る目的においては、大気から真空排気する過程において窒素などの嫌気性ガスまたは不活性ガスによってパージすることはその効果を高める。前記真空度においては、残留水分や酸素、および炭化水素や二酸化炭素ならびに一酸化炭素圧力はいずれも1×10−5Pa以下に保持することが望ましい。
以下、具体例にしたがい本発明をさらに詳述する。ただし、これら実施例に本発明が必ずしも限定されるものではない。
(実施例1)
機能性セラミックスの多結晶体として、表面粗さRaが5nm以下のPZT多結晶体の表面を研磨したものを用い、この表面に真空槽内で不活性ガスとしてArガスを使用しマグネトロンスパッタリング法により、厚さ30−80nmのTi下地層膜、そして厚さ50−150nmのPt膜を順次形成した。表面粗さは先端径が2.5μm径の触針式装置を用いて、500μm針を走査させ測定した。真空槽は、残留気体圧力が1×10−6Pa以下になるまで排気した。その後、半導体素子形成基板と同程度に表面が研磨されて成る市場で入手したSi単結晶ウェハと共に当該PZT多結晶体を真空装置に入れた。次にPZT多結晶体表面に形成されたPt膜およびSiウェハの表面に、真空槽内に設置されたイオンビーム発生機を用いて、Arをイオン励起しビームエネルギー1keVとなるよう電界を印加し、イオンビームを照射し表面を処理した。その後、そのまま真空槽内で両者を重ね合せることにより常温で接合した。
接合時には、約3MPaの荷重を負荷したが、これはPtの塑性変形に必要な降伏応力よりはるかに小さな荷重であった。当該表面処理および接合は0.2Paの超高純度アルゴンガス雰囲気中で行った。イオンビーム照射の時間は30秒から120秒まで変化させた。形成した接合体は、焦点型イオンビーム加工機(FIB)で加工を行ったのちに透過型電子顕微鏡(TEM)によって断面形態を観察し、実質的なTi下地膜およびPt膜さらにはPt及びSiを含有する非晶質層のそれぞれの膜厚を測定した。一方、接合体の接合強度を引張試験により評価した。前記各膜厚とイオンビームの照射時間に対する接合強度の測定結果を表1に示す。ここに、接合強度は、それぞれの基板を接合面に対し垂直に力が印加されるよう引っ張り、破断が発生した力を意味する。10MPaを超える力では全ての基板で破断や破壊が発生しPZTおよびSiの内部からの破壊が見られ、これら異種材料が目的とする接合強度を達成していると考えられるが、強度値としてそれ以上は測定不可能であった。図1は、実施例1に関連する異種材料複合体の1サンプルについて、断面を観察した透過電子顕微鏡写真である。図2は図1の断面の様子を説明する模式図(同じ縮尺の図)である。PZT基板1にTi層2およびPt層3を積層したものをSi基板に重ね合わせ、加圧しつつ接合させたものである。Pt層3とSi基板5の間には非晶質層4が形成された。
Figure 2005104810
(比較例1)
表面にPt膜を形成していない研磨したPZT多結晶体を使用した以外は実施例1と同じ手段でSi単結晶ウェハと接合を試みたが、両者はすぐに分離し接合できなかった。
(比較例2)
研磨後の表面粗さが7nm以上のPZT基板を使用した以外は、実施例1と同じ条件にて試料を作製し接合強度を測定した。結果を表1に示す。
(比較例3)
イオンビームによるSiウェハ、およびTiとPt膜が形成されて成るPZT焼結基板へのイオンビームの照射時間を、180秒を超える時間とした以外は実施例1と全く同じ条件にて接合基板を作製し接合強度の測定を行った。結果を表1に示す。
本発明にしたがえば、従来接合が困難であった単結晶材料と多結晶体セラミック材料を低温で大きな加圧力を印加することなく強い接合強度で接合することが可能となる。これによって、デバイス構造を作製したSiなど単結晶基板に、当該セラミック基板を接合することで、新たな機能を持つデバイスを実現することが可能となる。また、これら2種の基板を接合した後にセラミック基板を研削や研磨することで、機能性複合基板を提供することもできる。
本発明の実施例に係る異種材料複合体を示す顕微鏡写真である。 図1の断面の様子を説明するための模式図である。
符号の説明
1 PZT基板、 2 Ti層、 3 Pt層、 4 非晶質層、
5 Si基板

Claims (19)

  1. 一方が多結晶体で他方が単結晶体である2種の材料が互いの面を接して接合されて成る複合体であって、前記多結晶体の接合面には金属の薄膜層が形成されており、前記単結晶体との界面に単結晶体を構成する元素又は前記金属膜を構成する元素を含む非晶質層が形成されて成ることを特徴とする異種材料複合体。
  2. 前記単結晶体は、Si,SiGe,GaAsのいずれかであることを特徴とする、請求項1に記載の異種材料複合体。
  3. 一方が多結晶体で他方が単結晶体である2種の材料が互いの面を接して接合されて成る複合体であって、前記多結晶体又は単結晶体の一方の接合面には金属の薄膜層が形成されており、他方の表面にはSi又はGeを主成分とする薄膜層が形成されており、前記金属膜と前記Si又はGeを主成分とする薄膜層の界面に、前記金属膜を構成する元素又はSi若しくはGeを含む非晶質層が形成されて成ることを特徴とする異種材料複合体。
  4. 前記金属膜はPt若しくはAuであり、前記多結晶体と前記金属膜の間にTiの膜を有することを特徴とする、請求項1又は2又は3に記載の異種材料複合体。
  5. 前記多結晶体および前記単結晶体の接合界面は、前記の多結晶体の接合面の表面の平均面粗さが1nm以上且つ5nm以下であり、前記単結晶体の接合面の表面の平均面粗さが0.01nm以上且つ2nm以下であることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の異種材料複合体。
  6. 前記多結晶体と前記単結晶体との界面に形成された前記非晶質層は、厚みが1nm以上15nm以下であることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の異種材料複合体。
  7. 前記多結晶体と前記単結晶体との界面に形成されたTiの層は、厚みが1nm以上80nm以下であることを特徴とする請求項4に記載の異種材料複合体。
  8. 前記多結晶体は主として酸化物から成ることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の異種材料複合体。
  9. 前記多結晶体は、電界が印加されることによって双極子の分極を誘発しそのために結晶の歪が発生する酸化物、磁界が印加された場合に磁化を発生する酸化物、あるいは磁界が印加された場合に磁化を発生する典型元素を構成元素の一つとする化合物のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の異種材料複合体。
  10. 前記単結晶体は、電界が印加されると結晶の歪が誘発される酸化物、加熱によって電気的な分極が誘発される酸化物、あるいは磁界が印加された場合に磁化を発生する酸化物のいずれであることを特徴とする請求項1又は3又は4又は5又は6に記載の異種材料複合体。
  11. 前記多結晶体の非接合面には電気的良導体の層または膜が形成されており、
    前記電気的良導体の層または膜が接合面の層と幾何学的空間を有する配置を形成することにより、電気容量を保持する受動素子が構成されていることを特徴とする請求項9に記載の異種材料複合体。
  12. 前記電気良導体の層または膜は、Cu、Ag、Au、Pt若しくはPt以外の貴金属元素から選ばれる少なくとも1種の元素を含むことを特徴とする請求項11に記載の異種材料複合体。
  13. 一方が多結晶体で他方が単結晶体である2種の材料が接合されて成る複合体の製造方法であって、
    多結晶体の接合面に金属の薄膜層を形成し、
    常温または300℃以下の加熱雰囲気の真空中で2種の材料に圧力を印加させることで加圧しながら接触させ、異種材料複合体を生成することを特徴とする異種材料複合体の製造方法。
  14. 前記単結晶又は金属膜の少なくともいずれか一方の接触面に、予めイオン照射を行うことにより清浄な表面を形成し、
    その後、大気にさらすことなく真空中で接合することを特徴とする請求項13に記載の異種材料複合体の製造方法。
  15. 前記多結晶体の接合面に真空中で金属の薄膜層を形成し、
    その後、大気に曝すことなく真空中で2種の材料を加圧しながら接触させ、異種材料複合体を生成することを特徴とする、請求項13又は14に記載の異種材料複合体の製造方法。
  16. 一方が多結晶体で他方が単結晶体である2種の材料が接合されて成る複合体の製造方法であって、
    前記多結晶体又は単結晶体の一方の接合面には金属の薄膜層を形成し、他方の表面にはSi又はGeを主成分とする薄膜層を形成し、
    常温または300℃以下の加熱雰囲気の真空中で、2種の材料に圧力を印加させることで加圧しながら接触させ、異種材料複合体を生成することを特徴とする異種材料複合体の製造方法。
  17. 金属膜又はSi若しくはGeを主成分とする膜の少なくともいずれか一方の接触面に、真空中で予めイオン照射を行うことにより清浄な表面を形成し、
    その後、大気にさらすことなく真空中で接合することを特徴とする請求項16に記載の異種材料複合体の製造方法。
  18. 前記多結晶体又は単結晶体のいずれか一方の接合面に真空中で金属の薄膜層を形成し、他方の表面にはSi又はGeを主成分とする薄膜層を形成し、
    その後、大気に曝すことなく真空中で2種の材料を加圧しながら接触させ、異種材料複合体を生成することを特徴とする、請求項16又は17に記載の異種材料複合体の製造方法。
  19. 前記の加圧力は、0.1MPa以上5MPa未満であることを特徴とする請求項13又は14又は15又は16又は17又は18に記載の異種材料複合体の製造方法。





























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